おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

星のソムリエ講座を受けています

2021-10-31 08:04:36 | ブログ


先日から東京へ来て星のソムリエ講座を受けています。もうかなり前から色々な施設等で星空ガイドはしておりますので、今更受けてどうするの?という感じですが、アストロカーを本格運用するためにこの資格を持っていた方が良いと考えて講座を受けることにしました。

この講座は日本旅行の宙ツーリズムの一環で去年から行なっているもので、今回で3回目だそうです。人数的には毎回30人弱ですので、まだまだ生まれたてですが、八ヶ岳付近でも2箇所で受講できますが、実施媒体が重要だと考えて敢えて遠くでお高い日本旅行のを選択しました。お近くの臼田スタードームのは無料で八ヶ岳グレイスホテルのは有料で25,000円ですし、受ける機会はありましたが、見送りました。

初日は29日から行なっており、午後から4講座を受けて昨日30日は6講座、そして今日これからのが4講座を受けて「準星のソムリエ」として認定されます。正星のソムリエになるには、さらに実地試験が何度か受ける必要がありますが、それは地元で受けようと考えています。しかし久しぶりの座学連チャンでもうお腹いっぱいです。という事で今日は店舗営業日ですが、おやすみさせていただいております。



この日本旅行の講座のナビゲーターで講師も務めているのは元ビクセンにいらっしゃった木原さんがやってくれています。まだまだ若くて経験が足りていない部分がありますが、それはこれから経験と知識で補っていくでしょう。とにかく頑張っていますので応援してあげたいと思います。
日本旅行の星のソムリエ講座を選択した大きな理由は、今後さらにその需要は高まる上に「星空のプロガイド」の認定システムを作ってくれそうでその繋がりを作りたいと考えて選択しました。今の日本は山岳ガイドやネイチャーガイドのプロシステムはありますが、星空ガイドのプロシステムは、まだ構築されておらず、その団体もありません。いくら星のガイドで生計を立てたいと考える人がいても、それが難しいのが今の日本です。星空ガイドをプロ化するには、まだ多くの部分でレベルを上げる必要があります。星のソムリエ講座には本来最も大切と考える「ホスピタリティー」の科目がありません。特にガイドがホテルなどの施設で行うには、サービス業のホスピタリティーが必要と考えています。もちろんそれだけではありませんが. . .。

つまり旅行会社が主催するものなら、その必要性が良く理解できているので、今後に期待して受講したという事です。昨日も担当者と立ち話をしましたが、その考え方は共有する事が出来ました。今日で講座も終わりですが、終わってからまたドライブして帰るのが大変です。明日朝戻ってもいいのですが、明日はまたアストロカーの事で技術者が来られるので、その作業で付き添う必要があります。とにかく忙しいです。

アクセサリーベースを作りましたが . . .

2021-10-28 16:12:48 | アストロカー


移動宇宙観測車のアクセサリーベースを先日から作っておりますが、今日実際に取り付けて見ました。メインの望遠鏡はタカハシの70mm大型ファインダーで、その両サイドに電視観望用のFL55SSと60mmガイドスコープを搭載しています。搭載するプレートををちょっと頑丈に作りすぎたので重たくなっています。



中央の70mmファインダーは、幅広のサドルベースに取り付けてあるので前後にシフトするように作っています。サドルベース自体も前後に動かせるので、トータルでは500mmくらいの可動域を持っています。両サイドの望遠鏡を乗せてあるサドルベースは、ビクセン仕様とアルカスイス仕様の両方に対応するように作っています。しかし作って見て感じたのはT型プレートが重すぎるので、これを何とかしないと赤道儀側に余計な負荷をかける事になってしまいます。



それで実際に乗せて動かしてみたところ、重量バランスが悪くなっているので、それまでしなかったギア音が僅かに大きくなった感じです。仮に負荷がかかっていてもモーター自体には問題ないのですが、ギアの方が心配です。



それで実際に取り付けてみた感じはとても良くて使いやすそうですが、もう少し軽量化してファインダーなどを取り付ける位置を大幅に見直す事にしました。いくつかの部品はまた一から作り直しますが、星フェスまであまり時間が無いので、早々に図面を仕上げて製作へ入ろうと思っています。
普通のアマチュア用の赤道儀ならウェイトを増やすなどして対応できるのですが、このクーデ式赤道儀ではちょっと面倒なので、そうならない方法で赤道儀への負荷を軽減させるように考えようと思っています。



先日塗料屋さんに調色依頼した塗料が仕上がってきたので、パーツ類がすべて仕上がったら同系色のカラーで仕上げようと思っています。やはり後から作る部品でもカラーが揃っていた方が格好いいので4kgも作っても使い切れませんが、作る事にしました。
このGOTOのアストロカーには、もう相当追加で費用をかけています。最初の支出も含めて立派なドーム式の天文台が作れるだけの費用をかけています。その元を取る事など到底不可能な話ですが、誰も持っていない物を敢えて改造して世界で一台しか無い「移動宇宙観測車」に作り上げようと思っています。

今日でとりあえず特注製作品は全て仕上がって発送が済んだので、しばらくは自分の事と星フェスの事で時間を費やします。星フェスが終わったらまた新しい商品をチマチマと作ろうと準備しています。それと少し冬越しの準備もしないといけませせん。

それからもう一つ大切なお知らせです。

しばらく在庫が無かった当店の人気商品「TeleGizmosカバー」ですが、今日アメリカのテキサスから発送されましたので、来週中に入荷します。お待ちの方々は今しばらくお待ちください。

大規模な太陽フレアー爆発

2021-10-26 19:12:21 | Hα太陽望遠鏡関係


今朝、うちのお客様からメールで太陽面で大きなフレアー爆発が起きていると画像とともにお知らせ頂きましたので、早速庭にSolar Max 90を設置して太陽を見たところ、こんなに凄い太陽面は見たことが無いくらいの方々にプロミネンスが発生しておりました。もうこれは"プロミネンス祭り”です。こんなのが普通に見れるのはまさにHα太陽望遠鏡の醍醐味です。今年に入ってから太陽活動が徐々に活発化してきていますが、ここ最近は大きなプロミネンスが良く見られて、彩層面もダークフィラメントもわかりやすくなってきました。ワンショットで撮ったイメージではこんなものですが、肉眼ではもっと凄いイメージです。

まだ多分明日もこれに近い状態かもしれないので、お勤めで見られなかった人はぜひ見てください。

ところで今日夜に先日受けたPCR検査の結果がメールで来ましたが、陰性でした。初めて受けましたが、陰性だったので安心しました。このコロナが収まってきたところで、陽性だったりしたら、ニュースで”今日の長野県の感染者は何名です”と流されるので一躍有名人扱いです。もうワクチンも2回打ちましたので、これで安心して海外にも行けそうですが、外に出られても帰ってきたら10日間の隔離となるので、それが無くなるまでは海外にも行けません。とりあえず行けるようになったら、まずはアメリカへ行って、その次にニュージーランドへ行きますが、多分まだしばらくは鎖国状態は維持されると思うので、来年も入国させてくれるかどうか分かりません。とにかく来年春くらいまでは何処にも行けないでしょう。

日本とアメリカのスターパーティー

2021-10-25 17:42:02 | 国内イベント


小海町主催の「北八ヶ岳小海星と自然のフェスタ」は、最初の立ち上げから大まかな構成などは私が主に担当しておりますが、その際に参考にしていいるのが、米国カリフォルニアのスターパーティーや天文機器の展示会です。今の仕事をするようになってからアメリカには多い時には年に5-6回行っておりましたが、その際に必ず行っていたのはスターパーティーや望遠鏡の展示会です。それまでは日本の星まつりに参加してその内容等は良く知っておりましたが、アメリカのスターパーティーは、日本のとは大きく違い、基本は星を見てファン同士の交流を深めつつ、メーカー等の機材を知ってもらったり購入してもらう。というスタイルで、その催しの中で室内での講演会などもありました。

それを見ると日本の大きな天文イベントを知っている日本人からは大人しくて真面目なイベントで、ある意味つまらなさも感じるかもしれません。当然音楽の演奏なども一切ありません。とにかく終始静かに始まって静かに終わります。



そんなアメリカのスターパーティーですが、私が初めて参加した時は、これが本来の星を楽しむイベントではないかと感じました。夜になるとブースの至る所で即席スターウォッチングが始まって、場内では色々な望遠鏡を自由に覗く事ができました。またメーカーの新しい望遠鏡などもお披露目してくれるので、それも堪能できるので、とにかく星を見る事が好きな人たちにはたまらないイベントです。

一方、日本の星まつりですが、私が実際に体験した話ですが、その時はブース出店しておりまして土曜日の夕方になって人が少しづつ増えてきたところで目の前のブースでいきなり焼き鳥の煙がもうもうとして私のブースにもろに煙が入ってきて大変な事になりましたが、一旦風向きが変わって安心していると、今度は横から肉を焼く匂いと共に煙がやってきました。驚くことに隣の光学機器の販売店のブースで焼肉らしき料理をしているではありませんか、これはとんでもないと思っていたら、今度はまた逆からタバコの煙がもうもうと立ちこめてきて、よりによって隣のブースのスタッフ二人ともヘビースモーカーです。とにかくこの時が最後でこの星イベントには参加しておりません。



今はどうか分かりませんが、アメリカのスターパーティーでこの話を友人にしたら驚いていました。アメリカではあり得ない話だからです。アメリカのスターパーティーでは火気厳禁ですし、万が一飛び火して火事になるとあのカリフォルニアの山火事になってしまうからです。
小海町の星フェスでも基本は火気厳禁ですが、車内で食事を作ったりとかについては安全に配慮されていれば特に規制はしていないと思います。しかしそれは個人での話ですが、出店ブースでそれをされたら流石に注意が入ると思います。

ですから、星フェスは国内の天文イベントを参考にする事はほとんどありません。逆にネガティブな部分で参考にしています。国内では天文イベント以外のネイチャーイベントは参考にできる部分が多くあるので良く出かけています。またコロナによる入国規制が解除されたらアメリカへ出かけたいですが、カリフォルニアでも歴史のある「RTMC」が無くなってしまったので、今はもう大きなスターパーティーはありません。アメリカのスターパーティーは、参加者からお金を取るものが多く、RTMCも二日でUS$50も支払っていました。業者の出店料も恐ろしく高額で、小さなブースでもUS$500くらいは取られていました。しかし日本で同じ事をやったら誰も来なくなるでしょう。アメリカのスターパーティーで唯一良くないと感じた事です。

今後小海町のイベントがどのようになっていくのかまだまだ未知数ではありますが、より多くの人たちに楽しんでもらえるようなイベントになればいいと思っています。



今日でようやくEM500赤道儀の部品等が完成しました。ウェイトもハーフピラーも10kg以上あるので、塗装と焼き付けが大変でした。腰痛持ちには厳しい作業です。



GOTO Mark-X用の微動架台ですが、最近は作っても作っても直ぐに売れてしまいます。今日もまたご注文がありましたが、在庫が無いのでこれからまた作る必要があります。作れば作るほどSP赤道儀のガラクタが増えてくるので、いい加減に処分しようと思っています。


酷寒の早朝 . . .そして星フェスのこと

2021-10-24 11:16:41 | ブログ


先の出店社リストから「一般社団法人 天体望遠鏡博物館、Seeds Boxが抜けておりました。大変失礼を致しました。

早朝の車のトップの状態ですが、霜が降りてしまいました。当然ながらマイナス気温になっているはずです。その代り素晴らしい好天です。今の日中はとても暖かく半袖でもいい感じです。とにかく寒暖の差が激しくなってきました。



そこで今朝の気温ですが、マイナス3.5度です。少し日が当たってから撮影したので早朝5時とかだとマイナス5度くらいだったと思います。ここでこの気温なので、野辺山だとマイナス7-8度くらいになっていたかもしれません。下旬とは言えまだ10月です。正直この先の星フェスの時がどのくらい寒くなるか心配になってきました。天気が良ければここより標高の高い1450メートルなので、マイナス10度もあり得るかもしれません。その代り星空は極上中の極上だと思います。秋から冬の天体を撮影するにはベストな時期です。今年は会場内で朝まで撮影ができるように街灯は消灯してもらううように伝えています。

ところで、星フェス実行委員会での出店社の選択等について、改めてお知らせです。初回の場合は、私が東京まで直接会社を訪問してお願いしてきたり、普段から仕事上のお付き合いがある企業さんや販売店に声をかけて出店して頂きました。
しかし2回目以降は営業などはせずに、販売店さんや企業さんが直接町の観光課へ問い合わせて出店に至っております。中には一度は出店を断られたものの、後に逆に出店を希望され、出店されたところもいくつかあります。

実行委員会では基本的に「来るものは拒まず」の姿勢を維持し続けておりますが、これまで出店していただいた販売店等では土日の2日開催イベントにも関わらず、イベントの基本的な性質などを理解されずに途中で帰ってしまわれたところもいくつかありました。来場されるお客様には日曜日しか参加できない方々も多くいらっしゃいます。出店者の方にはまず、来場されるお客様を大切に考えた行動をしていただく事が、イベントを行う上で極めて大事な事だと考えています。今後もより多くの方々に愛される星フェスである為に、ぜひご理解いただき共に盛り上げていきたいと思います。



タカハシEM500赤道儀用のウェイト10kgの塗装作業をする為にホルダーを作りました。これで塗装から焼き付けまでやります。10kgもあるのでそれぞれの作業がとても大変です。このホルダーで延長筒も合わせて塗装焼き付けします。現在システム改造しているEM500は今月末くらいに引き取りに行かないといけないので、それが戻って来たらMeadeの16インチと共に納品しに行きます。



GOTOクーデ式の接眼部にCORONADO BF15ブロッキングフィルターを取り付けるアダプターを新たに作りました。今あるBF30だと彩層面を見るのに弱いので、太陽が切れてしまいますが、BF15を使おうと思って作りました。先日仮で見た限りでは素晴らしいイメージだったので、できればダブルで見せられるようにしたいと思っています。

最後に、現在特注製作でお待たせしている方々へ、
本日最終でアルマイト処理へ出しましたので、今週末までに戻って来ます。しかし発送ですが、また週末から用事があるので、できればその前に発送したいと思いますが、もし出来なかったらもう少しお待たせしてしまいます事をお許しください。

北八ヶ岳小海・星と自然のフェスタ2021-クラフト店について

2021-10-22 17:13:31 | 国内イベント
今日も昨日に引き続き星フェスの情報をお知らせ致します。また長文だけで申し訳ないですが、最後までお読みいただければと思います。今年はクラフト作家さんが51店も集まりました。前回は20店ほどだったので倍以上の出店数になりました。クラフトを星フェスに入れたかった理由は、私自身も芸術アートに興味があり、以前にインドネシアのバリ島の芸術家の村「ウブド」に2年ほど滞在していた事もあって、イベントには芸術家をぜひ入れたいと願っておりました。できればこれにアーティスティックな音楽も加えたいと思っておりますが、現状ではまだ難しい部分もあるのでそれは後に実現できればと思います。

これまでの星まつりでは、日曜日の朝終了となってその後は帰途につく方がほとんどで、小海の星フェスでも日曜日の午後3時までやっていても朝に帰ってしまう方が多くいらっしゃいます。しかし今年は日曜日もクラフトエリアで見てお買い物をして楽しんで午後にのんびりお帰りいただければと思います。特にご家族で来られる方々は土曜日は星関係のブースや講習会で楽しまれて日曜日はクラフトで楽しんで帰っていただくのがベストな滞在でしょう。

以下は今年のクラフト出店者です。何を作っているか分からないですが、お名前で検索していただければ情報が出てくるとは思います。内容的には木工、陶芸、染物、ガラス工芸、食品類と内容的にはかなり豊富で全て回るだけでも相当楽しめるバラエティーに富んだ内容となっています。

美らく家・ディップカプア・赤い鳥・よっちゃん農園・紺屋乃加藤・紙アートR.P.J Labo・chiyonomi・工房 写楽・升原工房・鯛工房・工房天竜・東華房・Glass studio DAWN・Dream wing Leather craft・工房 葉詩・玉手箱・デザイン工房エッセ・みたけさいとう商店・はな's works・TΦK・切り絵工房 克・ペリート・・にゃんとにゃくKitchen・紙束・初澤勉・Verre yuu・とんぼ屋・Y・U CANDLE・手縫いレザークラフト工房 studio 希・カナイ硝子創作所・Asama Works・kanamon9・木工芸ゆたか・ForestFactory・イズムイズム・せんにん幸房・クラフト エイプ・komo-kobo・工房 sappon・スタジオケイナ・マクラメアクセサリー”chan”・安曇野木舎・鎌代窯・柳生 一憲・北八ヶ岳陶工房・ゆち工房・ひまわり・雪花菜野・観光案内所、Chou Chou、革次朗

公式HPがまだ公開できておりませんが、先日もお知らせしたように、役場観光課でやっている事もあり、また9月30日までは開催かどうかも決めかねておりましたので、通常よりかなり手間取っています。実際10月に入ってからようやく開催へ向けて動き出した事もあって相当忙しく作業をやっています。小海町の観光課は、他に産業と建設の両部門の仕事があるので、その中で少ない人数でイベント対応もしています。そこは観光課として独立している役所とは大きく違います。小海町は人口4700人の小さな町です。そこでこれだけの規模のイベントを開催するのは本当に大変な事です。しかし、皆で力を合わせてより多くの人たちをもてなしたいという思いで日々頑張って準備をしております。ぜひ暖かい目で見てやってください。

星フェスの情報はまた随時こちらにてお知らせ致します。それからフリーマーケットですが、まだ少しだけ空きがあります。不要な機材を処分されたい方はぜひお申込みください。コロナ以前はアメリカへ毎年数回は出かけており、その都度現地のスターパーティーに参加しておりましたが、スターパーティーでは主に企業メーカーのブースですが、フリーマーケットの参加もかなりあります。今はもう無くなりましたが、日本の胎内同様に歴史のある「RTMC」は5-6回以上は行きましたが、毎回多くのフリーマーケットの参加者があります。日本ではフリマ参加を受けている星イベントはこの小海だけですが、フリマは単に機材を売買するだけでなく、天文ファン同士の交流の場ともなるので見てもやっても楽しいものです。RTMCは出店料を取っていましたが、小海は一切ありません。ぜひご出店ください。



今日は久しぶりに「KenkoスカイメモR/RS用雲台ベース」の塗装作業をしておりました。明日お客様が来店されてお引き取りになるので急遽仕上げておりました。これがあれば純正状態よりは遥かに使い勝手が良くなるはずです。うちには評価システムはありませんが、納品後にメールをいただいたりします。それによると概ね満足して使っていただいているようです。今ならスカイメモR用カラー、白アルマイトカラー版も在庫があります。純正状態でご不便を感じている方々はぜひ一度このSKB-EQ2を使ってみてください。

北八ヶ岳小海・星と自然のフェスタ2021

2021-10-21 11:02:08 | 国内イベント
まず、これから書いている情報はまだどこでも出されていないので、Twitterなどで拡散できる方はぜひお願い致します。雑誌は星ナビと天文ガイドに来月号で紹介されますが、ネットの情報発信がタイムリーで見る人も多いので、ぜひ拡散していただければと思います。以下の文章はとても長いですが、辛抱してお読みください。

北八ヶ岳小海星と自然のフェスタまで3週間ほどとなりましたが、公式HPがほとんど変わっていないので、本当にやるのか参加予定の方がご不安になっているかと思います。そこはどうしても役所の仕事と合わせてやっているので、特に今年はコロナの事もあって全てが遅れておりますが、ご容赦ください。

その分こちらのブログで現状決まっている事のみお知らせ致します。ただ残念ながら今年も親子で参加できるプログラムが少なくて面白みに欠けますが、来年こそは有志を募って皆で楽しめるプログラムを考えてみたいと思っています。もし手助けしたいと思われる方がおられましたらぜひ手を挙げてください。これからも、このイベントを盛り上げるには官民共有の情熱が必要です。知恵とアイディアをご提供いただける方を探しております。

今年は、以下の通常の出展社の他に星イベントではほとんど無い、クラフト作家のブースが50店もあります。これにキッチンカーが11台となっており、トータルでは80店以上の出店者数です。前回が50店ほどだったので、30店は増えている事になります。このクラフト出店については、私が思い描く新しい星イベントに必要なものとなっており、ご家族で参加される場合には、お父さんは星が好きでも他の家族はそれほどでもないので、一緒に連れてくる場合でもクラフトなどがあれば誘いやすくなります。お父さんも自分の好きなイベントに参加するのに家族の理解を得やすい事からクラフトを入れています。

ただこのクラフトを多く入れた事で、これまで出展社用に使っていただいていた駐車場が使えなくなります。ホテル宿泊者(出展社も含めて)はホテル近くの駐車場を使っていただけますが、それ以外の出展社様は別の場所となります。会場には600台くらいの駐車が可能なのですが、今年はもしかしたら場内の駐車場は全て満車になるかもしれません。その場合は小海リエックスホテルから少し歩いた所に広大な駐車スペースがありますので、そこを利用してもらうようになるでしょう。基本会場外の路駐は違反になりますので、チケットを切られます。ご注意ください。

もちろんそれだけではなく、星や自然に興味のある人も無い人もまずは会場に足を運んでいただき、その中で星や自然にも興味を持ってくれたらと考えています。まだまだその内容には洗練されたものはありませんが、イベントは主催者だけでなく、参加者と地域が共に作り上げていくべきものと考えています。故にまだまだ物足りない部分が多く見られると思いますが、そこは長い目で見ていただければと思います。

という事でまずは今年の参加企業等です。協賛以外は全て出展ブースでの参加です。お馴染みの常連企業の他に新たな企業がいくつか入ってくれています。星をやっている方々ならその名前だけでどんな企業が分かるはずです。コロナが収まってきてから参加を決めた企業もいくつかあります。11月に入ればほぼ全ての規制が撤廃されて日常の生活が戻ってくるでしょう。そうであっても会場での感染対策だけはしっかりやりたいと思っています。

***************************** 光学企業など/販売店出展社 ****************************************

株式会社アストロアーツ(星ナビ)、アストロショップスカイバード、株式会社サイトロンジャパン
協栄産業株式会社、株式会社ビクセン、富士フイルム株式会社、株式会社コシナ、天体望遠鏡博物館
五藤テレスコープ株式会社、誠文堂新光社(天文ガイド)、RICOHイメージング株式会社、Seeds Box
株式会社恒星社厚生閣、スタークラウド日の出光学、株式会社星の手帳社、株式会社スコープテック
ミザールテック、国際光器、北軽井沢観測所、興和オプトロニクス株式会社、SKYPIX JAPAN、
ヤマハ発動機株式会社、ハクバ写真産業株式会社、SVBONYテクノロジー、テレスコ工作工房
新製作所(協賛)、アストロストリート(協賛)

の以上です。

以下は確定している室内無料講習会です。会場は「小海リエックスホテル」
多目的宴会場で行います。

************************************* 11月13日の講座 ***********************************************

「野鳥観察と自然写真教室」
菅原貴徳 氏(野鳥写真家)10:00-11:00

「天文3Dシュミレーション”MITAKAの素晴らしさ”」
伊東昌市 氏 11:20-12:05

「目指せ天文宇宙博士」天文宇宙検定クイズ大会
鳫 宏道 氏 12:20-13:20

世界中で話題の天体望遠鏡スターセンスエクスプローラー
森野 茂樹 氏 13:40-14:20

「やってみよう電視観望」
村上 将之 氏 14:40-15:40

「星空写真は面白い」
飯島 裕 氏 16:00-17:00

「タイムラプスだから描けた小海の自然」
SkyPix Japan 17:20-18:20

PENTAX - J limited in 星と自然のフェスタ
「1% 愛すべき少数派のためのブランド」
TKO 鈴木健夫 氏 18:40-19:40

*********************************** 11月14日の講座 ************************************************

「極軸補正からオートガイドまで!ステラショット2実践講座」
アストロアーツ 10:00-10:45

「野鳥図鑑作成の現場から」
谷口 高司 氏 11:10-12:00

「組み立て望遠鏡のその表の姿と隠された魅力」
大沼 崇 氏 12:10-12:40

*****************************************************************************************
全11講座です。全て小海リエックスホテル室内会場での開催です。

講座の事前申し込みは基本不要ですが、コロナ感染対策のために30名/回の
人数制限をする場合があります。他の屋外プログラムについては当日にその
場所へ開始10分前までに集合していただくようになります。

************************** 屋外プログラム 11月13-14両日開催 *******************************************
「谷口高司&菅原貴徳の早朝バードウォッチング」
谷口高司 氏、菅原貴徳 氏 07:00-08:00(要申し込み)

「話題のe-Bike体験試乗会」
ヤマハ発動機株式会社

「たまご式鳥絵教室」
谷口高司 氏 11:00-11:45(1)、14:00-14:45(2) 13日
10:00-10:45(1)、13:00-13:45(2) 14日(要申し込み)

「森を知り癒される森林ウォーキング」
井出良二 氏 10:00-11:30(要申し込み)

*11/13-14と両日同じ内容でです。

11/13 「星空コンサート」
佐久穂町音楽グループ 16:30-17:30

※他にも豪華景品が当たる抽選会がありますが、抽選会の際に密になる
可能性があるので、入場受付時に番号を配布して抽選後に受付で公表して
商品を各自受け取るシステムになります。

**********************************************************************************************************

それから最後に、車中泊やキャンプをされる方ですが、本来ならホテルのキャンプ場は11月3日でクローズしておりますが、特別に期間中はOPENします。いつものレストハウス前のキャンプ場が使えますが、有料ですのでホテルフロントで申し込みが必要です。もちろん当日で構いません。車中泊も特例として可能ですが、駐車場を使っての火器を使ったバーベキューなどは禁止です。駐車場に椅子やテーブルを置いて確保されるのもご遠慮いただく方がいいでしょう。駐車場にまだ余裕があった前回ならまだ許されたと思いますが、今回は難しいでしょう。

星空サイトについては、今年は場内の不必要な街灯は全て消すようにホテルに伝えておりますので、夜半前までは月がありますが、それ以降は晴れてくれれば極上の星空を見ていただけるはずです。



今日届いた新たなバッテリーです。何とこれでAC100Vの電源付きです。重量は2kgほどですが、1万円そこそこで買えます。ASIAIRをアストロカーに取り付けて使う為に買いましたが、これでもちょっと大きすぎるかもしれません。



AC電源の他にUSB電源も2箇所あります。それにUSB-C電源も付いています。携帯の充電だけでなく、赤道儀の電源としても使えるので結構重宝しそうです。こんな物が今や1万円そこそこで買えるのですから驚きです。この種の蓄電池はこれからまだまだ進化していくでしょう。いずれは家庭の電源も大容量のが安く出てきて、電気自動車なども含めて何でもバッテリーで動作するような時代がすぐそこまで来ています。ガソリンが小海町では170円/Lです。もはや有り得ない値段にまで上がっています。私の車はハイブリッドですが、田舎の山道の多いところではハイブリッドも4WD車も燃費にほとんど大差ありません。ただたまに長距離を走る場合には、その燃費の良さが少し活きて来ます。



バッテリーの話から逸れましたが、持ち運びも楽ですし、持ちも良さそうなのでもう一台か二台あっても良さそうです。今日は塗料屋さんが来て調色用のサンプルを持っていきました。GOTOのアストロカーのアクセサリーベースを作っていますが、それを塗装する際のカラーを作ってもらいます。やはり色も揃えた方が見栄えしますので、手間がかかってもそれだけはやります。

GOTO Mark-X GP三脚用架台が仕上がりました

2021-10-20 17:23:15 | GOTO Mark-X


ご注文から大分お待たせしましたが、ようやく塗装作業が終わって明日発送できるようになりました。既製品を分解加工して作るこのMark-X用の架台は、ビクセンGP赤道儀用三脚などに取り付けて使用できるので、とても便利です。純正品は木製三脚で中古で赤道儀を入手された方は三脚も無かったりして困っておられると思います。

三脚は塗装しないと違和感があるかもしれませんが、架台だけでもブルーハンマートーンで仕上げれば見栄えするでしょう。ここ最近ご要望が多かったので、時間があってSP赤道儀があれば作っています。



器用な人ならMarK-X用の補修塗料を使えば塗装くらいはできるかもしれませんが、ハケで塗って自然乾燥させるだけではあの独特の美しさは再現できません。実際に極軸ユニットを乗せてみれば分かりますが、全く違和感なくフィットします。今回3台製作しましたが、2台は既にご注文いただいている方々へ発送しますので、1台だけは在庫品となります。今回終わったらまたしばらく作ることもありませんので、お探しの方はこの機会にご注文ください。

他に特注製作をご依頼されておられる方々は、来週には仕上がる予定ですので、お届けまで今しばらくお待ちください。機械製作は終わっておりますが、最後に仕上げ作業が残っています。それが終わり次第順次発送となります。

寒くなってきました

2021-10-18 17:41:43 | ブログ


昨日から急激に寒くなって標準的な10月中旬の気候になりました。これまでが暑すぎでしたので、ここにきて帳尻が合ってきました。我が家の薪ストーブ2台も夜だけ稼動しています。これから薪集めもしないといけないですが、既に無料の薪材は大分確保していますが、12月に入れば2台の薪ストーブがフル稼働するので、そうなると一気に薪の消費量が増えていきます。一冬で軽トラック8分くらいは使うので、まだ5-6台分は調達しないと足りません。いつも薪を買っている近所の親父さんから「早く薪を取りに来い!」と言われていますが、今月から来月は色々と忙しいので、多分星フェスが終わらないと動けません。



「星のソムリエ講座」を申し込んでいますが、このPCRキットを送ってきました。講座3日前に返送するように書面に書かれていますので、忘れないようにやらないと講座を受けられません。今までPCR検査は受けた事がありませんが、万が一陽性だと講座を受けられないそうです。講師陣も生徒も全てPCR検査をするようになっています。星のソムリエ自体は正直どうでもいいのですが、今後アストロカーを運用する上で必要と考えて受ける事にしました。



アストロカーのガイドスコープを外しました。これに代わってタカハシの70mmファインダーを取り付けて使います。元のベースには幅広のサドルをつけてガイドスコープ類を前後に引き出して使えるように工夫しようと思っています。ASIAIR PROで電視観望をする際に使う60mmガイドスコープも併設して自動導入と電視観望ができるようにします。この改良により20cmクーデ式望遠鏡がより使いやすくなるはずです。

「北八ヶ岳小海星と自然のフェスタ2021」の開催まで25日と迫ってきました。明日あたりから今年の星フェスの内容等について少しづつ情報をアップしていきます。今日もまた新たな大手カメラ関係のメーカーさんから出展の申し込みがきました。本来はもう締め切っているのですが、来場されるゲストさんのためにも盛り上がってくれるので、敢えてお受けしました。

アストロカーにSolar Maxをつけてみました

2021-10-16 16:42:53 | アストロカー


アストロカーにCORONADOのSolar MaxII 90を取り付けて太陽を見てみました。まだアダプターの塗装も終わっていないので、あくまで仮付けでテストをしました。これまで色々な屈折望遠鏡にSM90を取り付けましたが、20cmクーデ式に取り付けたのは初めてです。とりあえず対物フードにはきちんと装着できました。



問題は接眼部です。何らかのブロッキングフィルターを接眼部に装着しないといけないのですが、本来なら1800mmの焦点距離なので、最低でもBF30が必要となりますが、画像のBF30は相当古い昔のCORONADOの製品で劣化もしているので、本来の性能が出ていません。したがってこのBF30は使わずにBF15を使って見ようと考えています。ただし当然の事ながら18mmの大きさに投影される太陽面を15mmのBFで見るので全体像は見られません。またBF15には内部にミラーが入っているので、その分光路長が直視より長くなります。問題はクーデ式の直視接眼部でピントがそれで合うかどうかですが、部品を最小限にして仮付けで取り付けてみたら合焦しました。



結論としては、20cmクーデ式望遠鏡でHα太陽望遠鏡として機能させるには、今の劣化したBF30を使うか、新たに接眼部品を作ってBF15を使うかになります。しかし今日太陽を見た限りではBF30でもかろうじて太陽面は見えるので、これでもいいかと考えていますが、接眼部の部品は作らないと使えません。これが仕上がったら11月の星フェスで日中は太陽を見ていただこうと考えています。



今回のシステム改造でこのキルスイッチを設けました。動作不良等で暴走した場合にはこのスイッチで停止できます。実際には赤経軸にも2箇所に緊急停止スイッチが入っているので、子午線またぎの際に必要以上に回りすぎた場合には強制停止となります。しかしこの強制停止がちょっと厄介になってきて、天頂付近の天体を見たり南中前後の天体を見たりする場合にもう少し回せば導入できる時に停止スイッチが働いてしまいます。このスイッチを停止させるかどうか悩むところです。



アストロカーの電源は、この携帯リチウムイオンバッテリーを使っています。消費電力を低めに抑えた設計をしているので、以前よりははるかに持ちが良くなっています。多分一晩くらいは使えそうです。以前は1時間も動かしていると50%くらいに減っていました。ここからUSB電源も取れるので、ASIAIRなどの電力も供給できます。



今回のシステム改造で最も費用がかかっているのが、このコントローラーです。コンパクトでとても高機能です。今はBluetoothでスマホのSkySafari 6 Plusを使ってコントロールしていますが、シリアルポートが標準で装備されているので、PCと接続してステラナビゲーターからでもコントロールできます。この改造をする前は、一般的に大型機の改造で採用されている「E-Zeus II」での改造を考えていましたが、コントローラーがちょっとデザイン的に好きになれないのと、パソコンを使う際のアプリがSuper Starを使う必要がある事から見送りました。費用的には以前に問い合わせた時には大差なかった事も見送った理由になっています。ホームページ上に書かれているのは、一般的なアマチュアが使う赤道儀の費用ですが、このアストロカーは大型天文台の機器と同程度の扱いとなるために、実際には相当かかります。



それで今日改めてASIAIR Proとの接続をトライしてみましたら、あっさりできました。もちろんタブレットPCからのコントロールもできました。これで後はPlate Solve機能を使った正確な自動導入ができるかどうかです。流石に1800の直焦点では無理だと思うので、今のガイドスコープ類を全て外してアクセサリーベースを新たに製作して、そこに電視観望用のガイドスコープを装着して、それを使って自動導入できるようにします。



通常はこの60mmの安っぽいガイドスコープをファインダーがわりに使って導入修正していますが、これを全て撤去してより使いやすいようにします。これまで使われた方は、このガイドスコープを覗くために脚立を使っていたのだと思いますが、あまりに不便すぎて呆れています。望遠鏡自体はいいですが、このガイドスコープの使い勝手が恐ろしく悪いので、せっかく優秀な20cmAPO鏡筒なのに全体の使いやすさを悪くしています。今まで使っていた方がそれに気づかずに使い続けていたのが信じ難いです。

とにかく、このアストロカーはまだまだ手をかける余地が沢山あるので、これから少しづつアップグレードして「世界で一つのオンリーワンのアストロカー」に仕上げtげいきます。