新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

秋の贈り物

2014年11月26日 | くらし

今年も友人から見事な柿が送られてきました。幅広の柿の葉っぱも見事です。これで9回目、9年間もこんな美味しい柿の恩恵にあずかっています。
友人宅の庭になだらかに続く1000本の柿山は雄大で壮観です。余りに見事な秋の景観にテレビ局も入ったりするそうで。
いっさいの作業は専門の農家に委託して、自宅用に自由に扱える1本だけを残しているとか。その1本にこんな見事な柿がなるのです。

果汁が多くて甘みが強い富有柿は1個が350
~400gほどもあります。種が少なく口に入れた時のとろけるような食感がたまりません。交友関係の広い彼女からの宅急便はきっと全国を駆けめぐり、素敵なふるさとの秋を届けていることでしょう。


イタリア旅行でご一緒した大分・竹田のO夫妻から毎年送られてくるカボス。自宅の庭になっているのをご夫婦で採り、箱に詰めて送っていただく・・・。その心をとても嬉しく思います。
今年は孫の入院で忙しくしていたので頂いてから時間が経ってしまい、絞るときは皮が黄色くなっていました。でも大丈夫、2.5キロを一気に絞って1リットルのしぼり汁ができました。徳島の木頭杉で作った柚子絞り器を使うと皮の苦みが出ません。まさに一番搾り!
ポン酢1リットルと、蜂蜜を混ぜたカボスジュース500mlのできあがり。このしっかりした酸味のあるジュースが私の好みなのです。

 

『 カチリ  石英の音  秋 』 井上靖の本の中に出てくる彼の友人の詩。抜けるような秋空を見るといつもこの3行詩を思い出します。

今年は挿し芽をして1年がかりで育てた皇帝ダリア
10本がたくさん花を咲かせました。3~4mの高さにもなり、通常の視線では花が咲いているのを見逃しそう。
挿し芽には行儀よく2個の芽が付きますが、成長の早い段階で1個だけに淘汰されています。片方が勝ったというよりは、もう一方が遠慮したみたいな・・・。面白い現象だと思います。

昨年残した株からは、これも1芽だけが成長し花数もびっしり!挿し芽の分とは違い、茎が孟宗竹のように太くて自己主張が強いのは、さながら「皇帝の直系」を誇っているかのようです。

日当たりが悪い場所に植えた分は背丈ぐらいにしか伸びず、今やっと咲き始めました。花数が少ないし貧相な感じですがこれもいいかな・・・と来年は参考にしてみようと思います。

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スタバで一息・・・

2014年11月08日 | 健康・病気


気がつけば木々は秋の気配まっただ中・・・、もう11月でした。ここは大学病院の中のスタバのテラス。毎日通るところなのにこんなテラス席すら目に入りませんでした。7か月の孫娘の退院が近くなりやーっと一息ついたところです。

孫娘の熱が続き小児科で受けた血液検査でまだ2種類しか反応が出ていないが川崎病の疑いがあるので、これ以上続くときは夜でも救急センターへ行くように指示されていました。数日後の夜中に解熱剤でも熱が下がらずに救急センターに駆け付けた時は、川崎病の疑いありと大学病院を紹介され、娘は入院の準備もして大学病院へ。
私がかけつけた時は、点滴の針を刺した小さな左手は肘から下を包帯でグルグル巻きにされて痛々しい限り。熱の為かいつもはニッコリ笑う表情も全く無し・・・。高い柵のあるベッドに母親と二人座っていました。

小児科病棟では、まだ授乳中でもあるし母親の付き添いが認められていますが、点滴の管に常に注意をしていなくてはならず、おむつ交換ごとに尿の重さを量り、時には30分おきに看護師さんが検温や点滴の具合を確かめに来て、夜もゆっくり休めずにとうとうダウン。看護師さんの勧めで外来受診し母親も点滴ホルダーを押して戻ってきました。1畳ほどの高い柵のベッドに母子でのた打ち回っていました・・・。

大人と違って点滴が1時間に10mlの速度ではなかなか減りません。3日ほどで点滴は外れたものの、次の血液検査でまだ白血球値が少し高いという事で再度点滴へ・・・。今度も3日間で外れて、すっかり元気になった孫娘はベッドの中を這いまわりおもちゃで遊ぶほどになりにっこり表情が看護師さんを喜ばせました。2度目の検査でやっと退院のOKが出たときは2週間が経っていました。

退院の日、医長回診があり「僕が若かった30数年前は熱が下がるのに40日かかりました」と言われ、確かに私の子育て時代は川崎病は恐れられていた病気でした。入院している子供の中には川崎病もかなりいます。病院側も川崎病に対してあわてる風もなく淡々と進む治療が母親である娘の心を軽くしてくれたようです。医学の進歩を今更ながら確認したものです。

母親の付き添いは許されていても、病院食は出ずにレストランか院内のコンビニ利用では、泣く赤ん坊を置いてはベッドを外れることも出来ません。身体にいい食事を作って運び、娘のお風呂の時間には泣く孫をあやし、更には留守宅の世話もあり・・・、と夫も私も毎日大奮闘の入院サポートでした。

ガラス張りの新館は3年前に建ったばかりで、最近の大学病院の規模と設備にビックリしました。地下鉄乗り入れでアクセスもよくまさに白い巨塔です。

こんなわけでブログのことも忘れていました。気がつけばひと月ほども更新していなかったのですね~・・・。

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