おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

Velbon UTC-63を使ってみました

2017-05-04 15:15:08 | Indonesia Bali


今回のバリ島旅でメイン機材として持って来た「ベルボン ウルトレックUTC-63」です。カーボン三脚なので、当然軽くて1.6kgしかありません。今回はバリ島行きだったのでこの三脚にしましたが、オーストラリアや北米ならこれまで使っていた4型カーボン三脚にしていたと思います。



この三脚の最大の利点は、折り畳んで短い状態で持ち運びができることです。その名前の通り、トレッキングを意識して設計されています。荷物を持って行きたく無い所へ行く時には最大限活躍してくれそうです。特に登山には大活躍してくれると思います。

見た目、4-5型のカーボン三脚と比較すると頼りない感じがしますが、実際に使った限りでは見た目以上に頑丈に出来ています。



ポラリエ、微動装置「TK-ALZM3」を取付ける時は、付属のアクセサリープレートに取付けておいてから、ワンタッチで自由雲台の機能を持つ雲台に装着できます。ただし暗いところでそれを行うと、ちょっと戸惑うこともあるので、アルカスイス仕様のほうがより取り付けやすいかもしれません。しかし、実際には三脚に取付けた状態で車から撮影場所へ移動したので問題はありませんでした。



この部分がこの三脚の中核部で、首部を持ち上げて回すことで、三脚の開き具合を3種類使い分けることができます。ポラリエを乗せて使うような場合には、脚一本だけ角度を浅く開くことで全体に角度を付けた登載ができます。今回は、南緯8度の赤道直下のバリ島だったので、使うことはありませんでしたが、日本では有効だと思います。



この脚が結構工夫してあり、収納した状態から最大1550mm(エレベーター不使用1360mm)にまで伸びます。脚部の最大径は30mmあり、登載重量は4kgですが、実際に使った限り(画像のポラリエセット)では、もう少し超えても大丈夫そうです。実際に三脚などを使われる場合に登載重量を気にせずに使っている人は多いと思いますが、メーカー推奨値は、あくまで安全などを考慮してのことで100%の上限ではないと思います。



実際にこのFS60CBを乗せた状態でも4kgは超えていません。そもそもFS60CBをBORG M57ヘリコイド仕様に改造して1kg以下に軽量化しているので、こんな使い方も出来ています。純正状態ではさすがに無理があります。このFS60CBの改造パーツは、近いうちに販売する予定です。また合わせてBORG M57ヘリコイド仕様のタカハシ純正0.72xレデューサーアダプターも販売予定です。海外遠征には間違いなく必需品となるNewアイテムとなるはずです。
ペットボトルアダプターも今回使いましたが、小さなオリジナル品ですが、もはや私の海外遠征では無くてはならない「小さな優れもの」となりました。これのおかげで1kg弱のウェイトを持っていく必要が無くなりました。こんな小さな部品ですが、頻繁に海外遠征をしている中で必然的に生み出した商品です。当店の商品の多くは、自分で観測撮影する中で考案したもので、そのほどんどが独自に考えだした商品です。微動装置のTK-ALZM3もその一つですが、いろいろ試作品を作りましたが、未だにこれを超えるものは作りきれていません。しかし近いうちに別視点から考えた新商品を商品化するつもりです。



次の海外遠征は、8月の北米皆既日食ですが、今回の遠征で改めて持ち出す機材を考え直す必要があると感じています。現地での移動は車が使えるので、重量級の機材も当初考えておりましたが、もう少しシェイプアップしたものに変更するつもりです。日食観測地マドラス〜ジョンデイへ移動するのに数日かけるかもしれないので、その間に途中下車して極上の星空の中撮影をする機材も考えてみるつもりです。

Baliから帰ります

2017-05-01 10:51:07 | Indonesia Bali


UBUDへ戻って一晩この画像の「VISESA ROYAL TULIP」に泊まってました。日本では考えられない環境に巨大なリゾートホテルが建っています。敷地内には田んぼがあるというより、田んぼの中にホテルがあるといった感じです。



手前の水田も稲を刈り取った後なので水だけがはっています。敷地の広さは野球場が二つくらい入りそうな大きさで、チェックインの際に荷物を運ぶのに電動カートが使われています。しかし出歩くにはその都度結構な距離を歩かないといけないので、エクササイズのつもりで滞在しないとつかれるだけです。



昨夜は最後の夜だったのでこの田んぼの中で撮影しました。方角は画面中央がほぼ南です。天の南極が見えるはずなのですが、南側はKUTAなどのリゾート地なので光害がドーム状に見えています。結局今回は最初の3泊した高原の宿とダイビングスポットのトゥランベン、そして最後にUBUD中心地の3か所です。最高に良かったのが二つ目の場所でした。最初も良かったのですが、天気に恵まれずに最初にアップした画像が撮れただけでした。トゥランベンでは、ほぼ滞在した2日間は晴れて撮影できたのでもう2泊くらいしても良かったです。ここに来れば晴れることは想定しておりましたので、保険のつもりで行く予定をたてていました。

バリ島の星空については、たぶん行きたい人もいらっしゃると思うので、ここでの極軸合わせとともに帰国後に書くことにします。



UBUDのホテルはたまたまネットで見つけたもので、画像情報とはまったく異なる豪華リゾートみたいです。私が泊まった部屋は一番安いタイプでした。朝食付きで15,000円です。できれば1週間くらい滞在してリゾート内施設で体を動かすプログラムに参加したいものです。ただ一つ残念なことに、朝食ブッフェが良くありません。パット見た目一見豪華に見えますが、内容的には日本のビジネスホテルの朝食ブッフェのほうが全然マシです。OPENして1年だそうですが、従業員がまだ慣れておらず、おかしい動きをしているのが気になります。まぁ、私のように一人で泊まっているのはなさそうです。できれば二人以上で子供連れがいいかもしれません。中にいろいろ遊び場があるので、退屈しないで済むかもしれません



これからホテルを出てバリの友人の家へ行って食事をしてから空港へ行きますが、フライトが夜中の1時前なので、空港で数時間暇つぶしをしないといけません。帰国したら日本ではGWに突入なので、空港からマイカーで帰る際に渋滞に巻き込まれそうです。

いろいろご注文や発送関連でお待たせしておりますが、戻り次第片づけていきます。お待ちの方々は今少しだけお待ちください。短い間でしたが、ご理解いただきお待ちいただきましたこと、感謝いたします。次の海外行きは、いよいよ「世紀の北米皆既日食」です。先日やっとレンタカー手配を済ませたので、残る心配事は現地の宿泊だけです。たぶん14時間のロングドライブの道中に泊まるところは満室で泊まれないかもしれません。今更心配しても仕方ないので、とりあえず目先のことを片付けながら次のことをやっていきます。

バリ島の星空

2017-04-29 19:44:23 | Indonesia Bali


滞在から5日目にしてようやくまともな撮影ができました。ホテルに戻ってきたのは午前5時前でした。おかげで寝不足ぎみでブログを書きながらウトウトしていました。撮影は、PENTAX K-70にDA15-30EDの組み合わせです。始めた時は天の南極が見えなかったので、アストロトレーサーに活躍してもらいました。午前3時を過ぎてから天の南極が見えてきたので極軸合わせをしてポラリエ+PCB-EQ3での撮影に切り替えました。10年ぶりのバリ島での極軸合わせでしたが、意外にも簡単に合わせることができました。まぁ、それができたのも毎年のように南天遠征を繰り返してきたからです。



その極軸合わせをした後に撮影した「バリ島の星空」の全天画像です。カメラは改造済なので、赤い天体なども良く写っています。撮影地の条件が良かったことも手伝ってニュージーランドで撮るようなフィッシュアイ画像になっています。これで3分露出です。さすがに外気温が20度以上あるので、ノイズが多くなっています。氷があればそれで少しでも冷やせればノイズも軽減させられたかもしれません。



今回の撮影で使っている機材です。後ろに見えているのは、「アグン山」です。富士山に近い標高の独立峰です。夜撮影していると、頻繁にローカルのバイクが通り過ぎていきますが、撮影場所は小さな丘なので道路からは見えません。道端でやっていれば怪しまれたり、危険に遭遇することもあるので、あえて息をころして静かにわからないところで撮影しています。



UBUDからこの車を運転してきました。軽自動車の類ですが、室内は至ってシンプルで余計なものは何も装備されていません。これでまた明日はUBUDへ帰りますが、これが結構疲れます。明日がいよいよ最後の宿泊になります。

今晩は今のところ良く晴れているので、このブログを書いた後に撮影にでかけます。ディナータイムですが、どうしてもこの時間でないと撮れない被写体があるので、それを撮ってから食事に行きます。


山から海へ

2017-04-28 18:49:38 | Indonesia Bali


今この地図のマーカーのリゾートに滞在しています。昨日まで泊まっていた高原のリゾートでは初日以外はまともに晴れた日が無かったので、残り3日間は晴れてくれそうな、イーストコーストのトゥランベンに移動しました。UBUDからレンタカーで3時間弱くらいかけてきましたが、運転中は常にバリならではのカーチェイス状態でした。海外での運転に慣れていない人には絶対おすすめしません。レンタルバイクでも同じことで、日本でバイクに乗ったことのない人もここでの運転は最高レベルで危険です。私が知っている25年前のバリ島の交通事情とは大きく変わっており、車やバイクの数も飛躍的に増えています。大きな町中では慢性的に常に渋滞状態です。当初バイクで来るつもりでしたが、さすがにバックを3個も乗せてこの交通事情で長時間の運転はさらに危険なので車に乗り換えてきました。車は当然マニュアル車なので、日本で普段運転していない人はレンタルバイクにしておくのが少し安全です。




泊まっている「Minpi Resort」は、トゥランベンでは高級リゾートに入りますが、一見豪華そうに見えて施設は相当古いです。驚くことにいまだにブラウン管のテレビが入っています。今晩はイギリス人のグループなどが泊まっていますが、レストランはほぼ独占状態なので、外のレストランに食べにいきます。お昼だけは食べてみましたが、タックスとサービスチャージで25%くらいとられる上に、レストランの従業員の態度が今一つなので、ここには泊まるだけにしておいたほうが良さそうです。



部屋から海が間近に見えることがこのリゾートの売りですが、正直どうでもいいので静かに滞在できればそれで十分です。私の泊まっている「シービューコテージ」は一番高い部屋ですが、閑散期なのでかなり安くしてもらいました。こういうところでは読書でもしながらのんびり過ごすのが合っています。



ここに泊まったのは、この風景が撮れるからです。もちろん夜景の話です。アグン山と南十字星を撮るにはこの場所しかありません。幸いにもここからだと天の南極が見えるので、南の地平線付近の雲が消えてくれればすべての撮影ができます。今のところ空の5割くらい雲に覆われていますが、夜になれば徐々に回復して雲が消えてくれることを願って準備しています。



ロケハンで撮影場所を特定したのですが、草むらにとげのある木があるので道路からそこへ行くのが難儀です。ブログをプールサイドで書いていますが、外国人の団体でレストランはほぼ貸し切り状態です。大騒ぎはしないとは思いますが、レストランの中だけにしてもらいたいところです。ここに2泊してからまたUBUDへ戻って最後の1泊をしてから帰ります。残すところあと3泊です。



ここはバリでも有名なダイビングスポットなのですが、こんなところで夜に星を撮っているのは私くらいでしょう。ある意味場違いな場所へ来ています。

今晩で4日目のバリですが、

2017-04-27 15:19:23 | Indonesia Bali


今回の旅で持ってきたカメラ類です。左端から「RICOH THETA S」、「PENTAX K-70 with DA15-30mmED」、「EOS M3」、「PENTAX DA18-135mm」、「EOS 6D with SIGMA 35mm/1.4」、「EF8-15mmフィッシュアイズーム」、「SIGMA 24mm/1.4」、「RICOH GRII」になります。この中でポラリエに乗せて使うのがEOSとそのほかのレンズですが、極軸合わせができないと何のためにもってきたのか分からないほどです。今晩も晴れそうではありますが、昨夜が雲が多く雨も降ってきて断念したので、今の雲の状態を見た限りでは難しいかもしれません。その場合はまたK-70に働いてもらいます。



今日は午前中からバイクで1時間弱で行ける「Kintamani Highland」へ行ってきました。途中のゲートで30,000ルピアを徴収されます。行ったところで珍しいものはありませんが、標高が高いのでここでの星空は素晴らしいと思います。



途中でウパチャラを寺院でやっているところを見ましたが、バリでは日常茶飯事の行事で、場所によって毎日どこかでやっています。当然のことながら、私たち外国人が入るにはサロンなどを身に着けて正装で入らないといけません。地元民でも当然のことです。



バイクで道を走っていると、こんな風景が見られるのもバリならではです。頭に乗せているお供え物は結構な重量があるそうです。バリの女性はスタイルが良いのは日ごろからこんなことをやっているからなのかもしれません。歩き方もエレガントです。



昨日のお昼に食べたバリスタイルの「サテイカン」です。ココナッツテイストでスパイシーな味わいです。一度食べるとハマります。



こちらもバリではおなじみの「バクソBAKSO」です。一般的にはミートボールスープですが、これはフィッシュボールスープです。これもバリに来るといつも食べています。昔は屋台で良く食べていましたが、最近は食べなくなりました。バリに来たら一度は食べてみてください。



これが私のバリでのランチメニューです。これで日本円で1200円ほどです。ちなみに今日のお昼は自分で買ってきたバナナと水だけです。海外へ出てもお昼は食べたり食べなかったりするので、基本的に体を動かさない時は食べないことが多いです。



ところで、私が泊まっている宿ですが、もしバリ島へ来ることがあったら利用してもいいでしょう。「Suarapura Resort & Spa」という名前です。地名は「Sebatu」というところにあります。まだ出来て3か月だそうです。昨日突然ですが、スタッフが一人の日本人を連れてきましたが、その方は20代くらいでそのスタッフの家にホームステイしているそうです。どういういきさつでそうなったのか今晩でも聞いてみようかと思っています。
Ubudから離れたところには似たような隠れ家的リゾートがいくつかありますが、その価格に見合っているかは実際に泊まってみないと分かりません。特に私のように「星の撮影をする」という特別な目的が無い限りは無理にそこへ泊まる必要もないと思います。あまり辺鄙なところだとセキュリティーの問題などもあり、必ずしも星が見えて部屋も豪華だから良いとは限りません。とりあえずここには後1-2泊で出るつもりですが、撮影ができないと予定を変えざるを得ません。



この2種類の双単眼鏡ですが、GOTOの単眼鏡は10度の視野なので、南天の極軸合わせに役立てるために持ってきました。極軸望遠鏡は8度なので、これに近い視野で観察できるので便利です。PENTAXの8x25mmは、5.5度の視野なのでさらに拡大して見る際には同様に役立ちます。これでパンスターズ彗星を探してみましたが、まだ見つけきれていません。南天遠征で極軸合わせに自信の無い方は、こんなものも持ってきたら意外と役立つかもしれません。



午後3時過ぎですが、今の空です。朝からするとだいぶ雲がなくなって空が晴れ渡ってきました。雲の境もはっきりしてきたので、透明度もそう悪くなさそうです。問題は夜に晴れてくれるかだけです。今晩一晩晴れてくれると後が楽になるので何とか晴れてほしいところです。

Under the Milkey Way

2017-04-26 11:44:40 | Indonesia Bali


昨夜は午後9時過ぎまでは、割合晴れていましたが、その後雲に覆われて撮影は断念しました。しかしその後午前2時に起きてみると晴れていたので、RICOH GRIIの固定撮影で部屋のバルコニーから撮影したのがこの画像です。この画像だけでも星空環境が良いことを示していると思います。



時折雲が出てきて撮影の邪魔をされましたが、午後4時過ぎには完全に雲がなくなってきたのでこの写真を撮りました。それもホテルの敷地内で撮っています。予定ではすぐ近くの田んぼで撮るつもりでしたが、南の地平線からいつまでも雲が無くならないので、こういう時のために持ってきた「PENTAX K-70」を使いました。世界中どこでも星の追尾をしてくれる「アストロトレーサー」のおかげで難易度が最高に高い赤道儀近くでも星を点像に写すことができました。露出時間は1分でISO1600です。レンズは純性の15-30mm/f2.8を使いました。F値は開放です。
去年もバリへ来ましたが、インドネシア日食の時で、その時はまだこのK-70を持っていなかったので、極軸合わせができずまともに写真が撮れませんでした。もちろん雨期の悪天候のせいでもあります。



午前5時頃にバルコニーから撮影した東の空です。パンスターズ彗星は写っているようですが、あまりに小さくてこの焦点距離では無理があります。双眼鏡で探してみましたが、まったく分かりませんでした。明るい星は金星です。その少し上のみずがめ座にあるのですが、画像を拡大してかろうじてそれと分かる程度です。4月初旬にバーストした直後は明るかったみたいですが、その後一気に減光して本来の姿に戻ったようです。



部屋のベッドからこの風景が見えています。まさに絶景の宿でもあります。



一晩滞在しましたが、驚くほど静かで、私以外の滞在客はわずか6人です。うれしいのはアジア系の静かにできない人たちが居ないことです。もちろん子供連れもおりません。滞在している人たちはロシア人とフランス人カップルですが、この宿と環境を良く理解している方々でとても静かで温和な感じでした。



朝食レストランからは自然豊かなヤシの木のジャングルが美しく見えています。朝食の食事内容はいたってシンプルです。コーヒーとフルーツサラダ、ジュースとナシゴレン(インドネシア風焼き飯」でしたが、私は普段から小食なので十分過ぎる食事内容です。この宿のレストランには日本食を作れるシェフがおり、メニューにも日本食があります。昨夜は試しに天ぷらを注文しましたが、しっかりと揚がっていてとてもおいしかったです。日本食メニューは少ないですが、これから増やしていくそうです。



この滝は聖なる滝だそうで、宿から数分のジャングル深い谷間にあります。地元民だけでなく、外国人も来て水を全身に浴びてお祓いをしてもらうようです。滝へ降りていくまでにいくつかのお寺があります。



この水浴びをした後にお坊さんからお祓いをしてもらうようです。私は全くこの存在を知りませんでしたが、外国人がそこだけに来るというのは有名な場所なのでしょう。私が行った時はロシア人の男性が満面の笑みで滝から上がってきました。この滝へ行くには宿からサロンと腰巻を借りていかないと入れません。滝どいえどもお寺と同じなので、それなりの正装を求められます。



今日も今のところ晴れています。日中雲が出て雨が降っても夜になれば晴れてくることが多いので、今晩は何とか持ってきた全機材を使いたいものです。

Ubudの隠れ家的星見スポットに来ました

2017-04-25 18:09:09 | Indonesia Bali


KUTAから2時間弱かかってUBUDに到着してから早々にレンタルバイクを借りて食事を済ませてから今晩の宿まで走りました。あまりに辺鄙なところにあるので、行ったり来たりして相当時間をロスしてローカルの人たちに教えてもらってやっとチェックインできました。パッと見た目は日本の田舎にある民宿のような建物ですが、中に入るとビックリの豪華さでした。



部屋の広さは130平米もあり、一人で使うには贅沢すぎる感じです。



なんでこんな建物にしたのかスタッフに聞いてみたら、思っていたとおりでした。オーナーがシェフで日本に14年住んでいたそうで、その影響から純日本風の建物になったそうです。部屋に入ってとても落ち着くのはそんなところから来ているのです。これで1泊朝食付きで8千円ほどの格安です。部屋からは真東が地平線付近から天頂まで見えており、その眺望も魅力です。ここには初めて泊まりましたが、3連泊するつもりです。この周辺にはほかに宿が一切無いので、夜はプールサイドから南天の星空三昧ができそうです。



しかし、今晩は既にロケハンした田んぼのあぜ道で撮影することにします。天の南極がしっかり見えそうな360度撮れる良さそうなところです。



撮影中に盗賊に襲われる心配は無さそうですが、極力目立たないように静かにやることにします。天候は午後5時現在でも空の9割くらいは晴れているので、大丈夫そうです。この後も天候が良いか分からないので徹夜してもやろうと思っています。



今晩の撮影機材を組み上げました。当然のことながらペットボトルアダプターが活躍してくれます。すぐ近くのワルンにポカリが売っていたので、それを使います。これで7000ルピアです。日本円だと60円強の格安です。



部屋のバルコニーから撮影ができるのですが、天の南極が見えそうで見えないかもしれません。方角的にはぎりぎりいけそうですが、夜になってみないと分かりません。バルコニーで撮れるとパンスターズ彗星を楽に狙えるのですが、難しそうです。



三脚は、ベルボンのウルトレックUTC-63です。これまで海外遠征で使っていた5型のカーボン三脚とは見た目だけで判断すると大人しく見えますが、ポラリエセットを乗せても問題無さそうです。搭載重量をオーバーしていますが、脚を短く使っている分とても安定しています。まだ実践投入は初めてなので使う前から評価はできませんが、私の経験上ではしっかり役立ってくれそうです。


Kutaビーチから

2017-04-25 08:02:11 | Indonesia Bali


今朝の早朝午前4時過ぎに撮った東の空です。パンスターズ彗星がどこかに写るかと思いましたが、さすがにバリ島一番の繁華街KUTAでは無理そうです。RICOH GRIIで撮りましたが、もう少しズーミングして撮れれば固定でも写ると思います。KUTAの中心街にあるホテルですが、割合星が見えています。昨夜は成田からのフライトが3時間遅れで午後9時過ぎにやっとホテルに入りましたが、部屋のベランダから南十字星とケンタウルスαβが久しぶりに見えて安心しました。すでに乾季に入っていることもあり、空自体の透明度がいいと思いました。



今朝は快晴で晴れています。これから朝食をとってから内陸部のUBUDのさらに山奥へ入ります。当然ですが、KUTAよりはるかに星が綺麗に見える高原地帯なので期待はできます。後はその周辺のロケーションと天候です。残り6泊ありますので、何とか2日くらいは撮影したいところです。
泊まっているホテルは、Expediaで予約しましたが、KUTAにあるとは思えないほど静かでした。ただ一つ問題があるとすれば、早朝5時前から掃除機の音みたいな騒音が聞こえてきます。起きていたのでさほど気にはなりませんが、そこそこの値段のリゾートホテルなので止めてもらいたいものです。

お休みさせていただき、バリ島へ行ってきます

2017-04-24 09:46:09 | Indonesia Bali


成田空港からブログを書いております。この後11時のガルーダインドネシア航空でインドネシアのバリ島へ行ってきます。今はネット環境が整っていれば、世界中どこにいてもブログを書いたりできます。バリ島はニュージーランドやオーストラリアのように有料というところはほとんどなく、一泊1000円くらいの安ホテルから超高級ホテルまで無料であることがほとんどです。ネット環境では間違いなくこちらのほうが進んでいます。

バリまでのフライト時間は7時間弱と短い上に夕方の明るいうちに到着するのでとても楽です。現地の天候はすでに乾季に入っているので、おおむね晴れていることが多いと思います。今回はいつものように「バリ島の星空」の撮影なので、晴れてくれないと行く意味がありませんが、ダメでもそれなりにやることは沢山あります。今週末くらいからGWにかけて南天遠征へ行かれる方も多いと思います。行かれる方はしっかり準備をしていってください。

今晩は、やかましいKutaに滞在しますが、明日からはUbudからさらに北へ40分ほどドライブした山中の一軒宿に泊まります。初めて泊まるところですが、星空の環境は良さそうなので期待しています。数日間はあちこち移動して撮影するかもしれません。

お休みの間にいろいろご質問やご注文があるとは思いますが、ご質問は一度だけご返信できますが、物理的作業は帰国するまでできません。毎度ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解をお願いいたします。



ガルーダインドネシア航空の搭乗が2時間遅れることになり、その代わりとして600円x2の食事券をもらいました。これで到着が2時間遅れることになります。午後5時についていれば、少しはゆっくりできたのですが、ホテルに入るのが午後9時前になって初日は寝るだけになってしまいました。幸いにも空港近くのKUTAに滞在するのでまだよかったです。長いこと国際線に数多く乗っておりますが、初めてのことです。これがオーバーブッキングだったりしたら「ユナイテッド航空の悪夢」再びかもしれません。

ついでに一つお知らせがあります。現在ほとんどの種類が売り切れている「最強のテレスコープカバー TeleGizmos」ですが、今週中に入荷します。といっても発送ができないので、帰国してからのことになりますが、お待ちになられている方がいらっしゃいましたら、ぜひご注文ください。ほかにもいくつか販売する商品がUPS便にて入ってきます。それについてはまた戻ってきてからお知らせいたします。

バリの星空ふたたび

2016-03-20 18:04:21 | Indonesia Bali


先日一度アップした画像ですが、画像処理が全くしていなかったので、きちんと処理して再度アップしました。バリ島のUbudのビラの庭から撮ったものですが、南十字星とケンタウルスαβ星が写っています。星空のレベルとしては、条件さえ整えば小海町と変わらない星空を見ることができます。ただしそのためにはもう少し北の山側へ上がらないといけません。

Ubudの街灯は、日本のものより数も少なく暗いものばかりなので、道端やメインストリート以外では街灯もなく、ちょっと山側へ行けば素晴らしい星空を見ることができます。最近は、少しづつ町の中心部から離れたところにリゾートホテルが開発されているので、ホテルの敷地内で考えられないような星空を撮ることも可能です。



田んぼの畦道から南側を撮っていますが、南十字星が南中している時間です。南側の光害だけは大きいですが、北側はほぼ真っ暗です。これから乾期に入っていくと毎日のように晴れているので、短期滞在でも撮影のチャンスは高いです。
撮影画像の全ては、RICOH GRIIで撮っていますが、このカメラがあることで楽に「星のある風景」を撮ることが可能です。特別なテクニックも要らないので、かなり気に入っています。使っている2台のGRは御借りしているものですが、近いうちにスペシャルバージョンのGRIIを買うつもりです。



マナドの桟橋から撮っていますが、このホテル周辺には他にホテルなど無いので、撮る方向や時期を選べばもっと素晴らしい写真が撮れそうです。私が泊まっていた日は誰も居なくて私一人でした。お願いすればホテルの電気を全て消してくれると日本人のスタッフが言ってくれましたが、天気が途中で悪くなってきたので頼まずに終わりました。



バリ島へはまた行きたいと思っていますが、次は何時になるか分かりません。次の渡航地はアメリカのカルフォルニアですが、5月に行きます。毎年行っている「RTMC スターパーティー」に参加するためですが、それだけでなく、修理してもらっているSolar Max関連の引き取りや発注品の検品などもあり、現地へ行かないとできないことがあるので、毎年この時期に渡米しています。

チケットやホテルはこれから手配するのですが、ホテルがなかなか取れなくて難儀しています。アメリカのホテルやモーテルは、週末と平日、また周辺で何かイベントなどがあると驚くほど高騰します。日本では考えられないですが、日本の安いビジネスホテル並みかそれ以下の設備で高い時には2万円弱くらいします。普通は7-80ドル程度ですが、予約が混んでくると突然値段が上がります。驚くのは値段が上がってもその内容は全く変わらずで、サービスも従業員の質も酷いものです。日本ならクレームが出まくりで直ぐに潰れてしまうでしょうが、アメリカでは普通に営業しています。いつも行っていて驚くことばかりです。