新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

しまらっきょうと海ぶどう

2007年04月30日 | 食・レシピ

070430niwa_001_1 友人から沖縄土産に、しまらっきょうと海ぶどうをいただきました。最近よく耳にし気になっている食材で、まさに時宜を得たお土産でした。天ぷらがいいとのアドバイスを受けましたが、せっかく作るならとネット検索。『しまらっきょうの鰹節・醤油炒め』にきまり。

茎を切り薄皮を剥いて、きれいに洗い塩をふって1時間。油を熱したフライパンで、中は生が残るくらいに軽く炒めて、鰹節をたっぷり振り入れます。その上から醤油を入れ、醤油が焦げるくらいになったら火を止めて盛り付けるだけ。

070430niwa_007ネギ類独特のピリ辛さとカリッとした食感が、酒の肴にピッタリです。臭いも残るということで、たくさんは食べられないところがやはり珍味の部類でしょうか。

海ぶどうも初めてでした。名にたがわず、小さな緑の粒がぶどうのように連なった海草です。塩を抜いて、甘酢をつけてで食べますが、プチプチの食感がさわやかです。

沖縄県は、モズクにしろ海草の消費量が多く、さすが健康を誇る県だけあると思いました。

070430niwa_012連休前半の最後は雨になりました。あわててスイートピーとバラを切花に。バラはあまり手入れもしないけどよく伸びよく咲きます。20年ほど前に、英国と日本のロイヤルファミリーの名前を冠する3本の苗を植えました。そのうち残ったのがこれです。一本はプリンセス・ミチコ、もう一本はクィーン・エリザベス、もう一本は忘れました。このバラの 名前をご存知の方がいらしたら教えてください。

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『 The Queen 』

2007年04月27日 | 映画

Queen_1このチラシと、キャッチフレーズ『世界中が泣いたその日、たった一人涙を見せなかった人がいた』にひきつけられて『クィーン』を観て来ました。

10年前のダイアナ妃の衝撃的な事故死。それに対してエリザベス女王は、民間人となったダイアナには必要ないとコメントを出さず無視した結果になりました。国民的な絶大な人気を誇るダイアナに対する侮辱だと民衆の不信感は増大します。タブロイド版も批判的な記事を書き立て、国民と王室が離れていくことにブレア首相は危機感を募らせました。

窮地に追いこまれた苦悩の女王を救い、国民との和解に力を注いだのが、首相に当選したばかりのブレア首相でした。

事故から1週間、国民から思いもしない怒りをぶつけられた女王の苦悩と人間性、意外に家庭的な王室の日常、女王の威厳、元首としての立場など、ロイヤルファミリーの内側が映し出されてたいへん興味深い映画でした。

2007年、アカデミー賞主演女優賞を受賞したヘレン・ミレンは、さすが、完全に「エリザベス女王」になりきっていました。威厳と品位とプライド、そして公には見せない人間性をこれほど見事に演じられるということがすごいことだと思います。

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2回目のハマナス開花

2007年04月25日 | ガーデニング

070425niwa_009_1 ハマナスの南限をはるかに越えて、私にとっては衝撃的だった’06年のハマナスの3個の開花。が、秋に期待していた赤い実の結実にはいたりませんでした。

今年の開花も期待半分でしたが、10個の蕾を付けました。今日は第1号の開花です。昨夏、厳しい暑さをゴーヤーの陰で過ごしたのがよかったのかもしれません。

4年前、網走の原生花園のショップで、割り箸のような苗木をダメもとで買って帰りました。少ない花数ながらよくぞ咲いてくれたものだと思っています。2度あることは3度ある・・・と、これから毎年期待してもよさそうです。

070420popi_01910年ほど前に植えた花苺。丁度ハマナスの色のようなピンクのかわいい花が咲き、結実しない種類で、ランナーを伸ばしてどんどん増えていきました。

邪魔になるほどで、あちこちに移し変えていたら、昨年あたりから花は黄色、おまけに1cmくらいの赤い丸い実をつけているのに気づきました。?・・・。こんなことってあるのでしょうか?(後ろのピンク色はヒメツルソバで関係ありません)

調べて見れば、「やぶへび苺」にが一番近いのです。園芸店で買ったときは、こんなおどろおどろしい名前ではありませんでした。多分、なんとかスターと言っていたような・・・。

調べてみて、とんだ「やぶへび」でした。今では家の裏の片隅でグランドカバー化しています。

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ラズベリー(フランボワーズ)

2007年04月23日 | ガーデニング

070423niwa_017_1 一日中雨が降り続いた翌日に、色づいていたラズベリーの実がこんなに太っていました。雨と関係あるのかな・・・。緑の中に赤い実を見るのは、胸がときめきます。

英語でラズベリー、フランス語ではフランボワーズ。最近はケーキによく使われ、フランボ ワーズのおしゃれな響きのほうが耳にすることが多いようです。フランス語の方がおいしく感じられるのは偏見…?

娘と旅行したとき、フランボワーズのアイスクリームがとてもおいしくて、事あるごとにそのおいしさを口にしていました。味自体がはっきりした濃い味なのです。物語にも森へイチゴを摘みに・・・というのが日常的にあるほどだから、ヨーロッパの木苺は特においしいのだろうと思います。

そのとき以来、娘との思い出も込めてラズベリーをおいしく育てたいと思っていました。一度目は地植えにしたら、とどまるところを知らないほど茎が伸び、それでも実をつけずにとうとう切ってしまいました。

そして、今年になって「支柱のいらないラズベリー」のキャッチフレーズを見つけて、今度は鉢植えにしました。実なりまで2~3年ということでしたが、すでに蕾が付いていたし、2月に植えて4月には実がなり・・・とうれしい成長です。緑の実が結構付いています。普通は開花が4月、結実が6~8月ということですが、今年はやはり早いようです。

鳥ならずとも、赤い実を食べたいのは人間も変わりはありません。鳥に横取りされないように、ちゃんとネットをかけました。

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モッコウバラの白と黄が満開です。

バラと名が付くけど、虫にも強く、というより虫が付かなくて育てやすい木です。

花が多いので、散ったあとが大変ですが…。大き目の鉢植えの方がラクチンです。

070407hana_004カロライナジャスミンも黄色の花をびっしり咲かせました。ジャスミンと名はつくものの芳香性はありません。開花の期間は短く、こちらも散った後がたいへんです。

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わさび漬けと昆布の佃煮

2007年04月20日 | 食・レシピ

070420popi_015 この時期しか作れないもの…と思うと、気があせってしまいます。葉わさびを見つけたので早速しょうゆ漬けをつくりました。

作り方はいたってカンタン。洗ったわさびを手でちぎり、塩をまぶして1時間ほど置きます。シソを揉む感じでアクを出し、しっかり絞って瓶に入れ、薄口しょうゆと液体のだしをひたひたになるくらいに注いで冷蔵庫で保存します。おにぎりに、冷奴に、酒の肴に、熱々のご飯にと、ピリッとした辛さを楽しめます。かなりいけますよ。

070420popi_021右がわさび漬け、左は昆布の佃煮です。昆布の佃煮は、酢をたっぷり入れるので柔らかく、酸味がしょうゆ味をマイルドにします。

①昆布150gは適当にはさみで切り、5分程度水に漬ける。(これは捨てずに、煮物のだし汁に使えます。)干ししいたけ(適宜)は水に戻し細切りに。いりこ(適宜)はフライパンで乾煎り。

②大き目の鍋に、しょうゆ100cc弱、酢150cc、つゆの素(2倍希釈)150cc弱、黒砂糖120g~150gを煮立て、①の材料を全部入れて強火で煮立て、その後中火で約50分ほど煮つめる。最後に冷ましていりゴマをふりかける。

市販の佃煮のようにしょうゆからさはありませんが、好みに応じて調味料はもっと減らしてもいいと思います。070420popi_009

スイートピーが満開です。強い甘い香りが部屋の中まで漂い、春を強調しています。

パンジーは花茎が伸びすぎました。まだまだと思わずに潔く抜いてしまうことです。イングランドのガーデニングの番組を見ていたら、惜しいという気持ちを捨てないと次の花は咲かせられないとのこと。

次の苗のために、後進に道を譲る…いずこも同じ大切なルールです。

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梅酒の梅を、砂糖を溶かした湯で少し煮てアルコール分を飛ばし柔らかくし、梅とあずき餡をタネに梅大福を作りました。自己流ですが、おいしくできました。

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御衣黄桜(ぎょいこうざくら)

2007年04月13日 | まち歩き

070412sakura_014池の周りのウォーキングコースも、桜がだんだん葉桜に変わる頃、「お出まし」とばかりに、おもむろに黄緑色の桜が開き始めます。そう、御衣黄桜(ぎょいこうざくら)です。サトザクラ系に属し、黄緑色の八重、花弁に葉緑体があるという珍しい桜で、全国にもまだ数は多くはないということです。

「御衣」とは貴人の服装のことで、その服の萌黄色がこの桜の花弁の色に似ているところから「御衣黄」といわれたとも…。
5,6年前の春、ウォーキング中に『御衣黄桜』と書いた短冊に気づき、初めてその存在を知りました。きっと、風流な人が素晴らしい桜の存在を教えてあげたいと思われたのでしょう。

070412sakura_011そのときは読み方が分からず「おん・ころも・きざくら」と読むのかな・・・、それでもなんと趣のある読み方だろうと思っていました。「ぎょいこうざくら」の読み方を教えてくれたのは、もの知りの友人です。短冊は風雨にさらされ、ひとシーズンでなくなってしまいましたが、それに気づいた私はラッキーでした。

桜のエピソードといえば、故・進藤元市長の風流な話があります。

昭和59年、道路拡張のために数本の桜が伐採される運命にありました。ある日、その枝に「花守 進藤市長殿」と宛てた詠み人知らずの『花あわれ せめてはあと二旬 ついの開花をゆるし給え』という短冊がぶら下げられました。その後、それに気づいた市民がたくさんの悲願の短歌を枝にかけたのです。

その中に『桜花惜しむ 大和心のうるわしや とわに匂わん花の心は』という進藤市長の返歌もまじっていたのです。この心の交流によって6本の桜は救われました。桜を守るために道路の位置が変更され、歩道のなかに組み入れられてちょっとした休憩のスッポトに整備されました。風流な歌詠み人と『筑前の花守』、なんとも粋な話です。桜の頃になると、この心温まる話を思い出します。      

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4月のカレンダー

2007年04月10日 | くらし

070410_4出光美術館で求めた今年のカレンダーは、仙崖和尚の書画集です。75×35の小さな掛け軸という感じで、軽妙洒脱なタッチの書画を毎月楽しんでいます。

4月は、二字書額『止戈』。解説には『戈(ほこ)を止どむとは、戈を用いることを止める、すなわち兵乱を止めることを意味する。  ところで、「武」という字は戈と止との組み合わせである。本来「武」とは、戈を止どむことなのである。』と書いてあります。

なるほど含蓄のある言葉だと思いました。今まで私の持っていた猛々しいイメージと違って、平和的な解釈に頷くことしきりです。漢和辞典の「戈」の部でも、これが本来の解釈だとでていました。

一方、漢和辞典の「武」では、『戈(ほこ)をもって兵乱を防ぎとめる。一説に人が戈をもって前進する意という。』と書いてありました。こちらはやっぱり武器は使うんだ…。

今やハイテクの兵器や武力とかまびすしい世界ですが、仙崖和尚と同じ解釈が実現できることを願っています。

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春色、春味、春の香り

2007年04月04日 | 食・レシピ

070330niwa_001お天気続きで、苺が大変安く出回っています。店頭の赤い苺を見たらジャム…とは、考え方は短絡的!持ち帰るのが大変なことは分かっていましたが、8パックも買ってしまいました。

ヘタを取って約1.2キロ。砂糖400gをまぶして一晩おきます。翌日、滲みだしたジュースの部分だけを煮詰め、とろりとしたら、苺を加えて少し固まるまで、強火で手早く煮ます。私が作るのは毎年、苺の形を残したやり方です。1リットル瓶に、このくらいのでき上がり。旬のうちにと思って、今日また2キロ買ってきました。

070401sakura_017_2右はピクルス。塩でもんだオクラ、さっと茹でたベビーコーン、赤と黄色のピーマン、ミニトマト、キュウリを漬け込んでいます。

漬け汁を作るとき、酢とみりんを間違えてしまいました。また作り直し(;´д` ) トホホ  

生協の調味料は、瓶の形がみな同じだし、酢とみりんは色も似ているし…とは言い訳かな。

ともあれ、早く気づいて、傷は浅かった!1週間もすれば、春の味が楽しめます。

070402hana_004_1 クリスマスローズを切り取って花瓶に。薄いピンク、薄い黄色、赤、白の4種類です。ピンクは時間が経つと、だんだん緑色に変わってきています。地植えで、3年から5年経っています。大好きな花だから、あと2株の苗を育てています。

本来は3月ごろから咲き始めますが、今年は1月から咲いたものの、花茎がなかなか伸びずに心配していました。が、3月の陽光を浴びたら花茎がにょきにょき!1本の茎に複数の花がつき、期待通りのクリスマスローズになりました。

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花☆ま☆つ☆り

2007年04月01日 | くらし

Img_2122 3月の最後の日に、自治会の花まつりがありました。天気は上々、桜はまさに満開!

今まで一度も参加したことがなかったけど、今回初めて寄せ植えのコンクールに出品したためです。

昨秋に「花と緑の会」主催で、参加者が指導を受けながら、1ポットに6種類の花の苗と球根を植え込みました。半年間それぞれの家庭で丁寧に育て、春の「花まつり」にそれを持ち寄り、その咲きを競うというなかなか味なコンクールです。コンクールは、来場者がそれぞれ優秀だと思う作品5点を選ぶ権利が与えられ、集計によって1等から5等までが選ばれるというものです。花の種類は全員同じなんですが、隣の芝生は、実に新鮮に美しく見えます。妻たちが半年間それぞれのオットよりも大事に育ててきた芸術品ですから。

070331maturi_039投票の段階で、自分の作品が0票だったらと不安になり、自分に投票しようかな・・・と思ったけれど、いざとなるとなかなかそうできないものです。でも、なんとなんと私の寄せ植えが1等賞に選ばれてしまいました。1位が同点二人でしたが、会長と審査員長の二人の評価で私に決まり、めでたく1位というわけです。写真の右が私の作品、左がいただいた賞品の花です。でも名前が分かりません。知ってる方がいらしたら、教えてください。

コンクールの後は、花見の宴に。自治会で仕出しの鉢盛りが準備されていましたが、数名の方が腕によりをかけて作った花見弁当やおはぎ、和菓子など差し入れてくださいました。私食べる人…。本当にご馳走様でした。

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