おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

スカイメモ SKB-EQ2のBメタリックあります

2021-03-31 17:06:32 | ポータブル赤道儀関連


先週から販売している新型の当店オリジナルのスカイメモ用雲台ベースSKB-EQ2ですが、塗装分が売り切れてしまったので、今日は新たに塗装仕上げをしておりました。その過程で一つくらい欲しい人がいると思い、ブルーメタリックカラー仕様を作りました。1点だけですが在庫しています。



オーソドックスなホワイトカラーもいいですが、星を撮る機械である事が一目で分かる色合いも良いかと思います。ポラリエU用は既に販売しており、割合ご注文が多くあります。このスカイメモ用も今後ご要望があるなら少しづつでも製作します。まだ販売し始めたところなので、どこまでお役にたっているか分かりませんが、旧タイプよりは手間もコストも大きくかけている分使いやすくなっているはずです。



先週末にご来店された際にご注文された赤道儀望遠鏡一式ですが、一部揃っていなかった商品もあったのでお待ちいただいてます。しかしようやく全ての商品が揃ったので今週中に直接ご自宅まで運んで納品します。赤道儀だけでなく、鏡筒からカーボン三脚や撮影用のZWOカメラ、PENTAXアイピースも含まれているので、内容的にはハイスペックな機材構成です。商品類は単に既製品を揃えただけでなく、お客様のご要望に合うようにプチカスタマイズもしてあります。ZWO製品は当店では本来扱っていないと思われる商品ですが、ZWOの国内代理店とのおつきあいがあるので、ご要望があれば仕入れる事は可能です。正規品ですので代理店のサポートも受けられますし、保証等についても安心です。

コロナの感染者がまた増えつつありますが、当店は土日だけですが営業はしております。感染者の多い地域からのご来店は今はほとんどありませんが、どうしても必要な場合には安全対策を双方で講じた上でご来店いただければと思います。今週早々に東京から光学メーカーの営業さんが数名でご来店されましたが、安全をきちんと確保できていたので安心して対応いたしました。色々と新たな営業展開を考えておりますが、東京や大阪の感染者がまたどんどん増えている状況では、やってもほとんど効果が期待できないので、その時を待って準備をしている状況です。

スカイメモR/RS用 SKB-EQ2を販売しています

2021-03-28 14:54:38 | ポータブル赤道儀関連


本日より新型スカイメモ雲台ベース「SKB-EQ2」の販売を開始しました。数は多くないですが塗装が終わった数点は在庫品となっております。商品についての詳細は商品説明に記載しましたので、お読みください。



今回大きく改良したところは、全体の外径を大きくしてスカイメモ本体にマッチするように、また大きな機材でもしっかり保持できるようにした事です。また固定方法も変わりました。



スカイメモへの固定方法はとても簡単で付属のレンチで一箇所のネジを締めるだけです。スカイメモには傷を付けないで固定するスマートクランプ方式です。



回転を止める固定クランプはポラリエ用などの4倍のコストがかかる先端がボール状のドイツ製ネジを使っています。クランプ頭部がφ24mmと大きいのでグローブを着けていても締めやすくなっています。特に冬季の場合は使いやすいです。固定クランプは2本付いていますが、バランスが最適になっていれば1本を軽く締める事で固定できます。



SKB-EQには標準で「1/4-M12変換アダプター」が付いています。これによりKenko純正のウェイトセットが使える他、当店のウェイトシャフトセット、そして海外遠征では絶大な人気のペットボトルアダプターが使えます。



雲台プレートには、M5のイモネジを入れてあり、市販のパノラマ雲台などを乗せてからこのイモネジを締める事で不用意に回転したりしなくなります。以前スカイメモRに300mm2.8と200mm2.0のレンズをダブルで乗せて使っていた事がありますが、純正のアームでは簡単に回転してしまい、その反動で転倒して大変でした。とにかく大型の機材を乗せて使うには純正のアームは使いづらいので、ぜひこのSKB-EQ2をお使いください。もちろん余計な負担となりますが、スカイメモ自体の追尾精度は非常に高く、現在販売されているポータブル赤道儀の中でもトップクラスなので、それをさらにハイスペックにするためにこのSKB-EQ2が役立ちます。



また以前から極軸部分にキャップができないかとご要望いただいておりましたが、今回から30.5mmの既製品のUVフィルターが使えるので、それをキャップがわりにお使いください。
将来的にご要望があれば、この部分にPoleMasterを付けられるようにアダプターを作ってもいいですが、どの程度ご要望があるのか不明なので、今のところは作る予定はありません。



何れにせよ、先ほどから販売を開始しておりますので、以前にお問い合わせいただいた方々は是非在庫のあるうちにご注文いただければと思います。

Kenkoスカイメモ用 SKB-EQ2が完成しました!

2021-03-27 21:16:59 | ポータブル赤道儀関連


本日ようやくスカイメモR/RS専用の新型雲台ベース「SKB-EQ2」が完成しましたので、とりあえずお知らせ致します。初回に作っていた物とはかけた手間も機能も全く別物の仕上がりだと思います。画像を見ていただければ分かりますが、これまで作った雲台ベースでは最大のサイズでスカイメモRSに合わせて高い剛性を持たせています。

とりあえず完成のお知らせだけしておきますが、詳しい事はまた明日書かせていただきます。販売は既に何台か仕上がっておりますので、明日以降販売致します。もちろん在庫品ですのでお待ちいただく必要はありません。

今日と明日は店舗営業日ですが、今週は昨日と今日にお客様の来店があり、昨日はビクセンの赤道儀セットをご注文されて今日はトレードインシステムによりCORONADOのSolar MaxII 90をお持ち帰りになりました。当店のような山の中にある望遠鏡販売店では買い物などされないと思われるかもしれませんが、意外とご来店された方々の8割以上は何らかの形で買い物をされます。



当店のようなショボいお店でも話題の「セレストロンRASA」が8インチと11インチの2台展示しています。多分この2台を展示している店舗は他には無いと思っていますが、8インチも11インチもご購入の検討材料として無償でお貸しできるのですが、これまで貸して欲しいという方はおられません。8インチRASAも素晴らしかったですが、11インチはさらに凄い写り方をするので一度使うと欲しくなります。特に当地のようなダークスカイサイトでは口径280mm, F2.2というスペックは確実に活かせます。購入してから大分経ちますが、まだしっかり使っていないので、夏の銀河が早く昇ってくるようになってから使ってみようと考えています。

SP赤道儀からMark-X赤道儀へ

2021-03-25 18:26:49 | ブログ


今の時代の機材しか知らない天文ファンには分からないかもしれませんが、お世話になったビクセンSP赤道儀を中古で入手しまして、それを分解して「Mark-X赤道儀」に使おうと改造しました。とりあえず使うのは、赤経軸だけで、赤緯軸は使いません。Mark-Xの極軸ユニットしか持っていない方がこのSP赤道儀の赤緯軸を使うために当店に変換アダプターを注文された事が何度かあります。しかしそのまま取り付けてもカラーが違うので違和感があります。機能的には問題ないですが見た目の問題です。



今回改造したのは、赤経軸をカットして微動装置が付いた架台だけを使うようにしました。ネジ類を全て外して分解してからコンタマシンでカットしてからフライス盤で綺麗に仕上げてから乗せるプレートを作って取り付けました。もちろん乗せるのは、Mark-Xの極軸ユニットです。



まだこれで完成ではなくて、これからブルーハンマートーンカラーで塗装しますが、その前に塗装面を剥がしてからでないと綺麗に仕上がらないので、これからがまた一手間かかります。



SP架台に乗せているプレートは、サイズがMark-Xの取り付けサイズと一致しており、それ以外にも当店のアリガタベースを乗せたり、カメラ雲台を乗せたり、タカハシM8P35のネジ穴も設けてあるので、いくつかの用途に合うようにプレートを作っています。この特製Mark-X用微動架台は仕上がってから販売を考えておりますが、近いうちにもう1台作ろうかと思っています。

東京のコロナ感染者もそうですが、他県などでも緊急事態宣言終了後に誰もが予想したように減るどころか増加しています。いい加減我慢も限界に達している国民が自由奔放にやっている事が増加の要因ともなっているのだと思いますが、このまま増え続けたら次はどんな手を打ってくるのか分かりませんが、もう万策尽きたと言っていいでしょう。
来月早々くらいに第4回目の星フェスの打ち合わせがありますが、今年は何とか万全な対策を講じて規模を縮小してもいいので何とか開催したいと関係者一同思いを一つにしています。

ところで、ヤフオクにまたCORONADOのSolar Maxが出ていますが、私から考えてもあり得ない価格に上がっています。この旧タイプのCORONADO製品は少なくとも10年以上は確実に経っているので、ブロッキングフィルターの劣化が心配されます。万が一劣化していると太陽望遠鏡としてはほとんど機能しませんので、高額入札されている方は多分それを知らないのだと思います。ジャンク品の望遠鏡なら器用な人は自分で直したりして使いますが、流石に太陽望遠鏡は手に負えないと思います。

今、当店のお客様からSM3の新型70mm Solar Maxのダブルスタック仕様をご注文いただいておりますが、検品等でかなり時間がかかっています。最初に検品した個体がダブルスタックに問題があったのでMeadeに返品した上で別の商品を発注しています。それが届いてから再度検品をして問題が無ければそこでようやく日本へ向けて発送されます。お客様もその事を良く理解していただいて辛抱強くお待ちいただいております。

お安い良く見えるSolar Maxあります

2021-03-24 17:58:11 | Hα太陽望遠鏡関係


店に展示していた旧コロナド社で作られた貴重なSM90のダブルスタックHα太陽望遠鏡ですが、先日販売した2本の後から欲しい方が出てきたので、この展示品も販売する事になりました。非常に良く見える個体だったので惜しかったですが、販売する事にしました。ご注文された方は他にもSM2の90ダブルスタック仕様をお持ちなので有効に使っていただけると思います。Hα太陽望遠鏡は一度ハマってしまうと何本も所有されるようで、当店にはそういったお客様が結構おられます。



このSM90ダブルスタック仕様の他に在庫品としてusedのSM90があります。以前よりは少しお値段をお安くしてありますが、SM60からのアップグレードではさらにお得になるご提案が可能です。見え味も問題なくBFも劣化はしておりませんのでまだまだお使いいただけます。ただし、ハードケースが綺麗でない事やヘリコイドのゴムが無かったり小さなネックポイントがありますが、太陽望遠鏡は見え味が大事ですので、大した事は無いでしょう。



このSM90のトレードインについてですが、太陽望遠鏡以外の赤道儀や望遠鏡でもお受けしますので、使わない赤道儀を使ってハイクラスの太陽望遠鏡を得るチャンスです。これまで太陽望遠鏡を使われた事が無い方でも使えます。まともに買えば大変高価な商品ですが、不要な機材を合わせて出せば大変お安くなります。ぜひご相談ください。

今日、当店とお付き合いがある販売店から聞いたお話ですが、最強のテレスコープカバーの「TeleGizmosカバー」ですが、観測所を作ろうと計画していたところ、このカバーを紹介されたそうで、それにより観測所は不要と考えてTeleGizmosを導入する事にしたそうです。費用が数百万円浮いた分、新たな機材につぎ込めるので喜んでいたそうです。当店がお勧めする強調ポイントは、まさに”観測所が不要になるカバー"なのです。屋外に設置して使う場合のベストは、三脚を使わずピラー脚を使って地面に簡単なコンクリートベースを作ってからTeleGizmosカバーを使う事です。ちょっとやそっとの台風とかではビクともしません。観測開始する場合には、ある意味カバーを外すだけでスタートできるので、観測所よりははるかにイージーです。

今在庫の無い機種は4月早々に入荷しますので、ご要望の方はお待ちいただく事を前提にご注文いただけます。



ところで、先日予約をした「PENTAX K-1 MarkII J limited 01 ボディキット スカーレットルージュ」ですが、このボディカラーに合わせて3Dのカメラ雲台を作ります。そのためにRICOHさんにお願いしてボディカラーの色見本を貸してもらうように話を進めています。今月中に営業の打ち合わせで当店へ来店されるので、その際に持ってきてもらうようにお願いしています。製作する3D雲台は販売などはせずに自分で使いたいだけですが、出来れば同じスカーレットルージュを注文されている写真家の吉村さんに使って欲しいと思っています。

カラー見本が来たらそれで塗料屋さんに調色して塗料を作ってもらい、塗装仕上げにそのカラーを使おうと考えています。K-1 MarkIIは「星の追尾撮影ができるアストロトレーサー」を標準装備しているので、普通のカメラのように構図を決めて星空の撮影ができます。ポータブル赤道儀も極軸望遠鏡も不要です。従って撮影は構図の決定だけに集中できるようなカメラ雲台にしようと思っています。微動も不要ですが、各部の動きをスムーズにする事が大切です。多分出来上がるのはカメラの来る5月頃だと思います。良いものができたら、当店でK-1 MarkII J Limitedをご注文いただいた方には特別価格での販売も考えております。

新型スカイメモ雲台ベース SKB-EQ2が完成します

2021-03-22 16:06:04 | ポータブル赤道儀関連


スカイメモR/RS用の当店オリジナルの雲台ベースがようやく完成に近づきました。全ての機械加工が終わって、残すところ塗装処理とアルマイト処理仕上げだけになりました。先日ブログで公開した物からさらに改良を加えてベストな機能とデザインに仕上がっています。ただ、画像を見ていただくと分かりますが、ポラリエ用の雲台ベースより大きい分材料費などが倍になっているので、販売価格に反映させる必要があります。

細かい仕様については仕上がってからお知らせしますが、以前に作っていた物よりはサイズも大きくてスカイメモ本体にマッチするように大きく作って大型の機材の搭載でも不安が無いようにしました。



見た目はポラリエ雲台ベースと同じデザインですが、スカイメモへの固定軸の固定方法やウェイトシャフトの取り付けでの汎用性を高めるなどの細かい工夫をしているので、かなり手間がかかりました。今回の販売方法はあくまで本体のみにして、必要に応じてウェイトやシャフト類を別売りにします。特にウェイト類は既にスカイメモ用をお持ちの場合があるので、それをそのまま使えるようにしてるので、ウェイト類をセットにすると値段が上がる上に余分になってしまうので、敢えて最初から別売りで対応する事にしました。またポラリエ雲台ベースなどを持っている方は、それをそのまま使う事ができるので同じく無駄な出費を省くことになります。

このSKB-EQ2の外装カラーを決めかねておりますが、オーソドックスなホワイトにしようと考えています。スカイメモRSにはマッチしますが、Rだと色違いになりますが、購入された方がどちらで使うか分からないので、敢えて一色に統一しようと考えています。ブルーメタリックカラー版も作れますが、塗装前の部品として持っていれば対応できるかもしれませんが、それもタイミングによりけりです。

とりあえず今週末くらいには初回ロット分が仕上がるので、それ以降に販売させていただきます。

ところで昨日で全ての県と東京都で緊急事態宣言が解除されましたが、今後感染者が減る要素が皆無になったので、また徐々に増加する傾向だろうと考えています。4月に入ってからどのくらいの頻度で増加するかにもよりますが、今年のゴールデンウィークも観光業者にとっては厳しい状況に戻っていくような気がします。オリンピックも海外からの一般客も入れなくなり、国内客も厳しい制限がかけられるので、それに伴う収入が激減して最終的には赤字運営の開催になってしまうかもしれません。そうなるとこんな時勢で開催すべきものなのか多くの国民が疑問に感じています。開催まで4ヶ月を切っていますが、開催までにまだまだドタバタしそうです。場合によっては、今後のコロナ感染者数によっては中止という判断もあり得るでしょう。

Nexstar Evolution MIYAUCHI BINOを作りました

2021-03-20 17:18:33 | ブログ


以前から作りたいと思っていたミヤウチのフローライトBINOを自動導入機に乗せる改造部品が仕上がりました。まだ実用はしておりませんが、仮に動かした限りでは問題は無さそうです。こういう部品はどこにも売っていないので、自分でデザインして特注製作するしかありません。大型双眼鏡を自動導入機に乗せて使う場合には、常に水平状態で覗けるように動いてくれないと使い物にならないので赤道儀では難しいです。



見た目Nexstar Evolitionの高度駆動軸のセンターから上側にシフトさせて取り付けてありますが、これだと回転時のバランスがとても悪く駆動軸に対して余計な負荷をかけてしまうので、それを防ぐ意味でウェイトを取り付けて回避しています。また天頂方面に向けた際に接眼部がNexstarの架台に近すぎて覗けないので、それも防ぐ意味で敢えて駆動軸からシフトさせて取り付けてあります。



ウェイトとシャフトはこんな感じで取り付けてありますが、きちんとバランスが取れているので、駆動軸に対して余計な負荷をかけていません。

このMIYAUCHI BINOを乗せるベース部品は製作したものは2点だけなので難しいものではありません。BINOとベースはアリガタサドルシステムを採用しているので、着脱も簡単です。また前後のバランスもアリガタレールごとスライドさせれば前後のバランスは取れます。上下のバランスはウェイトの上下で行います。



今回使った「Celestron Nexstar Evolution」は、WiFiでスマホからコントロールができるので採用しましたが、他の機種で経緯台タイプのGOTO架台はCelestron以外では思いつきませんでした。この架台のもう一つ優れているところは、電源ケーブルが要らない事です。リチウムイオンバッテリーが内臓されているので、暗い中で邪魔になるケーブルを使うことが無い上にコントローラーも使わなくてもいいので、ケーブルレスで快適に自動導入を楽しめます。

今どきPCを使わないと自動導入ができない赤道儀などは使う気がしません。VixenにしてもCelestronにしてもコントローラーだけで天体観望を楽しめる上に、今世界でバカ売れしているZWO ASIAIRを使った電視観望システムがあれば最強です。VixenのスターブックTENが標準でWiFi仕様になれば最高ですが、ASIAIRがカバーしてくれるので無理に作る必要はないかもしれません。しかし、ケーブル類でゴチャゴチャになってしまうので、できれば「オールForワン」で済めばモアベターです。

今回製作した搭載ベースは、他の機種でも使えますが、せいぜい100mmくらいまでです。それ以上は根本的な搭載方法から考える必要があるので、ちょっと面倒です。何れにせよ、また実用してからリポートします。

麦草峠への道はまだ閉ざされています

2021-03-17 17:57:43 | ブログ


麦草峠への道はまだ閉ざされたままですが、4月22日午前11時には開通します。今日は雪の状態を見に行ってきましたが、ゲートに近づくにつれ雪がまだ相当残っている事が分かりました。家の周辺はもう残雪は全く無いですが、標高1700メートルまで上がるとまだ冬景色でした。



道路に雪が無かったら歩いて白駒池まで行って撮影したいと思っていましたが、この雪の状態では徒歩で2時間以上かかりそうです。しかし雪面は固いので楽に歩けそうです。まぁ、あと一ヶ月も経てば道路の雪はほとんど無くなって車で上がれるので今無理に歩いて登る必要もないでしょう。一度くらいは冬の白駒池で泊まりたいものです。来月は上高地のゲートがOPEN前にE-Bikeで入りたいですが、歩いて入るのもいいかもしれません。

5月の新月期に乗鞍エコーラインをE-Bikeで登って位が原山荘より上で撮影をしたいと考えています。そのためにPENTAXから限定発売されている「PENTAX K-1 MarkII J Limited」のスカーレッドルージュを注文しました。今月22日までの注文で納品は4月30日だそうですが、4種類の中で迷わずこの赤いボディーに決めました。去年の2月まで使っていたK-1 MarkIIとK70が無くなったので、やっとその代わりが見つかりました。このカメラでどうしても撮りたいイメージがあるので、高価なカメラですが注文しました。



天文ファンの聖地ともなっている「レストハウス ふるさと」ですが、まだ営業しておりません。駐車場の雪もまだ少し残っています。今年中にここに展望台を小海町で作るそうですが、大金を投じる訳ではなさそうなので、大した事はないでしょう。当初の予定ではテラスを大きく北側斜面に張り出して作るつもりだったそうですが、費用がかかり過ぎるので規模を縮小して小さなものを作る事になったようです。それでも数百万円くらいはかかるそうです。

後一週間ほどで緊急事態宣言が解除されるようですが、宣言下であっても感染者が多い中で解除されたら増加するだけのような気がします。ワクチンの接種スピードも緩慢で全国民が打てるようになるまでにまだ相当な月日がかかりそうです。今後特別なことが無い限り感染者が劇的に減少する可能性はほとんど無いと考えてもいいでしょう。政府も色々と策を講じていますが、もう万策尽きたといった感じでしょう。とにかく自分や家族が感染しないように自己管理をしっかりやるしかコロナから逃れる方法はなさそうです。

良く見えるused Solar MaxII 90-15があります!

2021-03-14 17:23:22 | Hα太陽望遠鏡関係


今日は朝から好天に恵まれたので、昨日届いた3本の太陽望遠鏡の検品を行いました。SM90のダブルスタックはいずれも素晴らしい見え味でしたのでホッとしています。1本は売れていますが、もう1本はまだ未定です。SM90のシングルに少しプラスした程度のお値段にしてあります。その希少価値も考えると格安のダブルスタック仕様です。太陽望遠鏡はきちんと見えてその性能を発揮されているのが大事ですので、新品か中古かはそれほど重要ではありません。



もう1本のSolar MaxII 90-BF15も検品をしましたが、BFが劣化する事もなくその性能をきちんと発揮されている個体である事を確認しましたので先ほど店頭にアップしてあります。お値段もお安くしてありますので、ご要望の方はぜひご検討ください。太陽はこれからが面白くなってきます。



ここ最近は特注製作もほとんど無いので、自分の作りたい物をチマチマと作っています。先日のMIYAUCHI双眼鏡のホルダーは図面がやっと仕上がったので来週から製作へ入ります。Nexstar Evolutionマウントで上手く機能するか心配ですが、重量的には9.25のシュミカセと同等くらいなので心配は要らないと考えています。

MIYAUCHIのフローライト双眼鏡を譲って欲しいと問い合わせをされた方がおられましたが、今のところお譲りする予定はありません。



たまたま運良く区内の神社の大木を10本ほど切るとの事でその端材を沢山頂きました。これで軽トラック5台分くらいの薪材にはなるでしょう。まだこれからチェーンソーで小さくカットしてから薪割り機で割って乾燥させるので使えるのは早くて1年後です。家から近いので時間があれば少しづつ作業をしています。しばらくチェーンソーを使っていなかったので、3台あったものをオーバーホールに出しましたが、1台だけは直ぐに使うのでその場でやってもらいました。チェーンソーは田舎暮らしでは必需品ですが、取り扱いに気をつけないと大怪我をします。

レアで貴重なCORONADO Solar Max90 Hα太陽望遠鏡入荷しました

2021-03-13 13:20:31 | Hα太陽望遠鏡関係


今日アメリカから3本のHα太陽望遠鏡が届きました。3本ともused品ですが、既に現地で太陽を見て検品をしており、その性能がきちんと出ている個体であるとの事で送ってもらいました。まだ今日は雨だったので当店での検品はまだなので、明日以降に最終検品をします。



3本のSolar Max 90のうちこの1本は、Solar MaxII 90-BF15です。とりあえず問題ないとの事で連絡が来ておりますので、当店で見て劣化等無ければ通常通りに店頭にてお安く販売します。Solar Maxというか太陽望遠鏡は、ブロッキングフィルターさえ問題無ければ、或いは内部エタロンに問題無ければ中古品の方が逆に国内で新品を70万円で買うより遥かに安心ですし価値あります。先日も1本だけSM90を送ってもらいましたが、BFに問題があったので既にアメリカへ送って検査してもらい交換してもらう予定です。それはused品でしたが、ちょっと高い買い物だったので今現地と交渉中です。

Hα太陽望遠鏡を気軽に海外輸入される方はおられますが、いざ問題が発生するとその後がとても面倒ですし、海外の販売店は日本ほど細かい対応はしてくれないので、それを全て自分一人でやるのはとてもリスキーです。私自身もこれまでアメリカへ直接買い付けに行って多くの太陽望遠鏡などを仕入れておりましたが、今はコロナ禍の影響で渡航できないので、余計に神経を使います。当店は本来なら国内での販売以上に手間をかけているので、それより高く売るべきところですが、当店が考える適正価格で安心して使っていただけるものを提供しています。



今回仕入れた3本のSolar Max 90のうち2本が特に貴重です。旧コロナド製品なのですが、この画像の状態で既にダブルスタックになっています。旧コロナド製品はエタロンユニットが外部の対物レンズ前に取り付ける構造になっており、SM2のようにインターナルエタロンではありません。しかしこのSM90はダブルスタック仕様なのです。



外部エタロンを外して望遠鏡の内部を撮影するとインターナルエタロンユニットが見えています。ただしSM2のようにチューナーが無くて、工場で組み上げ時にシングルで最適な調整をされているので、シングルで太陽面を見てもプロミネンスも彩層面もベストな状態で見えます。当店に一台同じ仕様のSM90がありますが、これと全く同じダブルスタック仕様です。鏡筒に番号札が貼付されているので、学校か研究機関で使われていたものだと思います。このタイプは日本では販売されていないものだと思いますので、ある意味それだけでもとても貴重な製品です。

ただし、まだ太陽を見ていないので何とも言えませんが、店にあるもう1台はその見え味がとても素晴らしく、シングルとしてもダブルスタックとしても最高ランクの見え方なので、どうしても期待してしまいます。

これらのSolar Maxはいずれは販売する予定ですが、他へ行く予定があるので店頭での販売は無いかもしれません。他にもSolar MaxIII 70のダブルスタック仕様もご注文があるので、それは米国で検品中です。終わり次第問題が無ければ発送される予定です。



今回の注文でついでに発注した「BTテクノロジー」のロスマンディーサドルベースですが、作りがとても素晴らしく、これだけの製品は国内にはありません。この状態でタカハシ赤道儀などに取り付けができるので、頑丈で見た目も素晴らしいです。used品で買いましたが、安かったのでラッキーでした。このサドルベースは、AXJ赤道儀に取り付けて、セレストロンのRASA 11"を乗せようと考えています。