昨夜は夜半前まで天気が良かったので庭にて撮影しました。使用機材はポラリエではありませんが、PENTAX MS-4に100SDUFIIの直焦点で撮っています。カメラはEOS M3ですが、当店オリジナルのAstronomik CLSフィルターEOS M-M3用を使っています。最近の記事にも書いておりますが、EOS M5にも使えるようです。当地のような天の川が肉眼で自宅から見える環境でも集落の中にあるLED街灯の影響があるので、光害カットの効果があるCLSフィルターを愛用しています。ただしそれだけではなく、無改造カメラではお手上げの赤い星雲が良く写るので、かなり助かっています。このオリオン大星雲もフィルターがあってこそこの色が撮れています。
アンドロメダM31には光害カットの効果があるので、淡い部分まで良く出てくれます。画像処理がもう少し上手ければ凄い画像になると思いますが、最低限の処理しかしていません。使用機材は豪華ですが、BORGなどの小口径望遠鏡や写真レンズでも画像処理を丁寧にすれば元画像次第では素晴らしい画像になります。
先日から製作していた「PENTAX UP-500ユニプレート」ですが、加工が終わりました。サイズもネジ穴位置なども全てメーカーの図面に従って製作しているので同一仕様です。サンドブラスト処理も終わりましたので、これから先日入荷したペンタックスカラーのグリーンハンマートーンにて焼き付け塗装をします。プロの調色業者に依頼して特注で作ってもらいましたので、ほぼ同じカラーに仕上がるはずです。1枚は自分のMS-4で使うために作りましたが、余分に数枚あるので、仕上がり次第販売いたします。このユニプレートは、ある意味赤道儀や鏡筒より中古市場にも出回らないので、純正カラーのものなら欲しい方もおられるかと思い余分に製作しました。
現在他にMS-3/3n他用のUP-300も製作しております。UP-300は純正の図面仕様からさらに汎用性を高めるためのタップ加工を施しています。こちらも加工が終わり次第同色により塗装して仕上がります。
それから昨日ご紹介した本日から販売する「TK-ALP /POLTA II Half Piller 300」ですが、ポルタIIでも使用可能です。純正のSXGハーフピラーより100mm高く、またスリムに作ってあるので、持ち運びも便利で楽です。高さ的にAPP-TL130を使えば椅子に座って脚を伸ばさないで安定した状態で使えるので長時間の観測も楽です。来年の北米日食へ経緯台を持って行かれる方には、別販売しているジョイントパーツも大変役立ちます。商品は来週仕上がりますので、この機会にぜひご検討ください。