5日間の滞在があっと言う間に終わりです。シンガポール航空で明日帰途につきます。毎回同じ航空会社を利用していますが、理由は「機内サービスの良さ」と「マイレージを貯めやすい」ことです。それにもう一つ大事な要素としては「安全」であることでしょう。これは何にも代えがたい部分です。これまでの機体は「747-B400」のジャンボジェットでしたが、次回の利用から待望の世界最大の旅客機「スリーエィティー」A380に代わります。これまで一度だけ乗ったことがありますが、素晴らしい乗り心地です。できればビジネスクラス以上に乗りたいところですが、マイルでのアップグレード対象とはなりませんので、乗るためには正規の運賃を支払う必要があります。その乗り心地を体験できるのは一部のリッチピープルでしょう。
また戻りましたら、いつもの日々が始まります。それよりもつらいのは、また激寒のさなかに戻らなければいけないことでしょう。出張前にいただいていた加工につきましては、だいたい仕上がっていますので、アルマイト処理するものはしてから速やかにお届けいたします。帰宅しましたら、状態等確認の上ご連絡いたします。今少しお待ちください。
極普通のアングルファインダーに見えますが、大変便利な製品です。たまたまショップに来ていたメキシカンの天文ファンから教えてもらいました。このファインダーはアングルプリズム部分を外すと、ちょうどミニBORG50と同じくらいの大きさになります。黒い部分は鏡筒バンドと三脚ベースを兼用していますが、これが固定されていませんので、サイドのネジを緩めることで自由に動きます。
それで思いついたのが、ポータブル赤道儀のガイド鏡にすることです。そのメキシカンも友人がOrionのSSAGを取り付けてガイド鏡として使っていると言ってましたが、確かに下のようにプリズム部分を外して直視型にして延長筒などを付ければ超小型のガイド鏡にできます。
”そんなのミニBORG50と同じだ・・・”と思われるかもしれませんが、ファインダー台座(鏡筒バンド)が自由に回転することや価格がBORGの半額近いこと、正立ファインダーとしても使える・・ことなどを考えると最高に利用価値の高い製品であることが分かります。見え方も非常にクリアーで良く出来ています。何本か購入して、製作中のトラベルドブにも使用するつもりです。
ちょうど良いタイミングで太陽望遠鏡のデモをしていましたので、SM-II60DBも出して一緒に比較しながら見ました。一番手前はLUNTのLS60DBです。真ん中が個人所有物で、旧SM40とホワイトライト専用の120mm屈折です。一番奥が私のSM-II60DBです。他にPSTもありました。一番比較したかったのは、LUNTです。同じダブルスタック仕様だったので比較対象としてはベストです。
LUNTのことは、日本では良く思われていないところがありますが、実際に比較してみると思ったほど悪くはありません。ただし、SMよりは僅かに暗い感じがします。イメージ全体としては、プロミネンスの見え方はほとんど同じです。そのほかの表面のディティールも見え方が近似しています。試しにシングルでも見ましたが、SMのほうが僅かに良いと感じる程度でした。価格的にはLUNTが300ドルほど高いです。SMが旧タイプだった時にはLUNTとの価格差がかなりありましたが、新型になって大幅な価格ダウンとなってからは、逆にLUNTが高くなってしまっています。
今回はSM-II60DB/BF15を購入しましたが・・・、実はBF15は在庫ゼロだったのです。それを無理を言ってBF10のみ交換してもらって何とか入手できました。従って一般的にはBF15のダブルスタック仕様は入荷していません。これも大変おかしな話で、シングルのBF15とダブルのBF10は入荷しているのに、ダブルのBF15はオーダーがあるにも関わらず入ってこないそうです。いずれも違うのはBFの種類だけです。ケースなども全て同じです。
毎日快晴の素晴らしい天気です。日中は23度くらいあり、日本から冬の服装で行きましたので、メチャクチャ暑いです。といっても、日陰に入れば大したことはありません。今回は新型ソーラーマックスIIのダブルスタックで実観測をしました。去年の9月のイベントで一度見ていますが、今回は購入したもので検品を兼ねて行いました。最近は太陽望遠鏡を見すぎたせいか、どれを見ても大きな変化は感じられなくなって、慢性化してきました。
それでも、さすがにダブルスタックです。シングル仕様とも比較しましたが、表面の細かいディティールが良く分かるようになります。ただし、プロミネンス自体の見え方はそれほど変わりません。シングルからダブルへ変わると暗くて見にくい・・・と言われる方はおられますが、そうでもありません。また、旧タイプから新型に変わって価格が半額近くなりましたが、それによって見え方が落ちたという感じはしていません。機会があれば、旧SMとの比較をしてみたいところです。
結局は第二希望のStarlight社の製品にしました。第一希望のものは、いろいろ無理を言って売っても良いことになりましたが・・・、Starlight社に聞いたところ、ドローチューブがプラスチック製なので、極低温ではアイピースなどが抜けなくなってしまうことがあるそうです。従って、私の住んでいる地では適さないとのことでしたので、あきらめました。重量的には380gと560gの違いなので、その差わずか180gです。持ち帰ってから軽量化できないか考えてみます。
このフェザータッチフォーカサーは光路長63mmの最長タイプで、屈折用ですが、ライトブリッジの設定値より斜鏡センターから接眼部先端までの距離が80mmほど足りないので、このフォーカサーを付けることで丁度良くなります。これまでStarlight社のフォーカサーは高価だったので、なかなか手が出ませんでしたが、実際に手にとって触ってみると、それだけ価値ある製品です。多くのユーザーに喜ばれるのが良く理解できます。
40cmトラベルドブの製作が佳境に入ってきました。ショップで接眼部の選定を考えました。画像の3種類から一つ選ぶ予定です。3種類のうち2つは「Starlight 社」の製品で、残る一つは「JMI社」製です。一番気に入ったのは、手前のものです。これが最も軽量で使いやすいマイクロフォーカサーです。しかし、この製品は単体では販売されていないそうで、Tele Vueのパラコアとのセット品だそうです。
しかし、Starlight社のフォーカサーは大変高価です。円高であっても3万円以上します。最近はウィリアムOPなどの台湾製のマイクロフォーカサーが良く売れていますが、その軽さや精巧な作りは価格に比例するようです。
JMI製も悪くありません。フォーカシングダイヤルに目盛りをつけているので、微妙なフォーカシング時には活躍してくれそうです。他に、取り付けには正方形に4箇所ネジを切れば平面に取り付けできますので、加工が楽です。しかし、3種類のなかではこれを選択する確立は低いでしょう。あるショップスタッフは同じ16インチのドブソニアンでこのフォーカサーを使っていると言ってました。
第二希望のフォーカサーです。決め手はドローチューブの繰り出し量です。3種類のなかで最も多く、65mmありました。他の2種類は40mm程度です。重量が第一希望のものよりややあるので悩んでいるところです。重量ではJMIのものが最も重いです。といってもシュミカセ用マイクロフォーカサーよりは軽いです。たぶん、単品での販売をしてくれれば、一番軽いStarlightのものを選択するでしょう。
最近良く利用する「Panda Express」です。日本には無いファストフードのチェーン店です。資本は中国系のようですが、フライドライス、ヌードル、に10種類以上のサイドディッシュを選んで注文するスタイルです。2サイドディッシュを選択すると一人では多すぎますので要注意です。他に数箇所のバーガーチェーンを利用していますが・・・、後はどれも同じです。正直何度食べても美味しいとは思えません。毎度思いますが、やはり日本のファストフード店は世界一でしょう。味、価格、サービス、管理経営に至るまで徹底してトップを追求する姿は他のどの国も及ばないと思います。
我が家とは大きく違って、ここは日中20度以上あります。激寒の真冬から常夏の地へやってきました。といっても、夜間は一桁台まで気温は下がりますので、季節的には冬です。先月の大雨大洪水には参りました。やっと元通りの気候に戻りました。数日もすれば、また激寒の中に戻りますので、それまでは一瞬の夏を過ごします。
40cmトラベルドブソニアンの鏡筒がほぼ組みあがりました。主鏡を入れない状態で約8kgです。主鏡が13kgありますので、トータル21kgです。手で持って振り回しても、ビクともしません。ライトブリッジは60kgもあっても、手で振り回して使っていると光軸がずれてきます。この鏡筒ではそれがほとんど無いと考えています。
まだ、斜鏡セルが固定されていませんが、ここから後20cmほど持ち上げて、その中間部分に斜鏡が配置されます。接眼部も同じ位置です。フォーカシングはBORGのヘリコイドMを取り付ける予定です。ラック&ピニオン装置は付けません。分解する時には接眼部も外せるようにします。Alt-Az機構は、Alt回転は前後のバランスが取れるように耳軸がスライドするような構造になる予定です。それにより、ウェイトなどを付けなくても鏡筒単体でバランスが取れるようになり、指一本で軽く動かせるようにします。まだ時間がかかりますが、理想通りに行けば、素晴らしいトラベルドブソニアンに仕上がるでしょう。
現在ご依頼いただいている方々も含めて、明日よりしばらく遠方へ出張しております。よって、月末までは加工製作はお休みさせていただきます。このブログ自体は出先からでも更新しておりますので、これまで通り書き込み等はしていただいて構いません。もちろん、お問い合わせ等していただきましたら、数日以内にはご返答もいたします。なお、現在ご依頼等いただいておられる方々にはメール等にてご連絡はいたしますので、お手数ですが、メールチェックをお願いいたします。
出張の間には新たな海外製品等の情報などもアップしますので、興味のある方はお越しください。また、海外製品等で興味のあるものがありましたらコメントにて御知らせください。時間があればチェックさせていただきます。
それよりも、この画像が気になる方のために御知らせしておきます。このうさちゃんは、いつもお世話になっているアルマイト加工所の営業部長です。聞くところによると、孫のために飼ったそうですが、ちょっとしたら飽きてしまい、仕方なくおばあちゃんが面倒見ることになりました。何処にでもよくある話ですが、きちんと面倒を見ているところが好感をもてます。