おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

油井亀美也さんの母校でスターウォッチングをやりました!

2024-05-11 13:04:43 | 宇宙観測車アストロカー


昨夜は、好天のもとで川上村の第二小学校でアストロカーによるスターウォッチングを開催しました。町中の校庭なので、周囲が明るいことを心配しておりましたが、小学校自体が川上村の奥の方にあって、考えていたよりはるかにダークスカイの環境でした。通常は20cmクーデ式のセッテイングを北極星が見えるようになってから行ってその後からスターウォッチングを開始するのですが、三日月が低いところにあって、せっかくなので月面を最初に見せてあげてからということで、極軸合わせをしないまま観察会に突入しました。思ったとおり軸がかなりずれていたので、月が途中で視野から外れてしまい、気がついた時には端の方へ相当ずれていました。しかし、そこそこは喜んでくれたのではないかと思っています。

参加者数は、カウントはしていないですが、途中から低学年からも見せて欲しいという要望が出て、気がついたら100名くらいはいたのではないかと思いました。電視観望も予定通りに見せてあげられましたので、ほぼやりたいことをフルで出来たと考えています。しかし、相変わらずというか、今の子供達はあまりにネットの影響を受け過ぎて、星をちょっと見せてあげても、それがどの程度凄いことなのかを判断できません。よってほとんど無反応です。大人からも同様な感じでしたが、それは見せる対象によりけりなので、一概にそうだとは言えません。しかし、いくら電視観望という強力なウェポンがあっても、眼視で見せる天体を良く考えて選ばないと満足してもらえないので、今回も最初に見せる天体は月面、そしてM44プレセペ星団としました。他にM3球状星団も見せましたが、眼視で見た際には今ひとつ見栄えがしません。この電視観望も昔あったイメージインテンシファイヤー電視増倍管みたいに、直接接眼部から見せられたら感動も得られやすいでしょう。タブレットPCにあらかじめデーターとして天体画像を入れておいて、その画面に筒をつけるなどして、まるで望遠鏡を覗いているような工夫をしたらもっと喜ばれるかもしれません。



しかし、今回この観察会を企画して依頼してくれたPTAのKさんを始めとして、小学校の職員の方々がとても精力的に協力と準備をしてくれて、最後の最後にも撤収を手伝ってくれたり、見送ってくれたりと、その対応には頭が下がります。ギャラ的にはホテルなどの数分の1ですが、その大小よりは関係者の対応の方がはるかに大きくて価値あるものだと考えていますので、これから機会があれば協力していきたいと思っています。来年の土星環の消失現象の際にはまた呼んでくれるようなので、それを楽しみにしています。後は天候次第です。今年はスタートからまだ浅いですが、好天に恵まれることが多く、昨日もですが今日も晴れて開催できそうです。今晩はガトーキングダム小海ですが、まだ参加者は少ないです。しかし、これだけ天気が良ければチェックイン後に申し込みが一気に増える可能性が高いので、満席にはならないとは思いますが、それに近い程度の参加者は見込めそうです。

今日明日と店舗営業日ですが、午前中はお一人のお客様が来店されて、部品を色々と持ち込んで特注製作の依頼をしていきました。埼玉県からそのために来られたそうですが、ありがたいことです。来週18日、19日と営業日ですが、来週末はシャトレーゼホテル石和でのスターウォッチングなので、ご来店を予定されている方はその時間帯にご注意ください。

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