おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

忙しいですが色々と作っています

2021-09-29 16:05:53 | ブログ


ここ最近ブログの更新ができておりませんでしたが、色々とやる事が多くなり多忙を極めております。また長野県最大の星と自然のイベント「北八ヶ岳小海星と自然のフェスタ2021」の開催もいよいよ迫ってきたので来週から会議やら打ち合わせなどやる事が山のようにあります。他にも私が所有しているGOTOアストロカーのシステム入れ替えも来週ですので、10月初めは色々と大変です。

しかしお客さんから多くの仕事をいただいているので日々コツコツとやっています。最近は特注製作がやたらとあって、毎日のように図面と格闘しています。そこで画像の当店製作販売している「AZ-GTi/e用ユニバーサルベース」をちょっとだけ作り替えました。と言っても高さを少し上げて、M5タップ加工を増やしただけです。クランプベースなどを取り付ける際にM8キャップボルトのネジ穴の深さが6.5mmしかなかったので、10mmになるように高くしました。ついでに汎用性を高める為にM5ネジ穴を4箇所新たに設けました。



赤道儀モードで電視観望をされたり撮影をされたりする場合にはとても役立つアイテムです。手間が余分にかかっていますが、販売価格はそのままです。これからAZ-GTiを購入される方は3点セットがとてもお得です。販売元のシュミットさんでも扱っていないとっても便利でお得なセットです。ただしAZ-GTiが無くなったら一旦終わりです。



こちらも当店オリジナルの「KenkoスカイメモR/RS用雲台ベースSKB-EQ2」ですが、メタリックブルーカラーの塗装処理をしました。まだ固定クランプが届かないので明日は発送できませんが、明後日発送予定です。スカイメモ純正の雲台アームには過去に泣かされましたが、その経験からこの商品を作りましたが、使っていただいている方々には喜んでいただいているようです。



これもオリジナルですが、ペンタックスXWアイピースとセットで使う拡大撮影アダプターですが、BORG M57仕様となっているので、関連の部品と組み合わせる事でCCDカメラによる惑星の撮影にも使えます。ただしXW30/40には使えません。それ以外の31.7サイズであれば全て適合します。1点だけ在庫品としてあります。



こちらはタカハシ90S赤道儀を当店販売の大型カーボン三脚に取り付けるアダプターです。架台と架台下ナットの2点セットです。特注製作でお作りしましたが、1点だけ在庫品です。



最後は久しぶりに作った「タカハシJP/NJP回転架台」ですが、今回のはご要望により「ビクセンSXG-HAL三脚」とセットで使うとの事で、三脚ベースに固定できるように作っています。これも特注製作ですが、まもなく仕上がってお届け致します。お待ちの方はもう少しお待ちください。

まだこれでも仕上がっていない特注製作品がいくつもあり、これから製作する必要があるのでしばらくは忙しいです。それから、AZ-GTi自動導入経緯台とZWO製品を組み合わせた当店オリジナルセット品ですが、ASIAIR PROが11月にならないと入荷しないので、それまでにマニュアルを作り上げてセット品におつけしようと準備しております。他の販売店へ聞いてもカメラやAZ-GTiとの電視観望について聞かれても、実際にやっていないので答えるのが難しいですし、AZ-GTi自体が赤道儀モードでの使用を推奨していないので、サポートも販売店ではできないそうです。

ASIAIR PROからAZ-GTiをコントロールして電視観望をするにしても、赤道儀モード対応になっていないとできないようです。ですから、必然的に電視観望をするにはAZ-GTiを赤道儀モードで動作できる環境にしておく必要があるようです。私も最初は経緯台モードでやろうとしていましたが、どうしても上手くいかないので、赤道儀モードでやってみたら一発で上手くできました。

遠方まで出張しておりました. . .

2021-09-24 18:35:19 | ブログ


二日前から東北へ望遠鏡の納品のために出張しておりました。二回目のワクチンを打った翌日に出発したのですが、左肩がいつまでたっても痛い上に体がだるくてかなり運転が大変でした。本来なら8時間くらいで行けるところが10時間くらいかかってしまいました。本来夕方に到着する予定が夜になってしまったのでお客様にはご迷惑をおかけしてしまいました。

このお客様の天文台にはMeadeの35cmが入っていますが、これを同じMeadeの40cmに入れ替える為の下見に行ってきました。搭載する赤道儀はEM500ですが、現在改造中なので仕上がったら40cmと一緒に持って行って設置してきます。ただ使う方は年配の方なので、設置後は使い方までレクチャーしてあげる必要があります。40cmを入れた後は35cmは引き取ってきますが、今後どうするかは決めていません。



このセレストロンCPC1100自動導入経緯台も合わせてお引き取りするのですが、その代わりにCORONADOのSolar MaxIII 90ダブルスタックHα太陽望遠鏡をビクセン赤道儀と共に入れ替えます。このCPC1100は驚いた事に1年以上使かっていなかったそうですが、何故か電源が入れっぱなしにされていました。とりあえず動作するか簡単に使ってみましたが、モーターが全く反応せず、コントローラーも表示が変わらないなどの不具合がありました。どうやら人様に一時期貸していた事があるそうで、その若い兄さんが壊してそのまま放置していたのではないかと言ってました。光学系はとても綺麗なのですが、動作しないのでは使えないので何とかしたいところですが、仮に直しても使わないので引き取って欲しいという事で太陽望遠鏡と入れ替えする事になりました。



他にもまだ沢山の使わない機材が物置にありましたが、それについては思案中だそうですが、お引き取りする事になりそうです。多分まだ年内に2回くらいは行く事になりそうです。しかしできれば途中で泊まりにながら二日くらいで行きたいものです。自分的には1日に運転する時間はMAX5時間くらいと決めています。海外でも5時間以上走るのは珍しく、アメリカでもロスからお気に入りの「ローンパイン」へ行く場合でも4時間程度のドライブですし、マンモスレイクやモノレイクでも6時間くらいなので、それも途中で一泊しながら行きます。それでもまだ海外は道が単調ですし道路も真っ直ぐで交通量も少ないので楽ですが、日本の高速道路はカーブが多く交通量も桁違いに多いので本当に疲れます。

今回は結局2泊しましたが、1泊はお客さんのところに泊めてもらい、後の一泊はホテルに泊まりました。一応出張費用はもらいましたが、最低限の費用しかもらっていません。一般的な販売店だったら当店の倍くらいは請求しているでしょう。多分それが普通なのだと思います。しかし次は3泊くらいで行きたいと思います。

それから、今日アルマイト処理から戻ってきた部品類がいくつかありますので、ご注文いただいている物で仕上がった物は明日以降発送致します。今月も残り少ないですが、まだ忙しいです。星フェスの雑誌の取材やミニコミ誌の取材を受けたりしないといけないので来週も一杯多忙です。10月も前半からとにかく忙しく、後半にかけては星フェスの準備などもありますし、アストロカーの運用で広告広報の撮影などもあるので、色々と大変です。

I'm back ! CORONADO Solar Telescope

2021-09-21 15:33:29 | Hα太陽望遠鏡関係


今日無事にやっとSM3のダブルスタックフィルターが戻ってきました。早朝から最高の天気に恵まれたので、ヤマトの配達は待てないので営業所へ8時に取りに行きました。とにかく最初に太陽を見るまではドキドキものでした。最初に取り付けたのはタカハシのSKY90に取り付けて見ましたが、彩層面がしっかり見られてプロミネンスも高いコントラストで見えたので、ほぼSM90の性能は出ていると思いますた。太陽面を見た瞬間握りこぶしを築き上げて喜びました。最初に見るまでは本当に怖かったですが、その思いが一瞬で解けました。どうやら今回はアメリカの税関検査で分解されずに届いたのでホッとしています。



検品はシングルを2個それぞれで行い、尚且つダブルでもう一度行った結果全く問題なくSM3のダブルスタックの性能が出ている個体だと思いました。7月から約2ヶ月間延々とアメリカとやり取りをして、ようやくこれでご注文された方へお届けできます。結局最初の返送から2回目の返送と2度の受け取りで2度の送料と2度の消費税を支払いましたが、全てアメリカの販売店と当店でその費用を負担しているので、ご注文された方には一切負担がありません。Hα太陽望遠鏡を扱っていれば大なり小なりこういう事は必ず起こり得るので、辛抱強くアメリカとの取引をしています。お陰で相当忍耐強くなりました。その都度細かい事で怒っていると異国人とのビジネスはできません。



今回納品するこの商品以外でもお待ちいただいている方がおられるので、これで次に進めます。しかし今回の事でまた新たなリスクも考える必要があるので、ご注文を受けるにしてもさらに慎重な対応を考えていかざるを得ません。



今日からまたちょっとしたリフォーム作業で大工さんに入ってもらっていますが、裏に回るとやたらとハチが飛んでいるので、近くにハチの巣があると見て探して見たら、驚く事にお隣さんの木に20cmくらいのボールサイズのハチの巣がありました。中央からハチが出入りをしており、これからさらに大きく成長するところでしたが、完全防備で取り去りました。当然ハチが大挙して襲ってきましたが、何とか刺されずに済みました。出来ればそのまましておきたかったですが、流石に場所が悪すぎでした。私は刺されてもまだいいですが、当店のお客さんなどが刺されると大変なので、やむなく撤去しました。

昨日はご年配の女性が当店へ来られてポラリエ関連の商品を購入されて、夜は簡単な機材の使い方などについてレクチャーしました。聞くところによるとこれまでは風景撮影を精力的にやっており、カメラも素晴らしい機材をお持ちだったのですが、唯一星空を撮る機材が無かったのでご友人から当店を紹介されてご来店いただいたとの事でした。今後もいろいろな形で継続してサポートする事になるでしょう。

今日は2回目のワクチンを接種してきましたが、1回目よりちょっとだけ肩が痛い感じです。しかし大した事は無さそうなのでこれで少し安心できます。

東京方面のコロナ感染者が一気に300人台くらいまで下がってきました。このまま行けば今月末には二桁台くらいまで落ちてくれるかもしれません。そうなると全国でも1000人下回るようになって、各地のイベント開催に向けて拍車がかかるようになるでしょう。小海の星フェスも一時は開催が危ぶまれていましたが、ここに来て背中をグッと押してくれるような新たな出展社が増えたり、雑誌の取材申し込みや著名な方の来訪など、徐々に開催に向けてアクティブになってきました。このまま開催となれば今年に関しては日本では唯一の大規模な天文イベントになるでしょう。後は開催に向けてしっかりと感染対策を講じて誰もが安心できる開催ができればと願っております。

超巨大プロミネンス出現中!

2021-09-19 12:44:17 | Hα太陽望遠鏡関係


今朝早い時間帯にたまたまSolar Maxのテストをしていて気がついたのですが、今まで見た中でも最大級のプロミネンスが出現しており驚きました。早速赤道儀に乗せて撮影の準備をして撮影をしましたが、見た瞬間巨大なのが分かるほどハッキリと形状も分かるほどのものです。太陽全体像からその大きさが想像できると思いますが、地球10個分くらいに相当するかもしれません。
撮影画像は眼視で見たまんまの姿ですので、BFのミラーで反転していますが敢えてそのまま画像を載せています。



撮影はいつもの「お気軽撮影ズームアイピース」とPowerShot G9Xの組み合わせでワンショット撮影です。太陽のワンショット撮影は意外に難しくいまだに上手く撮れませんが、何とかその姿が分かるように撮れました。ZWOのカメラでもトライしましたが、露出の調整が非常に難しく上手くいきませんでした。後の処理を考えてビデオ撮影にすればまだいいのですが、ワンショットで撮るのは中々難儀します。外が明るいので余計にタブレット画面も見にくいので、太陽撮影をする場合には箱などを用意してその中で操作ができるようにした方が良さそうです。



最初はSM90のシングルで撮っていましたが、ダブルにした方が全体のコントラストが上がるのでこの画像はダブルで撮っています。彩層面はそれほど賑やかではないですが、ダークフィラメントなども良く見えていて久しぶりに凄い太陽面を見る事が出来ました。何れにせよ、少しづつ小さくなっているようなので、夕方には消えてしまうと思います。



このSolar Max90のダブルスタックは、中古で入手したのですが、大当たりでした。ブロッキングフィルターは2個ついていましたが、いずれも劣化しており、1個だけはかろうじて使える状態でしたが、BF10は全くダメで即入院です。しかし二つのSME90はいずれも良く見える素晴らしい個体でした。ダブルスタックはそれぞれ新旧製品ですが、シングルで使っても良かったですし、ダブルでもしっかりマッチしていたので無駄な買い物にならずに済みました。Hα太陽望遠鏡だけは新品中古に限らずその見え方が全てです。先日書いたように新品で買ってもダメで不良品にあたる事も多いですので、エタロンに関しては新品より中古品の方が遥かに価値ある事もあります。

ただ今回はたまたま運が良かったですが、万一一度でも落下などされていたりしたら使い物にならずに即入院となります。そういう意味では状態が不明な中古品はリスクを負いやすい事は確かですので、ある意味ギャンブル的な考えで入手すべきでしょう。

ここ最近は特注製作のご依頼が多くあり、図面を書いたりしています。合わせてご年配の女性からのご相談や大型望遠鏡などのご注文があったりします。年配の初心者の方で一番気を使うのは、「きちんと使えるようになるまでサポートしてあげる」という事で、ポラリエ関連は必要に応じてメールや電話でサポートできるのですが、大型の望遠鏡になると必然的に出張して現地でサポートする必要があります。当店ではあまり細かい事で出張費用などは請求しませんので、時には利益を度外視してサポートする事もあります。ただ大手販売店と違って出来ない事もありますが、可能な限りできることはしようと考えています。今後長野県の宿泊施設などで電視観望に対する要望が増えてくるだろうと考えているので、それに向けた準備としてマニュアルも作っています。こういう作業は時間はかかりますが、直接お金には結びつかないので、その労力に見合った収入になるとは思えませんが、人様のお役に立つのであれば労力を惜しまずに続けようと考えています。

CORONADO Solar Max III 90 Hα太陽望遠鏡で. . .

2021-09-17 15:38:08 | Hα太陽望遠鏡関係


今年の7月にアメリカから仕入れたSM90のダブルスタック仕様Hα太陽望遠鏡の事で色々とトラブっています。本来なら仕入れてもう販売が済んでいるのですが、届いた際に2個ついているダブルスタックエタロンフィルターのうち先端の一つに問題があって、一旦そのダブルスタックだけ返品したのですが、その後交換してもらって送ってもらった個体がまたも問題があって返送しました。

ショップでは日本と違って太陽を見て検品をしてから送ってくれたのですが、それが2度も問題があったので、当初ショップでも困惑していましたが、その後Meadeの担当者らとその事について調べた結果、どうやら発送後にアメリカの税関で検査する際にリッチビューチューナーを外してしまったのではないか?という結論に至りました。

最初に届いた画像の状態では、先端のダブルスタックフィルターのリッチビューチューナーが恐ろしく固くて回すのが苦労するほどでしたが、2回目に届いたのは逆にゆるゆるで今までこんな緩いのは見たことがないほどでした。そういった症状を伝えて調べてもらった結果は、先に書いた通りです。今まで数多く輸入しておりますが、こんな事は一度も無かったので、当初あり得ない事が起こっていると感じておりました。もちろん日本の税関ではしないだろうとは考えています。



問題があったのは赤いラインで囲まれているSME90ですが、後ろのエタロンは全く問題なく単体で太陽を見ましたが、綺麗な彩層面が見られたので、そこは触っていないようでした。



今日は、その3度目の正直で異なる個体を送ってくれましたが、今度はiPhoneで撮って画像も送ってくれました。しかしこれでまたもし同じ事をされるとダメなので、今度は書面に注意書きを書いて入れてくれました。販売店でも初めてのケースなのでとても驚いており、当初私が何かしたのではないかと疑われておりました。しかしもう20年もお付き合いしているのでそんな事はあり得ないという事で信用してくれました。



それがこの文書です。普通は分解して検査するような事はまずしないはずですが、何故それをやったのかが全く双方で理解できていません。今回送ってもらったSME90は3個目ですので、不良だった個体は当然ショップでは販売できないのでMeadeへ返送されますが、その後どういう対応をショップ側にしているのかは分かりません。もちろん日本の代理店では不可能な対応ですし、今は修理さえもできないと思います。普通はこれだけの対応はまずやってくれないかもしれません。アメリカの他のショップでもまずこの対応をしてくれるところは無いだろうと考えています。これまでも多くのトラブルがありましたが、そのほとんどが太陽望遠鏡関連です。

何れにせよ、来週早々にこのSME90は届くので、届いてから残っているシングルスタックのSM90に取り付けてダブルスタックとして機能するならご注文の方には販売できると思います。ただそれも届いて検品してみてからでないと何も分かりません。アメリカへ行けなくなってからこういったトラブルが増えてきたので、来週2度目のワクチンも接種するので、年末近くからは渡米できればと考えています。やはり自分の目でしっかり検品をして送るようにした方が全てにおいて安心できます。

NikonとUnistellarが新たなeVscope 2を販売

2021-09-15 18:02:55 | Nikon ニコン関連


以前にも何度かeVscopeの事は書きましたが、また新たな製品が市場に送り込まれるようです。今度はあのNikonが協力して「eVscope 2」を開発したそうです。見た感じは内部の撮像デバイスはそれほど変わっていない感じで「ニコンの映像事業で培った電子ビューファインダー(EVF)の技術をアイピースに採用し、鮮明でクリアな視界を実現しました」という事です。eVscope 1でもデジタルアイピースで天体の姿を見る事は出来ましたが、それがどこまで進化したのかが重要です。しかしそれ以外の機能は大きく変わっていなさそうです。月や惑星を見るには不向きだと言われておりますが、それをEVFで改善されているのかも知りたいところです。

今後この製品については「ニコンの子会社である株式会社ニコンイメージングジャパン(社長:北端 秀行、東京都港区)が、公式オンラインショップ「ニコンダイレクト」にて、今後、製品概要の案内および発売を予定しています」との事で予定販売価格は520,000円だそうです。これまでは380,000円でしたが、140,000円の差がどこにあるのかも気になるところです。しかし、そうは言っても実際にeVscopeを使った私が思うに、新たなeVscopeが52万円の価値があるとは到底思えません。当店ではこれから販売する電視観望のセットをビクセン製品でも考えておりまして、これだけの費用をかければ素晴らしい汎用性の高いセットを作れそうです。

eVscopeの爆売れ情報については、海外の望遠鏡メーカーなどでも何とか自社で新たな製品化をしたいと考えているようです。昔のMeadeなら間違いなく製品化していると思います。そうでなくても他のメーカーが確実に電視観望のできる新たな天体望遠鏡を近いうちに発売するだろうと見ています。そのお値段ももっとリーズナブルになると考えています。eVscopeで使われている電子技術は、今の時代ではそれほど画期的な技術ではなく、天文ファンが使っている機材で用いられているものです。近い将来「ASIAIRとCCDカメラ」を合体したような製品が出てくれば、どんな望遠鏡でも電視観望ができるようになるでしょう。ただ、それをより多く普及させるには「かんたんに誰でも使える」というのが絶対条件となるでしょう。

Vixen ASG-CB90カーボン三脚の在庫品あります

2021-09-12 19:24:55 | ビクセン製品のご案内


数日前にビクセンから届いた在庫状況のFAXで気が付いたのですが、ビクセンの大型カーボン三脚ASG-CB90三脚が在庫無しで、受注自体も停止されているそうです。しかし何故か当店に数本の在庫があります。コロナ前に沢山仕入れた物ですが、赤道儀につけてお得なお値段で販売するつもりで長い事倉庫に保管してあった事を忘れておりました。単体で販売も可能ですが、赤道儀とセットでご注文いただく方がお安くなると思います。他で探して諦めておられる方はぜひ当店へお問い合わせください。他にも大型のGITZO5型と同等クラスのカーボン三脚をセットにした商品も扱っておりますので、これからセットでお買い求めになる方は同様にご相談ください。

もし他社製品や旧タイプの赤道儀などを処分して新たな機種に乗り換えたいというご要望があれば、当店のトレードインシステムによりさらにお得に最新の赤道儀を入手できます。赤道儀とセットで電視観望をされたい方は、ZWOの製品なども扱っておりますので、ベストなセットをご提案させていただきます。電視観望は決して一部のアマチュアだけの楽しみではなく、どちらかと言えば「星を子供さんや近所の人達に見せてあげたい」というご要望のある方には最高の星の見せ方です。メーカーではサポートできない部分も当店でサポート致しますので、合わせてご相談ください。

良く見えるCORONADO Solar MaxII 60あります!

2021-09-11 13:08:26 | Hα太陽望遠鏡関係


良くみえると書くと勘違いされてしまうかもしれませんが、CORONADO Solar Max II 60-BF10 Hα太陽望遠鏡のused品を販売しております。望遠鏡本体は使用感も少なくて良い状態ですが、特筆すべきは「ブロッキングフィルターを新品交換している」事です。全体ではありませんが、劣化したフィルターを丸ごと交換してありますので、Hα太陽望遠鏡でも劣化する事のあるブロッキングフィルターを交換してあるという事は、状態的には新品購入した状態に近いという事です。従って安心してお使いいただけます。オークションの商品とは違って私が交換後に太陽を見て検品をしておりますので、その性能がきちんと発揮できている商品です。



Hα太陽望遠鏡の性能を決める大切な部品のブロッキングフィルターもフィルター交換しているので健全な状態です。彩層面も明るく良く見えますし、フレアーやプロミネンスもきちんと見えます。



本来この商品にはアルガタは付いていませんが、特別にお付けしています。ですからこの状態で直ぐにお使いいただけます。アイピースも太陽観測に特化して設計された「CEMAX25mm」がついています。ただ、細部を見たい場合には、12mmくらいはあった方がいいでしょう。アイピースは一般的な31.7サイズでお使いいただけます。太陽望遠鏡を初めて使われる方は白色光で見た太陽とは大きく違うので驚かれると思います。肉眼では良く見えない場合でも、ZWOのカメラでモニターしたり撮影したりすればさらに細部が明瞭に分かります。

コロナ感染者が東京では徐々にその数字が下がってきました。この状態を維持できれば今月末の緊急事態宣言は全国で解除されていくでしょう。しかしそうは言っても東京方面へは年内は行く事はないでしょう。行きたい用事はあるのですが、住んでおられる方々には申し訳ないですが、家族が心配なので敢えて人の多い場所は避けようと思っています。

タカハシEM500赤道儀+Meade 40cm SCT

2021-09-09 13:19:28 | ブログ


近い将来、小海町で何らかの星の施設が出来ればと考えて保管しておいた「タカハシEM500 Type3赤道儀」と「Meade 16" ACF鏡筒」ですが、コロナのせいもあってしばらくはそれどころではなさそうなので、手放そうと考えています。もちろん行き先はもう決まっておりますので、販売はしませんが、EM500については、古いのでシステムをそっくり入れ替えてASIAIRなどに対応したものにしようと考えています。



海外製品なども国内で扱っているところはあるのですが、やや信頼感に欠けるので、安心できるタカハシ製品で組み上げようと思っています。EM500は、まだ動作も問題なく最大350倍速で駆動しますので、手動で普通には使えますが、自動導入するにはどうしてもシステムを入れ替える必要があるので、それをやってから納品しようと準備しています。幸いにも搭載可能重量が40kgなので、特に問題なく搭載できます。実際のこの組み合わせで稼働させているところが北海道にあります。



Meade 16"ACF/F10鏡筒は重量が33kgなので、無理なく搭載できそうです。ウェイトが10kgを2個持っているので、もう1個をタカハシへ発注すれば大丈夫そうです。ただそうは言ってもこれだけの鏡筒を一度乗せてしまうと、簡単には着脱ができないので、納品時にしっかり前後のバランスと全体のバランスをとってあげないと、後々大変です。この鏡筒は去年の秋にアメリカから輸入したのですが、Meadeが倒産してOrion社になってからは、値段が相当上がった上に今は作っていないようなので、今後は入手できるかどうかも分かりません。日本には大型の赤道儀を作れる会社はいくつかありますが、シュミカセの40cmを販売しているところは無いので、そうなると一度手放すともう入手できないかもしれません。

まだセレストロン HD1400がありますが、これはEM400に乗せて使おうと思っています。先日のアストロカーがやってきてから大きな費用がかかっている上にさらにシステムの入れ替えで大きな費用がかかるので、EM400もいつ設置できるようになるかも不明です。HD1400も去年仕入れてからもう1年立ちますが、いまだに箱に入れた状態で保管しています。もちろん海外から仕入れたものなので、販売はしません。

このEM500+Meade 16"OTAのセットは来月くらいに運んで設置してきますが、コロナの事もあるのでいつになるかは未定です。

ところでここ最近大変なのですが、数日前に家族が突然入院しました。それで特に大変なのは12匹もいる猫の世話ですが、それぞれの猫が全て食べる餌と量が違うので、その都度秤で測って適量をあげています。トイレの掃除から何からでそれに時間を取られています。よってしばらくの間は仕事にも制限が出てしまうので、お客様には申し訳ないですが、少しゆとりを持ってお付き合いをお願い致します。ご注文いただいた在庫品については通常通りに発送などできると思いますが、特注製作品などで手間がかかるものについては、通常よりお待たせしてしまうと思いますので、ご理解をお願い致します。

北八ヶ岳小海 星と自然のフェスタ2021の開催可否について

2021-09-06 19:12:06 | ブログ


本年度の「北八ヶ岳小海 星と自然のフェスタ2021」の開催まであと2ヶ月程となってきましたが、公式HPなどがまだ前回のままになっており、本当に開催するのかどうか不安視されているようなので、こちらからお知らせ致します。

現在、多くの方々がご存知のように緊急事態宣言が全国規模で出されており、いまだに1万人強の感染者が全国から出ております。そんな中で果たして開催できるのか、するべきなのかと疑問に思われている方々も多いはずです。また「何でこんな時に他の星イベントも中止となっているのに、小海だけが開催するのか?」と疑問に思われていると思います。

先月30日に星フェスの集会が小海町役場にて行われた際に、この開催可否についても話し合われまして、皆の共通する意見としては、今の状況が続くと開催も難しいだろうという事でした。その状況というのは緊急事態宣言が多くの都市部で継続されて解除されない、という事です。開催するには出展社の多い東京埼玉神奈川の緊急事態宣言が解除される事が必要条件となると考えています。

ただ、ここに来て少しづつ東京方面の感染者が減少傾向に転じているので、9月12日に宣言が解除されるとは誰も考えていませんが、9月末には全国的に緊急事態宣言が解除されるだろうと見ています。ですから、とりあえず9月12日の宣言延長がどこまで続くのか見極めた上で開催へ向けた最終判断をどこでするか決めていくという話になりました。

8月末での出展関係は、天文光学関係の出展社は23社、クラフト関係が約40店、キッチンカーが9台となっており、それにさらに会場内にリエックスホテル、地元商工会や地元商店などの出店もあるので、これまでの星フェスでは最大規模の出店内容となります。

これだけ集まっているのに今後の展開によっては中止という判断もありますが、私個人の考えとしては、コロナの状況はこれからワクチン摂取もさらに進んで感染者は確実に減少していくので、緊急事態宣言が全国から解除されたら開催できると考えています。もちろん、そうであっても会場内の感染対策だけはしっかりやって他のお手本となるような安心安全な開催ができればと皆で知恵を出し合って考えていきます。星フェスの件については新たな展開がありましたらこちらからお知らせ致します。