新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

早々に店じまい?

2013年07月28日 | 食・レシピ

まだ7月というのに、ゴーヤの花がチラホラになってしまいました。早々に店じまい?と思ってしまいます。
120本も採れて処分先に困ったほどの収穫量がストンと落ちてしまったのです。植物1本から採れる数には限りがあるのでしょうか。
「カーテン」さえ残ってくれたら・・・、でも毎日1本ずつでも収穫できたらいいなとやっぱり欲を出します。

あま~いミニトマトも100個ほど採れると葉が黄色くなり始め、これもすでに店じまい。さらに庭の片隅のミョウガがひと月も早く採れました。これも早く店じまいをするのかしら?
今のうちにゴーヤの佃煮と砂糖漬けを作っておかないと。

◆ ゴーヤの佃煮

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● ゴーヤ2、3本(500g)  ● 調味料( 砂糖 大さじ6、 醤油 大さじ3、 みりん 大さじ2、 酢 大さじ2、 水 大さじ6 )   ● 削りかつお 2パック、  ● ごま 小さじ2 

①ゴーヤは縦半分に割り、わたを取り除き、長さ5センチ幅7~8ミリに切って、さっと茹でておく
②鍋に調味料を合わせ、ゴーヤを入れます。蓋をずらして乗せ、時々混ぜながら弱い中火で40分ぐらい煮ると、汁気がなくなってきます。
③汁気がほとんどなくなったら火を止めて、削りかつおとごまを加えて混ぜます。密閉容器に入れて冷蔵庫で1週間はもちます。

ゴーヤの苦み成分は胃液の分泌を促すそうで、夏バテ解消にもなります。濃いめの味が苦みカバーしてくれるし、酢が入っているので口当たりがよく、夏に嬉しい佃煮です。


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◆ ゴーヤの砂糖漬け
作り方は、昨年の記事「天日干し不用のゴーヤの砂糖漬け 」に書いています。


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それ以前までは、天日干で手間がかかり、その上べとべとと扱いにくく困っていたところ、冷蔵庫の乾燥の欠点を逆に生かそうと思いつきました。盆ざるごと冷蔵庫に入れておくと7,8時間でOKだったのです。面倒くさがり屋は意外なところに気づくものですo(^-^)o 

 

 

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◆ ミョウガの手まり寿司

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①ミョウガを半分に切って、甘酢に2~3日つけておきます。
②ミョウガの芯の方は細かく切ってすし飯に混ぜます。ラップを使って、ミョウガの外側とご飯を丸く包むだけです。簡単、簡単!でもその割にはミョウガの味と色がちょっと高級感を出してくれます。

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映画 『25年目の弦楽四重奏』

2013年07月24日 | 映画

遅い夜の時間にcannellaさんのブログでこの映画の素晴らしい内容を知りました。ぜひ観たいと調べてみると、26日までミニシアター・KBCシネマで上映中。間に合ってラッキーとばかりに、12時間後には映画館の中に・・・。 

四重奏、カルテット・・・。弦楽器の4人のメンバーとメンバーの一人娘が繰り広げる複雑で緊張感のある人間ドラマです。市中のどこにでもあるような愛、不倫、嫉妬、仲間意識とライバル意識、親と子の心のずれが、あるきっかけで4人の音楽家に一度に噴出すると・・・、というストリーになっています。

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カルテット《フーガ》のメンバーは、第一ヴァイオリンのダニエル、第二のロバート、ビオラのジュリエット、チェロのピーター。師匠格のピーターは、親子ほど年齢もかけ離れており、フーガの精神的拠り所でもあります。
ジュリエットの亡き母とピーターは昔は仕事仲間。母に先立たれたジュリエットはピーター夫妻の深い愛情の元で成長し、ヴァイオリンに打ち込みます。
ロバートとジュリエットは夫婦。その一人娘がヴァイオリン奏者を目指すアレクサンドラで、その才能を伸ばすためにダニエルに指導を頼みます。ダニエルとジュリエットはかつて愛し合った仲でした。5人の人物相関図はざっとこんなものです。



カルテット《フーガ》結成25年目のコンサートの練習中に、リーダー格のピーターがパーキンソン病に侵されていることが発覚、引退を表明しました。
メンバーに衝撃と動揺が走り、そこからいろいろな不満や葛藤や感情が噴出し、連帯が一気に悪化してしまいます。

ジュリエットは親同様のピーターがいないカルテットは考えられないこと、ロバートが第1ヴァイオリンを弾きたがっていることやフーガがダニエルの思うとおりに進んできたことへ不満、ダニエルがロバートは第1ヴァイオリンは無理だと言ったこと、ジュリエットも夫の才能を認めていないことなど、どうしようもなくバラバラになり始めます。
そんな中で憔悴したロバートは一夜の不倫に・・・。ジュリエットの怒りは収まらず、とうとう家から追い出し、悪化に歯止めがかからなくなってきました。


 そんな不協和音の中での練習中、ロバートは精確無比のダニエルに譜面を見ない演奏を提案、「情熱を解き放せ」と指摘しますが、お互いの音楽論は反発のまま。

娘アレクサンドラがダニエルにヴァイオリンの指導を受けるうちに、二人は真剣に愛し合う仲になります。それを母のジュリエットが知ると、娘と母親は激しくぶつかり合い罵り合い、あげくはアレクサンドラが子供の頃からいだいていた母への不平不満をぶちまけます。


ピーターの家での練習中に、娘とダニエルの仲をしった父親のロバートは、ダニエルと楽器や家具を投げ合い掴み合っての大ゲンカ。ダニエルもこの愛は逃したくないと必死に抵抗します。「音楽に敬意を払え」と怒ったピーターはみんなを追い出しました。
しかし、ある日、アレクサンドラは母親のインタヴュー番組を見てその愛情に気づき、ダニエルとの決別を決心します。

最年長のピーターは、いずれは自分が最初にこの楽団を抜けると思っていたのが、現実に自分が抜ける事で起こった破壊状態に、深く傷つき、深く悲しみ、亡き妻の美しいアリアを聴きながらこの現状をみつめます。


演奏会の日、ダニエルは椅子に座ると静かに譜面を閉じました。以前ロバートが指摘していたことです。それを見て、先ずロバートが、そしてジュリエットの閉ざした心が溶け出し、四人の目と心が合い、自然に美しい演奏が始まりました。

演奏が最高頂にさしかかった時に、突然ピーターの手が止まります。そして、静かに立ち上がると、「 休みなく演奏続ける “アタッカ” に、自分はついていけなくなりました。今までありがとう。自分の後はニナ・リーが引き継いでくれます」と、観客の最大の拍手の中で静かに舞台を去っていきました。3人のメンバーにも、もうあわてない音楽家の精神が戻っていました。

交代したニナの素晴らしいチェロで四重奏が続行されていきます。ひずみが生じ始めた《フーガ》は、ピーターが用意した筋書きに沿って、新しいメンバーとのハーモニーの中に25年目の演奏を再出発させたのです。

ストーリーとしてはこんなものですが、その間に入る演奏、アリア、メトロポリタン美術館に出てくる名画、雪景色のセントラルパークなど心にしっかり届くものがあり、実にすばらしい映画でした。

才能あるダニエルがなぜソリストにならなかったのかの問いに、「2,3回リハーサルするだけの仲間でなく、ずっと一緒に音楽を続けていく仲間が欲しかったから」と答えるダニエル。彼のみならず、カルテットを組む音楽家の心のうちを見たようでとても心を打ちました。


ベテラン俳優の楽器の使い方には全く違和感がなく、メロディーと完全に一致していて、さすがアカデミー賞受賞の名優たちといわれる所以です。相当に練習もしたそうです。
しかし、新しいメンバーに加わったニナ・リーは本物のチェリストで、弾きかたが全く違っていました。カメラを意識する俳優と、音を意識する音楽家の違いでしょうか。

 

この日の入場券は、ポイントがたまって「ただ」で入場できました。こんなすばらしい映画に申し訳ない気持ちもありますが、やっぱりタダは嬉しいですね~。

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オクラの花 vs 綿の花

2013年07月19日 | ガーデニング

の雰囲気がよく似ているので調べてみたら、両方ともアオイ科でした。日光が容赦なく照りつける夏に、あまり自己主張せずにそれでも存在感を示す花、オクラと綿の花です。

♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪ オクラの花 :;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:

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実よりも花が見たくて植えました。野菜の花ってどれもいとおしく咲きます。
『あまちゃん』ではないけど、「ファン投票」したら間違いなく舞台に上がれるグループに入ります。「奈落」には絶対に落ちません。o(^-^)o

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花が萎れると、暑い空気を突き破るかのように上に向かって実を付けます。収穫を惜しんでいると、筋が出るし固くなって食べられなくなります。


 ♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪  綿の花  :;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:

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昨年よりひと月も早く開花した綿の花。ロイヤルウェディングのドレスを彷彿させます。この猛暑の中で、純白の花びらを涼やかに開花させた綿の花に拍手です。美人薄命で、次の日にはもうしぼみます。 

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白からピンクへ色が変わります。必死の「色変え戦術」でも、もう再び開くことはありません。

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気がつくと、枯れた花の下に固いグリーンボールの実が育っていました。秋になると、この実がはじけて中から綿の白い繊維が飛び出します。綿あめみたいな。ちょっと夢のある嬉しい綿の一生です。


そんな中で「負けじ!」と朝顔が登場。数が多ければいい・・・というものでもありません。この鈴なり状態は、どこから見ても子供の頃のシンプルなイメージと違います。薄いブルーの地味な朝顔はどこに行ったのでしょう・・・。

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ゴーヤあれこれ

2013年07月18日 | くらし

Img_2204梅雨が明けたとたんにゴーヤの最盛期に入りました。最初の収穫から2週間で80本余りも採れています。
初めの頃は30センチもあった実の長さがだんだん短くなってきましたが、料理の
しやすい長さです。

私の「緑のカーテン事始め」は2006年。だからもう8年目ということにになります。大変なのはネット張りです。4m×4mが一面、3m×2mが一面で一日がかりです。

ゴーヤは連作を嫌うために、接ぎ木苗を使うことによってそれをクリアしています。居間側に9本、キッチン側に4本植えている2面のカーテンは、今では我が家の夏の風物詩。収穫ばかりでなく、日よけの優等生でもあります。

食時にはレースのカーテンを開けて、濃い緑を見ながらビールをゴクリ。ゴーヤのビアガーデンです。

沖縄で食べたゴーヤチャンプルーの味付けがとてもシンプルで、その作り方を探していたところ、たまたま新聞で沖縄の料理法を知りました。塩だけの味付けです。液体の調味料を使わないのでべちゃっとした感じがなくて、今はもっぱらその料理法を応用しています。


◆ ゴーヤとイカのチャンプルー

Img_2252_4①ゴーヤは薄切りにして塩小さじ1で下味をつけておく

②フライパンを熱して油大さじ半分を入れ、木綿豆腐を崩し入れながら両面がこんがりするまで焼き付けて取りだす

③同じフライパンに少し油を足し、イカをさっと炒めて取り出す

④同じフライパンに少し油を足し、ゴーヤを入れて火が通ったら、豆腐とイカを戻し入れて混ぜる。最後に溶き卵を回し入れて軽く混ぜる。味が足りない時は塩や醤油を足す。 イカを豚肉に替えたり、その日の献立により応用します。


◆ 
ゴーヤライス(2人前)  (我が家のいちおしです)
Img_2246_2①ゴーヤ半分は薄くスライスして、軽く塩をしておく。 ニンニク1かけは薄くスライス。

②調味液として醤油大さじ1、砂糖大さじ1、酒少々を混ぜておく

③フライパンを熱してごま油大さじ1とニンニクを入れて香りを出す。ここに豚肉100gを炒めて軽く火が通ったらゴーヤを入れて炒める

④全体に火が通ったら調味液を回し入れ、溶き卵を入れる場合はここで入れる。ここに温かいご飯300~320gを入れて混ぜ、いりごまをふりかけて出来上がり。
私は冷やごはんをレンジで温めたものを使います。
娘と電話で話をしている後ろで、5歳の孫の「ゴーヤライスを食べたーーーい」という声が聞こえてきました。


 ゴーヤと梅とラッキョのサラダ風 (くちこさんのコメントから)
Img_2245_2①ゴーヤは薄くスライスして、軽く塩を振っておく。(沖縄の雪塩はマイルドです)

②梅2個の実をこそげ取ってもの、ラッキョウ4,5個を細く切ったもの、塩レモンを小さく切ってたもの、カツブシ1パックを、ゴーヤと混ぜあわせます。

③器のまま冷蔵庫に入れておくと、朝からサラダとして食べられ、とても体にいい気がします。このままの塩味だけで十分においしく、ドレッシングの必要はありません。

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ガスパチョなら 「今でしょ!」

2013年07月14日 | 食・レシピ

息子がお土産に、神戸の行列のできるパン屋さんで買ってきてくれたパン。バゲットが3日目にはコチコチに・・・。それを使ってパンプディングを作りました。オーブンでなくフライパンでできます。
外側はこんがりと、内側はふんわり焼けて、暑い夏にも朝からおいしく食べられました。

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レーズン入りバゲット…120~130g   卵…2個   牛乳…カップ1  
砂糖…大さじ3   ラム酒…小さじ1  バター…10g
①卵、牛乳、砂糖、ラム酒(またはバニラエッセンス少々)を混ぜ合わせます
②角切りにしたパンを上の液に2~3分浸しておきます
③フライパンでバターを中火で溶かし、②を卵液ごと入れて、蓋をして弱火で7~8分焼きます。
④底に焼き色が付いたら、裏返してさらに3~4分焼きます。

最初は小さ目のフライパンを使い、裏返しの時に大き目のフライパンに替えると形が整います。

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 猛暑が続き食事がおいしくない・・・。朝からでも冷たいスープが飲みたい・・・、と前の晩から準備していたガスパチョを作りました。火を使わない簡単料理です。

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トマト…3個    ピーマン…1個    玉ねぎ…半個    きゅうり…1本
ニンニク…1かけ    フランスパン…20g   クミン…少々   パセリ…少々
オリーブ油…80ml    バルサミコ…25ml   冷水…250ml
塩・胡椒…少々  浮き身に野菜の角切り

①野菜とフランスパンは適当に切り、オリーブ油、バルサミコをかけ、クミン、塩コショウで味付けする
②冷水を入れて冷蔵庫で一晩寝かせて味をしみこませる
③翌朝、必要な分だけミキサーにかけ、上に野菜の角切りをのせる

上に浮かべたきゅうりの歯ごたえが軽快、野菜も一度に採れるし元気がつきます。カリッと焼いたパンプディングもペロリと食べてしまいました。
ガスパチョの色が冴えないのはバルサミコを使ったから。本当はワインビネガーの方がいいようです。

この分量作っておけば2,3日は持つので、残りを夕食時にも使える楽ちん料理です。何よりこの暑さの中で火を使わないというのがメリット。まさに「今でしょ!」のメニューです。




   

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文句なしにおいしい「ラビゴットソース」

2013年07月02日 | 食・レシピ

「あまちゃん」の後は「あさイチ」に移りますが、これにはまるとなかなか腰があがりません。そんな時はダイレクト録画、後でゆっくり見ます。
今日の豚ゃぶのタレは、材料からして間違いなくおいしそうなので、さっそく作ったものをアップします。ツンとくる酸味がなくて、マイルドなソースです。

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材料はサラダ油、オリーブ油、塩、バルサミコ酢、しょうゆ、蜂蜜、レモン 中に刻みいれる野菜が、玉ねぎ、きゅうり、パセリ、トマト、赤・緑のピーマンです。

詳しくは
NHK「あさイチ」(赤をクリック)を見てください。出来上がりは500ml以上。冷蔵庫保存も1週間くらいだそうです。

指導したのが、「料理の鉄人」番組で陳健一さんを負かしたという女性のフレンチのシェフ、加賀田京子さんです。話題性もありますが、家で簡単に作れるところが家庭的です。
ラビゴットソースの上に茹でた豚を乗せるのも、盛り付けがフレンチでおしゃれになります。(カシューナッツは 手持ちがなかったので入れていません。それでもOKでした)

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5月1日に植えつけたゴーヤがこんなに成長しました。ゴーヤのカーテンの裏側から撮った写真です。表より「裏」が好き・・・?
初収穫は、昨年と2日しか違わない6月26日。植物の季節を感じるアンテナの精巧さを再認識しました。

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さっと茹でたゴーヤのスライスにかつぶしをかけ、ポン酢で食べるつもりでテーブルに並べました。
ところが、豚しゃぶのラビゴットソースがあまりにもおいしいので、ゴーヤにもかけてみようということになり、混ぜ混ぜの「実験」。
大当たりです!野菜たっぷりのこのソースがしばらく活躍しそうです。

「何でもありー」の我が家では、ゴーヤの上には、お茶漬けなどについてくる小さなあられも振りかけていました。食感もいいし、これもはなまるでした!

 

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6日間で18本の収穫です。すでに嫁入りしたのが11本です。

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