おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

New Zealandの星空は凄いです

2014-08-31 21:56:09 | ニュージーランド

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先日撮影したSouthern lightsです。まだこれでも小さなものです。10年くらいまえに見たものは赤い部分が天頂付近まで届いていました。先日の写真よりはっきりとその形からオーロラだとわかるでしょう。地平線から筋がいくつも伸びているのがわかります。私が思うにはこの国でオーロラに出会えるチャンスがかなり高いと考えています。

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EOS 6DとEF8-15mm/4.0で撮った全天とオーロラです。天の川銀河が若干西側に傾いていますが。6月から8月初旬ころまでなら完全に天頂にあるところを捉えることが可能です。この画像を見て直ぐに気が付くと思いますが、南天の銀河とオーロラの他に黄道光も綺麗に出ています。

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昨夜やっと撮れた画像ですが、下の機材構成で撮影しました。

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タカハシFS60CBとEOS Mにて撮影しています。露出時間は3分です。この機材で3分撮れれば上出来です。極軸もきちんと合っていないとまともには撮影できません。このエータカリーナ星雲 以外にも撮っていますが、追尾エラーは少なかったです。これで次からは安心してどこへでもこの機材を持っていって使えるでしょう。


日本へ帰ります

2014-08-31 21:39:47 | ニュージーランド

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今朝のLake Wanakaです。昨日に引き続きまたまた快晴です。ここの青空は日本のものとは違ってまさに抜ける ような空です。湿度も低いので透明度も高い です。

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Wanakaからよく見える象徴的なMt Aspirlingです。NHKの番組でこの山に登るというものをやっていました。以前にこの山の 近くまで歩いたことがあります。登りやすい山ですが、氷河上を歩くので経験あるガイドとパーティが必要です。

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ひさしぶりのLake tekapoです。湖面独特の色合いと湖畔にある教会のマッチングが素晴らしいことで有名な観光地です。


ところで、長かった遠征も明日フライアウトして終わります。今はChristchurchに泊まっています。明日朝レンタカーを返しに 行ってから出国手続きをして帰国の途につきます。いろいろ長いことお待たせして申し訳ありませんでしたが、もう直ぐ仕事に戻りますのでいま少しお待ちください。また帰ってからやることが山のように待っています。

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今回旅してわかったことは、ニュージーランドのインターネット事情はだいぶ良くなっているということです。一部を除いてはほとんどの宿でWiFiが無料か有料のところでも、一日使って5ドルとお安くなっています。ただ、いまだに"何メガバイト使う?"と聞かれますが、そんなのは使ってみないとわかりません。

しかし、一番参ったのは物価が異常に高かったことです。ガソリンがリッターあたり200円弱くらいしていました。ちなみに今日だけでもガソリン代で170ドルも使いました。ほかにもスーパーの商品が全般に高価で、キャベツ半分で300円弱もしています。今日のお昼に食べたフィッシュアンドチップスはわずかな量で6ドルもしています。マックバーガーのセットで12ドルくらいしています。日本でファストフードに1000円もお昼に出す方は少ないと思います。

正直こんなに物価が高いのだったら、次はもう来れないかもしれません。仮にまた来るとしても冬は避けて夏にテント装備持参で来るでしょう。あるいはキャンパーバンを借りて回るほうが安上がりです。ホテルも一泊1万円以上するところがほとんどで、その割には設備などが貧弱極まりないです。


Lake Wanakaに移動しました

2014-08-30 17:24:03 | ニュージーランド

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今日で9日目です。

今朝も昨日に引き続き朝からフォギーです。昨夜は星が少し出ていましたが、まともな写真が撮れないのであきらめました。NZで夜撮影できるのは今日がラストなので、何とか天気の良いところは無いかとLive Camで探していたところ、Wanakaが良さそうだということが分かりました。泊まりたい宿へ電話してみると、Wanakaは雲一つなclearなBlue Skyだと言われました。

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ということで、なぜかQweens Townに来ています。Cookey Timeの店に家族から頼まれた買い物があったのでわざわざやってきました。そのお店は東京の原宿にもあります。ニュージーランドを旅すれば一度はお世話になるクッキーのお店です。

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Qweens Townには1時間ほど居ただけでWanakaへ来ました。

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午後7時過ぎのLake Wanakaです。

雲一つな快晴の空です。月がまだ残っているので撮影には行きませんが、午後10時くらいに最終の撮影に出かけます。今晩泊まっている宿 は夫婦で経営しているロッジなのですが、こじんまりしていてアパートのような感覚で滞在できるところです。先ほどまでオーナー夫婦とゲストを交えて写真の話やNZの地震などのお話をしていました。とても気さくなオーナー夫婦です。

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泊まっている宿は湖畔の町中にありますが、撮影地はここから車で20分ほど行った牧場近くで行います。以前にも何度か撮影をしているところです。Wanakaも星が綺麗に見えるところですが、さすがに町中では難しいです。


今晩、予定通りに晴れてくれたら、EOS Mでの直焦点撮影をします。またS120での撮影をもう少しだけやります。他にもCLSフィルターを無光害のNZでどのくらい効果があるか試してみたいというのがあります。光害カットの効果よりも、Hαの写りの効果を確かめたいと思います。これはEOS 6Dフルサイズでやります。とりあえずこれだけやれば今回の目的は達したことになります。ボーナスとしてオーロラに出会えたのはラッキーというほかありません。


ペットボトルウェイトアダプター in NZ

2014-08-29 20:37:00 | ポータブル赤道儀関連

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自分で作っておきながら、一度も海外で使ったことがありませんでした。今回やっとNZで使えました。
画像のペットボトルは750㏄ですが、これと150mmシャフトでEOS 6Dと17-35/2.8Lレンズのバランスが最適となりました。アダプターは水を入れた後にでも中にビニールな何かを詰め込んでから使用しないと水が漏れます。大した量ではないのでそのまま使ってもいいですが、間違って機材にかぶるといけないのでやったほうがいいでしょう。水より砂のほうが比重が高いのでよりウェイトとしてはいいです。水漏れも心配無しです。わずか1kgほどのウェイト分を節約するだけかもしれませんが、使うボトルによっては2kg以上のウェイトとして機能します。海外へ行かれる方には大変役だつアイテムです。まぁ、見た目は良くありませんが、夜に使う道具ですので気にする必要はないでしょう。


PCB-EQ2によるNew Zealandでの撮影 Part-3

2014-08-29 20:22:06 | ニュージーランド

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EOS Mは、現在M2になっていますが、サイズ等はほとんど一緒のようです。小口径望遠鏡を使ったお気軽直焦点撮影にはミラーレスカメラが最適です。重量が軽い上にEOS Mの場合にはライブビューの感度が高いので3等星くらいの星まで見えています。故に一眼カメラのように覗かなくても構図合わせがとても楽なのです。

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極軸望遠鏡はこれらのシステムを活かしきるには最低限必要なアイテムです。以前は当店でもオリジナル品を販売しておりましたが、ビクセンより新たな暗視野照明装置付きの商品が販売されるので、すでに販売を終了しております。年内には販売されるようですので、開始されたら次は当店でもポラリエなども含めて正式に取り扱いを始める予定です。

北天では従来の明視野照明装置でも支障ありませんでしたが、南半球ではその指標となる星が5等星と大変暗くてパターン全体を照らされてしまうと星を探すことが難しくなってしまいます。私が使っているものはkenkoのスカイメモと同一製品なので、私自身スカイメモは長年愛用して南天でも度々使ってきたので、その使い方については慣れています。しかしそれでも南天での極軸合わせは天文ファン泣かせです。この件についてはまた明日にでも書かせていただきます。

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今回撮影に持ってきたレンズはこの4本だけです。200mm/1.8Lは結局持ってきませんでした。その代わりがFS60でしたので十分というか、重量規制の問題で見送りました。帰りにいろいろ荷物が増えるので、それを見越して重量を減らした次第です。次回からはエアーニュージーランドを使います。シンガポール航空はNZより7kg余分に預けられるのですが、超過すると5000円 /kgとられます。air NZは荷物1個超過して23kg預けると8000円の超過料金が片道分発生しますが、23kg超過で8000円なら安いです。おまけに直行便でサービスも大変良いのでこれから行かれる方にはお勧めいたします。

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撮影には必需品のルーペです。peak社の10倍と22倍を持ってきました。22倍はフィッシュアイズームで必要です。

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ライブビューでのフォーカシングに役だっています。厳密にはこれでも十分ではありませんが、これで一般的な使用には十分です。ハイアマチュアがハイレベルの画像を必要とする際にはさらに細かいチェックが必要ですが、私の場合はそんなことはしていません。撮るものによっては必要ですが、今はそこまでは考えて撮っていません。


昨日も今日も星はちらほら出ていますが、薄雲が広い範囲を覆っているので、撮影には適さないのでこのブログを書いています。 そろそろ夜中の12時です。どんなに遅くても朝8時にはおきてホテルの朝食を食べています。ここには大したレストランもないので、正直食べる気が失せています。ホテルのレストランで3000円を支払っても冷凍食品のフライ盛り合わせポテトてんこ盛りくらいしか出てきません。NZのレストランでの食事には正直参ってます。ということで自分で作ったほうが安くつくし美味しいのでそうしたいところですが、このホテルにはkitchenが無いので部屋で何か口に入れて済ませています。


いつも思うのですが、日本って何て良い国だとつくづく思います。ファストフードをとっても安い料金で美味しい安全なものを食べることができる国は世界広しと言えど、そう多くはないでしょう。明日はこのまま天気が良く無かったら海辺へ一晩泊りにいくかもしれません。ペンギンを見たいのでOamaruへ行くかもしれません。


PCB-EQ2によるNew Zealandでの撮影 Part-2

2014-08-29 19:41:07 | ポータブル赤道儀関連

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PCB-EQ2で画像のような使い方をする場合には、さらに細かいところを注意する必要があります。先ほども書きましたが、バランスのとりかたはさらに重要です。FS60以外の300mm/2.8などの重量系レンズを搭載する場合には、バランスがちょっと狂っているだけで追尾エラーとなったり、小さなタワミとかによりガイドエラーとなって星が流れてしまいます。


TK-ALZM2や他のガイドマウントを使っている場合には、極軸を合わせた後に視野に天体を導入しシャッターを切るまえに再度極軸をチェックします。私の場合には一度のシャッターで最低2回、多くて3-4回チェックしてからシャッターを切っています。今回の撮影のようにお気軽撮影ズームアイピースを使って拡大撮影をしているような時には、視野導入した後に極軸がずれていたものを修正した後に再度撮像視野を確認します。大抵はずれているので再度修正します。修正すると再度極軸合わせが必要になります。かなり面倒ですが、私の場合は自然に体が覚えていることなので、何も考えずにサッとやっています。

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バランスをとるさいに、鏡筒前後をスライドして取り付け位置に対して重心を筒取り付け位置と合わせますが、私の鏡筒は鏡筒バンドが無いのでスライドしてバランスをとることができません。鏡筒を取り付ける際には当店で販売している「DU-2簡易赤緯軸ユニット」が必要になりますが、これを最大限度活かすには鏡筒がその 回転軸中心にならないと良くありません。追尾する極軸のバランスとこの赤緯軸にあたるDU-2のバランスが完全にとれていると、軽く指だけで目的の天体へ鏡筒を向けることが可能です。


現在、DU-2は売り切れておりますが、新たなDU-3を作ってニュージーランドへ持ってきて使っております。しかし、まだ改良の余地があるので戻ってから再度作り直してから新たな商品として販売する予定です。

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FS60で直焦点撮影をするつもりで、EOS Mと上画像のセットを持ってきました。この黒い筒の部分にはタカハシ純正の0.72RDも組み込んであります。先端は2インチ仕様になっているので眼視から撮影へ差し込むだけで移れます。視野確認などもアイピースなどを外して簡単に交換するだけですので、その間に視野がずれることはありません。このシステムは鏡筒も含めて海外での日食撮影や南天遠征のために考えた私独自のシステムです。

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このシステムで直ぐに「お気軽撮影ズームアイピース」を使った撮影に入れます。デジタル一眼とは違ってピンと合わせに手間取りますが、慣れてしまえば直ぐにできます。先日の画像をご覧になって驚かれたかもしれませんが、日本の空でも良いところならS120とこの鏡筒の組合せで結構楽しめるものです。アイピースにはズーミング機能があるので、月惑星から星雲星団まで小さな望遠鏡で楽しむことが可能です。追尾自体もポラリエがしっかりやってくれるので安心して使えます。


PCB-EQ2によるNew Zealandでの撮影 Part-1

2014-08-29 13:48:34 | ポータブル赤道儀関連

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これまでずっと書こうと思っておりました、PCB-EQ2を使った撮影についてですが、ニュージーランドでの撮影も含めて、私なりの使い方について書かせていただきます。PCB-EQ2とポラリエ共々その使い方を良く理解されておられない方はここで学んでいただけると幸いです。

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画像が横になってみっともないですが、ご容赦ください。家のPCでやると自動的に縦横を判断して修正してくれます。PSで一度開いてから保存するとそのままで画像が入りますが、どうもそうならないのは理解に苦しみます。

PCB-EQ2に自由雲台を取り付ける際にはドライバーなどでしっかりローレットネジを占めて固定してください。私の場合は常にそうしています。自由雲台はできるだけカメラをしっかり固定できる軽くて最大限保持してくれるものがおすすめです。

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ウェイトシャフト類を取り付ける時には、先に極軸合わせをしておいてからシャフトと機材を乗せるのがいいでしょう。そうしないと極軸合わせの際にフリーでだいたいの位置に合わせる際に余計な荷重により合わせにくくなるからです。いずれにせよ機材を搭載して撮影するまでには度々極軸を確認しないといけません。私の場合はワンショットの撮影に最低2回は修正しなおしています。

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TK-ALZM2は、ポラリエを乗せる時にはノブネジだけでなく、六角レンチで前後からしっかりと雲台コマを締め付けてください。ノブネジだけで使うのはカメラを乗せて風景撮影などをする時と考えてください。TK-ALZM2には一見不要とも思われるネジがあちこちにあります。それらはつかっているうちに次第にその用途が分かってきます。ノブネジは自分の撮影スタイルに合わなければ自由に変えてください。海外遠征の際にはこのネジ類の予備を必ず持っていってください。つかっているネジは市販品ですので、誰でも購入できるものです。

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機材を乗せた時には、必ず撮影前にそのバランスを確認してください。ウェイトとカメラを乗せた時点でPCB-EQ2のクランプを緩めて軽く回してみてください。重量がどちらかに偏っていれば自然に回ってしまいます。それが止まるまでウェイトの位置やシャフトの長さを調整してください。広角レンズを主とした軽量なシステムではそれほど気を遣う必要はありませんんが、フルサイズ一眼とF値の小さいハイスピード系レンズでは軽く1kgオーバーになるので、しっかりバランスをとってから撮影してください。望遠系レンズでは特に重要です。

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ポラリエは単3電池2本で駆動しますが、電池が2時間足らずでなくなってしまうので、できればこういった外部USB電源をつかったほうがいいでしょう。ただし社外品ですので、それが原因で本体が壊れてもメーカー側にはクレームはつけられません。といってもこれで壊れた人はいないでしょう。私も長いこと使っていますが、全くもんだいなく、快適に使っています。一度充電すれば数日は毎日使っても大丈夫です。ただしその使う時間にもよります。

 


Power Shot S120で撮った南天の星雲星団

2014-08-28 17:10:40 | ニュージーランド

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まずこの画像を見て南天へ来たことがある方なら驚かれるでしょう。フィルム時代なら数時間かけてこの一枚の写真を撮っていた頃に撮ったような画像だと思います。


Canon Power Shot S120と当店で販売している「お気軽ズームアイピースS120」をつかってわずか30秒露出で撮っています。望遠鏡はタカハシFS60CBです。軽量化も図って特別仕様にしているので軽いです。


このエータカリーナ星雲は日本では見れませんし、撮れませんが、星空の状態が良いからこそ小さな望遠鏡とポラリエ、PCB-EQ2であっても簡単に撮ることができるのです。画像処理は大したことはやっていません。エータカリーナ星雲の綺麗な色がしっかり出ています。私も初めてのことですが、これだけ綺麗に写るとは考えてもみませんでした。


ちなみにアイピースは12mmのところで撮っています。このくらいが一番ダイナミックで広く撮れるからです。当然拡大率が高いので、追尾には神経を使いますが、極軸望遠鏡でしっかり合わせてあるので、北半球同様に撮ることが可能です。ただし、南半球の極軸合わせはベテラン写真家さんであっても苦労します。

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こちらも有名な天体です。

オメガケンタウリ=オメガ星団です。ちょっとセンターからずれてしまっていますが、きちんと追尾して撮影できています。たかだか30秒露出かと思うかもしれませんが、FS60の直焦点よりさらに拡大率が高いので、極軸が合っていないと直ぐに流れてしまうほどです。ポラリエがしっかりつ精確に追尾しているからこそ、きちんと写せるのです。これはそれだけ高い追尾精度を有している確かな証拠です。


高価なポータブル赤道魏が市場には出回っていますが、ほとんどのものが極軸望遠鏡が外付けなので、 わざわざ南半球での大事な撮影に持ってきたいとは思いません。やはり普段から信頼してつかっている機材が全てにおいて優先されます。遥か海外まで持ってきて使えなかったら旅行そのものが台無しになります。


まだ撮影した画像は山のようにありますが、また明日にでもアップします。また撮影から戻って来てから私なりのポラリエの使い方について書かせていただきます。そのための撮影はすでにやっています。


This is Southern Lights

2014-08-28 16:48:18 | ニュージーランド

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ニュージーランドのオーロラです。

北半球のものとは色合いがかなり違っています。昨夜午後9時頃に南の地平線がやけに明るかったので、たぶんオーロラが出ていると思って撮影してみたらこの画像です。24mmで撮った画像もありますが、まだ処理していません。

オーロラをNZで見るのは5~6年ぶりくらいでしょうか。南天銀河とのコンビネーションが素晴らしい最高の被写体です。NZでオーロラが見えることを知っている人は天文ファンでも少ないはずです。まさにニュージーランドへ遠征する素晴らしさがこのオーロラにあります。

残念ながら北半球のような明るくてその姿をはっきり見れるほどの明るさではありませんが、星空との共演を考えた時にはこちらのほうが素晴らしいと思います。まだ今晩もあるので、再度さらに素晴らしいものに出会えればと思います。

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こちらも南天ならではの銀河中心部を3カットモザイクにて撮影しています。レンズは、EF24mm/1.4lでEOS 6Dカメラです。合成が甘いので接合部が分かります。ブログで見てもその解像度は分からないと思いますが、全紙に伸ばしても全然OKです。相当微細な構造まで写っています。この部分は日本でも撮れますが、ここまで写すのはベテランでも難しいはずです。いくら画像処理の技術が向上しても、撮影条件そのものが根本的に違っています。


今晩もこれから出動しますが、すでにいろいろ撮影しているので、今晩からはFS60での直焦点撮影とお気軽撮影の続きをやります。今日を入れてあと3日は撮影できるので、それを無駄にすることなく使いたいと思います。


Blue、Blue、Blue Sky !!!!!!!!!!!!!!!

2014-08-28 09:42:31 | ニュージーランド

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Mt Cook

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昨日のMt Cookです。今日も全く同じ天気で雲一つな快晴です。NZへ来てから今日で7日目ですが、ずっと晴れています。昨日、日本人の旅行者を連れたトレッキングガイドは15日からこの天候が続いているそうで、もはや異常気象というほかないようです。今は異常に強力な高気圧にNZ全土が覆われているみたいで、いままで来た中で最高の天気です。もしかしたらこのまま最後までこの天気かもしれません。

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昨日の昼間はMt Cookへ行ってきました。驚くほど人が居ません。Hermitage Hotelのラウンジは貸し切り状態でした。普段は人でごったがえしているところです。日本で言う上高地の最盛期のような感じになるところです。まぁ、あそこまで人は居ませんが。

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レストランからの眺望です。こんな風景を眺めながら一人でコーヒーを飲むのは最高の贅沢でしょう。私以外には数人のグループが座っているだけです。実はこの8月に来たのは初めてです。今年の冬は特に暖かいので、これで新月前後なら南天の遠征には一番適しているかもしれません。今ならまだいて座の銀河が午後8時前には天頂付近にあるので、天を真っ二つに分ける銀河の姿を可能です。

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Mt Cookのビジターセンターです。以前は良くお世話になりました。ここが登山ベースとなるので、気象情報やコース状況、登山届けやマウンテンハットの予約 から一般ツーリストの対応まで全てここでやっています。何度もここを訪れている方でも、来るたびにここで最新の情報を得る必要があります。それが強いては命を守ることにもなります。DOCのスタッフは超ベテランの登山者ばかりですので、登山で分からないことなどを聞けば親切に教えてくれます。また彼らが絶対に行くなと言ったところには、いくべきではありません。日本人もここで何人か遭難しています。ここでは基本的に日本での登山経験はほとんど役立たないと考えて行動してください。ちなみにここで遭難しているのはほとんどがベテランです。

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上も下もBlue一色です。

この湖はLake Pukakiです。驚くような不思議な色です。とにかく天気が良いの一言につきます。