おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

明日は皆既月食です!

2018-01-30 17:55:00 | ブログ


NJP回転架台やNJPハーフピラーなどを作って無事に送りました。ハーフピラーは、既に当店の回転架台をお持ちの方からご注文いただきましたが、回転架台を乗せて使われるそうです。また中央の白いハーフピラーも特注品ですが、SXG三脚にGITZOシステマティックの雲台プレートを乗せて使われるとのことでご依頼いただきました。GITZO三脚と同じようなレバーで締め付ける構造に作ってあります。

回転架台もご注文と合わせて余分に数点製作しましたので、今なら在庫品として直ぐにお届けできます。売り切れるとまた1ヶ月程度はお待ちいただく必要があります。

TK-ALZM4大型微動雲台は、今週末にお届けできるように仕上げています。お待たせして申し訳ないですが、もう少しのことですのでご辛抱いただければと思います。



明日の夜は皆既月食ですが、天気が良くなさそうです。明日も午前中くらいは晴れてくれると思いますが、夕方くらいから曇ってくるかもしれません。場合によっては雪になるかもです。小海町のスケートセンターで観測会がありますが、どのくらいの人数が来るのか全く読めないので機材をどうするかで悩んでいます。ホテルで開催するものは予め人数が読めるのですが、町で無料で開催するものは全く分かりません。とりあえず2-3台くらいの自動導入機を含めた機材を持っていくつもりです。後は晴れることを願うだけです。この皆既月食がダメだったら次は7月28日の皆既月食だけですが、これはバリ島へ行くつもりでおります。

TK-ALZM4はまもなくお届けいたします

2018-01-29 17:46:27 | ブログ


先週末から組み立て作業をやっているのですが、他の作業などもあるのでなかなかはかどりません。しかし今週中には発送してお届けできますので、もう少しだけご辛抱ください。

先のTK-ALZM Jrもそうですが、簡単に部品を取付けるだけでは組み上がらないので、各部の調整をしながら慎重に作業を行っています。こういう作業を急いでやるのが苦手なので、時間をかけてしっかりやっていきます。普通から考えると商売で一つの商品に必要以上に手間をかけていると利益にならないので、普通は避けることなのだと思いますが、私にとっては大事な子供を送り出す心境で作業をしているので時間をかけてしっかりやっています。

TK-ALZM4は、これからも製作しますが、たぶん春以降にならないと分からないと思います。その前にTK-ALZM Jrを仕上げてお届けし、またその後には新たな商品を作らないといけません。今日は日中塗装作業をしていたので、これからその図面の最終仕上げをやっていきます。いずれはお披露目できると思いますが、それも3月以降のお話です。

ちなみに、NJP回転架台をご注文の方には、今日仕上がりましたので、明日発送いたします。それに伴い数台だけ在庫品として販売しております。今日は暖かく天気も良かったので、それの塗装をやっておりました。

below minus 20 degree

2018-01-27 12:55:59 | ブログ


抜けるような青空です。今季最低気温となった松原湖の様子です。



早朝7時の外気温です。マイナス19度です。たぶん午前5時頃にはマイナス20度にはなっていたと思います。野辺山はここより3-5度低いので、マイナス23度くらいまで下がっていたはずです。この地へ移住して5年目ですが、今さら驚かなくなりました。



この寒さがどんなものか理解してもらうために、こんなおばかな事をやってみました。当然ですが、タオルが立ちました。1-2分程度濡れタオルをぶん回した後の姿です。今朝は、家の中も1度くらいでした。つまりそのくらいの気温の中で毎日寝ています。暖かい布団をかぶっておりますが、ほとんど外で野宿をしているようなものです。薪ストーブは遅く迄残り火で暖かいですが、それが消えると一気に気温が下がってきます。

部屋を暖房する手段はいくらでもありますが、必要以上に暖かくしすぎるのも体に良くないので、ほどほどの暖かさにしています。



相変わらずワカサギ釣りで賑わっている松原湖ですが、この寒さも楽しみの一つなのかもしれません。東京では体感できない酷寒状態を体験するにはここが最適です。

TK-ALZM Jrの一般撮影利用

2018-01-25 17:47:51 | 新製品等のご紹介


TK-ALZM Jrの次回ご予約分は、現在製作中ですが、この小型微動雲台は単に天体撮影用として考えて作った訳ではなく、こういったカメラ三脚に取付けて一般の撮影にも使うことを想定して作ってあります。そのために雲台プレートは内向きと外向きの2wayで使えるように設計しています。単にポータブル赤道儀の機材登載用としてだけならここまで考える必要はありませんでしたが、カメラを乗せて使うことを考えた場合には、水平から垂直までの90度以上の高度軸の粗動が必要です。それを実現するために外向きにも変えられるようにしています。



外向きにしてデジタル一眼の重たい機材を乗せると、重心が三脚センターから外れるのでバランス的には良くないですが、微動雲台自体にタワミなどが発生しないように各部の寸法を厳しく作っているので、こんな状態でも安心して使っていただけます。ただしカメラ三脚に取付けた際に、方位クランプが下の方にあるので、やや締めにくい位置になりますが、使用する上では問題はありません。ただどうしても気になる方は、既製品でいろいろなノブネジがあるので、それに交換して使っていただいても構いません。その辺は使われる方がプチカスタマイズすることで、より自分の用途に近いものになっていくと思います。



雲台ベースプレートには、アルカイスクランプセットでご注文の方にはこの状態でお使いいただけるので、いろいろな用途を満足させることができるはずです。このクランプベースは、既製品ですが、届いてみてビックリしたのは、1/4インチネジ仕様のはずなのに、それがきちんと入りません。仕方ないのでタップを立て直して使える状態にしています。



今朝の外気温ですが、マイナス16度です。東京でマイナス4度だったそうなので、当地ではこんなものです。今日は日中もマイナス8度以上にはなりませんでした。たぶん今日の夜半過ぎにはマイナス20度を下回るかもしれません。北海道でもマイナス30度以下になったそうですが、北海道へ行かなくても松原湖高原へ来れば北海道並みの寒さを体感できます。凍結した松原湖で一晩過ごしてみてください。一晩中氷が膨張する音が聞けて驚きます。できればテントを張って一晩過ごしてみたいものです。

来週31日は、松原湖スケートセンターで皆既日食の観測会があります。午後8時30〜10時30迄ですので、こちらへ来られる方がおられましたら、ぜひおたちよりください。Vixen BT-125の双眼で皆既中の幻想的な月を見ることができます。これが終わってから松原湖で皆既食の撮影をしようと考えています。

TK-ALZM Jrのクランプベース

2018-01-24 17:39:26 | ブログ


TK-ALZM Jrのセット品としてお付けするアルカスイス仕様のクランプベースが入ってきましたので、実際に取付けた状態をアップします。とてもコンパクトなもので、TK-ALZM Jrの雲台ベースプレートにピッタリのサイズです。もう少し大きなサイズのクランプベースでもいいのですが、雲台ベースプレートの幅が30mmなので、それに合わせてチョイスしました。



このクランプベースの使い方は人それぞれですが、画像のようにロングプレートを介してBORGなどの鏡筒を乗せてみたり、或はプレートをカメラに取付けておいてワンタッチでカメラを交換して使う際にも便利です。TK-ALZM Jrとのジョイントでは、ローレットネジにドライバーを差し込んで強固に締込むことで、人間の力では簡単には回せないほど強固に固定できます。こういった締め方では逆に雲台ベースプレートにゴムシートを貼ってあると、僅かなタワミが出るので無いほうが金属対金属で強固に固定できます。



ただし、クランプベースのプレート上部にはゴムシートが部分的に貼ってあるので、そこだけは仕方ありません。このクランプベース&プレートセットは、今日から単品として販売いたしますので、先にTK-ALZM Jrをお買い求めいただいている方は、ぜひご検討いただき必要に応じてご注文いただければと思います。



TK-ALZM4は、現在最終仕上げ処理へ入っております。来週早々に戻ってきてから組み立て調整をして発送いたしますので、ご注文された方は今少しだけお待ちください。今月中のお届けは微妙ですが、来週末を目処に組み上げていきます。

大雪ではないですが . . .

2018-01-23 16:20:25 | ブログ


昨日の午後から雪が降り始めて今朝はこんな状況でした。一時は凄い降り方をしていたので、もしや4年前の悪夢の大雪みたいに降るかと思いましたが、そうでもありませんでした。積雪量は東京とほぼ同じく20cm程度でした。しかし、東京方面の降り方は尋常ではなかったみたいです。朝からそのニュースが延々流れていたので、人ごとながら大変だと思いました。

こちらで2-30cmの雪が降っても、車はほぼ100%のスタッドレスタイヤ装着率だと思うので、全く動じることはありません。除雪もご近所の親父さんらが除雪仕様のトラクターを出動して直ぐに雪をかいてくれるので、全く問題無しです。4年前の大豪雪の時でも、この辺は一斉に除雪機が動き始めて、道路の雪はすぐにかきだしていましたが、逆に国道や町の中心部は全く除雪が追いつかなくて外に出られませんでした。

まだこの寒さは始まったばかりのようで、これから数日間は大寒波が襲ってきて、この冬一番の寒さになるそうです。そうなるとマイナス20度を記録するかもしれません。

やっと雪景色

2018-01-22 16:25:13 | ブログ


東京方面では数年ぶりの大雪になっているようですが、当地でも当然雪が降っています。こちらでは雪が多く降ると軽トラックに雪を積んで最寄りの川などへ捨てにいきます。そのために今日は「雪おやじ号」になっています。雪は今日の午後から降り始めましたが、まだ5cm程度しか降っていません。本来なら当地では50cmくらいは一晩に積もることがシーズン中数回くらいありますが、この冬に入ってからは一度もありません。住んでいる人間にとっては雪が降ってあり難いことは一切無いので、このまま降らずに春になってくれるのが一番です。



庭のTeleGizmosカバーをした"ピナクルス”は何の問題もありません。雪が止んで星が見えてきたらカバーを外して電源を投入すれば直ぐに撮影開始です。極軸も完璧に合っているので、機材を乗せて目的の天体へ向けてシャッターを切るだけの超お気軽撮影です。

まだ遠い先のことですが、近くに広い敷地を見つけてそこにコンクリート製の観測パッドをいくつか作って、ピラーを立てた状態にした施設を作ろうかと考えています。まだ構想段階ですが、いずれ形にしようと思っています。

ところで、来週の31日は皆既月食です。以前に見たのはかなり前だと思いますが、久しぶりのことでいささかワクワクしております。ただこの日は町の星空観望会になっているので、一人で楽しむことはできません。しかし皆既時間が長いので、最後の方で自分の撮影をしようと考えています。

TeleGizmosテレスコープカバー入荷しました

2018-01-21 16:21:58 | ブログ


大好評の最強のテレスコープカバーが入荷しました。このテレスコープカバーは、NASAが開発した素材によるもので、スペースシャトルなどにも採用されている高強度、高耐久性がある特殊生地を贅沢に使って作られています。日本ではまだ知名度が低いですが、海外では屋根などが無いパッドタイプの観測所に多く用いられており、その耐久性には定評があります。

実は、これに匹敵する強度と耐久性を持った日本独自のテレスコープカバーを作れないか、いくつかの企業担当者と話を進めております。製作をするとしても試作から各種試験などをして日本の環境に耐えられる製品であることを検証していった上でのお話なので、まだまだ時間がかかると思います。



ところで、お待たせしているTK-ALZM4についてですが、以前にもお知らせしたように、Mark-Xの極軸体をダイレクトに登載できる加工を追加しましたが、実際に乗せてみたのがこの画像です。M5ネジ2本で固定しておりますが、強度的にもバランス的にも問題無いレベルだと思います。雲台ベースには4カ所のM5タップ加工をしておりますが、このネジ穴は、スカイメモなどのプレートを取付けるためにも用いられるので、以前にもご質問があったように1本のネジでスカイメモを乗せるような事はありません。



登載時に気になる純正モーターの干渉ですが、ご覧のように全く干渉はしません。ただし他社製品では知り得ませんので、そこまでは関知できません。

TK-ALZM4の全ての部品製作は終わっておりますが、仕上げ処理で業者と打ち合わせが必要で、それにもう少しかかります。今月中には仕上げ処理は終わる予定ですが、その後の組み立て作業もあるので、お届けは2月になるかもしれません。中には海外へ行かれる方もいらっしゃるかもしれないので、その方には個別に対応したいと思います。いずれにせよ、まもなくお届けいたしますので、もう少しだけお待ちください。

TK-ALAM4の次回ご予約については、まだ未確定です。今年は新たに製作する製品がいくつもあり、毎日図面と格闘しております。

富士山へ行ってました

2018-01-19 17:11:55 | ブログ


「神々しい富士の山」といった感じの絵ですが、一晩だけ富士山の撮影に山中湖まで行ってきました。偶然この太陽が富士山頂に沈んでいく絵が撮れました。行くまで全く気がつきませんでした。もっと透明度の高い空ならダイヤモンド富士になったと思いますが、眠そうな空だったのでそこまでにはなりませんでした。



昨日の夕方から夜間にかけては天気が良かったのですが、今朝は曇って富士山は見えませんでした。早朝の赤く輝く富士を撮りたかったのですが、残念ながらそれは叶いませんでした。



代わりに撮ったのがこの絵です。富士山とオリオンの競演が撮れるのは山中湖周辺なので、それを目指して行きました。透明度の低い空だったので、富士山のコントラストが今一つですが、それでもイメージに近いものになりました。山中湖の湖畔からだと町の灯りが多く入ってしまうので、少し高台に上がったところで撮影しました。

カメラは、EOS 6D+SIGMA 24mm/1.8をポラリエ雲台ベースに乗せて撮っています。



こちらは、SIGMA 14mm/1.8で撮っています。左端に光害による影響が出ています。富士山は世界的な観光地なので、その観光施設が発する灯りによって何処も空が明るくなっています。しばらくぶりにきましたが、以前より相当明るくなっていると感じます。それを考えるとまだ八ヶ岳の松原湖高原はそれほど開発されていないので空が暗くて星が良く見えると思いました。

PCB-EQ3はまもなく仕上がります

2018-01-17 17:15:22 | ポータブル赤道儀関連


お待たせしているポラリエ雲台ベースですが、機械製作が終わって塗装前のサンドブラスト処理をしました。明日以降塗装処理へ入っていきます。まもなくお届けいたしますので、今少しだけお待ちください。ちょっと明日は撮影にでかけるので、発送は次の土曜日か日曜日になります。



それから、今日仕上がった「TK-VXEQ Star Tracker」ですが、今日ご注文の方へお届けいたしました。めったには作りませんが、しばらくぶりで作りました。余分に1台作りましたので、ご要望の方はお待ちになることなくお使いいただけます。
この商品は、ビクセン商品と当店の商品を最適な形でジョイントしたオリジナル商品です。重量も1.5kgと軽量ですし、StarBook Oneにより赤道儀同様なコントロールが可能です。オートガイダーも使えます。これにTK-ALZM Jrをジョイントすると、超コンパクトな赤道儀となって世界中どこにでも持ち出して星の撮影が可能です。



極軸望遠鏡は、Kenkoスカイメモと同じもので、視野10度と暗視野照明付きで使い易くなっています。移動時には極軸望遠鏡を外すことで超コンパクトになるので、ポラリエ同様に持ち運びに便利です。