新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

関あじ

2007年12月30日 | 食・レシピ

Sekiaji0002_5 大分佐賀関の関あじ関さば九州人にとっても高嶺の花。そんな折にお歳暮に関サバの干物をいただきました。ちゃんとブランドの登録商標と出荷ナンバーが記された誇り高き関あじです。

一本釣りで漁獲され、干物に最適なサイズの関あじが一夜干やフライに加工されています。、鮮度のいい関あじの加工品が手に入るということは嬉しいニュースです。

関あじのお刺身には手が届かなくても、干物やフライで、その味を楽しむことができます。鮮度がいいので、焼いてもキッチンは全く魚臭いにおいはしません。塩加減が上品で身はふっくら。年の瀬の嬉しい贈り物でした。

071229resipi_003 主役が関あじの和食のメニューでいくつもりだったのですが、冷蔵庫を開けると残り物がいろいろ。で、あれもこれもと和洋のコラボ。ブロッコリーのポタージュは、昆布とかつおのだしでさっぱりと作っています。

グラタンは、なんと前日のブイヤベースの時にスープをとった「だしがら」を具に使いました。ニンニク、玉ねぎ、ネギ、人参、セロリ、トマト、サフラン、魚の頭を30分煮て、煮汁を濾したときの残りです。あまりに美味しいので魚の頭を丁寧にとり除いてとっておきました。とろけるチーズとパン粉をふって焼けば、絶対に残り物とは思えません。大成功のメニューでした。ひょうたんから駒、残飯からグラタンのメニューでした。

冷たく冷やしたトマトは、上にグラニュー糖をふっただけ。トマトには塩が普通ですが、新聞でみて半信半疑ながら作ってみると、これがなかなかの美味。フルーツトマトのようです。

そんなこんなで、和の主役の関あじが、まわりを洋で固められてしまいましたが、それでもあんまり違和感がなかったところがまた不思議・・・。

 

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今度こそ「シュトレン」

2007年12月23日 | 食・レシピ

0712232_002昨日アップしたシュトレン は、予約までして手に入れたものなのに、私にとってどこかわだかまりの残る不満のものでした。里帰りしていた娘の感想も然り。2人して「なんか空しいね・・・。」

年に一度のシュトレンに思いを残してはと、外出した娘がこれぞシュトレンというものを探して買ってきてくれました。

今度は粉砂糖が真っ白に層になるほどかかっています。中にはレーズン、アーモンド、オレンジピール、レモンピール、チェリーがたっぷり。ずしりと重くしっとりして食感も上々。白い粉砂糖に覆われた細長い形が、生誕時の白いおくるみに包まれたキリストに似ているといわれ、クリスマス用のお菓子になったようです。やっと満足のいくシュトレンに出会いました。

クリスチャンでもないのに、クリスマス菓子に大騒ぎするのは気が引けるけど、美味しいものは美味しい。来年は自分で作れたらいいな・・・。

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シュトレン

2007年12月22日 | 食・レシピ

071222_009毎年12月になると売られる 071222_013 シュトレン。 12月初めにパン屋に予約しておいたのがやっと手に入りました。

手にするとずしりと重たい1キロのパン、というよりケーキに近い感じです。10年ほど前、偶然に手にしてからすっかり気に入って、毎年12月を楽しみにしていました。

最近手に入りやすくなったと思っていたら、少しずつ味と食感が変化してきたような・・・。以前は手作りの感が強かったのですが、大量生産となると工場で作るのでしょうか。同じパン屋さんなのですが。

今回は粉砂糖でなくグラニュー糖がふってあり「??」・・・。口にすると、案の状グラニュー糖のざらつきが食感を邪魔していました。マジパンの感触も心もとな気で、しっとり感がありません。

でもとにかく、シュトレンなのです。ドイツでは、各家庭で12月の初めに丁寧に作り上げ、しばらく寝かせて熟成させ、薄く切っていただくそうです。クリスマスまでに少しずつ食べるのだとか。071222_018

071222_01712月の庭はまだ寂しい限りですが、ブルーベリーの葉がとてもきれいに紅葉しました。ぬけるような赤です。

アスパラガスもこんなにたくさんの実をつけ、南天みたいです。鳥に狙われないのはとげ状の葉のせいかしら?

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山苞(やまづと)のおすそ分け

2007年12月04日 | 食・レシピ

071204kaki_002友人から届いた宅配便。箱を開けると、「山苞のお裾分け」という便りとともに美しい柿の葉にうずもれた見事な柿が顔を覗かせました。

広大な果樹園のオーナーでもあるUさんは、生産は専門農家に任せて、緑色から紅葉まで美しく変化していく柿木畑の借景を楽しみながら優雅に暮らしています。

一度訪れたことがありますが、未納連山のなだらかな山里に位置する果樹園は、それはそれは見事なものでした。特に柿の葉が色づく秋は、毎朝眺めても飽きない風景のようです。

ところが、今年は11月の半ばに思いがけない霜が降りて、葉が紅葉しないままに枯れてしまってあの素晴らしい景色が見られなかったとか。果実のほうは大丈夫のようでしたが、雨が少なかったので例年より粒が小さいとのこと。ダンボールに入っていた柿の葉は、霜を逃れた貴重な葉で、U夫人の細やかな心遣いが偲ばれます。

柿といえば日本のものと思っていましたが、なんと今度のイタリア旅行で何度か民家に柿を発見!みんな「柿だっ!」と驚きの声を上げていました。それぞれが柿は日本だけの果物と思っていたようです。見た感じでは、どうも渋柿・・・のような感じでしたが。

柿と一緒に入っていたパンフレットによると、世界の辞書にも「KAKI」「QAKI」とでていて、KAKIは世界にまかり通っているようです。伝播は、一説には種子島鉄砲伝来のときタネがポルトガルにわたったこと。他説ではペリー来航時に種苗を持ち帰ったとあります。

柿の食べごろを熟知すれば、一番おいしく食べられます。フルーツとしてばかりでなく、柿の白和えなんかも美味です。

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「まさか!」の日

2007年12月02日 | スポーツ

071202suketo_003高橋選手、NHK杯男子フィギュア優勝、おめでとう!

4回転で手をついたにもかかわらず、高得点がでてよかったですね。こちらは「やっぱり!」の優勝でした。(写真はテレビを写真に撮ったものです。)

スタート直後の回転のミスで「あぁーっ!」と思ったけど、その後の回転も滑らかなスケーティングもすばらしい演技でした。マスコミの期待をあおる番組や記事のプレッシャーにも負けずに強い意志が感じられました。

それにしても、昨日(12月1日)は「まさか!」の連呼が続いた日でした。

J1最終節の浦和対横浜FC。鮮やかな赤一色で地響きが伝わってくるようなサポーター席。開催すぐから最下位の横浜FCが押し気味で、あっという間に三浦選手の素晴らしいアシストで1点!それでもまだまだ1位の浦和にチャンスがあると信じていました。が、後半になっても、これというところで決まりません。あと5分というところで、気になりながらもBShiにチャンネルを回すと、ちょうど高橋選手のショートプログラム。これは僅差の2位スタート。ちょっぴり小さい「まさか」。

すぐにチャンネルをサッカーに切り替えると、くすんだ赤のサポーター席が歓喜に包まれていました。そう、鹿島が優勝したのです。ということは、浦和はとうとう点を入れられなかったということ。本当に「まさか!!」でした。

次のまさかは、フィギュア女子のフリー。2位発進の安藤美姫選手が優勝をかけて滑り始めましたが、期待の回転で見たこともないようなミスをして、その後建て直しがきかず3回も転倒。もう優勝どころか2位も遠のき、最終グランプリ出場もダメになって、本当に「まさか!!」でした。

そんな中で嬉しい「まさか!」が武田奈也選手の3位!世界ランキングはは21位なのです。あのスマイルがプレッシャーをはねのけたのでしょうか。勝ちにだわらず自分本来のすべりを心がけたというのもよかったのでしょう。

世界のトップクラスの数人が競い合うということは、華麗なフィギュアの裏にある精神の過酷な戦いなのでしょうか。

安藤選手のエキシビジョンでの落ち着いた華麗な演技は、また活躍できることを、心配していた観客にアピールするかのようでほっとしました。心からエールを送りたいと思います。

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