あの大変好評だった人気の大型カーボン三脚が戻ってきました。以前のモデルとはほぼ同じですが、雲台プレートの抜け止め装置が追加されて、GITZOシステマティックと同じようになりました。脚径が40mmあり、GITZOでは5型に相当する大型カーボンです。
重量2.6kg、最低地上高180mm、最高伸長高1600mm、標準地上高540mm、伸縮段数4段、雲台プレート径84mm、はめ込み径70mm、搭載重量40kgとなっています。伸長しない状態での高さが540mmあり、赤道儀を乗せて使う高さとしては低くもなく高くもなくです。脚を全て伸ばすと目の高さほどに雲台プレートがくるので、十分過ぎる高さを確保できます。私が使う際には、あまり脚は伸ばさずに、2段くらいで留めておきます。搭載重量が40kgとなっていますが、一般的なカーボン三脚よりは高い荷重性能を持っています。ちょっと無茶かもしれませんが、Vixen AXJ赤道儀を乗せて使おうかと考えています。脚を全く伸ばさない前提なら全く問題ありませんし、1段くらいなら伸ばしても大丈夫そうです。
そこで実際にAXJ赤道儀を乗せてみました。脚を伸ばさない状態です。ちょっと低くて使いにくいかもしれませんが、写真鏡筒などで移動撮影をするのなら、これでもいけそうです。
そこで脚を1段だけ伸ばしてみました。望遠鏡用三脚とほぼ同じくらいの高さになりました。手で揺らしてみたり、ねじれなどを見てみましたが、いつまでも振動しているような感じではなく、たたいても直ぐに振動はおさまる感じで、見た目以上に安定していることが分かります。ただしこれは赤道儀だけのことなので、長い屈折を乗せて惑星観測などをする場合には、難しいかもしれません。あくまで移動しながら星の撮影をメインに考えた場合に使えるかどうかというお話です。
付属品として、砂地や雪面などの不安定な場所で使う場合のストッパーや石突、これにソフトケースが付いています。
商品は、近日入荷予定ですが、明日より販売開始いたします。販売は、お得な赤道儀アダプター付きと三脚単体での2種類になりますが、一部アダプターの形状により差額が発生するものがあります。
GITZO4型システマティックカーボン三脚との比較ですが、大きさが脚径も含めて全く違います。またお値段的にもGITZO5型カーボンGT5562GTSだと58万円もしていますが、それの1/10程度の超激安価格です。脚径もGITZOが41mmと1mm違うだけですので、天体用途と一般撮影用途の2 wayで使えることを考えるとこれ以上ないベストチョイスであることが分かります。