新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

ひさびさの雪だるま!

2016年01月24日 | くらし

ほんとうに久々の雪だるまです。3センチほどの積雪ですが、芝生の上を転がしていくと自然に丸く形作られていきます。ふたりだけの生活になっても、この年になっても、一人で雪だるまを・・・。

日本列島がすっぽり雪をかぶって、空も陸も海も大混乱。米国でも大雪のようで、全世界が四季を通じて異常気象の災害に脅かされるようになりました。今も降り続いているので、雪だるまもしばらくは融けないで済みそうです。
それにしても今日の広島の駅伝は雪がちらついて選手もかわいそうです。暖房の中のテレビを見ながら、選手の寒さにも負けない姿に心を打たれました。

地球の反対側では35度の夏に錦織選手がリズミカルなフットワークで勝ち上がっています。そして今日は大相撲千秋楽。地元力士の琴奨菊の初優勝、そして日本人力士としての優勝にも期待がかかります。二人とも重圧を跳ね除けて、清々しく勝ち残って欲しいと思います。

寒さに閉じ込められた日の献立は手持ちの材料を使うので、頭を働かせた主婦の満足感があります。
  

人参ご飯は、NHKでコウケンテツさんのレシピです。写真は材料をセットしたお釜の中ですが、ニンジンでこれだけの色が出ます。人参嫌いの子供も抵抗なく食べられそうです。
イカ大根。安価なスルメいかの使い方がわかりませんでしたが、煮たイカが柔らかくてよく使うようになりました。
重宝したのは市販の「サラじゃこ」。カリカリのジャコだからサラダにも和え物のトッピングにも使えて、抵抗なくカルシウム摂取ができます。切り干し大根を使いました。
野菜分は、ごった煮の野菜スープか野菜サラダで補います。

コメント (7)

大河ドラマ 岳大「勝頼」

2016年01月13日 | テレビ番組

「真田丸」。新しい大河ドラマが新鮮なタイトルで始まりました。
三谷幸喜脚本らしく最初からテンションが高く、舞台かと錯覚するようなセリフ回しでテンポが速い。とにかく若々しいにおいのするドラマになる気がします。
今までの歴史ドラマを考慮してか、複雑な戦国時代の陣取り合戦をCGマップを使いながら解説してくれるので、最初から頭の中を整理して観ることが出来ます。
細かい部分にもしっかり目を向けています。徳川家康が登場したときに、視聴者に向かって歩いてくるがごとき「顔見せ」がありました。そこで彼の癖である爪を噛み挑戦するような表情が映し出された時に、こんな細かいところまで演出をする三谷ドラマに、さすがと拍手!自分の少ない知識と映像がシンクロした時にドラマへの共感が生まれます。

源次郎・幸村が主人公のドラマなのに、今回の秀逸は俳優・平岳大演じる武田勝頼。圧倒的な強さで近隣の武将を震え上がらせた父・信玄。その嫡男として、あまりにも大きい父の存在に苦悩し、周りからも自分の心がわかってもらえず、次々に離反者を生み出すいらだちと孤独感。

岳大演ずる勝頼の美しいまでの悲哀感を、寡黙で、表情と体全体で演じきったこの見事さ。俳優・岳大は父・平幹次郎を超える演技でみごとに乗り越えた気がしました。

歴史小説の描く勝頼は武将としての行動場面が多いのですが、井上靖「天正十年元旦」「天目山の雲」では、勝頼の人間性と心理が細かく書かれていて、この本をなかなか処分できないでいました。大河ドラマ第一回を見ながら、すぐこの本を思い出してまた読んでみました。平岳大が歴史小説を「純文学にした」とは私の感想です。

この本は短編集になっていて、「天正十年元旦」も「天目山の雲」も短い小説です。ほかに「利休の死」「平蜘蛛の釜」「明妃曲」「異域の人」などわくわくするような話が載っています。

ドラマの中の勝頼をもっと見たい気もしますが、勝頼の最後は近いはず。ちょっと残念です。

コメント (8)

マシンが我が家へやってきた!

2016年01月11日 | くらし

記念すべき誕生日となった私に、娘と次男からこんなプレゼントがありました。

ネスカフェ・ドルチェ グストです。お好みの専用のカプセルをセットして簡単操作でいろいろなコーヒーやティ-が楽しめる道具です。写真はグラデーションが美しいカプチーノ。なかなか気に入っています。

かつてドイツ旅行でホテルの朝食時に備えてあった同種の器械に戸惑いました。先ずカプセルをどう使うか・・・。説明書の通りにカプセルをそのままセットしてボタンを押すと間違えたかなと思うくらいの、テーブル上にはふさわしくないギーいう音と振動がしてやがてコーヒーの抽出が始まりました。すごい器械だ・・・!カプセルから、いつどの状態でコーヒー豆がでてくるのか・・・とうとうわかりませんでしたが、とにかく成功。こんな時に外国人は教えてくれないものです。

そのあとはホテルの部屋に供えてあった「マシン」にも対応できるようになりました。ヨーロッパのホテルでは普通に使われています。そのマシンが終に我が家の食卓に登場となったのです。ホテルのマシンより操作が簡単でデザイン性も優れています。


もう一つは、トイレ用にとセンサー付きの温風機を置いてくれました。部屋の温度とトイレの温度差がありすぎて、これではヒートショックを起こしかねないと気を遣ってくれたのです。
以前からトイレの温度は気にはなっていましたが、即実行となるとなかなか実現できずにいました。トイレのドアを開けると人を感知してすぐに温風が出始めます。幸い床面積にゆとりがあるので火事の心配はなさそう。

子供たちも親の誕生日を祝う年齢になってきた…というよりも、それだけ私たちが年をとってきて気が気でないというのでしょう。ありがとう。

コメント (6)

壱岐の「秘湯の温泉」へ

2016年01月05日 | 国内旅行記

福岡から高速船ジェットフォイルで1時間5分の壱岐。しかし近くて遠い島・・・、今まで一度も訪れたことがありませんでした。
息子が出張のフライトを福岡発に変更して、その前に1泊で壱岐に連れて行ってくれました。ちょうど私の誕生日でもあり、「初めての壱岐」体験のいいきっかけになりました。

壱岐・芦辺港に着くと、すぐ眼の前に予約がなかなか取れないという壱岐牛の「うめしま」で昼食。180gのト~ロトロのサーロインステーキはとても食べきれませんでした。

昼食後に旅館から迎えの車が来ました。壱岐の歴史に詳しい従業員の方に案内してもらいながら1時間ほどの観光はラッキーでした。

魏志倭人伝では「一支国」として登場する大陸文化の中継地でもありましたが、女真族の掠奪や元寇での占領・損害など、大陸からの防波堤でもあったようで、歴史の名残があちこちに見られます。
 
横穴式古墳、中まで入ることができました。前方後円墳、当時の土木技術のすごさを実感しました。

宿は、昨12月22日に「日本秘湯を守る会」から認定されたばかりという「長崎県 湯本温泉 奥壱岐千年湯 平山旅館」です。


心にも肌にもすんなり馴染む木造建築。各部屋や廊下の書や生け花が素敵でした。

   

(じゃらんから借りた)写真の温泉は『千年のいにしえから沸きいづる赤い塩湯』の通り、源泉100%のかけ流しの湯で塩の味がします。部屋は2階の「星の間」。

夕食は、正月にも関わらず新鮮な海の恵みが悲鳴を上げるほど次から次に・・・。 

 

   

    

    

とても完食できる筈がありません。配ぜん係の方に聞いたら「みなさん残されますよ」と。それでも申し訳なくて蓋物は蓋をしてそっと返しました。刺身の残りは翌朝「づけ」にして出してくださる心配りも。
食後にもう一度温泉に浸かるつもりが、みんな食べ疲れて就寝タイム・・・。

素晴らしかったのは朝食の食材。大女将自慢の農園で無農薬栽培された野菜のサラダ。今までに食べた野菜の中でもトップクラスの味でした。

若女将が「デジタル女将」として取り寄せた珍しい種を、広い農園で従業員総出で育て、蕎麦や蜂蜜まで自前だそうです。肥料には打ち上げられた海草やウニの殻、温泉のパイプにできた塩の結晶を使うそうです。

7種類の大根と3種類の蕪。特に大根類は甘くてフルーツ感覚でポリポリパリパリ。最大限の努力をして客をもてなす・・・、食へのこだわりがよく見えて大満足でした。


1丁1キロのジャンボ豆腐・壱州豆腐。豪快に竹のナイフとフォークで切り分けます。しっかりしていて壊れません。前日夕食のチーズ豆腐も
濃厚でとろけるようなおいしさでした。

温泉の行先は当日知らされたので事前下調べが出来なかったのですが、帰宅後調べてみると、大女将はマルチに活動活躍されているのにびっくりしました。ラジオ、演劇、農園主催など等。

千葉出身という爽やかな若女将は、JTB主催の「21世紀を考える旅館」の論文で最優秀論文賞と賞金50万円を受賞されたとか。そういうことはおくびにも出さず明るく爽やかな接客に、西の海に浮かぶ壱岐の小さな島が俄然色を帯びて大きく見えたものです。
再び、穏やかで豊かなこの島を訪れるときは「電力の鬼・松永安左衛門」の記念館にも行ってみたいものです。

ブログを書きながら、あの食べ残した料理の数々が後悔とともに頭を駆け巡ります (´゜Д゜`;) 

 

コメント (7)