新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

シュウメイギクの「びっくりポン」

2015年11月22日 | ガーデニング

数年目にしてやっとたくさんの花を咲かせたシュウメイギク。「秋明菊」と当てた漢字のなんと美しいこと!花が散った後の実を切り花にしてみました。。


球状の実がダンスをしてるようなリズミカルな動きが面白くて存在感があり、輪島塗の花器と合ってとても気に入っています。小さな紙風船は、色の数だけの折り紙を組み合わせて、小2の孫が作ってくれたものです。不器用なばーばを越えてくれて嬉しい限りです o(^-^)o 
眺めているうちに、球状の「実」は、最初から花の真ん中にあるので結実したものではないはず・・・。「実」ではないかも、と思って調べてみると、シュウメイギクの花の構造を全く理解していなかったことがわかりました。



ピンクの花弁のように見えるのは「蕚片」で花弁の役割を演じているそうです。真ん中の緑の球状は多数の「雌しべ」が集まったもので、その周りの黄色いのが「雄しべ」だという事がわかりました。
この球状の緑は熟すると中から綿毛が出てくるのだそうです。まさにシュウメイギクの「びっくりポン」でした。
シュウメイギクは「菊」ではなく、キンポウゲ科のアネモネの仲間。キンポウゲ科の植物の多くは花弁を持たないのだそうです。
美しい花に細かいことをいうと興ざめですが、雌しべの中から綿毛が飛び出すのをぜひ目撃したいものです。

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白内障手術

2015年11月16日 | 健康・病気

視力にだけは自信があったのに、50代半ばに老眼鏡が必要になり、メガネの度数も3.5まで上がり4本も作り変えました。それでも旧出版の文庫本の小さな活字が読みづらくなり、眼科医の診断はどんなにメガネを作り変えても無意味、先に白内障手術をしたほうがいいという事でした。
目にメスを入れる光景を想像しただけで躊躇していましたが、将来体が動かなくなっても本を読む目だけは残して置きたいという思いと、97歳の母に乳がんの小さな腫瘍が見つかったことも後押しをして、手術をするなら「今でしょ!」ということで決心しました。

白内障手術はタクシーで30分足らずの眼科専門クリニックで受けました。昨年の年間実績で5100例という県下でも有数のクリニックで、手術前検査には待ち時間を入れて一日かかりました。診察室12室、スタッフも検査機器も設備も整っていても、一日数百人の患者さんだから時間もかかります。

待ち時間が長くても、これだけ綿密に精密な検査をするのだからと思うと返って信頼度が増すものです。別々に二人の先生の診断で、焦点を遠くに合わせたレンズを挿入する、日帰り手術でもOKという事で手術の日程を決めました。
 

手術の説明では、手術費用は70歳未満だから片眼45000円、両眼9万円。結構高い・・・。
でも最後に、70歳未満は区の保険年金課で「限度額適用認定証」を交付してもらえば半分くらい負担してもらえるという説明を受け、さっそく申請しました。
ちなみに70歳以上は片眼・両眼を問わず一律12000円。70歳以上の高額収入の人は一律45000円。なーるほど、国保の医療費給付が赤字になるはずです。

 さっそく10日左目手術、11日術後検査、12日右目手術、13日術後検査。順調に行った場合はここで一区切りつきます。両眼のレンズはきれいに挿入されているとのことですが、表面に炎症が残ったので14日も検査で、連続5日間の通院になりました。
5日間往復タクシー通院と術後検査の長ーい待ち時間に、これなら入院してベッドで待った方が楽だったかな・・とは感想です。次回の術後検査は19日。

やっと一段落してふと見上げると、庭の皇帝ダリアが青空を背景にたくさんの花を咲かせていました。術後2週間くらいは「土」をいじるのは禁止。禁止事項が結構あり、洗顔は1週間後から。

こうしてパソコンに向かうのにもテレビを見るのにもメガネなしでできるようになりましたが、眼内レンズは人間の水晶体のように自由に調節できないので、老眼や乱視には矯正の眼鏡が必要です。
日々視力が落ち着いてきていますが、1か月後に視力の検査をしたあと新しいメガネができる予定です。

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