新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

くやしい失敗、間抜けな失敗

2022年05月30日 | くらし
ぎっしり実った枝豆をイメージして、素人には価格の高い苗が向いていると300円の苗を1本植えました。皮算用に胸が膨らみ楽しい夢を見ながら。
しばらくたつと枝が3つに別れ、その先端が支えを求めてゆらゆらゆらゆら。枝豆ってつる性だっけ・・・と思いながら3本の支柱を立ててやりました。支えを得て朝顔みたいにぐんぐん延びていきます。

素人目にも何かおかしい・・・。「つる」と「枝豆」で検索をかけると、なんと一番良くない育て方をしていました。本来は無いつるが出てくるのを「つるボケ」というそうな。
肥料過多で土壌の窒素分が過剰になり、枝にばかり栄養がいき実がならない・・、そういう場合は引っこ抜くと出ています。
別のコメントでは、3カ月放っていたら土壌の栄養分が抜けたのか花が咲き実ったということも。
それなら放っておこう! 素直に延びているのを処分はできません。つるの先を切って延びないようにしました。忍耐の実験開始です。
  
この煉瓦のスペースは昨年まではゴーヤーの定位置でした。高さ3mのネット張りと毎朝の水やりの大変さを思い15年目でストップを決断。その代わりに植えたのが枝豆でした。ほんの少しでも実がなることを願っています。茄子のほうは大丈夫かなぁ・・・。
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この日は失敗の続きが。茶碗蒸しをオーブンで蒸すべくスイッチオン。あれっ、まな板の上に椎茸が残って入れ忘れです。
今ならまだ間に合うと天板を前に引き出して椎茸を足そうとしたら、天板がぐらりと傾いて卵液がほとんどこぼれ、無様に床まで汚してしまいました。レンジと床の後始末をしながらテンションが急降下。
さて、茶碗蒸しの中止か続行か。結局、具材が茶碗の底に残っていたので、卵液だけ初めから作り直すことにしました。

ケチがついた茶碗蒸しは気分的に美味しくはありません。いや~な一日でした。



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澤田瞳子『満つる月の如し 仏師・定朝』と 24年NHK大河「光る君へ」

2022年05月29日 | 本・新聞小説
友達から回ってきた本で、ベッドで仰向けになって読むには重量的にアウト。2013年新田次郎文学賞受賞。中身もずしりと密度が濃いので座位でメモをとりながら読まないと混乱します。

定朝は平安期を代表する仏師、平等院鳳凰堂の国宝阿弥陀如来像は彼の手になるもの・・・ぐらいの知識しか持ちませんでした。定朝が製作したほとんどは火災や戦乱で失われたと言うのに、この本の分厚さにストーリーがどう進んでいくのか想像がつきませんでした。

定朝と貴族の交流、貴族たちの勢力争い、それも皇室にどう食いこんでいくかの人物相関図の複雑さ、仏像の文学的表現、弘徽殿の彰子と女房たちの華麗な交友関係、平安の館や乗り物の具体的描写、下層民の暮らし・・・と資料の読み込みが半端でないところに著者の意気込みを感じます。
メインの登場人物が全部実在の人物です。架空の人物を登場させてストーリーを面白く展開させる…という常套手段でなく、実在です。
登場人物の多さと複雑さから、メモや相関図を作りながらでないと話の筋が頭に入ってきません。

折から、24年NHK大河ドラマ「光る君へ」の発表がありました。紫式部が主人公なら道長や彰子を中心とした貴族の世、この本と同じ背景になります。
果たしてこの絵巻のような平安貴族の話に、男性の視聴者を得ることが出きるのだろうか・・・、とふと思ってしまいました。

当時の貴族層において『恋愛を謳歌し、その感情を歌や物語に托して憚らない時世だけに、後宮の風紀の乱れはことに著しかった』のはかなり想定外でした。
ここを抑えておけばかなり面白く見られるはずと、殴り書きのメモを見やすく書き直しておきました。

それにしても道長の手腕が凄い。4人の娘を中宮や夫人に。娘の生んだ孫が3代にわたって天皇になると外祖父として権勢をふるいます。しかし満月はいつかは欠けるものです。
この本のタイトル「満つるが如し」が道長の野望が満月に達したことかと思っていたら違っていました。まぁ、そのことも暗に含んでいるのかもしれませんが。

阿弥陀如来像を見た養子・覚助が『吸い込まれそうなほど深い慈しみを湛えた眼差し、微風に翻るかと見まごう軽やかな衲衣・・・まるで、満つる月が如き尊容でございますな』とつぶやいた言葉からとったもののようです。
定朝が望んだ仏像も『地の底から静かに湧き出る泉にも似た静謐さ、身の内に充満した穏やかな生命の息吹の如く、やさしく繊細な丸み・・・・満月のごとく作らねばならぬ』ものでした。

澤田瞳子さんの本は『若冲』に続き、これが2冊目でした。

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お昼ごはんはしらす丼。ご飯が100gだと、丼はあっと言う間に終わってしまいます。
「まだ入るよ。何かデザートないの?」
「梅ヶ枝餅ならあるけど」
「おぉ、ベストだな」
薄皮の太宰府の梅ヶ枝餅はいつ食べても嫌みがありません。

コロナでさっぱりの太宰府は梅ヶ枝餅が売れずに、冷凍品として市中に出回るようになりました。
お陰でと言うと語弊がありますが、太宰府まで行かなくても、いつでも食べられるようになりました。


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配車アプリ・・・キャンセル料の返金

2022年05月26日 | くらし
パソコンとタブレットがあるのでスマホの必要はないと頑固にガラケーに固執する夫。だからタクシーアプリで配車の手配をするのは私の役目です。
自宅に呼ぶ場合は問題ありませんが、「出先」から自宅への配車で「出先」でのマッチングがうまくいくかがネックです。そんなときの為に自動的にドライバーさんと夫は携帯が繋がるようなシステムになってます。

数日前、クリニックの前でタクシーを拾うはずだったのが、なんせ夕方ラッシュの時間帯。空車が見つからず私の方に「配車」を頼んできました。
待つ場所を隣接のコンビニ駐車場に指定したのが裏目に出たのか、うまくマッチングできず「ドライバーさんからキャンセルがありました」の文字とキャンセル料500円請求がスマホに表示されました。
こんなルールがあることは聞いていましたが、今まで何十回も使用して初めてのこと。夕闇迫ってお互いに判別しにくかったのでしょう。
ドライバーさんから夫の携帯に連絡はなく待ちぼうけ30分、イライライラ。今後は、善後策としてラッシュ時でも大通りの「クリニックの前」で待つのが確実と話し合いました。

ところが翌日にクレジットカードの利用明細を確かめていたら「-500円」としてキャンセル料の返金があっていました。ビックリです。
そう言えば、以前クレジット払いの登録をしているのにもかかわらず、夫が現金で支払って二重払いになってしまいました。こんなときには連絡の手段がなく困りましたが、翌日にきちんとクレジットカードに「返金」されていました。
大手のタクシーアプリ会社だけに、夫も「さすがだな」と信頼度を増し、待ちぼうけのイライラを吹っ飛ばしたようです。
前月は気前よくかなりの割引クーポンがありましたが、今月は「無し」なのが残念です。

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季節のお手入れは加湿器の番です。加湿フィルターをクエン酸液に30分漬け込んで洗います。

そろそろ加湿フィルターの交換時期ですが、次のシーズンになつてから交換の予定。シーズンオフの間に微妙な変化が起こるかもしれないのは、スポーツ選手といっしょかな。Σ(×_×;)!
逆に季節の出番はキッチンの小型ファン。小さいけど大変助かります。



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「新玉ねぎのさば缶あえ」・・・あさイチレシピより

2022年05月25日 | 食・レシピ
テレビを見ながら、テーブルで朝のルーティンを。ちょうどあさイチの料理の時間でした。

甘酢とショウガが今日の暑さにぴったり、夕食に作りました。


玉葱と(A)を入れて和え、汁気を切ったサバとショウガを入れて更に和えます。たったそれだけで、生臭さがなく想像以上の美味しさでした。残りのさば缶で明日も同じメニューを作ります。

新茶。とーろとろです。最近はこの美味しさが外国人にも通じるようです。
「5月の爽やかさ」と言いますが、その中には新茶も主役級で入っていますねぇ。

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「ちむどんどん」の麩チャンプルーを見ていたら・・・

2022年05月24日 | 食・レシピ
「ちむどんどん」であちこちの場面で登場する麩チャンプルー、美味しそうですねぇ。それにはニラと麩が使われているようですが、ニラがないので小松菜と焼き麩を使ってお昼ごはんです。
①水で戻した麩20gを絞って卵液(卵2個、だし汁100cc)に付けておき、ごま油大さじ1のフライパンでこんがり焼き、取り出しておきます。
②油を足して豚肉150g(醤油・酒各小さじ1/2を揉みこんだもの)を焼き、小松菜を入れしんなりしたら、麩を戻し入れ(塩小さじ1/2、砂糖小さじ1、醤油小さじ1)を加えて炒め合わせます。

焼き麩を戻した卵汁の残りは、すき焼きの味で煮た木綿豆腐に流して卵とじ風に。

沖縄麩がたまに手に入りますが、今回はすき焼き麩を使いました。大振りで水に戻しても形が壊れず、私には沖縄麩よりも使い易いです。



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春の花の後始末

2022年05月20日 | 食・レシピ
クリムスンクローバーが終わり、前回に続きほとんどを引き抜きました。
ユリオプスデイジーも季節の刈込みです。
ヤグルマソウもたった一株なのに、高さが1.2m、両手で抱えるほどに広がって郵便受けを邪魔するほどに。
夏の花に植え替えるために撤去して切り花にしました。ピンクのヤグルマソウと思って撒いた種が青色だったのはちょっと残念。
庭には部分的にクローバーが繁茂して、頻繁に刈り込みますがすぐ伸びてしまいます。
四ツ葉なんて興味のない年齢は短く刈り込むことが目下の課題です。
部屋の目の前にチドリソウが見えるのが和みです。連作は無理だから来年は望めません。

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☆なすちくわ煮☆
コウケンテツさんのこのレシピは甘辛で、白いごはんと相性バツグン。昨夏からしばしばテーブルに上ります。
作り方は下記にYoutubeをリンクしました。


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夏場は バ ナ ナ が 痛みやすく、バナナケーキを作る頻度が増します。
出来上がったケーキはご飯の代わりに強引に食べてもらいます。昼ご飯にはカフェ風で別に違和感は在りません。


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カレンダーの5月と給食用エプロン

2022年05月16日 | くらし
カレンダー「郵便局長の見つけた日本の風景」の5月は、美瑛町新栄の丘の写真です。

この風景は眼科の視力検査に使う草原の赤い屋根の家によく似ていて、メルヘンチックな情景が心を開放させてくれます。
真ん中の濃いラインに見えるのはトラクターが土を耕した跡なのです。先頭のトラクターが、広大な大地の人の営みを強く印象づけています。

トイレの壁に張っているので、トイレタイムは和みの時間。その5月も半分過ぎて残る半月のお楽しみです。

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孫の学校給食エプロンはお馴染みの白い割烹着型でしたが、この4月から個人で「エプロン+三角巾+収納袋」を用意するように変わりました。
デザインの指定はなかったので、希望に沿いポケットなしのサロンエプロンを作ったら、学校側からポケットは必要ということで、今度は柄物にして再度作ることに。
学校側も初めてのことで、使用状況を見ながら形作っている気がします。デザインは学年によりかなり違ってくると思います。

エプロンの後ろ結びが難しいということで、今回も紐でなくカラーゴムテープが孫の希望でした。
しかし味気ないので、結んだリボンを作り付けにして、マジックテープで止めるように試作してみました。もちろん仮止めで。
何度か娘とラインでやり取りして落ち着いたのは、結局機能本位のゴムテープでした。
ポケットもゴムテープと同系色のものor共布で二者択一にしたら、ファッション性は抜きにして共布に落ち着きました。
美しき老婆心(^-^;)、布も時間も無駄でした(*ToT)
三角巾も結ぶのでなくゴムテープ止めです。限られた給食時間は、年齢に合わせてシンプルで機能的なのが一番いいのかもしれません。

成長期だし一年も経てば作り変えるでしょう。その時は後ろ手で結べるようになっていると思います。






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宅急便のサイズ

2022年05月14日 | くらし
いつもは集荷を頼む宅急便。集荷の時間帯に拘束されるのも無駄だから、買い物のついでにコンビニで発送手続きをしました。
家電会社のネット販売の段ボールの使いまわしで60サイズです。念のために、荷造りした後にサイズを測っても60センチ弱でした。

ところが店頭では、「80サイズで1480円です」
「えっ?60サイズではないのですか?」
「60cmを越えたら大きい方のサイズで対応することになってます」
「家で測ったら60cmでしたが・・・」
「もう一度測りましょうかぁ?・・・やっぱり60cm以上です
よく見ると示されたメジャーは7mmほどオーバーしています。
お互いに「こうありたい」という希望的観測が計り方に違いが出てくるのでしょうか。

自宅での集荷なら2㎝ぐらいの誤差なら見逃してくれます。そのアバウトさが普通と思って馴れ合いがあったのかも知れません。
コンビニの店員さんも集荷のルールに忠実に従ったまでのこと、と納得せざるを得ませんでした。
ただ、縦横高さをメジャーで測る時に、より正確に計れるように工夫して欲しいものです。

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雑そう混じりの庭を刈り込む予定が雨で延期です。今年はバリカン刈りだから大変楽チンになりました。1週間に1度刈り込めば見苦しくはなりません。

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手抜きどら焼き(((^^;)です。
ゴールデンウィークに店頭から生クリームが消えて、代用に使ったホイップクリームがとても便利でした。少量なら生クリームを泡立てるよりストレスフリー。味をしめてまた買ってきました。
「おやつにどら焼きを作るけど食べる?」
「いや、便秘ぎみだから遠慮しておく、緑茶だけでいい」
「じゃぁ、私の分だけでいいのね」

ということで、あっと言うまにどら焼きの出来上がりです。皮は昨晩焼いておきましたから。
今回は小振りにして食べやすい大きさにしました。


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野菜天をおしゃれに

2022年05月13日 | 食・レシピ
今日のお昼ごはんは、チキンライスのつもりが豚ミンチしかなくてカレーピラフに変更。

野菜天は、冷凍していたキノコのソースに更にバルサミコ酢を加えてかけ、格上げのメニューに(^-^)/。
大根もキュウリも、ピーラーでリボン状にスライス。昨年作った梅みそをかけました。

作り置きは大変便利です。今日の便利は、キノコのソース、ニンジンのグラッセ、玉葱のみじん切り、梅みそ。野菜のピーラースライスも冷蔵庫保存しておけばパリパリ食感です。




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「何でもありぃ~」の日常

2022年05月12日 | くらし
小さな紫陽花「夢てまり」が咲き始めました。元々の青色に赤が混じり始めて、ためらいの中途半端な色になっています。同じ青系のチドリソウを切り花にしました。

秋のニューヨークと合いませんが、額縁の色が好きだから・・・。
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クリンちゃんのブログで見た氷を浮かべたお抹茶。お湯で溶く抹茶しか飲まないので興味津々で「明日試してみよう」。
次の日その冷抹茶でティータイムを、と自作の手抜きおはぎを作りましたが、忙しくて時間がとれず残ったまま。

で、ご飯を抜きにしてそのおはぎを夕食に並べました。内側にはご飯が入ってるし、餡はデザートと云うことで(^_^;)。

ニンジンのラぺとベーコンを炒めました。だからニンジンの下ごしらえは必要なし。
人生の果てを意識し出すと「何でもありぃ~っ」がまかり通ってしまいます。慣例にこだわらないというよりは、こんな変なことをしても年寄りは見逃してもらえるという甘えがあるのです。


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豆腐のキュシュ

2022年05月10日 | 食・レシピ
生協の木綿豆腐は水分が少なくとても質がよくて、ゴーヤーチャンプルー、炒り豆腐、ピカタにバッチリ実力を発揮します。
でも市販のよりは賞味期限が短くて時にはロスになることも・・・。

そんなときに「ルイガノ旅日記」さんの豆腐のピカタを見つけました。レタスクラブからのものだそうです。

こんがりと豆腐のキッシュ。
①ひき肉、マッシュルーム、長ネギ、トマトを炒め煮して皿に敷く。
②別に豆腐を泡立て器で潰し、卵2個と卵黄1個分、生クリーム半カップを滑らかに溶いて、皿に敷いた具材の上に流し入れます。チーズを散らしてオーブンで200℃25分焼きます。

滑らかな口当たりで、とても食べやすく美味しく出来上がりました。豆腐レパートリーの上位ランク入りです。
どうしても豆腐を食品ロスにしたくなくて無理にキッシュにしたので、イワシと変な組み合わせになってしまいました。
この日もご飯なしで。1切れでお腹いっぱいになりました。


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チドリソウ の開花  雨水枡の点検

2022年05月09日 | くらし
大好きな花チドリソウが開花しました。密に植えないと何となく存在感が薄いかな。
移植を嫌う花なので苗は売られてなくて、毎年種を採って育てています。連作も嫌うというので、花壇でなくあちこちにばらまいています。


ブーゲンビリアを鉢から地植えに変えたら150㎝にも大きくなっていましたが枯れてしまいました。原因はわかりません。

どうしても欲しくてまた最初からスタートです。

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大雨に備えて、梅雨前に雨水枡の点検をするようにとテレビから流れてきました。
時々点検はしていましたが、植え込みの間の枡だけは虫が出てきそうで敬遠していました。しかし近年の大雨に、思いきって蓋を開けてみるとビックリビックリ!
枡とパイプの継ぎ目から小さい木の根が割りこんで来て、底にたまった土にひげ根がおぞましいほどに固く密集していました。まるで化け物!パイプを1/3ほど塞ぎかけていたので、気づいてラッキーでした。

ある家で、木の根が下水管に巻き付いて割れて使えなくなり業者が入っていました。雨水管ではありますが、同じような状態になったら大変です。地中では想定外のことが起きるのです。

庭に出ると時間の観念がなくなってしまいます。手こずって11時半までかかりました。
気分的にも疲れたぁ・・・では終われません。昼ご飯の用意が待ってます。こんなときに限って残り物は大根の煮物とわかめご飯だけ。それも茶碗によそうには少ないし・・・。

そこで頭をよぎったのが、鶏肉のフリカッセにご飯を付け合わせた写真です。付け合わせにすればご飯は少なくてすみます。
生クリームがギリギリみたいだけど、足りない分は牛乳で補えばいいし何とかできそうです。
かくして、てんやわんやの午前中でしたが、12時のお昼ご飯には間に合いました。同じメニューが続いても、これは意外に飽きません。

鶏のフリカッセとライスの相性は抜群です。クリーム味なら生野菜も合うに決まってる!
ワンプレートで完結できるメニューになりました(*^3(*^o^*)

時折、あのおぞましい密集した根が頭の中に襲ってきます。記憶を消すのには時間がかかるかな。


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メニューの響きも軽やか、「鶏肉のフリカッセ」

2022年05月07日 | 食・レシピ
昨日の午前中の作業は天候に恵まれ首尾よく運び、午後はゆっくりおやつを食べながら録画「リオ・グランデの砦」を鑑賞。映画をテレビ用に編集しているからか、画面が縦に伸びて長い足が更に長く!
ジョン・ウェインの若い頃はかっこいいです。声は割れているけど。白黒映画は映像がシャープに見えて大好きです。

中井貴一の「サラメシ」で、有名ホテルの社員食堂にフリカッセが出てきました。さすが大ホテル、昼ご飯にフリカッセが出るんだぁー(◎-◎;)
「フリカッセ」の響きが大好きで、難しそうに聞こえますが簡単な家庭料理です。
そうだ、晩ご飯はこれにしよう!冷蔵庫にある材料で何とか間に合いそうです。
市販のクリームシチューは片栗粉みたいなとろみの感じがして好みではありません。使う材料は似ていても、フリカッセは鶏肉に小麦粉をまぶして焼くので仕上がりが違います。こちらの方がずっと自然で美味しいのです。

午前中の「土木工事」は正解でした。午後から雨がパラパラと。そんな順調な労働のごほうびに、ウィスキーの量を少し多くして色が濃いめのハイボールです(^_^;)

歳をとると鶏肉がおすすめメニューが多いので、冷凍の鶏もも肉やむね肉、生クリーム、ホイップクリーム、玉葱、キノコ、白ワインを常備しておけば大体のメニューが作れます。
料理用の白ワインは酸味が強すぎるので普通の白ワインの方が美味しく作れます。これ、半分は口実で、私一人が飲むアルコールにもなるリーズナブルの価格の白ワインです。

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バラ、クィーンエリザベス

2022年05月06日 | くらし
ここに引っ越して来る前から植えていたバラのクィーン・エリザベスの切り花です。30年も経つと、もう根元は径7~8センチ。

庭の手入れのしにくい片隅に植えているので、何度か根元からバッサリ切ったのですが、あっという間に茎が伸びて、また花開きます。
年月を経ても元気で、現役の美しい花を咲かせているのはエリザベス女王といっしょです。
刈り取ったクリスマスローズも最後の場所を確保しました。

午前中は通路のひび割れの補修に2人で2時間。梅雨前の手入れです。
速乾性セメントとモルタル接着強化剤という、素人向きの商品がちゃんとあるのです。

おやつは、焼き損ないのどら焼きの皮が1枚冷凍庫に入っていたので、オープンどら焼き???にして半分ずつ。

サンド状態のどら焼きより、こちらの方が見た目も、食べやすさも、量的にもちょうどいい感じ。じぃじとばぁばのおやつです。


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タイトルが美しい・・・『松籟』

2022年05月04日 | 本・新聞小説
友達の友達の友達から送られてきたという本が、私にまで回ってきました。黒を基調としたカバーには家紋が描かれた神部眞理子『松籟 』です。

タイトルを見て、一瞬等伯の松林図を思い浮かべましたが、よく見ると等伯ではなくて「狩野永徳伝」でした。

狩野派と言えば元信、永徳、探幽・・・が頭に浮かび、あとはひっくるめて狩野派の絵と見てしまいますが、この本は狩野元信が幼い孫・永徳の落書きに、並々ならぬ才能を見いだすところから始まります。元信は常に新しい絵画を模索して時代の最先端を歩み続け栄光の晩年を迎えました。永徳は常にこの祖父を念頭に置いて精進したのです。

将軍義輝に依頼されて「洛中洛外図屏風」を制作し、関白近衛前房の屋敷では襖や屏風を製作、名声は揺るぎないものになっていきます。

   「洛中洛外図屏風」

圧巻は大徳寺聚光院の何十枚もの襖絵を制作する場面です。「墨という画材、花鳥図という画題、すべて伝統の中にあるのに、それにもかかわらず全く新しい絵」を描きます。この「四季花鳥図」と「琴棋書画図」が ″永徳の出発点は聚光院にありき″ といわれるものです。

     「四季花鳥図」


    「琴棋書画図」

信長の時代には、肖像画から始まり、安土城の襖絵、板絵すべでを任されて狩野工房は2年をかけて完成させます。

    「織田信長像」
更に信長は安土城と城下全体の屏風絵を描かせます。それは後に宣教師ヴァリニャーノと少年遣墺使節団によりバチカンに届けられ、法王庁の壁に飾られたという記録があるそうです。
ただ、その豪華絢爛な安土城は3年後に戦の中で焼失してしまいました。

秀吉の時代には、きんきら金の大阪城、聚楽第の襖など何十枚も描くことになり、秀吉の金碧画の注文に沿わせながら新しい画法を探ります。

       「唐獅子図屏風」
他に並ぶものなしの狩野派に陰りが見え始めたのは、長谷川等伯が台頭してきた頃です。かつては父直信の工房に居た等伯ですが、そこを離れ狩野派とは違った画法を編みだし利休を介して御所や寺社の襖絵に侵入してきます。
永徳は「決して他派の台頭を許してはならぬ。一度流れが変わったなら、再びそれを引き戻すのには何倍もの力が必要となる」と不安を持ちました。
そしてその危惧が現実のものになり、秀吉の長子鶴松の死後に建立された菩提寺の祥雲寺の障壁画は等伯一派に任されました。

永徳は立て込んだ仕事量の中にも、等伯を意識して東福寺の天井画の依頼を受けますが、過労がたたり48歳の命を終えます。

しかし、狩野工房は結束して巻き返しを図ります。関ケ原、大阪の陣を経て江戸に本拠を移します。さらに等伯の後継者が途絶えたこともあり、徳川家に密着することに成功しました。
狩野派が天下一の絵師集団として画壇に君臨するようになったのは、永徳の次男孝信の子探幽の時代になってからです。

本は「桃山時代の天才絵師狩野永徳州信は不運である。彼の描いた莫大な絵は現在ほとんど残っていない。わずか十点ばかりがその手になるとみなされるにすぎない。己の絵が残っていないことほど絵師にとって不幸なことはないだろう。今、永徳は、菩提寺妙覚寺にある敬愛する祖父元信の墓碑の隣に眠っている」と締めくくられています。

大活躍の裏の不運・・・。何よりも戦乱の炎は力を振り絞った絵をことごとく焼失させてしまったのです。著者はここに蕭々と松籟を聞いたのかもしれません。



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