新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

夏の簡単料理

2011年08月25日 | 食・レシピ

 2006年から始めた我が家の緑のカーテンづくりも今年で6年目。今では2階のバルコニーから長く垂らしたゴーヤのカーテンが夏の風物詩になっています。今年は大地震後のエネルギー供給危機が叫ばれて、「緑のカーテン」の文字が日本列島を駆け巡りました。

 福岡市も「緑のカーテンコンクール」を募集しており、私もつい肩肘を張ってしまいました・・・。でも今年は葉の茂り具合が悪く、実の収穫はあるものの本命のカーテンは「レースのカーテン」になってしまいました。連作はよくないと聞き、接ぎ木の苗を買い求めたのですが・・・。でも食卓を潤すには十分な収穫があり、栄養価の面でもかなり夏バテ防止になった気がします。

Cimg7327 ★今年の新作はゴーヤとトマトと豆腐のチーズ焼き。ガス台を使わない嬉しいレシピで、テレビ料理をアレンジしたものです。

①ゴーヤの薄切りと玉ねぎの薄切りに塩をして、しばらくおいてからしっかり絞ります。ツナ缶と混ぜマヨネーズで和えます。

②オーブンに使える器に上の①の半分を敷きその上にトマトのざく切り、その上に水を切った豆腐を一口大に切っで並べます。

③それをもう一回繰り返して6層にして、最後にとろけるチーズを乗せて、230度のオーブンで15分焼きます。特に調味料を加える必要はありません。庭で採れたミニトマトを使いましたが、桃太郎などをクシに切って使えばもっとおいしくなります。

Cimg7315 ★ゴーヤの砂糖漬けに、今年は最後に抹茶を入れてみました。

①イチゴジャムを作る要領で、切ったゴーヤに砂糖をまぶしてしばらく置いておくと水分がでてきます。

②それを水気がなくなるまで、中火で焦げないように時々かき混ぜながら煮詰めます。

③ざるに入れて天日干しをした後、抹茶を入れたグラニュー糖をまぶせば出来上がり。なかなか好評の味です。

冷蔵庫で冷やしたトマトのシロップ煮も、さっぱりした食感が涼をよびます。冷蔵庫で凍らせたミニトマトを水につけるとさっと薄皮が剥けます。別にシロップを作りレモン少々で香りをつけ、その中にトマトを入れて冷やせばOK。

Cimg7336 ★夏のつらい調理時間を短縮できる簡単料理の一品、夏に一度は食べたいおいしいミョウガ寿司です。

①ミョウガは縦に2つ切り。さっとゆでて、内側を取り出し、外皮と一緒にすし酢につけておきます。

②すし飯を作ります。

③①のミョウガの内側を刻み、ゴマといっしょにすし飯に混ぜ、小さ目に握ります。その上にミョウガの外皮を乗せれば出来上がり。青しそを敷くと色も味もさえます。

Cimg7337★ゴーヤとナスの味噌炒め。今年はナスが加わったところが今までと違うところで、相性抜群です。

①ナスもゴーヤも短冊に切ります。

②砂糖大匙1、みりん大匙1、味噌大匙2、少々のチキンだしを混ぜて調味液を作ります。③豚肉、ナス、ゴーヤの順に炒め、火が通ったら①の調味液で味付けをします。

今まで調味料をいろいろ試しましたが、この砂糖:みりん:味噌が1:1:2の比率が一番おいしいのにたどりつきました。ゴーヤの苦みも緩和されます。

コメント (14)

孫の美術館デビュー 「テオ・ヤンセン展」

2011年08月16日 | 美術館&博物館

Teo_yansen2

 「テオ・ヤンセン展」。テレビからの情報でずっと気になっていました。「孤高の天才」「レオナルド・ダ・ヴィンチの再来」「九州初上陸」「風を食べる」「人工生命体」「砂浜の生命体」「プラスチックチューブ」「進化」とキーワードが並べば当然わくわくします。

 その展覧会を娘の引っ越しの手伝いに行ったときに運よく見ることができました。場所は大分市美術館、「テオ・ヤンセン展~風を食べるビーチアニマル~」です。写真は携帯で撮ったものです。

1週間ほど前に両親と一緒に来館したという3歳半の孫が、「ボク、テオヤンセン だーいすき!また見る」ということで、眼を輝かせて私を案内してくれました。孫はその不可思議な動きをする生命体がとても気に入ったようで、まさしくばーばとの美術館デビューです。幼い子がこんな形で美術館に出会ったことに、そして孫と二人で美術館に行けたことに、ばーばは何となく心が弾み嬉しく思っています。

 彫刻家であり物理学者でもあるテオ・ヤンセンのビーチアニマルの発想は、生物の進化を自分の目で見たいということ、オランダの砂浜の生物の崩壊の危機を強く認識していたことにあるようです。

 20年前、プラスチックチューブを粘着テープでつなぎ合わせて作り始めた生命体ヴァルガリス。それが立ち、動き、歩き・・・と、いくつも名前を変えながら進化していきます。今ではロボットよりもスムーズに歩き、その動きの滑らかさはまさに生命を感じさせます。その脚部を構成する部品の長さの比率は、膨大な組み合わせの中から数年をかけて発見したそうです。

 進化し続けている今では、風を受けて自立歩行をし、風を受けた羽がポンプを動かし、背中のペットボトルに空気がたまり、この空気が脚部につながるピストンを動かし、ゆっくりと美しい歩行が始まるのです。

 触覚器を備えているというのも感動モノです。歩行をしていて障害物を感知すれば逆方向に戻り危険を避けるのです。それも複雑な機械というわけでなくただのチューブだけなのです。

 この動きはすべて自然からのエネルギーで、電気やぜんまいなどは一切使っていないのです。簡単に手に入るプラスチックチューブで構成されるまさに単一細胞体が、ロボットよりも美しい歩行をする・・・。そのことに人は驚嘆の声を上げるのだと思います。

 芸術なのか科学なのか・・・の論争もあるようですが、まさにダ・ヴィンチを彷彿させ、しっかりしたコンセプトのもとに制作しているのはやはり芸術だと思います。

 観終わってミュージアムショップに行くと模型の2種類の「ミニ・ビースト」が売られていました。孫は前回来た時に目をつけていたのでしよう、それに見入る目力につい感動して買ってやると、とても満足そうでした。

 下記は、他の展覧会場の映像ですが、なかなか楽しいです。

 http://www.youtube.com/watch?v=q69kshOZ7M8

 

 生命体の基本の動きはこんなに美しいのです。

 http://www.youtube.com/watch?v=-GgOn66knqA&feature=related

 

 

コメント (10)