新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

思いがけず・・・

2008年05月20日 | くらし

031_2十数年前に、かわいい 赤い実を期待して植えた2本のさくらんぼの木。さして収穫もないのにやっと色づいた実は先に鳥に食べられてしまうありさまでした。花も葉も美しくないので、数年前に1本は根こそぎ抜いて、もう1本は枝を切り落として幹だけにしていました。

ところが、庭木の手入れ中にふと気がつくと、真っ赤な実がなっていたのです。花が咲いたことすら気づきませんでした。こんな赤い実を鳥は気がつかなかったのでしょうか。そういえばこの春先、一時ほど鳥の姿を見ないような気がしていたのです。

近所でも、今年は鈴なりのサクランボをよく見かけました。毎年サクランボの木の上から大きなネットを張って鳥から防御するお宅も、今年はネットが掛けてありませんでした。やはり鳥が少なくなったのでしょうか。収穫はできても、それはそれで気になります。

Hamanasu_2今年我が家の庭から消滅したもの。それは大切に育てていたハマナスです。寒さには強いはずなのに、猛暑の南国の夏に耐えられなかったのでしょうか。

それは、5年前に網走から買って帰った苗でした。開花を期待してはいませんでしたが、大切に育て3年目と4年目に美しい花を咲かせて私を感激させてくれました。写真は、今は幻となってしまった昨年のハマナスです。

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母の日

2008年05月12日 | くらし

034我が家に今の時期だけ飾られるロイヤルコペンハーゲンのマザーズディプレート。頂き物ですが、プレートの年号から見れば28年前ということになります。

マザーズディプレートは、1907年頃からアメリカで母の日に向けて毎年作られるようになったとか。母の日は世界的には5月11日ですが、日本と同じくデンマークが5月の第2日曜日だそうです。

母の日に、息子から神戸のお菓子が送ってきました。たぶん今日本にはいないからこの日に照準を合わせて注文していったのでしょう。出張前の忙しさはよくわかっているので、そんななかで気を遣ってくれてやはり嬉しく思いました。(心の半分は、そんなに無理をさせて申し訳ないという母の日の母心もあります。)

母の日らしいラッピングでもなく、カードもないけれど、配達伝票の配達指定日を見てその気持ちがよく伝わってきました。

そういえば昨年も、母の日ぴったりに、レーニアカーフのブックカバーが送られてきました。ステイショナリーは、机の上だけの世界ですが、質のいいものを持つとそれだけで心が豊かになります。使い込むほどにさらっとしたソフト感が増すようで大切に使っています。

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小さな怪我の大きい功名

2008年05月08日 | 国内旅行記

初孫の初節句のために大分に行きました。新家族3人でのスタートは大丈夫かしら・・・と、母親は娘と自分の若いころを重ね合わせて、いつになっても気が休まりません。

022 025_2 1泊の予定でしたが、JRの帰りの指定席がとれず、仕方がないから別府にある会社の保養所でもう1泊して、連休の混雑を避けることにしました。

この保養所は評判が高かっただけに、一度は行きたいと思っていたところです。

スペイン風の外観はお洒落で、エントランスから見えるパティオの噴水と回廊はアルハンブラ宮殿を彷彿とさせました。インテリアや調度品もスペイン風で、ロビーに入った途端にその雰囲気が気にいりました。

大浴場のほか、温水プールもキッズプールもアスレチックルームもあり、さすが保養所です。

009_2さらに感激だったのは夕食の献立。新鮮な海の物山の物を使って次から次に出てくる15品の料理は、料理長の技とプライドがにじみ出ていました。

「お献立」の天然ヒラメ、車エビ、なごり河豚、地ダコ、安心院(アジム)米、わらび、筍・・などの文字が心をくすぐります。献立表を持ち帰りその余韻を楽しむことにしました。そういえばネットの口コミにもここの料理は豪華版とありました。

安心院のワインを飲みながら、ここの料理を食べるためにリピーターになることをすぐに確信!保養所だから驚くほど料金は安いのです。ついつい費用対効果を思い浮かべて満足満足!

024明治初期の別府市内の温泉場の案内図「豊後国速見郡温泉場乃図」やグレゴリオ聖歌の譜面などめずらしい物も展示されています。

別府の湯につかりながら、JRの指定席が取れなかったことがこんな素敵なチャンスにつながったことに感謝です!

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黄緑色の花

2008年05月01日 | ガーデニング

Gyoikouzakura_2緑色の花弁を持つ花には、なぜか心惹かれます。

黄緑色の桜、御衣黄桜の開花を楽しみにしていましたが、ちょうどその時期に留守をしてしまいました。

ソメイヨシノの華やかな花見が終って葉桜になる頃に、喧噪が収まるのを待っていたかのようにおもむろに開花します。

20日に公園に行った時は、すでに花弁の真ん中がほんのりさくら色に変色しているところでした。最後には全部さくら色に染まってしまいます。

でも黄緑色の花の名残はあり、周囲の桜が葉桜になってしまったなかで、決してあでやかではないけれど品よく自己主張しています。

021 クリスマスローズも白、クリーム、黄緑とありますが、最終的にはなぜか黄緑色に変化してしまします。花弁のように見えるのは実はガクだそうです。

1月に咲き始めて、どんどん花茎をのばし花を増やし、1本の茎に4,5個の花をつけます。

この季節になると花びらが少し固くなり、やはりもともとはガクなんだということを実感します。でも大好きな花です。今年は数えきれないくらいの花をつけました。

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