新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

ストップ・ザ「捨」

2014年05月23日 | くらし

月に一度だけの燃えないゴミ収集日。整理して収納庫や床のスペースが広がるのが快感の私ですが、捨てないでよかったものがあります。

ひとつは、息子のお土産、パステルの「なめらかプディング 極み」 の容器です。美濃焼で漆の質感を持つ円筒形の蓋付き容器は、何かに使えるはずと残しておきました。

時節柄 「桜と日本酒のデザート」の作り方が日経新聞に載りました。この和のデザートなら美濃焼の器がしっくりきます。材料はすべてそろっています。「作るなら今でしょ!」とさっそく作ってみました。

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①牛乳300ml、砂糖大さじ6、粉寒天小さじ1を合わせて中火にかけます。煮立ったら弱火にし1分ほど混ぜながら煮ます。
②火を止めたら、日本酒100mlを加え粗熱を取ります。塩を抜いた桜を粗みじんに切ってそこに加えます。4個の器に流し入れ冷蔵庫で冷やし固めます。
③水50ml、砂糖大さじ1.5  を中火にかけ、火を止めたら日本酒小さじ1を加えて冷まします。シロップの出来上がり。
④上の②に③をそそぎ、桜の花をのせます。ちょうど黒豆を煮ていたので、それでアクセントをつけました。

 

もう一つは折り畳み傘。外出先で雨に合うごとに増えていく中途半端な傘。長く収納庫にしまっておいたせいか柄の部分の樹脂が溶けだしてベタベタしてとても不快です。使い物にならないし、ここぞとばかりに処分するつもりでした。

 「まるで接着剤みたい・・・。接着剤??それならシールはがしで取れるかも・・・」とスプレー式の接着剤はがしを吹き付けました。

布で泡を拭き取ってみるとバッチリ取れているではありませんか!あとは水洗いして成分を取り除けばご覧のとおりです。このアイディアが嬉しくて捨てがたく、やっぱりとっておきます。いつも断捨離を強行しているわけではありせん。寸でのところで息を吹き返した傘でした。

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憂鬱な雨の日はカラフルな傘は少し気分を盛り上げてくれます。梅雨には役に立ちそうです。今日のごみ出しにストップをかけたプリン容器10個と傘2本でした。

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あじさいの季節

2014年05月18日 | ガーデニング

5月17日のアジサイ

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(追加の写真) 5月24日 1週間後のアジサイ。本来の色になってきました。 

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昨夏の終わりに、娘が瀕死の状態で運び込んだ「小手毬アジサイ」。枯れてはいなかったので切り戻していたら、予想以上の花がつきました。この色と花の大きさがとても気に入っていますが、娘に取り返されるかも・・・。
そういえば私も娘の歳には、鉢植えの花を買ってきては枯れたらそのまま処分・・・という状態でした。今は全くの見よう見まねの園芸ですが、いつの間にか庭にはたくさんの花が咲くようになりました。苦手の虫も、老眼でぼやけて見えれば怖さも半減、対処もうまくなりました。

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全く知らない間に芽を出して1年も経たずにこんなに大きくなった木。葉の長さが45センチもあります。冬の間は葉が落ちて枯れた状態でしたが、春になってどんどん葉が増え伸びています。名前をご存じの方は教えてください。

以前、アボガドの種が芽を出して2mぐらいになりましたが、枝振りがよくない上に結実させるのは困難とわかり抜いてしまいました。
50センチほどに伸びたマンゴーの木は、温度管理が難しくて冬に枯れてしまいました。だから、見たところアボガドとマンゴーではないと思いますが・・・。

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《荒木村重》と《岩佐又兵衛》福岡市美術館

2014年05月15日 | 福岡市美術館

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茶色く枯れてしまった茎が陽光を浴び始めると再び大輪の花を付け始めました。今年も、クレマチスは期待を裏切らずに咲きました。

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また大河ドラマ「軍師官兵衛」からの余話。

織田信長は摂津・有岡城主荒木村重の力量を高く評価しながらも、村重に向ける言動は厳しさを増していき、次第に齟齬が生じてついに村重は謀反を企てます。そんな村重の傍らにはいつも絶世の美女と言われる「だし」が付き従い、その腕の中には生まれたばかりのかわいい赤ちゃんが・・・。
1年後に有岡城は信長に落とされてしまいます。村重は落ち延びますがほとんどが信長に惨殺されてしまいました。しかしその赤ちゃんは乳母に抱かれて逃げ延び本願寺にかくまわれていたのです。

その赤ちゃんこそが長じて天才絵師・岩佐又兵衛に成長していたのです。私がそれを知ったのはつい先ごろ。福岡市美術館で開催中の「岩佐又兵衛 36×2 で2組の「三十六歌仙絵」を見てからのことでした。

同じ時期に活躍した俵屋宗達を太陽とするなら、又兵衛は月に例えられていたほどの絵師です。又兵衛の名前は知っていましたが、村重とのつながり部分は司馬氏、火坂氏、葉室氏の本にも出ていなかったような・・・。だから、今ここで、大河ドラマのクライマックスで荒木村重と交錯したところに、私はとても興奮気味なのです

三十六歌仙すべてが揃って現存しているのは全国で3組だけとか。そのうちの2組が福岡市美術館に収蔵され、今展示されているのです。
1組目(旧上野本)はこの美術館所蔵品。2組目は若宮八幡宮(福岡県若宮市)伝来のものが福岡市美術館に寄託されたもの。なんというラッキーな巡り合わせでしょう!。
36歌仙の歌は教科書に出てくる馴染のあるもの、人物も一人一人特徴を掴んで描いてあります。72枚の何ともまあ贅沢な歌仙絵との出会いでした。

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『終活・生前整理』について

2014年05月02日 | くらし

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4か月経った皇帝ダリアの挿し穂(挿し木用の茎) 芽が伸びたのでやっと地植にしました。1月にサトウキビみたいな節をノコギリで切り分けミズゴケを巻いて室内で保管、じーっと我慢の4か月でした。ひとつの挿し穂から必ず二つの芽が出ていました。

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治会を通して「終活・生前整理」のチラシが回ってきました。何となく気になるタイトルに目を通すと、孤立防止センターの速水靖夫氏の「独居高齢者福祉講座」を要約したものです。なるほどなるほどと納得のいく内容に、これは独居になってからでは遅すぎる、やるなら『今でしょ!』と要約して載せておきます。

★★★「部屋の掃除や片づけをしましょう」★★★
◎片付け作業の最初の整理は、物を「捨てる」と「分ける」から始まります。それを成功させるために「やり方」と「考え方」が大切です。
  ・押し入れやクローゼットの中は使わないものがあふれていませんか。使っているものは室内に出しっぱなし。物の量だけ室内が狭くなります。不要な物の倉庫代わりになっていませんか?
  ・「もったいない」の本来の意味は「物の命が生かされていない」状態。「まだ使える」なら使ってあげましょう。「まだ着れる」ならなぜ着ないのですか。本当に「もったいない」と思うならば、今使ってくれる人、着てくれる人に差し上げましょう。リサイクルに出しましょう、寄付をしましょう。身の回りの物にも命があることを大切にしましょう。

  ・物の命とともに考えるべきは、そこに暮らす人の命。「住」という字は「人」が「主」と書きます。捨てないことにこだわるあまり、そこに暮らす人が窮屈な思いをするのは本末転倒です。

◎整理の仕方
  ・収納しているものを、
毎日使うもの、時々使うもの、年に数回使うもの、全く使わないものに分けると効率よくできます。

  ・衣類の整理は、若いころの服や子供が小さいころに着ていた服など、思い出とともに処分しきれない服が保管されていませんか?思い切って整理しましょう。

  ・押し入れの大半を布団が占拠していませんか?時代も変わり親戚が大勢集まることも少なくなりました。思い切って片付けましょう。収納スペースが広がります。

  ・古くなったタンス類の処分も考えてみませんか?タンスは部屋を狭くし風通しも悪くなりホコリもたまりやすくなり、良い住環境とは思えません。自分の健康を考えるなら思い切って住環境を変えてみませんか?

ざっとこんな内容です。今テレビでも盛んに「収納」についてノウハウを教えています。老人ばかりでなく若いうちから整理整頓は大切なこと。ということで階段下の収納庫を半日がかりで整理しました。体力と根気のあるうちに!


 

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