新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

オテルドゥミクニの「春キャベツのロースト」

2022年03月31日 | 食・レシピ
毎朝スマホを開くと、トップに簡単な料理の動画が表示されます。それがいつも簡単なものばかり‼️簡単料理にばかりアクセスする私の性向を、すっかり飲み込んでいるようで複雑な嬉しさです(((^_^;)。

昨日は、今が旬の「春キャベツのロースト」で、その焦げめが食欲をそそり、早速作りました。キャベツが四半分でーんと居座る感じは、なかなか春めいています。
焼き付けの火が弱かったのか、もう少し焦がしたほうがよかったけど。
市販の「お好みソース」を白ワインで割ったソースにも親しみがわきます。
出来上がって、三国シェフはこれをフォークとナイフを使っていました( ^-^)。グレーヘアーをかわいいピンで止めたいつものほほえましいスタイルです。
三ツ星シェフの、安価で簡単で美味しい家庭料理のレシピを提供しようとする努力がとても好ましいです。
下記にその動画をリンクしておきます。






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さくら♪♪♪ネモフィラ更新

2022年03月30日 | くらし
新聞で花見の歴史を読んでいたら、森山直太朗の「さくら」の独唱が流れてきました。桜の歌は色々あるけど、美声で歌い上げる「さくら」が一番心に届きます。


ウォーキングコースの30本の桜を固い蕾の時から見ているので、ゆっくり時間をかけた開花には、ハッとする喜びの度合いが低いような・・・。気分が盛り上がりません。頭の片隅にウクライナの暗い影が揺らめいているからかも。
ある日突然に目の前に満開の桜、ならもっと感激する気がします。
桜の名所に赴き、花の美しさと沢山の人の歓喜がセットになって花見が「完成」するのかもしれません。

🌸 🌸 🌸 🌸 🌸 🌸 🌸 🌸 🌸
新聞から。
大勢が集まる宴としての花見は平安時代に始まっているということです。812年嵯峨天皇が文人を招いて花見をし、漢詩を読みあったのが始まりとか。

派手なのは秀吉の「醍醐の花見」。700本の桜を醍醐寺に移植させ、大名や側室1300人を招いて盛大に花見をしたそうです。でもそれは庶民に開かれたものではありませんでした。

花見が広く根付いたのは将軍吉宗の時。1270本の桜を飛鳥山公園に植えて庶民に開放。上野では禁止されてた酒宴や鳴り物を飛鳥山では容認したそうです。これが現代の花見の原点という見方が示されていました。

「群桜」「飲食」「群衆」の3つの要素を満たす花見は日本特有だと指摘されていました。
やっぱりね。来年こそは、そうありたいものです。

公園の、一番楽しみにしている御衣黄が切り口さえ見えないほどにバッサリと伐られてしまいました。
害虫にやられて少しずつ枝が切り詰められましたが、今年はついに姿を消してしまいました。めったに見られない桜だけに、とてもとても悲しくて残念です。

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ネモフィラ更新







ネモフィラは薄曇りが好きみたい(^-^;



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ギコギコ、スパッと切り口 !「フルーツサンド」

2022年03月29日 | 食・レシピ
きのうの話。
イチゴのフルーツサンドが食べたいなぁ、まだイチゴが出回っているから今のうちに作ろう、がまず一つめの理由。
テレビでフルーツサンドの切り口を見ていた夫の「あんなにきれいな切り口は無理だな」にやる気が出た、が2番目の理由。
いつもロールケーキの切り口はギザギザだものねぇ・・。

それでなくても生クリームのふわふわ感とイチゴの甘酸ぱさが口の中に降りてきて、早く食べたい!作らなくちゃ!私の頭の中では春の季語にもなっています。

パンと生クリームとイチゴがあればできるフルーツサンドです。
ということで、お昼ご飯はふわふわのあま~いイチゴのフルーツサンドにしました。
パン切り包丁をお湯でしっかり温めて、小さくギコギコとゆっくり小刻みに動かしていくと、スパッと爽やかな切り口が現れました!できた!

8枚切りの食パン4枚で2つ出来上がりました。生クリーム1パック、砂糖40g、コンデンスミルク40g。カロリー高っ!!!
それでも、分厚いので1つを半分個にしてちょうどいい分量です。
作りたい、食べたい欲求が満たされて胃も納得しました。
パンのミミはピザ風にトースト。これが甘いサンドの後には、カリカリでとても美味しかったのです。


イチゴのヘタにハート型の切れ目を入れたのに、ハートが消えた・・・。切り方を間違えたかな。

残る1つのサンドをどうしようか・・・。夕食はご飯の方がいいし、翌朝の朝食から甘ったるいのはノーサンキュー・・・。
そこに、たまたま友達が届け物を持ってきてくれたので、「食べる?」「食べる!」ということで持ち帰ってもらいました。味が落ちる前に決着がついてよかった!
あ~ぁ、しまった、保冷剤を入れるのを忘れた・・・
🥚 🐣 🥚 🐣 🥚 🐣 🥚 🐣 🥚 🐣
ゆで卵を作るとき「卵の穴あけ器」が重宝します。

ゆでる前に、卵の尖っていない方を下にして軽く押すと小さな穴が開いて、殻がきれいに剥けます。
半分に切るときは、デンタルフロスが役に立ちます。糸でという向きもありますが、口に入れても大丈夫なのはデンタル用品です。

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「パルスオキシメーター」の認証番号一覧(厚労省)

2022年03月28日 | 減塩生活
少し前、パルスオキシメーターの未承認品トラブルのことが大きく掲載されていました。
私が購入したのは昨年のコロナ第3波の真っ只中。品薄で1ヶ月待ってやっと届きました。混乱のご時世、コロナを悪利用した未承認品が出回るに違いないと、医療機器認証番号を確認して購入しました。
偽の番号を書いたものもあると聞いて、念のため厚生省のホームページで調べてみました。

現在流通する正規品は約160。下記をクリックすれば、厚生省の認証したページが開けます。

購入したものは、きちんとした正規品で安心しました。 
コロナになり毎朝体温チェックしています。オキシメーターは毎日使うことはありませんが、医療機器としてひとつ持っておくと安心します。
  
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安部龍太郎『ふりさけ見れば』(日経新聞小説)その③128~238

2022年03月27日 | 本・新聞小説
8世紀初め頃、唐の北方では契丹や突厥が反乱の機会をうかがっており、王朝内では門閥派の李林甫と進士派の張九齢らの熾烈な権力闘争が行われていました。李林甫は宦官と結びつき、進士派には王維や仲麻呂がいます。
そこに北方との争いに破れた安禄山の処罰問題で意見が2つに割れました。
仲麻呂はいわば国命とも言うべき自分の果たすべき役割を考えて、王維からの批判を覚悟で、張九齢を見限り李林甫に従う道を選びました。
張九齢は失脚、王維も左遷され涼州に去ります。それ以来仲麻呂はずっと親友を裏切ったという自責の念に苦しみます

舞台は日本。仲麻呂を唐に残したまま、734年吉備真備は苦難の船旅を制して日本に帰国します。
しかし朝政が藤原氏に牛耳られていることに怒りを覚えた真吉備はその勢力を崩そうと、かつて遣唐押使を務めた多治比縣守の力を得ようと画策します。そこに起こった天然痘のパンデミック。

藤原四兄弟が自家の主導権を確立するために、感染を疑われていた遣新羅使を入京させていました。
それがもとで都の住人の半数が感染し、その半分が命を落とすまでに・・・。そして自業自得、藤原四兄弟も命を落としました。

その頃唐では、吉備真備と同時に帰国したはずの平群広成が途中で嵐に巻き込まれ、今のベトナムに漂着。生き残った4人は2年をかけて洛陽にたどり着いていました。これが736年。
玄宗皇帝は3年弱の洛陽滞在から長安に戻りました。平群広成も長安に移り、仲麻呂の協力援助を得て帰国の方策を探っているところです。

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1300年前の天然痘と今のコロナのパンデミックが重なり、当時の息詰まるような空気が生々しく伝わりました。
患者への対応、治療法が余りにも具体的だったのでWikiで調べてみました。
大和朝廷は8世紀初頭には中国にならった疫病のモニタリング制を導入しています。
太政官符「疫病治療法および禁ずべき食物のこと7カ条」として、国司を通じて全国に周知徹底させようとしたそうです。

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さくら餅対決 「 関東風 vs 関西風」

2022年03月26日 | くらし
昨夜からの暴風雨は風の音も荒々しくて、火が着いたら大江戸の大火だな···と熟睡できませんでした。
暴風雨にたたられてどんよりの日は、さくら餅作り。関西・道明寺粉 対 関東・白玉粉です。私には道明寺 対 長命寺。

左が関西風、右が関東風。
学生の時、長命寺の散策で口にしたのがクレープ風のさくら餅でした。
それまではさくら餅は、つやつや光った粒々の米に包まれたものだったので、ちょっとのっぺらぼうの関東風に「???」でした。
京都公家 対 坂東武者???

以来、家で作るのは簡単な関東風が多かったので、娘にはお米のさくら餅が食べたいと言われたものです。
作る本人は、作業だけでお腹いっぱいになるので、味見は後回しです。お菓子って作るのが楽しい!
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ネモフィラの春も寂しげ

2022年03月25日 | くらし
ウクライナ🇺🇦・・・。毎日鉛の玉を飲み込んで、消化できないままどんどん積み重なって行きます。もう玉でなく金平糖状のトゲがある鉛玉がズキズキと体を傷をつけています。いまだに理解できない一方的なウクライナ侵攻。
ロシア兵により強制的にロシアに移動させられたウクライナの人たち。パスポートも取り上げられ、捕虜同然に極東へ!ウクライナとは正反対の過酷な極東。同朋の文字はどこに行ったの?2年間はロシアから移動できないとか。スターリンの時と同じ・・・。

旅行したとき、サンクトペテルブルグの女子大学生が「スターリンは悪い人です」と言い切っていました。それが今、同じことが・・・。

🌸🌸🌸🍺🌸🌸🌸🌸🍺🌸🌸🌸🌸
春を誇るネモフィラも心なしか寂しげ。









ネモフィラで庭を埋めたいというのも、今の情勢を考えると空疎に響きます。



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しっぱい😵💧

2022年03月24日 | くらし
朝食用に4日おきに2斤のパンを焼きます。これで4日分。4日目は両端をサイコロに切ってバナナパンプディングに。

ご飯は続けて炊いても飽きないのに、なぜかパンは計量してセットするのに飽きてきます。だからたまには食パン以外を焼いたり、市販のふんわり食パンで気分転換。

フランスパンの材料の計量をして、最後にイーストを振り入れたところ「何か匂いが・・・えっ間違えた?・・・これ、いりこだしだっ(×_×;)」
だしの部分を小麦粉と一緒に丁寧にすくいとり、その分量の粉を継ぎ足しました。イーストといりこだしは全く同じ様な顆粒の色と形。気づいてよかった。

うまく緊急対処したはずなのに、1次発酵の時からイースト菌の混ざりがよくなくて斑点ができていました。
フランスパン2本とフランスあんパン4個。味には全く問題がないのですが、パンは焼き色がものをいいます。やっぱり失敗作。テンションだだ下がり。

実は、さくさくホロホロのポルボロンも。なんと最後にコーティングする粉砂糖を間違えて片栗粉を使っていたのです。
「粉砂糖」とシールを貼った容器の横に、全く同じ容器に同じ白い粉が並んでいたのです。
片栗粉の容器は別にあるので、詰め替えの余剰分を別保存したかすかな記憶が。
ポルボランを作ったのが夜だったので味見はせず、翌朝気づいたのでした。
ポルボランの表面を水でさっと洗い流しペーパーで拭き取って粉砂糖をコーティングして衣替え!
片栗粉は癖のない粉なので全く影響はなかったのですが

注意力欠如。年齢のせいにしたくなくて言い訳をしているけど、注意力が無くなること自体が歳のせい・・・でしょうね。

昨晩、最後のブルーベリーでジャムを作っておきました。まだ300gの冷凍が残っていました。

明るく膨らんだブルーベリーの蕾を見て思い出したのです。今年もたくさん実るといいな。


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竹で作ったガウディの「サグラダファミリア教会」

2022年03月23日 | くらし
「まんぼう」解除で古文書のサークルが再開されました。花冷えといえるほど冷えていましたが、建物に入ったとたんにロビーの展示にくぎ付け。「天空のガウディ平和への道しるべ」をテーマにした展示がされていました。

作品は高さ1.7m、装飾的でちょっと変わったサグラダファミリアですが、製作行程や製作の意図を聞くうちにとても心を動かされました。製作者は今村俊彰さん。制作期間は10年。
2種類の竹に柿しぶなどで着色、気の遠くなるほどの数の穴をドリルで空け、和紙でステンドグラスを再現。一見鉄の彫刻に見えるほどに、複雑な行程が垣間見られます。

塔の手前には、やはり竹製のバルセロナの街並みが広がっています。その竹の曲線の雰囲気が、街角にあるガウディ設計の建物を彷彿させるような。
スマホで立体感を出すには力不足。4割ほどし真実を伝えられませんが、一応載せておきます。

原爆ドームをイメージして、ガラス製のドームを乗せた架空の19番目の塔が、平和と鎮魂の象徴として追加されています。点灯して内部に灯りがつくようになっています。

3月31日(木)まで福岡市立中央市民センターで展示。長崎を起点に全国巡回の計画だそうです。お目に止ることを希望しています。

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さくっとホロホロ「ポルボロン」

2022年03月22日 | 食・レシピ
クリンちゃんのブログで見たスペインのお菓子という「ポルボロン」。今すぐ食べてみたい!
ブログを読んでいて、ひょっとしたらさくっとホロホロの白い球状の焼き菓子じゃないかな???あの食感がたまらなくて、無印でかなり買ったけど、きっとあれに違いない・・・。
でも名前がブールドネージュ???とかなんとかだったかな・・・。
ネットで探してみたら、名前は違っても同じようなもので、作り方も技術は特に必要なし、ということで早速作ってみました。
幸いに材料は揃っていました。というより、手持ちの材料で済む作り方を選んだのです。

材料を順番にまとめ、生地を混ぜてラップで形を整えます。

冷蔵庫で30分寝かせます。卵が入らないだけで、クッキーのグランドシャの作り方と似ています。

冷蔵庫で寝かす時間が、長電話でタイムオーバー。固くなりすぎて丸めるのが上手く行きませんでした。

オーブンで12~3分!まあ、それなりに焼き上がりました。「ポルボロン」の響きと食感がこれ程一致しているのが感動です。
買った方が安いかも、そんな感想です。
でも、もっと真ん丸な白いボールに仕上げるために、もう一度作ってみようかな。

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これもコールドスタート 、鶏そぼろ丼

2022年03月21日 | くらし
今日はボランティアの日。例によって昼ごはんは鶏そぼろ丼。10数年前から作っているのですが、「あれっ、これもコールドスタートなんだ」と再認識しました。
作り方は過去ブログに書いています。

そぼろなので老人にもぴったりです。

今、バスの中でスマホでblogです。揺れてます。入力ミスがあるかも。
今日は人出が多いと思ったら、世の中3連休でした。毎日が連休の身。祭日の赤い数字が脳の中では同化して気づきませんでした。
コロナ禍で長期休みや時間が減ったりして、整理すべき資料の山が増え続けています。
以前はボランティアも祭日はお休みにしていましたが、この山の状況に誰言うともなく出ていくことになっています。
というより、見慣れた顔に会えることがうれしくて・・・かな。

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真夜中のおはぎ作り

2022年03月20日 | くらし
昨夜、お風呂にはいるときに炊飯器にもち米をセットしてスイッチオン。その後すーっかり忘れていました。
いざ就寝というときに急に思い出して、夜中にごそごそと・・・。
お彼岸のお供え分があればいいから4個だけ作り、もち米は丸めて冷凍庫へ。解凍すればいつでも作れそう。

つぶ餡は、北海道小豆を使ったしっかりした生協の餡です。市販のものより水分が少ないので見た目もきれいにまとまります。
「おはぎを作る」と公言するには、はっきり気が引けます。もち米と餡を合わせるだけだから「料理」でなく「工作」です。でも「美味しい」と言われればやはり嬉しいです。

🍡 🍡 🍡 🍡 🍡 🍡 🍡 🍡 🍡
今日のお昼ご飯、ベーコン以外は全くもって残り物の混ぜ合わせ。
ほうれん草とビーツとアスパラガスのサラダが少し残っているのを刻んで。溶き卵も。ブロッコリーのゴマ油炒めも。えーぃ、全部混ぜちゃおう!どれも食べ物だし。

ビーツの色で、季節を意図したみたいにほんのり桜色。見た目成功です。
「これ、色々混ざっていて美味しいなぁ」と気恥ずかしくなるコメントでした。



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誕生日。結局は手作り料理・・・

2022年03月19日 | くらし
「まんぼう」も解除されたので、夫の誕生日はホテルのレストランでと決めていました。が、予約しようとした時に夫がおもむろに、「解除されたといっても、まだ陽性者が減らないから・・・」。全部聞き終わる前に「あっ、そう、止めるのね」と平静を装って言ってはみたものの、私の心は収まりません。

期待していた楽しみがバッサリ切られた!大きな白いお皿の真ん中に、お洒落な料理がちょこっと!あ~ぁフランス料理が食べたーい。
自分の誕生日でもないのに「裏切られた」感じ。コロナが元凶だけど、大手のホテルだしそこまで引かなくても。考え方の違いはどちらかが折れないと。いや、私が折れないと。

誕生日当日は、フランス料理とは対局にある煮魚とお吸い物の、色も地味ーな定番料理で効果的な反抗をしよう。そして「してやったり」とほくそえむ・・・。そういうプログラムでした。

時間がたてば「怒り」って自然と薄れるもの。私だって美味しいものを食べたいし、機嫌を直して手作りしようっと!夫が私の機嫌に全く気づいてないのも癪!

雨で買い物に行けないから冷蔵庫の中身を最大限活用しました。
ロールケーキだけは前夜作っていたので、翌午前中に2品だけ作るよう算段。
そうして当日、手順よく進んで午前中に出来上がったのは、やっぱり食器乾燥器のお陰かな。

かくして「ハピーバースデー✨🍻🎶」のお昼ごはんは、アクアパッツァと鮭のパイ包み。だからご飯は必要なし。
お騒がせのアサリでなく、北海道厚岸の冷凍アサリを使いました。少し高めだけど、まるまると太っています。

「かんぱーい」の時にわかったけど、年齢を間違えていました((^^;)。だから夫は私の認識より1歳若返りました。80歳を過ぎたら、毎年更新して覚えるのが大変(^^;
原始人は3より大きい数字はどれも「いっぱい」、とは子供の頃の記憶です(ToT)

ずーっと先の希望でなく、すぐそこの小さな希望を見つけながら生活しています。
夫は毎朝ラジオ講座を聞いているので、その時間が終わる頃階下に降りていきます。それまではベッドの上でスマホチェック。階下に降りていくとリビングは暖まっているし、夏は冷えているというぐうたら主婦です(^o^;)義母が生きていたら腰を抜かすかも!

ちょこっと進化したもの。ロールケーキの「の」の字がきれいに書けるようになったこと。容器と材料の準備から、巻いて完成するまで1時間で作れるようになったこと。

歳をとれども、まだ進化する部分が残っていたのは嬉しいな🎵😍🎵
次はスポンジ台を工夫しよう。







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西條奈加『六花落々(りっかふるふる)』

2022年03月18日 | 本・新聞小説
室町時代には「六花落」を「ゆきふる」と読んだそうな。風情がありますねぇ。
少し前に読んだ同著者『千両飾り』で、古河藩藩主土井利位(としつら)が雪の結晶の観察をまとめた『雪華図説』がちらりと出てきました。器具も装置もあるはずがない時代と藩主ということだけがずっと心に残っていました。

それを詳しく小説にしたのがこの『六花落々』で、友人から回ってきました。この友人のおかげで、自分からは手に取ってみなかった分野に足を踏み入れて、もう何十冊借りたかなぁ・・・。365連休の時間と心を埋め、満足度も高い歴史、時代小説に大変感謝しています。

雪の結晶を調べるのは藩主土井利位、重臣鷹見仙石、下士小松尚七の3人。主人公の尚七も実在の人物であることはあとがきで知りました。

雪の結晶に魅せられた苦労と努力の物語かなと思いきや、尚七を囲んで歴史の「名優」が出てくるわ、出てくるわ!
もう、一流の俳優を通行人の役に使ったような贅沢な顔ぞろえです。大槻玄沢、大黒屋光太夫、近藤重蔵、渡辺崋山、宇田川榕庵、シーボルト、高橋景保、間宮林蔵、谷文晁、司馬江漢、大塩平八郎・・・。
それぞれを主人公にした本ができるくらいの豪華メンバーが登場します。

これは時代小説でなく歴史小説です。
物語は偶然に出会った古河藩の重臣・鷹見と下士・尚七から始まります。その秘めた能力を見出された尚七は江戸で藩主の御学問相手に抜擢されます。
そうなると自然と交流は広がります。蘭医ら知識人と交流する中で、少しずつ渦巻き始めた時代の揺籃期に飲み込まれていきます。

下士出身の尚七は視点を常に民に置いていました。身分制度の厳しい時代に、「尚七はそのままでいい」とそれを許した鷹見もすばらしいと思います。

☕ ☕ ちょっとだけ閑話☕ ☕ 美術の教科書などでよく見かける渡辺崋山筆「鷹見仙石象」があります。絵の記憶はありますが、人物についてはノーマークでした。
それがなんとこの古河藩の家老にまで上り詰めた人で、この本では「鷹見忠常」家老になって「鷹見仙石」だったのです。微かな知識が結び合う偶然がとても嬉しく楽しくなります(*^^*)
この本では二番目の主人公とでもいえる圧倒的存在感の人物で、「土井の鷹見か、鷹見の土井か」とまで言われた人。意思の強い澄んだ表情がそれを物語っています。☕ ☕ 

さて、尚七には、高価な顕微鏡を使って雪を観察することが贅沢ではないのかというためらいがあります。雪の結晶がたくさん見られる年ほどその年のコメの収穫が悪くなるということに気づいたのです。観察の喜びに相反する農民の困窮。故郷の惨めな民百姓の姿が目に浮かび苦しみます。

まさに天保の大飢饉の最中に、鷹見は、贅を尽くした雪華文様の高価な蒔絵の道具数点を進物用として作らせます。苦しむ民をないがしろにしていると尚七は正面から反発します。
後になってわかるのですが、それは南の被害が少ない暖かい藩に宛てた贈り物でした。数年続く大飢饉で、食べるものにも困り果てた古河藩の民を救ったのが、被害の少ない九州の藩から送られてくる「お救い米」だったのです。 
民百姓の汗水を無駄に費やしていると思った雪華観察が、領民の糧となったのです。ずっと先を見通した鷹見の見識の高さに、尚七は足元ばかり見ていた自分を恥じました。

有能な家老に支えられて藩主は大阪城代に抜擢され、そこに勃発した大塩平八郎の乱を平定します。大塩に忠鷹見は厳罰を下しますが、民に基軸を置いた大塩の思想は尚七の心に奥深く残ります。

大塩をめぐって鷹見と意見が激しく対立したときに「殿のためにも、わしのためにも、おまえはそのままでいろ」の思いがけない言葉をかけられます。
それは民百姓に近いところにいた尚七を通して、民の思いを藩主の殿に伝えられるからというものでした。鷹見は、藩主は民百姓の状況を知っておくべきだと確信していたのです。
「ありのままの自分を受け入れてくれ、認めてもらった」と尚七は、感動と共にそこに不思議な感覚を覚え、遠くで静かに白く揺らめく炎、白炎を見たのでした。

20年かけて「雪華図説」は完成します。そこに尚七の名前が挙がることはありませんでしたが、それは尚七も納得済み。
そんな欲のない尚七だからこそ、藩主は尚七に一番心を許し、自分の孤独を救ってくれた、これから先も共に歩くことを強く望まれます。
雪華みたいにすがすがしい清涼な空気が漂う、この本のクライマックとでもいえるでしょう。

この本の登場人物で、後に幕府の咎めにより命を落とす人がたくさん出てきます。
倒幕に向かって歴史は少しずつ歩を進めていたのです。まさに白炎が。それまでとは違う何か新しい空気が漂う、何かが芽を出そうとしている・・・。だからこの時代の話が好きなのです。





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「バターチキンカレー」・・・プロの味になります

2022年03月17日 | 食・レシピ
チキンは前夜からたれに漬け込んでいたので、昼ご飯にさっと作れました。2年前から我が家のレシピです。私が作ってもプロの味になります。
小林まさみさんのレシピ「バターチキンカレー」はスパイスがカレー粉のみです。ただカロリーが高く800Kcalあまり、塩分も2.2g。

☆漬けだれ(4人分)
 プレーンヨーグルト 150g
 カレー粉 大さじ2
 トマトケチャップ 大さじ2
 塩 小さじ1
 コショウ 少々
 はちみつ 大さじ2
 レモン汁 大さじ1+1/2
①漬けだれに鶏もも肉500gを入れてもみ込み、冷蔵庫に2時間以上おき、料理の前に室温に戻します。
②フライパンにバター大さじ2、おろしニンニク・おろししょうが各小さじ1を入れて、強めの中火。香りが出たら①を全部入れて、蓋をして弱火の中火で15分。
③蓋をとり、トマトピューレ1/2カップ、生クリーム1カップを入れて火を強めてひと煮立ちします。

シーンによって、生クリームを豆乳やホイップクリームに変えます。
カレーの味がマイルドなので、辛いのが欲しいときはカレー粉を足します。昼食・夕食と続けてでも食べたくなるカレーです。

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アーモンドの花が満開です。




小さい卵ほどの実がなりますが、いつもそれ以上は進みません。小さい木ですが、桜より早く咲くので喜び先取りの花です。


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