Last Works of This Year

本年最後の日は、このTG-Lコンパクト経緯台の改良部品の塗装をしました。本来なら仕事もせずにのんびりと過ごしたいところですが、じっとしているのが苦手な性分なので、この作業だけはやりました。

このオリジナルのコンパクト経緯台について既に多くの方々に使っていただいておりますが、若干改良を施して2本の鏡筒を搭載して使えるようにしました。これについては以前のブログでも書かせていただきました。今回はその部品をタカハシカラーに塗装して、さらに見栄え良くしました。一見すると純正品のように見えます。ただし、2本の鏡筒を個別に動かすことはできませんので、その使い方は限られるとは思いますが、太陽観測や異なる鏡筒で同一天体を観測したりと、実際に使ってみればその用途は多いと思います。残念ながら自動追尾はできないので、その都度手動修正が必要です。しかし、取り付けベースが3/8インチカメラネジとなっているので、赤道儀に取り付ければ追尾しながらの観測も可能でしょう。



この改良型TG-Lコンパクト経緯台にするには、この部品を現在お持ちの製品に取り付けるだけでOKです。この部品については1点だけ在庫としてありますので、以前にこの経緯台をお買い求めいただいた方で御希望の方はぜひご注文ください。また、完成品も1台ありますので、こちらもオンラインショップへ後ほどアップいたします。今後継続して販売するかどうか未定ですが、引き続きご要望があれば作りたいと思います。



先ほど届いたばかりの新型カメラです。既にご存知かと思います。またしても天体用には不向きなカメラですが、何故露出時間にリミッター設定されているのかが理解できません。ISO 3200では15秒露出ができないみたいです。先日発売されたG7Xも同じでした。スペシャルサイトで天体用途での使用をアピールしているにも関わらず1秒以上の露出が使えないのは本当にもったいないです。このカメラについてはまたリポートします。



今日の松原湖です。さすがに31日ともなればワカサギ釣りのテントが沢山あります。明日からの三が日は家族連れで賑わうでしょう。
今年もあっと言う間に終わってしまいますが、この1年多くの方々に当店をご利用いただきました。このお店を始めてから3年目へと入っていきますが、来年はこれまで以上に多くの方々に愛される商品作りをしていきたいと考えております。これまでご利用いただきました方々へ当店のマスコットである「おやじねこ」より心より御礼申し上げます。当店には現在2匹のネコがおります。いずれも当店の営業として日々頑張っております。来年はどんな年になるか分かりませんが、皆様にとって素晴らしい年になることを従業員共々祈念しております。

New Tak-TK NJP回転架台あります！

今日仕上がったばかりのNJP回転架台です。これまでのアルマイト処理だけで仕上げたものと違って、タカハシカラーで丁寧に時間をかけて塗装した上で仕上げに高温で焼き付けてあります。アルマイト処理だけなら手間は少ないのですが、せっかく塗装ルームを作りましたので、これを機会に塗装商品を増やしていく過程でこの商品も新たに作ることにいたしました。この塗装だけでまるまる2日かかりました。



旧JP赤道儀には旧商品でも違和感ないとは思いますが、現行品やNJP赤道儀をお使いの方には同カラーの方が見た目もいいはずです。この回転架台には3箇所の固定用ノブネジが付いていますが、いずれも使いやすさやデザインを考えてコストはかかりますが、良いものを使っております。画像のものは代用として取り付けてあるだけで、実際使うものはもう少し大きいです。商品は既に仕上がっておりますが、このネジが正月明けでないと入荷しないので、お届けはそれ以降となります。しかし在庫品ですので、それほどお待ちにならなくても入手できる少ないチャンスです。



今回はお試し的に作りましたが、塗装の段取りをきちんと決めていかないとかなり面倒です。今後はもう少し効率よくできるように考えてくつもりです。いずれにせよ、この商品は当店でデザインして製作したオリジナル商品です。移動観測などには大変重宝するはずです。お値段は今回に限り据え置いておりますが、今後価格改訂するかどうか検討いたします。ぜひこの機会にご注文ください。



本年も後2日となりました。なんだかんだと忙しくしているうちに今年も終わります。この地に越してきて2年目へと入ります。ご近所のじいちゃん、ばぁちゃん達とも仲良くおつきあいができるようになり、この集落に受け入れられたと実感しております。こういう田舎ではその地の住人に受け入れられるかが重要なことですが、とりあえずそのファーストステップはクリアーできたと思います。まだこの地でやりたいことがいろいろありますが、それには地元の方々の理解と協力が必要不可欠です。

今日の松原湖はひっそりと静まり返っています。たぶん31日～3日までは湖上は賑わうと思います。しかし天候が雨なのでせっかく凍結して湖面が溶けてしまうのが心配です。

松原湖のwhole sky in the Night

昨夜撮影した松原湖からの全天星空写真です。湖が凍結する今でないと撮れない写真です。中央まで行って撮りたかったですが、まだ凍結状況が不安だったので若干岸よりです。画像を見れば分かりますが、湖岸の街灯が結構あります。八ヶ岳寄りの東側はほとんど無いのですが、西寄りが多いです。宿泊施設が西側に寄っていることがその理由です。

昨夜は若干透明度に欠ける空でしたが、とりあえず撮影してみました。カメラはEOS 6Dノーマルカメラです。これにEF8-15mm/4.0フィッシュアイズームを使っています。当然のことながらAstronomik CLSフィルターを取り付けています。ASA 3200ー300sec露出なので、フィルターを付けなければこの半分の露出でも画像が真っ白になります。途中で間違えてISO 12800で5分撮っていましたが、それでも星空が分かりましたので、このフィルターの効果がいかに強力なものか分かります。



残念だったのは、湖の周囲までLEDイルミネーションがあちらこちらにあったことです。個人の宿泊施設や町内道路などですが、あまりに短絡的な発想でやっているのにはほとほど呆れます。毎年このことを書いておりますが、もう少しこの地を観光などで訪れる方々のことを考えて欲しいものです。



ところで、先日もお知らせいたしましたが、本日TK-ALZM2の在庫品を数台販売いたします。ご注文の際に商品説明に記載した注意事項を必ずお読みいただき、ご理解の上でご注文ください。ご旅行などで海外へ出られている方はこの商品をご注文できません。数が少ないので何卒ご容赦ください。これが売り切れてしまうと来年2月くらいまでは作らない予定です。

PENTAX鏡筒用オリジナル商品あります！

いつも在庫が無かったりする当店の隠れた人気商品です。汎用性の無いペンタックス鏡筒を使いやすくする当店オリジナルアイテムです。ただでさえ使いづらい優秀なペンタックス鏡筒を何とか使いやすくできないものかと悩み抜いて考えたアダプターです。



2種類ありますが、主に2インチ天頂ミラー、2インチアイピースを使いたい方には「光路長ゼロアダプター」、また撮影を主体にBORG M57系アダプターを介して拡大撮影や直焦点撮影をされる方は「M57-2inchアダプター」をお使いください。間違ってもこれを介してヘリコイドMや光路長の必要なフォーカサーなどは使わないでください。元々ペンタックスの鏡筒は光路長が短いので、それを最短でいろいろなアイテムを使えるように考えたものですので、そういったことを理解された上でお役立てください。ヘリコイドなどのフォーカサーを使いたい場合には、純正のラック＆ピニオンを外した上で取り付けるようにしないと意味がありません。当店でこれまでに何度か製作はしております。しかし現在はお作りしておりません。



こちらも今日仕上がってきた「Power Shot S120 お気軽撮影ズームアイピース」です。これと単焦点鏡筒などと組み合わせることで、望遠レンズでも撮れないような星雲、星団、彗星の撮影が気軽にできます。今ちょうど見頃を迎えている「ラブジョイ彗星」のアップも撮れます。今晩好天が続けば撮影にトライしてみたいと思います。現在5等星になっているので、見つけるのはそれほど難しくはないでしょう。アイピースの周辺像などにこだわる方はおられますが、この商品はそういったハイクォリティーの画像撮影を目指すものではありません。あくまで初心者～中級者様くらいがポラリエなどを主体とした機材で気軽に天体のクローズアップ撮影をすることをそのコンセプトとしております。



ついに松原湖が完全に凍結しました。といってもまだ所々危険なところはあるので、知らない中で無闇に入り込まないでください。中央付近まで歩いてみましたが、とりあえず大丈夫そうでした。近いうちに天気が良ければ中央で撮影をしてみようと思います。



今晩は今の所晴れています。月は午後8時くらいには沈んでしまうので、それからが撮影チャンスです。早いところは今日明日から休暇に入っていると思います。月齢的に南半球へ行かれている方もいらっしゃるでしょう。しかし夜が短いので、この時期に南天遠征は星を目的とするなら良くはないでしょう。ベストシーズンは6～8月です。

良く見えます！

オンラインショップにて販売中のSolar Max 90ですが、しばらくぶりに内容チェックも兼ねて太陽を見てみました。条件は最悪でしたが、前回見た時と全く変わらずとても良く見える個体です。販売時期を年末にもってきたのでまだ残っています。いくらお安くしたとしてもお値段がお値段なので、簡単には手を出せない商品です。通常この機種を購入される方々はSolar Max 60からのアップグレードとなります。そこで今回に限りお持ちのSolar Max 60などとの引き取り交換も検討させていただきますので、ぜひご相談ください。もちろんその状態等をチェックした上でのことになりますが、普通のショップへ持ち込むよりはGood Dealになると思います。



今晩は天気が良かったら撮影するつもりでしたが、夕方から出て来た雲が発達してきているので無理かもしれません。しばらくぶりにダウンジャケットを引っぱりだしてきました。厳冬期の撮影では必需品となるものです。このジャケットはかなり前にバンクーバーのスポーツショップで買ったものですが、その後のオーロラ撮影では助けられました。マイナス32度の中に数時間居ても大丈夫でした。日本ではここまでのものは要らないかもしれませんが、マイナス20度にもなる当地では必要な装備です。これから春まではまたこのジャケットのお世話になります。

今日はクリスマスイブですが、最近気になるのは11月からスーパーなどでクリスマスソングが流れていたり、イルミネーションがやたらと増えてきたことです。カナダやフィンランドなどなら理解できなくもないですが、どちらかと言えば仏教色の強い日本がこんなことになっているのは不思議です。特にイルミネーションが個人の家でもやるようになって、うちの近所の家では冬の間ずっと点灯させています。LEDが安くてみじかになってきたことは結構なことですが、無制限に使うことにはいささか疑問に思うところです。

今年もあと少しです

松原湖がだいぶ凍結してきました。まだ所々薄いところがありますが、湖上を歩けるようになってきました。また年末年始には大勢のワカサギ釣りファンがやってきて一年で最も賑やかな日になります。年明けにはまた湖上で撮影したいですが、気温がかなり低くなるので機材を凍結させないようにする必要があります。寒いところでの撮影はカナダなどで慣れていますが、それでも辛いものです。



本日、ご注文の全ての方へ発送を終えました。少しだけホッとしています。ネジと本体は別々になっているので、間違えなく所定の位置へ取り付けてください。手元に数台残っておりますが、これについては今週末に在庫品として販売いたします。この商品に限っては年内に発送ができることが必要です。従いまして、ご自身の都合により年内にお支払いができない方はご注文できません。商品のお取り置きもできませんので、PCB-EQ2などのご予約品と同封もできません。年末年始休暇に入っている方で海外などへ旅行へ出られている方はご注意ください。



当店では人気がある当店オリジナルの「タカハシTK-NJP回転架台」です。これからライトグリーンカラーで焼き付け塗装に入っていくのですが、まだ塗装ルームが仕上がらないのでできません。明日から残りの作業を終わらせて仕上がってから塗装へと入っていきます。たぶん来週には発送ができるようになるかと思います。今回より塗装仕様のために各部の形状と寸法を変えています。結構ハードな使い方をする商品ですので、通常より厚めの塗装をしていきます。普通に塗装しても３種類の塗料を使いますが、それをさらに厚く塗ってから最後に高温で焼いて綺麗に仕上げていきます。

完成しました

本日、無事に組み立て調整作業を終えて完成しました。合わせて梱包作業も終わっておりますので、明日発送させていただきます。何とか新月に間に合います。以降年末にかけて撮影観測にお役立てください。この微動雲台は全てのネジ類を一旦組み込んで動作させた上で梱包時に全てのネジを外します。従って商品が届いてからご自身にて組み込む必要がありますが、所定の位置に戻すだけですので簡単です。この商品の大きな利点はフリー操作ができることです。その動きも非常に滑らかです。基本的には地球上の両極部を除いては何処でも使用可能です。

単にポータブル赤道儀の極軸合わせ用としてだけでなく、カメラでの一般撮影用の雲台として、また野鳥観察や天体観察時の経緯台として、3 wayの微動雲台としての機能を持っています。自由雲台は便利ですが、極僅かに構図を変えたい時や正確にX-Y方向にカメラを向けたいような時には適しません。雲台トップベースはワンタッチで着脱できる雲台コマを使っておりますが、市販のクイックリリースシューを使ってもいいでしょう。本品にはあちらこちらにネジを組み込んでおりますが、ユーザーの用途によって自身でカスタマイズできるように作ってあります。ネジによっては取り外して他のネジに変えるなどして省くことができます。

まもなくお届けいたしますので、楽しみにお待ちください。発送後に個別にメールさせていただきます。

ポラリエ雲台ベースセットご予約受付中です！

長らくお待たせいたしましたが、本日入荷しました。ご注文いただいている方々へは明日発送させていただきます。新月にはきっちり間に合うと思いますので、早速その威力をお試しください。冬の空は透明度が良い分遠方からの光が届いて思わぬ光害をもたらします。現状、無改造カメラでこれだけ光害に対して効果があり、またHα領域が写るフィルターは無いはずです。



TK-ALZM2は、本日ほぼ組み立てが終わりつつあります。ブログを書いてからも細かい作業が残っておりますが、明日までに終わらせて、明日からは梱包等の作業へと入っていきます。なお、できるだけ手間を省いて早くお届けするために発送伝票等は既に発行済みです。従いまして以降のお時間指定などはお受けできませんので、悪しからずご了承ください。ただし、海外出張などで1週間以上不在となるような場合には、予めお知らせください。大変長らくお待たせいたしましたが、まもなくお届けいたします。

画像に写っているBlueモデルですが、数台試しに作ってみました。これについては皆様へお届けが済んでから在庫品として販売いたします。数点しかありませんので、ご要望でしたらタイミングを逃さずにご注文ください。なお、現在ご注文いただいている方のカラー変更はお受けできませんので、ご理解をお願いいたします。



それから、こちらも大事なお知らせですが、本日より次回納期分のポラリエ雲台ベースセットのご予約を受付中です。画像はポラリエとのセット品ですが、こちらも同じくお受けしております。



ポラリエ雲台ベースがあれば、こんな使い方もできるようになります。望遠レンズの場合には、レンズ胴部にカメラ台座があるものがバランスをとる上で好ましいです。BORGなどの単焦点鏡筒で星雲星団の拡大撮影が気軽にできるようになります。ただしそこまで精度を出し切るには極軸望遠鏡が必要です。昔なら大きな機材を車に積み込んで一晩かけて１枚の写真を撮っていましたが、今では機材が大きく進化して、誰でもこういった機材を使うことで驚くような写真が撮れるようになりました。このシステムなどで撮影した作例が" Astro Photography"のところに沢山あります。ほとんどポラリエで撮影した画像です。これから冬の透明度の高い空で美しい星空をより美しく撮るために当店オリジナルのポラリエ雲台ベースをぜひご活用ください。

組み立て作業をしています

TK-ALZM2は、本日より組み立て調整作業へ入りました。少しでも早く組み立ててお届けしたいので、アルマイト処理から戻ってきた部品をヤマトの営業所へ取りに行ってきました。普通なら午前指定ができない地域なので、早く欲しい場合には営業所へ取りにいきます。まだまだこれからの作業に神経を使います。各部品の寸法などが違っていたりすると1点の部品が使えないだけで1商品が仕上がりません。製作時に細かい指示をして作業をしてもらっていてもどうしても抜け落ちてくるところがあります。それを最終の組み立て段階で見つけるので、そのままお送りすることはまずありません。

いずれにせよ、まもなくお届けいたしますので、今少しお待ちください。発送後のご連絡は個別にメールにて行います。



今朝はマイナス13度以下でした。朝7時過ぎでこの気温だったので、最低気温はもう少し低かったかもしれません。野辺山だとマイナス15度くらいだったでしょう。



今晩も良く晴れています。できれば撮影したいですが、組み立て作業の内職があるのでどうするか分かりません。冬の撮影は近くのスケートセンターとリエックススキー場の照明があるので、撮る場所を選ばないとモロに影響があります。もちろんCLSフィルターには活躍してもらいますが。

TK-PPFあります！

ポラリエ専用の暗照明装置がついたTKオリジナルの大人気商品です。1セットだけ在庫品として出てきました。次は来年までありません。ご要望の方はラストチャンスです。画像は当方が使っているものなので綺麗ではありませんが、商品は新品です。