新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

「甘栗のおこわ菓子」

2018年10月26日 | 食・レシピ

この5か月は操作が簡単という理由でずっとスマホのアプリを使ってブログを更新していました。が、パソコンで見ると写真が見づらくて読みづらくて我ながら不快感。テンションが下がりました。今度からスマホの撮影をSNS用に変更したりフラッシュをたいたりと努力してみます。

今日は、久しぶりにパソコンで更新してみました。「甘栗のおこわ菓子」の新聞記事を見つけ、私の胃はもち米、黒砂糖、栗、アーモンドと気になるキーワードに反応しました。
  
火を使わずに済むところが簡単で、渋皮煮もアーモンドも残っていたし、今の時期しか作れない菓子にやる気満々。

・もち米1合  ・A[水100cc、酒大さじ2] ・B[粉末黒砂糖大さじ3、シナモン小さじ1/4、しょうゆ小さじ1、ゴマ油小さじ1] ・C[むき栗100g、レーズン30g、素焼きアーモンド20粒]

①1時間水に浸したもち米はざるに上げ水を切る。
②Bは混ぜておく。アーモンドは粗く刻む。
③耐熱容器にもち米、Aを入れて混ぜ、ラップをふんわりかけて電子レンジ500Wで5分加熱。上下を返すように混ぜてさらに2分。Bを加えて混ぜさらに2分。Cを加えてさらに3分加熱する。
④型に詰めて上からしっかりと押さえる。冷めたら取り出して12等分する。常温で2日ほど持ちます。残りは冷凍保存です。

  
2切れ分204Kcalと腹持ちがいい割にはカロリー低め・・・かな。
もち米菓子となると中華っぽい。そこで台湾茶の出番です。久しぶりに茶杯と聞香杯を出して高山茶の香りを楽しみました。

今度作る時には、しょうゆとごま油を省略してみようと思っています。

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ソフトバンク王手!

2018年10月20日 | 食・レシピ

CSでソフトバンクが勝ち進んでいます!今年は選手のけケガ続出で、最後はCSにかける・・・みたいな雰囲気になっていました。
そして「下克上なるか」のかけ声とともに、今日西武に王手をかけました!やはり実力があります!ハラハラドキドキ!

日暮れが早くなりました。ネモフィラのタネも期限ギリギリで蒔いたし、ソフトバンクが勝ったし、今日は6時前の夕食が美味しく進みました。

鯖に薄く小麦粉をまぶし、カレー粉もほんの少し振り、ゴマ油でカリッと焼きます。
パプリカの刻んだものと小ねぎを乗せて、酢:しょうゆ:砂糖を1:1:1の割合で混ぜたタレをかけていただきます。今日の作り方が癖がなくていちばん美味しかったです。簡単だし。
鯖は生協の無塩の冷凍フィレを朝から解凍して使います。大根の辛みが取れて鶏との煮物も美味しい季節になりました。


来月は健康診断。アドバイスの鯖と週2回以上30分の運動をすることの効果がでていることを期待していますが・・・。

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博多座『魔界転生』

2018年10月19日 | 舞台

妹からの誘いで久しぶりに博多座の公演に行ってきました。日本テレビ開局65年記念舞台『魔界転生』、30分の休憩を挟んで11時30分~15時30分までの長丁場です。

天草にちなんで九州が初舞台、ところどころ博多弁が入って観客へのサービスです。

休憩時間では時間が足りないので、開幕前の早めの昼食。老舗「老松」のお弁当も博多座の楽しみのひとつです。

さすが11時では早すぎて完食はできませんでしたが、和食が体と雰囲気によく馴染んでいます。

あらすじはパンフレットから。

『島原の乱で滅ぼされたキリシタン一揆の指導者・天草四郎が死者再生の術「魔界転生」によって蘇ります。

歴史に名を残す猛者たちも次々と転生し、現世での怨念を晴らさんと、時空を乗り超え、悪鬼となり、幕府滅亡を謀ります。

幕府の命を受けた柳生十兵衛は、凶悪な魔界衆に毅然と立ち向かいます。

配下の柳生衆と力を合わせ、知略戦術、あらゆる策を講じ、魔人と化した剣豪と死闘を繰り広げます。

魔界衆の真の目的は何なのか?不死身の化け物を斃すことは出来るのか?禍々しい魔界衆と猛々しい柳生衆の激突です。』

柳生十兵衛と父・宗矩の親子の葛藤、大阪城から逃げ延びた秀頼と愛妾の子供が天草四郎の設定も面白く、死してなお徳川に怨念を燃やす淀殿、仕官を嫌う十兵衛、蘇ってもなお仕官に執着する武蔵。

幕府転覆を謀った由井正雪も蘇り天草四郎と絡み合わせながらサスペンス風なところもあり、徳川・反徳川の個性的な登場人物の織りなす人間ドラマです。ラストシーンの天草四郎と十兵衛の迫真の言葉のやり取りには素直に心を打たれました。

 山田風太郎原作、マキノノゾミ脚本、堤幸彦演出。出演者は、上川隆也、溝端淳平、松平健、藤本隆宏、浅野ゆう子、高岡早紀など40名。皆さん体力が勝負です。

何よりも今までと違っていたのは、プロジェションマッピング、照明、フライングを駆使した奇抜な舞台。奥行きと広がりを持たせ豪華絢爛な舞台に圧倒されました。展開もセリフも早い、とにかくエネルギッシュで舞台が生きてるという感じです。過去4回ほど博多座に来ていますが、私には今回の舞台がいちばん心に残りました。

斬り合いの場面が多かったけど、フェンシングみたいに華麗な刀さばきはまるでスポーツみたい。相当に練習をこなしたのでしょう。

とにかく今までの舞台のイメージを一掃する壮絶壮大なエンターテイメント時代劇でした。数々の話題をまき散らしながら、台風のごとく大阪へ東京へと北上します。

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吉二郎の壮絶なラストシーンから

2018年10月18日 | 本・新聞小説

先週の『西郷どん』のラストシーンは、隆盛の弟・吉二郎を渡部豪太さんが壮絶な最期で締めくくり、迫真の演技に魅了されました。
この北越戦争の中に「河井継之助」「ガトリング砲」の言葉は出たものの、余りにも素っ気なく通り過ぎたのが消化不良・・・。
司馬遼太郎『峠』に河井継之助を主人公に変革期の英雄の一生が書かれています。

長岡藩から江戸への学問修業や地方の学者を訪ねて旅を重ねる行動派。藩に戻ってからは重職に就き赤字財政を改革をし、その余剰金で洋式銃を買い求めて富国強兵に努めます。若い頃からすでに封建制度の崩壊を予測しており、先見性と知力は超一流と言われていました。
大政奉還後の北越戦争では、継之助は軍事総督として「局外中立」を構想しますが、新政府は外交の手をさしのべようとはせず改革には血の犠牲がいるとした政略でした。長岡藩は結局参戦に追い込まれ敗戦します。
北越戦争が維新の内乱で最も激烈と言われ、それを引き起こし長岡藩まで潰してしまった人物として、河井継之助は今でも人気がないと「長岡人」から聞いたことがあります。
負ければ賊軍で、その歩いた道のりも後世への功績も消されている人物だからこそ、返って読みたくなる本です。

歴史の中にはこうして名前を消された英雄、英傑が数多くいた事でしょう。

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エアコン掃除完了

2018年10月17日 | 住まい&掃除

予定の5台目の掃除。10年前の機種だから同じM電機でも取り外し方も部品も違い、ダストボックスがありません。
掃除のメモを見るとアレル・除菌フィルターを交換していたし、途中掃除をしていました。だから今回もほとんど汚れがなくカビも発生していませんが、折角だから水洗いをしてサッパリ終了。

随分前に、まだおそうじ機能のついてないエアコンのお掃除を業者に頼んだことがあります。壁に取り付けたまま水洗いをされましたが、真っ黒い水がビニール袋に流れ出して驚きました。あれって埃と黒カビの色に違いないと思うと、その光景が目に焼き付いて恐怖でした。

メーカーのプライドにかけて自動のお手入れ機能はやっぱり優れていると実感しています。

9月に取り付けたばかりのエアコンも、真夜中に「送風」操作でしっかり乾燥させてから暖房に移行します。冬支度O.K.です。


エアコン掃除が短時間で済んだので、ついでに換気扇の掃除ヘ。前回から2か月、手で触ればベトつくので今掃除をしておくと、暮れの掃除が楽になります。

シロッコファン用のブラシと波形ブラシが役にたちました。薄い洗剤液を使っても何となくベタつきが残るので、最後のひと押しはスチームクリーナーで。

昨日変更した夕食、今日はそのしらす丼です。

ニラの卵とじは先に卵を焼いておき、あとで混ぜ合わせると色がきれいに。
煮物に里芋でなく「えいっ!」とばかりに安納芋を入れてみました。味的に合いそうで「実験」です。美味しかった!
今、CSファイナルのソフトバンクと西武戦。3回裏で1-2に逆転されてしまいました!

ソフトバンクが福岡に来るまでは、私は西武ライオンズファンで、そうそたる選手が揃っていました。ソフトバンクに変わるまでは時間がかかりましたが、福岡はもうソフトバンク一色です。下克上なるか!?!?!?

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エアコン掃除のご褒美?

2018年10月16日 | 住まい&掃除

エアコン掃除4台が完了。M電機の同じシリーズで対応の畳数が違うだけでお手入れ方法は全く同じ。

それに写真のように3台目、4台目は5年間とは思えないくらいの埃で、水洗いの必要もなく簡単に済みました。

2階のエアコン4台をいっぺんに入れ替えたのは、それまで使っていたのがクーラーで、寝る前の寒さがこたえるようになってきたからです。エアコン内部がこんなに綺麗に使えるなんて、思い切って店員さんおすすめの機種にしてよかったです。


残る一台は10年前の機種。自動お掃除機能も今ほど進んでいない・・・。こちらは二度ほど掃除歴もあり、明日に回します。

脚立に乗り降りして頑張ってる私に、ご褒美と、夫が散歩の帰りにワインのボトルを抱えて帰ってきました。今晩はしらす丼の予定だったので急きょ献立変更。

さて???・・・。床下収納庫からソーセージの缶詰がでてきました。去年ラインガウのワイン屋さんから買ってきたもので、何と昨日が賞味期限の日。よかった、どうにか間に合った!

これにパンの端で作ったブルスケッタと冷凍していたグラタンを添えれば、何とか「舞台」はそれなりに。

缶詰のソーセージは、中の水分を捨てて熱湯を入れて10分蒸らせばO.K.でプリプリに出来上がります。無添加というのが嬉しい!

甲州産のワインなのに、何と甘口でした。甘いワインはちょっと苦手。
夫「煮物が美味しいね」・・・牛蒡と人参と鶏肉の煮物。
私「ブルスケッタがおいしい」・・・ニンニクとザルツブフグの岩塩が効いています。
的外れな何ともちぐはぐな感想になりました。それでも、エアコン掃除4台終了の心地よい達成感が勝っていたので気になりません。

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エアコン、5年間のホコリ

2018年10月14日 | 住まい&掃除

おそうじメカのあるエアコン、冷房暖房大活躍ですが「お手入れランプ」が点灯しないので、気になりながらも5年間も放っていました。
9月にリビングのエアコンを取り替えたときに、お手入れランプが点灯しなくても1年に一度は部品を取り外して掃除したほうが快適に使えるとアドバイスを受けました。
新しく取り替えた分は掃除の必要は無いとしても、残りが5台・・・とは気が重たい、憂鬱。
しかし、まず1台目。説明書の取り外し方のとおりに手順を踏むのも結構大変。
ダストボックスにこんなにフワフワの埃がたまっていました。「フィルターおそうじメカ運転」でフィルター自体を往復させて、埃をブラシでこそぎ落として貯まった分です。決して大きくはないボックスの中でこんなことが行われていたのです。

エアコンの内部はカラッと乾燥していて全然カビが生えていなかったのが驚きでした。スイッチを切ったあとも「内部クリーン運転」の音がしていて、内部を乾かし、付着しているカビ菌を除去するという機能がしっかり働いていたのです。10年前のエアコンはこうはいきませんでした。技術の革新も燃費性能も格段の進歩です。

除菌脱臭フィルターは30度のぬるま湯で15分浸け置き洗い。エアフィルターとダストボックスは水洗い。明日きっちり乾燥させてから取り付けます。ふーっ、あと4台・・・。同じ機種が3台なのは助かりますが、一日一善にしよう・・・。


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日曜6時『西郷どん』の日は夕食の準備をスピードアップしますが、今日は早すぎてテレビが始まる頃には夕食も終わりかけていました。

他のブログで麻婆豆腐を見ていて今日作ろうと思っていました。肉の存在感を出すために大きめの肉も入れて。

まだ300グラムのブルーベリーが冷凍室に。ジャムを作りました。朝が楽しみです。

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ほんとに甘い!焼きピーマン

2018年10月13日 | 食・レシピ

「ためしてガッテン」で見たばかりの焼きピーマン。ピーマン嫌いな保育園児がこぞって「おいしい」「甘い」を連発。園児の声には信頼性があるので、さっそく作りました。
ピーマンを丸ごと種までアルミホイルでくるんでグリルで7分。ホントに甘くて、苦みのないピーマンにびっくり!種まで食べるのです.

そろそろ「無限ピーマン」にも飽きがきていたので、目新しいレシピに飛びつきました。
ついでにシシトウもホイルに包んで焼いたら辛みが取れて夫も食べました!

シシトウはオーブントースターで軽く素焼きにしただけでは辛すぎて口がヒリヒリ!ホイルに包むのがポイントのようです。

マイタケ料理はいつも黒っぽくて垢ぬけしません。これも焼くといいと聞いて、オーブントースターで焼マイタケにしました。

明日もピーマンを焼こうっと!

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食事の量が多すぎ・・・

2018年10月09日 | 食・レシピ

頑張って冷蔵庫の食材をどうにか使い切りました。翌日の夕食が急きょ外食になり、今日のうちにと強引に作ったせいで、若者が食べるみたいな量になっていました。

茗荷は甘酢に漬けていたものでこれをメインに、胃袋の容量を考えずに食材の消化合戦みたいにしめしがつかないメニュー。ボリュームのある米、もち米、カボチャ・・・、みそ汁とサラダ以外は半分が残りました。

いつも<ミセス奈良>さんの献立と盛り付けと量に感心して、真似ているつもりがいつの間にかこんな風に戻ってしまって・・・。

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豆苗の卵炒め

2018年10月08日 | 食・レシピ

7日のBS『西郷どん』は番組の都合上前週と同じ内容の再放送で「江戸無血開城」でした。この大河のクライマックス、西郷と勝海舟の歴史的会談のシーンだからもう一度観られてラッキーでした。

遠藤憲一さんの勝海舟役がとにかく上手い!この説得がうまくいかなかったら江戸は火の海、明治維新はもっと血みどろになっていたでしょう。本当にエンケンさんが救ったみたい・・・でした。

番組開始の6時に間に合うように夕食の準備。ちょっと癖のある豆苗ですが栄養価が高いので努力して使っています。豆苗を入れた袋に書いてあるレシピを少し変えて蒸し鶏の残りを使ってみました。

フライパンで蒸し鶏にニンニクの香りを馴染ませてから豆苗を入れ、酒大さじ1、醤油小さじ2、レモン汁小さじ1を入れて混ぜ、最後に炒り卵を戻し入れます。ひと味変わったご馳走に鳴りました。

頑張ってサバも。匂いを消すために多めのゴマ油で焼き、ついでにトマトも焼き、ネギを散らしてタレをかけます。前日の蒸し鶏にかけた同じタレで。この調合は引き締まった味で色々使えます。

弾丸おにぎりは麦ご飯。フライパンでから煎りしたしらたきと明太子は酒の肴にもよくあいます。

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秋ナスが美味しい!

2018年10月07日 | 食・レシピ

台風25号がかすめ去った後は蒸し暑さが戻ってきました。こんな時は、秋ナスと白髪ネギを使ってサッパリしたメニューに。スマホで、レタスクラブの火を使わないレシピからです。

①とりむね肉一枚に (砂糖小さじ1、サラダ油小さじ1、塩小さじ半分、水大さじ1) をポリ袋に入れてもみ込み5分おきます。
②ポリ袋から取り出したとり肉を耐熱皿に乗せ、酒大さじ2をふりかけ、ラップをふんわり。レンジ500Wで4分、裏返して1分加熱します。
③なすは爪楊枝で穴をあけ、ヘタつきのままラップで一本ずつ包み500Wで3ほど。大きさによります。
④取り出したら水に浸けなす紺を留めておき、その後6つに裂きます。
⑤なすを器に盛り、その上にとり肉を細かく裂いて乗せます。
⑥その上に白髪ネギを乗せ、ごま醤油(おろし生姜小さじ半分弱、醤油20cc強、酢20cc強、砂糖小さじ2、ごま油小さじ1)をかけます。

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クリがまた手に入ったので渋皮煮を作りました。ワードで簡単なラベルを作成。手作りを差し上げるときに貼り付けます。

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料理には「度胸」

2018年10月06日 | 食・レシピ

このひと月はスケジュールが込んで外食の数が増えました。野菜庫では食材が減らず、新興梨の半分がラップにくるまって生食には無理。

そこで閃いたのが、焼き肉の付け合わせにするキャベツ炒めに加えるというまさかの組合せ。この大胆な発想は親爺氏ブログから学習したのかも。

焼き肉のタレにも果物のすり下ろしが入っているし、カレーライスを作る時にも必要だし、あながち間違ってはいない・・・。

この大胆さは成功です!砂糖でなく果物の甘さが自然な感じです。捨てずにすんだ充足の主婦の快感です。

トマト5個も完熟を通り越して柔らかくなっていましたが慌てません。茹で大豆のパックを常備しているので一緒に煮ます!作り置きにもなります。

油も使わず塩コショウとブイヨンだけのヘルシー料理。煮詰めるとトマト味が濃くなり大豆によく染みこみ、私がたびたび作るメニューです。ポークビーンズよりさっぱりしているし、何より簡単。最近はこの作り方が多いです。

今日のお昼はお粥。生協配達のサツマイモを見たらサツマイモを入れたお粥が急に食べたくなりました。鶏ガラスープの素と紹興酒を入れて中華風に。

台湾でこのお粥を探しましたが、レストランのお粥は海鮮や牛肉が入って素朴さをなくしたご馳走になっていました。台湾から遠いワシントンの場末の小さな中華の店で念願のお粥を見つけ、朝食に二日続けて通ったことがあります。

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ドイツ映画鑑賞会『ベルリン、僕らの革命』2004年制作

2018年10月05日 | 映画

近くの大学の秋季市民講座が始まりました。ドイツ語学科の先生と学生が選んだ映画を、先生方の解説も交えて上映、その後質問、感想のやりとり、アンケートがあります。

映画館とは違った楽しみおもしろみがあり、夜間にも関わらず人気の高い講座です。講座料無料、近くに住む者の特権です。

最初にドイツの1960年代の学生運動やその頃の社会的思想が説明されました。’68年頃は日本でも学園が荒れました。

     

舞台は今のベルリン。青年ヤンとピーターは格差社会に反発し、自分たちの理想を描き「エデュケーターズ」と称して秘密の活動を行っていました。

それは金持ちの留守宅に忍び込み、家具などの贅沢品を引っ掻き回し『贅沢は終わりだ』と警告文を残して立ち去るもので、市中で取りざたされている怪事件です。 「物盗り」は大義にもとるとの信条で絶対盗みをせず、人も傷つけません。富裕層ばかりが優遇される現体制への痛烈な反抗だったのです。

ピーターの恋人ユールが富豪ハーデンベルグの車に追突して100万ユーロの保償を抱えたことから、彼女を巻き込んで3人だけの「僕ら」の革命が始まります。

ピーターの留守にヤンとユールはハーデンベルグの邸宅に忍び込み室内を引っ掻き回し成功したかにみえたその時に警報装置が!慌てて逃げ出しその場を切り抜けましたが、ユールが携帯電話を落としていたのに気づいたことから、ストーリーはサスペンス風に。

夜を待って再びハーデンベルグの屋敷に忍び込み携帯は発見しましたが、その時彼が長旅から戻ってきて鉢合わせ。息詰まる攻防の末ハーデンベルグが脳しんとうを起こしました。

ピーターの助けも借りてハーデンベルグを誘拐同然に連れ出して、ユールの親戚のチロルの山小屋で奇妙な共同生活を始めます。

共同生活の中でわかったことは、今は年収300万ユーロのハーデンベルグも、1968年学生運動のバリバリの活動家。しかし今はその富を肯定する側です。 三人の若者の苦い三角関係はもつれ込みますが、最後はピーターは理想と友情を優先させ落着させます。

そんな中の議論の末、ハーデンベルグは警察通報はしない、車の賠償も取り消すということで、彼を解放して家に帰すことにしました。

その後暫くして、重装備の警察官が三人のアパートに押し入りますがもぬけのカラ。すでに他の場所に移動していました。ハーデンベルグは約束を破り、やはり最後は警察に通報したのですが、それにも時間差があるのは苦渋のハーデンベルグの意図かも。

ラストシーンは、地中海の明るい日射しの中で、イタリアらしくマリンカラーのジャケットをはおり、3人は豪華なヨットで海に滑り出します。そのヨットはハーデンベルグ所有のものでした。

映画の途中に、ヨーロッパ中を網羅している地中海の通信施設を破壊して打撃を与える計画が出てきて、それが伏線になって多分その通信施設に向かったのでしょうか・・・。

ヨットの中のテーブルにハーデンベルグの写真入りの証明書がちらっと映ったのは、この計画にはハーデンベルグの意志も入っていたのか・・・。 ハーデンベルグの昔の思想と今の姿の両方に激しく揺れ動く心・・・が見てとれます。

現代社会の緻密さから考えれば、この青年たちの理想もやり方も先が見えていて幼稚とも言えます。 ’68年の闘争は数年で消えた記憶があり、その活動が今の若者には憧れとして映ったのかも知れません。

自由主義経済の中で「変わる、変える」ことの理想が実現できたかどうか・・・は、あのヨットの行き先だけが知っているのかな。日本でも60年代の活動家が経済界のトップになったりしています。

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両親の法要

2018年10月04日 | 母のこと

母が亡くなってからもう三回忌を迎えました。亡くなって暫くは複雑な諸手続で忙しく、一段落すると寂しさが募ります。
要介護になっても、「生きている」というその存在が私の心のより所になっていました。今、命の重さをかみしめています。

私たち3姉妹はみな家を出て、誰も帰ってくる当てがなく家は売却処分。今は池も大きな庭石も庭木もきれいに取り払われていました。
ドラマの映画でよく見るような「実家に帰らせていただきます!」の名台詞を吐くこともなく、懐かしの家も役割を終えてしまいました(@_@)
今回、父の17回忌を少し早めて一緒に執り行いました。二人とも長命だったので法事に出席できる状況の両親の兄弟姉妹はいません。

法要の読経も二人に別々のお経を。その一つがお坊さんの考えで観無量寿経でした。
法要が済むとお坊さんにも出席いただいて和やかな会食になりました。食事の時も「阿弥陀三部経」の話で盛り上がりました。毎回お坊さんとこんな話ができるので3姉妹夫婦はお坊さんにとても敬意を表してるし、親しみを持っています。
京都仕込の板前さん。さすが美しいです。

土瓶蒸しに秋を感じます。
  秋色満載!            


器が季節にピッタリ。四季毎にメニューと器が違います。

イチジクの天ぷらが好評でした。美しくて食べるのがもったいない・・・。

真宗大谷派はあまりルールの細かい事を言われないのでプレッシャーがありません。デザートはバイキングスタイル。沢山頂いて久しぶりに会話が弾みました。

集まることが大好きだった両親が、こんな和やかな集まりを一番喜んでいると思います。

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