新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

お昼ごはんはリメイク料理で

2024年05月26日 | 食・レシピ
残り物利用・・・ではなく、実際は次の料理のために多めに作って、冷蔵冷・凍保存したものを使います。

今日のお昼はカツ丼。
豚カツを冷凍していたものを使いました。「カツは揚げたてを」という選択肢はもう無くなりました。いかに効率よく作るか!がテーマです。
サラダの鶏肉は、スロースタートの鶏もも肉を、ハムサラダとして冷蔵庫に保存したものです。
レタスはミックスリーフかサラトリオが多種類のリーフが楽しめるし、食欲をそそります。

一昨日のお昼は、エビドリア。

グラタンを冷凍していたものを使って、フライパンでご飯と炒め合わせて、オーブントースターで焼いたもの。
とても食べやすくて、私の目的はグラタンよりも、むしろドリアです。

お昼ごはんを見れば、「きのう何食べた?」の答えが出るという、今日のお昼ごはんです。何よりも調理時間を短く出きるのが最大のメリットです。

主婦歴50数年で得たものは、結局は、創造的なものでなく「省力化」だったのかぁー!Σ(×_×;)!




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「冷たいレモンのラーメン」

2024年05月25日 | 食・レシピ
店頭で爽やかなラーメンのパックが目に入りました。


塩分が高いし、元々インスタントが嫌いな夫、私の孤食のときに一人堂々と食べることがあるくらい。でもこの爽やかさをイメージするだけで買ってしまいました。

お昼ごはん。
前日のカレーの残りが一人分しかないので夫の分に。
私は堂々と「レモンの冷たいラーメン」を食べることが出来ました。

冷たい汁が予想外に美味しく、「レモン+塩」は最高の相性です。
豚骨のこってりでスープでなく、澄んだレモン味のスープなのでコクがない分だけ塩分が高くなっているのかも。
なんとレモンラーメンの塩分は6.7g!これ一杯で1日分の塩分の限度になります。
美味しいスープも半分残すはめになりましたが、今日はとても満足でした。


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佐渡裕 & 角野隼斗

2024年05月22日 | 音楽
チケットは昨年10月末に取得し、7か月も温めていたものです。

かつてNHKで、バーンスタインの愛弟子・佐渡さんが師を語る4回の講座があり、佐渡さんの目が潤む場面がありました。
恩師への信頼と愛の深さと音楽性に感じ入り、以来佐渡さんの指揮を聴くのが夢でした。その公演がやっと巡ってきました。
新日フィルの音楽監督2年目の佐渡さんが選んだのはオール・チャイコフスキー・プログラム。全国11ヵ所を巡回するスタートが福岡でした。(全公演がチケット完売だとか。私の場合も発売日の翌日には終了していました)
そしてなんとソリストは、サントリーホールでの共演で意気投合したという角野隼斗さん。

その共演のために、佐渡さんが選んだのが王道といわれる「ピアノ協奏曲第1番」。難曲と言われています。
ホルンの壮大なメロディーに続くピアノの力強い和音の伴奏、聴きなれた旋律で始まりました。
ピアノはオクターブの連続、速いパッセージでも正確で美しい。(佐渡さんの解説でも、すごい速さ弾くけどミスがないんだよねぇ)
角野さんのエネルギーを注ぎ込んだダイナミックなカデンツァに聴き入りました。

角野さんの現在はジャンルを超えて色んな音楽に取り組まれていますが、やはりクラシックがよく似合う、そしてコンチェルトがいい・・・とは私見です。
指揮棒の先の新日フィルとピアノの、終盤の壮大なクライマックスが見事でした。

後半は、チャイコフスキー「交響曲第5番」
クラリネットの沈んだメロディで始まり、だんだん過熱していきます。
ロシアの大地から涌き出る地響きのような咆哮のような・・・。
それが終盤に明るさをとり戻し、地に足をつけた、未来を感じるような歓喜の旋律を全楽器でまとめ上げて終わりました。

演奏直前、佐渡さんの10分ほどの解説がありました。
交響曲第5は「落ち込んだ時に最高。暗いモチーフを追いかけてみてほしい。勇気が湧いてくる」と。確かに終盤の音を聞きながら、その解説に納得しました。

音源を通してチャイコフスキーの美しいバレエ音楽を聞くことが多かったので、圧倒的な存在感のある交響楽のライブには度胆を抜かれました。やはりクラシックは生で!という思いを再確認しました。

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ニゲラは開花後、種に移行するスピードが意外と速いのです。

番号順に、種になるために風船のようなふくらみに変わっていきます。
赤い筋が出て完了。枯れてきたら、面白いドライフラワーになります。


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ツナ缶で団子を作る

2024年05月21日 | 食・レシピ
ツナ缶で団子を作るという、ありそうでなかったレシピが日経の「かんたん美味」に載っていました。
ちょうどお昼時、あり合わせのマグロ缶を使いました。

まぐろ缶(野菜スープ調理法)2個とネギ、生姜のみじん切り、片栗粉、味噌大さじ半分を使って混ぜ合わせ、団子を作り、ダシ汁で煮ます。
レシピにはなかったけど、缶の汁の味がよかったので、それををダシにして、薄味にしました。 
魚のレシピには貪欲に挑戦しています。これもリピートあり!でした。
鮭飯は、冷凍していたとうもろこしご飯に、残り物の焼き鮭をほぐして混ぜました。とうもろこしの甘味と鮭の塩味が絶妙で、とても残り物の寄せ合わせとは思えないほどです。これもリピートあり!

花ニンジンも冷凍していたもの。生協の冷凍剥き枝豆を茹でておけば便利。2~3日は持つので、何にでもパラパラと振りかけます。こんな「小道具」が、あるとなしでは大違いです。



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「光る君へ」為時の栄転

2024年05月20日 | テレビ番組
従五位下の官位を受けた為時は「淡路守」の除目を受けた後、直ぐに「越前守」に栄転しました。

何故か?それは、宋人が70人も逗留しているという越前には、漢籍に詳しい父・為時こそが相応しいと、まひろが父に黙って、為時名で申文を提出したからです。(実際は為時本人が漢詩の申文を提出したそうです)

漢詩の申文は「学問に励んだ寒い夜は 血の涙が袖を濡らし 除目の翌朝 無念さに天を仰ぐ私のまなこには ただ青い空が映っているだけ」と。
それが道長の目に留まり「為」の文字が、まひろから送られた文の「為」に一致したのを確認し、まひろの本心を知ったのです。(映像の中では流麗な文字が「春朝」になっていましたが、他の資料では「翌朝」となっています。天皇が読むときにも「よくあさ」でした。まさか書家さんが間違えたのかなぁ???・・・→写本の段階で文字が変わったりしているそうです)

漢詩の申文は天皇の心を動かし、道長の推挙もあり、「淡路守」から」「越前守」へと昇格の国替が除目されました。
大国越前と小国淡路。大国と小国では、格式にも待遇にも雲泥の差があるようです。父が能力に相応しい国司になり、まひろは本当に嬉しそうでした。

為時役の岸谷五朗さんが、抑えた演技で味のある漢学者を演じておられます。越前でも博識を元に活躍されることでしょう。

一条天皇は17歳と若いけれど聡明です。情に流されず伊周兄弟に配流の裁定を下しました。
道長には目障りであった伊周兄弟でしたが、帝が独自の裁定を下したことで、道長はクリーンな立場を維持したまま長徳の変が終わりました。

長徳の変の後、弟・道綱は「中納言」に昇格。道長に忠誠を尽くした藤原斉信が「蔵人頭」から「参議」に昇格して公卿の仲間入りをしました。

伊周兄弟の配流で定子の実家は没落。後ろ楯を失った定子は髪を下ろしましたが、その後は・・・。

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アジサイの「夢手鞠」です。
10年も経つと、本来のアジサイ色が変色してきます。
「青いアジサイ専用の肥料」をあげてもなかなか元に戻りません。


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「光る君へ」 若き公達たち

2024年05月15日 | テレビ番組
道長は右大臣になりました。何かと気疲れの多いことが続きます。
「関白」は陣定(じんのさだめ=公卿の会議)に出られません。道長は公卿たちの意見をしっかり聞くためにも右大臣・内覧のままでいたいと天皇にも明言します。
「今までの関白とは異なる道を歩みたい」という道長の思いを、天皇はしっかり受け止め好ましく思ったようです。この頃の道長は、まだしっかりクリーンでした。

ある日、除目をめぐって若き4人の公達はそれぞれの思いを述べます。
公仁(町田啓太)は、北家のパワーバランスが道長に移ったことで出世レースを降り「漢詩や和歌の世界で生きる。参議のままでいい」と達観しています。
藤原斉信(金田哲)は現在の蔵人頭から参議に上げて欲しいと頼みますが、道長のもう一人の妻・明子の兄の源俊賢(本田大輔)を参議にと考えています。道隆の死によって、道長の方にすり寄ってきましたが、その能力は道長も認めるところでした。
公任は、藤原行成(渡辺大知)の書の能力で女性から公家の裏情報を得て道長の政治に生かすことを進言します。行成は後に蔵人頭に抜擢されます。
こうして道長のブレーンが固められていきます。この四人は、後に「一条朝四納言」として道長に仕えることが、NHKのキャストにも紹介されています。
ちなみに、道長の時代は左大臣、右大臣、内大臣、大納言、権大納言、中納言、権中納言、参議など約20人ほどとか。

この日の放送の一番の明るい話題。ある日、突然にまひろの父・為時が叙爵されました。10年も捨て置かれたのに、なんと「従五位下」です!
五位になったから、これで「貴族」の仲間入りです。国司になる権利も得ました。これが来週の伏線になるはずです。

「藤原」「源」と同じ姓がたくさん出てきます。官位も複雑ですが、少しでもわかるとドラマがより楽しくなります。
  
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種をばら蒔いていたので、ニゲラの花があちこちで開花しました。

怪獣みたいな名前だし、細裂した葉は刺々しくて心に馴染みません。でもブルーのグラデーションは気に入っています。 




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新生姜を使って巻き巻き!

2024年05月08日 | 食・レシピ
新玉ねぎ、新じゃが、新生姜が出回っています。旬のものは今しかないと思うと焦ってしまいます。使わないと損!
新生姜の甘酢漬けを使った巻き巻きメニューです。

新生姜は作っておきます。新生姜200gは繊維にそって2~3mmに切り、熱湯をかけて、しっかり水気を切っておきます。
米酢150ml・てんさい糖大さじ3・塩小さじ2をひと煮立ちさせて、保存容器に入れた生姜に注ぎます。冷蔵庫で2週間はもちます。
ポークロールの作り方は、肉に青じそを乗せて、生姜を巻いて、焼いて、絡めるだけ。下記に作り方をリンクしておきます。

新しょうがのポークロールのレシピ・作り方 - あさイチ

あさイチで紹介した新しょうがのポークロールのレシピ・作り方ページです。+ 毎朝、いちばん欲しい情報を元気に生放送でお伝えします。すぐに役立つ生活実用情報はもちろん...

あさイチ - NHK

いつもはロース肉の薄切りを使いますが、バラ肉のパックが目に入って、巻きやすそうとこれを使いました。

夫は歯応えがあって美味しいと。私はやっぱりロース肉の方が柔らかく感じました。



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塩野七生『わが友マキアヴェッリ フィレンツェ存亡』

2024年05月05日 | 本・新聞小説
チドリソウ。環境に強い種で、こぼれ種が門灯を覆い隠すほど成長したので切り花にしました。

小さい鳥が飛ぶ形に似ていることからついた名前だとか。我が家の春の庭に欠かせない花になっています。ヒエンソウ(飛燕草)とも呼ばれます。
拡大するとチドリでなく、真ん中の花弁がムンクの「叫び」を彷彿させますが、表情から「歓喜」の方がしっくりきそう。

📖📖塩野七生『マキアヴェッリ』📖📖
この文庫本は断捨離から外してはいたものの長い間捨て置かれた本でした。数十ページは読んでいたのですが、読み進めなくて・・・。

塩野さんのルネサンスシリーズ4巻の後に続いて読んだ『チェーザレボルジア・・・』と『ルネサンスの女たち』はまさに心を踊らせる内容でした。全部再読ですが、歴史が少しわかってから読むといきいきと新鮮に読めます。
この両方に度々登場するのがマキアヴェッリ。教科書では『君主論』の著者として記憶し、このようにイタリア国内、フランスまで駆け巡って活躍する認識はありませんでした。
この時頭に浮かんだのが、捨て置かれた『わが友マキアヴェッリ』。文庫本で630ページの大作ですが、こうなったら読んでみよう!
マキアヴェッリは思想家と思っていましたが、フィレンツェ共和国の書記官でした。貴族出身でもなく、大学も出てないことから能力はありながらも書記官止まり。その仕事に満足し活躍していましたが、メディチ家転覆の罪を着せられて獄へ。 この後、郊外の山荘に隠遁して執筆活動に入り数々の名著を生み出しました。
その著作により有名になると交友も広がり、メディチ家とも和解、グィッチャルディーニという年下の信頼できる政治家に出会い、共に素晴らしい書簡を交わしながら、単発的に仕事をします。
北からはフランスが、南からはスペイン・ドイツがイタリアを狙います。ローマ教皇庁も加わり国際情勢も混沌としてきます。

1527年スペイン・ドイツがローマを攻めて、半年間も全ローマが破壊される「ローマ掠奪」が行われました。ルネサンス時代の建物の8割が焼かれたり破壊され、更にペストが追い討ちをかけます。法王はほぼ無条件でスペイン王カルロス(カール5世=神聖ローマ皇帝)に屈しました。
この頃メディチ家がフィレンツェから追放されました。マキアヴェッリはメディチの居ないフィレンツェに自分の居場所を確信して、再び書記官に立候補します。しかし惨敗で、もう一度祖国のために働きたいという願いは、祖国からも拒否されてたのです。 
この10日後に病に倒れ、その2日後に亡くなりました。落選が原因のようです。
イタリアはヴェネチアを除いてほぼスペインの支配下に入りました。ルネサンスの開放的な文化と知的交流の世界は終わりました。

この本の副題は「フィレンツェ存亡」。最終章が 「ルネサンスの終焉」。16世紀は歴史の動きを左右するのが都市国家から領土型国家に移る時でもあったのです。

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「麩」の力

2024年05月02日 | 食・レシピ
肉じゃがのようですが、肉の代わりに麩を使った煮物です。ベターホーム協会の料理で、作り方も簡単で理にかなっているので、箸休めによく作ります。
〈材料〉
ジャガイモ・新玉ねぎ各250g、 油麩25g、 だし200ml、 酒・味醂各大さじ1、 砂糖大さじ1と1/2、 しょうゆ大さじ1と1/2

「油麩」は手に入らないので「車麩」を使います。
フライパンに油を中火で温め、ジャガイモと新玉ねぎを炒め油が回ったら、だし、酒、味醂、砂糖を加え、蓋をして8~10分。 
ジャガイモが柔らかくなったら、しょうゆと麩を入れ、更に5分ほど煮ます。
麩に煮汁がじゅわっと染み込んで、肉の油っぽさがないしほっとする味です。

ところで、麩は栄養価がとても高いのです。低カロリーでたんぱく質が豊富、食物繊維も豊富。いいことづくめの割には、味噌汁の脇役ぐらいで出番が少ないようです。

ピンクの矢車草の種が2年も土の中で眠っていたのか、今年は数ヵ所でこぼれ種から芽が出ました。

2年ぶり!ほっとする、やさしいピンクの綺麗な花を咲かせています。


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