おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

PST等の修理はしばらく出来ません . . .HF経緯台

2024-06-26 18:02:24 | ブログ


4月に再開したCORONADO PSTやブロッキングフィルターの修理ですが、現在停止しております。部品が無くなってしまったことがその理由ですが、製作してくれているところがまたしばらく休止しているので、今のところその見通しが立っておりません。本来ならまだしばらく大丈夫だと考えておりましたが、何故か修理再開してからご注文が相当来てあっという間に終わってしまいました。以前から考えてまた半年くらいはお待ちいただくようになるかと思いますが、その都度お知らせはしておりませんので、再開すればブログなどでお知らせ致します。

今も多くの修理品を預かっており、順次作業をして納品しております。最近良くあるのは、双眼でPSTを使われている方で、当然のことながら2本まとめて出してくるので、一気にその数が増えてしまいます。いずれにせよ、また再開しましたらお知らせ致します。



それから、当店に長いこと在庫としてあった、Vixen HFII経緯台と汎用プレートですが、良く考えたら店頭で売っておりませんでした。また台数もあるので、2台限定ですが、通常価格より10%オフにて販売しますので、ご要望の方はHPからご注文をお願い致します。無くなったら通常販売です。最近は中古品でも価格が何故か高騰しており、新品に近い価格で売られたりしているので、それなら新品をお安く買っていただく方が良いでしょう。今回限りの限定特価です。



昨年の春先に思い切って購入した「DJI Air3」なんですが、ほとんど使っていなくて勿体無い事をしています。昨年の星フェスの会場案内をドローンで撮影してビデオを作りましたが、それ以外は大して使っていなかったので、近いうちに使ってみようと思っています。ドローンとしての機能は申し分なく素晴らしいのですが、まだその機能の半分も使っていないので、今年はまた会場案内をきちんと作って、それにアストロカーのプロモーションビデオの制作に使おうと思っています。ドローン自体は国土交通省のドローン登録をしてあるのですが、今はどこでも簡単には飛ばせないので、必要に応じてその都度許可や申請が必要で、そこが面倒なところです。しかし中部山岳国立公園内で飛ばす場合には、一部の観光地を除いては、自然や環境に配慮すれば、高度150m以下であればその都度申告しなくても飛ばせるようです。

CORONADO PSTの修理が増えています

2024-06-19 13:41:39 | Hα太陽望遠鏡関係


またPSTが溜まってきました。全て修理扱い品として届いています。今日は久しぶりに良く晴れているので、全てのPSTをチェックしたところ、予想通りに暗いイメージでブロッキングフィルターが劣化しているようです。幸いにも見え味は良いので、ERFエタロンユニットには問題はありません。現状でも彩層面はとても良く見えてはいますが、暗いプロミネンスやフレアーなどが見にくいので、劣化したフィルターを交換すればさらに素晴らしい見え味に復活します。4月から修理を復活させていますが、この先またしばらくできなくなるかもしれません。もし予定されている方がいたら、お早めにお問い合わせください。

「星と天体観測と旅の本」に星フェスが載りました!

2024-06-19 13:24:38 | 八ヶ岳 星と自然のフェスタ in こうみ


今日、出版元の昭文社から新しく発刊された「星と天体観測と旅の本」が届きました。内容は、日本全国の星関係の施設や場所、スターウォッチングをやっているところなどを中心に一種の日本初の星旅をテーマとしたガイドブックです。うちに届いたのは、見本誌としてなんですが、小海町で毎年開催している「八ヶ岳 星と自然のフェスタ」が載っているからで、私がその誌面作りで協力しています。長野県では野辺山と阿智村を中心に載せてあり、他にも星を売りにしている宿泊施設などを主に取り上げています。



その内容から当然他の星まつりなども取り上げられていると思ったら、実際には星フェスと野辺山のイベントだけでした。胎内も福島も関西のも載っていません。理由としては参加者の対象が天文ファンではなくて、一般の方々を対象にしたイベントに限定されたのだと思います。星フェスも一見マニアックだと思われがちですが、実際はそうではないと見られているのかもしれません。星フェスは始まって今年で7回目を迎えますが、参加者数はほぼ横ばい状態で伸び悩んでいるのが現状です。それを打開するにはいかに一般の人たちに知って参加してもらうかが重要と考えて毎年内容を変えながら開催しています。しかし今年からはさらにハードルを下げてほとんどのプログラムを一般参加者向けにする事でさらなる参加者の増加を見込んでいます。今年はいつもより強力にボランティアがサポートしてくれるので、楽しい内容になっていきます。もちろん、天文ファンもこれまで通りに楽しんで交流を深められるので、開催を楽しみにお待ちください。

SIGHTRONのスターエンハンサーを使って

2024-06-15 16:37:26 | ブログ


昨年春に東京のサイトロンジャパンショールームへお邪魔した際にお勧めされた「STAR ENHANCETR」フィルターですが、ほとんど使っていなかったのですが、使ってみてびっくりの効果でした。サイズは82mmを使っていますが、このサイズが最も汎用性が高いので、このサイズをいくつかのレンズで併用して使っています。実は、最近になってからヨドバシカメラの売り場を見ていたら面白そうなフィルターが出ていたので、早速注文しましたが、その前にこのスターエンハンサーを使ってみました。



画像はアストロカー内部から撮っていますが、処理はレベル補正をしただけです。撮影場所も良いですが、光害をほとんど感じさせない写りで驚きました。露出は20秒で24mmで撮っています。赤道儀を使っていなかったので露出はこのくらいで止めています。このフィルターは、光害をカットするだけでなく、星を目立つようにぼかしてくれるので、まさに星景色を撮るためのフィルターです。ただし、実際に撮ると少し暗く写るので、露出を補正するか後の画像処理でカバーするしかないでしょう。



撮影したのは二日前でしたが、この日は素晴らしく空の透明度が高くてお気に入りの小海の撮影場所では星がギラギラとしていました。小海でもこんな日が一年のうちに何度かありますが、この日は晴れるとは思っていなかったので、これから寝ようかと思って外を見たら凄く星が綺麗に見えていたので、急遽1時過ぎからの撮影になりました。撮影が終わったのは午前4時でしたので、この日はぐったりとしていました。最近になって夜が苦手になってきて、午後9時を過ぎると睡魔に襲われるよういなってきたので、特別撮影したいという被写体が無ければ、いくら腫れていても撮影には出かけません。

実は今日はガトーキングダム小海でスターウォッチングなのですが、体調が悪く熱が出てきたので、仕方なくキャンセルしました。楽しみにしていたお客さんには申し訳ないのですが、仮にやったとしても曇り空なので、アストロカーを見て私の話などを聞いて終わりになるので、それも気の毒ですから、キャンセルで正解だったかもしれません。スターウォッチングは、意外にも重労働です。アストロカーのステップを数えきれないほど上下したり、望遠鏡や機材を設置と撤収して、それに1時間近く延々と喋っているので、いつも終わると疲れ果てて直ぐに休んでしまいます。催行には準備から終了まで会場に3時間ほといますが、アストロカーとこれまでの望遠鏡だけ使っていたものでは、その内容が大きく違い、その疲れ方も桁違いに大変です。あと何年続けられるかは分かりませんが、希望されるお客さんがいる限りは続けたいとは思っています。

修理不可の旧PSTを復活させるためには . . .

2024-06-13 16:23:06 | Hα太陽望遠鏡関係


これまで何度かこの画像のような色合いの対物レンズのPSTをお持ちの方々からご相談を受けて修理不可という事でお断りしましたが、実を言うと修理というか復活させられない訳では無くて、いくつかの改造を施せば本来のPSTとして復活させられます。ただし、まず必要な事は、対物レンズを交換する事です。そして必要なブロッキングフィルターを内部にインストールする事で復活します。ただし、現状ではまだ試していないので、確実な事は言えませんが、多分その2点をどうにかすれば大丈夫です。



まず、対物レンズの代わりにビクセンの60mmガイド用望遠鏡をエタロンフィルターの前に取り付けします。焦点距離がPSTと同じ400mmなので、取り付け方さえ間違わなければ合焦はしてくれるはずです。それと、ブロッキングフィルターをどこかにインストールします。場所は分かっていますが、これらの改造に部品を2点製作する必要がありますので、とりあえず60mmを合焦する位置に取り付ける事が大事です。場合によっては白い鏡筒をカットしてねじ切りしてアダプターを介して取り付ける必要があります。もし同じ望遠鏡を持っていて復活させて欲しいとなった場合、その費用は部品作りだけで数万円にはなりますし、その他にブロッキングフィルターも取り付けるので、トータルでは中古品のPSTを買えるくらいになるかもしれません。ただしこの費用にはビクセンの60mm鏡筒は入っていないので、それも新たに探すとなるとその費用もかかります。

とりあえず、しばらく放置していたので、近いうちに部品を製作して改造してみようかと思います。

それから、昨夜は「星フェスLINEサポーター」内でのZOOMミーティングを行いましたが、今年は色々と規則を作って守っていただくようにしようという話になっています。昨年までは、特に厳しい規則は設けておりませんでしたが、参加者やホテル側などから苦情があったりして、それを改善するために規則をきちんと設けようという話になりました。基本、星フェスは誰にでも楽しんでいただけるOPENイベントなので、天文ファンだけでなく楽しんでもらえるように考えています。ただし、それもあまりやりすぎると他のイベントのようになってしまうので、そこは個人のモラルを信じて規則を決めていきたいところです。

PST改 Denkmeier Spectrum 60の修理ご依頼がありました

2024-06-11 15:48:22 | ブログ


相当久しぶりに見ましたが、PSTの修理についての問い合わせを受けたのですが、最初メールだけでは良く理解できていませんでしたが、当方が8年前にブログに書いた「Denkmeier Spectrum 60」の修理をできないか?という問い合わせでした。それで送っていただいたのですが、対物レンズ部分を40mmから60mmのF10なので、太陽の全体像がかろうじて見えるような感じです。接眼部のHαフィルターが5mmしか無いので、周辺部がやや見にくい感じです。幸いにも修理が可能な個体でしたので、お預かりして作業をしています。この状態で最初に太陽を見た時はプロミネンスも彩層面も良く見えない末期的な劣化の症状でした。しかし劣化したフィルターの交換で新品時のように良く見えるようになるでしょう。

最近は、PSTの修理問い合わせがとても多くて驚いていますが、修理費用はそれほど大きいとは思っていないので、元の新品時の価格を考えればそれほどの負担では無いかと思いますので、購入されて10年以上とか経過したPSTをお持ちの方はぜひ当店に預けてまた元気な姿へ戻してあげてください。



最近もあったのですが、修理ができないPSTがありました。画像の対物レンズの左側のような赤く焼けているような症状のPSTです。右側は青い綺麗なコーティングの修理可能なPSTですが、両方とも内部の構造が違っており、赤い方もできなくは無いですが、その修理方法をまだ試していないので何とも言えません。残念ですが、赤く焼けたような対物レンズのPSTは、現状ではアメリカでも修理はしてくれないようです。対物レンズ自体を同じ性質のものと交換する必要があるのですが、それが今では製作されていません。残念ですが他の用途を探すしかないでしょう。うちに同様なPSTがあるのですが、復活させる方法は思い当たるのですが、まだ試しておりません。



お客さんからのご要望で、INNORELのカーボン三脚を入手してそれに当店のPENTAX MS-3用のアダプターを付けて発送しようかと思っていたら、三脚が届いて愕然としたのは、雲台プレートのはめ込み径が85mmのもので、在庫としてあったアダプターは、以前にMoreBlueの三脚用だったので70mmでした。このままでは使えないので、仕方なくPOM材でスカートを作ってアダプターに圧入して85mmにしました。



POM材を圧入する際には、まず内径を仕上げておいて圧入をしてから外周の切削作業をして仕上げます。そうしないと材料が柔らかくてうまく寸法を出せません。このPOM材には直接ネジを立てたりしないので、無茶なことをしなければ永久に使えます。こういう作業は、趣味の領域で加工をしているのでは経験が無いのでまずできない加工です。当店では最近はあまり赤道儀のアダプターは作らなくなりましたが、かなり難しい複雑な複合加工もこなせるので、他で難儀されている方はぜひ一度ご相談ください。



このカーボン三脚とアダプターをご依頼された方は、その前に一般的なネジ一本だけで固定するカメラ三脚にMS-3赤道儀を載せられないかと相談してきたのですが、できなくは無いが不安定なので、このシステマティックカーボンとのジョイントを勧めたらあっさりOKとなりました。天文用の短い三脚はそれにしか使えませんが、カメラ三脚なので、普通の写真撮影などにも応用ができるので、特に海外遠征の際には天文用は一度も使った事がありません。それでも今だに2段式の短いカーボンを販売しているのは、4段式に比べて製造コストが安い上に同様の値段で売れるので、敢えてそうしているのだと思います。また2段少ない分軽量であるというのも大きな理由でしょう。



アストロカーのPMVなどを作りたくて、Adobe Premiere Proの勉強をしています。少しづつ使いこなせるように理解してきましたが、PhotoShopなどと違って、映像や音楽、イラストなどを複合的に編集して一つの番組に作り上げていくので、とてもレベルの高い作業技術が必要です。動画素材は、ドローンの空撮も駆使して色々な面からアストロカーの性能やできることを短い映像で理解してもらうようにしなければいけないので、タイムラプス映像を繋いでキャプションを入れてBGMを入れて作るYouTube映像とはちょっと違うので、そこが大変です。ソフト自体を使いこなせても映像自体を作り上げる事は全くの素人なので、そこは色々なところから情報を経て学びながら作っています。

ペンタックスXW拡大撮影アダプターをプチ改良しました

2024-06-08 16:35:25 | ブログ


当店オリジナルのペンタックスXW拡大撮影アダプターですが、たまたまオーダーがありましたので、プチ改良してお届けしました。改良した部分は、内部のXWアイピースとの接続部品ですが、M42のTネジを切ってあります。外部の頭にもTネジを切っていますが、それとは別に接続部品とXWアイピースをダイレクトに接続してカメラを取り付けて撮影ができるようにしてあります。アダプター全体だとゴッつくなってしまうので、単にXWアイピースのイメージをダイレクトで撮りたいと思った際に役立ちます。

まだ惑星撮影をToUcamで行っていた時には、BORGのSD-1Xが多く利用されていて、私もそれで火星を撮っていましたが、今はカメラ自体が非常に高性能になってきて、アイピースを使うような撮影を必要とされなくなってきたので、SD-1Xなどは使われなくなりました。しかし、デジタル一眼で簡単に月や惑星の撮影をした時には、結構役に立つと考えて作ったのが、このXWアイピース専用の拡大撮影アダプターです。



今回ご注文いただいた方は、どちらかと言えばハイアマチュアの方のようですが、なぜこのアダプターを必要とされたのかは正直良く分かりません。私自身、アストロカーの20cmクーデ式望遠鏡で土星などを撮る際にはたま〜に使いますので、人によってはその用途は多様なのだと思います。今回は久しぶりにいくつか製作しましたので、今なら在庫品となっていますので、XWアイピースを愛用されている方はぜひご検討ください。



こちらは、特注製作で少し前にご注文を受けて製作したタカハシのフラットナーをFC50で使いたいとのことでお作りしたタカハシCAマルチリング関連部品です。以前はスターベースでも販売していたそうですが、今は作っていないとの事で問い合わせがあってお作りしました。仕上がりまで1ヶ月ほどお待ち頂きましたが、今日無事に納品して完了しました。こういう小さなリングアダプターは、既製品なら数千円で販売されていますが、それは数千点単位などで作られているのでそんな単価で販売が可能ですが、一点ものでは手間がかかるので、どうしても高くついてしまいます。しかし、欲しい人にとっては高くても作らなければ自分の用途を満足させられないので、当店へ依頼となります。私自身も必要に応じて色々な部品を作って使いますが、基本的に必要なものはいくらかかっても作るというスタンスで考えています。

アストロカーは、今年に入って大きな改造をしていますが、窓付けだけで70万円以上かかっています。たった3枚の窓を付けるだけの費用ですが、自宅のリフォームでは考えられない費用です。いくら高いと言ってもその改造は他でも簡単にやってくれないので、ほぼ言い値でやってもらうしかありません。他にも内部の大工作業で大きな費用がかかっているので、トータルでは結構な費用です。とにかくオンリーワンの製作には費用がかかります。というお話です。



これもある意味オンリーワンの製作ですが、20cmクーデ式の電視観望用のビクセンFL55SSの接眼部にBORGのヘリコイドを取り付けました。このアダプターも一点物です。このガイド望遠鏡のためにいくつも部品を作りましたが、トータルでは8点もの特注部品を作りました。それだけでも世界で唯一のFL55SS望遠鏡です。ただ、そこまでやって何が得られるのか?と聞かれると答えに困ってしまうかもしれません。



アストロカーの中間を仕切っているドアを外しました。スターウォッチングの際にお客さんに着座して話を聞いてもらう際にドアのスペースで一人分を取ってしまうので、それに悩んでいましたが、結局のところドアはキャンピングカーとしてはあった方がいいですが、スターウォッチングでは不要と考えたので撤去しました。



実は、ドアは改造の際に大工さんにお願いしてアルミ板からプラスチック透明板に変えてもらったばかりで費用もかかっていましたが、結果的にその必要は無かったというのが分かりました。いずれ望遠鏡を取り出して他の用途に使うようになったらその時にはドアを元に戻そうかと思います。

今日は、本来なら夜からガトーキングダム小海でスターウォッチングなのですが、天気が悪いのでお客さんの入りが悪くて結局中止になりました。まぁ、毎年6月は梅雨入りもあり天気が良くなければ中止にすることもありましたので、それは天候次第のイベントですので仕方ありません。6月はあと3回ありますが、それも今後の天気次第ですのでどうなるか分かりません。

スターウォッチングに最適な大型双眼鏡は?

2024-06-07 18:34:52 | ブログ


スターウォッチングで最近使っているのは、フジノン大型双眼鏡150EDですが、ちょっと大きいのと、一般の方々や子どもさんが扱いにくいと考えて、Nikon 20x120mmに変えようかと思っています。重量的に少し軽いことや全体のサイズが小さいので、扱いやすいです。フジノン150mmも素晴らしい双眼鏡ですが、ちょっと移動用にはつらいものもあります。ピラーと三脚は両方とも兼用にしているので、その時によって使い分けようかと思っています。



ピラーは、元々NJP赤道儀用に作っておいたものがあったので、それを使っています。また三脚は、MoreBlueさんの大型カーボンを使っています。ただ、フジノン150mmでは三脚とのバランスが良くないので、ストーンバックを付けて下部が重たくしないと、お客さんが扱っていて万が一転倒させてしまうと危険です。Nikon 120mmにはそれほどバランスは悪くありません。MoreBlueさんにお聞きしましたが、このカーボン三脚は現在の在庫が無くなったら終了するかもしれない。みたいなことを言っていましたが、材料などがどんどん高くなっている上に円安が大きく影響しているようです。うちでもこのカーボンは私的にも愛用しているので、とても助かっています。同様な商品はもう他でも作られないかもしれないので、今のうちに購入された方がいいでしょう。今日もNJP赤道儀架台とセットのカーボン三脚を発送しましたが、これが最後かもしれません。今ある在庫品も売らずに置いておこうかと思っています。



このNikonの大型双眼鏡は、今では70万円以上する高価な商品になっています。レンズはアクロマートですが、それとは感じさせないほどシャープでクリアーに見えます。フジノン150mmも見え味は素晴らしいですが、それに負けず劣らず素晴らしい見え味です。今後はこのNikonをスターウォッチングで使っていこうと思っています。フジノンは、しばらく休ませてから次の用途を考えていこうかと思っています。できれば観測施設などに設置して多くの人に見てもらいたいと思っていますが、それはいつのことになるのやら分かりません。

今年の星フェスの準備は着々と進行中です

2024-06-06 20:19:21 | 八ヶ岳 星と自然のフェスタ in こうみ


星フェスのこととは無関係の富士山ですが、今朝撮影したものです。昨夜から河口湖へ行って芦川町での星空撮影をするつもりでしたが、FUJIYAMAツインテラスにかかっていた雲がどうしてもとれずに、断念して帰ってきました。仕事上必要な撮影なのですが、どうしても晴れてくれなくて上手くいきません。何とか7月早々くらいまでには撮りたいですが、これから梅雨に入りそうなので、とにかく天気次第です。昨年からも河口湖へは毎月のように行っていますので、毎月の燃料費とETC料金がバカになりません。4年前に新車で買ったシエンタも既に80,000kmをオーバーするほど走っています。2019年までは国内でこれだけ運転する事は無かったのですが、コロナに大きく影響を受けて海外へも行かなくなったので、ひたすら国内で動いています。

ところで本題ですが、今年の星と自然のフェスタ2024は、11月8日〜9日に開催が決まっておりますが、着々と準備をしています。今年は6-7月中には出展社が確定して、その内容も決まって公式チラシも7月中には仕上げる予定で動いています。昨年と今年で大きく異なるのは、これまでの天文ファンを中心にしていたような内容を一般向けに大きく舵を切っていくことです。従って昨年のような講習会や天文ファン限定のプログラムは無くして、天文ファンでない一般参加者に沢山来てもらえるような趣向を考えています。ただし、これまでの出展社などについては大きくは変わりません。もちろん今のところではありますが . . .。天文ファン自体が楽しめなくなるようなことはありませんので、そこはご安心ください。公式HPの内容はまだ昨年のままで少しだけ手を加えただけですので、これから新たなことが決まったら徐々に更新してアップしていきます。

ポラリエ雲台ベース関連は、お待ちいただく事があります

2024-06-04 15:34:34 | ブログ


当店の完全オリジナル品の「ポラリエ雲台ベース」は、作り始めて10年以上になりますが、ポータブル赤道儀の商品自体が多様化されてきて、以前のような製作自体が注文に追いつかないような事は無くなってきました。それでも今だにご注文される方々はいらっしゃるので、ポラリエ自体が販売継続している限りは作り続けたいとは思いますが、以前のように常時在庫品として持っておくのは、必要なくなってきているので、今後は在庫が無くなった時点で製作へ入るので、そのタイミングによってはしばらくお待ちいただく事が増えてきます。これも時代の流れなのだとは思いますが、それでも自分でもし海外遠征を今後することがあっても、引き続きポラリエ関連は持っていく事に変わりありません。まぁ、その理由は明らかで、それ以上に信頼できる機材が日本製では無いからです。もう5年近くも海外遠征はしていませんが、来年はニュージーランドへ行きたいと思っています。当然持っていく機材はポラリエU+PCBU-EQセットです。他にも持って行きたい機材はありますが、久しぶりですので、純粋に南天を楽しむための機材に限定しようかと思っています。

という事ですので、これからもぜひポラリエ関連のオリジナル品を使っていただければと思います。

ところで、今日のニュースで「6月4日〜6日にかけてオーロラ出現か?」と流れていましたが、NASAが過去のデーターから導き出した結果は、5月11日前後に見られたオーロラは、過去500年の中でも最大クラスの活動だったと書いています。確かにそう言われてみるとそうかもしれません。北海道だけにあらず、長野県の小海町でも見られたくらいなので、そう言われるのも無理もないかもしれません。2024年は11年周期の太陽活動の極大期で、オーロラを見るなら今が最大のチャンスかもしれません。できればニュージーランドで見たいですが、行くなら8月くらいまでに行かないとそのチャンスも得られないでしょう。悩むところですが、5月のようなオーロラ活動に出会うには運も味方してくれないとそのチャンスに恵まれないでしょう。