おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

原村へは沢山持っていきます!

2018-07-31 17:31:58 | ブログ


今日は猛暑の中でポラリエ雲台ベースの塗装作業をしておりました。原村へ持っていくためのものですが、在庫分の全てです。無くなったらまた作りますが、しばらく先になります。ビクセンからポラリエ用雲台が発売されたら売れなくなるかと思いきや、そんなことは全くありませんでした。アメリカでも販売しておりますが、日本円で換算すると3万円以上しています。それでも買ってくれるユーザーがいるのには有り難いことです。ネットオークションサイトなどでも類似した商品が販売されていますが、このPCB-EQ3と何処が違うのか並べて比較してみれば一目瞭然です。自由雲台を固定しているクランプネジも、ステンレス製の特注品です。PCB-EQ3は小さなネジ一つまで私の海外遠征から得た経験によって考えて作っています。原村では通常価格より10%OFFにて販売いたします。



最強のテレスコープカバー「TeleGizmos 365シリーズ」が入荷しました。これも全て原村へ持っていきます。通常価格よりお安くして販売いたします。まだ知らずに使ったことが無い方は現物を見て購入できる数少ないチャンスです。このカバーがあることでご自宅のベランダや庭が即席の観測所になります。今回入荷したモデルは、T-309,T-311,T314, T-316, T3G2ですが、他にもドブソニアン用も数点もっていきます。ネットショップには在庫無しになっておりますが、原村が終わってから販売いたします。

今回は、いつもお取り引きしている「MoreBlue」さんの商品を沢山持っていきます。当店では販売している商品もありますが、そうでない商品が沢山あります。面白い商品もありますので、興味のある方はぜひ当店を覗いてみてください。今回は当店のブースに代表者の范さんが来てくれます。中国の方ですが、日本は長いので日本語は私より上手です。とっても面白い方なので、みかけたらぜひ声をかけてください。

今晩は、スターウォッチングがあるのですが、一般のお客さんが対象ではなく、ある特別なお客さんへの接待で行うものです。人数は多くないですが、かなり気を使うので疲れそうです。このスターウォッチングによって新たなビジネス展開を期待できるかもしれませんが、単に疲れて終わるのか分かりません。今の所天気も良いので星空も含めて満足してくれそうです。今日は火星大接近の日です。本来なら小海町の子供達に火星を見せてあげたいところですが、私一人ではできることに限りがあります。川上村出身の宇宙飛行士の油井亀美也さんは、子供の頃から田んぼの畦道で高橋の天体望遠鏡で星空を眺めていたことが、結果として宇宙飛行士となる大きなきっかけとなったそうです。これについては私個人の記憶の中のお話なので確実な情報ではありません。小海町からもそんな子供達が育って欲しいものですが、秋の星フェスがそのきっかけとなってくれることを願っています。

AZ-GTiマウントで撮影してみたら. . .

2018-07-29 21:48:51 | ポータブル赤道儀関連


昨日の続きですが、先ほどAZ-GTiの赤道儀モードで星野撮影をしてみました。カメラは、PENTAX K-70でレンズはセット品の18-135mmですが、画像は18mmで60秒露出です。画像は全体の20%くらいにトリミングしています。一応追尾はしているようです。拡大しても点像になっています。



こちらは135mmで60秒ですが、さすがに流れています。極軸望遠鏡などは使えないので望遠鏡でだいたい北極星に向けただけのセッティングです。当然軸は合っていません。ポラリエなら135mmを3分露出しても流れることはないので、やはり多くを期待しないほうが良さそうです。使い方としては、自動導入でお気軽観望をしながら広角レンズで撮影もする。というような使い方が適しているでしょう。ただし、極軸をしっかり合わせられる簡単な方法があれば、もう少し良い数字は出るだろうと思いますが、それであっても200mmを3分なんてことは無理でしょう。

海外の方からコメントがありましたが、WiFi経由でオートガイドもできるようなので、オートガイドを前提で使うならもう少し無理な撮影もできそうです。私はオートガイドは基本使わないので、小口径望遠鏡を乗せて撮影するというところまでは考えていません。しかし機会があったらやってみてもいいかもしれません。それも面白そうです。

台風12号がいってから急に夜が寒くなってきました。まるでお盆過ぎのようです。毎年お盆を過ぎると山が近くなって夏の終わりが近いことが分かりますが、まだ7月なのに既に夜が寒くなっています。羽毛布団をかぶらないと寒くて寝れません。東京ではあり得ないことだと思います。

そろそろ原村星まつりの準備をしないといけません。今年はいつもより違ったものをいろいろと持っていきます。今年は3,4,5と天気が良さそうで安心しています。月齢的にもそれほど悪くないので、星もそこそこ楽しめるでしょう。火星もまだまだいけますし、土星も木星も見れるので盛り上がりそうです。

超Coolなポータブル自動導入赤道儀 AZ-GTi

2018-07-28 17:08:58 | ポータブル赤道儀関連


ちょっと前にスカイウォッチャー(シュミット)から発売になっている話題のポータブル自動導入経緯台AZ-GTiですが、驚くことにポータブル赤道儀としての機能を持っています。ただし購入した状態では経緯台モードでしか機能しません。赤道儀モードを使える状態にするには、スカイウォッチャーの海外サイトからファームウェアーをWiFi経由でアップデートしないといけません。

この赤道儀モードについては、正式に日本代理店へは通知も何も来ていないので、仮にそれができても販売店ではサポートはできないと考えたほうがいいでしょう。あくまでネットからの情報ですので、アップデートされる方はそこを注意の上で行ってください。ただ赤道儀モード以前に、私の場合はWiFiで繋がらなくてしばらく使うことが出来なかったのですが、今日久しぶりに接続してみたらあっさり繋がって赤道儀モードが機能していることが分かった次第です。



AZ-GTiが赤道儀モードになっているか、スマホ画面の上のバーに(赤道儀)と表示されているかで分かります。WiFiで繋がった時に経緯台/赤道儀どちらで使うか聞いてくるので、赤道儀を選択すればOKです。まだ赤道儀モードで撮影をしたことがないので、実際にどの程度の追尾精度を持っているのか分かりませんが、来週末の原村星まつりで展示しつつ撮影にトライしてみようと考えておりますので、そこである程度の事は分かるでしょう。



AZ-GTiを赤道儀モードで使うには、ウェイトシャフトとウェイトが必要ですが、残念ながら適合するものが市販されていないので、近いうちに製作します。今つけてあるのはスカイメモR用を少し削って使えるようにしています。製作するシャフトは、持ち運びが便利なようにペットボトルアダプターを使えるようにするつもりです。しかし、果たしてそれが活きるほどの追尾精度を持っているかどうかです。単なる自動導入だけを意識して作っているならそれは期待できないと思います。まぁ、300mmとかで数分撮るというのは無理でも、広角から中望遠レンズが使える程度なら赤道儀モードの利用価値ありです。またオートガイドを使う前提で考えられるなら、それも利用価値ありでしょう。

実はまだ自動導入機能も使っていないので、それも含めてどのくらいの精度を持ったものなのか分かりません。それについては後日書かせていただきます。

ところでお話は変わりますが、今年の秋に開催する第二回目の「北八ヶ岳小海星と自然のフェスタ2018」ですが、既に出展社が22社となりました。数的には去年を上回ります。もはや規模的には胎内、原村、福島に次ぐ大きな星のイベントになりつつあります。今年も去年好評だったメーカー出展社による講習会や写真家などの講師による講習会、各種親子で楽しめるプログラムを沢山考えて準備しております。また今年は新たな試みとして「スワップ&ミートコーナー」を作って、そこでご来場いただいた方々にフリーマーケットを行っていただけるように準備しております。ご自分で使っていた機材で不要なものを販売したり交換したり、人様の機材を譲っていただいたり、そこでいろいろな交流ができるように考えました。去年来られなかった方はぜひ今年はお越しください。原村星まつりでもこの件についてのご質問などがあれば当店のブースでチラシを配布しながらお答えいたします。

PENTAX PF-65EDAIIスポッティングスコープ

2018-07-26 17:42:38 | PENTAX望遠鏡


展示機として頼んでいた「PF-65EDAII」スポッティングスコープが届いたので、早速こんな感じで使ってみました。眼視で見ましたが、周辺部までEDレンズらしいシャープなイメージです。月面を高倍率で見ても周辺部の光量も十分で色収差もあまり感じられません。近くの野鳥なども見ましたが、バックとのコントラストも素晴らしいです。スポッティングスコープは、NikonのEDタイプしか使ったことが無く、古いタイプだったので、今は使わなくなってホコリをかぶっています。



当店のオリジナル商品があれば撮影がとっても楽になります。アイピースで観望するのと大差ない手間で気軽にPF-65EDAIIで見えている対象を撮影できます。焦点距離が390mmほどなので、20mmアイピースを使えば19.5倍になります。XWアイピースをつかうと見かけ視界が70度ですので、広視野でとっても見やすいです。昔のスポッティングスコープで見た円形の窓があるイメージとは全く違い、スポッティングスコープで覗いているという感覚が限りなく低いです。



接眼部が45度傾斜しているタイプなので、眼視にも撮影にも楽な姿勢で行えます。このシリーズで直視タイプがありますが、日中の風景などを観察するにはいいですが、木の上にいる野鳥や星空を見るにはちょっとつらいものがあります。直視型は価格も傾斜型より1万円ほど安いですが、その程度なら最初から傾斜型を買ったほうがいいでしょう。実売価格が6万円弱くらいしていますので、小口径の望遠鏡が買えるくらいです。しかし、望遠鏡だと天頂ミラーを付けたり、バンドを付けたり、三脚台座を付けたりでその都度乗せる機材によって形を変えなければならないので、それを考えるとコンパクトで持ち運びが容易で、使い易い万能なスポッティングスコープに軍配が上がりそうです。



当店のお気軽撮影ズームアイピースにGRIIを付けて使ってみました。GRIIはズーミング機能が無いので、撮影写野は円形になりますが、カメラ側に星を撮るだけのマニュアル機能が充実している上に、コンデジでは珍しいAPS-Cサイズの大きなCCDを使っているので天体撮影にも有利です。GRIIもコンデジとしては高価な部類ですが、SONYのRX100シリーズは高くても1型の小さなCCDを使っているので、そういう意味でもAPS-CサイズのGRIIがいいかもしれません。私が海外へ行く時には必ず持っていき、比較明合成の撮影に使用しています。CCDサイズが大きいので、デジイチを使っているのと変わりません。たぶん来年のカレンダーの写真はGRIIで撮ったものになるかもしれません。



PF-65EDAIIは、見て気がついたのですが、回転装置があります。上から見にくい場合には横にしたり真下にしたりできます。他の機種は分かりませんが、スポッティングスコープではペンタックス製品だけかもしれません。またチャンスがあれば、これで星雲星団の撮影をしてみようかと考えています。もちろん当店のアダプターを使うかお気軽撮影ズームアイピースを使ってのことになります。PF-65EDAIIは、口径65mmですので、F値は6なので単焦点としては決して暗いことはないですが、6cmとしては微妙なところです。

また明日と明後日は町のスターウォッチングですが、台風が近づいています。たぶん明日は大丈夫だと思ってますが、明後日はさすがにダメでしょう。今のところ20名ほどの申込者が集まっているそうですが、火星大接近で夏休みに入っていてもこんなものです。冬だったりすると10名くらいしか来ません。基本的に小海町の方々は星にはそれほど興味を持っている人は多くありません。これは他でもそうですが、スターウォッチングに参加される人は移住者だったり、別荘の住人だったりと、外から来た人が多いようです。残念なのは、地元の中学生や高校生、先生なども一切興味を示さないことです。隣町の川上村から宇宙飛行士が出ましたが、油井さんは元々天文ファンだったことや両親が天体観測をすることにとても協力的だったことが、宇宙への夢を実現したのだと思います。そういう子供達が育つには、家族や周囲の人たちの理解と協力が必要不可欠です。

東京へ出かけておりました

2018-07-24 19:32:18 | ブログ


ちょっと友人の付き添いで東京へ営業へ行ってました。スターベース東京さんとシュミットさんを訪問してきました。どちらも店員さんがとっても丁寧で気持ちよく対応してくれる一番人気のお店です。スターベース東京さんは、店長の池之上さんがどんな事でも親身になって相談に乗ってくれるので、多くのファンがついています。私もかれから20年以上のおつきあいなので、商売は関係なく大切なお店です。シュミットさんも小さなお店ですが、3人の店員さんがとても気さくで居るだけでも楽しいお店です。秋葉原ではこの2店舗には時折行ってます。



今日、偶然ヨドバシカメラで見かけたシグマの新レンズですが、Artシリーズの105mm/f 1.4です。サイズも驚きますが、さらに驚くのはF1.4という明るさです。3月のCP+で見ているのですが、すっかり忘れておりました。既に販売されており、店頭にドカンと置いてありました。とっても魅力的なレンズですが、18万円ですので簡単には手が出ません。仮に買っても何をどう撮るのかを良く考えた上でないと使いこなせずに終わってしまう可能性が高いです。

今月号の天文誌にリポートが載っているようですが、本屋で立ち読みしようと思ったら袋に入れてあったので見れませんでした。内容的には数枚の作例と絞りの値による周辺像と光量の検証画像などが載っているのでしょう。このレンズで星景写真を撮ろうと思ったら、固定では5秒もかけられません。追尾して撮るのが原則になりますが、そうなると風景がブレてしまうので、使い方としては、露出を数秒以内に押さえて感度をいっぱい上げてワンショットでしっかり撮ることでしょう。星雲星団の撮影やモザイク合成を主体として撮影なら十分利用価値はあるでしょう。



秋葉原で面白いものを見つけました。VRゴーグルですが、数千円で売っているものとは大きく違っており、THETAで撮った360度動画をゴーグルのビュワーで再生して仮想現実を実体験するものです。旅の動画を見ましたが、あまりにリアルでビックリしました。歩きながら撮っている動画を見たのですが、自分がまるでそこを歩いているような不思議な錯覚に陥ります。船に弱い人は酔っぱらってしまうかもしれません。このゴーグルは、VR JAPANが販売している「IDEALENSE」というタイプです。価格は6万円弱くらいです。現物を見た限りではちょっと高いと感じました。作っているのは中国なので、もっと安いはずですが、国内代理店から販売されると高くなります。



この種のゴーグルはいろいろな種類が出ていますが、どれも一長一短で、価格が高いから良いとも言い切れませんん。安いものでもいいものがあるので、とりあえずそれで試してみて良かったらその上を狙うのが良さそうです。まだバーチャルリアリティーの関連道具はまだ歴史が浅く数年前から急激に伸びてきたので、まだ未成熟なところがいろいろあります。このIDEALENSEの4K版が8月以降に発売となるようなので、その時にまた考えてみようと思っています。

しかし、東京へ着いて新幹線から降りた瞬間、あまりの暑さに倒れそうになりました。私的にはあり得ない暑さです。うちでも暑いのは暑いですが、室内に居れば涼しいので大丈夫です。東京でも建物に入ればクーラーがきいているので涼しいですが、ひとたび外へ出ると恐ろしいほどの熱風に教われます。秋葉原をもう少しじっくり歩けば良かったですが、とてもじゃないけど1時間も歩けば十分です。暑くてまいっている人は、ぜひ松原湖高原へお越しください。

火星大接近が本番です!

2018-07-22 11:45:36 | ブログ


昨夜は、うちから直ぐ上にある「小海リエックスホテル」にてスターウォッチングを行っておりました。火星大接近ということもあり、40名以上の参加者がありました。一度に木星、土星、月、火星が見られるのは大変珍しく、同一方向にこの3惑星が見えているのは100年ぶりのことだそうです。

大人も子供も楽しんでくれたようです。スマホで写真が撮れることを教えると、こぞって写真を撮ろうとしますが、並んでいる中でそれをすると他のゲストの迷惑となるので、ある程度見てもらってからやってもらうようにしています。お気軽撮影用のスマホアダプターがあるので、これからはそれを使ってもらうようにします。事前にスマホにセットしておけば、割合簡単に撮影ができます。また、ちょっと前に新たに導入した「超高感度ビデオディスプレイシステム」を活用して、よりスピーディーではっきり天体が見られるようにします。ただ、CCDが1/3と小さいので、カメラの中央に天体を導入することができないと使えないので、必然的に導入精度の高い機材が必要です。Meade LX200GPSが小さなCCDでもドンピシャ中央に導入してくれるので、それを使おうと考えています。まだ実践投入していないので、何とも言えませんが、機能してくれれば参加者には好評だと思います。



家から店舗スペースへは廊下を行くのですが、その廊下はこの有様です。猫達が好き放題寝ています。子猫達を踏まないように気をつけて歩いています。5匹の子猫達が大きくなったらさらに大変です。来年の今頃には廊下を埋め尽くしているかもしれません。昨日新たにうちの子となった子猫ちゃんは、みんなと仲良くやってくれているようです。



「猫の空中浮遊」です。



望遠鏡メーカーのステラビューから発売されている「見かけ視界100度」のOPTIMUSアイピース20mmです。2本だけ入荷しましたので販売します。初めて見ましたが、Explore Scientific社の製品のOEM商品みたいですが、こちらのほうが若干高級感があります。まだ実施に覗いていませんが、ES社の20mmとは大きく違わないと思います。スターウォッチング用に取り寄せましたが、余分にあります。

明日23-24日は発送業務ができません。ご容赦ください。



今晩もこれからスターウォッチングへ出動です。雲が多いですが、既にお客さんがかなり集まっているそうです。二日連チャンで出来るのは近年珍しいことです。今日はできれば新しいビデオシステムを試してみたいと思います。いつもの軽トラック「おやじねこ号」に機材を乗せていますが、ドブ2台はお休みです。

パンスターズ彗星にはベスト、新しい家族が増えました!

2018-07-21 16:03:51 | ブログ


今日仕上がった新型のお気軽撮影ズームアイピースセットです。旧タイプと違って、カメラを買い替えてもジュラコンスペーサーを新たに注文すれば引き続き使うことができます。スペーサーは、@1000円ですので、作ったことの無いカメラでもそれほどお待ちいただく必要無く特注でお作りいたします。またカメラを複数台持っている場合には、その分を予めオーダーしておけば用途に分けてカメラを使い分けられます。ただし、カメラレンズの胴部先端の径が48mm以下でないと使えません。できれば46mm迄がベストです。

パンスターズ彗星C/2017 S3がバーストしたそうで、大分明るくなっているそうです。これから太陽に近づくにつれて地平光度が下がってきますが、近日点を通過以降にさらに明るくなって見えるかもしれないそうです。そうなると、このお気軽撮影ズームアイピースが大活躍してくれます。私も過去のブログで何度も彗星を撮影した画像を載せていますが、200mmくらいの望遠レンズで撮っても、ただの点にしか写らずに面白みがかけますが、これで撮れば彗星核の拡大撮影もできるので、小口径の望遠鏡でも迫力ある姿が撮れます。もちろん、ポラリエ+PCB-EQ3でも撮れます。



SONY RX100M3に取付けていますが、SONYのRXシリーズも天体撮影用に適したコンデジですので、これまでのご注文でもCanon用と同じかそれ以上にご注文の多い機種です。明後日は東京に所用があるので、ヨドバシカメラへ行って最近のコンデジの機種や性能を調べてこようと思っています。ネットでも情報は得られますが、やはり現物を直接見れるのは大手量販店しかありません。以前は、新機種が出る度にカメラを買っておりましたが、最近は特別な機種が出ない限りは買わないようにしています。カメラメーカーもコンデジが販売不振なので、極力コストをかけないで新たな機種を作る傾向にあります。特にCanonがそうですが、以前はそれに騙されて新機種を買っていました。もうしばらくは買わないと思います。



このお気軽撮影ズームアイピースも発売当初からいろいろ作りましたが、どんなカメラでも使える万能のアダプターを作るには当店のような小さなところでは、例えアイディアがあっても商品化の時点でコスト高となって製品に至りません。部品点数がどうしても増えてしまうからです。ですから、現状ではそれぞれのコンデジに特化した物をその都度作っていくのがベストだと思います。



ここからちょっと嫌なお話を書かないといけませんが、ご容赦ください。
この猫ちゃんは、数日前に突然庭に現れた子猫ですが、近づいてみると人慣れしています。生後2ヶ月くらいだと思いますが、何処かで飼われていたものだと思います。最近も家裏で4匹の子猫が生まれていますが、ママも生まれたところもはっきり分かるので捨てられた猫ではありません。しかしこの猫ちゃんは突然現れてうちで餌を欲しがってきます。私が思うに、何処かで飼っていたが、飼えなくなってどうしようと考えた時に、誰かから猫を沢山飼っている家があると聞いて、うちまで捨てにきたのだと考えています。

実は猫が捨てられていたのは今回だけではなく、何度かあります。その原因を作っているのはどうやらご近所の親父さんではないかと考えています。家で日中からカラオケを大音量で流してご近所迷惑も考えずにやっているのですが、カラオケを歌いにくる人にうちで猫を沢山飼っていることを拡声器のように流しているみたいです。それが広まってうちの近くに猫を捨てて行く人が居るということです。結局この猫ちゃんは、先ほどシャンプーをして新たな家族になりました。一応入れる前に他の猫達に見せて”うちの家族にしていい?”って聞きましたが、反対する猫はおりませんでした。

まぁ、猫の事はいいとして、よくテレビで”田舎暮らしはいい人ばかりで天国”みたいな事を流しておりますが、うちのご近所さんの話をしたら驚きます。一例ですが、うちの前の道路に猫が寝ていたら、"どけ〜っ、コノヤロー!,まったくバカな猫だね〜!”と捨て台詞を残して車を運転する年配の女性達がおります。こんな事は普通の事ですので、大したことはありません。実際、もっと凄い事がいろいろあります。田舎暮らしで気の弱い人にはオススメしません。私たちは何とかやりくりしておりますが、隣町とかでも聞いた話では、移住して新築で家を建てた人がイジメにあって出て行ってしまった、ということがあったそうです。田舎というのは多くの人たちが考えるより遥かに閉鎖的です。そこへよそ者がどうやって入っていけるかが、田舎暮らしでの成功の鍵です。

嫌なことばかり書きましたが、今朝向かいのおばちゃんにキュウリをもらいました。ご夫婦とも80過ぎの高齢者ですが、いつも仲良く庭の野菜の手入れしています。まぁ、嫌なことも多いですが、良いことも沢山あるのが田舎です。それとどうやってつきあっていけるかが大切です。

NJP回転架台&延長ピラー作りました!

2018-07-20 17:33:43 | ブログ


ご依頼があったNJP回転架台と延長ピラーの塗装仕上げをやりました。塗装作業では最もつらい時期ですが、何とか倒れずにできました。室内は締め切った状態で、尚かつ屋根がヒットアップしてその熱が室内に入ってきます。おかげで塗料は直ぐに乾くのでいいのですが、自分が焼き付け塗装になってしまいそうでした。



今回のご依頼は、回転架台と延長ピラーを別々にも使えるように作って欲しいとのことで作りました。特注製作で1点ものですので安価なものではありませんが、こういうものは一生使えるものですので、こだわりを持つ方ならその価値はお分かりになるでしょう。回転架台は在庫品になっておりますが、延長ピラーは、ご注文があれば改めておつくりします。ご要望がありましたらお知らせください。



それから改造の副産物でこんな物を作りました。ポラリエなどに使えるアングル雲台ベースです。取り付けネジは1/4-3/8兼用です。どちらのネジでも使えます。ただし自由雲台が乗る搭載ベースは1/4オンリーです。このベースには、ちょっとした工夫がしこまれており、ウェイトシャフトが使えるように1/4インチネジ穴が画像の位置にあります。



当店のポラリエ雲台ベースは、ベストセラー商品ですが、そこまでお金が出せないという方には便利なグッズです。いずれ店頭で販売いたします。



もう2週間で原村星まつりです。去年終わってからもう1年も経ったのですが、ホント、時間が経つのは早いものです。今年も当店のブースは去年と同じです。トイレに行く時に横を通り過ぎてちょこっと見ていく人がいますが、きちんと立ち寄ってみていただきたいです。まぁ、見る価値がある物が置いてあるかどうかは別ですが、一年に一度のチャンスなので、ぜひおたちよりください。今年は何を販売するか決まっておりませんが、TeleGizmosカバーが現地からなかなか発送してくれないので、やきもきしています。昨夜も電話でやりとりしておりましたが、”住所にストリートが無いが、何故ないんだ!”とご機嫌斜めで聞いてました。たぶん日本へ発送したことが無いのかもしれませんが、ちょっと参りました。

アメリカ人とやりとりを日常的にやっておりますが、メールで伝わらない時は電話するのですが、それでも伝わらないことがしょっちゅうあります。それと約束事を平気で変えてしまったり、同じことを常に言わないと忘れられたりと、常に問題があります。それと言ってくることが常に適当で、商品納期を確認しても、”たぶん明日入荷する”と言っても、それが無かったら”たぶん、来週 …”って話になります。ここ最近は毎週こんな感じでやりとりしています。本当に困ったものです。もうこんな事は何年もやっているので慣れてきましたが、そろそろ終わりにして欲しいものです。

小海星フェスは今年も開催します!

2018-07-17 18:15:27 | ブログ


あまりの暑さに猫もギブアップです。

この連日の暑さには驚くばかりです。私はまだ屋内で仕事をしているのでマシですが、外で仕事をされている方々は本当に大変だと思います。八ヶ岳周辺へ移住してから10年を過ぎますが、移住して数年は夏でも扇風機がいらないほど涼しかったのですが、今は違います。松原湖高原はまだ涼しいほうなので、扇風機程度で過ごせますが、八ヶ岳周辺でも標高の低いところは都会の暑さとそれほど変わらないと思います。クーラーが無いと寝る事もできないでしょう。

何でこんなに暑くなってしまったのか分かりませんが、単にグローバルウォーミングで片付けてはいけない気がします。今の日本は赤道直下より暑くて高湿度で過ごしにくいですが、インドネシアのバリ島でもこんなに暑くはなりません。バリ島は日陰にいれば何とか過ごせるのでマシです。まぁ、いずれにせよこの暑さも一ヶ月くらいで終わると思うので、もう少しの辛抱です。



今年も小海町のイベント「北八ヶ岳小海•星と自然のフェスタ2018」が開催されます。既に町のHPやパンフレット類に情報が載っています。今年は10月12-14日の3日間での開催です。予算も去年より増額されている上に、出展社や個人出展者も去年より増える見込みです。去年こられなかった方はぜひ時間を作って今年は来てください。今迄の星まつりとは違った新たなネイチャーイベントとして進化していくでしょう。



これから本格的にスターウォッチングを行っていく上で機材は大切なので、使っていなかった2台のLX200GPSをチェックしておりました。30cmは、まともに動かないと諦めていたのですが、昨夜テストしてみたら、方位センサーが故障している以外は、GPSも自動導入も問題なく動作することが分かりました。Meadeのオートスターは、とっても親切で、方位センサーが故障しているので、マニュアルでホームポジションにしてからTwo StarアライメントかOne Starアライメントを使うように指示してくれます。方位センサーが故障していてもGPSセンサーが活きているので、通常使用には全く問題ありません。逆にホームポジションを自動ですることで5分くらい余計な時間がかかります。

LX200GPS-20も動作が何かおかしいですが、自動導入は出来そうなので問題なく使えそうです。これでまたLX200GPSの3兄弟で頑張ってくれそうです。一台だけオートスターが壊れているので、それは米国から取り寄せます。LX200GPSを愛用しているのは、自動導入の精度が素晴らしいからです。CCDカメラなどを取付けた時に目的の天体をドンピシャでど真ん中に導入してくれます。使っていて本当に気持ちがよいです。30cmがちょっと光軸が狂っているので夜になったら調整しようと思っています。惑星を見る時に光軸が合っていないと高倍率での観測では良く見えません。

小海町のスターウォッチングは大盛況でした

2018-07-16 16:59:05 | ブログ


昨夜は、小海町から依頼された町民を対象にしたスターウォッチングを松原湖スケートセンターで行っておりました。夕方からスコールのような土砂降りになって一時はまたキャンセルかと思いましたが、幸いにもほぼ快晴状態で開催できました。参加者も40名ほど来ていただいたので、十分盛り上がりました。使用したのは、Meade LX200GPS-25、AXJ赤道儀C11HD鏡筒、Vixen BT125A大型双眼望遠鏡と2台のスカイウォッチャー20cmドブです。ドブと双眼鏡はお客さんに自由に使ってもらい、2台の自動導入機は私がその都度操作して見てもらいました。

昨日は一晩で木星、土星、火星や星雲星団を見て堪能していただきました。シーイングがとても良い空だったのですが、火星は地平光度が低く、表面の模様までは見られませんでした。土星も木星も素晴らしい見え方をしていたので、20mmのアイピースでも十分その状態が分かるほどでした。初心者に見せるのにやたらと倍率を上げるよりは、低めの倍率で見せたほうが良く見える場合があります。

このスターウォッチングは、申し込み制なのですが、残念ながら毎回申し込みをせずに来られる方がおります。今回は何とか一人で対応できる人数だったので良かったですが、50人とか超えてくると、その対応が難しくなってきます。使う望遠鏡の台数を増やすことは容易ですが、それでも自動導入機を3台迄です。Meade LX200GPSを3台用意しているのですが、1台が不調で修理しないと使えない状態です。30cmもありますが、重た過ぎて腰を痛めそうなので、できれば使いたくありません。そのうち小さなトレーラーを作って、それを牽引して移動できるようにします。それなら30cmでも40cmでも大丈夫です。Meadeの40cmが近いうちに届くので、それを載せてアストロ軽トラックにしようかと考えています。

この次は21,22日に小海リエックスホテルでスターウォッチングがあります。その後はまた小海町のSWが27,28日にあります。しばらくはSW続きです。お店を早くOPENしたいのですが、ネット環境の工事をたぶんしないと中継機などではダメかもしれないので、そこでもちょっと悩んでいます。展示機などは入ってきているのですが、まだまだ発注する商品が沢山あり、まだしばらくはその準備に時間がかかりそうです。