おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

Nexstar Evolution用カメラ三脚アダプター

2018-08-31 17:55:52 | その他の天体用改造製作


CelestronのWiFi対応の自動導入架台「Nexstar Evolution」を大型カーボン三脚に乗せて使いたいので、こんな架台アダプターを作りました。なんで純正三脚を使わないのか理解できないかもしれませんが、車でちょっと移動して気軽に星見をしたりする際に、軽自動車とかの車内スペースが限られる場合には、純正三脚だと場所を大きくとるのでカメラ三脚で使えればより使用頻度が高くなると考えて作ってみました。



実際に乗せてみるとこんな感じです。カーボン三脚自体が相当しっかりしているので、違和感は全く感じません。三脚との着脱はシステマティックなので、レバーを持ち上げるだけで簡単に抜けます。アダプターとNexstarは3カ所のノブネジで着脱できるようになっていますが、夜間に3カ所のネジ穴を合わせて固定するのは意外と面倒です。純正三脚はセンター位置のマーキングがされているので、架台を回すだけでネジ位置が簡単に決まるように作られています。しかし、3カ所のネジは使わずにシステマティックの着脱機能を使うことで簡単に装着ができます。



この架台アダプターは、Evolutionマウントだけでなく、旧SEマウントにも使用可能です。C800HD鏡筒を乗せてみましたが、安定感は抜群です。こういった架台関係は、店舗で常時展示するようにしていきますので、実際に現物を見てから作って欲しいものがあれば相談してください。このNexstar Evolutionもこんな形で使えれば気軽にどこにでも持って行けますし、海外遠征に持っていってもいいでしょう。WiFi機能を持っているのでスマホで自動導入して南天の天体観望も楽しめると思います。ただ、C-8を持っていくのはちょっとしんどいので、6cm〜8cmクラスの短焦点屈折鏡筒かC-6くらいのシュミカセくらいなら気軽に持っていけるでしょう。



明日から9月です。もう夜は寒くなってきております。台風21号が発生してそれが来週早々に上陸しそうです。この台風勢力を落とさずに上陸したら大変な被害をもたらすかもしれません。9月もこの暑さが続くと台風が連続して発生すると思いますが、秋に入って一気に気温が下がれば台風の発生も抑えられるかもしれません。10月の小海町の星フェスは台風が来ない状態で実施したいものです。

Hyper Star HDのアダプターを作りました

2018-07-04 17:20:06 | その他の天体用改造製作


Hyper Star HD用のコンデジ用アイピースホルダーを作りました。コンデジは、デジタル一眼のように液晶画面がバリアングルでないので、このホルダー部だけでピント合わせができるように作っています。この部分にBORGのヘリコイドを組み込めばさらに正確なピント合わせができます。



実際にコンデジを取付けるとこんな感じになります。補正板から20cmくらい飛び出しますが、カメラが軽いので補正板に悪さはしないと思います。ピント合わせは横から手先だけを使ってすることで、補正板を遮蔽することはありません。

Hyper Starをコンデジで撮ることの意味があるかないか分かりませんが、F値が明るいので30秒も露出できれば星雲星団が写せてしまうので、意外と面白いかもしれません。



合わせてこんなアダプターも作りました。M42Tスレッドアダプターですが、このアダプターがあれば市販のカメラマウントを併用していろいろなカメラが取り付きます。EOS用とか機種別のアダプターが付いたHyper Starが販売されていますが、EOS以外のカメラを使いたくなった場合には、それ用のアダプターをその都度買う必要があります。最初からM42仕様になっていればカメラマウントを交換するだけで済みます。



とりあえずHyper Star HDを使うためのアダプター類は揃ったので、天気が安定してきたら撮影してみます。

GITZOシステマティック延長筒を作りました

2017-11-01 16:31:14 | その他の天体用改造製作


ポラリエ雲台ベースPCB-EQ3は、本日無事に仕上がってお待ちの方々へお届けいたしました。丁度明後日からの連休でお使いいただけるかと思います。この雲台ベースも作り始めてから5年は経過していますが、未だに静かな人気を保ってくれているのは嬉しいことです。ビクセン純正品もありますが、どちらが使いやすいか手にとって見ていただければ理解できますが、当店の商品は店頭には並んでいないので、それができません。しかし買っていただいて後悔しないようしっかり作っております。



このポラリエ用雲台ベースに限らずですが、きちんと本体に組み付けて回転などがスムーズか、がたつきなどが無いか確認してから梱包してお届けしております。うちの商品のオリジナル品の多くは、自分でデザインして図面を書いてから試作をして、それを繰り返してから最終的に大きな工場にて製作してもらっております。しかし、最後の仕上げや塗装、組み立てなどは全て自分でやっています。これだけは人様には任せられない部分なので、どんなに売れても変わりません。



ところでまた一つ新たな商品というか製作品を作りました。一ヶ月前にご依頼いただいたのですが、GITZOシステマティック三脚用の延長筒を作って欲しいということで製作したのがこの画像です。長さ300mmあります。重量は930gと軽量です。カーボン三脚との組み合わせでは指一本で軽く持つ事ができます。ポータブル赤道儀用なら脚を伸ばさずに、カメラ用でも脚を伸ばさずに最も安定した状態で三脚を使用できるので、撮影に専念できます。



システマティック三脚とほぼ同じ構造でサイドのレバーを回すことでトップベースを固定できます。GITZOのものは引っ張ってまわしてを繰り返しますが、このベースの固定はクランプレバーを180度回すだけで着脱できるのでスピーディーに交換できます。このトップベースさえ作れば他の赤道儀や経緯台などにも使えるので合わせて高い汎用性も持っています。



この商品は既製品では無いはずですので、一つ持っていればとても便利です。1本だけ余分に製作しましたので、ご要望の方がおられればお分けします。まだこれから黒で仕上げ作業がありますので、それが仕上がってからのお届けとなります。

それから、まだこれからのことですが、ビクセンAPP-130TL三脚用の延長ピラーを製作します。まだどの機種用か定まっておりませんが、分かり次第お知らせいたします。

それともう一つ重要なお知らせです。以前からブログやメルマガでお知らせしていた、新商品の「TK-ALZM4 微動雲台」ですが、試作品がやっと完成しました。これまで部品を何度か作り直したりしておりましたので予想より時間がかかりました。しかし現在組み上がった状態では、高い剛性とスムーズな動き、これに高い汎用性を持ち合わせた唯一の微動雲台に仕上がりました。とりあえず来週中にアルマイト処理をしてから再度組み上げてからお披露目いたします。

とても便利な三脚アダプター

2015-10-02 18:26:21 | その他の天体用改造製作


愛用のSXP赤道儀をGITZOシステマティック三脚に乗せました。三脚が細くてアンバランスな感じはしますが、実際に使ってみると結構頑丈です。かなり前にニュージーランドへSXP赤道儀を持っていきたいとご要望があり、GITZO三脚への架台アダプターをお作りしました。海外遠征での機材移送のネックとなるのは三脚とウェイトです。その一つをカメラ三脚を使うことで解消できる上にカメラ用と兼用できるので、一つの三脚が2Wayとなります。ウェイトは、最低でも2kgを一つか使用機材によっては3.7kgを持って行く必要がありますが、2kgを一つにしておいて、後はペットボトルアダプターを使うことで数キロ分は節約できます。



これは今後近いうちに製作しますが、ビクセン赤道儀のウェイトシャフトに装着するペットボトルアダプターを考えています。既にタカハシ用は販売しておりますが、ビクセン用はまだ作っていないので、どの程度のウェイトと組み合わせるかも考えて作ってみるつもりです。可能なら1.5kgくらいのウェイトとセットにして作りたい思っています。



タカハシEM用の三脚アダプターも同時に作りました。これも今迄相当作りましたが、たま~に当店のリピーターさんからご要望があるのでお作りしています。



この種の三脚アダプターは、移動観測を主にされる方に重宝されていますが、ご自宅の庭などで撮影する場合にも有効です。私も実際にそういう使い方もしていますし、場所もとらないので玄関先にちょこっと置いといて暇があったら即使用というのには便利です。



こちらも同時に製作したタカハシFS60用のフェザータッチフォーカスアダプターです。優秀なタカハシ製品をさらに使いやすくする撮影ファン必須の改良です。私も長い事この仕様で国内外で使っておりますが、もう元の状態に戻して使うことがあり得ません。純正のフォーカサーも良くできた製品ですが、時代の流れを考えると遅れているところは拭えません。



この加工をすると必然的にファインダーベースも取り付ける必要がありますし、またさらに軽量化を図るために三脚ベースも取り付けたほうが良くなります。鏡筒バンドだけでも結構な重量があるので、それを使わないことでさらに軽量化が図れます。私が使っているこの改良型FS60CBは、2kg弱しかないので、BORG鏡筒同様にポラリエに搭載して使うことができています。その作例はこのブログに数多く乗せていますが、この鏡筒で撮影した画像はほとんどポラリエ+PCB-EQ2セットでのものです。

この加工と合わせて必ずご要望があるのは、純正の0.72xレデューサーを2インチ仕様にするアダプターです。これもあることでカメラ撮影と眼視撮影をワンタッチで切り替えることができる上に、2インチ接合部がそのまま回転装置として機能するので回転装置も不要です。この時に当店で販売している2インチー1.25/Tアダプターを併用することで眼視と撮影が大変便利にこなせます。



もう10月になりましたが、早いものです。今日は久しぶりに快晴でした。この時間も雲一つない空ですが、午後8時過ぎには大きな月が昇ってきます。国内でなかなか撮影ができていませんのでやりたいところですが、タイミングが合いません。しかしこれからは少し天候も安定してくると思うので撮影もできるようになると思います。

来週末から福島の星まつりがありますが、行く予定をたてています。ただし個人として行くので出展はしません。胎内もそうですが、遠方での出展はしんどいので今は原村だけにしました。福島の星まつりは一度も行ったことが無いので数時間だけ滞在してとんぼ返りするつもりです。

TKオリジナル Vixen GP2/GPD2用極軸望遠鏡について

2015-03-23 16:17:03 | その他の天体用改造製作


しばらく販売を休止しておりました、「Vixen GP2/GPD2用極軸望遠鏡 TKオリジナル」の販売を近日中に行います。今回は、極軸望遠鏡自体の数が少ししかないので、沢山は販売できませんが、今年の夏以降には極力在庫品として置いておくようにするつもりです。ただし希望される方は多くはないので、その都度様子を見ながら製作していくつもりです。



この極軸望遠鏡にはご存知のように、暗視野照明装置が予め組み込まれています。従ってその使い方は、Kenkoスカイメモと全く同じで、難しいことはありません。

ポラリエ用の極軸望遠鏡について、良くご質問いただきますが、確実にご注文できるためには常に当ブログをチェックしていただくしかありません。たま~に気が向いた時にしかご覧にならないのでは、そのチャンスも少ないです。いずれは常時在庫品にしたいですが、原状ではまだそこまでいってません。



昨日、本沢温泉への入り口へ行ってきました。まだ雪は多いですが、去年よりは少ないはずなので、たぶん来月には上の駐車場へも車で行けるようになると思います。

EOS 6D Twin Camera for Astro photography

2015-03-10 17:18:39 | その他の天体用改造製作


星の撮影で行き詰まりを感じていたのですが、新たな機材としてこの「EOS 6D Twin Cam System」を考えました。簡単に言うと、フルサイズカメラを2台使ってモザイク撮影をする最強機材ですが、その機材を搭載するためのロングプレートが仕上がりました。既製品もあるのですが、無駄に大きかったりして適合するものが無かったので新たに作りました。

カメラはEOS 6Dを2台に、レンズはSIGMA 35mm F1.4 DG HSM Artが2本です。これまで使っていたEF35mm f1.4Lは、周辺像が酷くて使えないのでモザイク撮影には適さないと考えて処分しました。このSIGMAの35mmも安くはないレンズですが、天文関係者の間でも評判の優秀なレンズなので、迷わずこれにしました。サムヤンもありますが、個人的な趣向に合わないので最初から眼中にはありませんでした。当初50mmを2本にすることも考えましたが、画角が狭いので、地上風景などを入れて撮る場合には不利なので、35mm x 2本に落ち着きました。



まだこれで完成ではなく、これからが知恵の絞りどころです。基本的に星を追尾しながら撮影する機材ですので、当然のことながら赤道儀に乗せて使うことになります。しかしこのまま乗せても地上風景を撮るには水平にできないといけないので、それをどうするか考える必要があります。天体望遠鏡の場合には鏡筒独自で天体に合わせて回転させられるので問題はありませんが、この機材ではそれができないので、何らかの方法で搭載プレートごと回転させないといけません。これは単に地上風景だけでなく、仮に銀河のモザイク撮影をするのにも必要な機能です。

この機材では、ワンショットで35mm x 2枚のエリアが撮れて、また次のショットで上側にシフトさせると合計4枚のショットが撮れます。これらを1枚にモザイク合成することでフルサイズの14mmとほぼ同画角の写真になります。EOS 6Dが2000万画素ですので、トータルでは8000万画素のEOS 5Dsの5000万画素を遥かに凌駕するイメージに仕上がります。理屈上はこれで良いのですが、本当にそれで良いのか、これから試写しながら検証していくつもりです。この撮影にために、TC-80N3コントローラーを改造して2台のカメラを1台のコントローラーでコントロールできるようにします。思ったように機能してくれれば来月のニュージーランドへ持っていきます。



先日のブログでもお知らせした「簡易赤緯軸ユニットDU-5」ですが、スカイメモ雲台ベースでも使えるように考えて販売します。回転防止クランプはポラリエ用と違っていますが、本体に干渉してしまうので同じものは使えません。画像では仮にローレットネジを付けていますが、径の小さなもので適合するものがあれば、そちらを使います。



左のタイプがポラリエ雲台ベース他用で、右側のベース部品がスカイメモ雲台ベース用です。違っているのはこのベースの1/4インチネジだけです。これがオスメスで違います。御値段は一緒です。昨日からこのDU-5を販売しておりますが、既に多くの方々からご注文いただいております。近日中に製作へと入っていきますので、納期までいましばらくお待ちください。

GITZO システマティックアダプター2種

2014-03-14 17:49:07 | その他の天体用改造製作
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こちらは、GITZO 5型カーボン三脚への取り付け製作です。三脚のサイズ的には先ほどのGP-HAL同様にスペックオーバーかもしれません。しかしその機材ごとに三脚を変えていると、高価なシステマティックカーボン三脚をいくつも買うことになるので、それはあまりおすすめできないでしょう。”大は小を兼ねる”ということもありますので、大きい機材に合わせて三脚を1本用意しておくのがベストかもしれません。
                                                    
GITZOシステマティック三脚の利点は軽量でありながら、しっかりとした強度もあることで、また汎用性も高いことから、カメラファンでは愛用されている方は大変多いはずです。これを天文用に利用することで、さらに多くの用途を満足させてくれる万能三脚となります。私も4型4552TSを愛用していますが、大変満足しています。10万近くする大変高価な三脚ですが、一生ものです。スペースボーイの着脱は純正の1/2架台下ボルトを緩めるか三脚台座クランプを緩めることで着脱可能となっています。


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こちらは、国際光器のT-Rex経緯台を装着しています。かなりゴッツイ経緯台ですが、この三脚に十分マッチしています。純正仕様の状態は見ていませんが、かなり使いやすい感じがします。

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こんな感じで着脱できます。システマティックなので当然工具は要りません。この後アルマイト処理をしてからお届けいたします。まだまだ製作するものがありますので、今月一杯は忙しいです。



いろいろ製作しています

2014-03-14 16:31:18 | その他の天体用改造製作
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ここんところ、ブログで珍しいニュースがありませんが、コツコツといろいろ作っていました。
このプレート類もその一つで、ご依頼があって製作しました。器用で道具をお持ちの方ならそれほど苦労せずに作れるマッチプレートですが、きちんと精度良く作るには機械の力を借りないといけません。この後アルマイト処理へ出してから納品です。

こんなプレート類をご自分で作りたい方は、ボール盤、金ノコ(ジグソー)、ヤスリなどを持っていれば難しいものではありません。これを製作所へ依頼されれば、それなりの金額にはなります。費用をかけないで自分のオリジナル機材を作るには、ある程度の初期投資をする他に自分の知恵と努力が必要です。

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こちらも特注製作の一つですが、NJP回転架台です。静かなヒット商品です。今回もご依頼いただいていいる方で3台全てにこの回転架台を使われているそうです。一人で2台でも驚きますが、3台という方は初めてです。こういった既製品で販売されていないアイテムは、実際に使っている方でないとその必要性は理解できないでしょう。しかし、当方で独自に考えて製作したものが、一人でも多くの方に愛用されていることは嬉しいものです。数台製作いたしました内で2台だけ販売できます。これからアルマイト処理へ入って来週末に仕上がる予定です。


こんなこともやります

2013-09-16 18:23:52 | その他の天体用改造製作

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これは製作ではありませんが、接眼体のラック&ピニオンシャフトの曲がりを修正しました。どういう経緯で曲がったのかは分かりませんが、軸の両側が”へ”の字に曲がっていました。たぶん接眼体の上側から大きな加重がかかったことがその原因だと考えています。

以前にも頼まれて修理したことがありますが、それを見られた方からまたご依頼があり、修理しました。幸いにもきちんと直りましたので、安心して使っていただけるでしょう。軸の振れはダイヤルゲージで測定しながらやりましたので、正確に修理ができているはずです。こういうのはハンマーでたたいたくらいではきちんと直りません。製作機械などを併用しながら慎重に作業を進める必要があります。


コ・ボーグ BORG36ED+0.66DGT

2013-08-28 18:47:37 | その他の天体用改造製作

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昨日届いたばかりのコ・ボーグ(小坊主・・・と言ってしまいそうです(笑))を超特急でこんなことをしました。かなりクレイジーな試みではあります。当初、0.7xDGTを取り付けてみようと思いましたが、その形状から無理なことは分かりましたので、手元にあったこの0.66xDGTを取り付けました。

合焦位置がかなり厳しくて、M42-M57アダプターを光路長実質ゼロにしないとM57ヘリコイドでフォーカシングできないので、難しい加工を承知で作りました。

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単純にこのレデューサーで、BORG36EDが130mm/f3.8の望遠レンズになります。しかしEOS Mに取り付けると約200mm/f3.8となります。f5.6ー3.8のハイスピード化されたので、凄いことだとは思いますが、問題は使えるかどうかです。実際に昨夜試写したのが下画像です。

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ポラリエで撮っていますが、極望を使わずに適当に設置して撮影したので30秒でも流れています。中央部はさすがにシャープなイメージですが、周辺部がコマ状に広がっています。丁度、ハイパースターの狭いイメージサークルをフルサイズで使ったような感じです。予想はしておりましたが・・・、さすがに周辺部は使えません。しかし使いようによっては中央部を切り出して使うこともできるでしょう。CLSフィルターは使っていませんが、30秒でも明るい分良く写ります。

丁度、他の方からBORG36EDにFC50用のレデューサーを取り付けるためのアダプター製作依頼があり、お作りいたしましたので、もしかしたらと思いやってみましたが、結果はこんなところです。

しかし、このBORG36EDは、ポラリエを使ったお気軽撮影にはもってこいの機材になってくれそうです。最初は、おもちゃのような望遠鏡だと思っていましたが、実際に使ってみるといろいろ使えそうです。これからも新たな使い方を考えてみたいものです。登山などでポラリエ共々持って上がって、標高3000メートルの山頂で直焦点撮影なんかもありでしょう。