今は、California北東部のMammoth Lakesに滞在しています。2泊しているので、今晩が二日目です。昨夜撮影した画像ですが、風がかなり強くて林道の中でないと三脚が倒されてしまうので、こんな風景です。撮影は午後9時近くまで明るいのでそれを過ぎないとできません。できれば「Horseshoe Lake」まで車で行って撮影したかったのですが、何故か途中でゲートがあってそこから先は通行止になっていました。しかし徒歩や自転車では入れます。
風が強いだけあって空の透明度はニュージーランド並みに素晴らしかったのですが、風が強過ぎました。同じ北半球ですが、日本の何処よりも星空は素晴らしいと思っています。撮影した場所は、標高2600メートルを超えておりました。日本でこの標高で車で行ける場所はありません。星の撮影では空の透明度の高さが撮影画像のクォリティーに反映されますが、それを高めてくれるのは標高です。
この写真は三脚もポラリエも使わずに撮影しました。道端のフェンスにカメラを置いて撮影しました。レンズが14mmで露出も30秒なので流れずに済んでいます。
今回撮影に持ってきたのは、いつものポラリエとPCB-EQ3セットです。三脚はVelbonのUTC-63カーボンです。機材は沢山持ってくれなかったので、今回はこのお気軽撮影セットです。ペットボトルアダプターは当然の事ながら活躍してくれています。もう海外撮影にはなくてはならない必需品です。アメリカの販売店でPCB-EQ3セットを販売する際に、必ずセットにしているのがペットボトルアダプターです。使ってくれている方からは絶賛してくれています。微動雲台は持ってきていませんが、PF-LIIを使ってもそこそこ合わせられるので、広角レンズのみの撮影では使いません。
今日、トレッキングをやっていて、やたらと息苦しいので標高を見てみたら2600メートルを超えていました。しばらくぶりに来たので標高の高さをすっかり忘れておりました。
まだ湖の周囲には雪が沢山残っていました。Mommoth Lakesへ来る前は、Palm Springsに泊まっていたのですが、あまりの気温の違いに体がついていけません。
周辺には美しい湖が点在しており、それを結ぶようにトレッキングコースが設けられています。コース整備もきちんとされているので、危ないところはありません。ただしコースがわかりにくいので、初めての人が歩くと迷ってしまう可能性があります。山がとても深いので一度迷うと簡単に遭難します。自分の位置と方角、出た場所の位置関係を常に把握しておく必要があります。
午後3時くらいまでは天気が良かったのですが、今は少し曇っています。しかし夜にはまた晴れてくるかもしれないので、晴れたら出かけます。泊まっているホテルから車で20分程度で、そこから歩いて30分ほどで撮影地に到着します。防寒装備がちょっとお粗末なので、長時間の撮影はできないので、何箇所かで少しづつ撮影をするつもりです。明日は最後の夜なので、Lone Pineへ戻って一晩撮影してLAXへ向かいます。午後3時過ぎのフライトなので、お昼過ぎに車を返せばいいので楽です。
今日は、午前中にハイキングを少しやった後の午後にレンタルEバイクを借りて車で行った同じ道を再度登っておりてきました。"E-Bike"とあるのは、エレクトリックバイクの略です。つまり電動アシスト自転車です。行きは延々と登りなのですが、全然楽に上がることができました。帰りは全て下り坂なのでバイク並みのスピードで一気に降りてきました。2時間借りて30ドルです。Mommoth Lakesでの滞在方法は、ウォーキング、ハイキングをしたり自転車に乗って走ったり、釣りをしたりと自然を満喫するには最適な環境です。
サイクリングは、専用道路が整備されているので、車道を走る必要がありません。家族でサイクリングをしているのを良く見かけましたので、子供達にも好評なのでしょう。日本の国立公園だと自転車で走れるところがほとんど無いので、危険な車道を走るしかなく、そこを親子で走るのはリスキー極まりないでしょう。海外へ来ると日本の国立公園=観光地の環境整備がつくづくダメダメだと気付かされます。これだけは後進国です。
もうすぐ帰りますが、Mommoth Lekesには1ヶ月くらい滞在して野山を歩き回りたいものです。