おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

薪ストーブの快適さ

2016-10-31 17:11:01 | ブログ


松原湖の紅葉もそろそろ最盛期のようです。八ヶ岳から裾野に向かって徐々に紅葉が下りてくるのですが、やはり鮮やかさがありません。赤と黄色がくすんだ色になっていて、最盛期でも赤くならず茶色一色のままです。個々の紅葉は綺麗ですが、全体的に色あせた感じでいつが紅葉の最盛期か分からないうちに終わっている感じです。



松原湖で最も目立っているモミジの紅葉ですが、見事に紅葉しています。不便な田舎暮らしの中で季節を肌で感じることのできる貴重な瞬間です。都会暮らしを長い事やっていると、そういった事に鈍感になってくる人もいれば逆に敏感になってくる人もいます。小海町に住んでいると生まれた時からこの地で暮らしている方々を見ると、時折もったいないと感じることがあります。



テレビのニュースでも流されていないかもしれませんが、八ヶ岳は既に初冠雪となっているようです。この白い部分を見ると雪のように見えます。数日前にかなり寒い日があり、山では雪が降っていると考えていましたが、やはり降っていたようです。八ヶ岳もいよいよ冬の顔を見せ始めています。これからの登山はある意味厳冬期より注意が必要かもしれません。



我が家では既に薪ストーブを使っています。この山のような薪は農家で副業として乾燥薪を販売している方から買ったもので、わざわざ軽トラックに積んで持って来てくれました。これだけで2万5千円です。束数に換算すると80束だそうで、一束あたり300円ほどになります。この薪をそのまま延々と使ったら一ヶ月は持たないので、この他に近くの山から切り出したカラマツ材と森林組合から1トンあたり1万2千円で買った広葉樹材の計3種類の薪を組み合わせて使っています。

乾燥薪は最初の火付け役で、ある程度ストーブ温度が上がったら次にカラマツ材を投入し、最後に火を安定させるために広葉樹材を使います。

薪ストーブは、維持管理するには相当費用がかかるので、安易に導入できないですが、その暖かさからくる恩恵は単純に金銭だけでは考えられないものがあります。石油ファンヒーターや電気を使ったセンラルヒーティングシステムは便利で直ぐに暖まりますが、湿度のコントロールがきちんとできていないと、それで体調をくずしたりすることもあるので、良いことばかりではありません。今は灯油が安くなっているので、経済的ではありますが、一度薪ストーブに頼る生活をしてしまうと、もう元には戻れないくらい快適です。

微動調整装置を作っています

2016-10-29 17:42:03 | ポータブル赤道儀関連


二日前に撮影したアンドロメダM31です。カメラはEOS M3ですが、鏡筒はペンタックス100SDUFIIです。赤道儀は同社のMS-4です。先日のイベントで入手してから追尾精度のテストをしてみましたが、予想とおりの高精度で安心しました。400mmの焦点距離ですが、APS-Cサイズだと実質600mm相当の望遠レンズに匹敵します。それでも5分以上の露出でも点像を維持してくれるのは驚きです。普段から愛用しているポラリエもポータブル赤道儀としては追尾精度は良い方ですが、さすがに大型の高精度に作られた赤道儀にはかないません。ただしいくら追尾精度が高いと言っても海外遠征には持って行きたくはないです。



今製作をしている新型の微動調整台です。まだまだ試作段階なので完成形ではありません。ここから無駄なものを排除したり追加したりして全く違った物にしていきます。今回製作するのは高さが30mmしか無く、今のところこれより低重心の微動調整台は市販されていないはずです。ポータブル赤道儀に乗せて微調整したり、海外遠征などで赤道儀のマッチプレートに複数の機材を乗せて使う際に最大限威力を発揮するように考えています。微動調整は2カ所のネジだけで行うもので、これまでは4カ所で行っていました。その構造からガタなどは全て排除したものとなっています。今月中に試作が終わる予定でしたが、まだもう少しかかりそうです。いずれにせよ年内には新商品として販売できる見込みです。

日本一晴天率の高い町?

2016-10-27 17:19:22 | Australia


久しぶりのRICOH GRIIによる八ヶ岳に沈む夏の星空です。星野撮影では写っている星の数が分かりませんが、この比較明合成で撮るとその星空がどの程度か良く分かります。東京でもこの手法で撮れば結構星が写ります。ここ数日くらいからやっと普段の秋の八ヶ岳らしい天候になってきました。一時はこのまま悪天候続きで冬になってしまうのかとも心配しましたが、予想とおりに晴れるようになってきました。これからが星空撮影のベストシーズンとなってきます。日本一晴天率の高い小海町へぜひお越しください!



ここ最近は受注製作でしかお受けしていない当店オリジナルの「NJP/JP回転架台」ですが、サンドブラスト処理を終えて塗装するだけの状態に仕上がっています。今回はそれほどお待ちいただくことなくお届けできますので、ご要望の方はぜひご注文ください。



それからもう一つお待たせ期間が短い商品があります。こちらも当店オリジナルの「TG-Smコンパクト型経緯台」です。先にご注文いただいた方へは本日発送いたしましたが、数台だけ最も納期のかかるタカハシ微動体がありますので、こちらもそれほどお待ちいただくことなくお届けできます。TG-Lの大型経緯台をお持ちの方がさらにご注文いただいております。



コンパクトでありながら強度もそこそこあり、海外日食などに大変重宝するそうです。サイドにウェイトが取り付く構造なので、機材を搭載した際に常にその重心を回転軸センターにもってくることができ、安定した観測ができます。

ブログには書いておりませんが、新たな製品作りをいろいろ手がけております。ただし10点作っても販売まで行くのは1-2割程度です。大きな会社でそれをやっても製品価格に反映しているので問題はありませんが、当店のような小さな店でそれをやっていると肝心な製品を販売する時には既に赤字になっているので、販売自体に意味が無くなってしまいます。当店の商品を他店へ卸したり委託しないのは、その小さな利益を守るということだけでなく、できるだけリーズナブルな価格で販売することを考えてのことです。なかなか難しいものです。


久しぶりの星空撮影

2016-10-25 18:10:59 | ブログ


昨夜は数ヶ月ぶりに松原湖周辺で撮影をしました。透明度もまずまずだったので秋らしい星空が撮れました。風もほとんど無かったので湖面に星が映り込んで幻想的な風景になりました。良く撮られる構図ですが、風があると全く手に負えないものです。



こちらは我が家から直ぐ近くにある「松原湖スケートセンター」で撮りました。北側にいくつかある街灯以外には何も無いので小海町では星空を撮るベストスポットの一つです。しかし眼で見た限りでは光害の影響が大きくて、周囲に何があるか良く分かります。ニュージーランドのは星明かりで周囲の景色が見えますが、ここでは光害で見えています。

光害カットフィルターのCLSフィルターを使っていないので、星の写り方がやや大人しくなっています。カメラがそれに対応していないので仕方有りません。ノーマルカメラで撮れば機種に関わらずこんな写り方です。CLSフィルターを使うと露出倍数が約2倍になる分露出が必要になり、明るいレンズを使っていてもそれが半減されますが、その分暗い星まで写るので効果は大きいです。



早くも東の空からオリオンが昇ってきています。これから徐々に冬の星空に入れ替わっていきます。今朝は今季初めてマイナス気温となりました。マイナス5度でした。東京でこの気温なら大変なことですが、ここではまだまだ暖かいうちです。当地ではマイナス20度にもなりますが、それは年が明けた1-2月に入ってからのことです。我が家では既に薪ストーブを使っていますが、これから薪の調達が大変です。



上の3画像はこのペンタックス K-70で撮りました。レンズはD-FA15-30mmF2.8を使っています。フルサイズ対応の高価なレンズですが、その描写は素晴らしいものがあります。K-70はAPS-Cサイズなのでもったいないですが、先日のニュージーランドで使って気に入ったので新たに買いました。星の追尾は全くしておらず、ポラリエなどは使っていません。アクセサリーシューに取り付けてある「O-GPS」と「アストロトレーサー」を使って星の追尾をカメラ内部でやっています。とても便利な機能を持ったカメラですが、あくまでペンタックスのレンズを使うことで機能するので、望遠鏡に取り付けて追尾することはできません。



このレンズは前玉が大きく飛び出しており、フィルターを装着することができません。本来こういった超広角レンズだと後端にゼラチンフィルターホルダーがあるのですが、このレンズにはそれがありません。従ってゼラチンフィルターを円形にカットして内部に入れこんで使っています。こういうところはメーカー側の工夫が欲しいところです。

国内外遠征にベストな2 wayカーボン三脚

2016-10-23 16:17:58 | 新製品等のご紹介


当店で今後扱う高品質システマティックカーボン三脚です。GITZOシステマティックの大型三脚と同じ40mm径の太めのカーボン材を使っているので、耐久性も剛性も高くなっています。天文ショップで販売されている商品と同等の商品ですが、脚の段数がこちらは4段となっており、単に天文用途だけでなく一般写真撮影も意識した機能を持っています。



私が現在使っている海外遠征用のGITZOシステマティック4型カーボン三脚は、収納時のとても短いので重宝しておりますが、購入時の価格は10万円弱程度しました。ヨドバシのポイントがついての価格でしたが、それでも高価な三脚であることには変わりありません。



伸縮が2段しかないと、立ったままの楽な姿勢での撮影ができないのと、高い位置から見下ろすような視点からの撮影ができないことから、一般撮影に使うのはやや厳しそうなので、販売された当初から注目はしておりましたが、購入には至りませんでした。このゴム製のクランプはグリップしやすく、素早い伸縮作業ができるように考えられています。この商品の製造元は中国ですが、中国製品とは思えないほどの精巧且つ機能的なものです。



冬期の雪上での撮影や不安定な地面での設置では、この標準付属品が役立ってくれます。GITZO三脚には付属しないものです。ただし雪の中で使うシーンがどのていどあるかは未知数ですが、星景写真では少なからずその構図を決めるために必然的に雪上に三脚を設置するシーンが出て来ると思うので、そんな時には役立つ部品です。



雲台ベース部はシステマティックなので、工具無しで簡単に着脱できます。天体用にこの三脚を利用するには、この部分に乗せるアダプターを製作する必要があります。これまでもGITZO用のアダプターは数多く製作してきましたので、難しいものではありません。来年の北米日食へ持っていくことを考えておりますが、どの赤道儀に使うかが悩むところです。三脚本体の重量は2.5kgほどです。全長は580mm(1610mm最大高)です。カーボン三脚としては重たいほうですが、それだけガッチリ作られています。

この商品は今後当店で扱っていきますが、三脚単体だけで販売するかアダプターセットで販売するか悩んでいるところです。三脚単体のお値段としては5万円ほどになる予定ですので、GITZO三脚と比較するとその半額程度です。大変お安いですが、だからといって粗雑な作りではありません。手にもってみれば分かりますが、とても重厚且つ精密に作られています。赤道儀の搭載重量は40kgとなっておりますので、中型赤道儀を乗せるには十分な強度と剛性を持っています。



庭のコンクリートが少しづつ乾燥してきたので、早速ピラーを置いてみました。このピラーは元々ペンタックスMS-4用に完全オーダーメイドでオールステンレスで製作してもらったものです。大変贅沢に作ってあります。当時の製作費用は30万円弱くらいかかったかもしれません。もう10年以上経過していますが、全く錆びもなく当時の状態を維持しています。



コンクリートが完全に固まるまで1週間くらい待たないといけないそうなので、それからきちんと設置して使うつもりです。これが固定設置できれば、これからの撮影がまさに「お気軽天体撮影」となります。ただし自動導入ではないので、その都度天体を手動で導入する必要があります。本来なら地面にアンカーボルトを打ち込んで固定するところですが、そんなことをしなくてもこれだけの重量物なので、めったなことでは動きません。このMS-4は、製造から相当年数が経過しているにも関わらず、極軸望遠鏡のセッティングパターンが2020年まで対応していることが素晴らしいです。良くある古い赤道儀のパターン交換はしなくてもまだ当分使えます。



今年の冬に神社から切り出した御柱の先端だけを頂いたものですが、大分乾燥が進んできたので、外皮をはいでさらに乾燥させていきます。最終的には綺麗にニスを塗布して飾り物として応接間に設置する予定です。相当大きな幹なので一人では転がすのがやっとです。切り出した頃はさらに重たかったので二人がかりでやっと車に乗せて持ってきました。



家の周辺部が少しづつ紅葉してきています。松原湖も紅葉してきていますが、今年に限ってはそのピークが全く分かりません。木の葉が紅葉前に枯れて落ちてしまうので、鮮やかさが全くありません。たぶんこのまま紅葉のピークが分からずに終わってしまいそうです。

SMT40-BF10 Hα Solar Scope売ります!

2016-10-21 17:13:15 | ブログ


以前にもこのブログでお知らせしておりましたが、先日テストしてとても良く見えることが分かってから保管してあったものを明日販売いたします。商品はused品ですが、ブロッキングフィルターは新品に変えてあります。旧コロナド製品ですが、エタロンフィルターは全く問題なく、眼視で検品した限りでは良く見えます。ケースなどは付属しませんが、望遠鏡本体が良いものですので、それで十分かと思います。お値段は新品のPST程度のお安い価格にいたします。ご要望の方はお早めにご注文ください。この1本限りです。

それから現在試作中の新商品となる「微動調整装置」が一つ仕上がりました。この試作品は必要最小限で低重心にしてあり、その用途はオートガイダーや赤道儀のマッチプレートに複数の鏡筒を搭載してそれぞれ視野調整をすることを考えて設計しています。図面だけでは実際に使えるものかどうか不安なところもありますが、試作することで思った通りに機能してくれるか明確に分かります。まだ引き続き図面を書いているので、さらに試作を繰り返してベストな商品製作へもっていきます。



庭のコンクリート舗装工事が無事に終わりました。さすがに職人さんです。綺麗に仕上がっています。これまでは芝生の上に観測機材を置いて使っていましたが、これからは安定した状態で使用することができます。



昨日のブログでも心配していたことが起きてしまいました。工場で仕事をしていたら猫の鳴き声が近くに聞こえるので、後を振り返ったら野良猫が座っていました。もしや!と思って入り口を見たらこの有様です。見事にやられました。



この子の仕業です。数ヶ月前まではご近所さんに飼われていたのですが、猫に噛まれたとのことで、お暇に出されてからはうちで面倒を見ています。近いうちにこの子らの部屋を作ってあげないといけません。今のところ餌だけは朝と夕方にあげていますが、これから寒くなってくるので暖かく過ごせる小屋をつくろうかと考えています。

北米日食へのスタートを切りました

2016-10-20 17:21:47 | ブログ


2017年の北米皆既日食の話題に久しぶりに触れます。

これまで日食ガイドブックやマップ、太陽双眼鏡などを積極的に販売しておりましたが、肝心な自分がどうするか決めかねておりました。しかし昨日やっと決心がついて航空券の手配を済ませました。行き先はいつものシンガポール航空でロスアンゼルスへ入り、その後レンタカーでオレゴン州マドラスへ13時間程度のドライブで向かいます。ロスには8月17日に入りまして、マドラスには19日か20日に入るつもりです。早く入る目的は現地で開催されるエクリプスパーティーです。そこで世界中の天文ファンと交流するのが目的です。日食はどちらかと言うと二の次です。まだこれからレンタカーの手配がありますが、現状ではまだ何とかとれそうです。しかし宿泊施設は既に諦めているので、車中泊か国立公園のキャンプ場でテント泊になると思います。

既に天文雑誌などで「北米日食ツアー」が募集されておりますが、驚くのはその価格です。60万円というのがあって最初に聞いた時にはビックリしましたが、最近では70-80万円というのが相場になってきているようです。しかしそれも即売だそうで、旅行会社各社はこぞって新たなツアーを企画しているそうですが、そのうち100万円などという途方もない高額ツアーが出てきそうです。その発端となっているのが、現地の宿泊費です。最初に価格を決めておいて、後からどんどん値上げしてくるそうで、それがそのままツアーの高騰に繋がっているそうです。しかしこれだけ高額なツアーでも、儲かるのは現地のツアーオペレーターや日本の旅行会社でしょう。そのしわ寄せは全てツアー客に来る仕組みだと思います。

ちなみに私が昨日予約したシンガポール航空のチケット料金は10万円ちょっとです。これにレンタカー分が1週間で500ドルほどで、宿泊費が前後だけホテルで後は車中泊なのでゼロ円ですから、トータルでは20万円+αといった感じです。どうやっても60万円には及びません。観測地へ入るのにはロスからドライブではなく、ポートランドまで国内線を使うことも考えられますが、料金が高騰している上に、米国内だけでも数百万人くらいの人の動きがあることを考えると当日キャンセルなどが出る危険性があるので、敢えて安全な陸地移動を選びました。当日あてにしていた国内線が万が一航空会社のミスでダブルブッキングが生じて乗れなかったりしたら、それこそ大変なことになります。アメリカではそれが起こる確立がかなり高いと考えて想定して行動する必要があります。

とにかく、もう今世紀最大級の皆既日食への争奪戦は始まっていますので、それに乗り遅れないようにしたいものです。



庭のコンクリート舗装工事が終盤にさしかかっています。砂利を40cmひいてその上に鉄筋を縦横に入れてあります。明日この上にコンクリートを15cm乗せて仕上げます。一般的な住宅などの駐車場だと砂利が20cmかもう少し入れてその上にコンクリートを10cmほどひいて仕上げますが、ここでは地面下40cmくらいが凍結深度なので、それより深く掘る必要があります。冬になると地面下が凍結するために、表面が盛り上がってきます。つまりここはアラスカやシベリアのツンドラ地方と同じ過酷な土地ということなんです。

コンクリート舗装をする上で一つ心配事があります。それはコンクリートが乾く前にうちの回りの猫たちが歩き回らないかということです。今日も職人さんが休憩時間にその話をしていました。他でもあることなのだが、ここはさらに猫が多いことが心配の種となっているそうです。

いろいろ作っています

2016-10-19 17:13:40 | ブログ


今日から庭のコンクリート舗装工事に土建屋さんが入っています。9月からその業者を探しておりましたが、なかなか良いところが見つからず苦労していたところ、いつもおつきあいしている建築材料屋さんから連絡があり、安くて良いところを見つけてくれました。昨日その業者さんが下見に来ましたが、何時から工事に入れるか聞いたところ、明日から直ぐに入れるということだったので、喜んでOKして今日の工事開始となりました。

緑のある庭が無くなるのは寂しいですが、都会と違って家の周囲が自分の庭のようで緑には事欠かないので、それほどのこだわりはありません。今週中には工事が終わるので、それ以降に望遠鏡を設置しようと思います。庭をいじるのはこれで二度目ですが、今回でそれも終わりです。

先週から新たな商品のための試作品をいろいろ作っています。今晩も今から図面を書いていきますが、いくつか試作したうちの一つが商品化されますが、まだ作ってみないと分かりません。来週は久しぶりに泊まりがけで八ヶ岳へ登山しにいく予定ですが、仕事と天気を見てのことになるので、行けるかどうかまだ分かりません。

ポラリエ雲台ベースはまもなく仕上がります!

2016-10-17 17:49:19 | ブログ


お待たせしているポラリエ雲台ベースPCB-EQ3ですが、塗装前処理のサンドブラスト処理をしました。明日以降に塗装ー焼き付け乾燥をして組み上げて完成です。今週中にはお届けいたしますので、今少しだけお待ちください。次の新月期からお使いになれるでしょう。



この3-4日間は最高に天気が良くて、久しぶりの青空がまぶしかったです。この時期ならもう紅葉が八ヶ岳から下ってきても良さそうですが、何故かいつまで経っても青いまま紅葉しません。たぶん11月に入れば周辺が一気に紅葉してくると思います。これからは天候も安定してきて晴れる日が多くなるはずですが、しばらく様子をみないと分かりません。

今日から家の内外を直したりするために複数の業者が入っています。そのうち大きなものは庭のコンクリート舗装ですが、これができれば庭に先日入手したMS-4を設置できます。そうすればその都度極軸合わせをすることなく機材をいろいろ変えて撮影することができるようになります。しかしそれも一時的なもので、近い将来には広いスペースに観測機材を設置しておいて、週末などにここを訪れた際に自分の機材で撮影ができるような施設を作ろうと計画しています。もちろん自分用ではなく、一種のレンタルスペースのようなものです。海外の天文クラブでは郊外に広大な観測スペースを持っており、会員が自由にそこを使うことができるような仕組みが出来上がっています。八ヶ岳にもそうったスペースがあっても良いかと考えているところです。

小海町紅葉ウォーキングに出展しました

2016-10-16 17:05:46 | ブログ


昨夜のスターウォッチングも無事に終えることができました。満月直前の空でしたが、都会では見ることのできない夜空を満喫していただきました。参加者は20名ほどですが、3台の機材を一人で使いながら延々しゃべり続けるのは大変です。口八丁手八丁とはまさにこの事です。参加者の多くは中高年以上の方々ですが、皆さん望遠鏡を見るのは初めてのようで、満月の明るい空でも感動されていました。

今晩がラストなので何とか晴れて欲しいですが、午後5時を過ぎて空が徐々に怪しくなってきました。曇るとまた室内レクチャーになるので、晴れているより余計に神経を使いながらしゃべっています。とにかく毎回客層が変わってくるので、その中でお客さんの様子を見ながら考えてしゃべる必要があるので、星の知識とは全く別の経験が必要になるところです。私もまだまだ未熟なところが只有るので、さらなら経験を積んでいく必要があると感じてやっています。



今日は朝から小海町主催の「紅葉ウォーキング」に参加しておりました。もちろん出展者としてのことですが、他の多くの出展者は商品の販売ですが、私は販売するものは無いので、このSolar MaxとBT-125を使った太陽観測を提供しました。天気が良かったことと参加者が多かったので、数百名の方々に太陽の本当の姿を見ていただくことができました。BT-125は当初太陽を双眼で見てもらっておりましたが、途中から八ヶ岳の稜線を歩く登山者が良く見えることが分かり、それに切り替えたらことの他好評でした。ウォーキングに参加されておられる方々は登山もする方が多かったので、余計に良かったのでしょう。

Hα太陽望遠鏡で見た太陽にはほとんどの方が感動されておられました。まさかウォーキングのイベントで太陽を見られるとは思いもよらなかったのだと思いますが、こんなに喜んでいただけるのなら、これから機会を見つけて町民の方々を対象にして観望会をやってもいいと思いました。丁度来年から生涯学習の一環で星のレクチャーを年間5-6回に分けてやって欲しいと町から依頼がありましたので、これからプログラムを考えていこうと思っています。その中に日中の太陽観測も入れるつもりです。