花・伊太利

日々の生活に関する備忘録です。

お愉しみはこれからだ

2006-06-23 22:37:50 | Sports
 W杯ドイツ大会で、日本はブラジルに4-1で敗れ、予選リーグ敗退となった。

 以下は勝手な想像である。
 広告会社か新聞社か、あるいは放送局か出版社か、どこでも良いがそういった会社の会議室であったとか、なかったとか。「今年度はワールドカップがあるから、上期の予算を前年比プラスにおこう」、「広告を集めやすいように、サッカー関連のコンテンツを充実させなきゃ」、「頑張れジーコ・ジャパンのキャンペーンを張って、ワールドカップ・ムードを盛り上げていこう」、てなやり取りがあり、連日ポジティブな情報が流されることになる。

 結果、「軽いぜ!予選突破」みたいな「行け行けドンドン」の雰囲気が巷に溢れることになり、期待がヒートアップし過ぎた。その意味では、今回の予選敗退は番狂わせでも何でもなく、想定の範囲内にある悪いほうのシナリオが現実となったものだろう。
 私は、過剰な期待を煽ったメディアを非難するつもりはない。私たち庶民にとって、ワールドカップは4年に一度のお祭りである。「たらればベスト4」の夢を見たっていいじゃないか。
 お祭りはまだ続く。日本の試合は見られなくても、愉しみようはある。大いに悔しがるもよし、気持ちを切り替えて南アフリカ大会に向けての展望を練るもよし、もちろん決勝トーナメントに進んだ精鋭たちの世界トップレベルのプレーはワクワクの愉しみだ。お祭りなのだから、今しばらくそれぞれの流儀でワールドカップを愉しんでは如何だろう。