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今回のバリ島旅でメイン機材として持って来た「ベルボン ウルトレックUTC-63」です。カーボン三脚なので、当然軽くて1.6kgしかありません。今回はバリ島行きだったのでこの三脚にしましたが、オーストラリアや北米ならこれまで使っていた4型カーボン三脚にしていたと思います。
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この三脚の最大の利点は、折り畳んで短い状態で持ち運びができることです。その名前の通り、トレッキングを意識して設計されています。荷物を持って行きたく無い所へ行く時には最大限活躍してくれそうです。特に登山には大活躍してくれると思います。
見た目、4-5型のカーボン三脚と比較すると頼りない感じがしますが、実際に使った限りでは見た目以上に頑丈に出来ています。
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ポラリエ、微動装置「TK-ALZM3」を取付ける時は、付属のアクセサリープレートに取付けておいてから、ワンタッチで自由雲台の機能を持つ雲台に装着できます。ただし暗いところでそれを行うと、ちょっと戸惑うこともあるので、アルカスイス仕様のほうがより取り付けやすいかもしれません。しかし、実際には三脚に取付けた状態で車から撮影場所へ移動したので問題はありませんでした。
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この部分がこの三脚の中核部で、首部を持ち上げて回すことで、三脚の開き具合を3種類使い分けることができます。ポラリエを乗せて使うような場合には、脚一本だけ角度を浅く開くことで全体に角度を付けた登載ができます。今回は、南緯8度の赤道直下のバリ島だったので、使うことはありませんでしたが、日本では有効だと思います。
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この脚が結構工夫してあり、収納した状態から最大1550mm(エレベーター不使用1360mm)にまで伸びます。脚部の最大径は30mmあり、登載重量は4kgですが、実際に使った限り(画像のポラリエセット)では、もう少し超えても大丈夫そうです。実際に三脚などを使われる場合に登載重量を気にせずに使っている人は多いと思いますが、メーカー推奨値は、あくまで安全などを考慮してのことで100%の上限ではないと思います。
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実際にこのFS60CBを乗せた状態でも4kgは超えていません。そもそもFS60CBをBORG M57ヘリコイド仕様に改造して1kg以下に軽量化しているので、こんな使い方も出来ています。純正状態ではさすがに無理があります。このFS60CBの改造パーツは、近いうちに販売する予定です。また合わせてBORG M57ヘリコイド仕様のタカハシ純正0.72xレデューサーアダプターも販売予定です。海外遠征には間違いなく必需品となるNewアイテムとなるはずです。
ペットボトルアダプターも今回使いましたが、小さなオリジナル品ですが、もはや私の海外遠征では無くてはならない「小さな優れもの」となりました。これのおかげで1kg弱のウェイトを持っていく必要が無くなりました。こんな小さな部品ですが、頻繁に海外遠征をしている中で必然的に生み出した商品です。当店の商品の多くは、自分で観測撮影する中で考案したもので、そのほどんどが独自に考えだした商品です。微動装置のTK-ALZM3もその一つですが、いろいろ試作品を作りましたが、未だにこれを超えるものは作りきれていません。しかし近いうちに別視点から考えた新商品を商品化するつもりです。
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次の海外遠征は、8月の北米皆既日食ですが、今回の遠征で改めて持ち出す機材を考え直す必要があると感じています。現地での移動は車が使えるので、重量級の機材も当初考えておりましたが、もう少しシェイプアップしたものに変更するつもりです。日食観測地マドラス〜ジョンデイへ移動するのに数日かけるかもしれないので、その間に途中下車して極上の星空の中撮影をする機材も考えてみるつもりです。