これまでずっと書こうと思っておりました、PCB-EQ2を使った撮影についてですが、ニュージーランドでの撮影も含めて、私なりの使い方について書かせていただきます。PCB-EQ2とポラリエ共々その使い方を良く理解されておられない方はここで学んでいただけると幸いです。
画像が横になってみっともないですが、ご容赦ください。家のPCでやると自動的に縦横を判断して修正してくれます。PSで一度開いてから保存するとそのままで画像が入りますが、どうもそうならないのは理解に苦しみます。
PCB-EQ2に自由雲台を取り付ける際にはドライバーなどでしっかりローレットネジを占めて固定してください。私の場合は常にそうしています。自由雲台はできるだけカメラをしっかり固定できる軽くて最大限保持してくれるものがおすすめです。
ウェイトシャフト類を取り付ける時には、先に極軸合わせをしておいてからシャフトと機材を乗せるのがいいでしょう。そうしないと極軸合わせの際にフリーでだいたいの位置に合わせる際に余計な荷重により合わせにくくなるからです。いずれにせよ機材を搭載して撮影するまでには度々極軸を確認しないといけません。私の場合はワンショットの撮影に最低2回は修正しなおしています。
TK-ALZM2は、ポラリエを乗せる時にはノブネジだけでなく、六角レンチで前後からしっかりと雲台コマを締め付けてください。ノブネジだけで使うのはカメラを乗せて風景撮影などをする時と考えてください。TK-ALZM2には一見不要とも思われるネジがあちこちにあります。それらはつかっているうちに次第にその用途が分かってきます。ノブネジは自分の撮影スタイルに合わなければ自由に変えてください。海外遠征の際にはこのネジ類の予備を必ず持っていってください。つかっているネジは市販品ですので、誰でも購入できるものです。
機材を乗せた時には、必ず撮影前にそのバランスを確認してください。ウェイトとカメラを乗せた時点でPCB-EQ2のクランプを緩めて軽く回してみてください。重量がどちらかに偏っていれば自然に回ってしまいます。それが止まるまでウェイトの位置やシャフトの長さを調整してください。広角レンズを主とした軽量なシステムではそれほど気を遣う必要はありませんんが、フルサイズ一眼とF値の小さいハイスピード系レンズでは軽く1kgオーバーになるので、しっかりバランスをとってから撮影してください。望遠系レンズでは特に重要です。
ポラリエは単3電池2本で駆動しますが、電池が2時間足らずでなくなってしまうので、できればこういった外部USB電源をつかったほうがいいでしょう。ただし社外品ですので、それが原因で本体が壊れてもメーカー側にはクレームはつけられません。といってもこれで壊れた人はいないでしょう。私も長いこと使っていますが、全くもんだいなく、快適に使っています。一度充電すれば数日は毎日使っても大丈夫です。ただしその使う時間にもよります。