おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

on home from Bali 本当は凄いバリ島の星空?

2019-03-13 20:17:26 | 旅行記


RICOH GRIIで撮ったバリ島タナロット寺院と南十字星です。露出30秒です。コンデジですが、性能はデジタル一眼です。比較明合成で撮りたかったですが、タナロットを照らす街灯が相当邪魔になって、今回は諦めました。南天らしい南十字が入る構図を撮るにはこの位置から撮るか時間を変えてロータイドの時を狙って寺院前に入る必要があります。もちろん午後7時から朝までの立ち入り禁止時間帯に入ることになります。しかしそれはできないので、他の方法を考えるしかありません。まぁ、ここを管理している所に許可を取れば問題ないとは思いますが、そこまでする必要があるのか分かりません。



タナロット寺院の反対側にはこんな風景が広がっています。この右側のビーチには人が入っても大丈夫そうです。サーフボードが沢山浮かんでいました。



GRIIの手持ち撮影でカノープスとシリウスを撮りました。さすがにブレてしまってまもとには撮れません。AUTOで撮っているので、感度を最高まで上げて撮ればまだマシかもしれませんが、ノイズだらけの画像になってしまいます。

今回は、ほとんどウブドの中心地で星を見ていましたが、私が住んでいた20年前よりかなり空が明るくなっています。ウブドから車で30分ほど山へ上がった山中で撮った円周魚眼カメラの全天画像が「月刊天文2006年最終号」に未だに掲載されていますが、今から13年前にフィルムカメラで撮った画像です。この時はスカイメモRを使って極軸合わせをきちんとして撮っていました。もうこんな写真は撮れないかもしれませんが、可能であればチャレンジしたいものです。



これは前回訪れた2017年5月に撮影したアグン山と全天第一第二の恒星です。この時は乾期だったこともあり、天候に恵まれて撮影ができました。その際に活躍してくれたのが、最強のポラリエPCB-EQセットです。最高難度の極軸合わせもした状態で撮影していました。南天の極軸合わせは比較的緯度の高いオセアニアでも出来ない人がいるようで、ツアーで同行した天文ファンのガイドが面倒を見ていたそうです。その際に極軸の動き(調整)が微動でしかできない赤道儀だと導入がさらに難しいと思いますが、PoleMasterを使うことで、その難易度を下げることができるということで、今や多くのユーザーが南天遠征には導入していると思います。

当店のオリジナル商品の「TK-ALZM」関連の微動雲台は全てフリー動作するように作ってあるのは、南天での極軸合わせを考えて設計しているからです。フリー操作ができると割合簡単に天の南極を導入して合わせられることが自らの経験から考えて機能として取り入れています。



ところで帰国前日のホテル朝食会場で、あまり見たくないものを見てしまいました。日本人のツアー団体で女性ばかりだったのですが、多くの客が朝食を摂っているレストランで大騒ぎしながらサロンの巻き方講習的な事を堂々とやっていました。周辺に居た西洋人とか私も含めて迷惑そうな顔をしていました。最近はテレビでアジア系の旅行客のマナーが悪いと流れていますが、日本人も海外での迷惑ぶりは全然負けていません。これについては、観光客が悪いというより、現地で同行している日本人ガイドが気遣いすべきことですが、そのガイドもガイドのプロというよりインドネシア語が堪能なバリ島在住者なんだろうと考えています。



バリ島の怪しいスィーツ類です。不味くはないのですが、めちゃくちゃ甘かったりします。ここではありませんが、昔住んでいた際によく食べていた「カサルナ」のケーキはとっても美味しかったですが、久しぶりにブンクス(持ち帰り)したら400円もしていました。ちなみに画像のケーキ類は100円以下です。ほとんど日本並みの価格ですが、カサルナはレストランなので、とっても人気で何時見てもお客で混雑しています。日本のガイドブックにも必ず載っている有名な人気店です。



このハンモック状の籠椅子が欲しかったですが、値段が安くても持ち帰りできないので船便で送ってもらうことになりますので諦めました。西洋人には特に人気だそうです。バリには大型の家具や木工製品が数多くありますが、日本で考えるより遥かに安く買えますが、船便の送料が大きかったりする上に日本で検疫でひっかかることもあるので、それほどイージーには買えません。自分的には大きな一枚板のテーブルが欲しいですが、検疫の際にひっかからないか下調べをした上で現地で買い付けしたいところです。日本で週十万円以上する一枚板のテーブルがバリでは数万円くらいから買えます。輸入代理している日本人のネットショップもあると思いますが、売っている値段は日本の値段なので安くはありません。庭のテラスで使う用途で欲しいので次回に行った際に注文してこようと考えています。

今回は現地で猫グッズ的な飾り物を沢山買ってきましたが、お店のディスプレイに使うつもりです。うちのお店と猫は切っても切れないほど大切なイメージなので、お店もそんな風にしていこうと考えています。



見ただけでその辛さが伝わるほど激辛をイメージしたインスタントラーメンのコーナーです。一つ食べようと思いました、たぶん辛過ぎて食べられないと感じたので止めました。好きな人はチャレンジしてみたらいいでしょう。ホテルのレストランはダメですが、小さなワルンとかだと持ち込みすれば調理してくれます。スーパーマーケットで魚介類が販売されていますが、そういった物でも持ち込んで調理してもらえばひと味違った旅を楽しめます。私は現地で良く持ち込みで調理してもらったり、自分の好きな味にアレンジしてもらったりしています。慣れたレストランだと調理場へ入って材料を指定して作ってもらったりするこがあります。レストランにあるメニューの範疇で簡単なアレンジなら結構やってくれます。

自分で食べられない物など、食にこだわりがある方はこういった方法で自分流にアレンジしながら楽しむ方法もあります。旅行をツアーでしか利用されない人が多いですが、本当の旅の楽しみはそのアクシデントも含めて自分流の旅が作れる個人旅行にあります。ツアーは単に旅行会社を儲けさせているだけで、利用者には大きなメリットはないでしょう。ツアーでも航空券とホテルがセットになったもので、現地ガイドが世話をしてくれる特約がついたものでお安いものがあります。バリ島旅行で利用するならそういったツアーがいいでしょう。内容的には個人旅行に限りなく近いものです。現地ガイドは到着時と現地出発時のみお世話してくれます。



ということで、今日の午前1時に羽田空港に到着し無事帰国しましたが、午前5時の始発モノレールまで空港で寝ていました。空港では結構寝ている人が多くてビックリしましたが、安いツアーとかLCCの航空券だと深夜に帰国する便だったりするので、そんな時には空港でお泊まりとなるのでしょう。これまで数多くの国際線に乗りましたが、深夜に到着したのはこれが初めてです。ただしオーストラリアのパースへ行った時には到着が深夜でした。ホテルによっては深夜人が居ないところがあるので、深夜便で到着する場合には、チェックイン方法を確認しておいたほうがいいでしょう。この時は事前に到着時間をフロントに伝えておいたので、問題ありませんでした。

本日、ご注文いただいていた商品はほとんど発送ができました。発送が無事に済んでから少し休みました。バリ島との時差は1時間ですが、やはり海外は疲れます。また次はいつになるか分かりませんが、最近はMac Book Proを持って行くので海外からのメールもできるようになりました。唯一発送だけはできませんが、これからも可能な限り海外でもできることはしていきます。メールレスポンスがよくないのはお客様にはとってもストレスになるはずですが、可能な限りそれを無くす努力はし続けていきます。

バリ島からシンガポールへ、帰国します!

2019-03-12 15:33:03 | 旅行記


バリ島の短い滞在が終わってシンガポールへ来ています。トランジットのためにいるだけですが、あと1時間ほどで羽田行きのSQ便に乗ります。昨夜はウブドのプリサレンでレゴンダンスを鑑賞して旅の締めくくりとしました。友人達の多くがいるサダブダヤグループの講演でした。その花形ダンサーのゴンアニさんのダンスの中でも最も好きな演目を踊ってくれたので、最高にHappyになりました。私が最初に彼女に会ったのは結婚する前でまだ十代でしたが、今は二人の子供が大学生になってすっかりおばさんになってしまいました。



若い子が花形ダンサーになるための登竜門にもなるチョンドンという衣装を着たまだ十代のダンサーです。彼女がこのまま続けていれば、将来は指導者になるでしょう。日本へ講演に来るかどうか分かりませんが、依頼があれば来ることはあるでしょう。もちろん楽団全員での話です。



彼女も昨日の4人写っていた指導者の一人で花形ダンサーです。日本にも来ています。次に来るときには日本の煎餅を買ってきてと言われましたが、話していてもとってもキュートなオカさんです。”何しに来たの?”と聞かれて星の写真を撮りにきたと言っても日本ほど実生活には無関係な事は教えられていないので、なかなか理解できないようです。

また次がいつになるか分かりませんが、来れる限りは彼女達の踊りを見たいと思っています。



バリではこの格好でレンタバイクで移動しています。日中は流石にヘルメットをかぶっていますが、夜はノーヘルです。安全ではないですが、地元民もそれが普通です。日本で真似をすると捕まるのでしないようにしてください。インドネシアでも捕まりますが、お祭りの衣装などをきている時は見られても大丈夫ですが、観光客と分かるとと捕まります。捕まってもワイロを要求されるくらいか注意されるかです。しかし日本でバイクを乗ったことのない人はやめたほうがいいでしょう。交通渋滞やルールもないような国ですので、事故に遭遇する危険もあります。私は大きなバイクを日頃から乗っているので慣れている部分もあるので利用しています。必要な時には車も借りますが、車はさらに危険です。余程慣れた人でも危険なのでバリでの車の運転だけはしないようにすべきでしょう。慣れたドライバーを頼んだほうが安全です。



今日も朝8時にウブドをでて空港へ向かいましたが、途中渋滞があったり、バイクが凄く多くて見ていても危険であることが分かります。事故も相当あるそうで、死者が出ても日常茶飯事なのでニュースにもならないくらいです。特にバイクの事故が多いそうです。

今回のバリ島の旅は6日間で星が全く見えなかったのは、ニュピの日だけでした。到着初日のオゴオゴの時だけ少し星空がみえました。後は4日間毎日星空が見えていました。しかし、何故か南の空だけがいつも雲があって南十字が見えなくて残念でした。従って思ったほどの撮影はできませんでしたが、久しぶりに南天の星空を見ることができましたし、日本では簡単に見えないカノープスとシリウスの共演も見ることができたのはラッキーでした。次の南天は年内にあるかもしれませんが、まだ未定です。とにかく帰って溜まった仕事をかたずける必要がありますし、御注文いただいている商品も発送しないと行けません。お待ちいただいている方には在庫品は14日に発送いたしますので、もう少しお待ちください。



シンガポールのチャンギ空港は世界一と言われるほど大きくて設備が素晴らしいです。もうこの空港には数え切れないほど降りていますが、今はターミナル4まであります。空港の中にいて退屈しないのは世界でもチャンギくらいでしょう。初日はここで5時間のトランジットがありましたが、無料で寝ることができるスペースもあるので退屈しません。これから飛行機に乗りますが、羽田空港に夜中の1時に到着なので、しばらく空港で休んでから朝早い新幹線で佐久へ戻ります。まだ家は寒いようなので、つかの間の南国が懐かしくなります。

バリ島からの星空

2019-03-10 21:26:30 | 旅行記


もう残り1泊で南国バリともお別れです。ここ数日ホテルのネット環境が良くなかったので、ブログを更新できませんでした。今日は"Ryoshi Restorant"にてブログを書いています。日本食レストランですが、ここのマグロ丼が美味しいのでいつも来ています。バリの飯だけだと飽きてしまいます。

画像はホテル敷地内から撮った全天で最も明るい二つの恒星とオリオン座です。カノープスは日本では地平線ギリギリのところに見えますが、ここでは楽に見えます。



タナロットからウブドへ戻ってからは毎日晴れています。雨季が明けつつあるのだと思っていますが、乾季でも雨は降るので珍しいことはありません。星空はホテル敷地内でもよく見えます。電灯の使い方が上手で空を照らさないようになっているので、空の透明度が良ければ天の川も良く見えます。南十字を撮りたいのですが、昇ってくる頃には曇ってしまうので、帰国前にも関わらずおあずけ状態です。



写真自体は大したことはありませんが、部屋からこんな感じで写真が撮れるのはある意味貴重でバリ故のことかもしれません。空自体は小海町よりは明るいのですが、オリオン座の見え方がこちらの方が小三つ星がよく見えると感じます。山間部で空の状態が良ければさらに良く見えるはずです。ただし行くにはそれなりのリスクを負う必要があります。

撮影に使った機材は、出発前にブログに書いたもので、PETAX K-70とDA11-18mm/2.8の組み合わせでアストロトレーサーを使っています。星は当然のことながら点像になっています。3枚とも開放値F2.8で撮影していますが、周辺像も良好で周辺光量の落ちも目立つほどのものではありません。ただし処理上で極端な処理をすると目立ってきますので、そうならないような処理をすべきでしょう。撮影に使っているフィルターによるケラレが僅かにあるので、それが気になります。

K-1MarkIIも使いましたが、アストロトレーサーは、バリ島のような赤道直下に近い南緯8度の低緯度地域には有効な機材です。過去には何度か極軸合わせをバリでやっていますが、南天の極軸合わせでは最高の難易度です。多分慣れた天文ファンでも簡単にはできないと思います。理由は天の南極が高度が低く、その場所で4等星を見つける必要があるので、技術的な問題をクリアーしても、地平線付近の薄い雲があったりしてその難易度をさらに高いものにしています。



早朝からこんな天気です。Visesa Ubudの敷地内です。相当広いので歩き疲れます。場内は電動カートが使われているので、チェックインの時は乗せて部屋まで送ってくれます。



部屋はワンベッドルームビラですが、プールからこんな風景が見えます。日本のホテルでは考えられない景色です。ウブドの多くのホテルは田んぼの中に作られているので、こんな風景を見ていると日本にいるような錯覚を覚えます。ただし田植えや刈取りの時には田んぼからモロに見えるので、それだけが考えものです。もちろん晴れていると満天の星空が見えます。ニュピの日は本当に真っ暗で、ホテルの敷地内も全ての電気が消されていたので真っ暗でした。もし星が見えていたら凄い写真が撮れたかもしれません。




ホテルの中ではその日その日によって様々なアクティビティーが行われており、ゲストが退屈しないよう工夫しているようです。ヨガも無料で受けられるので、ここで心身ともにリフレッシュするには最高の環境です。ヨガは、単なる肉体的な効果よりスピリチュアル的な効果もあるので、東京の都心でやっても大きな効果は期待できないと考えています。日本で行われているヨガの多くはスポーツの一瞬として健康増進的なことでやっているのだと思いますが、バリ島でのヨガはそれを超えた効果をもたらせてくれるのだと考えています。ヨガを勉強するならバリが最適です。



部屋近くに歩いていた猫ですが、珍しく人懐っこいです。

ブログ中で時折おかしなところがありますが、文字が見えていないので、変換がおかしくなっています。日本語ができないところもありますが、そこはご容赦ください。



今日は5組のウェディングセレモニーがあり、Ubudから大勢の人がその式典のために作業をしていました。男は主にサテ(インドネシア風串焼き)を作ります。女性は式典に必要な飾り物などを用意します。それぞれ男女が別々に作業をしている姿は古き良き日本にも有りましたが、今は見かけなくなりました。しかし田舎ではいまだにそのしきたりが残って地域の伝統として継承しています。



日曜日の朝はプリサレン(ウブド王宮)で子供達が花形ダンサーを目指して踊りの稽古をしています。



バリ島に初めて訪れた頃は、その子供達を見て将来有望なダンサーが誰になるのか興味の対象として見ていました。クラスは二つあり、年長組と年少組があります。踊りを教えている先生は、皆第一線で活躍していた花形ダンサー達ですが、全て無料で教えているそうです。伝統芸能を守り続けるためには彼女達の努力が必要です。



4人の指導者は、過去に何度も日本へ来て講演したことのある有名な踊り子達です。その一人の踊り子のダンスを見てバリ島へ通うきっかけとなりました。彼女達の踊りを見てダンスを指導してもらった日本人女性も数多くいるはずです。昔は常に日本人の生徒がいましたが、今は誰もいなくなったそうです。多分時代の流れだとは思いますが、伝統芸能を見てそれを習得しようと考える人がいなくなってしまったのかもしれません。というより興味の対象が変わったのでしょう。

今日は彼女達の踊りをプリサレンで見て明日帰国の途につきます。

タナロットからウブド Bali Indonesia

2019-03-09 14:22:27 | 旅行記


ウブドの友人の店に展示してある猫の置物です。バリ猫の置物を沢山並べるとちょっと怖いです。バリ島のウブドへ来たら、ぜひ「ChaCha Shop"へ立ち寄ってください。猫好きな方にはたまらないはずです。ここで店舗のデコラーション用に猫の置物を沢山仕入れていきます。少しづつバリテイストにして”世界一怪しい天体望遠鏡ショップ”にします。



昨日はタナロット寺院のあるホテルに泊まっていました。



こんな感じの部屋ですが、6000円ほどの料金です。流石にタナロットで泊まる人が居ないのか、とっても静かでした。夜の撮影をするためには泊まる必要がありました。一応夜遅くに晴れてきましたが、写真を撮れるという環境ではありませんでした。タナロット周辺に相当明るい街灯が沢山あるからです。またタナロット寺院付近の海岸は午後7時から早朝7時までは立ち入り禁止だそうで、側にいくこともできません。

何とか写真は撮りましたが、寺院と南十字星を同一構図で撮ると寺院の街灯が邪魔をしてよくありません。ここで星景色を撮るためには色々と策をねる必要があります。



サンセットタイムになると人がありんこのように出てきます。人混みで特に目だつのは、中国系の団体と韓国らしい団体でした。ジャワ島からのインドネシア人の沢山居ますが、皆静かです。今の日本の著名な観光地も同じですが、自分的にはそういう場所には近寄りたくないものです。ニュージーランドも昔は日本人の団体客がどこにでも居たのですが、今は完全に逆転して、あのマウントクックも中華系が大半を占めるようになりました。まぁ、私が現地で活動する時間帯には遭遇することは無いので問題はありませんが、日中ははトレッキングはしたくないものです。



バリへ来たらほとんどの人が一度は食べるであろう、バリ風サテです。ココナッツテイストであっさりしていて何度食べても飽きません。



カンクン野菜の炒め物です。結構好きで来るたびに食べています。醤油風味で日本人好みの味だと思います。



BAKSO(バクソ)です。フィッシュボールのスープです。これも大好きな料理です。



タナロットのホテルの今朝の朝食です。宿泊料金に含まれていますが、ちょっと量が多すぎて食べ切れませんでした。

今はウブドに戻って、初日に二泊したホテルにまた泊まっています。3泊して日本へ帰ります。今のところよく晴れていますが、何とかこんばん一晩だけでも晴れて欲しいところです。バリ島へ来てひたすら空ばかり見て気にしているのは私くらいかもしれません。だいたい星の撮影などが目的で来ること自体がありえないでしょう。天文ファンならバリ島を通り越してオーストラリアへ行ってしまうでしょう。まず星空撮影の興味対象にはなりえない南国のリゾートです。

ニュピの後 from Ubud of Bali Indonesia

2019-03-08 10:42:39 | 旅行記


今日はまだウブドにおります。午前10時過ぎですが、ウブドのシーフードが美味しい「Warun Mina」からブログを書いています。泊まっていた「Visesa Resort Ubud」ですが、ネット環境がとっても悪くてブログの画像もアップできませんが、このレストランは大丈夫そうです。

本来は朝食をホテルで食べてから出てくるべきですが、値段の割には内容が良く無いので食べずにいつも利用しているこのワルンで遅いブランチを摂っています。今日はこれからタナロット寺院があるタバナンへ移動します。借りているバイクでそのまま行きたいのですが、また途中で雨が降られると嫌なので、友人のドライバーに頼んでホテルまで送ってもらいます。

画像は二日間泊まっていたビラタイプの部屋です。ベットルームが二つあり、プールと庭もあります。とっても豪華ですが、予約したのはワンベットルームの部屋でした。しかしチェックインの際にアップグレードしてくれました。と言っても結局は一部屋しか使っていません。これだけ豪華でも一泊が東京のビジネスホテルと同じ程度の料金ですので、バリへ来たことがない方は驚かれるはずです。アジアの安ホテルは安かろう悪かろうが相場なのですが、バリだけはそれが通用しません。



サイパンや沖縄あたりに旅行へ行くならバリ島へ来た方が遥かに贅沢な休日を過ごせます。フライト時間はガルーダインドネシアの直行便で7時間ほどなので、沖縄よりは遠いですが、快適さを取るならバリかもしれません。



今回は、ガルーダではなくいつも愛用しているシンガポール航空を利用しました。去年のセールの際に予約したのでマイルも少し使って3万円ほどで済みました。アジアのLCCはいくら安くても使う気になりませんが、シンガポール航空だけは別格です。成田空港でチェックインした際にシーフードミールがHPから選択できなかった事を係員に伝えて対応できるか聞いたのですが、全くダメでした。しかし飛行機に乗ってからCAに事情を説明したところ、驚くことにシーフードミールの注文が無いにも関わらずビジネスクラスから調達して出してくれました。これには本当に驚くというか感謝していますが、さらに驚いたのは、シンガポールからデンパサールの機中で”シーフードミールを用意しています”という事を伝えてきました。成田からのSQ11便のCAが伝えてくれたそうです。

まぁ、これがシンガポール航空のサービス精神の一つなのかもしれませんが、今年も乗るであろう、ニュージーランド航空では絶対にない対応でしょう。なにせコービーを頼んでもおしゃべりしていて忘れられるくらいですから。過去に2度ありましrたが、シンガポール航空は数十回乗っていても一度もありませんでした。CA同士でおしゃべりに夢中になってコールランプがついても全然気にもしない的なところがあります。



実は困ったことがありまして、普段どこへ行くにも持ち歩いているHDMIケーブルを忘れてきてしまいました。これが無いとホテルのテレビにPCを繋いで作業できないので、どこかで入手してからタナロットへ向かいます。デンパサールへ行けば確実ですが、余計な回り道になるので、できれば途中の電気店で見つかればベストです。PCはMacとWinの2台持ってきていますが、特にMacはPhotoShopやイラストレーターを立ち上げて作業をするので、画面が大きい方が作業がしやすいので、海外へ出る時には必ず持参します。

オゴオゴ、ニュピの日 バリ島から

2019-03-07 13:57:17 | 旅行記


バリ島からです。

昨日は午前11時にデンパサールへ到着して直ぐにタクシーで1時間30分かかって内陸部のUbudへ入りました。ウブドは20年前に2年ほど住んでいた世界的な芸術家の村です。天文とは全く無縁の地でありますが、世界中から芸術家の類が小さな村に訪れています。



昨夜はオゴオゴでしたので、ホテルへチェックインしたのちに午後6時過ぎにウブドパレスへ行って始まるのを待っていました。既に物凄い人で身動きが全く取れないほど混雑しておりました。一度人混みに入ると出るところが皆無なので、あの状態で崩れると死者が出ると思ったほどでした。熱気も凄かったので、あのまま中に居たら大変だったと思いました。



午後8時過ぎくらいにやっとオゴオゴが始まりました。巨大なハリボテ人形が道路を練り歩いてくるのですが、ガンジュールという一種のガムラン演奏のような音を鳴らしながらウブドパレスへ近づいていきます。観光客も喜んで奇声を発するほどの盛り上がりです。



ネットの状況が良くないので、その都度アップするのに相当時間fがかかります。もっと画像をアップしてバリの様子を描きたいのですが、生憎ニュピでゲストが外に出られずホテル缶詰なので、できることと言えばスマホでネットをするか、テレビを見るくらいです。昨日もそうでしたが、午後から夜まで延々と雨が降っています。今日も全く同じ状態なので、ホテルで悶々としています。親しい友人に会いに行きたいですが、それも叶いません。

昨日は、オゴオゴから戻ってきてから少し晴れて星が見えていたので撮影しようと準備したら曇っており、時折星が見える状態になりますが、直ぐに曇ってしまうので、結局何もできずに夜が明けました。しかし久しぶりに南十字とポインターを見ることができました。今の時期は夜半前に南中するので、南十字星を撮るならこの時期からです。日本で見慣れているオリオン座が天頂に見えます。当たり前の話なのですが、これまであまり意識して見ていなかったせいもありますが、改めて認識しました。



ウブドの泊まっているリゾートホテルの敷地の中で撮っています。広さ的には相当ありますが、スキー場のリゾートホテルくらいかもしれません。ここで星空の撮影ができます。日本のリゾートホテルでは敷地内で星空の撮影ができるところはほとんど無いと思います。ただし電気を消せば大丈夫というのは除外です。



撮影できる理由は、この灯です。敷地内の道端に設置してあるのですが、中には20Wほどの電球があるだけで、灯が足元しか照らさない工夫をしています。バリ島の多くのホテルは、施設内照明に相当きw相当気を使っています。それがとってもムードを引き出して滞在客をもてなしています。日本はやれ安全が云々だとかセキュリティーがどうだとか直ぐに騒ぎになりますが、ここでは誰もそんなことを言う人はいないはずです。



場内にはポニーが2頭、牛が一頭います。子供連れに対するサービスの一環だと思いますが、有料ならそうでも無いでしょうが、アヒル(ベベ)もいます。これは子供のためというより、場内の田んぼの草取り虫取りをさせる目的で飼っているようです。場内には田んぼや畑があり、野菜なども育てています。取れた野菜などはレストランで使うのだと考えています。とにかくこんなリゾートホテルは日本にはまず無いでしょう。田んぼでは田植え体験もできます。

実は今朝ホテルをチェックアウトする際に昨夜のレストランでの食事について、マネージャーに”あのディナーは良くないですね、30ドル近い料金に見合ったものではない”と話したら夕食料金は取らないと言ってくれました。もちろんそれが目的でコンプレしたわけでなく、あまりに内容が酷かったので、流石に言った方がよいと考えたので話しました。Visesa Ubudは他にもよくないところがいくつもありましたが、私なりにアドバイスも含めて伝えておきました。とても立派なホテルではありますが、ハードに見合ったサービスをすべきだろうと思いました。

天体望遠鏡博物館(2)

2017-03-15 16:43:34 | 旅行記


天体望遠鏡に置かれてある多くの望遠鏡は、一般のアマチュア天文ファンにはほとんど縁の無いある意味特殊な望遠鏡がほとんどで、ボランティアの説明を聞いても良く理解できない方が多いはずです。画像にある西村製作所で初期に作られた反射望遠鏡でも、マニアの方には現物を見ることができるだけでも貴重なことですし、その世界の事を知らない方でも日本の望遠鏡技術がどの程度のものだったかくらいは理解できるでしょう。



このブラッシャー反射赤道儀も西村製作所が1920年に米国ブラッシャー社の赤道儀をコピーして作ったものだそうで、以降日本の望遠鏡製造の基礎ともなった貴重な赤道儀だそうです。驚くことに、この25cmの鏡筒は鋼管から作られているようで、見た目が恐ろしく重量があると感じました。



Nikon 20cm屈折赤道儀が2台あります。これも現役で観測に使うことができるようです。F12と昔使っていた10cm屈折赤道儀と同じF値です。10cmもその当時驚くほど良く見えましたが、20cmで土星などは素晴らしい見え味だと想像できます。この望遠鏡は当時多くの学校や教育施設に納入されていたそうです。現在はまだ観望に使うのは無理みたいですが、いずれはこれで実際に星を見ることができるようになるでしょう。



天体望遠鏡博物館は2階建てになっており、2階の各部屋には小型のアマチュア用望遠鏡がそれぞれ展示されています。その一部屋にペンタックスで製造販売されていたMS-3やMS-5などの現在でも多くのユーザーが居る望遠鏡が展示されています。ほぼ一部屋全てが「PENTAX ROOM」になっています。ペンタックスの望遠鏡は展示されている他にも大型望遠鏡も観測スペースなどに設置されており、夜間のスターウォッチングに使用されています。



彗星捜索家で有名な百武裕司さんが使っていた15cm双眼鏡です。こんな貴重なものを見ることができるのも天体望遠鏡博物館ならではです。昔は日本人の彗星捜索家が活躍していましたが、今は探査衛星などが見つけるようになって、日本人の名前が彗星に付くことはほとんどなくなりました。これも時代の流れです。



今と違って昔は反射望遠鏡の鏡面研磨をされる名手が何人かおられました。その代表的な作家の鏡面が展示されています。私も若い頃に反射望遠鏡の自作を目指して鏡面研磨の講習会に参加したことがあります。中高年以上の天文ファンには自分で鏡面研磨をして望遠鏡を自作された経験をお持ちの方は多いはずです。今のように安価に天体望遠鏡が買える時代ではなかったので、お金をかけない分労力を費やして良い物を作りたいという思いから、天体用の機材は自作することが当たり前の時代でした。見てくれは良くなくても自分で労力を費やして作り上げた「オンリーワンの天体望遠鏡」は特別な逸品でした。



五藤光学の天体望遠鏡の部屋ですが、古い機種から現在も多くのユーザーがいる名機「Mark-X赤道儀」も展示されています。五藤光学はアマチュア用天体望遠鏡も作っていましたが、その多くは研究機関などで使われる特殊望遠鏡でした。この博物館にはその全てが展示されている訳ではなく、まだまだ名機と呼ばれるような機材がありますが、どこかから寄贈でもされない限りはここに展示されることはないでしょう。



この部屋は望遠鏡の工作室とも言えるスペースです。いずれは旋盤やフライス盤などを入れてメンテナンスや修理も並行して行っていくそうです。この天体望遠鏡博物館にはヨシカワ光器研究所も大きく関わっているので、難しいレンズの清掃や再研磨、再メッキなどの技術を要する作業をやってくれるそうで、ここでは無くてはならないものとなっているようです。



ここに展示収納されている望遠鏡のほとんどが、何らかの修理やメンテナンスが必要です。ただ展示するだけなら、敢えて修理などせずにそのままで良いとは思いますが、先にも書いたように、展示機材のほとんどが実際の観望に使われるということですので、修理メンテナンスはとても重要です。しかし、ここに展示されている数百の機材を全て修理して使えるようになるまでには多くの人手と時間がかかるでしょう。人手については、既に十分過ぎるくらいのボランティアや協力会社などがあるので、心配無用のようです。後は時間と費用の問題でしょう。費用については、入館料の300円だけでは何もできませんし、このお金は全て町へ渡しているそうです。



運営に関しては、全てボランティアスタッフ等によって行われています。あまり詳しいお話はしませんでしたが、今後この施設が有名になり国内外から多くの訪問客が来るようになれば、その形態も変えていく必要もあるでしょう。訪問客が多くなり、それがこの町の名物ともなってくれば、場合によってはその運営を町か県と共同で行っていくというのも考えられるかもしれません。



私が訪問した時は、館長さんでもある村山先生に館内の案内をしていただき、その中で施設などについていろいろとお話をお聞きいたしました。普段は天文とは全く異なるお仕事をされて多忙を極めておられる方ですが、週末などに博物館へ来てボランティアスタッフと楽しく有意義な時を過ごされておられるそうです。

短時間のおつきあいでしたが、村山先生は一見すると普通の年配の方ですし、その経歴からくるオーラなども見えません。しかし、これだけの機材を集めることができたのは、村山先生の一言では表現できない大きな功績であると感じました。またとりまきのボランティアスタッフが何の指示をしなくても、皆が各々の役割を理解しており、自主的に行動されているところが素晴らしいと思いました。その原動力となっているのが村山先生の人間的な魅力なのだと理解しました。

画像の望遠鏡は、京都大学から引き取った60cmリッチクレチアン望遠鏡ですが、60cmにしては巨大過ぎるのは、元々はシュミットカメラになる予定で製作したものが後に60cmリッチーになったとのことです。赤道儀はユーハン工業で作られています。この60cmもいずれは一般観望に使われるそうです。しかしまだまだこれから修復などをしていくので、公開はまだ先のことだそうです。この60cmが収まっている観測小屋は、驚くことに小屋まるごとスライドします。それも人が手動で動かします。私も手伝いましたが、4人で簡単に動きました。元はヨドコウの物置から作っているそうで、格安で作られているそうです。

天体望遠鏡博物館は、まだOPENして1年ですが、もう少しいろいろな機材が整備メンテナンスされて使えるようになってから、また訪れてみたいと思っています。まだ行かれたことのない方は、ぜひ一度ご訪問ください。その時代を知っている方には特に感動されることでしょう。またそうでない方にも日本の光学技術がどの程度であったかを現物を見て理解できます。




天体望遠鏡博物館へ行ってきました(1)

2017-03-14 18:18:53 | 旅行記


OPENから1年が経過した香川県にある「天体望遠鏡博物館」へ行ってきました。八ヶ岳からのロングドライブでしたが、出かけた甲斐は十分過ぎるくらいありました。可能ならもっと早く行くべきでした。ネットや雑誌の誌面で見ていたのとは大違いで、素晴らしい施設であることが良く分かりました。



まず初めに驚いたのは、そこに展示されている望遠鏡です。その一台一台が大変貴重なもので、その多くが天文ファンであっても写真でしか見たことの無い名機中の名機です。



さらに驚くのは、これらの展示機材を実際に覗いて星の観測ができることです。ただし全てでは無く、これからメンテナンス、修理を経てからになるとのことですが、いずれはその多くが実観測に使えるようにするとのことです。日本には多くの民間、公共の天文台がありますが、こういった博物館級の機材を使って星の観測ができるところは皆無です。



こちらは教室の一部屋にびっしりと置かれたアマチュア用の天体望遠鏡ですが、これも希望によって使わせてもらえるそうです。ただしレンタルではなく、ボランティアガイドが付き添っての事になるでしょう。それぞれの望遠鏡にはそれぞれの思いがあり、これらの望遠鏡を使ったことのある方は、その当時どんな思いで星を眺めていたかを思い出させてくれる貴重な望遠鏡ばかりです。



このMIZARのCX-150天体望遠鏡は、私がまだ十代の頃に使っていましたが、それまで使っていた6cm屈折赤道儀では不可能だった星の撮影が初めてできた思い出の望遠鏡です。その当時はこの望遠鏡に憧れておられた方も多かったと思います。今では反射望遠鏡も安くなり、ほぼ誰でも買えるようになりましたが、その当時は簡単には買えない高価なものでした。望遠鏡博物館にはそういった当時買えなかった望遠鏡が展示されているので、実際に見て使うことも可能です。ここにくれば当時叶えられなかった小さな思いを時を経て叶えられます。



大型望遠鏡が2台だけ一部屋に展示されているので、どんな意味でこの2台だけなのかと館長さんでもある村山先生にお聞きしたところ、突然壁にあるボタンを押して天井がこうなりました。つまりここは展示スペース兼観測施設でした。アマチュアが持っているスライディングルーフを巨大にしたもので、天井全てが開閉するように作られています。
この天体望遠鏡博物館は、望遠鏡を展示する施設であると同時に、一般に開放された観測施設でもあるのです。たぶんこれだけの施設は世界でも例が無く、収蔵している望遠鏡数やその内容を考えても「世界一の体験できる天体望遠鏡博物館」です。

************* ちょっと長いので明日また続きを書きます *********

大雨で悪天候のカリフォルニアからです!

2010-12-21 12:05:58 | 旅行記

もう何年も通っていますが・・・、1週間全て雨みたいな酷い天候は初めての経験です。とにかく24時間降っている感じで、周囲が全く見えないくらいガスってます。日本の梅雨でもこんなのは無いというくらい悪天候です。本当ならデザート地帯で一晩中皆既月食を撮影する予定でしたが・・・、それどころではありません。特にフリーウェイでのドライブが危険です。ただでさえ車が多いなかで車間距離などほとんどあけないで80マイル以上の高速走行をしているので、雨が降って視界も悪い中でのドライブはさらに危険です。フリーウェイを走っていて事故を見かけない日は無いくらい、事故が多いのはそんなこともあるのでしょう。車が炎上していたのを見かけたこともあります。日本ではまず見かけませんが・・・。これからカリフォルニアと言わず米国でドライブをされる方は他者がつめてきても、ゴーイングマイウェイで車間はきっちり空けて走行されたほうがいいでしょう。ただし、あまりにも遅すぎるのは逆に危険です。回りに合わせた走行が必要です。


日本はどこかで皆既月食が観測できるでしょう。今回の渡米はこれに合わせたのですが・・、全く意味がなくなりました。米国では夜半前から全工程が観測できたのです。3年前も皆既月食の観測で渡米しましたが、その時もサンダーストームで大変な目に遭いました。どうやら日月食とは縁が無さそうです。2009年も日食はダメでした。あの上海も大雨と嵐で酷かったです。2012年はニュージーランド経由でケアンズへ行きますので、私が行ったことで悪くならないで欲しいものです。


米国カリフォルニア・Lone Pineヘ来ています!

2010-11-12 11:14:08 | 旅行記

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たぶん天文ファンにはほとんど・・というか全く知られていない聖地です。ロスアンゼルスから車で約4時間ほどで来ることができます。画像は「アラバマヒルズ」と呼ばれる奇岩群が無数に点在する撮影地としては最高のロケーションです。ここで数千を超える映画が撮影されたそうで、最近のハリウッド映画でSF、戦争映画などはだいたいここでロケされています。


オーストラリアのピナクルズは良く知られていて、天文雑誌にも良く登場する場所ですが、以外と知られていないのが、このアラバマヒルズです。この周辺の山岳地帯は3000メートル近くまでマイカーで入れるところがいくつかあり、光害も皆無なのでハワイのハレアカラ並の星空を見ることができます。仕事などでロスを訪問されたらこちらへも足を運ばれるといいでしょう。

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画像は昨夜撮影したもので、素晴らしい透明度でした。同じ構図を八千穂高原ですると真っ白で、暗い星がみなつぶれてしまいます。このくらいの空なら大きな画像処理など不要で、最低限度の処理で美しい星空を表現できます。追尾はしておりますが、以前に何度か紹介した「MusicBox EQ」オリゴールEQを使っています。最初は使い慣れるまではいろいろ面倒でしたが、やっと理解できるようになってきました。しかし、毎回ゼンマイを巻くのはちょっと面倒です。それ以上に利点が多くあることも確かですが・・・。