おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

Celestron 11" Edge HD 鏡筒

2018-05-29 18:41:18 | ブログ


昨日届いたばかりのセレストロンC-11 EDGE HD鏡筒です。新型の写真用シュミカセ鏡筒ですが、まだ使ったことがありません。先日中古品で販売したミューロン180に変わって、これから火星大接近などのスターウォッチングに活躍してもらうために購入しました。搭載する赤道儀は、ビクセンAXJです。ミューロンは良い鏡筒ですが、星を見せるにはちょっと不向きでしたのでこのC-11HDにしました。

しかし、まだ搭載するには、搭載ベースをCGE仕様にしないといけません。ロスマンディ/CGE規格のサドルベースは持っているので、それを改造してAXJに乗せます。ネットを検索してもこの鏡筒を使われている方は多くはないようです。まぁ、価格が50万円もする高価な商品なので、どうしてもそうなるでしょう。この鏡筒が実際にどのくらいの見え方、写り方をするのか、搭載できるようになったら使ってみます。

月暈(つきがさ、げつうん)

2018-05-25 21:08:36 | ブログ


先ほど庭で撮った「つきがさ、げつうん」です。これが虹のようになれば、ムーンボウ(月虹)となりますが、雨でも降っていればなるかもしれませんが、今夜はこのくらいで終わりみたいです。

ところで、ブログを書いていたら長野県北部の栄村で震度5強の地震が観測されました。ここは震度1ですが、全く気がつきませんでした。震度5強というと、2011年の大震災と同じ震度なので、夜間であることもあって被害があるかもしれません。

TK-ALZM4の製作見送り

2018-05-25 17:46:59 | ブログ


ご注文からかなりお待たせしておりました、TK-ALZM4大型微動雲台ですが、製作側の問題で当初予定していた5月お届けというのは、難しくなりました。よって一旦ご注文を停止して、また製作体制が整ってから改めてご注文をお受けすることと致しました。これにともないご注文されておられる方々には申し訳ありませんが、全てキャンセルとさせていただきました。今後製作を再開する場合には、改めて店頭よりお知らせいたします。TK-ALZM Jrについては、これからも継続して製作していきます。



長い事考えて作り上げた大型微動雲台ですが、初回分をお届けしたものと自分で使っているものが実際に出回っているだけとなりました。自分では国内、海外でも使っているので、何とかもう一度作りたいところですが、正直現状では分かりません。ある程度数を作って在庫を持っていてもいいのですが、一台作りにも大きなコストがかかるので、なかなか難しいところです。他にも作りたいものが多くあるので、そちらをまずは優先させていくつもりです。



Vixen AXJ赤道儀をタカハシSE三脚に乗せるためのアダプターを作りました。架台下ボルトがM10と1/2インチと違っているので、それを一つの部品で完了させてしまうのは難しかったです。この後塗装をして仕上がります。ご注文の方にはAXJ赤道儀共々お送りいたします。
タカハシ赤道儀をお持ちの方で、AXJ赤道儀にアップグレードされたい方は、ぜひ当店へご相談ください。素晴らしいご提案をさせていただきます。PCを使わずに簡単気軽に自動導入、撮影ができるスターブックTENを装備した高精度ハイグレード赤道儀がAXJです。



「バケツねこ」です。こんな狭い場所でも平気で寝ているところが凄いです。庭でちょっとでも居心地がいいところがあれば、そこで寝ています。



庭のウッドデッキを作っていますが、先日やったコンクリート舗装で部分的に傾斜がついているので、水平出しのためにモルタルで沓石を持ち上げています。明日には土台とベースが仕上がるので、後はそれほど難しいことはありません。土台をしっかり作り上げておかないと、後から直すにしても大変なので、面倒でもきちんと水平出しをして仕上げていきます。このテラスが仕上がれば、大型双眼鏡を設置していつでも星空観望できるようになります。

スカイクォリティメーターSQM

2018-05-21 19:02:32 | ブログ


スカイクォリティメーターの事は天文ファンなら知っている人も多いはずですが、今日新たな「SQM-L」が届きました。これまでは標準の広域測定用のSQMを長い事使っておりましたが、さらなる精度を上げるために、新たにSQM-Lを購入しました。SQMは、夜空の暗さを測定するものですが、一般的には星空のクォリティーがどの程度のものかを数値化するための測定器です。

この2台のSQMを使ってこれから小海町の「ほしぞらマップ」なるものを作っていきます。作ったマップは観光に役立てるためのものですが、これまでSQMを観光に役立てた市町村は聞いたことがないので、やる価値はあると考えています。SQMで検索すると、いくつかの天文クラブや団体が光害の状態を知るためにSQMで測定したデーターを地図上にプロットして公開しておりますが、アメリカの「ダークスカイサイト」のような使われ方はしていないようです。

星空で有名な「阿智村」やお隣の「野辺山」は星空日本一、日本三大星名所といった呼ばれ方をしていますが、それについては疑問を感じておられる方も多いはずです。私も海外の多くの場所で素晴らしい星空を数多く見てきましたが、その眼で見てもそれが本当にそうなのか理解しがたい部分もあります。私が見た日本一星空が綺麗だと感じた場所は、鹿児島県のトカラ列島の悪石島で見た星空でした。この島の星空は本当の「ダークスカイサイト」でした。どこが日本一かということよりも大切な事は、”何処で誰と見た星空が素晴らしかった”ということにつきるのだと思います。



LUNTの最大口径152mmの太陽望遠鏡にCORONADOのSolar Max 90を取付けてダブルスタック化するためのアダプターを製作しました。当店で数多くの太陽望遠鏡用アダプターを作りましたが、異業社同士のダブルスタックではこれが最高です。LS100とLS80、そして今回はLS60用も作りました。マッチングについては、これまで作ったものではほぼ問題なくマッチしていました。こんなことを受けているのは当店くらいで、国内代理店ではまず受けてくれないでしょう。SM90もCORONADOでは最上位機種なのですが、LS152に取付けると小さく見えてしまいます。取り付け方法は、通常は対物セルなどに取付けるのですが、LS152は、フードに取付けています。フードとアダプター内径のクリアランスは、最小にしてありますが、大き過ぎても小さ過ぎてもダメなので、最適な数値にしてあります。今日からアルマイト処理へ出したので、週末に仕上がってきてから実際にSM90を取付けて太陽を見てみます。

最高のクリアースカイでしたが . . .

2018-05-20 18:07:22 | ブログ


今日は夕方近くまでは素晴らしい透明度の空でした。今日こそは白駒池へ上がって撮影しようと準備しておりましたが、日没近くなった今はまた昨日と同じパターンでベール状の雲に覆われてしまいました。夜半前くらいに雲が無くなってくれるといいのですが、正直期待できません。もしかしたら雲海になって、標高2000メートル以上の標高では晴れているかもしれません。私のように撮影地に近い環境に住んでいても、その日が撮影に適しているか直前まで分からないので、遠方から来られる方にはもっと分からないと思います。

できれば自宅に180°全天撮影ができるオールスカイカメラを設置すればいいのですが、国内販売されているものは、50万円もするので、ちょっと手が出ません。それを設置しておけば、常にその場所の星空がリアルタイムで知る事ができます。この付近だと「レストハウスふるさと」に設置してあると、合わせて白駒池付近の天候も分かるので便利です。今度、店長さんにその話をしてみようと思います。



今日は、仕事の合間にリノベーションした店舗外壁の漆喰塗りをしていました。気温が低かったので作業もしやすかったです。あまり暑いと漆喰の固まり方が早く、作業も急いでやらないといけないので炎天下では大変です。全体の作業のまだ半分しか終わっていないので、明日以降にまた時間を見つけてやります。

SXP赤道儀をお安く販売中です!

2018-05-19 19:22:16 | ビクセン製品のご案内


今日から販売しておりますが、used品のSXP赤道儀を販売中です。総じて良い状態だと思いますし、スターブックTENも新品です。相場的にはお安いはずです。この1台だけですので、まだスターブックTENを使われたことのない方はぜひご検討ください。今時PCで自動導入するのは面倒だと思われる方、PCを使うのが苦手な方には使い易く重宝するはずです。三脚は付属しておりませんが、お持ちでなければご相談ください。新品、中古品のSXGタイプがあります。

今晩は、白駒池へ撮影に行くつもりでしたが、残念ながら曇ってきてしまいました。晴れればいつでも撮影ができる環境に住んでおりますが、可能な限りベストな状態で撮影したいので、いくら晴れていても直ぐには動きません。最高の透明度で撮ったものでないと使えないので、そのチャンスを待っています。

Meade 40cm f/8 LX-600 OTA

2018-05-18 18:03:17 | ブログ


今月中に届く予定のMeade LX-600 40cm/ F8シュミットカセグレン鏡筒です。かなり大物なので成田税関まで引き取りに行かないといけません。本体重量だけで30kg以上あります。正直、輸入するのですが用途を全く考えておりません。この40cmを乗せる赤道儀も無いので、届いてもしばらくは保管しておくしかありません。もし欲しい方がいらっしゃるなら販売も考えてみようと思っています。状態は中古品ですが、LX-600自体が現行品ですし、製造から時間も経っていないので、状態は非常に良いです。赤道儀の搭載にはCGEタイプのレールが付いているので、赤道儀がその仕様になっていれば直ぐに乗せられます。



日本製の赤道儀でこの鏡筒が乗せられるのは普及機では、タカハシEM400か500以上でしょう。VixenのAXDはちょっとオーバースペックかもしれません。あとはペンタックスMS-5クラスでしょう。もうこのクラスになったら移動では無理なので、私設天文台などをお持ちの方でないと使いこなせないでしょう。



こちらは間違いなく明日以降にused品として販売いたします。Vixen SXP赤道儀です。私が使っていたものでワンオーナー品です。使用頻度はブログを見ていればお分かりになりますが、ほとんど庭でテスト的にしか使っていませんでした。それとスターウォッチングの際にミューロン180を乗せて使っていました。動作等には全く問題がありません。三脚はありませんが、当店へご注文していただければ同時購入で少しはお値引きさせていただきます。



もちろん、スターブックTENとケーブル類も付属します。こちらは全て新品です。ただし、使用に際して問題とならないような事があります。要はアウトレット的な商品です。バージョンについては確認いたしますが、極最近入荷したものなので最新版だとは考えています。

Vixenの下位機種やタカハシ赤道儀からのグレードアップとしてご検討いただければと思います。PCを使わないで自動導入ができる機種では国産で最も使いやすいと考えています。旧タイプのSXW用しか使われたことのない方には特にオススメいたします。私も旧タイプからのアップグレード組ですが、ほとんどマニュアルは読まずに使えたので、難しいことは全くありません。マニュアルが分厚いので初めて見ると引いてしまいますが、必要なところだけ飛ばして読めば直ぐに使えるようになります。

御購入に際しては、現在お持ちの機材を当店にて良い条件でお引き取りいたします。特にトレードでの査定は単なる買い取りよりは高く設定しております。

乗鞍高原へ行ってました

2018-05-17 17:03:16 | ブログ


昨日は、午前中の仕事を片付けてから今年初めての乗鞍高原へ泊まりがけで行ってました。撮影をするつもりでしたが、悪天候だったので何もせずに戻ってきました。

宿泊した乗鞍高原の休暇村では、毎晩晴れるとスターウォッチングを行っていますが、説明の時に高出力のレーザーポインターを使っていたので天文用の低出力のものに変えたほうがいいと注意しておきました。たぶん100mWくらいの出力はあると思いました。最近はどこの宿泊施設でもスタッフが簡単な内容のSWをやっていますが、ほとんど知識が無いなかでやっているので、ちょっと見ていて心配になるところがあります。スターウォッチングは、その環境が整っていれば、大した知識が無くてもできるところがいいのでしょう。



今の乗鞍高原は水芭蕉の鑑賞には最適な時期です。高原の至る所に咲いています。乗鞍高原自体が湿地帯で水芭蕉の生育に適しているのかもしれません。



一の瀬園地から遊歩道を歩きましたが、平日で天気も良く無かったので誰も歩いていませんでした。乗鞍高原は自然観察の遊歩道がとても良く整備されているので、中高年の方々が自然を楽しむにはいいところです。休暇村には連泊をされる人も多く、数日滞在して周辺や乗鞍岳を散策して楽しむそうです。



庭のコンクリート舗装工事が無事に終わって綺麗になりました。この後に塗装をしてさらに綺麗に仕上げます。塗装が仕上がったら、最後にウッディテラスを作って屋外はほぼ仕上がります。



ショップスペースに展示する写真用のフレームが届いたので、これからA3サイズにプリントして組み込みます。まだ家具なども決まっていないので、まだしばらくレイアウトしながら考えていきます。

ご注文品で大分お待たせしているものもありますが、ほとんどが来週末までに仕上げてお届けできる見込みです。もう少し早く仕上げてお届けしたいのですが、アルマイト処理がどうしても単独で出せず、ある程度まとまってから出すのでお時間がかかります。今しばらくご辛抱いただければと思います。


HR3.4mmふたたび

2018-05-15 19:01:56 | ブログ


Vixen HR3.4mmと数種類の高倍率アイピースを比較してみました。画像のXO2.5mmも良かったですが、木星の輪郭部のシャープさはHRのほうが若干良いように感じました。XW3.5mmも見てみましたが、甲乙つけがたいものでした。鏡筒は前回同様にPENTAX 75SDHFです。昨夜はシーイングも良く、木星表面の状態が良く分かりました。これで火星を見たらどんな風に見えるのか楽しみですが、木星の6割程度のサイズしかないので、3.4mmより2.0mmのほうが使う望遠鏡によってはいいかもしれません。



いつものお気軽撮影で木星を撮ってみました。HR3.4mm用のアダプターを作ったので、それにG9Xを取付けてワンショットで撮りました。かろうじて2本の縞模様が写っています。肉眼では良く見えていたのですが、撮影となるとこんな写り方になってしまいます。以前に北米カリフォルニアで撮った時は驚くほど良く写りました。日本と違って上空の気流がとても安定していることが惑星の撮影を有利にしています。いくらスタッキング処理で良い写真が作れても、元々の環境が良くなければ本当に良い像は得られません。

できれば7月にはこのHRアイピースとVixenの新商品のFL55ssを持って南の島へ行きたいものです。

New システマティック大型三脚が入荷します!

2018-05-14 17:05:11 | 新製品等のご紹介


あの大変好評だった人気の大型カーボン三脚が戻ってきました。以前のモデルとはほぼ同じですが、雲台プレートの抜け止め装置が追加されて、GITZOシステマティックと同じようになりました。脚径が40mmあり、GITZOでは5型に相当する大型カーボンです。



重量2.6kg、最低地上高180mm、最高伸長高1600mm、標準地上高540mm、伸縮段数4段、雲台プレート径84mm、はめ込み径70mm、搭載重量40kgとなっています。伸長しない状態での高さが540mmあり、赤道儀を乗せて使う高さとしては低くもなく高くもなくです。脚を全て伸ばすと目の高さほどに雲台プレートがくるので、十分過ぎる高さを確保できます。私が使う際には、あまり脚は伸ばさずに、2段くらいで留めておきます。搭載重量が40kgとなっていますが、一般的なカーボン三脚よりは高い荷重性能を持っています。ちょっと無茶かもしれませんが、Vixen AXJ赤道儀を乗せて使おうかと考えています。脚を全く伸ばさない前提なら全く問題ありませんし、1段くらいなら伸ばしても大丈夫そうです。



そこで実際にAXJ赤道儀を乗せてみました。脚を伸ばさない状態です。ちょっと低くて使いにくいかもしれませんが、写真鏡筒などで移動撮影をするのなら、これでもいけそうです。



そこで脚を1段だけ伸ばしてみました。望遠鏡用三脚とほぼ同じくらいの高さになりました。手で揺らしてみたり、ねじれなどを見てみましたが、いつまでも振動しているような感じではなく、たたいても直ぐに振動はおさまる感じで、見た目以上に安定していることが分かります。ただしこれは赤道儀だけのことなので、長い屈折を乗せて惑星観測などをする場合には、難しいかもしれません。あくまで移動しながら星の撮影をメインに考えた場合に使えるかどうかというお話です。



付属品として、砂地や雪面などの不安定な場所で使う場合のストッパーや石突、これにソフトケースが付いています。



商品は、近日入荷予定ですが、明日より販売開始いたします。販売は、お得な赤道儀アダプター付きと三脚単体での2種類になりますが、一部アダプターの形状により差額が発生するものがあります。



GITZO4型システマティックカーボン三脚との比較ですが、大きさが脚径も含めて全く違います。またお値段的にもGITZO5型カーボンGT5562GTSだと58万円もしていますが、それの1/10程度の超激安価格です。脚径もGITZOが41mmと1mm違うだけですので、天体用途と一般撮影用途の2 wayで使えることを考えるとこれ以上ないベストチョイスであることが分かります。