おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

本年もありがとうございました!また来年もどうぞ宜しくお願い致します!

2023-12-31 15:09:53 | ブログ


タカハシTOA-130ns鏡筒などを買い取りさせていただきましたので、早速愛機NJP赤道儀に乗せて使ってみました。13cmの屈折望遠鏡ですが、結構な重量があります。このTOA-130は、新たにTOA-150にするので引き取って欲しいとの事でご縁があって当店へ来ましたが、ほとんど使っていらっしゃらなかったようで、対物レンズにはホコリさえ付着していないくらい綺麗な状態です。正直使うのを躊躇するくらいです。接眼部は、タカハシの1:10のマイクロフォーカス仕様になっていますが、手元にStarlights Instrumentのフェザータッチマイクロフォーカサーがあるので、それに交換しようと思っています。ただし、交換するのはラック&ピニオン部品だけです。フォーカシングのスムーズさは、いくら優秀なタカハシ製品より優れているので、TOA-130Nにはピッタリマッチします。

昨夜は晴れていましたが、木星を最初に見てからプレアデスなども見ましたが、気流の状態が非常に悪くて本来のこの製品の良さを確認できなかったので、早々に止めました。これからしばらくはこんな状態なので、仕方ありません。



できれば隣のFCT-150と比較してみたいですが、空がベストな状態でないと比較になりません。TOA-130も最初に見た時は大きいと思いましたが、FCT-150はそれをさらに上回るサイズです。この2本の鏡筒は、どちらもタカハシが誇る最高性能の製品です。ただしFCTは30年以上前の製品ですので、現行販売されている製品と比較する事自体に無理があるかもしれませせん。それでもその当時の技術がどの程度だったのかを知りたいという欲求があるので、とりあえず130と比較してから知人が近くに観測所を持っていて、そこにTOA-150があるので、比較させてもらおうと楽しみにしています。



今日の松原湖ですが、早朝からずっと雨です。少しだけ凍結しかけたのがこれでまた元通りです。松原湖は小海町で唯一の観光地ですし、ここが盛り上がらないと町の観光政策も盛り上がりません。年末年始に松原湖が全面凍結してワカサギ釣りができると、数百人くらいの観光客が訪れますが、それができないと釣りが目的で来る親父さんたちだけです。町が年間で使っている観光に使う予算はどのくらいか分かりませんが、その使い方が費用対効果で考えると到底合わないものではないかと考えています。そこは民間と行政のお金の使い方の考え方によるものなので、何とも言いようが無いです。しかし、暖かい冬は住んでいる者にはありがたいですが、その寒さが観光という生活に直結している人たちには大変な事でしょう。



この農業用らしきテントは、今シーズンから稼働しているものですが、その利用料は@3,500円と結構高いです。誰が作ったのかは分かりませんが、今日も見たところ20人程度は利用しているようなので、まぁまぁでしょう。

今年も残り数時間となりましたが、仕事以外の事で色々と忙しい年でした。アストロカーの稼働は40日程度でしたので、その維持費を賄うのには十分な収入になっています。来年の予定はもう決まっていますが、同様な稼働日になりそうです。実店舗の方は土日しか営業をしていないこともあって、それほど多くはありませんが、それが無かったらお客さんとの交友を深めたりはできなかったと思いますので、大きな費用をかけて店を作りましたが、少しづつその効果は現れてきているようです。ただ、お店をOPENしてから買い取った商品などが相当場所を取っているので、それを少しづつ販売して行こうと思います。来年の星フェスは、今の所開催予定です。11月8日〜9日の二日間になります。来年度はこれまでやりたいと思っていた「手作り天体望遠鏡コンテスト」をやりたいと思っています。今の元気のない望遠鏡メーカーを元気づけることを一つの大きなコンセプトとしています。豪華な景品などを用意できるように考えて動いて行きますので、「メーカーにこんな製品を作って欲しい!」という思いが強い人はぜひともご参加ください。他にもこれから色々と新たなプログラムを考えてより面白い星フェスに皆で作り上げて行きますので、参加されたことのない方はぜひご参加ください。

本年も当店をご利用いただき、またこのブログへもご訪問いただいた皆様に感謝致します!来年も皆様には良いお年でありますことを願っております。

高性能ハイスペックカメラ FLI PL16803 冷却CCDカメラ for Sale 売ります!

2023-12-29 17:02:32 | ブログ


Finger Lakes Instrument FLIのPL16803の冷却CCDカメラを売ります。CCDサイズが、フルサイズ並みに大きい36.9x36.9mmの正方形となっており、その冷却特性が非常に優れているとのことで、研究機関などで多用されている高品質高性能な製品です。ただし、カメラが大きいので、取り付ける望遠鏡などは接眼部がしっかりした、大口径機などにマッチするでしょう。



フィルタホイール CFW-5-7 も付属します。中古 フィルタ5枚セット 50㎜角、ワイドR、セミナローHα、ワイドG、B、クリア。これだけの内容で120万円ほどしたそうです。



カメラは、フィルターウィール共々2022年に国内代理店から購入していますが、ほとんど使っていないようです。従って状態的には新品同様です。購入時は、120万円ほどしたそうです。本当は使いたくで購入したそうですが、代理店が十分なサポートをしてくれなかったので、結果的に使わずに保管してあったそうです。



今は、ZWO社のCCDカメラが多用されていますが、このカメラは冷却性能が素晴らしい事で日本の研究機関や施設などで良く使われているようですので、性能的には間違いの無い商品のようです。

使用に際してのケーブル類などは揃っているので、ある程度このカメラに詳しい方なら違和感なく使っていただけると思います。当店はお客様からの委託で出しておりますので、取次はできますが、所有者自体がこの製品に詳しくないので、サポートなどは当店を含めてできません。ちなみに、購入店は「田中光化学研究所」です。

販売希望価格は、500,000円以上を希望されておられます。ご要望の方はオファーしてください。なお、この商品は個人売買の類ですので、消費税はかかりません。基本的にお譲りしたいのは、この商品に詳しい方で使いこなせる方です。修理等の問題が後に出てもFLI社と直接やりとりができる程度の事が出来ないと使うのは難しいかもしれません。まぁ、普通に英語でメールやりとりが出来れば問題はないかと思いますが、アメリカの代理店を通してなら当店でもお手伝いはさせていただきます。



やや古いですが、タカハシのJP赤道儀です。黒いのはなかなか珍しいです。極軸望遠鏡がついていないので、昔ながらの方法で合わせる必要がありますが、今はPoleMasterなどの導入支援装置があるので無くても問題ないでしょう。ご要望の方がおられるので画像を出しておきます。ウェイトシャフト類はサビもなく綺麗です。ウェイト(黒)は2個あります。

好評だった Mark-X用微動雲台を作ります

2023-12-27 19:27:38 | ブログ


五藤光学のMark-X用の微動雲台をこの部品から3台作ります。もちろん年明けからですが、これまでしばらく作っておりませんでしたが、部材が入ったので、再度製作します。数年前にご注文いただいていた方々はもう諦めたか忘れてしまっているかもしれませんが、もしまだご要望でしたらお知らせください。本来ならご注文があれば作るべきなのですが、材料を取って削って加工して塗装すれば仕上がるものではないので、ご容赦願えればと思います。



タカハシの名機 NJP赤道儀の中古品を販売しています。状態はとても良いとは思います。ただし、余計なエンコーダーが付いているので、これは不要であれば、こちらで外しますが、外した際に本来取り付けてあった部品が無いので、それは形状が分かっているので、ご要望があれば当店で製作します。モーターも両軸付いていますが、コントローラーがありません。もし自動導入の改造をご要望で当店でご依頼いただける場合には、少しお値引きをさせていただきますので、お知らせください。



ウェイトが3個とウェイトシャフト、フレキシブルハンドルがとても綺麗な状態であります。タカハシの元箱に入っているので、前の所有者は、ほとんど使っていなかったと思われます。NJP赤道儀は今でも多くの方々に使われておりますし、当店でも庭に自動導入化の改造をして設置してあります。最大C-14HD鏡筒も搭載できるだけのキャパシティーがあります。とにかく素晴らしい製品です。

もう数日で今年も終わりですが、この週末30日と31日は、一応お店で仕事をしております。八ヶ岳方面へ来られる事があったら、ぜひお立ち寄りください。ただし、時間によっては諸用でちょっと出かける事がありますので、来られる前にお電話で確認されてからお越しください。

タカハシNJP赤道儀用ウェイトシャフトアダプター

2023-12-24 17:09:14 | ブログ


NJP赤道儀のウェイトシャフトが無いとの事でご依頼があってこのジョイント部品を作りました。シャフトは、ストレートタイプのステンレス棒材を持っているとの事で、そのジョイントだけ作りました。赤道儀は、ヤフオクや中古販売店で買われたものかも知れませんが、古い製品で使っている本人でも別に保管してあると、紛失したりするので、シャフトが無い状態で販売等されている事は良くあります。



そんな時にこの部品があれば、市販のシャフトを装着して使えますし、ウェイトも他品を代用ができるので、純正品よりは汎用性があります。純正品は、ネジ仕様なので、ウェイトの着脱がとっても面倒です。ただしバランスの微妙な調整や安全を考えるとそれがベストかも知れませんが、実際に使っていると、3個もウェイトを付けていて、それを外すなどする時にはとっても面倒で時間がかかります。庭のNJPも将来的にはウェイトシャフトをストレートタイプに変えようと思っています。ただ、そうなると今あるウェイトが使えなくなるので、新たに作り直す必要があります。シャフトを太くしてウェイトのメスネジを削ってしまってそのまま使おうかと考えています。

当店に今、NJP赤道儀とJP赤道儀のタカハシでメンテOHをして全く使っていない個体があるので、興味のある方はお知らせください。ウェイト類は揃っていますが、ピラーは他の用途で使うのでありません。

今晩は、何だか暖かいと思って寒暖計を見たら、マイナス3度でした。多分明日から週末にかけて暖かい日が続くようなので、今日まで池に張っている氷が溶けてしまいそうです。今日はクリスマスイブですが、雪が無いのでホワイトクリスマスとはいかないでしょう。

ところで、公式ホームページにも書いていますが、2024年の星フェスは、11月8日〜9日の日程で開催される見込みです。先日、ホテルで打ち合わせをしてこの日にほぼ確定しました。月齢的に上弦の月ですが、夜半前に沈んでくれるので、月と星が両方楽しめるという意味では、悪くはないでしょう。次の開催で7回目となりますが、実際には8回目になります。一つの事を10年続けないと意味が無いとは言いますが、このまま継続できれば10回目の開催まであと少しです。ここ数回はドタバタして苦労しながらの開催になっていますが、しっかりした運営体制が整えば、後は開催自体が自然にできるようになるので、その域まではもう少し苦労しそうです。

月と木星が近い . . . マイナス12度

2023-12-23 19:21:21 | ブログ


昨日の夜に空を眺めていたら、月と木星が接近しているのに気がつきましたが、それほど近いという感じではありませんでした。画像の対角線の両サイドに月と木星が写っています。今晩も綺麗な月夜ですが、時折突風が吹くので、軽い機材を使っているのは要注意です。風の吹き方が一定ではなく、突然強風が吹くので、ある意味危険です。



今朝7時の気温ですが、マイナス12度です。まぁ、今の時期でこの気温は例年通りでしょう。しかし、それでも今年は去年より暖かい日が多くて、雪も降るイメージが湧きません。ガトキンのスキー場は、気温が低いので何とかスノーマシンが稼働できているので雪があります。しかし、できれば自然の雪で滑りたいはずだと思うので、寒いだけで雪が降らないのは、本当の意味では楽しめないかも知れません。もう残り1週間で今年も終わりですが、雪の無い年末年始も珍しいかも知れません。松原湖は全く凍結しないので、氷上のワカサギ釣りは無理でしょう。近くにある長湖は何とかギリギリ凍結するかも知れませんが、来週末くらいから暖かくなるので、それで溶けてしまうと氷上では釣りができないでしょう。松原湖が凍結するかしないかで年末年始のお客の動向が一気に変わるので、それを商売にしているところは厳しいでしょう。



店の庭にあるTeleGizmosカバーは、雪でも風でも雨でも全く問題なしです。マイナス20度でも夏の40度でも内部の機材は保護されるので、安心です。NJP赤道儀などその都度外へ出し入れして観測など出来ません。歳を取れば尚更です。このカバーは、年配の方にこそ役立つのでぜひ使っていただきたいです。

天の川が撮れるスマホ Xperia 5V

2023-12-20 18:29:09 | ブログ


今日は、長年使っていたスマホ「TORQUE」の機種変更の為にauショップへ行ってきました。もう6-7年くらいかもっと使っていたので忘れてしまいましたが、購入した時は山遊びには良いかと思っていました。しかしそのTORQUEも今ではV6になっているので初期型を使っているのは珍しいでしょう。最近になって動作もおかしくなっていたので、そろそろ機種変更をと思っていたら、たまたまネットで見たSONYの広告で「星空を撮れるスマホ」ということを知って、急激に興味が湧いたので、先日東京へ行った際に秋葉原のヨドバシで現物を見て一気に欲しくなってしまいました。

それで今日の機種変更となりました。その携帯が「Xperia 5V 」です。本当ならヨドバシで機種変更するところだったのですが、この機種はauショップでは直接販売しておらず、まずネットショップで注文してからauショップで受け取るようになっていたので、それで受け取りを近場のauショップにして、今日届いたので受け取ってきました。店員さんが何故かネパール人だったのですが、日本人の店員より親切に対応してくれました。コンビニやホテルで働くネパール人は見ていますが、携帯ショップで日本人同様な対応ができるのは驚きです。ある意味専門職なので、日本語ができるのは当然ですが、それ以外に専門的な知識と経験が必要な職場なので、それが出来ているのは相当優秀なのでしょう。先日のヨドバシカメラでもすべての売り場に外国人がいるようなので、海外から優秀な人材がどんどん入ってきている事は歓迎ですが、それだけ日本人がやりたがらない仕事を代わってやってくれているのかも知れません。



話は携帯から飛んでしまいましたが、このXperia 5Vの素晴らしい所は、星空を撮れる機能を持っている事です。正直なところそれ以外の機能には全く目もくれず購入に踏み切りました。恥ずかしながらですが、これぞ星バカです。この携帯を購入したのは、スターウォッチングの際にお客さんから「スマホで星空は撮れますか?」みたいな事を結構聞かれるのですが、それに答える形でこのスマホで撮った写真を見せようと思っています。一眼カメラで撮った写真は確かに素晴らしいと言ってくれますが、一般的では無くて、自分達には撮れない世界だと思われると、いくら撮影の話をしても興味を持ってくれる人が少ないのです。しかしスマホで撮ったと言えば、それ以降の話には身近に感じて興味を持ってくれます。ただそれも自分の携帯では撮れないと分かると興味が無くなりますが、まだデジイチで撮った写真よりは興味を持ちやすいので、それを考えてXperia 5Vに決めました。



スマホで星空を撮るには、最低限度3つの機能が必要ですが、まずは露出をマニュアルで変えられる事。次にISO感度をマニュアルで高感度に変えられる事。最後にフォーカスがマニュアルで出来るか星空をオートフォーカスか無限遠でピントが合うように出来るかです。



まず露出ですが、マニュアルで最大30秒露出に設定できます。30秒露出できれば感度にもよりますが、天の川はほぼ写せます。細かい露出設定ができるので太陽の撮影なんかにも使えます。もちろんHα太陽望遠鏡を使っての話です。



次にISO感度ですが、最大6400が使えるので、レンズの明るさがF1.9なので、それだと6400まで使わなくても3200くらいで30秒で天の川が写ります。ISO感度も細かい設定ができるので、望遠鏡に取り付けてコリメート撮影もできそうです。



最後にフォーカスですが、ピント合わせもマニュアルでできるようです。画面の拡大表示が出来るので、星にピントを合わせるには便利な機能です。まだ使っていないので何とも言えませんが、流石にスマホなので高感度を使うとノイズも出るようですが、RAWで撮影してLight Roomで処理すれば大分綺麗な画像を得られるようです。

レンズも16mm、24mm、48mmと3種類選べるので、色々と面白い撮影が出来そうです。後はこのスマホを固定するホルダーを注文して揃えようと思っています。スマホで星空の撮影が出来るようになったのは素晴らしい事ですが、だからと言ってデジカメより凄いものが撮れる事は決して無いので、あくまでお遊び的な気軽さで使えば良いでしょう。

Xperia 5Vのお兄さん的な機種としてXperia 1Vがありますが、価格が20万円近くする上に撮影機能などは5Vと同一なので、少し安いこの5Vにしました。また色々と撮影した結果はこのブログにアップします。

松原湖が全く凍結しません . . . 暖冬かも?

2023-12-19 17:01:35 | ブログ


今年も残り10日ほどで終わりますが、12月19日になっても雪が全く降りません。それどころか、暖かいので松原湖が全く凍結しないので、年末年始にワカサギ釣りで賑わうのがこの暖かさのためにそれが出来なくなってしまいそうです。これから週末にかけて10年に一度の寒気がやってくるそうですが、それでも湖面を歩けるようになるまでは凍結はしないでしょう。年末年始に完全凍結してワカサギ釣りができるためには、既に今日の時点で相当凍結していないと無理です。
今日も外へ出ても暖かい感じなので、スキー場でスノーマシンを稼働させても雪が作れないでしょう。小海町に移住して10年経ちますが、年々冬が暖かくなっていて、地球温暖化の影響をヒシヒシと感じています。ここに住んでいて雪が降っても迷惑なだけで振らない方がありがたいです。



松原湖は、小海町の一番の観光地ですが、コロナアフターで民宿が次々と消えていって、今では3軒ほどしか営業をしていません。しかし、そんな松原湖には町から大きな予算を使って観光地としての復興政策をやっていますが、その効果は出ているようには見えません。以前は星で町おこしをするという事に力を注いでいたのが、担当者が変わるとそれが簡単に変わってしまい、ついには星フェスからも手を引いてしまったので、とっても残念な状態になっています。観光の資産として、松原湖だけをクローズアップするよりは、その周りにある星空や八ヶ岳の自然をトータルで考えていく方がより大きな効果をもたらせてくれる事に町の人々が気がついていない事が残念としか言いようがありません。

Dji OSMO POCKET 3

2023-12-16 19:34:03 | ブログ


昨日から東京へ出ておりまして、懐かしい友人に会って食事をして、ついでにヨドバシカメラで最新のジンバル装備の小型カメラを買いました。本当なら、ジンバルだけ購入するつもりでしたが、それより面白いのを見つけたので、たまたま以前にドローンを購入した時のDJIの担当者がいたので、ジンバルカメラの事を色々と教えてもらい、最後には今最新のOSMO POCKET 3を購入しました。しかし、驚いた事にジンバル式の4K動画が撮れるカメラがこんなコンパクトになっていて、しかも高機能でデザインも悪くない。売り場で店員と話している最中にも外国人などが次々とこのカメラを買っていったのにはさらに驚きました。まだ発売されて1ヶ月だそうですが、ドローンも含めてこのジンバルカメラも全てメイドインチャイナなのには呆れるほかありません。

以前の中国製品は、安かろう悪かろうだったのですが、安くはないですが、高くて性能が素晴らしく簡単には壊れなくなってきているのには、もはや日本製品が世界で売れていた全盛期のような状態に今の中国製品がなってきています。そんな中で特に心配なのは、日本の望遠鏡メーカーです。もう新しい望遠鏡がほとんど作られておらず、今作っている製品も納期が数年とかで販売店でも在庫を持てないような有様のようです。しかし、その流れとは全く別なのが、古い機材をいまだに愛用されているレトロ趣向の方々ですが、今の天文ファンがどんな機材をメーカーに求めているのかをメーカー自体が理解していないので、必然的に機械精度が非常に高く、製品としての完成度が高い古き良き時代のメイドインジャパン製品がいまだに多くの方々に使われているのでしょう。

残念な事ですが、そうは言ってもドローンもそうですが、このPOCKET 3も本当に素晴らしい製品です。ZWO Seestar S50の後継機もいずれ出るとは思いますが、それがどんな姿で登場するのか、大きな関心があります。それはそんな遠い先の事ではないでしょう。

CORONADO Hα太陽望遠鏡関連の修理など

2023-12-14 16:53:56 | Hα太陽望遠鏡関係


ここ最近になって、太陽望遠鏡関連のメンテご依頼や修理の問い合わせが多くきておりますので、毎日のように太陽を見ています。今日も巨大なプロミネンスが出現していましたが、極大期が間近なのでこれからさらに活動が活発化してきます。そこで太陽望遠鏡関連の問い合わせも増えているのでしょう。太陽観測にハマっている年配の方が増えていますが、星とは違って太陽は毎日のように変化しているので、そこが面白いのと寒空で延々と撮影するとの尖って日中の暖かい時に時間があれば場所を選ぶ事なく観測して楽しめるので、そういったところが太陽望遠鏡の面白さなのでしょう。



このPSTの修理も現在数件来ておりまして、お待たせしています。太陽活動が活発だと気になるのは、オーロラの出現ですが、北半球のでは無くて南半球のニュージーランドで見られるオーロラ活動が気になっています。先日の北海道で見られた低緯度オーロラ出現の際にはニュージーランドでは物凄い規模のオーロラが出ていたそうです。できればまた現地でオーロラに出会いたいですが、しばらく海外へは行っていないので、今すぐには行けないですが、2025年には太陽活動の極大期を迎えるので、その時には6年ぶりにニュージーランドへ行こうと計画しています。

今日も「ふたご座流星群」ですが、今は空半分くらいは星が見えているので、もう少しふたご座が高くなってきたら流れ星が見られそうです。天気予報が良い方に外れてくれたので、出来ればこのまま一晩晴れて欲しいものです。しかし、外へ出ると暖かいので、遅くても夜半前くらいには曇ってしまうでしょう。まぁ、それまで見られればラッキーかもしれません。

ふたご座流星群

2023-12-13 23:55:29 | ブログ


今夜は「ふたご座流星群」の前夜祭ですが、本来は明日夜から15日にかけてが本番でピーク出現を迎えます。しかし天候が悪いので今夜が実質本番です。撮影はしていませんが、明るいのがいくつか流れていました。店の庭から撮影をしましたが、一つ明るいのが流れたので写ったと思いきや早くて写りませんでした。今夜はあちらこちらでネット中継をやっていますが、やはり一番は自分の目で見ることでしょう。うちは幸いにも天の川が綺麗に自宅から見える環境なので、ベンチに寝ながら見れば結構な数の流星が見られます。今夜は特に空の透明度が高くて空気が澄んでいるので、星を眺めるには最高です。ここんところ恥ずかしながら星の撮影を全くやっていません。コロナで海外へ行かなくなってからは特に撮影熱が冷めてしまって、ほとんど仕事でしか星を見なくなりました。こんな素晴らしい環境に住んでいるのに勿体無いですが、こんなものかもしれません。