ペンタックスNew 60.2-M48(P0.75) アダプター

新しい撮影用のPENTAX望遠鏡用のアダプターを作りました。と言っても今までM42P0.75の物をM48P0.75用に作り変えただけの事ですが、より大きなサイズのデジタルカメラに対応できるように光路内径を大きくする為にM48対応にしました。対応カメラマウントもM42と変わらずに入手できるので、このアダプターを使う方はお使いのカメラに適合するM48アダプターをお買い求めください。ただし、APS-Cサイズや撮影対象等では今までのM42対応アダプターで十分です。



ペンタックスNew 60.2-M48(P0.75) アダプターにはカメラマウントは付属しませんので、あくまで左側のPENTAXφ60.2ーM48P0.75の商品だけです。アダプター先端には今まで通り、２インチフィルターが取り付けられるようになっています。PENTAX純正品では、こんな使い方ができる製品は存在していないので、まだPENTAX製品を愛用の方はぜひご検討ください。これがあればわざわざ中古品でも高い純正カメラマウントを探す必要がありません。工作精度も高いので、取り付けて片ボケするような事もありません。

ここ数日間は暖かい日が続いており、雪も降らないので助かっています。来週からもう２月です。あと１ヶ月もすれば３月ですので、もう春もそこまで来ています。しかしコロナの勢いは益々強力になってきて、このままだと１日の感染者が3万人を超えるのも間近でしょう。しかし去年と違って今年の春くらいまでにはピークアウトして徐々におさまって今後はコロナとの共存を模索する方向に進んでいくでしょう。海外はすでに戦うのは諦めて共存へとシフトしていっているようですが、日本もいずれはそうせざるを得ないでしょう。何れにせよ、コロナとの戦いはもう少し続きそうです。

こんな加工もやっています

お客様からご依頼があってEF-RTカメラマウントに２インチフィルターを組み込む加工を行いました。本来ならM48ネジを切ってしまえばいいのですが、マウントの内径が48.5mmもあるのでネジがきれません。そこでご依頼者さんが考えたのがフィルターをマウントごと落とし込んで使う事でした。現物が無いのである程度の公差を持たせた寸法を指定されましたが、あればしっくりくるように現物合わせで固定できます。市販のフィルターをカメラ内部に入れられない、入れるタイプは高いという方はこんな加工も出来るのでご相談ください。



数年ぶりにPENTAX MS-4赤道儀用のUP-500マルチプレートを作りました。後はGハンマートーンカラーで焼き付け塗装をして仕上がりますので、お探しの方はぜひご注文ください。庭のMS-4用に作りましたが複数枚作りましたので、今は在庫品となっています。UP-500は、MS-5にも適合すると思いますが、ちょっと情報が無いので調べてみないと分かりませんが、多分使えるはずです。MS-3赤道儀用のUP-300もご要望があればお作りしますが、多分在庫があったと思います。



今日届いた「T-Factory」ロゴシールですが、当店のオリジナル商品にはだいたい貼付しています。前回制作した分が無くなったので新たに発注して今日仕上がってきました。その内に「おやじねこシール」も作ろうと思っています。

ここ最近はポラリエを使った撮影をほとんどやっていないので、今週末くらいにどこかで撮影しようかと準備しています。合わせてAZ-GTiを使った電視観望もしばらくぶりにやってみます。自宅の庭でも出来るのですが、出来れば温泉にも入りたいので長野県内で良さそうなところを考えています。

タカハシEM400 Temma2 for Sale ?

大分前から店舗に展示してある「タカハシEM400 Temma2赤道儀」ですが、場所が狭くなってきたので商品以外の展示物は処分しようと考えています。



当店へ入ってから一度も使った事が無くて、ずっと無造作に展示してあるだけでもったいないのですが、本来なら観測所を作る際に同じく保管してある「Celestron HD1400」を乗せて使うつもりでした。しかしアストロカーが来た事でその予定がすっかり変わってしまって、今すぐどうこうできるような状況ではなくなったので、このEM400は処分しようかと考えております。



状態はとても綺麗で展示品と言っても誰も疑わないでしょう。ピラーは1500mmの高さがあるので、EM400のトップベースはもはや私の手が届かない場所にあります。使うとしたら屈折望遠鏡用か14インチくらいまでのシュミカセならいいでしょう。反射系はちょっと高すぎるので、使うとしたらピラーをカットするかしないといけません。



ピラー脚部にはフラットナーが付いています。これが無いと床に穴があきそうで怖いです。総重量は赤道儀とピラーで80kgくらいはありそうです。



ウェイトは3個ありますので、かなり重量級の機材でも搭載できますが、それでもC14くらいまででしょう。まだ具体的にお値段は考えておりませんが、決まったらショップページに掲載します。



しばらくぶりにGOTO Mark-X赤道儀用のウェイトを作っています。以前に作ったのは1.8kgのですが、今回は3kgのを数個作ります。残り作業はハンマートーンカラーで焼き付け塗装をして完成しますので来週には仕上がります。まだショップには出しておりませんが、仕上がったら出しますので、欲しい方がいたらぜひご注文ください。仕様はカラーも含めて純正品に近いサイズで作っています。

初心者用の望遠鏡などが色々展示在庫してあります

昨日と今日は実店舗営業日でしたが、今日はお一人だけ先日販売したミヤウチのフローライト双眼鏡を引き取りに来られました。当初すんなりお渡しするだけでしたが、三脚アダプターが出来たので、実際に取り付けて使ってみたら、肝心な経緯台側の回転に問題があり、直ぐに他の同機種のと交換作業をして無事にお渡ししました。

去年末に何人かの家族連れの親子が来店されて「初心者向けの望遠鏡で良いものが無いか？」と聞かれて「Celestron StarSense Explore 100DX」をお勧めしたのですが、予算に限りがあって結局購入には至らずに帰られてしまいました。その後もお電話があって下位機種の70か80のStarSenceが無いかと聞かれましたが、結局は在庫が無かったのでそこで終わってしまいました。そこで新たにStarSence Explore LT70AZと80AZを発注して展示機と在庫を持つようにしました。



せっかく甲信越地方で唯一の実店舗で営業している天体望遠鏡販売店でありながら、初心者が欲しい望遠鏡を置いていないのは申し訳ないと考えて急遽仕入れて展示する事にしました。他にも価格帯は違いますが、ポルタIIの130sfや80sfのセットも常時在庫を持っています。他にも自動導入をやってみたい方にはスカイウォッチャーのAZ-GTe仕様の望遠鏡セットもあります。現物をご覧になりたい方はぜひ当店へお越しください。夜ならデモ使用も可能ですが、要確認です。



また星空撮影をこれからしたい方にも最適なセットを展示販売しております。Kenko製品は特に今は販売はしておりませんが、展示品としては持っています。特にポラリエ関連は部品なども含めて常時アクセサリー類も在庫しています。使い方についても必要に応じてレクチャー致しますので、ご来店いただいてご相談ください。



まだまだ今後色々な製品を展示していきたいですが、場所の問題があるので、少しづつ整理して不要な中古品などを早く処分して場所を作りたいと思っています。
お店の中で大きな顔をして場所を陣取っている「タカハシEM400 Temma2赤道儀」を処分しようかと考えています。ピラーが150cmくらいあるので、屈折用とかになりますが、欲しい人がいたら販売しようと思っています。状態はとても良いので観測所に設置するのにいいでしょう。

超レア物 GOTO K-60mm, Er-28mmアイピース for Sale

中古市場でもほとんど見た事が無いと思われる超レアなGOTOのK-60mmとEr-28mmアイピースを売ります。本来はアストロカーに付属していた物ですが、ほとんど使っておらず、私も使う予定がありませんので、お探しの方がおられたらお譲りしようと思っています。



状態はとても良くてその古さをほとんど感じないコンディションだと思います。何故なら毎年五藤光学にアストロカーも含めたメンテナンスに来てもらった際にアイピースの清掃もやってくれていたそうですので、最後にメンテナンスをしてもらってから一度も使っていないのだと思います。アストロカーで使えなくは無いのですが、接眼部を改造しているので、その都度元に戻してからでないと使えないので、惜しいですが処分する事にしました。



本体は３つに分解して清掃がしやすいようになっています。この状態で今の望遠鏡には使えませんので、何らかのアダプターなり製作する必要があります。それについては当店でお作りします。サイズからして２インチに変換して使うのがいいでしょう。



もう１本のエレフレ28mmも状態がとても良くてK-60とほぼ同じです。まだ他にもOr-25mmとOr-12.5mmもあります。この２本はツァイスサイズですが、同じく状態が良い物です。全てまとめてお引き取り頂けるのがベストですが、個別でもお受けします。まだお値段は決め兼ねておりますが、欲しいと思われる方はオファーしてみてください。




こちらは、GOTO Or-25mmアイピースです。




そして、GOTO Or-12.5mmアイピースです。Er-28mmもそうですが、昔のGOTOのカタログにも掲載されていないので、かなりレア商品なのかもしれません。K-60は数年前にヤフオクに出てきたようですが、相当な高値になったそうです。



TeleGizmosカバーの商品撮影を改めてやっております。サイズなどが分かりにくいとの事だったので、寸法も測って説明も更新しています。まだ説明は今日中にやりますが、画像はほとんど新たな物に変わっています。現物を撮っているので分かりやすいかと思います。このTeleGizmosカバーですが、購入された方の多くから喜んでいただいております。カバー１枚ごときに数万円も払えないと最初は思いますし、私もアメリカでこのカバーを見た時はそう思いましたが、たまたま中古のカバーを最初にアメリカで購入して日本で使ってみて驚きました。その耐久性と日本の過酷な気象環境にピッタリなカバーだというのが理解で来ました。それからは立て続けに数枚購入して、今は正式にTeleGizmos社の代理店となりました。この非常に優秀なカバーは、タカハシのアンテナショップでもある「スターベース東京店」でもお買い求めいただけます。現物もお店で見れらますので、お近くの方はぜひ訪ねてみてください。



今週末にお引き取りに来られる方にカメラ三脚アダプターを製作しました。塗装もアルマイト処理も不要なので早々に仕上がりました。これで本体共々お渡しできます。ただこのアダプターを介して三脚に取り付けられても天頂付近などを見る際には延長筒などがあった方がいいかもしれません。それは使う方が考えれば良い事なので、必要に応じて対応させてもらおうと思っています。

今日のお客さん

今朝、お店のカーテンを開けると”こんなお客さん”が待っておりました。ちょっとばばっちい感じの野良猫ちゃんですが、こんな姿になる前にうちに来てくれたら良かったかもしれませんが、この状態からだとうちの子達には馴染んでくれないと思うので、部屋に入れてあげたいですが、人を見て逃げるくらいなので難しいかもしれません。うちの子達はほとんどが子猫の時にうちに入っているので他の子達ともすぐに打ち解けてくれますが、流石に大きくなってからでは難しいでしょう。猫には猫のしきたりや掟みたいなものがあるので、その出来上がったコミユニティーの中に突然大人の野良猫が入るのはとても難しいので、見ていてかわいそうでも簡単には引き取れません。

この地はシベリアのツンドラ地帯と同様に地面の下が凍結するので、コンクリートを張るにしてもその凍結深度より深いところに基礎を入れないと凍結して盛り上がってきます。そんな環境なので野良猫は中々冬を越せません。当地では意外にも野良猫が少ないのは、そんな人にも猫にも過酷な環境だという事です。従って外をうろついている猫はご近所の猫屋敷の猫だったりします。当然餌はもらっていますが、家には入れずに屋外で飼っています。



2022年のAstronomy Testのカレンダーですが、昨日から販売しております。今年の写真は近年では素晴らしいのが揃っています。恐縮ながら3月の写真は私が撮影していますが、長年撮りたいと考えていた乗鞍岳の雪の壁から見た銀河の写真です。この撮影は本当にチャンスが少なくて年に一度のチャンスを失うと次の年まで待つ必要があります。天候と環境と雪の壁の高さの３拍子揃ってはじめて撮れる写真です。今年もどこかで一枚だけの最高の撮影をしたいと準備しています。



それから、この名機ミヤウチのフローライト双眼鏡の行き先が無事に決まりました。現在ご依頼によりアダプターも製作しており、今週末にお渡しする予定となっております。もう昔の製品ですが、今も変わらずに素晴らしいシャープなイメージです。この商品には純正ピラーが付属していますが、カメラ三脚でも使いたいそうで、そのアダプターをお作りしています。

スカイメモR/RS用雲台ベースを仕上げていました

今日は朝から塗装ルームにこもって塗装作業をしておりました。毎度の事ながら暖房が無いのでマイナス10度近い部屋で作業をやっています。当然の事ですが、塗装の乾きが悪いので夏場より時間をかけて塗布する必要があるので時間がかかります。わずか数点の塗装でも組み立てマスキングから塗装焼き付けまで入れると午後までかかります。



スカイメモ用雲台ベースはポラリエ用ほど需要はありませんが、何故か立て続けにご注文がありました。その中でもブルーメタリックカラーのがありましたので、それも合わせて仕上げました。色が一つ違うのがあると塗装工程が倍になり、ハンマートーンのがあるとさらに２倍くらいに作業量が増えます。個人の特注製作などをやっているところはいくつもありますが、塗装まで自分のところでやっている所は私の知る限りは無いと思います。塗装作業をするのはとても面倒ですが、その作業場を作る事自体も街中ではさらに大変なので、ほとんどのところは塗装品を作っていても外注に出していると思います。しかしその費用が小さく無いのでうちでは大きな初期投資をして塗装作業ができるようにしています。



スカイメモ用雲台ベースは、ポラリエ用と同じく２体構造になって軸回転がスムーズになるように作っています。



その中でもジョイント部分にテフロンスペーサーを製作して入れています。0.5mmの樹脂板ですが、これが雲台ベースの回転の滑らかさを保っています。ポラリエU用のようにベアリングを２点内蔵させられればいいのですが、構造上それが難しいのでテフロンスペーサーでそれを補っています。
元々この雲台ベースを開発した経緯は、ニュージーランドで２本の望遠レンズを乗せて彗星の撮影をしていた時に純正のアームだと簡単に緩んで回ってしまい、スカイメモを三脚ごと倒してしまった事があったので、オリジナルで考えたのが初期型の雲台ベースでした。今のは二世代目ですが、使っていただいている方々には気に入っていただいていると思います。



ペンタックス望遠鏡用の部品を新たに作りました。というより今まであった部品を少しだけ改良して作り直しました。ペンタックスのφ60.2mmからカメラマウントM42にした部品が今まで作っていた物ですが、新たにM48のカメラマウント用を作りました。ペンタックス望遠鏡でフルサイズ機以上のカメラで撮影される方には役立つ新たな商品です。残りアルマイト処理をして仕上がります。



ご要望があって加工しましたが、15cm反射のミラー固定板を軽量化するために加工しました。肉厚8mmの円盤なので、大きな軽量化にはなりませんが、ご依頼者がそれでも良いとの事で加工しました。こういう加工は手作業では出来ないので、NCフライス機にプログラミングをしてから正確に加工するので手間がかかります。

当店だけVixen SX2赤道儀SB10+ASG-CB90三脚仕様

今日は、先週末にご来店いただいた際にご注文された「Vixen SX2赤道儀SB10+ASG-CB90三脚仕様」を引き取りにご来店されました。このセットは他店ではSXG-HAL130三脚がついて、272,800円税込で販売しておりますが、当店は20,000円高くはなりますが、ASG-CB90カーボン三脚をセットにした上でさらに、最強のテレスコープカバーTeleGizmos T-306をセットにしているので、ほとんど破格のお値段です。価格ドットコムに載っていれば間違いなく最安値です。SXG-HAL130三脚でのセットにもできるのですが、持ち運びをされる方の事も考えて敢えてこのカーボン三脚仕様にしています。TeleGizmosカバーをセットにしたのも、ご自宅の庭や遠征で一晩使う場合には機材をそのまま屋外に設置したまま車中泊するような場合にはカバーをかけて朝撤収すればいいので、サービスでこのカバーをつけてあげたのは正解です。買っていただいた方も大変喜んでおりました。お店をやって接客していてそれが一番だと思っています。まだこのセットは１台あるのですが、それはまた来店された方にとって置きたいと思います。



今朝はお店の営業日だったので安曇野から早々に戻ってきました。昨日の夜は現地で仕事があったので、それを片付けてから一晩泊まって今朝戻ってきました。驚いたのは安曇野の寒さでした。朝7時に宿を出たのですが、車内のコンソールで社外温度が表示されているのですが、マイナス12度でした。しかしこの写真を撮っている間も手が凍りそうで、小海町の自宅より寒かったかもしれません。雪が降るところは暖かいと思っていましたが、行ってみて驚いたのは雪が大して降っていなかったようです。

今晩の今の外気温はマイナス7度と暖かいです。店から外に出た瞬間暖かいと感じました。もう体がこの寒さに慣れてしまっているのでこんな寒さでも暖かいと感じてしまうのでしょう。東京でマイナス気温と言ったら大変ですが、ここでは冬は常にマイナスです。

最近になって当店だけのオリジナル品のスカイウォッチャーAZ-GTiを入れて作った電視観望セットが立て続けに売れましたが、肝心なASIAIR PROが無くなって、手元にはASIAIR Plusしかありません。Plusはまだ私自身が使っていないので、まずは自分で使ってみてからでないと販売もできません。海外では普通に在庫品としてどこでも販売しているのですが、国内品が入ってきません。聞いた話ではASIAIR PROで繋がっていたのが、Plusだと繋がらなかったそうですので、そういった部分も検証してみないとサポートができません。

CORONADO Solar MaxII 90の良いusedあります

以前から店に置いてあったSolar Max II 90の太陽望遠鏡のブロッキングフィルターが修理交換で入れ替えたので、今日から販売しております。used品ですが、全体的に状態が良く、特筆すべきはブロッキングフィルターがほぼ新品になっている事です。見え味もまずまずです。それと合わせてアストロカー用に探していたBF30が見つかったので、今はそれのアダプターを作っています。



去年末から15cmミラーの再メッキを頼んでおりましたが、昨日無事に戻ってきました。この反射鏡は西村製作所で40年以上前に作られた反射経緯台のミラーですが、カビが発生しており、このままでは使えないので、再メッキした上で使えるようにしようかと思っています。今年の星フェスでは古スコの座談会を企画してその時にこの望遠鏡を持ち込もうと考えています。何れにせよまだ組み上げていないので、どの程度見えるか分からないですが、ちょっとは期待しております。もし今も西村の同型機をお使いになられている方がいらっしゃったら感想をお聞かせください。



実はこのMark-X用の微動雲台の注文がいくつもあり、それに使う部品が無くて困っております。皆さん待ってくれるのですが、これだけご要望があるならいっそのこと一から作ってみようとも考えています。SP架台をその都度壊して塗装剥離させて再塗装ー組み立てをしているので、結構な手間と時間がかかります。しかし作るのであればMark-X部品にマッチするようなデザインを考える必要があります。何れにせよ、ご注文の方々にはまだ相当お待たせするので、可能であれば一つ作ってみようかと考えています。

BF ブロッキングフィルターが劣化すると . . .

CORONADOのSolar Maxをお使いの方でブロッキングフィルターが劣化しているのに気付かずに使われている方が結構いらっしゃると思いますが、ちょうどお客様から劣化したであろうBF15を送ってもらいましたので、それと新品状態のBF15を比較した状態についてお知らせします。

まず最初の画像は、Solar Max 90でコンデジでISO 1600 1/1000の一枚撮りです。以下の２枚も同一条件で撮影しています。BFが健全な状態と劣化した状態がどう違うのか良く分かるように最初と最後の一枚は露出オーバーになる程度に撮影しています。



この一枚はBF15の完全に劣化したものです。眼視で見ても非常に暗くて彩層面もプロミネンスもほとんど見えません。ただし撮影では露出を数倍にすれば撮る事は出来ますが、全体のコントラストも低いので見栄えがしません。劣化したBFが全てこの状態ではありませんが、購入されて年数が経つにつれて徐々にイメージが暗くなってきます。多分このBFは10年かそれ以上は経っていると考えます。何れにせよもうこうなったらせっかく高い費用をかけて購入されたSolar Maxも全く機能しなくなります。それではもったいないので、BFだけを修理交換すれば元の状態に復帰します。



それで劣化したBFを修理交換して撮影したのがこの画像です。すっかり元どおりに見えるようになっています。こうなれば元どおりに太陽観測ができるようになります。このBFの修理は当店でお受け出来ますし、受けておりますので、僅か数万円の費用で元どおりになるので、この症状になった方はぜひ当店へご相談ください。特にSolar Max II 90をお使いの方は修理しないで放置しておくのはもったいないので、太陽活動が活発になりつつある今修理に出してまた元のように楽しんでください。



今日はまた大きなプロミネンスがいくつか発生しており、珍しく黒点も数点見られました。彩層面も以前の大人しい時期と比べると確実に活発化していると思えます。

昨日は日曜日だったので店舗営業日でした。年明け初めてのお客様が来店されましたが、地元の天文ファンの方でした。結局その方はビクセンのSX2-SB10赤道儀のセットを注文されて帰られました。当店のセットは、ASG-CB90カーボン三脚をセットしてお値段も大手量販店よりお安いのでお得なはずです。お客様がおっしゃるには、"実機を見られる店が近くに無くて、うちなら展示しているので一度見て相談したかった”という事でご来店になりました。まだ展示点数は少ないですが、展示と在庫のバランスを少しづつ取るようにして、欲しい時に手に入るお店にしていきたいと思っています。