おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

南天遠征仕様 GPD2赤道儀

2013-06-16 18:32:33 | 南天遠征用の改造製作

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先日ご依頼があって製作したGPD2赤道儀をGITZOシステマティック・カーボン三脚に乗せるアダプターを製作しました。明日以降にアルマイト処理をしてからお届け予定です。

これからが南天遠征シーズンです。6~8月は夏の銀河が天頂付近で見える絶好のチャンスとなります。オーストラリア、ニュージーランドへこれから遠征される方は多いはずです。私も6月は割りと良く行く時期です。光害も皆無の牧場の丘から真っ白なミルクをこぼしたような天の川が昇ってくる姿は壮観というより、言葉を失います。一度も行ったことが無い方はぜひこのシーズンに行ってください。本物の星空がどんなものか体感できるはずです。

このGPD2は、三脚アダプター以外に極軸望遠鏡を換装しています。ポラリエでも定評ある「Kenko スカイメモ」と同じ暗視野照明、調光装置付きのものに入れ替えています。この極軸望遠鏡は南天遠征のリピーターさんには特に人気があるもので、遠征される方から良くご依頼があります。

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赤道儀の取り付けはいたって簡単です。GP三脚への取り付けと同じように架台下ボルトを使って固定するだけです。工具は要りません。またアダプターとGITZO雲台ベースを交換すれば元のカメラ三脚になります。

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三脚自体がツーインワンとなるので、荷物を減らしたい方にはお勧めできる改良です。ただ、このGITZOの4型ないし5型三脚は8万~10万円程度は最低しますので、余程のメリットを感じなければ改良に踏み切れないでしょう。

画像のGPD2と三脚の大きさを比較してみれば分かりますが、驚くほどコンパクトです。GPガイドパック三脚より小さいです。重量も2kgちょっとしかありません。しかし割合頑丈で、GPDでも十分使えるだけの強度があります。この三脚は、GITZOのGT4552TSです。秋葉のヨドバシへ行った時にあまりのサイズに一目で気に入って買ったものです。ポラリエにも軽くて使いやすいのでベストな三脚です。


Skymemo-GP/GPD極軸望遠鏡あります

2013-03-08 18:34:28 | 南天遠征用の改造製作

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今日アップしたばかりですが・・・、以前にも販売していた「暗視野照明装置付き-南天対応極軸望遠鏡」を在庫のみ販売しています。Kenko Skymemo Rと同等のパターンのラインのみ光るもので、南天遠征者様に限らず好評の商品です。また面倒な時角計算もいらないので、セッティングもスピーディーにできます。

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今回新たに製作した・・・というより、アダプターが在庫していたので、ご要望の方もおられるかと思い、若干数量販売いたします。取り付けに際して工具類は不要です。上画像のように交換するだけです。ただし、必要に応じてパターン調整はご自身で行ってください。極望自体の調整は、製作工場のほうでされているようです。ご要望の方はどうぞオンラインショップよりご注文ください。

ポラリエ専用の極軸望遠鏡も多くの方々からご要望いただいておりますので、できれば4月から再販できるように準備しております。これがあることでポラリエがさらに進化して使いやすくなる優れものアイテムです。ご要望の方は今しばらくお待ちください。また何らかの進展がありましたら当ブログから御知らせいたします。


大人気-海外遠征用 GITZO三脚アダプター4種

2012-07-29 18:12:46 | 南天遠征用の改造製作

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出張前から立て続けて赤道儀用のGITZO三脚アダプターを製作いたしました。この種の改造製作の目的は、機材の軽量化と使いやすさの向上にあります。このGITZOのカーボン・システマティック三脚を天体用に使えるようにするには、当然何らかのアダプターを製作する必要がありますが、それがあれば、使いづらい重たくてかさばる、用途が限定される重たい三脚を持っていかずとも済みます。

このNikon 6.5cm屈折赤道儀のアダプターは、他の機種とはちょっと違っていて、GITZO三脚にはめ込むベースの他に、赤道儀を固定する大きなハンドル付きのボルトも製作する必要があります。画像でも分かりますが、取り付けた状態は全く違和感なく素晴らしいマッチングです。これに類似するものとしては、タカハシP-2も同様な感じで取り付けができます。

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こちらは、割合ご依頼が多いGP2用です。GPDにも使用可能です。画像の赤道儀はGPD2です。今回2種類のGP2用を製作しました。同じGITZO三脚ですが、モデルの年代が違っているので装着部の形状が若干異なります。この辺は注意をしないと作ってから適合しない・・・というようなことになります。基本的には三脚をお預かりしての製作をしています。

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これも同じくGP2用ですが、はめ込み部の形状が違っています。当然それに合わせて製作をしています。この三脚はカーボンの最新5型です。ちょっと高価なので簡単には手を出せません。しかし、末永く使うのであれば、このくらいの三脚を1本買っておけば、天体用に限らず、一般撮影用にも使えますので、便利でしょう。

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こちらは、ビクセンSXW/SXD用です。上と同じ三脚で、ご依頼者が同じです。お一人で2種類の三脚アダプターをご依頼されました。アダプターを交換すれば、2種類の赤道儀に使えますし、一般撮影にも使えます。まさにオールマイティーな三脚に早代わりです。

私もGITZOカーボン三脚を愛用しておりますが、残念ながらシステマティックではありません。できれば1本欲しいとは思いますが・・・、予算的に厳しいので手が出ません。ヤフオクなら5~6万円も出せば良いものが見つかるかもしれません。

最近になって、この三脚アダプターは良くご依頼があり製作しております。ご要望の方は、テレスコ工作工房のオンラインショップよりお問い合わせ、ご依頼ください。


これぞケアンズ日食/海外遠征仕様のTwo in One Tripod

2012-06-24 18:56:37 | 南天遠征用の改造製作

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昨日仕上がったばかりのでGITZOシステマティック三脚アダプターです。

まずこちらは、「ビクセンSXW赤道儀をケアンズ日食へ持って行きたい」とのご要望で製作したもので、GITZOの大型システマティック仕様カーボン三脚にSXW/SXD赤道儀用のアダプターを製作して装着したものです。まだこの後にアルマイト処理が残っています。これをして完成です。

最初にこのご要望をお聞きした時は、ちょっとどうかと思いましたが、ご自身が普段から使っているシステムで海外遠征に望みたいとのことで、このアダプターを製作いたしました。まぁ、赤道儀自体は遠征用にしてはちょっと大きい感じがしましたが、このカーボン三脚との組み合わせなら納得できます。誰もが納得されるように、この三脚を赤道儀で使えることのメリットは多大で、普段はカメラ三脚として使って、夜間の観測や撮影には赤道儀用三脚にワンタッチで早変わりします。工具も不要です。

赤道儀とアダプターは装着したまま梱包し移送して、いざ使う時にはそのまま三脚に簡単に装着して使うことができます。当然ですが、このアダプターを製作する費用はかかりますが、それ以上に大きなメリットがある製作です。

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こちらもやはり遠征用として三脚アダプターを製作しました。タカハシPM-1赤道儀をGITZOシステマティック仕様の中型カーボン三脚に乗せるためのアダプターです。上のSXW用と比較するとややこぶりですが、サイズ的には十分です。こちらは、アダプターの装着が専用レンチで着脱するようになっていますので、工具がいるぶんやや面倒ですが、慣れればそれほど大変なものではありません。慣れていない私がやっても数十秒で取り付け完了します。

その軽さとコンパクトさたるや、もう赤道儀を海外へもって行く大変さも消えてしまうくらいでしょう。赤道儀の組み立てなどは、どちらかと言えば三脚の組み立てや、持ち運びでかさばったりすることのほうが、本体を組み立てるより面倒です。この三脚を使うことでそのいずれも解消されてきます。その上カメラ三脚としても使えるので、ただでさえ重量規制の厳しいオセアニア方面への渡航では間違いなく有利です。

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PM-1本体が手元にないので、それと同じ構造のタカハシ純正の三脚アダプターを取り付けてみました。サイズ的にもピッタリだと思います。これから海外遠征や11月のケアンズ日食を予定されておられる方々は、ぜひこのGITZOシステマティック三脚仕様をご検討いただければと思います。現地でも間違いなく注目度アップのアイテムとなるでしょう。

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このアダプターも上のPM-1のアダプターと同じ方からのご依頼で製作したものです。ビクセンGP-HAL三脚にPM-1を乗せて使うそうです。遠征時には上の三脚で、自宅などで使う場合にはこのGP-HAL三脚を使うそうです。画像の三脚はもう販売していないかもしれない、HAL70三脚です。以前に限定発売された時に数本購入しています。2本は新品状態で保管してあります。小型の赤道儀やポータブル赤道儀用としては最適な三脚です。ご要望の方はご相談ください。

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これらのGITZO三脚仕様のアダプターをご要望でしたらお早めに御知らせください。たぶんこrからこういったご要望が増えてくると思います。しかし8月を過ぎてご要望が多くなってきたりすると、直ぐにはお作りできません。既にチケットを持っている方々はもう準備をしていても全然早くありません。少しでも早く準備をして、当日現地で迷わずにしっかり機材を活用できるように望んで欲しいものです。そのためのお手伝いを喜んでいたします。


最近、価格等のお問い合わせが多くなりましたが、大変ありがたいことです。しかし、基本的にHNやご連絡先の無いものについては、直ぐには御知らせはできません。お手数ですがご連絡先等も添付の上でお問い合わせ、ご相談ください。














軽量且つシンプルな遠征用機材をお作りしています

2012-05-02 10:12:35 | 南天遠征用の改造製作

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先日既に納品済みの「PENTAX MS-3n-GITZO 三脚アダプター」ですが、これまで何度かご依頼があって製作しました。GITZOシステマティックのカーボン三脚などに装着すれば、軽量且つ大変使いやすい遠征機材となるでしょう。現在他にも旧システマティック用のMS-3nアダプターを作っていますが、近日中に納品予定です。

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こちらは、ビクセンGP2赤道儀用のGITZOシステマティック三脚アダプターです。取り付け部分はだいたい同じですが、赤道儀の装着方法と方位調整用ピンなどの位置が変わっています。望遠鏡の三脚はガッチリしていて安心して使えますが・・・、残念なことに用途が限定されてしまいます。メーカー側でも三脚アダプターなどを発売して対応していますが、それでもカメラだけのスナップ撮影ではカメラ三脚には使い勝手の面では到底及びません。

そうなるとこういった改造が必要になるわけですが・・・。この改造をすることの意義は大きく、特に海外遠征をされる方には、1本の三脚で天体観測から日中などの風景、スナップ撮影で共有できるので、特に重量規制の大きいオセアニア方面では確実に有利です。今月の金環や11月のケアンズ日食を計画されておられる方々は機材構成の検討事項としてこの改造をお考えになられてみてはいかがでしょうか?

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これもご依頼により製作した「SPDX-GP三脚アダプター」です。既にアルマイト処理も完了してご依頼者様へお送りするだけです。画像はアルマイト処理前のものです。アルマイト処理は単に見栄えを良くするだけでなく、表面に硬質化させることで、耐久性を持たせるという目的もあります。当方では極力していただくようにお勧めしております。

ビクセンSPDX赤道儀はGPDの前進的な製品でしたが、そのつくりと高精度から未だに多くの愛用者がいらっしゃいます。しかし、セット販売されていた三脚が木製だったために、こういったアダプターを作って欲しいというご要望は結構あります。今も行っているGOTO Mark-X赤道儀のアダプター製作もそうです。木製ーアルミ三脚へ変えることで、使い勝手や移動も楽になり、カラーリングも施せばより充実した機材に生まれ変わります。

今後もこういったご要望にはお答えしていきますので、必要に応じてご相談ください。また、海外遠征に持っていく機材などについてもご相談に応じますので、「お問い合わせ」から御知らせください。








Vixen GPD2-GITZOシステマティック三脚アダプター

2012-04-13 18:34:16 | 南天遠征用の改造製作

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これぞ南天遠征用機材!・・・といった感じの構成です。

GITZOシステマティック三脚にGPD2赤道儀を乗せる加工をしました。使い勝手は言うまでもないでしょう。トップを入れ替えるだけで、カメラ三脚と赤道儀三脚のTwo in Oneとして使用可能です。重量規制が厳しい南天遠征では必須の改良でしょう。もちろん、国内プチ遠征などで使用する場合にもバイクに乗せて気軽に撮影ツーリングに行くことも可能でしょう。

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これに極軸望遠鏡をKenko Skymemo用にすれば鬼に金棒でしょう。南天では向かうところ敵なしです。以外かもしれませんが、上級者さんでも南天遠征でGPDを持っていく方は結構いらっしゃるそうです。自動導入機能を使って南天のモザイク撮影などをするには最適だそうです。ステラナビゲーター9にはモザイクアシスト機能があるので、共々使えば素晴らしい撮影ができそうです。


貯まった加工がやっと少しづつ片付いてきました。しかし、まだお待たせしているものがありますので、GWまではひたすら製作をする日々です。ポラリエ雲台は今日ほぼ全ての方々へ発送が終わりました。お一人だけご住所を御知らせいただいていない方は御知らせ次第明日にでもお送りいたします。


南天遠征に役立つ極軸望遠鏡のコンバート

2012-02-08 19:10:14 | 南天遠征用の改造製作

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最近になってご依頼されたビクセンGPD/GP赤道儀の極軸望遠鏡をKenko スカイメモ用にコンバートする加工です。昨日終わりましたが、まだアルマイト処理が残っています。この加工は、これまでも良くお受けいたしましたが、最近はほとんどやっておりませんでした。しかし、ご自身で取り付け後の調整等を全てされるということでお受けした次第です。

今後も南天遠征される方々からご依頼があるかもしれませんが、ポラリエ用と違ってそれほど多くはないでしょう。しかし、ご要望の方がおられましたらご相談ください。現状では、スカイメモ用極軸望遠鏡は、全てポラリエのほうに回してしまっています。

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南天、日食遠征用に便利なスライディングアーム

2011-12-18 15:23:40 | 南天遠征用の改造製作

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ポラリエのスライディングアームより前に製作したものですが、今回初めてお披露目いたします。ぱっと見てその機能が分かる方は分かると思います。Mark-Xには、別にアリガタベースを製作して取り付けてから装着しています。

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来年のケアンズ日食に使うことを意識して製作したものです。ショップオリジナル品などで同様な機能を持ったものが販売されていますが、それよりさらに細かい調整などができるように少ない重量で大きな機材をホールドできるように考えて製作しました。

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アーム両サイドの片側にはウェイト軸のホルダーが付いていて、500g、750g、1000gの計3個のウェイトが付いています。ウェイトシャフトも入れると約2,5kgほどになります。

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ウェイトシャフトや25cmあり、スライドしてバランス調整が可能です。レール中央に長穴が空いていますが、これは極軸望遠鏡の視野を塞がないための工夫で、且つ軽量化も図っています。強度的には十分な形状にしています。

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画像のアリガタベースは、単に機能を説明するための見本です。実際には極軸体に付いているアリガタベースに取り付けます。もちろん、そちらがアリガタになっている必要がありますので、例えばGP赤道儀、Mark-X、StarLapse、などのポータブル赤道儀に取り付けるには、別途画像のようなアリガタベースを取り付ける必要があります。

このスライディングアームは、名前のとおりアリガタベース上をスライドします。スライドすることでバランスを取ることできるようになっています。つまり、このアームはアームのスライド機能とウェイト軸の伸縮+ウェイトの位置と種類によって、かなり幅広い機材を搭載して使用することができるように考えて製作しました。

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現状、片方にしか機材が乗りませんが、ご希望によりもう一つパーツを追加することで両サイドにカメラや鏡筒などが乗るようにできます。乗せるのは何もカメラや望遠鏡だけでなく、ポルタの微動マウントを乗せて赤緯軸としても使えるでしょう。サイズ的にミニポルタの微動がピッタリでしょう。これまでいろいろな種類のカメラアームを作りましたが、中クラスの赤道儀用としては、これがもっとも完成されてきたと自負しております。

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収納時にも余計な出っ張りもなくスッキリしていますので持ち運びにはいいでしょう。ウェイトとウェイトシャフトはステンレス製です。まだ、固定ネジは付けていませんが、適当な既製品を探して取り付けます。この辺はデザインも考えて安っぽいものは避けたいと思っています。まぁ、いろいろ考えた上で作ってみましたが、良いか悪いかは使われる方がお考えになって、気に入っていただけるようでしたら製作をご依頼ください。

これまでブログを見ていただければ分かるかと思いますが、本当にいろいろな物を製作しました。売れるものもあればそうでないものもあります。ショップなどに卸して売って欲しいという依頼もありますが、私的には個人製作の一環してこのスタイルはこれからも維持しようと考えています。


いずれがベストか?

2011-10-02 19:03:32 | 南天遠征用の改造製作

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GITZOのシステマティックをヤフオクで落札したものが届きました。既に何度か遠征用にアダプターなどを製作したビクセンSXG-71型三脚と比較してどちらが良いか考えています。重量は、センターポールを外した状態で、約200gSXGより重たいです。機能や収納持ち運びを考えると、やはりGITZOのようです。

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センターポールを上のように外すと下画像のようになります。この部分に製作したアダプターを取り付けることでいろいろな赤道儀やポータブル赤道儀が乗るようになります。この種の改造は私でなくてもされている方々はおられるようで、ネットで検索すると出てきます。タカハシP-2Z、GPガイドパック、マークX、PM-1などを乗せてもいいですし、微動マウントを介してスカイメモなども乗せられるでしょう。

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とにかくいろいろな使い方を考えてアダプターを作ってみようと思います。また近日中に製作にとりかかる新型微動マウントを取り付けることも考慮しながら製作していきます。微動マウントを製作しても、取り付け方法が、カメラネジで固定する方法だとタワミが出やすく、それによりガイドミスがおきやすいことから、敢えてこのGITZOのシステマティック三脚ベース用に製作してもいいかもしれません。そうすればかなり強度が増すことは確かです。


石川町スターライトフェスティバルから戻りましたが・・・、今一つ盛り上がりにかけた感じです。参加者が去年より少ない感じでした。その中でも子供さん連れがほとんど見かけなかったのが大変残念でした。子供さんの将来を案じるのは理解できますが・・・、たった1日か2日の訪問でどれほどの悪影響があるのでしょう。それ以上に親子で星空を探訪する意義は大きいような気がします。まあ、これはあくまで私個人の考えです。いずれにせよ、またどこかで復活してくれることを願うのは私だけでないはずです。

短い2日間でしたが・・・、いろいろな方々と交流ができて楽しませていただきました。今回も含めて20回にもわたって長いことボランティア的に運営された方々には、本当にご苦労様でした。


GP2/GPD2-GITZO三脚アダプター

2010-10-29 18:02:41 | 南天遠征用の改造製作

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ビクセンGPD2赤道儀を頑丈なGITZO三脚に載せるためのアダプターを製作しました。もちろん、ご依頼されたものです。こんな取り付け方があるとは考えてもみませんでしたので、製作してみて大変格好良いと思いました。ご本人はこのために三脚を購入されたそうで、購入される前からこういった使い方ができるとわかっていたのでしょう。高価なジュラポール三脚もいいですが、GPD用にはありませんので、必要に応じて製作するしかないのでしょう。このアダプターは三脚接地後にも回転できるようになっていますので、方位調整が十分でない場合には回転させて調整が可能です。三脚にははめ込んでいるだけなので、簡単に着脱で元に戻せます。


ご依頼者様には大変喜んでいただけました。そうでないと、作る気がしませんし、作っても無駄になるだけです。これならGPガイドパックにも使えるので、2012年のケアンズ日食へも気軽に持って行けるでしょう。三脚自体はそのままカメラ三脚としての機能を持っていますので、日中はスナップ・風景撮影に使い、夜間は赤道儀の三脚やポータブル赤道儀の三脚として使用できますので、重量規制の厳しいオセアニアでは無理なく機材を持っていけるでしょう。

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これから少しづつこういった海外遠征用の機材製作が増えてくると思います。このGP-GITZO三脚アダプターの需要も少しづつですがあるでしょう。同三脚をお持ちの方ならアダプターを製作するだけですので、ご要望でしたらコメントより御知らせください。


この画像の三脚も新品でも5万円ほどで購入できますし、ヤフオクで中古を探せば2~3万円ほどで入手できるでしょう。取り付けた感じも非常にガッチリしており、強度的にも問題なさそうです。ただし、載せる鏡筒は短焦点屈折とガイド鏡筒くらいにとどめたほうがいいでしょう。日食なら鏡筒2本搭載するのに、GP/GP2でも十分でしょう。来週からGP用の汎用アームを新たに製作しますので、完成したらまたブログにアップします。