新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

福岡城址の桜

2013年03月30日 | まち歩き

福岡城さくらまつりが、早い開花に伴い四日も前倒しで開催されました。 

熊本城に比べると少々見劣りするかもしれませんが、ここも52万石のお城だったのです。熊本城のように天守閣の雄姿がないのは、徳川幕府に気兼ねして天守閣をつくらなかったとか、いや天守閣の土台が出てきたとか、諸説あります。
とにかく、来年の大河ドラマ「黒田官兵衛」の長男・長政が建てたお城ということで注目度アップ。その城内の桜をちょうど満開宣言の時に撮りました。

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幼稚園生も花見の行列?

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お濠の土手から見ると、違った風情があります。

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官兵衛が隠居した御鷹屋敷跡の桜。見事な牡丹や芍薬の園でもあります。
 

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福岡城正門となる上之橋からの眺め。

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下之橋を渡りきると下乃橋御門があります。

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しだれ桜。木は小さくても濃いピンク色に皆の心も弾みます。

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雨宿りの東屋から。予報より早く降り出した雨で、東屋で1時間半も雨が上がるのを待ちました。

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ここで西行の歌を一句
『 願はくは 花のしたにて 春死なん そのきさらぎの 望月(もちづき)の頃 』

後に、俊成が西行を偲んで詠った一句
『 願ひおきし 花のしたにて をはりけり 蓮(はちす)の上も たがわざるらん』

城内の一角には、鴻臚館の発掘作業が行われています。すでに「鴻臚館跡展示館」もあり、歴史ロマンがかきたてられます。全国で初めて古代のトイレが確認され、遺跡が展示されています。

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展示館には、トイレットペーパー代わりに使っていた木片の「 籌木(ちゅうぎ)」が展示されており、「いにしえ」ににわかに親近感が持てます。

そこから発掘される排泄物が、また、物言わぬ「宝」の山のようです。人にしろ、恐竜にしろ、排泄物にはたくさんの情報が詰め込まれています。当時の人は「虫下し」にウリの種を飲んでいたらしいです。

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コンクラーベから

2013年03月26日 | 本・新聞小説

クリスチャンでない私も、新聞に「コンクラーベ」の文字を見つけると、やはり関心がわきました。
コンクラーベはローマ法王選出の秘密会議のことで、一定の得票数が得られるまで何回もやり直すのです。決定に至らない時は黒い煙、決定すれば白い煙が煙突から流れるようになっています。テレビニュースでこの黒い煙を見て、本に書いてあった通りのやり方に妙に納得したものです。


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それというのも、ひと月ほど前に読んだ塩野七生『 神の代理人 』が、まさにコンクラーベから始まるからです。


「神の代理人」とはカトリック世界の頂点に立つローマ法王のことです。ここではルネサンス時代に、人間性をむき出しにした4人のローマ法王の実像が生き生きと描かれています。

タイトルからすれば、キリスト教の教理の哲学的な難しい事が書いてあるのでは・・・と思いがちですが、まったく違います。

『過度の禁欲は、しばしば狂信の温床となる』という言葉から書き始められているように、法王が自分の欲することをすべて正義と信じ、自らがそれを実現させなければならないと心を燃やすところから、この人間ドラマは始まります。

神の代理人というより、法王国家の元首として政治的に動き回り、各国と駆け引きをし、競争相手を蹴散らし、法王の領土を増やしていこうとする人間臭い法王の実像が描かれています。同時にルネサンス当時のフランス、スペイン、ベネツィア、フィレンツェ、ドイツ、トルコの歴史もよくわかります。

もちろん実際の法王庁では神聖な部分がほとんどだと思いますが、塩野さんは別の観点から見た法王の人間ドラマを描いているので、同じ人間としてわかり易く、非常に愉しく読めます。

「参考にした資料」として掲載された9ページにわたる西欧の文献が、ただの小説でなく歴史ロマン小説であることを物語っています。

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南阿蘇へ

2013年03月23日 | 国内旅行記

ゆっくり時間がとれるようになったら、目的地を決めないで鈍行列車や路線バスに乗り、気が向いたところで降りる・・・そんな旅が夢ですが、なかなか現実は難しいものです。

 

「ゆったり路線バスの旅」と書けばNHKの番組みたいですが、ちょっとそれに似ていたのが今回の南阿蘇の旅でした。
熊本バスセンターから限られた本数しか運行していない高森行に乗り込むと、進むにつれだんだん乗客数が減って最後は3名に。ここは車が必需品なのです。

阿蘇の外輪山の南に位置する南阿蘇はのんびりととても豊かな感じがする土地柄で、そこに阿蘇高原クラブがあるのです。会社の施設ですが、OBでも宿泊がOKなのです。

 

まず、玄関へのアプローチのレンギョウの生垣に、はっと目を見張りました。これでいっぺんにここが気に入りました。

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バブルの終わりの頃にできたというだけあって、シャンデリアも家具も輸入品。すぐに非日常の世界に入っていきました。1200mボーリングして71℃の温泉を確保しているそうです。

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遮るものがない食堂からの眺めも、南阿蘇を独り占めにしたようなリッチな気分に浸れます。

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熊本・大分の旅では馬刺しが出るのがふつうですが、ここでは出てこなくてホッとしました。
夕食の後は、静まり返ったロビーで新聞を読んで過ごしました。ちょうど福島原発の冷却設備の電源が故障ということで、とても気になっていました。
ローシーズンということもあって、コーヒーのサービスはストップしていました。ここが普通の商業施設と違うところです。

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翌朝、大きなガラス窓の外は小雨模様。遠くに見える阿蘇五岳もうっすらと霞んでしまいました。

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有名な「一心行の桜」を見ようとタクシーに乗りましたが、ドライバーさんが言うにはまだつぼみが硬いということです。桜の枝だけ見ても意味がない・・・ということで取りやめました。
 

小雨では早い決断が必要です。タクシーの中で予定変更、南阿蘇鉄道の無人の「長陽駅」へ。ここからまず立野駅に向かいます。
プラットホームでは、自転車に乗ってきた親子が備え付けの積み木などで遊んでいるのが何とも微笑ましい光景です。駅のプラットホームは「乗る」だけのところでなく、遊び場でもあるのです。南阿蘇はおおらかです。

豊肥線の立野駅と大津駅で2回乗り継ぎます。スムーズな乗り継ぎで、意外に早く1時間ほどで熊本に着きました。
列車の本数は少ないけど、乗客率が「高い」のにびっくり。車内の雰囲気がとても和やかなのが好印象でした。

 

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1車両だけですが、なぜか愉しい気分にさせてくれるディーゼルカーです。単線と線路わきの桜。日本の原風景がそこにありました。

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熊本に着くと、周遊バス「しろめぐりん」に乗り、もう一度熊本城に向かいました。
城内にある「熊本県立美術館」に行くと、ルノワール「胸に花を飾る少女」、ブラマンク「湖畔」のキャプションに、「ラインハルトコレクションからの購入」と書いてあり、昨秋に訪れたスイスのラインハルトの美術館を懐かしく思い出しました。

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熊本城

2013年03月22日 | 歴史

熊本城本丸御殿復元がなって早5年。すぐ隣の県で、高速で2時間なのにやっと訪れました。日本建築の粋を集めた54万石の熊本城の雄姿は、さすが日本3名城のひとつと納得できます。

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大天守と小天守。築城したのは加藤清正。江戸時代に改易され、その後240年間細川家の居城となりますが、西南戦争の折に焼失します。その後、二つの天守は昭和35年(1960年)に復元されています。

平成20年(2008年)春には「本丸御殿」が落成し、あっという間に目標の入場者に達したことで話題になりました。

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一番見たかった「昭君乃間」。白い馬に乗っているのが王昭君。

豪華な障壁画の説明書きには、『 王昭君(紀元前1世紀)は、楊貴妃・西施・貂蝉と並ぶ古代中国四大美人の一人。前漢の時代、和睦の証として女性を送る習わしがあり、元帝は匈奴へ贈る女性を、後宮の中の醜い女性の中から選ぶため似顔絵を描かせたが、似顔絵師に賄賂を贈らなかった美しい王昭君は、一番醜く描かれていたために選ばれてしまったという。 』とあります。

王昭君については今や伝説化していて、いろいろなストーリがあるようですが、井上靖 「明妃曲」が面白いと思います。昭君を悲劇のヒロインとしてとらえていないところが井上文学らしいと印象に残っています。

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若松の間」。 藩主が家臣と対面する時の18畳の間。

他にも、数寄屋造りの茶室、大御台所、廻廊、天井、杉戸絵などなど、外国人もこの木造建築の技と粋を見たらきっと度肝を抜かれることでしょう、感嘆することでしょう。

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左:  「 熊本城周遊バス  しろめぐりん 」  一日乗車券300円。各施設の入館料も割引になります。熊本駅から熊本城を中心に、周辺の旧跡や施設を訪ねます。

右: 「 宇土櫓 (うとやぐら)」 西南戦争にも焼けなかった唯一の多層櫓。築城時の趣を今に伝える国指定重要文化財です。

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左: 巨大な楠。樹齢100年という大楠がたくさん立っているのが見事です。堅牢な石垣で、反りの角度を何種類かに変えている「武者返し」は、天下一流と名を馳せています。

右: 濠の桜は7分咲きくらい。

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留守の間に・・・

2013年03月16日 | 母のこと

介護施設に入所している母が少し認知症状もでてきており、しきりと家を恋しがります。
92歳までしっかりと独り暮らしをしており、友人知人かつての教え子などが集まってきていた楽しい生活が今も忘れられずに、また独り暮らしをしたいと言い張るのです。家に帰ればその楽しい生活が再現できると錯覚しているのです。

小脳出血、大腿四頭筋部骨折で、入院、リハビリ、入所を繰り返し、常に見守り状態で介護するように指示され、そのためには二人が付き添う必要があるのです。
かくして介護施設のお世話になるようになり、はや2年が過ぎました。月に5,6回は、施設の母を訪問しているのですが、それでは満足できず自宅が恋しいばかりのようです。

自宅の鍵を持ってきてと電話までかけてくるようになり、とにかく一時帰宅をさせて母の心を穏やかにしようと、2泊3日の一時帰宅を計画しました。
静まり返った部屋を掃除し、寝具類を長時間乾燥機にかけて、人が生活できるように清潔さを取り戻すのにストレスがかかります。

昨12月には1泊だけの一時帰宅をしました。その時のアドバイスは常に部屋を21℃に保ち、風邪をひかないように、常に目を離さないように、ということでした。
夜中にも3台のエアコンを稼働させっぱなし、3度のトイレに付きそいます。その都度、施設の介護士さんの大変さを思い感謝の念でいっぱいになります。
今回もちょど寒波が来た時で、寝室は23℃にして、風邪を引くことなくすみました。

一時帰宅3日目。もうセンターには戻りたくないと言い出すのでは・・・と不安でしたが、2泊3日の自宅生活を心から喜んでくれたし、独り暮らしは無理なことも認識できたようだし、パフで顔を軽くおさえ紅をさし、きっちりと帰っていきました。その笑顔を見ただけで、帰宅させてほんとによかったと思いました。でもまた、同じようなことの繰り返しになるかもしれませんが。

心も晴れやかになって帰宅すると、花たちはいっせいに花を咲かせていました。寒波の中にも、後戻りをすることのない春の陽射しを確実に感じとっているのですね~。

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庭に咲いたクリスマスローズ

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こぼれダネのポピー                  孫の記念樹、アーモンド

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ムスカリ                             アネモネ

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花茎の短いチューリップ                  花カイドウ

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ブルーベリー                         シクラメン

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西洋サクラソウ と こぼれ種のポピー 

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一気に花が咲きました

2013年03月09日 | ガーデニング

まだ小さな苗の時に、お隣からお嫁に来ました。三個の鉢が、急に暖かくなった庭をにぎやかにしています。

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花の名が「ブライダルブーケ」。検索すると造花しか出てきません・・(´゜Д゜`;)

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このところの陽気に誘われて、一日であっという間に花開きます。

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地植えのクリスマスローズ。日ごとに花の茎が伸び、花も複数個に増えます。


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イフェイオンウィスリーブルー。この難しい名前をやっと「暗記」したら、kazuyoo60さんのブログで、何のことはない「ハナニラ」だと知り、無駄な努力にがっくり!!!
でもニラの名に似合わず可憐です。放っておいても春になると、確実に球根を増やし芽を出して花を咲かせます。

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春!野菜が安い!

2013年03月07日 | 食・レシピ

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急に暖かくなって、野菜がびっくりするほど安くなりました。
ジャガイモ、玉ねぎ、クレソン、春菊、カツオ菜、エノキ、生椎茸、アスパラガス、ミカン、大根。産地の表示もあり、これで1200円です!
いつも行列のできる野菜屋さんです。あれもこれもと欲が出ると野菜は重たくなるから、夫族の付き添いも目立ちます。
こんなに安い価格は消費者には嬉しいけれど、生産者にはホントに申し訳ない気がします。
自給率の低い日本の農業では作物の価格は高くなりますが、天候の影響で暴落することもあります。
これくらいの価格が日常的になるような農業行政を期待したいものです。適正価格は、作る方にも買う方にも安心感が出ます。


この季節にはあまりおいしくないけど、トマトも安いのです。こんなトマトは火を通すとおいしくなります。
mintさんのブログで、トマトを使ったホットカプレーゼが出ていたので、さっそく真似をしてみました。
丸ごとのトマトとモッツァレラチーズとアンチョビーとローズマリーとオレガノ。焦げないように底に玉ねぎを敷いて、ブイヨンの溶いたものを50CCほど入れ、蓋をして20分ほど蒸し焼きにしました。
センス抜群のmintさんのカプレーゼみたいにはいきませんでしたが、それでもとてもおいしくできました。手間のかからない一品です。

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干し白菜ときくらげの甘酢炒め。テレビでチラッと見ただけなので、イメージでつくりました。
干した白菜3,4枚と キクラゲ を炒めて、お酢大さじ1、砂糖大さじ1、しょうゆ小さじ1を入れて味を絡めるだけ。
白菜は干しているので水っぽくなく、うまみが増します。干し野菜を作っておくと、なかなか使い勝手がいいようです。

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レストランで食べた砂ずり(砂肝)のオリーブ煮がとてもおいしかったので、すぐ家で作ってみました。
砂ずりと、同じ個数のニンニク、ローズマリー、オリーブオイルを、弱火でコトコト4,50分煮ます。味付けは塩で。
軟らかくてふわっとおいしい出来上がりです。ニンニクの香りがいいオイルはもちろん使えます。パンにつけて食べると、バターの比ではありません。

 

 

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たくさん買ったサツマイモは
蒸して冷蔵庫へ。大根なますも多めに作っておけば、昼食にも夕食にも重宝します。

ほうれん草もさっと茹でて冷凍庫で保存。これを使ってポタージュ風のスープができます。
玉ねぎを軟らかくなるまで炒め、少なめに水を入れ、刻んだ 茹でほうれん草 を入れてコトコト軟らかめに煮ます。ブイヨンとハーブソルトで味をアップ。牛乳をたっぷり入れて、沸騰する前に火を止めて溶き卵を流し入れます。卵が固まらないようにするのがコツで、クリーミーなポタージュ風スープです。

大根なますもポタージュ風も昨日の残り。蒸したサツマイモを使って主食代わりにして、「独り昼ごはん」です。シナモンと手近にあったコアントローを入れてみました。

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1パックのクレソンは、半分はグラスに挿して根が張るのを待ちます。半分を使って、オレンジと合わせてさっぱりしたサラダに。酸味を増すためにカボス汁を加え、塩コショウで味を整えます。大好きなサラダですが、クレソンの時期にしか食べられません。

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ひなまつり

2013年03月03日 | くらし

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毎年この季節にだけお出ましの土雛。掌に乗るくらいの小さなもので、とても気に入っています。

娘の子供の頃に飾った五段雛は、20年以上も押入れの奥深くに入ったままになっています。飾り段はスチール製になっていて、その組み立てと後片付けを思うと、なかなか飾るところまではいきません。
焼き物の古典的な雛でなく、私の希望で木目込みにしたのですが、物心ついた当の娘が好きではなかったので、ある時期以来とうとう飾ることもなくなりました。

当時はお雛様は実家から贈る・・・というのが慣習で、父母の顔を思い浮かべると、処分するにはなかなか勇気がいります。
先日Eテレ番組の整理の仕方を見ましたが、五段飾りもそれに該当するような・・・。

手持ちの花がカーネーションしかなかったので、前菜の皿に盛って飾りました。雛祭りのお寿司を食べ、小さな小さなひな祭りでした。

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沖縄いろいろ

2013年03月01日 | 国内旅行記

沖縄でぜひ買いたかったもの、それは雪塩です。国際通りに、 沖縄の塩の専門店 「 塩屋(まーすーやー) があり、沖縄のサンゴ礁のきれいな海から採れるたくさんの塩が並べてあります。雪塩は宮古島の塩です。
雪塩は海水の成分をそのまま残しているので、当然「にがり」も含まれています。

この塩を使った「雪塩ちんすこう」は、パサつき感がなく、白い上品なお菓子です。

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サトウキビを見たことのある人は少ないかもしれません。ずーっと昔は、福岡でもザワワザワワ・・・とまではいきませんが、ごくまれに広くないサトウキビ畑を見ることがありました。だから、私はサトウキビを知っているのです。

今帰仁城に行ったときに、素朴な設えの出店で 「 サトウキビジュース 」を売っていました。大きい鍋の中で液体がぐらぐら煮立っていましたが、それがなんであるかは不明です。黒砂糖のジュースかも。
ジュースは甘ったるいまさにサトウキビの味。でも懐かしさがあります。おじさんが鎌で細い枝でも切るように、サトウキビをバサッと切って「いいよ」と言って渡してくれました。ラッキー! でも、帰ってから食べるのが大変でした。

写真は、そのサトウキビと海ブドウです。山で拾った木片と異星の植物みたいですが・・・。
サトウキビは、竹みたいに硬くて剥くのに一苦労でした。海ブドウは食べるとプチプチと食感がよく磯の香りの漂う健康食品です。冷蔵庫に入れるとしぼんでしまうので、絶対に常温保存ということでした。

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沖縄の植物の葉は緑色が深くて、葉の一枚一枚に存在感があります。ハイビスカスの花の大きさにもびっくり。子供の顔くらい、いや小顔の美人・・・くらいもあります。

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知っ得情報です。ゆいレール「おもろまち駅」に降りると、「DFSギャラリア・沖縄」に直結した出口があります。要するに免税店です。
ここでは、沖縄県外に出る航空機利用者なら、チケットを提示すればブランド品を30~40%オフで購入し、品物は空港の指定の場所で受け取るという手順になっています。但し、出発前の2時間前までで、まさに締切の時間ぎりぎりに買うことができました。


心に残ったのに、定期観光バスのガイドさんの話と歌があります。

私の親は戦後の生まれの戦争を知らない世代。自分たちも学校で戦争に関する学習をするけれども、ずっと聞いているといつの間にかそれが普通のことになってしまい、どんどん戦争に対する危機感が薄れている。祖父はこの戦争の記憶が薄れていくのにとても危機感を抱いていて、残さないといけないと言っている。だから若い世代はその心を受け継いでいきたいと思う」と前置きして、三線(さんしん)を取り出し、それに合わせて 「 芭蕉布 」を歌ってくれました。

歌詞の『・・・緑葉の下 我(わ)した島 沖縄(うちなー)、・・・浅地紺地の 我(わ)した島 沖縄』にあるように、決して押しつけがましくなく、沖縄を好きで、沖縄を愛して、美しい沖縄を残していきたいという深い思いを感じとりました。

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