新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

オクラ雑感

2006年08月27日 | くらし

0820niwa_006_1 6月に友人にもらったオクラの種。警告されていたナメクジの被害に合うこともなく、初めての開花です!一重の花びらは楚々として品があり、野菜の花はなんと美しいのだろうと感動ひとしきり。0826 収穫は日に2~3本ですが、大切に4等分して串焼きに。

ロンドン在住のおちゃママさんのブログ「おちゃすけのいる風景」に行ったら、時を同じくして、オクラの収穫の写真が出ていてビックリ!まさかロンドンにあるとは思いませんでした。

ロンドンの彼女の食卓には、日本にいる私よりも丁寧な日本食が並ぶのです。材料を手に入れるのに、相当努力しているのだろうと推察しています。

和、洋、中華、はては洋菓子、和菓子と何でもこなす彼女ですが、以前紹介した『とりハム』も、ここのブログからの逆輸入でした。向こうでも日本食を広めて欲しいなと思っています。

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ゴーヤー その後

2006年08月21日 | 食・レシピ

0820niwa_002 ゴーヤーの苗を植えてから3ヶ月。梅雨を越してから、葉の繁り具合はその密度を増していき、すっかり緑のカーテンらしくなりました。遮光、遮熱でもかなりの効果があります。

情報によると2m幅だったら、ゴーヤーはたったの2本で充分だとか。私の場合の10本は植えすぎとのことです。

0820niwa_004毎日楽しい収穫があり、採り残しは赤く色づいて汚くはじけてしまいます。

おいしい料理法をゲット。はなまるマーケットよりのレシピで「ゴーヤーのみそマヨあえ」です。

<材料>ゴーヤー…1本  マヨネーズ…大さじ2  すりごま…大さじ4  砂糖…大さじ2  みそ…大さじ2

<作り方>ゴーヤーは3mmの薄切り。塩小さじ1/2をふり5分置く。熱湯で20秒湯がき冷水にとる。ボールに調味料をまぜ、ゴーヤーを入れて和える。

調味料のマヨネーズとたっぷりのすりゴマが、旨味とコクをだしてとてもおいしいオススメの一品です。

カツオ節・昆布・みそなどの「うまみ成分」や油脂と組み合わせることが、ゴーヤーの苦味を包み込む「マスキング効果」を出すそうです。

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吉村作治の早大エジプト発掘40年展

2006年08月04日 | 美術館&博物館

Egypt 吉村作治氏率いる早大古代エジプト調査隊の40年の努力と根気の集大成が、今、福岡市博物館で開催されています。

この調査隊の素晴らしいところは、発掘品はすべてエジプト国内にとどめおき、保存・研究を行う方途を確立させたことです。物に執着しない、いかにも研究を楽しむ氏の人柄がよくでていると思います。

今回は、エジプト政府の早大調査隊に対する信頼により、特別に借り受けて公開されたものとか。

Egypt22005年1月5日に、早大調査隊がダハシュール北遺跡で発見した「セヌウのミイラマスク」は圧巻です。洗練されたデザインと色彩はとても3800年前のものとは思えません。未盗掘の完全な形で発見された事例としては、最古級だそうです。映像でその発掘の解説があり、その瞬間の感動をともに味わうことができます。福岡で世界初公開。ほかに初公開品だけでも、ツタンカーメン王と王妃の指輪、ウジャトの指輪など30点ほどあるとか。

調査隊が使うテントや、調査のためのハイテクの機器も展示され、現地での調査がイメージでき興味深く見ることができます。

0805yosimura_008 ちょうどトークショーにぶつかり、例の超辛口の軽快なトークが面白くて本を買ったら、サインつきでした。タイトルは『ミイラ発見!! 私のエジプト発掘物語』です。

 

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横山大観展

2006年08月03日 | 福岡市美術館

Taikan 今、福岡市美術館で、「横山大観展」が開催されています。9月3日まで。印刷物でよく見る大作ぞろいで、多くの作品に展示期間の限定があります。これだけの大作が一堂に会する機会は、めったにありません。暑さにもかかわらず連日大勢の入場者で、会場も活気があります。

大観の出世作『無我』(東京国立博物館蔵)が6日までの展示のために、早速出かけました。足立美術館にも同名の絵がありますが、今回の童の表情の方が素晴らしいと思いました。

心に残った絵は、墨の濃淡だけで四季の山を描いた『山四趣』です。春の明るさ、夏山の木々の深さ、少し紅葉しかかった秋の山、墨で描いた見事な雪山。線を一切省いた朦朧体と呼ばれる画風で、そのどれにも大気が見事に表現されています。華やかな色彩の日本画もよかったけど、墨絵には日本の精神性が込められているようで素晴らしいものでした。大倉集古館蔵ですが、さすがいいものを持っていると思います。

山あいに小さく描き込まれた鳥の群れ。小筆の先で三点ぐらいの表現なのに、宙に舞う鳥の姿が実によく描かれて、まるで空を仰いで鳥の群れを見ているような錯覚を起こしました。天才の素晴らしさは、こんな小さいところにもさりげなく出るのでしょうか。

展示予定表をつぶさに見て、また出かけるつもりです。

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