所用があって長崎に行ってきました。ついでに狙っていたのが、オープン2日目の長崎県美術館です。
長崎港に面した斬新なガラス張りの建物にまず目を見張りました。運河を挟んで2棟が渡り廊下でつながり、屋上は緑化して屋上庭園になっています。
所蔵品は、第二次世界大戦中に特命全権公使としてスペインに赴任した故須磨弥吉郎氏が収集した約500点のほか、県が購入したピカソの「鳩のある静物」やダリの油絵などがあります。スペインの15世紀の板絵の修復過程がNHKで放送されたこともありました。
隣接の出島ワーフには、どこかの国を真似たようなレストラン街があり、100万ドルの夜景を見ながら、テラスでゆっくり食事ができます。外人客が多いのはやはり土地柄でしょうか。
長崎は、古くからスペインやポルトガルなど海外との交流の歴史があり、遅きに失した感はありますが、何はともあれこんな素晴らしい美術館ができたことはとても嬉しいことです。