1年ぶりにまた同じ場所に戻ってきました。毎年5月の新月後の週末にかけて開催されるスターパーティーで、カリフォルニアでも最も大きいものです。しかし年々参加者が少なくなってご覧のような状態になっています。
数年前ならこの広場に大小のドブソニアンやメーカー製の赤道儀などが並んで壮観でした。しかし、今年はまったく盛り上がっていません。たぶん参加者は1000人も来ていないかもしれません。度重なる悪天候が連ちゃんで続いたので、参加者が少ないことや、機材が砂埃や極短な天候により壊れることを恐れてメーカー自体も参加を見送るような事態になってしまっています。なんともはや寂しい限りです。
参加ベンダーの中でも天文ショップは2店舗のみです。メーカー最大手のMeadeは当然のことながら、Celestronは今年から参加していません。Tele Vueはいつものようにキャンピングカーで参加していました。
しかし驚いたのはこのトレーラーです。日本でも知名度が上がってきた「Explore Scientific」の所有物で、中に自社製品を展示していました。あのMeadeでさえテントなのに、こちらは豪華なトレーラーです。いかに業績が上がっているか分かります。ひさしぶりに代表のスコット・ロバート氏といろいろ話をしました。最近も日本に行っていたそうで、相変わらず忙しいそうです。
同社の製品はご存じのようにKyoeiさんでも扱うようになっています。私がネットショップを立ちあげたことを知ると、ぜひES社の商品を扱って欲しいと言ってました。いつのことになるか分かりませんが、大変優秀な製品を次々に生み出していますので、いずれは扱いたいとは思っています。
同社の新型ドブソニアンだそうですが、もう少し下の製品は飛行機内に持ち込みができるものを考えているそうです。同社の製品は価格的にもリーズナブルなものが多いので、十分期待できるものができるでしょう。
Meadeのブーステントです。ダブルスタックSM90を見ましたが、やはり良く見えます。隣に60のダブルもありましたが、このダブルは大して良く見えませんでした。なぜだかわかりませんが、Meadeのスタッフは気がついているかどうか分かりません。特に珍しいこと言えば、新たな100度シリーズのアイピースを発売したことでしょうか。
実際に覗いてみましたが、比較対象が無いので何とも言えません。価格は20mmで500ドル以下の値段です。1本ためしに買おうかとも思いましたが、ES社のアイピースを見ていますし、手元にNikonのアイピースもあるので買って使ってみるまでもないという感じです。
LX-600新型自動導入経緯台ですが、見たところLX-800を経緯台にしただけのようです。動作させるところを実際に見たいと思っていましたが、午後4時過ぎにはテントを撤収していました。たぶん夜間に戻ってきてデモをするのかもしれませんが、今晩は泊まるわけにはいきませんでしたので、デモはあきらめることにしました。
LX-80がまだ入ってきません。2台だけは入ってきたそうですが、それは既にほかの注文者に行ってしまったそうです。できれば今回1台だけでもいいのでほしかったですが、製造がかなり遅れているようで、まだいつになるか分かりません。たぶん7月にはさすがに入ると思いますが、その時に渡米できるか分かりません。
今、ロスのホテルからブログを書いておりますが、明日帰国便に乗って日本へ帰ります。今回は8日間の滞在でしたが、ひたすらロングドライブばかりしていましたので、結構疲れました。帰ったらまた殺人的な忙しさが待っています。作りたいものも沢山ありますし、ご依頼いただいていたものも作らないといけません。