妹の夫、義弟といっても私よりは年上ですが、82歳の生涯を静かに閉じました。

3月に倒れた時は硬膜下出血で温存療法を。その後進行性の胃癌が見つかり手術の方向で進みかけたところで、肺炎を起こし急激に体力が落ちて最後の一週間はホスピスで穏やかに息を引き取りました。痛みがなかったので、それが本人も周囲もありがたいことでした。
手術もなく、介護の世話になることもなく、ホスピスで会うべき最後の友人に会ったその夜、安心したかのように命を全うしました。
弔辞の言葉を借りて「企業人として業界初のISOを取得し、九州の同業界の三大会社に名を連ねた」という素晴らしい業績を、ブログを借りて残しておきたいと思います。
国内外の家族旅行、国内外の夫婦登山、国内外の家族スキー、ゴルフでは2度のホールインワン、収集したお猪口で大好きな日本酒を飲む。実家に集合するときは明るい笑い声でその場を和ませてもらいました。密度の濃い人生を共に出来たことに妹も感謝しています。
病院嫌いだったらしく、本人は既に体の違和感があったはずです。病院のベッドを好まず、最後まで自分の生き方を貫いた慶應ボーイらしい爽やかさは周囲をも納得させるものでした。
一緒にゴルフしたり、コンサートに行ったり、母も交えて7人で旅行したりと夫の思い出も濃く、かなりショックを受けています。楽しい思い出に感謝しています。
心よりご冥福をお祈りします。
