新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

「0.1」の世界

2023年03月29日 | くらし
ポイント消化でメルカリで1袋(1g)1000円のサフランを購入、レターパックで届きました。市販の瓶入りに比べたら量が多い!

それに新鮮!水に濡れたら細い一本でも濃い色がでます。すぐに当ショップに「たっぷり入っていてビックリしました」とお礼のコメントを入れると、「大量に買い付けたばかりだったので0.1gほどですが、多めに入れさせて頂きました」とコメントが返ってきました。そうなんです、サフランは0.1gの世界なんです。
こんなやり取りがメルカリのいいところかも。

嬉しくなってまたパエリアを作りました。

サフランが新鮮なだけに色がきれいで、サフランの香りもしっかり出ています。サフランライスでも美味しそう。

以前、30センチのポットにサフランの球根を10個ほど植えましたが、やっと収穫した雌しべで作れたのがパエリヤ1回分にも足りないくらい。1個のサフランから2~3本の雌しべしか取れません。戸外で乾燥させていたら、風が吹いてペーパーごと飛びました。花も紫色でさほどきれいでないし、サフランは買うのが一番。

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ネモフィラも太陽が好き!

2023年03月27日 | ガーデニング
雨が続いてネモフィラが横に広がり花もしぼんでいましたが、今日の太陽で茎は上を向き、花びらもピンと開きました。
ネモフィラは特に雨が苦手で、目が当てられないほどのたうち回っていました。

花茎が伸びすぎているのは、肥料が多すぎたのかも。
花が咲く前は、まるで野菜のように成長しました。

こちらは植木鉢のネモフィラです。

となりのサクラソウはそろそろ終わりがけです。

これも植木鉢に植えたもの。

昨年はこの場所のネモフィラが一番きれいでしたが・・・。

丼ほどの小さなポットのネモフィラも可憐に咲きました。

種から育てたネモフィラですが、「肥料を足さなくでも1年間持ちます」という培養土に移植したら、野菜みたいに伸びすぎました。肥料過多かな。

ネモフィラの苗は結構強くて、適当に地植えにしてもしっかり育ちます。寧ろその方がバランスよく育つようです。


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名前が美しい「美しすぎるオムライス」

2023年03月26日 | 食・レシピ
「美しすぎるオムライス」の名前が心を惹きます。目で食べる・・・!

あさイチの「美しすぎるオムライス」です。材料を見ただけで手間がかかるのはわかりましたが、一度はこんな風なのを目指してみようかな・・・。下記が作り方です。
材料を計るのが面倒。でも、今回は丁寧に準備しました。

①ソースを作る。②チキンライスのタネを作る。③チキンライスを作る。④ふわふわ卵を焼く。
これだけでかなりの時間を使い、たとえ美しくできても来客には向かない・・・な。
ということで、作りましたが、出来上がったときにはテンションは急降下・・。

やはり卵はクセモノ。秒単位で変化します。焦げてしまいました。
見た目はいつもと変わりないオムライスになりました(-""-;)
まぁ、私には無理であることがわかりました。

それでもチキンライスの作り方はとても参考になり、これは今日の昼ご飯に役に立ちました。
タネを先に作っておき冷蔵庫で寝かせておきます。
それをフライパンで15秒温め、フライパンを揺すりながら温かいご飯を混ぜていくのです。そんな技術は私には無理。それでもタネの使い方は役に立ちました。

寒の戻りと思うほど雨上がりで気温が下がっています。せっかくの数年ぶりの「桜まつり」なのに。

手前は今日作った関東風。向こうが冷凍していた関西風です。




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安部龍太郎『ふりさけ見れば』日経新聞小説その⑩ 2月12日~2月28日(最終回)

2023年03月25日 | 本・新聞小説

安禄山の乱の唐から、舞台は日本に移ります。
唐から帰国して10年。70歳になった真備は「雑草抜き」のために博多から都に向かう船上にいます。「雑草」とは朝廷での主導権を確保しようと暗躍する藤原仲麻呂のことで、この状況を苦慮していた孝謙上皇と藤原豊成が真備を支援します。
帝から恵美押勝と名前を賜っていた藤原仲麻呂ですが、真備たちの綿密な策により官位剥奪と所領を没収され次第に追いつめられていきます。

こうした真備たちの奮闘の最中に躍り出て生きたのが道鏡です。真備は、孝謙上皇の本意が押勝を追いやり、道鏡を取り立てて朝廷の中枢に置くことだったと気づきます。
真備は孝謙上皇に、仏法と政は分けて考えるべきと進言します。しかし上皇は重祚して女帝・称徳天皇になり、道鏡を太政大臣禅師に任じて自分の信念を貫きます。

真備も右大臣として信頼されますが、女帝の道鏡への傾倒は止み難く「法王」の位まで授けます。しかし、この後、増長した道鏡は宇佐八幡神託事件を引き起こすことになります。「道鏡を皇位に付けよ」という神託です。

和気清麻呂が神託の虚偽を称徳天皇に上申したり、老齢の女帝は次第に道鏡から心が離れ、重い病を患い間もなく崩御します。
しかし病床にあった中でも称徳天皇と真備は連絡を取り合い、しっかりと後継者を決めていました。天智天皇の孫にあたる白壁王です。

壬申の乱以来100年続いた「天武派」対「天智派」の争いを終わらせ、皇統を「天智派」に返す決断をしたのです。
真備は請われて右大臣のまま新帝・光仁天皇を支えます。すでに76歳でした。

この頃、真備の唐での妻・春燕(貿易商)と、阿部仲麻呂の第二婦人・玉齢(楊貴妃の姉)が真備を訪ねてきます。

手広く貿易をおこなう春燕に伴われて、玉齢は自分の「役割」を果たすために日本に来たのです。

玉齢から聞かされたのは、安禄山の乱が鎮圧された後、仲麻呂は玄宗の子の新帝に使えたこと、安南都護として遭難した遣唐使船の仲間を救い出したこと、そして仲麻呂が他界したことでした。
この時真備に手渡されたのが、玉齢が仲麻呂に託された巻物『魏略第38巻』でした。安禄山の乱の最中に偶然発見された史書です。
この史書を得るためにだけ仲麻呂は何十年も唐に残り奮闘したのです。やっと手に入れたものの帰国の遣唐使船の中でそれが偽物であることを知ります。そして今、本物が真備の目の前にある・・・。真備は混乱します。

国書をめぐる日本と唐の対立は、仲麻呂の尽力で既に解決しています。日本は今、律令体制を築きつつあり、必要なのは天皇に対する信仰であり、この巻物から知る歴史的真実ではないのです。
しかし破棄するにはわけにはいきません。真備の学者としての良心が歴史の真実を闇に葬ることを許しません。結局は朝家の秘府で管理してもらうことにしました。

この『魏略第38巻』がその後どうなったのかわかりません。ただ朝家には楊貴妃に対する信仰が長く受け継がれたようで、皇室の菩提寺である京都の泉湧寺には今も楊貴妃が祭られている、というところで終わりました。

1年半に及ぶこの小説の中で、常に見え隠れしていた『魏略第38巻』の着地点が示されてほっとしました。

現在、辻原登『陥穽(かんせい)』が始まりました。陸奥宗光の青春を描くのだそうです。陷穽とは、落とし穴とか、人を陥れるはかりごとの意味があります。
今、紀伊藩と宗光の父親・伊達宗広と家族の部分ですが、父親だけを主人公にしても小説になるような人です。
辻原登。読んだ作品ははすべて好きになるような作家です。




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ロス・・・

2023年03月24日 | くらし
世界一をもぎ取ったWBC、短かったけど濃密な時間でした。
ダルビッシュ選手が、帰国の途につくバスの選手に手を振って見送る・・・。WBCは確実に終わったと実感する場面でした。
全試合をテレビの前で釘付けになったので、やはり寂しさは募ります。

ダルビッシュ選手も大谷選手も、日本人の選手と同じ空気を吸い、母国語で言葉を交わし、母国の土の上で心を解放して、目標の優勝に向かった時間だったのではないでしょうか。
ダルビッシュ選手の「終わってしまうのが寂しい」という感慨を込めた言葉に、やはり日本人の魂を見た思いです。楽しいチームだったのが伺い知れました。

試合は終わっても、各局のチャンネルを行ったり来たりしながら、解説や人間味溢れるエピソードを飽きることなく見ています。しばらくはWBCを引きずります。
シニアの心をイキイキさせてくれ、活力を与えてくれたWBCでした。

☕️ 🍰 ☕️ 🍰 ☕️ 🍰
毎朝ヨーグルトが必要な我が家では4日置きに「R-1 」で900mlのヨーグルトを作ります。たっぷり残っているときはヨーグルトケーキを焼きます。

450mlのヨーグルトをペーパーで250mlになるまで濾して、砂糖、卵、小麦粉を混ぜて焼きます。
酸味の強い味も、WBCに勝った後だから爽快です。



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最後まであきらめない・・・

2023年03月21日 | くらし
9回裏のあのシーン。「夢ではないよね」と何度も思い返しています。8回に2点入れられ3対5と勝ち越され、素人の私は心の奥でもう無理かもと諦めていました。さすがプロは最後まで欠けるところのない闘志を燃やすのですね。その持続力を切らさないところがプロなのですね。
WBCのお陰で夫までが生き生きと!活性剤になっています。

メルカリから一保堂の若柳(番茶)が届きました。福岡ではあまり番茶は見かけませんが、その番茶が100g1120円(送料込み)という価格に意味がありそうで購入してみました。
大さじ2杯、お湯100℃、240ml、30秒という、気を遣わない淹れ方ができるのがいいですねぇ。
爽やかでスッキリと軽い!穏やかでごくごく飲めて、鹿児島のローカルな黒糖の「げたんは」と相性抜群でした。番茶のイメージを覆しました。
10回分だから少々高いかな。でもリピーターになりそうです。







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メルカリデビュー

2023年03月19日 | くらし
メルカリ、メルカリ、メルカリ、頻繁に聞くこの単語は自分とは別世界と思っていました。
ところが同世代のブロ友・花水木さんがメルカリに挑戦したこと、それにかかる経費のことも書かれていました。
私でもやれるかも、やってみようかな・・・。もう夜の11時だったけど、立ったままの姿勢でお試しのつもりでアプリをインストールしたら、「次へ」「次へ」と進んでいきます。
これなら、と勇気をもって出品したい物の写真を6枚ほど選んで、価格を設定して、そして最後のボタンを「えいっ!」と押しました。
すると押したと思う間もなく直ぐ「購入された」という文字が飛び込んできました。よくぞ売れたものです。というよりは黒田藩に興味を持つ人がいたのを嬉しく思いました。真夜中23時23分に契約終了です。「え~っ?」となかなか信じられない気持ちでした。

この商品というのが古文書の世界の1.7kgもある黒田藩の分限帳で、要するにマイナーな本なのです。定価23000円。

勢い込んで買った本ですが、あまり使うチャンスがなくて邪魔になっていました。

全国展開の古本屋の店頭で、スマホで撮ったISBNの写真を見せて買い取り価格を聞くとなんと600円。間違いではないか聞き直すほどでショック!

近くの大学に寄付できたらと思いましたが、メールで写真を添付して送信しても、この時節だから警戒されて無視されるかも・・・。ちょうどそのときに花水木さんのブログに「遭遇」したわけです。

価格設定につい欲が出ましたが、定価のことは考えず5600円で設定したのがよかったのかも知れません。
販売手数料が10%、送料が850円、銀行振込料が差し引かれます。この世の中は持ちつ持たれつ、うまい具合に回っているのですね。

dポイントがメルカリと結び付いていて、今月末に3000ポイントが期限切れになることがわかりました。それにメルカリからの登録2000ポイントと合わせれば5000ポイントになります。
今度は「買う」側に回り、焙煎コーヒーやマリーゴールドのゴム手袋などでポイント消化。ラッキーでした。

それに2ヶ月ほど更新のなかった方のブログが3月に更新されており、元気な姿で戻ってこられてとても嬉しく、元気が出ました。いい日でした。


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実生ゆずと生醤油でつくった「ゆずぽんず」

2023年03月18日 | 減塩生活
角館の安藤醸造の商品です。ここの寒こうじが美味しかったとお礼を言ったら、寒こうじ、だし醤油、味噌、ゆずぽんず、ごまだれ、いぶりがっこが入った10kgの段ボールが届きました。

この「ゆずぽんず」は説明に『種から育てて18年以上かかって実をつける「実生ゆず」。幻のゆずとも呼ばれるこの実生ゆずと、成分無調整の本醸造丸大豆仕込みの「生醤油」が出合い、これまでにない風味豊かな「ゆずぽんず」が生まれました。』とあります。
360mlで950円は高い!普段はスーパーの棚の減塩ゆずぽん酢なので、ちょっとリッチな気分を味わっています。

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仕切り直し

2023年03月18日 | 食・レシピ
二人の誕生日の祝いの食事をレストランでしたのが数日前。しかし当日になれば落ち着かないもので、手作りでお祝いの仕切り直しです。

スーパーでムール貝の冷凍が目につき、パエリアのために買っておきました。
今回はいつもと違う作り方でサントリーレシピを参考にしたら、こちらの方が断然美味しくでき上がりました。
米はパラパラに仕上げるのが基本のようですが、魚沼産のこしひかりを使ったら抜群に美味しく、何もアルデンテを気にしなくても日本人の舌を尊重すればいいのだと二人で結論を出しました。

エビの頭がもったいないので、それをダシにして、スープを作りました。

少し鶏ガラスープの素を足し、生臭さを消すためニンニク、トマト、ワインを入れたらコクのある味になりましたが、色の汚ないスープ·····です(^^;)))




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春にんじんのラぺを使って「豚肩ロースのクリーム煮」

2023年03月17日 | 食・レシピ
あさイチレシピから(3月17日)
春のにんじんは透明感を感じて爽やか。そのにんじんをラぺにして、焼いた豚肩ロースの上に乗せて、白ワインと生クリームで煮詰めたものです。
★にんじんラぺの作り方★
①にんじん2本を細くスライスする。
①(レモン汁大さじ1と1/2、塩小さじ1/2、こしょう少々、サラダ油大さじ3)を乳化させる。
③にんじんを和えて冷蔵庫で1時間馴染ませる。

クリーム煮もラぺも下記をクリックすれば訓しく見られます。
豚肉にふった塩、にんじんラぺのレモン味、白ワイン、生クリームだけで奥ゆかしい味になります。スープが黄色いのはニンジンから出た色。
塩分少な目のこの味が気に入って応用できそうです。

ほうれん草の白和えがいつも残ります。翌日はそれを卵に混ぜて焼けば和風オムレツ???夏場には白和えは痛むでしょう。

白和えに味がついているので、ただ卵と混ぜて焼けばいいのです。とても美味しかった!
★新玉ねぎ料理。
玉葱4個はレンジ600Wで7分。中をくり貫く。取り除いた分は刻んでハンバーグの種に混ぜ、くりぬいた部分に押し込みます。味付けはひたひたの水にケチャップ大さじ2と固形スープの素コトコト30分煮ます。
玉葱も肉も柔らかでまた作りたい季節のメニューです。
新玉ねぎ料理は今でしょ!!!


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まとめて誕生日のお祝い

2023年03月16日 | くらし
鎮静化に向かうコロナと春の陽気に夫も腰を上げました。今日は久しぶりに二人の誕生祝いと古びた結婚記念日をお祝いしてきました。

今の住居に引っ越すまではよく利用していたレストランをひょんなことから思い出したのです。あれから数十年経ち内装も変わっていました。何度かの世界的、国内的な経済危機も乗りきって、凛とした静かなたたずまいがありました。
南斜面に広がる住宅街の若返りと人口増加がお店を支えたのでしょう。客層を見て、私が密かに名づけたのが「シロガネーゼ」ならぬ「⚪⚪⚪カーゼ」(((^_^;)

新玉ねぎのムースに大満足の夫です。これは絶対に真似て作ってみよう!
クレソンのポタージュ。季節感いっぱいのクレソンがおしゃれなポタージュにもなるのです。

牛フィレ肉のポアレは3種のソースで。付け合わせの野菜の盛り付けの細やかさは和風。脇役だからこそ丁寧に····、に心を踊らせます。
外で飲むワインの美味しさは、雰囲気が味の質をあげています。

デザートはワインのチーズケーキです。
ヨーロッパのレストランではみられないテーブルのゆとりのある間隔、ほっとします。
この店を思い出してよかったねと満足でした。





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こんな日は。「さくら餅日和」

2023年03月15日 | くらし
毎月の歯科でのチェック。昨年コロナ中で怠けていて、詰めたところの根っこが虫食いになっていました。「コロナだからと来ないでいると、後で大変なことになっている人が多いです。毎月来てください。厳しくチェックします」といわれて、以来真面目に通っています。
今日も「奥まで歯ブラシがよく届いています。この歳でこれだけの歯が残っている人は少ないですよ」と喜びそうなフォローがあり、20分で終了しました。

薄手のコートも途中から脱いでしまうほどのポカポカ日和でした。みんなマスクから逃れられない・・・。この自己判断も、しばらくは用心深く続くでしょう。

穏やかなこんな日はさくら餅を作ろう!材料は揃えています。
道明寺粉を30分お湯につけ、30分間蒸して、マッシャーで少し潰して使います。
10個の道明寺さくら餅ができました。桜の葉の香りがいっぱいで、もっちり感、春ですねぇ。
ヒッチコックの「めまい」の録画を見ながら、ブログを書きながら、桜餅を作りながら行ったり来たり。
キム・ノバク、美しいですねぇ。ジェームス・スチュアートは足を骨折、「裏窓」でも足を骨折してましたねぇ。コミカルな役柄が人気の元かな。

庭のアーモンドの花も満開です。

花が大振りで、卵大の実がなりますが、その実の処理しかたがわかりません。


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安部龍太郎『ふりさけ見れば』日経新聞小説その⑨ 2月1日~2月11日

2023年03月11日 | 本・新聞小説

長安に攻めてくる安禄山から逃れて蜀に向かうために、未明に宮城の門を出た一行は、玄宗、楊貴妃と姉たち、皇太子をはじめ皇子たち、楊国忠、高力士など宦官と阿部仲麻呂たち。その後ろには宝物を入れた荷車が20両、そのあとに陳玄礼が率いる3000の龍武軍が警固して従います。

昼、長安から20数キロの所にある離宮に着いたときは県令は逃げ出し、財物も持ち去られて食事もままならない旅になりました。食にありつけるのは玄宗の周辺ばかりで、将兵は飢えと渇きに苦しめられ次第に不満が募っていきます。
ここから更に西に13キロ進んだ馬嵬駅に着いたとき、玄宗の警固のをめぐり、楊国忠と陳玄礼の間にいさかいが起こります。いらだつ配下の将を力で押さえつけようとした楊国忠は、一瞬にして一兵士に一刀の下に首を切り落とされます。そしてその一族も。

陳玄礼ら龍武軍は、楊国忠の一門として楊貴妃にも責任があるとして貴妃の断罪を要求します。玄宗が応じなければ配下の将兵は納得せず玄宗の敵となって攻めかかるでしょう。朝家をとるか楊貴妃をとるか・・・。苦悩の玄宗は、皇帝の責任として楊貴妃に死を命じました。覚悟していた楊貴妃は恨み言も発せず化粧をして身支度を終えると、まるで静かな儀式であるかのごとく高力士によって絞殺されました。
陳玄礼は玄宗が決断してくれたことに感極まって、これで配下の将兵を従わせることができる、非常の要求をした責任は死をもってあがなうと言いますが、皇帝として玄宗は兵の苦労をいたわり、役目に励むように申し付けました。

ここに及んで、仲麻呂の案で、皇太子(李亨)に皇位を譲り、そこで軍勢を立て直し長安を奪還することを勧めます。翌日2000の兵と名馬を与えられた皇太子は北の霊武に向かい、玄宗は僅かな手勢と共に西の蜀に向かいます。

仲麻呂はこの時に、離別後自死したと思っていた元妻の若晴と劇的な再会をします。二人の心を知っている妻・玉鈴は若晴を温かく迎え、自分は真備の妻・春燕に従って潔く去っていきました。
この争いで散乱した宝物の中に、仲麻呂は『魏略』を見つけその中の「第38巻」だけを真備の妻・春燕に託し真備に届けるように頼みます。
若晴は玄宗の侍医として仲麻呂と共に玄宗に従いました。仲麻呂56歳、若晴54歳でした。ここでこの小説での仲麻呂の登場は終わっています。まだ後日譚には事欠かないと思うのですが。

仲麻呂の帰国に際し玄宗から送られた「第38巻」が、海路の途中で偽物とわかりますが、その巻物も嵐の遭難と共に消えます。
この馬嵬駅での争いの最中に、偶然にも本物の「第38巻」を入手したことがこの小説の中では重要なポイントです。
この後は舞台は日本に移り、真備は藤原氏の勢力に対抗していきます。


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ペッパーミルパフォーマンス

2023年03月10日 | スポーツ
WBC第一戦が終わりました。終わってみれば8対1の大勝利です。前半もう少し楽々点数が入ると思っていましたが、途中重たいゲームになりはらはら。

4回の大谷選手の2塁打で2点追加すると3対0になり、大いに盛り上がりました。大谷選手の両手を高くあげでのペッパーミルパフォーマンスが出ましたぁー。(画像はネットからお借りしました)
ベンチでもヒットが出るたびに選手たちが立ち上がってペッパーミルパフォーマンス。WBCの練習試合の時から見られるようになったパフォーマンスです。
何でもないペッーパーミル。そのパフォーマンスをチーム全体ですることで「共に粘り強く全力で戦おう」という意味があるそうです。
このパフォーマンスを持ち込んだのはヌートバー選手で、強化試合で大谷選手がホームランを打つ度にコショウを挽く動きをしたために、これが話題になり広まったそうです。今では観客席でもギリギリギリ。このパフォーマンスの多さが勝利に結びつきそうです。

二人目に登板した戸郷投手がホームランを打たれ2点差に詰め寄られます。満塁でホームランが出れば逆転のピンチの場面も。しかし粘りながらの好投で3イニングを1失点でよくしのぎました。さすがWBC、見ごたえのある試合運びでした。


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あさイチからの「鶏肉と新玉ねぎのほったらかし煮」

2023年03月09日 | 減塩生活
今朝のあさイチからのレシピです。
レモン薄切り5枚の即席塩レモンに鶏手羽元を入れてもみ込みます。鍋に新玉ねぎを入れて、その上に鶏肉を乗せます。あとは放ったらかしで中火で30分。詳しくは下記を見て下さい。

「キャベツのホットサラダ」も、レンジで柔らかくしたキャベツを塩レモンでもみ込んだもの。シャキシャキのキャベツが春!です。
上記URLのページの下の方に作り方があります。

うっかり玉葱を薄切りにしてしまいました。2つ切りでした。


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