新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

スマホとタブレットの機種変更

2023年05月31日 | くらし
店頭でPayPay を提示するときに画面が出てくるのに時間がかかるようになりました。ずらっと並ぶ行列の中で冷や汗もの。
前回の機種変更から4年半経ったので買い換え時期かな・・・と重い腰を上げました。
機種変更して2~3 日間の、アプリの再設定にかかるイヤーな時間が憂鬱です。
同じAQUOSの機種にするつもりが、スタッフさんに1週間後に入荷するGalaxy の新機種を熱心に勧められました。若い人のアドバイスは結構当たるもので、それに決めました。
今はキャンペーンがないので定価。それでも5000円引いてくれ、さらに5000 ポイントのプレゼントだとか。
それにしても、スマホとタブレットの機種変更で、諸費も含めて19万円は痛かった(/_;)/~~

ID 、パスワード、不明な時は更新、さらにはSNSで認証番号のやり取りが続き疲労困憊。
タブレットの設定も大変だったぁ~。あと数年は大丈夫かな。
ドコモのアプリだから大体予測できますが、私にしては気長に根気よく・・・。
現金やポイントの継続も上手く行き、ほぼ完了です。

途中、気分転換に焼いたロールケーキは今までで一番よく出来ました。

20gの溶かしバターを加えたからかな。1時間以内で出きあがりました。容器の数や手順に学習効果がみられて自画自賛です。



コメント

こんな旅がしたい・・・

2023年05月30日 | くらし
私が楽しみに拝見しているケセランパサランさんのブログで、今、ドイツでのひとり旅が美しい写真でアップされています。
毎朝のスマホタイムのプレゼントだと楽しく拝見しています。

ケセランパサラン読書記 ー私の本棚ー

BOEKEN Bücher LIVRES LIBRIS BOOKS 本 【ケセランパサラン読書記 ー私の本棚ー】

goo blog

海外で暮らしているかのように旅をする・・・。それを淡々と、力みのない簡潔な文章で。それがとても心にしっくり馴染みます

我が家では、コロナが開けても海外旅行はもう無理。今までの旅行からイメージを膨らませて読み進むのが毎朝の小さな楽しみです。
海外経験が豊富な方ですが、遠くから旅の安全を祈っています。
🧳   🧳  🧳  🧳  🧳  🧳  🧳 

オムライスではありません。サイドメニューです。

残り物の野菜や肉と卵を溶き合わせて焼いただけですが食べ応えがあります。



コメント

-968円・・・(@_@)

2023年05月29日 | くらし
今、スマホに3つのタクシーアプリを入れています。配車注文をして1分経っても受け付けてもらえない時は、医院の予約時間があるとき等すぐに別のアプリに切り替えます。
過日夫の帰宅後、領収書とスマホの支払額を比較すると金額が違います。
そう!このアプリは不定期的にプロモーションがあり968円も安くなっていたのです。だから引き落とし額はなんと322円です!ラッキー!

一番よく使うアプリは使用金額でプラチナ会員にされており、1.5%のポイントがつくのでこちらを主に使っていました。
こちらのタクシーはプロモーションなんて全くありませんが、今はタクシーを依頼するのに電話ではなかなか応じてもらえないので、アプリに頼らざるを得ません。
タクシーが配車されるだけでもと感謝しています。

今日私が往復使って-968円 & -878円でした。これで今回のプロモーションを使い切りました。このアプリにはチップ制度があり、チップを払っても全然お釣りがきます。なんか得した感じでいい気分です。


赤系ばかりのアジサイに、やっと青系のコンペイトウが咲きました。早いアジサイはもう枯れかけています。梅雨の雨に濡れる紫陽花。そんな優雅な響きの楽しみが近年見られなくなりました。


コメント

納豆情報

2023年05月25日 | 食・レシピ
今朝の「あさイチ」で。ゲスト席のテーブルに座ったままで女性芸人さんが作ったびっくりの納豆サラダ。出演者の試食が好評で、それを信じて作ってみました。

キャベツの千切り、納豆、ダシ醤油、酢、かつおぶし、ごま油、海苔を混ぜるだけ。納豆が泡立ちふんわりふわふわのサラダになりました。
塩分は調整しましたが、とても美味しくて栄養的にも納得のいくメニューになりました。リピートありのレシピです。

納豆ついでに、焼き飯も納豆。卵と納豆をしっかり泡立てて少しのダシ醤油を入れ、フライパンでふわふわに焼きます。その中に温めたご飯を入れて炒めながら混ぜ合わせます。塩少々も。大粒納豆のもっちり感で、優しい味の焼き飯になりました。100gのご飯ですが、ボリュームが出るので少し減らした方がよさそうです。

鶏もも肉は、コールドスタート。寒麹を薄くまぶして一晩。30分間、蓋なしで弱火でじっくり。放っておくだけで忘れた頃出来上がります。皮がパリパリに焼けました。

3つの用事を強引に済ませ、ほっと一息のハイボールです。40mlのジャック・ダニエルで。
コメント

カンパニュラにヒゲを見つけた Σ(×_×;)!

2023年05月24日 | ガーデニング
接写で撮った写真に、花弁の真ん中に何本もの白いヒゲを見つけました。今まで植えていたのに初めて気づいた白いヒゲ。ヒゲ花!
カンパニュラという美しい響きに似合わずに、こともあろうに花弁にヒゲとは!!!
数センチの白髪みたいなヒゲです。

この花だけかなと他の花を見るとやっぱりヒゲ!

ネットで調べてみました。
『花冠は鐘形で、長い柔毛が生えています。和名では❬ヒゲギキョウ・髭桔梗❭と呼ばれる』そうです。

コメント

走り出した列車に飛び乗ったみたいな・・・

2023年05月23日 | 減塩生活
冷蔵庫を開けたら、生クリームは賞味期限にゆとりがあったし、クランベリーとレーズンのラム酒漬けが目に入ったのでフルーツケーキにしました。
バターをクリーム状に混ぜる苦手な行程がありますが、今日は焼き菓子の気分。
材料を全部混ぜてオーブンに入れてスイッチオン。
バターでベタベタの容器の後片付けをしている時に、小さなボールに砂糖が残っているのに気づきました。
「えっ?えっ?えーっ!」
慌ててオーブンから熱くなったガラス容器を取り出し、ボールに移して砂糖を入れて強引に混ぜました。オーブンはすでに5分が経っていました。微妙な菓子作りには完全にNG。
走り出してスピードを増した列車に強引に飛び乗ったみたいな・・・。

まあ、フルーツケーキはスポンジ台ほどの繊細さは必要なかったのが幸いでした。

たっぷりのバター、たっぷりの砂糖。塩分にばかり気がとられているとついカロリーに向く目がおろそかになります。でも美味しい!

塩分を少なめにした塩レモン焼きと、量を少なくしたドリアで夕食です。

夫がクリニックの測定で血圧150!だったそうです。
直前の昼ご飯にうな重の量を半分に減らして気をつけたのに、それでも影響が出たのか・・・。
ショックでしたが、別にその数値にドクターのコメントはなかったそうです。
「150」が指摘されなかったことで、塩分のとり方がますますわからなくなりました!Σ(×_×;)!





コメント

怪獣みたいな名前の「ニゲラ」

2023年05月20日 | ガーデニング
春先にお隣からお嫁入りしてきた「ニゲラ」は5センチほど。細い葉がチドリソウと似ている苗でした。
見たこともない、植えたこともない花。苗の葉と怪獣みたいな名前がマッチせず想像も膨らまないけど、あえて調べないでそのまま成長を待ちました。

5月に入り変化が出てきました。

先ず予想外の可憐な蕾にほっ。「怪獣」ではありませんでした。

蕾がゆっくり開きかけます。

細い葉を後ろに後退させて薄いブルーの花が咲きました。実におとなしい可憐な花でした。

しかし、おしべがばらついてくると、花の色も濃くなり、細い葉が刺々しく広がりました。何か挑戦しているようでドキッ・・・。

この時ようやくネット検索。ニゲラは黒いという意味のラテン語。「クロタネソウ」とも呼ばれるそうです。蕾を覆う糸状の葉は、実は苞。青い花弁に見えるのは顎片。
花後の実はドライフラワーになり、黒い種子は種類によっては香辛料(ブラッククミンシード)になるらしけど、日本で見かけるのにはご用心だとか。とにかく種をとって来年を楽しみにします。


1本の苗から野菜みたいに1m以上伸び、横にも広がり星の数ほど蕾がつきます。およそ可憐な花から程遠い・・。でも切り花にすればおとなしいヤグルマソウです。


塩分控えめな丸ごと玉ねぎのスープです。ブイヨンで30分以上コトコト煮ると、玉ねぎのコクでほんの少しの塩で美味しいスープになりました。
春菊の茎の部分の胡麻和えは、ほんの少しのだし醤油とレモン汁少々、砂糖少々、ゴマたっぷりです。
どれも一皿の量を減らすことで塩分摂取も少なくなります。
夫の早朝血圧もこのところ120台で、前日の調理法がNGでなかったことが証明?されます。
腎臓系の病気でも高血圧症でもないのですが、ドクターの「塩分控えめに」がプレッシャーになっています。




コメント

まるで、モデル?

2023年05月19日 | 音楽
颯爽と黒いスーツの男性の登場に「ええっ!」。
足が長い!たたずまいが美しすぎる!チラシのイメージをはるかに越していました。まるで雑誌のモデルのたたずまいです。

そして「からたちの花」の第一声が響き渡ったときに、更に「なに、これーっ!」とカウンターテナーの澄み切った高音に衝撃を受けました。
今まで聴いた声楽家のリサイタルと違うオーラが静かに響き渡りました。声の主は村松稔之さん。カウンターテナーリサイタルです。

一部は山田耕作や武満徹作曲の日本語で、二部が歌曲やオペラのアリアをイタリア語で。
曲目ごとに、美しい日本語で美しい発音で解説やエピソードが入り観客を魅了しました。所作も美しい。まるごと芸術です。
東京芸大大学院を首席卒業という若手カウンターテナー。声楽界のホープです。「ホープ」って輝く言葉ですねぇ。
「もう一度聴きたい」という感想が私のリサイタルの評価です。

村松さんは幼少期に神戸で震災にあい京都に移住。自分の命が大切に守られたこと、そして人の支えがあったことに思いを馳せ、NPO法人「SOS子どもの村JAPAN」に関わったことを話されました。
歌だけでは世の中を変えられない、しかしその歌声を心に届け、それにより何かを踏み出す一歩にして欲しいと静かに訴えられました。
美しい声、誠実な人柄、美しいたたずまい、美しい笑顔に、やっぱり観客は心を動かされました。
リサイタル終了後の出口で、NPOの人達が持つ募金箱に次々に札が増えていきます。そこには、厳しさを増す「子どもと家族」の問題を正面から見つめる観客がいました。

裏声の高音域を、それもノンビブラートで出すためには1年間の訓練が必要だったそうです。素人にもよくわかる誠実な解説にとても好感が持てました。
声楽は喉が楽器と聞いたことがありますが、とても納得できました。
楽器は買い直せても、声帯は生の楽器。生涯をかけて維持していくことの困難さが忍ばれます。

この6日間に2度のコンサートと1回の講演会は、常に妹と一緒でした。
以前は夫婦二組4人でというシーンもありました。男性陣が高齢になり優雅に食事してカフェでおしゃべりしてとはいかない環境になりました。
コンサートが終われば2人とも我が家へ一目散。コンサートに行けるだけでも幸せと思っています。

帰宅すると「どうだった?」「すごく楽しかったー!」「そりゃーよかったね」と私の上機嫌を喜んでくれました。
五嶋みどりさんと今回のテナーリサイタルで、十分にエネルギーの補給ができました。


コメント

指揮:エッシェンバッハ & 五嶋みどり

2023年05月16日 | 音楽
83歳の巨匠がベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団を率いて「アクロス福岡」に登場。そしてヴァイオリンはこの会場には12年ぶりという五嶋みどりさん。見逃すことなく3か月前にチケットを入手していました。
みどりさんの40周年を記念して出版された80ページほどの『道程』が全員に配られました。10歳で渡米しているのに素晴らしい文章力と構成です。
楽団もみどりさんも、パンデミック明けの初めての海外公演だそうで志気もあがっていました。
演奏開始の前にプレ・イベントとして、みどりさんと4名の楽団員とのトークショウがありとてもフレンドリーでした。

♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ 
静かに始まった4本のホルンから流れたメロディは「えっ?」。今でも口ずさむ「秋の夜半の~み空澄みて~」でした。確かに中学校の音楽の教科書に出ていました。
この静かな曲がウェ―バー:歌劇「魔弾の射手」序曲の主題だったことを初めて認識しました。おどろおどろしいタイトルとは正反対、美しいメロディーでした。
「魔弾の射手」は10分ほどの曲。この1曲で楽団のファンになりました。

みどりさんの出番はシューマン「ヴァイオリン協奏曲」。難曲だそうですが、どこが難曲なのかわからないまま、ただ美しい弦の音と技巧に吸い込まれました。以前読んだ本から、たぶん楽器はグァルネリ。ストラディヴァリウスとは相性が良くなかったようです。
この協奏曲も暗いイメージで、演奏者に過酷なアプローチを強いる曲だそうですが、そこを経験豊かな名手の演奏で聴く…というのが今回の目的でもあるようです。
プログラムの解説によると、シューマンの妻・クララは「この協奏曲は決して演奏してはならない」と家族に言い聞かせていたそうです。この2楽章の主題をモチーフに別のピアノ曲を書いた直後に入水自殺を図ったとかで・・・。


休憩間の後はブラームスが21年の歳月を費やしたという「交響曲第1」。
ベートーベンの9曲の交響曲に続く「第10交響曲がついに現れた!」と絶賛されるまでにはその時間と労苦が必要だったのです。
高らかに歌い上げるようなクライマックス。いい演奏会でした。
このエネルギーを受けて、しばらくは自分の心を前向きに維持できる気がします。

83歳のエッシェンバッハ氏は三つの曲とアンコール曲・ハンガリー舞曲の指揮の間、手すりに寄りかかることもなく、かくしゃくとして指揮をされました。すごい体力です。
そしてみどりさんのアンコール曲・無伴奏ヴァイオリンソナタ3番のラルゴの時は舞台の入り口に立ったまま聴いておられました。終わると拍手。巨匠がいかにみどりさんに敬意を払っているかが分かりました。みどりさんの腕前と巨匠の人間性を垣間見た時間でした。

上から3ランク目の席でも15000円。少し高いなとは思ったけど、満足度は100%。この組み合わせでもう1度聴くことはないかもしれません。



コメント

武内陶子さんの「ごごカフェ」・・・びっくりのアリの小宇宙

2023年05月11日 | くらし
昨日の換気扇の掃除をしながらラジオタイム。この日のゲストはアリ探求家の島田拓さん。何だか牧野富太郎さんを彷彿させるような好きなことにキラキラ輝く方です。
陶子さんのキャラクターと併せて聞き応えのあるお笑いの世界が広がります。

●アリの巣の模型を持参して説明され、アリは清潔でゴミを捨てる場所、トイレを作るとか。
●生まれてくるアリはすべて有精卵のメス。これが働きアリとなる。兵隊アリもメス。
●結婚飛行のために毎年羽のついたオスアリが無精卵で数匹生まれ、二匹揃って結婚飛行に飛び立ち役目を終えたら直ぐ死ぬ・・・。オス、かわいそう(^-^;
●女王アリは交尾のあと羽を落とし、1回の交尾でその精子をお腹に生かしたまま10年20年も生き、ひたすら卵を産み続けるのだそうです。その数何と2000匹になることも(@_@) 
●アシナガキアリとアリヅカコオロギの話には目が点になりました。アリヅカコオロギがアリのお尻をなめてその臭いを自分の体になすりつけ、何とアリに成りすまします!
そしてアリが目がよく見えないことを利用して、アリが口から出す液を口移しでもらうそうです。まるでオレオレ詐欺???
長い間このやり方で生きてきたコオロギは口が退化してしまい、アリから液をもらうより他は生きる術がないそうです。「好犠牲生物」というのだそうです。びっくりびっくり!
とにかく武内陶子さんと島田拓さんのトークが楽しくて、ぜひ「らじる★らじる」の聞き逃しで聞いて欲しいものです。ラジオ第1、5月10日午後2時05分からです。
📻  📻  📻  📻  📻  📻  📻  📻  📻

アフタ性口内炎で痛い痛い!1センチほどの巨大さ。夕食には柔らかいものを用意しました。

それでもハイボール・・・。
患部に貼る、大正製薬の「口内炎パッチ 大正クイックケア」の効き目が出ています。




コメント

6回目ワクチン接種終了

2023年05月09日 | くらし
今朝、「具合はどうだい?」と聞かれて「えっ・・・?」。昨日何かあったんだっけ?・・・やっと思い出しました。2人揃ってワクチン接種を受けたのでした。

そう言えば寝る前に少し痛かった腕も今朝は何事もなく2人とも今回もうまくクリアしました。念のためにもらっていたカロナールの出番もなく。

待ち時間にワクチンの説明書に目を通していたら、この秋にはもう一度接種のおすすめになっています。これだけ度々接種しているのになかなか抗体は居着かないのかしら?
送られてくるワクチン接種の封書に疑問を持つこともなく、ただただ粛々と対応しているだけです。

チドリソウが満開です。
1本の苗から沢山の茎が出て、沢山の花を咲かせます。

本来は青系のアジサイですが、園芸店が逆の肥料を教えてくれたようで、昨年は青と赤の真ん中でほんとに汚い色でした。
今年は少しましになったようです
ヤグルマソウも青で、庭は青、青、青。
少し遅れて植えたマーガレットが明るさをくれます。

他のマーガレットは一応刈り詰めました。




コメント

「青空文庫PDO ポケット版」って?

2023年05月09日 | 本・新聞小説
日経連載小説は陸奥宗光の青春を描いたもので、とても濃密な内容に辻原登さんファンの濃度も濃くなっていきます。

曲折の幼少期から抜け出し、江戸に出るチャンスを得た宗光は安井息軒の門を叩きます。そしてその妻のことが出てきます。
「13歳年下の息軒の妻女は、息軒の郷里では『岡の小町』と呼ばれた美しい女性だったが、形振り構わず働いて、夫の貧乏生活を支えたことで知られ、委細は森鴎外の短編『安井夫人』に詳しい」という下りがありました。

『安井夫人』は鷗外の作品、という受験のための空虚な知識が恥ずかしく、委細を知りたくて俄然読む気が起こりました。そこで、早道はアマゾン!

届いたのは、扉を入れて15枚の薄~いペーパーバッグで、郵便受けにピタッとくっついて見逃すところでした。

「青空文庫POD」は著作権が満了しているコンテンツを基に制作されたもので、持ち運びに便利な「ポケット版」として書籍化されたものだそうで、この存在を初めて知りました。送料込みで440円。
インターネットで無料で読めましたが、私は断然「紙派」。自分の脳内が狭いことがわかっているので、行きつ戻りつしながら読むにはやはり「紙」です。

ちょっとしたきっかけで、読書の世界が横に広がるのが面白く充足感があります。




コメント

スパゲティの塩分を減らす

2023年05月08日 | 減塩生活
スパゲティにトマトを使うと味が濃厚なので塩分を減らせます。

カットトマト1パックを使いました。紙パックのカットトマトは量的に使いやすいです。

お昼。ベーコンは塩分が高いので、その分塩が小匙1/4ですみました。それでも1人分の塩分は1.91gになります。
サラダが0.4gでどうにかセーフと思いきや、スパゲティを茹でるときの塩がパスタの塩分含有量として、更に0.8gのプラスになるようで2.71gです。
あちこちの情報をかき集めた独りよがりの計算が正しいかどうか分かりませんが、およその目安にははなります。

夜のホイル焼き。併せて塩分2.86g+α。
夫は「高血圧」のレッテルを貼られているわけではないのですが、ドクター指示で「血圧135の壁」を設定されていて、もう1年半経ちました。
これが60代だったら相当なプレッシャーになり不満も出ていたと思いますが、食に対する剥きだしの欲望が「がたん」と落ちた年齢になっていたのでよかった気がします。
Jack Daniel'sのハイボールが爽やかです。これには塩分がないのが幸いです!




コメント

髙田郁『あい 永遠にあり』

2023年05月07日 | 本・新聞小説
書店で「髙田郁」に惹かれて手にしました。タイトルを見て心は動かなかったものの、カバーの裏側の説明を見て直ぐ購入しました。何と「あい」は「関寛斎」の妻の名前だったからです。

幕末から明治維新の時代を蘭学という視点から描いた司馬遼太郎『胡蝶の夢』を読んだときに、3人の主人公の中の1人が関寛斎で、強い印象を残していました。その妻「あい」を主人公にした本が髙田郁『あい 永遠に在り』でした。
各章の「あい」をストーリーに沿って漢字に置き換えています。女性作家のきめの細かさを感じます。

第1章「逢」 :上総の「8000石の蕪かじり」と言われるほどの寒村に生まれた「あい」はまっすぐ前を向いて生き、思慮深い周りの大人たちの温かさに包まれて成長し、いとこで蘭方医「寛斎」と結ばれます。

第2章「藍」:親子3人で銚子に移り住みます。ここで生涯の恩人濱口梧陵に出会います。梧陵は醤油醸造業(現ヤマサ醤油)の当主であり、『稲むらの火』のモデルでもある開明的な文化人です。
寛斎に医療器具や医学書まで届けてくれ、長崎留学をサポートします。その感謝の印に、あいは糸から紡いだ美しい藍色の縞木綿を織り着物に仕立てて届けます。梧陵の存在は、寛斎とあいの生き方に死ぬまで大きく影響します。

第3章「哀」:阿波徳島藩主・蜂須賀斉裕の国詰め侍医に抜擢されて士分になり四国に移り住みます。周りから出自をとやかく言われながらもその生き方と技量で名声を得て、暮らし向きも病院を備えた屋敷を構えるほどになります。
寛斎と一緒になって12人の子の母親になったはずが、次々と半分を失い、その哀しみの中でもあいはキッと前を向いて生きます。

第4章「愛」:戊辰戦争で野戦病院で活躍した寛斎は新政府の信頼を得て厚遇されたにも関わらず徳島に戻り町医者となります。
しかし恩人·梧陵の「人たる者の本分は眼前にあらずして永遠にあり」の言葉を思い起こし、安逸な老後を送るのでなく命あるかぎり本分を精一杯に果たす····そういう生き方を選びます。財産をすべて清算して北海道の開拓に望む決心をした夫をあいは誇らしく愛おしく思い従います。
札幌では息子の又一が農学校で学び農地を取得して実践していましたが、更に奥地の「陸別」の開拓地に移る直前に、過酷な環境の中で体調を壊し、あいは亡くなってしまいます。
夫と連れ添い共に夢に向かって生きてきた、そうすることで自分は生かされたのだと、人としての本分を永遠の中に見つけ、最後まで寛斎に愛を捧げた人生でした。

この本はあいの死で終わりますが、気難しい寛斎はその後壮絶な人生を送ることになります。
「あとがき」によれば、あいが病床で夢見た開拓の地は寛斎の手で拓かれ、あいの遺言どおり、開拓地をを見渡せる陸別の丘に夫婦一緒に眠っているそうです。

コメント

12分で昼ご飯の出き上がり

2023年05月05日 | くらし
主婦にしかわからない食事の準備の煩わしさ。それを少しでも時短にするように工夫しています。
「もうお昼だ」と気づいたのが11時47分。冷蔵庫の中をイメージして、時間に応じたメニューにします。

鶏そぼろは数食分作って冷凍したもの。解凍して熱々のご飯に乗せます。
ニンジンラペも作り置き、塩蒸しカボチャも作り置き、根菜の寒麹漬けも作り置きで、ただ並べただけ。
作ったのは味噌汁と炒り卵だけです。

多分夫は「ご飯」って直ぐ出きるものと思ってるらしい・・・。それが悔しい!
でも自分一人なら、雑な私はずいぶんずぼらになると思います。
食べてくれる人がいることを感謝すべきかな。


コメント