おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

今朝はマイナス10度でした!

2019-11-29 15:35:35 | ブログ


今朝6時過ぎの外の寒暖計です。何と、マイナス10度です。今季最低気温です。まだ11月でこの気温は驚きです。しかし今年の冬は暖冬との事です。夜寝ていてやたらと寒いと感じていましたが、まさかここまで下がっているとは思いませんでした。これだけ寒いのでいつ雪が降ってもおかしくないのですが、何故か降りそうで降りません。昨夜は来客があって夜12時前まで店で喋ってました。本当はその後に撮影に付き合う予定でしたが、今日の小学校での講座があったので見送らせていただきました。できれば新型機種の性能を確認したかったのですが、ちょっと残念でした。



今日は小海小学校で社会学習の一環として小学生50名に当店の仕事のお話や小海町の魅力について話させていただきました。高学年なので多少難しい話でも理解してくれているようでした。できれば先生などの学校関係者に小海町の星フェスについての協力をお願いしたかったのですが、時間がなかったので、それは叶わなかったです。全生徒80名中50名が当店の話を選択してくれたということは、それだけ子供達にとって興味の対象だったのだと考えています。今回の反応が良ければ来年以降も継続して行われるかもしれません。



室内で20分ほどの講座をやってから、屋外で太陽望遠鏡を見てもらいました。残念ながらプロミネンスがほどんで出ていなかったので、彩層面だけでは今ひとつ盛り上がりに欠けます。それで太陽を見る望遠鏡は子供達だけでなく、先生や関係者も喜んで見ていました。最後に消防署の隊員にも見せて欲しいと言われて見てもらいました。その隊員の一人から、天体望遠鏡が欲しいという相談を受けました。

これからも機会があれば地域の為になる活動を積極的にやっていきたいと思っています。

明日はまた他の仕事で野辺山へ行きます。川上村主催のお見合いパーティーでスターウォッチングをして欲しいと依頼を受けています。これも初めての事ですが、とっても面白そうです。男性は全て川上村のレタス農家の御曹司だと思いますが、女性は町外からの参加者で運良くカップル成立となれば川上村に住む事になるのだと思います。川上村はあの宇宙飛行士の油井亀美也さんの故郷です。スターウォッチングとお見合いに何の関係も無さそうですが、星を見て感動してくれる姿からその人の隠れた一面が見られるかもしれません。とにかく楽しみです。

12月2日よりKill Tax 10% Off Saleを開催します! ! !

2019-11-28 18:13:38 | ご来訪者様への御知らせ
来週から本年最後の月に入りますが、これまでご利用いただいた多くの方々へ感謝を込めて本年最後のセールを開催します。12月2日より全商品を10%オフで販売します。ただし一部の製作品やご予約品などの在庫が無い商品はそれに該当しません。またカレンダーは既に赤字価格で販売しておりますので含まれません。ただし在庫が無くても現段階で製作をしており、近日仕上がる商品については、セール品に含まれます。ご不明の場合にはセール開始前にお問い合わせください。

特に太陽望遠鏡などの高額商品は割引価格が大きくなるので、大変お得な価格になります。ただしそれぞれ1点ものばかりですので、お早めにご注文をされてください。この割引と不要機材のトレードインシステムを利用すれば、相当お安くアップグレードなどができるでしょう。ぜひ当店独自のトレードインシステムもご利用ください。

このセールに合わせてビクセン製品もお得な価格をご用意しております。ただし赤道儀と三脚+αのセット商品に限られます。詳細についてはお問い合わせください。

セール期間は、12月2日〜10日までの8日間です。10日午後10時で終了となりますので、それ以降にご注文されても通常価格販売となります。また12月1日午後11時59分より前にご注文されても無効です。なお、お値段は現状では通常価格になっておりますので、ご注文後に自動メールの後に店主より手動で価格修正したメールを致しますので、お支払いはそれ以降にお願い致します。慌てて自動メールを見てお支払いされないでください。

では、皆さんのご注文をお待ちしております。



来週終わる応接スペースの拡張工事で表に出す看板を外部業者に発注しました。店の周囲には看板は設置してありますが、肝心な店の看板を付けていなかったので、工事の終了に伴い看板も発注しました。これまでは店の中でお客さんの対応をしておりましたが、これからは新たなスペースでくつろいでもらえるようになります。このところ毎週末ご来店される方がおられるので、せっかく遠方から来ていただくので、都会の店ではできない事をこのスペースを使ってやっていこうと考えています。



折りたたみ式の軽量な14インチ自転車を買いましたが、まだ具体的な用途は考えていません。できれば来年春以降に麦草峠からこの自転車で降りてこようと思っています。20インチの変速付きにすれば良かったですが、12kgもあるのでそれは止めました。もしできるならザックに星空撮影機材を入れて、乗鞍畳平から撮影した夜間に降りてこようと思いましたが、さすがにそれはダメみたいです。バスの運行時間内なら自転車走行は可能なのですが、ゲートが閉まった後は止めて欲しいと観光案内所の人に言われました。まぁ、仮にできたとしてもこの自転車では危険なので止めた方が良さそうです。

明日29日は小海小学校で社会学習の一環として行うプログラムで小学4,5,6年生にテレスコ工作工房の仕事についてのお話をしてきます。日中の事なので星を見せる訳にもいかないので、仕事の話をしたり太陽望遠鏡を見てもらおうと考えています。小海町では大人にさえしたことが無いので、それを小学生に分かるように伝えられるかどうか難しいです。町の子供たちは意外にも親からこの町がどんなに素敵な街であるかという事を伝えられていないと感じています。親がそれを知らないので当然と言えば当然です。何故この小さな町に越してきてこの仕事をしているかということを伝えながら町の魅力について伝えられればと思っています。

ZWO ASI 294MC Ready On

2019-11-25 19:23:50 | ブログ


ZWOの冷却CCDカメラをやっと開封してPCにドライバーとStarCapをインストールして使える状態にしました。付属CDにドライバーなどが入っていますが、私のPCにはDVDドライブが無いので、ZWOのページからダウンロードしました。とりあえずカメラレンズを取り付けて室内で動作確認をしましたが、画像は驚くほど綺麗で高画質です。まるでビデオカメラのライブイメージみたいな感じです。ひと昔前のCCDカメラとは別世界のイメージです。

後は望遠鏡に装着して実際に天体を撮像してみようと思っています。多分最初に撮るのはSolar Maxでの太陽像になるでしょう。これまで肉眼で見ていたイメージとはかなり違うだろうと考えています。その前に月惑星撮影用にAutoStakkerをインストールしておく必要があります。Solar Maxの検品は、これまでの肉眼に加えてこのASI 294MCを使う事にしますが、かと言ってその検品がより厳しくなって最高の品物だけ仕入れるという事にはなりません。流石にそこまで厳しくやりすぎると米国の代理店から出入り禁止になってしまいます(笑)



ところで一つ困った事がありまして、EOSマウントにシグマのEOSマウント用レンズを装着したら抜けなくなってKYOEIさんに電話して教えてもらいました。電話の前にZWOカメラの販売店のHPを読むと”特にキヤノン純正レンズ以外に使用するときは、外せそうか確認してからお使いください”と恐ろしい事が書いてありました。私はそんな事もせずに取り付けましたが、これで抜けなかったら大変だと思って電話した所、親切に外し方を教えてくれました。話し方からして私のように慌てて電話してくるのがいるのだと察しました。カメラマウントについているシルバーの突起をCCDカメラ側へシフトすれば簡単に外せました。最初は突起を回転方向に回して外そうとしていましたが、カメラマウントから飛び出している小さなピンを引っ込めてから回す事でレンズが外せるというのが理解できました。基本構造はカメラとレンズの関係で同じものなのですが、それを忘れて全く違った事をやっていました。

まだこれからですが、使いながら少しづつ慣れていこうと思っています。

小型微動雲台 TK-ALZM jrを再製作します!

2019-11-22 17:10:34 | ポータブル赤道儀関連


去年まで製作販売していた人気だった当店オリジナル商品「TK-ALZM Jr」小型微動雲台を再製作する事に致しました。数は多くはありませんが、来月に入ってから製作します。この微動雲台はポータブル赤道儀の極軸調整雲台として使う事もできますが、元々の開発コンセプトはポータブル赤道儀に写真鏡筒を乗せて直焦点撮影をする際に視野調整が自由雲台だと上手くできないので、それをスムーズにできるように考えてデザインしています。

この微動雲台の大きな特徴はフリー操作ができる事です。これまで他社で販売されている物で自由雲台のような使い方ができる微動雲台は皆無でした。また機材搭載部が着脱できて、向きや高さを自由に変えられるように作っています。



このL型の雲台プレートは向きを180度可変したり、差し込む際の位置で高さ調整ができるように考えています。またプレート横には1/4インチネジが付いているので、そこに小型の自由雲台を取り付けてファインダーなどを付けたりして役立つように考えています。



L型雲台プレートを外向きにして搭載機材との干渉を防いだりします。



内側に向けるとコンパクトに使えるので、小型スポッティングスコープなどを乗せてお気軽観望もできます。このTK-ALZM Jrは単に天体観測用途以外でもバードウォッチングにも役立つように考えてデザインしています。



ポラリエ用としても使う事が可能です。微動調整は2本のネジを押し引きして行いますが、この方法がガタつきやたわみを排除できるので、シンプルですがこの方法を採用しています。



機能及び各部寸法としては、フリー回転360度(方位)、約100度(高度)、高さ100mm、幅50mm、93mm(調整ネジ含む)、重量650グラム、三脚取り付けネジ仕様3/8(1/4)、雲台プレート仕様1/4

昨日からご予約注文をお受けしておりますが、製作数量が限られているので、予定製作数に達したら終了させていただきます。代金はご予約段階ではお支払いいただく必要はありません。納期が確定してから改めてご注文の方々にお知らせさを兼ねてご請求させていただきます。

この後に大型の微動雲台を来年に向けて製作します。まだ仕様は確定しておりませんが、試作できる段階になりましたらブログからお知らせ致します。

最強のテレスコープカバーTeleGizmosが少し入ってます

2019-11-20 18:26:45 | ブログ


「これがあれば天文台不要の最強のテレスコープカバー」が若干数入荷しました。しかしその前にご注文で大分無くなりました。引き続き第二陣の発注をかけておりますが、入荷はまた少し先になります。現在無いモデルでも追加発注できますので、大型のドブソニアンモデルなどご要望があればご注文ください。このTeleGizmosカバーは、ご要望があればオーダーメイドでも作れますので、特殊な用途などがあれば当店にて対応させていただきます。

これから製作予定なのは、円筒状の内部にアルミフレームが入ったもので、ドームの代わりになるようなタイプと、上から機材にすっぽり被せて使うタイプを考えています。まだ少し先の事になりますが製作予定です。



それから、先日上京した際にスターベース東京さんでオーダーしてきた「ZWO ASI294MC冷却CCDカメラ」が届きました。カメラと合わせて注文した「EOSカメラマウントAD」と「ASI冷却カメラ用新型三脚AD」なども届いたので、これから使えるようにしていきます。これまでも冷却CCDカメラはまともに使った事が無かったので、ほぼ初心者です。過去にSBIGなどのカメラは使った事がありますが、大した事はしていません。このカメラを買うキッカケになったのは、今年の小海町の星フェスでKYOEIのMさんが屋外でデモをしていた事です。これと合わせて使われていた「CELESTRON - 8" RASA ROWE-ACKERMANN SCHMIDT ASTROGRAPH」も米国に発注しています。日本の代理店へ発注してもいいのですが、セレストロン代理店としての動きが微妙なので、敢えて海外へ注文しています。

11月に入ってからほぼ毎日晴れています。あの悪夢のような悪天候と台風続きの9月と10月からは想像もできない天気です。ZWOのカメラも早く使ってみたいですが、まずPCから何とかしていかないといけません。カメラがきちんと機能するようになったら、エンコーダー仕様のAXJ赤道儀に8インチのアストログラフを乗せてお気軽電視観望を楽しもうかと考えています。

ところで、このところコンデジのお気軽撮影をしていないので、久しぶりにやってみようと思っています。

良く見えるSolar MaxIIはまだあります

2019-11-18 17:18:40 | Hα太陽望遠鏡関係


CORONADO Solar MaxIIのダブルスタック化のご依頼があって、タカハシFSQ-106ED鏡筒に以前ご購入いただいたSMF90フィルターセットからさらにSM90を取り付けてダブルスタックにしました。組み合わせによってはマッチしない個体もあるので、特にSME90ダブルスタック同士では注意が必要です。幸いマッチする個体があったので、それで組み上げました。久しぶりに太陽面に大きなフレアーが見えました。白くなって光っているので直ぐに分かりますが、シングルでは分かりにくいですが、ダブルだと明瞭に分かります。

FSQ-106EDと2個のダブルスタックでは、相当重量があります。落とさないように細心の注意を払う必要があります。とりあえずこれでご依頼者様にお届けできます。FSQ-106で見た太陽面は絶品です。特に彩層面のコントラストは、素晴らしいものがあります。まだ当店に、SMF90-BF30のフィルターセット品が1点だけあります。2インチサイズが使えるので撮影には有利です。いずれは売れるとは思いますが、悩まれている方はお早めにご検討ください。



こちらのSM90DS-BF15ダブルスタックHα太陽望遠鏡は、行き先が確定しました。当店でSM60を買っていただいた方が注文されました。SM90を買われる方は、すでにPSTやSM60などをお使いの方が多く、最初にSM90を買う方はほとんどいません。このダブルスタックも発送前に再度チェックしてみましたが、全く問題なくその性能が出ている個体です。シングルでも良く見えるのでオススメできます。ダブルスタックフィルターとBF15を他の望遠鏡に取り付ければ、もう一台の太陽望遠鏡が出来上がります。ただしそれに合ったアダプターを製作する必要があります。それは当店で製作できます。海外製品のフードに固定するガサガサのタイプでは、外れやすく落下の危険性もあるので、当店では特注でも作りません。



2本のSolar MaxII 90は完売しましたが、まだSolar MaxII 60-BF10のシングルとダブルスタックがあります。これも実際には最後の1本です。海外販売店でも在庫品としてはどこも持っていないので、今後入手するのは相当困難です。ましてや今の価格では尚更です。国内では扱っているようですが、検品もされていないのでその状態が分からないという意味では、リスキーです。それでも知らないで買われる方はいらっしゃると思います。もしお困りだったりした場合には当店へご相談ください。

中古品やヤフオクで落札された商品で、劣化して良く見えないなどの症状があれば当店で何らかのお手伝いができるでしょう。特にブロッキングフィルターが劣化した物については、交換か修理しか改善させる方法はありません。

最高峰Solar MaxII 90DS-15がラストプライスです!

2019-11-15 19:10:56 | Hα太陽望遠鏡関係


今朝起きて外の寒暖計を見てビックリしました。何と、マイナス6度でした。この秋と言うか冬最低気温です。標高1150メートルの高地なので当然かもしれませんが、寒くなるのがちょっと早すぎです。まぁ、これがずっとは続かないと思うので、次にまた寒波がやってきて雪が降り出したら車もスタッドレスタイヤに履き替えます。



在庫として持っているSolar MaxII 90DS-15のダブルスタックHα太陽望遠鏡をアップしました。これがラスト1本です。Hα太陽望遠鏡としては望みうる最高クラスの見え味です。お値段も見ていただければ分かりますが、このお値段では国内ではシングルスタックさえ買えない価格です。この1本だけなのでラストプライスで出しました。ダブルスタック90で見た太陽面は別世界の凄さです。残念なのは太陽面の活動が大人しい事ですが、それでもこの個体はとても良く見えるので、撮影なども楽しめます。他にもシングルスタックSM90をアップしていますが、これもラストプライスで1本限りです。他にSolar MaxIIとのトレードインも歓迎します。



今朝の寒さで猫たちもこの状態です。ねこ鍋3つ仕上がっています。”当店へ来たらモフレますよ!”と言いたい所ですが、知らない人にされると猫たちのストレスになるので、それはご容赦ください。ちなみに私が挨拶がわりにやっても大人しくしています。

明日からの土日は来客があります。今のところ土日しか営業しておりませんが、これから先も多分土日しか店舗営業はできないでしょう。平日も事前にアポイントとってくれれば対応できる日もありますので、必要に応じて事前にお問い合わせください。


Wacom Cintiq Pro 16を導入しました

2019-11-13 18:05:47 | ブログ


先日東京の秋葉原へ行った際に新たな液タブ「Wacom Cintiq Pro 16」を買いました。その買い物だけならネットで買った方が安く済むのですが、PCとの相性など接続時の不具合が出ることがあるそうなので、愛用のMacBook Proを持ってヨドバシカメラへ行ってWACOMの担当者と話ながらついでに接続確認もして購入してきました。

これまで使っていたWACOMの27インチタイプは、もう10年以上使っていて、iMacがクラッシュしたので使えなくなりました。これまでこの液タブで図面を書いたりチラシや雑誌原稿を仕上げたりしていましたので、液タブがなければ仕事もできません。あれから技術も進化して、液タブも機能が豊富になり、値段も大分下がってきたので、この機会に新たな液タブを買う事にしました。そこで今回購入したのがWacom Cintiq Pro 16です。最初は13インチ用にするつもりでしたが、外で使うには便利ですが、実際の作業を考えると小さいのでその上となると16インチタイプになります。さらに22インチも考えましたが、Proが付いていないタイプなら値段も安かったので大きい画面で使いたい人にはいいですが、タッチパネル非対応で解像度も4K対応では無いので、結果的にこの16インチになりました。

この液タブは色の再現性もいいので、写真の画像処理でも役立ちます。ただこの液タブの難点というか面倒なのは常にPCを併用しないと使えない事です。PC機能を持った機種もありますが、値段が高い上にMacではないので実質使えません。

この新たな液タブを使ってこれから最初に作る図面は大型の微動雲台です。少しづつ頭の中にイメージが出来つつありますが、図面が出来てもそのイメージ通りに仕上がるかわかりません。以前に作っていたTK-ALZM4とは大分形状が異なって、内部にベアリングを内蔵させたりするので製作に手間がかかります。年内に試作できればいいですが、図面を書いて見ないとわかりません。何れにせよ急がずに本当に作りたい物を作ろうと思っています。



外のノラ猫ファミリーですが、三毛猫は「ぶにちゃん」、トラ猫が「えびちゃん」と名ずけました。母ネコは「ルーママ」と呼んでいます。うちのルーシーのママなのでその呼び方です。朝と夕方に餌をあげていますが、遅かったりすると、ぶにちゃんが「にゃ〜!!!」と鳴いて「餌をくれっ!」とばかりに呼びつけます。

明日の午前11時で麦草峠への道がクローズされます。今日は午前中の仕事を片付けてから高見石小屋まで登ろうかと思ってましたが、凄い風で見送りました。多分、八ヶ岳は今夜雪だと思います。この雪がいつここまで降りてくるかわかりませんが、それほど遠くないでしょう。できれば道には降らないで欲しい所です。またスタッドレスタイヤに履き替えるのが面倒です。

ところで、一昨日秋葉原のスターベース東京で注文したカメラですが、今一番売れていると思われる「ZWO ASI 294MC Pro(DDR3バッファメモリ内蔵/カラー/冷却モデル)」です。小海の星フェスでもKYOEIさんがデモをやっていたのと同じモデルですが、これから電視観望をするにはこれが一番いいだろうとの事で決めました。星フェスの会場でもわずか30秒露出で驚くような写り方をしていたので、迷わず決めました。うちの庭ならAXJ+エンコーダー仕様で次々に星雲星団を撮れそうです。ただ現在在庫が無いので、2週間ほど待たないと入ってきません。これからは太陽望遠鏡の検品もこのカメラで行おうと考えています。

DAYSTAR SS60dsを見て来ました!

2019-11-12 18:47:43 | Hα太陽望遠鏡関係


昨日から今日まで東京へ出張に出ておりました。ついでに秋葉原のスターベース東京でSS60dsを見て来ました。昨日は天気が悪くて太陽が見えなかったので、店長の池之上さんや新宿さんと話して来ましたが、先日ブログで書いた記事が不確実だとの事で”出来ればきちんと見た上で記事を書いて欲しい”やんわりと叱られました。

しかし、今朝起きて外を見ると快晴だったので、急遽もう一度スターベースへOPEN直ぐに行ってSS60dsを見せてもらうことができました。外観は写真で見た通りで可もなく不可もなしといった感じでした。早速太陽を見ようと思ったのですが、電源を入れてからパイロットランプが黄色から緑に変わるまで待ってくださいと店長さんに言われたので待ってました。10分ほど経った所でランプが緑になったのでファインダーを見て太陽を導入しようとしましたが、中々視野に入りません。

ファインダーでは中央に入っているはずなのですが、何故か視野が真っ黒のままです。仕方ないので経緯台で手動調整をしているうちに赤い丸い太陽面が入って来ました。ぼやけた状態だったのでピントリングを回して合わせようとすると何故か視野も一緒に回っていきます。それも円を描くように太陽が回っていきます。これはちょっと意外でした。ピントリングがちょっと硬めで、ピントを追い込みたい時にはちょっと苦労します。まぁ、これは慣れで解決するかもしれません。



クォークユニット部分ですが、太陽を見てまず驚いたのは、太陽面が全て見えていた事でした。焦点距離が930mmあるので、部分的にしか見えないと考えていましたが、ブロッキングフィルターに相当するイメージ投射部が16mmくらいあるそうなので、太陽サイズが9.3mmで投射されるので全面見えるというのが理解できます。それでもまだ余裕があります。CORONADOのPSTならBFが5mmしか無いので930mmあったとしたら半分しか太陽が見えない事になります。

最初に太陽を見たイメージは、正直な感想としては驚かなかったです。SS60dsはダブルスタックですが、CORONADO Solar MaxII 60DSとは見たイメージは全く別物です。どちらかと言えばPSTのDSに近いですが、PSTのDSでも良くマッチした良個体なら彩層面が高いコントラストで良く見えます。このSS60dsのイメージは、ダブルスタック同様な明るさというか暗さですが、彩層面の見え方はCORONADO製品のダブルスタックからコントラストを落とした柔らかいイメージです。カリッとしたイメージを想像されているなら、それはちょっと違います。

それともう一つ気になった事があります。太陽の周縁が北と南ではシャープさが違うという事で、南側のリムが何故かピントが甘い状態に見えます。南側のリムを北へ移動させて見るとその違いが良く分かります。北に持ってくるとリムがシャープになります。南側ではぼやっと見えています。問題はこの違いはクォークユニットによるものなのか、60mmの光学レンズの性能によるものかは分かりません。



スターベースの店長の理解もあってSS60dsを見せてもらえましたが、SS60dsが買いかそうでないかはユーザーがそれに何を求めるかによります。値段がPSTより安いSS60dsですが、私が思うには国内代理店で無検品のPSTを買うならスターベース東京できちんと検品をされたSS60dsを買うのが初めて太陽望遠鏡を買われる方にはオススメできるでしょう。

私が以前に書いた記事で”プロミネンスが見るのに適さない”といううような事を書きましたが、それは間違いで、プロミネンスもきちんと見えるそうです。今日は出ていなかったので見えませんでした。何れにせよ、私が書いた記事で不確実な内容があった事については、それで購入をためらった方には申し訳なく思います。スターベース東京店での販売価格はとても良心的で、個人輸入しても同程度の価格だと思います。ただ個人輸入しても保証や未検品の状態ですので、それを考えると安心できます。

最後に、今回書いた感想については個体差を考えておりません。もし個体差があるとしたらその見え方も変わるかもしれません。それについては海外へ出た際などに機種を変えて見て検証して見たいと思います。

昨日スターベース東京店へ訪問した際に、この記事についてお詫びをする意味もあって、ZWOの冷却CCDカメラを注文していきました。在庫が無い商品だったので納期にしばらくかかるそうですが、ずっと使って見たかったカメラなので、これからは私も電視観望をやって見ようかと考えています。カメラの使い方は、新宿さんが丁寧に教えてくれたので直ぐに理解できました。昔のSBIGのカメラから考えると相当な進歩です。こんなに簡単に冷却CCDカメラが使えるようになるとは驚きです。実際に使った感想についてはこちらでリポートします。多分私が使えれば誰でも使えるでしょう。

2020 天文宇宙検定カレンダー販売中です!

2019-11-09 17:10:22 | ブログ


今年も残り2ヶ月弱ですが、人気の「天文宇宙検定Space Textカレンダー」を販売中です。毎年ですが美しい星空写真と毎日の天文データーが載った使いやすい便利な内容となっています。先日の星フェスで講師を務めてくれた飯島裕さん、ビクセンで星空撮影ガイドもプロとして活動している成澤広幸さんなど著名な写真家による星空写真が使われています。私も恐縮ながらこの写真に加えてもらっております。



このカレンダーと競合してしまう、ビクセンカレンダーですが、当店でも販売しておりますが、販売店で3万円以上購入すると無料でもらえるようなので、今のところは単体での販売は今年はしないつもりです。今年末から新月が月末になっていくので、今年の年末から海外で撮影をされる方が増えるだろうと考えています。来年のGWもそうなので、南半球へ出かける人も多いでしょう。
私も来年早々にまたニュージーランドで夏の撮影をしたいと考えておりますが、まだ予定がたちません。今年行ったニュージーランドの撮影と次に撮ったものと、多分もう一度くらい冬に行って撮影した画像で初の写真展を東京新宿で開催したいと思っています。そんなこともあってブログには写真はほとんど出していません。写真展として作品を展示する場合には、それなりのテーマが必要で、見る人に訴えるものが必要です。今はそれがまだ揃っていないので時間をかけて撮っていきます。



話が逸れましたが、この天文宇宙検定カレンダーは、数量限定でお安く販売中です。今なら画像のビクセンのおまけがセットになります。ぜひお買い求めください。



それから一つまたお知らせです。本日より「CORONADO CEMAXアイピース4本セット」をお安く販売中です。Hα太陽望遠鏡の観測に特化して設計された最適なアイピースです。内容は25mm,18mm,12mm,2Xバーローレンズの4種類です。太陽望遠鏡のアイピースでお悩みの方はぜひご検討ください。私もSolar Maxの検品ではいつも使っています。



先日のビクセンA62SS鏡筒ですが、接眼部パーツを外して手持ちでEOS M3を装着してみてアダプターを作る際の合焦位置を確認したところ、大分外側にカメラを持ってこないとピントが合わないです。赤道儀に乗せて直焦点撮影をするためにアダプターを作ろうかと考えていますが、作るアダプターは延長筒一体型でないと使えない事が分かりました。せめてもう少しドローチューブが長ければ簡単だったのですが、そうではないので、直焦点撮影をするには海外品のカメラマウントと31.7アダプターが一体化したものならピントが合いそうです。この鏡筒で撮影など意識していない人には全く興味の無い事だと思いますが、鏡筒がコンパクトなので、電子観望をしたり、デジイチで撮影をしたりする方もおられるはずです。

何れにせよ、M42タイプの撮影アダプターは作ろうと思っています。