新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

「五味でバランス プロの味」だって

2019年09月30日 | 食・レシピ
「焼きサケとキノコの炊き込みご飯」は日経新聞からの変形編。
米は、強く研ぐと割れてうまさや粘り気が抜けるのですすぐ程度がいいそうです

具材は「動物性タンパク質」、「野菜」、キノコや油揚げなどの「うま味具材」の3タイプを組み合わせる。調味料は「塩味、苦味、酸味、甘味、うま味」の五つでバランスを考えることがコツだそうです。

炊飯ジャーに米1合を入れ、上に焼きサケ70g、キノコ80g、ギンナン、塩3g、ハチミツ小匙1強を入れて炊飯ジャーのスイッチオン。
炊けたら、バター大さじ3ぐらいを入れて具材を混ぜる。

焼きサケの塩味、焦げの苦味、キノコからうま味、ハチミツの甘味、ギンナンの苦味、バターでうま味、好みでスダチを搾って酸味、これで五味。
ギンナンが味を引き立てたと思います。茶碗蒸しのギンナンよりも存在感が大!
醤油もダシも入れないで塩とハチミツのみ。これだけでほんとに自然の美味しさが出てびっくりです❗️

ご飯の量は100gを基本としていますが、副菜がさみしいので、ついもう一膳お代わりです。




私は炊き込みご飯はそれほど好きではないのですが、これはおいしかった!
季節の炊き込みご飯ではないので、一年を通して作れます。
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夏、「なつ」が終わって

2019年09月29日 | テレビ番組
「なつぞら」が終わり、ウッチャンの「来週に続けよぉ」と進んできたストーリーと豪華なキャストの顔が突然消えて「なつぞらロス」の感じ。
ストーリーを貫いていた開拓魂、私の中では開高健の『ロビンソンの末裔』が常に根底にありました。
ドラマ進行中に、悲惨な京アニ事件が起きたり、東京では「高畑勲展」が、福岡では「富野由悠季の世界」展が開催されたり、アニメの世界が特にクローズアップされた感があります。

「なつぞら」のオープニグ・クレジットにも名前が出ていましたが、アニメーション時代考証に携わった小田部羊一氏が日経新聞に投稿されていました。
ドラマの「なつ」は羊一氏の妻・奥山玲子さんがモデルということでもう亡くなられています。
東映動画を去った高畑勲、宮崎駿、小田部羊一氏は、テレビシリーズ「アルプスの少女ハイジ」製作のためにスイスのロケハンに出かけます。まだ海外旅行も珍しい時代です。
イメージの中の美しいスイスと違って、そこで見た泥臭い現実生活に親近感を覚え、ハイジのお下げ髪をざん切り髪に変え、ほっぺを真ん丸にデザインしたのは小山田氏でした。
彼らは世界に通用する作品を目指し、きちんと考えて表現する、映画は集団製作であることを学んでいきました。

その姿勢はドラマの中でもずっと生きており、紆余曲折の製作場面に演出されていたと思います。
ドラマの中の「大草原の少女ソラ」は「アルプスの少女ハイジ」を念頭に描かれたものでしょう。

小山田氏は芸大卒、高畑氏は東大卒でドラマでは坂場さんが、染谷将太が斬新な提案を次々に出していく宮崎駿役さんかな。それぞれの経験や経歴をうまく寄り合わせて見事な人物相関図が出来上がっていると思いました。

私の中で最高の演技賞は「じいちゃん」。寡黙で、表情や後ろ姿で心の内を表現する草刈さんの演技は真に迫っており、草刈=大樹からしばらく抜け出せないでいます。

今まで連続ドラマが半年続けば、どこかで中弛みが出てきて時間稼ぎかなと思うこともありましたが、「なつぞら」にはまったくそれを感じませんでした。
私も使っていた花柄のホーロー鍋、ストライプのタイトなブラウス、チュニック丈のワンピース、黒電話のカバーなど、昭和40~50年代の時代考証が丁寧になされていたのも共感と親しみを感じました。
昭和の時代を生き抜いた複数の人物の人生模様が丁寧に描き出され、それも現代史。心に残る秀作の100作目だったと思います。

お昼に中国映画 「芳華」を見てきました。福岡市総合図書館のシネラです。行き帰りのバスの中でブログの下書き。スマホばかりで投稿するので耐用年数が短くなるだろうな・・・。


文化大革命が進む70年代、人民解放軍の将兵の士気を高める役割を持っているのが文芸工作団です。若い団員の初恋や片想いが、極限の状況の中で交錯する切ないラブストーリーです。
団員の中には、文化人の父親を粛清されたことを秘密にしなければならない者、誤解により歌劇団から追放される若者、文化大革命が終演する大学入学制度が復活して去っていく者、中越戦争の前線に送られ片腕を失い英雄として生きる者など、若さにきらめきながらも時代に翻弄され続けます。
すべて手拍子と号令で一糸乱れることのない歌舞団は、まさにファミリーでもあり青春の輝きがありました。
文芸工作団の心に染み渡る旋律の音楽の美しさ、中国特有の現代バレーの躍動感と華麗さには規律の美しさがありました。

それから30数年後、遠く散り散になってしまった元団員達がそれぞれの人間としての生き方を見つめて悩むのはどこの国でも変わりません。今の生活の満足度を何を基準にして計るのか・・・。
どんな時代でも、どんな体制であっても精いっぱい生きる姿がありました。
 
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いちじくソース、そしてアイルランド戦

2019年09月28日 | スポーツ
好き嫌いの少ない私が食べられなかったいちじく、今年は目覚めていちじくから目が離せなくなりました。福岡には「とよみつひめ」があります。
生ではまだまだ苦手ですが、火を通せばもうフレンチ!

バルサミコ酢とワインで煮詰めたいちじくソースです。

豚肉がなかったので、鮭と鶏手羽元で。皮付きのいちじくソテーも添えました。

ちょうどワールドカップはアイルランド戦。前半はキッチンでラジオを聞きながら、後半は夕食を食べながらテレビで。
後半、日本はトライとキックで16対12とアイルランドを追い抜きました。すごいぞ、日本!
そしてそして、善戦は続き何とあのアイルランドに19対12でついに勝利しました!前回の南アに勝ったときの再来!
もう奇跡ではありません。冷静に見れば、選手は勝つべくして勝ったという、最も過酷だったという練習で着実に心身ともに力をつけていたんですね~。日本の誇りです。ありがとう!

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この日のお昼ごはんは私の本性がでました。手抜きです。その分は夕食で挽回予定でした。

夫は外出が多くてお昼は外出先でとっています。外食が続くと気にはなるけど私はラクチン。
こんなときの私のお昼は全く手をかけないこれだけ。バランスなんか欄外です。

昨日コンビニで買ったふわふわスフレ。カプチーノだけは丁寧に泡を立てました。折角のお一人様の時間、「有効」に使いました。

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伊集院静『ミチクサ先生』その②... いよいよ金之助(漱石)が誕生

2019年09月28日 | 本・新聞小説
「序章」はナポレオン登場から始まり、日本の幕末のパリ万博への参加です。国内外騒々しくなった幕末に、日本は恐る恐る、いや勇敢にも少しずつ世界に進出していきます。
万博で日本の養蚕、日本独特の工芸品、下絵の構図の大胆さは西欧に驚愕を与え、後にジャポニズムに発展していきます。ここまでが序章。

さて幕末の江戸。幕府の経済は逼迫し武家社会は既に斜陽の相を帯びていました。そんな慶応3年正月、金之助(夏目漱石)が誕生しました。
江戸から東京へ、駕篭屋が人力車に、町方名主制度の廃止など新政府の風は吹きまくります。その庶民の暮らしや風俗、町の組織が細かく描かれて、幕末と言えば尊皇攘夷の政治思想ばかりが先行し勝ちですが、さすが「ミチクサ先生」は違います。

親42歳で生まれた金之助は「恥かきっ子」、そのうえ庚申(かのえさる)に生まれた子は大出世か大泥棒になるという。
「金之助」の名前は、その大泥棒の筋を断ち切ると言われたために入れた「金」でした。

ほどなく古道具屋ヘ養子に出されますが、夜店の屋台の片隅に籠に入れて置かれていたのを売られていると勘違いした身内が連れ戻したのだとか。
この後、塩原家に養子に出されます。子の居なかった養母やすは金之助を溺愛します。
新政府は「種痘令」を発布し、種痘を受けていた金之助のですが、天然痘にかかってしまいます。大事には至らなかったけど、この時の傷が鼻の頭に残り、この事をずっと気に病んでおり、後の小説にも出てくるそうです。
鼻の頭の傷は頬杖をついたあの写真でも見えるとか。

やすの目から見ても東京の様変わりは凄じく、目と耳で実感したことが書かれていくようです。

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今年は遅く咲き始めた彼岸花。敷地内に植えるのは良くないと聞きますが、裏側の見えないところで残りの球根が強く生き残っています。





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秋ぞら

2019年09月25日 | 食・レシピ
雨が続いた後、いきなりわっと開花するタマスダレ。全く植えた覚えがなく名前も後から知ったのですが、手入れも要らずよく咲きます。
カーブスで筋肉運動をした後は、湿度の低い秋空の元では心身ともに快適です。やっとそんな季節になりました。
豚汁が食べたくなったのは、そういう季節になった、ということです。

豚バラ肉は極力避けていますが、野菜巻きはやはり豚バラが一番。肉に焦げ目がついたら、フライパンに溜まった脂を全部捨てますが、それでかなり脂肪分が減るはずです。

18~19世紀のロシア人のごちそうは牛脂で、航海用の船には牛脂の塊が山積みされていたそうです。
司馬遼太郎『ロシアについて』の中にロシア人船員著の本の引用がありました。
『彼らは牛脂を常食としていた。牛脂を食べ牛脂を飲み、牛脂の間で眠り、衣服も牛脂まみれだった。ロシア人には牛脂が最高の贅沢品だった。
牛脂袋が船積みされるとき、どの目もものほし気に輝き、もしも士官が見張っていないと、一袋くらいはそっくり食べられてしまうに違いない。』

ロース肉やバラ肉の脂は肉の旨味を増しますが、脂だけの塊をどんな風に料理するのか興味が湧きます。
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通芯菜、空芯菜がストローに

2019年09月25日 | 食・レシピ
NHKの深夜放送で、ベトナムではストローの代わりに、空芯菜の根元の固い部分を使うとことを知り、素晴らしいエコだと感じ入りました。そういえば、子供の頃のストローはまさにストロー、麦わらでした。

そんなとき通芯菜を見つけました。空芯菜と通芯菜、茎の芯に穴が通っていて同じに見えます。
店頭で見かけることの少ない野菜ですが、私の好きな野菜です。
台湾で暮らしたことのある亡き義母が空芯菜のことをよく話していましたが、その頃は想像することしか出来ない野菜でした。


ごま油を熱し、ニンニク・生姜を中火で炒め香りを出し、通芯菜、ニンジン、キクラゲを炒めます。
しんなりしてきたら、水50cc、鶏ガラスープ粉大さじ半分、酒大さじ1を入れて煮立て、水溶き片栗粉でとろみをつけます。
台北で北京ダックを頼んだときに一緒に大量の野菜炒めが出てきました。多分こんな感じでした。

茶碗蒸しのゆで銀杏が10数個残っていたので早く使わないと、と「えいっ」とばかりに麻婆茄子に加えました。バッチリ馴染みました。
野菜の切れ端と鶏肉とトマト缶をトマトジュースで煮たもの、これがスープの代わり。

そうそう、この日のお昼はビーフンで、これも亡き義母が好きだったメニューです。野菜と具が多すぎてビーフンが埋もれていますが。

義母は数年間台湾で暮らしましたが、暖かく、野生のバナナが豊富だから、乞食が居なかったたと言っていました。
日本でバナナの輸入が自由化されたのが1963年、それより20年も前のバナナが高級品だった時代の話です。

バナナと言えば、ヴェトナムで食後のデザートにバナナが出ました。何たる手抜きとガッカリしましたが、持ち帰ってホテルの部屋で食べたその美味しさ!妹と二人「これ、なにーっ」。
小振りで色が緑っぽく、見た感じも安っぽいバナナでしたが、あの美味しさが忘れられません。
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「ずんだ」と Windods10の不具合

2019年09月23日 | パソコン・スマホ・周辺機器
この響きが大好きです。テレビで東北の「ずんだ餅」を見て以来頭から離れなくなりました。
作り方を調べて作っていましたが、ついに昨年蔵王を訪れたときに地場産の「ずんだ餅」に預り、やっと念願達成です。
ずんだと枝豆は同じようなものです。

冷凍庫の剥き枝豆で餡を作りました。薄皮を剥くのはかなり大変で、ラグビー開幕戦・ロシア戦を見ながらの作業だったので気もそぞろ。薄皮がかなり混じっていて取り除くのに一苦労。
日本、勝ちました! 4トライにボーナス点が加わり、素晴らしき勝ち点5です。さい先いいスタートに日本中興奮!

美しい若草色のずんだ餡ができました。これからの作業は翌日になりました。


前日のずんだ餡で、おやつタイムのずんだ餅ですが、この後、急に煩わしいワードの図作成作業が入りました。作図と縦書き、横書き、かなり細かい作業でしたが2時間かけて完成!

ワードを使うとやっと自分のパソコンという実感が湧き、Windods10に少し親しみを感じて気分よくシャットダウンしようとしたところ、メールに気づきました。

『Windows10で作成したドキュメントをプリントアウトすると、外字が横向きになってしまう』という古文書サークルからの不具合のメールでした。

「えっ、なんで~」と、私もプリントアウトしてみると、縦書き漢字の中に「外字」のみ横向きです。パソコンの編集画面では正常に表記されるのに、これは一大事。Windows7ではスムーズにいっていたのですが。

さんざん調べてみると、「今Microsoftで修正プログラムを作っている」という情報を見つけました。
どのくらいの時間がかかるかは不明ですが、とにかく「ファイル」のフィードバックで苦情を送信しました。
Windows10は、素っ気なく、その上に世話が焼けます。なかなか血が通いません。

言語バーがタスクになかなか固定しません。それならと「言語バーをフロートにする」に変更すると、パッと出てきました。
何かおかしい・・・。
Windods10は「快適」より「使いにくい」の苦情の声が多い気がします。
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乾燥糸こんにゃく

2019年09月22日 | 食・レシピ
愛用している乾燥糸こんにゃく「ぷるんぷあん」は店頭ではなかなか見かけず、不定期的な生協の販売が見逃せません。


すき焼き、肉じゃがにはこれがピッタリ。よーく染み込んだ味とぷりぷり感が孫にも人気です。
九州は牛肉の肉じゃがですが、最近「関東は豚肉」と知って、豚肉もあり、になりました。


青物が高かったこの夏、あまり好きではなかったモロヘイヤが活躍しました。
粘りが嫌なので、さっと茹でてごま和え。栄養価が高いんだから、と自分に押し付けがましく納得させます。

パラパラ小雨にカーブスへは徒歩で。自転車だと4,5分でいくのが、徒歩は12,3分。夏場はマシンと合わせて結構疲れます。
こんな日はビールではダメ、帰りにワインを買って帰りました。
カーブスに行く前に準備していた夕食だったので、ワインには合いませんが美味しかった!


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旨みがギュッ・・・えのき

2019年09月19日 | 食・レシピ
夏の花を抜いた後に、腐葉土、苦土石灰、有機肥料を漉き込みました。2週間放置して、さて次は何を・・・。

大したことなかった2度の台風でも、ガラス戸の溝がなかり汚れていました。
先ず3部屋7ヵ所のガラス戸の溝だけ終えて、あと残りの3部屋は次の機会に。やる気も稀薄。
以前のように一気にというわけにはいかなくなりました。

えのき。安いのでつい買ってしまいますが使い道が少ない。お味噌汁か卵とじ。
それが、珍しい作り方を発見しました。生協カタログの片隅に載っていたものです。


えのきを小房に分けてラップ、しんなりするまでレンジでチン。
熱したフライパンに油を薄く塗って両面に焦げ色がつくまで、押さえつけながら焼きます。
黒胡椒、パルメザンチーズをふり、裏返しにしてさらに焼いて出来上がり。えーっと思うほど香り立ちます。
旨味と香りがギュッと詰まって、まさにえのきの潜在能力を引き出すメニューです。
1房使ったけど、もっとたっぷり2房欲しいほどです。

えのきが松茸になりたがってる・・・、これが私の感想です。
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司馬遼太郎『ロシアについて 北方の原形』

2019年09月19日 | 歴史
古文書解読の中に、1853年長崎にロシア艦隊が突然出現する場面が出てきました。ペリーに遅れること1カ月半後、プチャーチンが樺太の国境線と開港通商を求める国書を携えてきたのです。
ペリーには国をあげての大騒ぎですが、何故かこちらはは低調・・・。
その後「日露和親条約」が調印されるまで一年半もかかりましたが、千島列島の択捉(エトロフ)島と得撫(ウルップ)島の間を国境とし、樺太は未確定の雑居地と確定しています。

世界地図を見るたびに北海道の北に4本の国境線があるのを不思議に思っていました。

3本目は日本固有の領土・北方4島のずーっと北のカムチャツカ半島の下にあります。
4本目は樺太の真ん中50°線上にあります。

日露国境線は、過去200年の間に日露戦争、日本の敗戦等で数回変化しているようです。
国境が定まらないのは、国交は回復しても平和条約と国境画定条約は締結されていないからということです。

そんなときに司馬遼太郎『ロシアについて 北方の原形』という文庫本を見つけました。


地図を広げながら読むと、エッセイなのに小説より面白いのです。
広大なシベリアを手にいれていく様、アジア系遊牧民からどのように迫害を受けてきたか、どのように戦ってきたか、なぜ日本に関心を持ったのか、どのようにアリューシャン列島を下ってきたか、と広く深く描かれています。
ソ連崩壊前の記述ですが、ロシアの原形という視点からみているので、全く違和感はありません。

とかく西欧中心の歴史に片寄り勝ちだった歴史教育。それに漏れた分がこんなに面白く、大切で、考えさせらたとは!
人名も地名も長ーいスペルに閉口しましたが、もう一回読んでみるといいかな。

素敵なブックカバーは友人からのプレゼント「その2」です。この落ち着いた色味の配色がとても気に入っています。それに軽くて持ちやすい!
カバー第3、第4が出番を待っています。
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今日は何の日?

2019年09月16日 | 食・レシピ
連休のことは認識していたけど、今日の祭日が「敬老の日」であることにテレビで気づきました。まぁ、毎日がカレンダーの黒、青、赤色とはあまり関係のない日々ですが。

私の延べ10時間の庭仕事の小山になった草は、夫が助手無しで3個のごみ袋に詰めてくれました。

ごほうびはバナナケーキ。というより疲れている私がはちみつ入りのケーキが食べたくなったからです。


情報を得て何度か炊飯ジャーを使いましたが上手くいかず、やっぱりオーブンにしました。


このままではつい食べ過ぎるので、二切れ食べた後すぐ冷凍にしました。食べるのに一手間かかれば面倒・・・になる心理を利用します。

お茶の時間に、ハットスチーマーのコマーシャルが目に入りました。電気で、価格もリーズナブルだし手軽に見えます。
が、我が家にはル・クルーゼのタジン鍋がありました。形状が違えば、別のオシャレな製品と思ってしまいます。同じ用途なら買って後悔しそう・・・。
コマーシャルにヒントを得て夕食はタジン鍋にました。


6種類の野菜が一度にとれ、超簡単レシピです。野菜と豚ロースをサンド状に重ねて、ブイヨンを溶かした水を100ccほど入れて10分。ポン酢でさっぱりいただきます。
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伊集院静『ミチクサ先生』その① 日経連載

2019年09月15日 | 本・新聞小説
11日から始まった伊集院静氏の『ミチクサ先生』 は最初の3行だけで、もうこの小説の未来が見えました。魅力的な内容になりそうです。

序章は1817年8月11日、いきなりナポレオンが配流されている大西洋の孤島セント・ヘレナ島が出てきます。訪ねるのは清と英国の通商交渉団を護送・護衛するベイジル・ホール艦長。清からの帰り道に立ち寄ったのでした。

うんっ?たしか夏目漱石の生涯が描かれるはずではではなかったかしら。漱石は幕末生まれだから、これは海の彼方の50年前の出来事になります。

そういえば、作者の言葉に『漱石が生まれた前後に、のちに日本の要となる大勢の人々が誕生し劇的な人生を送ったこと。同時に文明開化でさまざまなカルチャーが芽を出し、漱石も作者もあちこちミチクサをしながら、見つめながら、愉快に時には切なく物語りたい』という伊集院氏の言葉がありました。広ーく、深ーい内容ということになります。
こうなると面白いに決まっています。壮大なドラマの展開が期待されます。

小説3日目は、ベイジル・ホールが沖縄についての見聞をナポレオンに話すところです。挿し絵は王族の美しい琉球の衣装で、福山小夜氏のカラフルで落ち着いた絵です。

ベイジル・ホールが実在か架空か気になり調べて見ました。
ホールは実在しました。(記述はベイジルorバジル)
19世紀のイギリス海軍将校、旅行家、作家。インド洋、中国、朝鮮、琉球、中南米、北米を航海しました。
琉球の人々との交流を好意的な視点から描いた本は、世界に大きな反響をよんだそうです。
なみに、孫は東京帝大文学部名誉教師バジル・ホール・チェンバレンだそうです。

実在の人物が出てくると話が生き生きして、毎朝新聞を開くのが楽しみ!
目を覚ました瞬間のワクワク感は一日のいいスタートになります。起きるのが楽しみになります。
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今日は日陰の部分から順に草取りと芝かりを夕方まで4時間。夫が外出する時を狙ったので焦らずにすみ、はかどりました!
居るときは、「時間が長過ぎる、止めろ止めろ、熱中症になる」とうるさいのです。
作業をしながら夕食のメニューを考えました。料理をしなくても、切って並べるだけですみそうです。バッチリ!
作りおきの紅茶豚肉、ザワークラウトとピクルスは瓶詰、イチヂクだけはバター炒め。サラダはお昼に残した目玉焼きと冷凍した豆苗とカニかまをドレッシングで和えたもの。ポタージュはお湯注ぐだけ。クルトンを浮かべたのは気が引けるのを消すためのお慰み。

明日の作業は6ヵ所にこんもりと山になった草の後始末。夫がごみ袋に詰めてくれるそうです。袋の数を少なくして、詰め方が私より丁寧でうまいのです。
私の明日は読書タイムにします。作業の助手が要らなければの「は・な・し」ですが。

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´19 栗の渋皮煮

2019年09月13日 | 食・レシピ
栗は9月のうちにという自分のルールがあるので、見つけるとすぐ買ってしまいました。やっぱり小さめ。
渋皮煮は、栗1㎏を重曹を入れた水に一晩つけておきます。
翌朝重曹を入れ変えて30分茹で、次に水だけで30分ずつ2回茹でます。
次に砂糖400gを入れて50分煮て出来上がり。仕上げに小匙2の醤油を入れ5分煮て渋皮煮の出来上がり。
これは40年前の遠藤きよ子さんのレシピです。

納得のいく栗を見つけたら、もう一度作り直したいと思います。

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13日、アジア文化賞: 学術研究賞受賞のレオナルド・ブリュッセイ氏の市民フォーラムが、近くの福岡市科学館で行われました。


テーマの3人の冒険商人に「角倉了以」が入っていたので、ぜひ参加したいと思っていました。
ずいぶん前に読んだ辻邦生『嵯峨野明月記』は本阿弥光悦、俵屋宗達、角倉素庵が主人公で、その父角倉了以も登場して、このユニークな文化的親子のことがずっと心に残っていました。

基調講演では、角倉了以がベトナムに渡って御朱印貿易を始めた17世紀をグローバル化の始めとしています。
あと2人の冒険家は鄭芝龍(成功の父)、オランダ人で平戸商館長にもなるカロンです。東アジア各地の状況と相互の関係、活躍が紹介されました。

彼らの活動が残した歴史遺産は?
今に続くグローバル社会をタペストリーに例えるなら、この3人はタペストリーの初期の織手だと結論付けられました。

同時通訳がついていくのがやっとのくらい、句読点無のスピーチが速い!日本語訳を聞き取るのも難しいくらいでした。

後半は基調講演を元にして、対談者:松方冬子(東大史料編纂所准教授)、コーディネーター:太田淳(慶応経済学部教授)の分かりやすい発言が非常に的を得ていて、ここでやっと講演の骨格が理解できました。

アジア文化賞は第30回を迎え、114名が受賞されています。何しろ賞金額が大きいので財団の資金が続くのかしらと気になっています。
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100円ショップの「いいもの」

2019年09月12日 | くらし
9.11は世界を震撼させたあの忌まわしい記憶の日です。記憶に新しくても18年経てば、事件後に生まれた世代も増えてきて、記憶の保存が必要になっているそうです。

過去に二度訪れたニューヨークで、目の当たりにした世界貿易センタービルは誇らしげにツインタワーをそびえさせていました。まさに輝かしいアメリカの象徴でした。あの後世界の秩序が大きく変わり始めました。
突然に理不尽に命を奪われた人たちは、その死を無駄にさせない平和な世界が来ることを一番望んでいると思います。あのアメリカの理念が再び正常に戻りますように。

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バス停のすぐ後ろにある100Yenショップにはアイデア商品が並んでいて、見るのが楽しみです。買い損なってもかすり傷。
スリットに歯磨きチューブの下部を差し込みクルクル回せば、難なくペーストが出てきます。おすすめです。

「紙パックキャップ」。スライド式でキャップを取り付けたまま注げます。
我が家は4,5日おきに1000ミリリットルのヨーグルトを作ります。そのときに牛乳パックのまま作るので、注ぎ口を全開させます。その全開させた注ぎ口を押さえるストッパーとして、このキャップが必要なのです。
ヨーグルトメーカー付属のストッパーでは押さえる力が弱いので数ヶ所をセロテープで押さえていました。そんなときに見つけたスグレモノでした。
ただし、素材に期待するのは無理。ヒビが入ったり割れたりするので数個をストックをしています。
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2019 福岡アジア文化賞授賞式

2019年09月11日 | 福岡アジア文化賞
第30回目を迎えたアジア文化賞の授賞式が国際会議場で行われました。




アジアの多様な文化の保存と創造に顕著な業績を挙げた人を顕彰する授賞です。これによりアジアの人々が幅広く交流することを目的としています。
◎大賞(賞金500万円) ランドルフ・ダビッド 社会学者/フィリピン
◎学術研究賞(賞金300万円) レオナルド・ブリュッセイ、歴史学者/オランダ
◎芸術・文化賞(賞金300万円) 佐藤信、劇作家・演出家/日本


今回の入場は厳しいチェックがありました。
送られてきた入場券には名前と座席が打ち込んであり、写真つき証明書持参、エックス線検査、バッグの中身検査、と空港の検査並みで、折り畳み傘さえ預けるようになっていました。

例年秋篠宮両殿下のご臨席を仰いでいましたが、今年は秋篠宮皇嗣殿下になられて、セキュリティが強化されたと思われます。

2部で、伊藤かりんさんによるサンドアートの、優雅でセンスあふれる祝賀パフォーマンス。佐藤信氏演出・結城孫三郎氏による、あやつり人形芝居「夕顔」「獅子舞」。繊細な動きと生身のような感情表現に人形であることを忘れるほどでした。
知らなかったものを初めて目にして、美しさと新鮮さに感動しました。
日本の新しい文化と伝統を目の当たりにした思いです。この機会がなかったら知らないで終わっていた気がします。

この授賞式に先立ち、『発展するアジアと文化の共存』をテーマに、歴代受賞者5人によるシンポジウムが行われました。
司会者は道傳愛子氏。滑らかな英語で進行とまとめが上手くてさすが。NHK国際放送局シニアディレクターの肩書きは確固たりと感じ入りました。
後日、受賞者三人それぞれの市民フォーラムが行われ、今度は入場券のみで参加できます。

シンポジウムと授賞式の合間に国際会議場の中のカジュアルレストランへ。チケットを自販機で買います。

手焼きではないところが気になりますが、美味しかった!


話題のプリンですが、容器がほしくて注文しました。



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