今日届いたHyperStar C-11HDです。このHyperStarは自分で使うために注文したものです。先日のブログで書いた商品とは別物です。この他にもう1台のHyperStar C-11HDを注文しています。
かなり頑丈なケースに入っているので、最初は開けるのに戸惑いました。
それで早速取付けてみようと思って、セコンドナリーミラーユニットを外します。結構簡単に外せますが、外した副鏡をどこに置けば良いのか悩んでいましたが、STARIZONAのHPを見たら、副鏡ユニットを入れるケースのようなものに入れていたので、これは別売りなのかと考えていました。
ところが、今度は副鏡ユニットを外してHyperStarを取りつけようとしたら、全くサイズが合わず取り付けができません。もしかして、購入したのがC-14HD用かと思って、再度STARIZONAのHPを見たら、どうやら取り付け時の形がこの画像と違うことに気がついて、手前の筒部を回してみたら、緩んで抜けたので、その形状を見て、これが副鏡ユニットを入れるケースになると理解しました。
それで無事にこうなりました。
これで無事にHyperStarも取り付けができました。取り付けは単にねじ込むだけです。しかしコレクタープレートが薄くて弱いので、怖々やっています。間違って補正板を破損させてしまうと大変なことになります。昔にC-14の補正板を空港で破損したことがあり、そのままセレストロン送りになったことがあります。補正板を破損させると、それが新品であっても、新たに新品の購入を勧められるくらい修理費用が高額です。ほとんど諦めたほうがいいということです。
しかし、C-14を諦められなかったので、海外代理店を通してセレストロンで修理してもらいました。その費用は言えませんが、新たに購入するよりは遥かに安かったことは確かです。これにシンガポール航空が特別に600ドルの保証を付けてくれたので、相当安く修理できました。
それ以降、海外輸入品の購入に対しての考えが大きく変わったことは確かです。
それで早速カメラを取付けてみましたが、このHyperStarの使用で最も困るのは、フォーカシングです。フォーカスノブを使いながらカメラの液晶画面が見えないと合わせられないからです。PCを使えば解決しますが、そうでない場合には、バリアングル液晶が付いていないと、ピント合わせができません。EOS M3は、上に折れ上がるので、逆さまになりますが、それを見ながらフォーカシングできます。しかし、画面拡大しながら行わないと正確に合わせられません。
実はこのHyperStarでやってみたいのは、コンパクトデジカメでの撮影です。ただしこのままではできないので、何らかのパーツを製作して、それからになるので実際に使い物になるのか分かりません。APS-CサイズでもCCDがコンデジに比べて大きいので、面積の小さな天体では見劣りしますが、コンデジで撮れれば大きく写せる上に30秒足らずの露出で済むので意外と面白いかもしれません。いずれにせよ、まだ届いたばかりで天気も良くないので、梅雨があけたらトライしてみようとワクワクしています。
ところで、この大きなレンズは、Celestron EDGE HD C1100鏡筒用の0.7xレデューサーです。これまでのシュミカセ用レデューサーとは全く別物です。隣のEOS M3と比較すれば分かりますが、巨大なレンズです。隣に専用のT-アダプターもあります。これを併用しないと使えません。
手のひらに乗せるとこんな大きさです。C800HD用はこの半分以下のサイズですが、C1100とC1400が相当大きいです。大きいから良いと言う訳ではないでしょうが、HD鏡筒に合わせて相当良い写り方をしてくれそうな感じがします。このレデューサーは、used品ですが、とっても綺麗で使用頻度も極僅かです。これも自分で使うつもりでしたが、販売することにしました。
このAstro Trac AGも後ほど販売します。かなり前に発売直後に海外へ持っていって使ったことがありますが、驚くほど追尾精度が良い上に軽くて持ち運びに便利だったので重宝しました。AGタイプは、一軸オートガイドができるので、付属の極軸望遠鏡(暗視野照明付き)である程度合わせてあれば、一軸でも500mmクラスでも正確にガイドしてくれます。耐荷重が15kgとなっていますが、実際5kgくらいしか乗せたことがありません。構造的に大きな物を乗せても割合正確に追尾してくれます。これに経緯台を取付けてお気軽観望するにも適しています。
以前、このAstro TracにPENTAX 75SDHFを乗せて撮影したことがありますが、3分露出でも点像を維持してくれていました。NexGideを使えば5分以上はガイド撮影ができました。重量が1kgちょっとしか無い上に場所もとらないので、登山やプチ遠征などに持って行くのもいいでしょう。付属でDCケーブルが付いていますが、乾電池で12V電源を作れば移動も楽です。