おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

100年前のZEISS 13cm /F15屈折望遠鏡が仕上がりました

2022-10-31 18:52:43 | ブログ


ようやくというか、やっとツァイス13cm/F15屈折望遠鏡が形になってきました。内部は艶消し塗料を塗りましたが、できればバッフルを入れてより高いコントラストを得られるようにしたいのですが、星フェスまでには無理なので、当日はこれで公開したいと思います。星フェス当日は、メイン会場には15cmF15の屈折望遠鏡を持ってこられる方がいるそうですので、それと比較させてもらいたいと思っています。その15cmは、原村であまりに目立って人を集めてしまったので、他の出店者からクレームがついたと聞いています。しかし、星フェスは全然大丈夫です。参加される方が喜んでもらえるなら、それが一番です。今年の星フェスは、メイン会場を大きく開けているのは、珍しい望遠鏡や大型望遠鏡や双眼鏡を持っている方々に入ってもらい、そこで一大観測会をしてもらいたいと考えています。既に何名かの方々が申し出てくれているので、夜間の車での侵入を許可しています。もし他にそういう方がいらっしゃるならぜひお知らせください。

ところで、ツァイスの見え方ですが、とびきり凄いという見え方ではありませんが、とても落ち着いた見え方です。今日も月面を見ましたが、クリアーで細部まで良く見える感じです。土星や木星に関しては、さすがに20cmクーデの方が良く見えると思います。それがEDアポとアクロと口径の違いによるものだとは思いますが、100年前だと日本でもアマチュアの使っていた望遠鏡を考えると、その当時としてはとても良く見える望遠鏡だったのだとは考えています。ですから過度な期待はせずに、その当時この望遠鏡を使っていた人はもうこの世にはいないですが、その当時の感動は体感できるのではないかと思います。

しかし、この望遠鏡を作ったのはいいですが、持ち運びが大変です。重たいのと長いので車に積むのも大変です。赤道儀に乗せるにしても相当頑丈なものに乗せないとフラフラして落ち着いて見えないでしょう。何れにせよ、会場で見ていただきたいと思いますので、ぜひ会場へ足を運んでください。

今夜も宇宙観測車が発射します!

2022-10-29 18:03:02 | 宇宙観測車アストロカー


今夜は、これからまた宇宙観測車によるハイブリッド型スターウォッチングを小海リエックスホテルにて開催します。天気も快晴なので参加者はほぼ満席状態になります。今は、コロナ感染による安全重視で30名定員としています。ここんところ毎週末定員に近い状態での開催となっています。前回もそうでしたが、天気が良いのはやっていて嬉しいものです。参加者も自然と笑顔になります。今は、月齢的にも良くて土星や木星も見られてそれに星雲星団も見られるので、皆さん大喜びです。一応解説はしておりますが、あまり聞いていないほど舞い上がっています。人気の天体は、当然ですが土星です。木星も縞模様が良く見えるので、分かりやすい天体として喜ばれます。しかし、一番喜んでくれる瞬間は、アンドロメダなどを電視観望で屋外スクリーンで見せた時です。眼視ではほとんど形が分からないのですが、それがカメラの目で見たイメージを見せると大喜びです。これまでのスターウォッチングでは無かった新たな感動です。

星フェスまで、いよいよ2週間を切りましたが、準備は順調に進んでいます。後は当日の運営をきちんとできるようにマニュアルを作って各委員やボランティアの方々に伝える事です。今回の星フェスは過去4回の中でも最高に大変な回になりました。多分、当日はドタバタ満載ですが、ある意味適当にやらせてもらおうと思っています。それぞれのスタッフも同様な考え方で楽しんで失敗しながら参加者の接待をさせてもらうようになるかと思いますので、私たちスタッフをいじめないでください(笑)後は天気次第ですが、晴れる事を皆さんも願ってください!

八ヶ岳は、めっちゃ寒いです!

2022-10-26 09:03:04 | 八ヶ岳 星と自然のフェスタ in こうみ


ここ最近は、あまりの寒さに参っています。お店の標高は、1,150メートルですので下界よりはさらに寒いです。もう氷点下の気温になっています。これで雨が降れば雪になるでしょう。しかし、寒いのは寒いですが、空気は澄んでいて空一面"Blue Sky"です。



星フェスまで残り3週間を切りました。会場の標高は、うちより高い1,450メートルです。当然さらに低いので寒い事は確かです。星フェスは日本の中でも最も標高が高い場所で、最も寒い場所でのスターパーティーです。しかし、晴れてくれれば素晴らしい星空が待っています。11月8日が満月であり、皆既月食でもありますので、月が大きい中での開催ですが、当地は満月期でも星がかなり良く見えます。ましてや今の最新の機材を使えば、それなりに楽しめるはずです。後は当日の天候のみが心配です。長期予報では11月は晴れる日が多いと言われているので、去年同様に良い事を願っています。



ただし、天気が良ければ余計に気温が下がるので、会場で車中泊をされる方々は、しっかりした防寒対策をしてお越しください。こんな寒さでも会場内のオートキャンプ場は、予約が一杯入っているようです。キャンプ場は、本来なら10月末でクローズされるはずでしたが、星フェスまでは延長してくれました。この後スキー場のOPEN準備があるので、ここまで伸ばすとそのあとが大変ですが、星フェスの開催に全面的に協力してくれて実現しました。会場を提供してくれている小海リエックスホテルさんには感謝です。

昨夜、ようやく当日配布するイベントガイドのチラシの入稿が終わったので、これからいよいよ当日の運営についての関係者用のマニュアルを作ったりして当日に備えます。今年はどれだけお客さんが来られるのか全く見えませんが、願わくば昨年の参加者数はぜひ超えて欲しいと願っています。それによって次の新たなプランが立てられますし、関係者の協力も得やすくなります。もうここまで来たらジタバタせずに来場された全ての参加者に楽しんでもらえる星フェスに皆で力を合わせて仕上げていきたいと思います。
ごく一部の方が星フェスは私一人でやっている。という事を言ってますが、それはあり得ません。私がやっているのは、チラシを作ったり事務的な作業をしたり総合的なプロデユースをする程度なので、あれだけのイベントを、もし一人でできる方法があるなら是非ご教授いただきたいと思います(笑)星フェスは目に見えない影で応援してくれる人々、ブースを作ってくれる企業さんや町内の方々など、出店してくれる人々など多くの人たちに支えられて作り上げられています。内容的には映画を作るのに匹敵するほどの素晴らしいキャスティングに支えられています。

今年の開催では、多くのボランティアの方々が協力してくれます。これは今までの開催では無かった事なので、とても感謝しています。また今年は、フリーマーケットの参加者が11名いらっしゃって、これも星フェスを盛り上げるのに役立ってくれています。そういった背景により参加される皆さんが楽しめることを少しだけ覚えておいて欲しいと思います。

昨夜の宇宙観測車は100%マンボ!

2022-10-23 17:07:25 | 宇宙観測車アストロカー


昨夜のスターウォッチングは、30名弱の参加者があり、また天気にも恵まれて宇宙観測車のハイブリッド型スターウォッチングがほぼ100%できました。普通のスターウォッチングだと準備に30分もあればできますが、宇宙観測車で見せるには、1時間くらい前から準備をしないと余裕を持ってガイドできないので、毎回晴れた日には90分前に会場へ入って準備をしています。



しっかり準備すれば、余裕を持ってガイドができるので、晴れた日は特に早めに行って準備をしています。おかげで、参加者は皆さんとても喜んでくれましたので、一安心です。暗い中でもお客さんの表情や反応は見るようにしています。星空ガイドは、決して押し売りではいけないので、可能な限り対話をしながらゆっくり進めるようにしています。ある意味スターウォッチングのガイドは、サービス業の一つと考えてもいいでしょう。特にホテルで有料で行うものでは、ホテルの方針に従う必要があります。しかし、厳密にはそこまでは堅く考える必要はないでしょう。

今日はこれから町民対象のスターウォッチングがあります。もちろん無料ですので、どんな人が来るのか分かりません。基本は子供さんとその家族を対象にしていますが、珍しいからと言って参加する人もいるでしょう。無料にすると大して興味が無い人でも参加されるので、その対応には注意が必要です。それはホテルでやっているスターウォッチングも同様です。小海リエックスホテルで開催しているのは、800円の参加料ですので内容的にはかなり安いです。実際はコスト的にはもっといただかないと合わないはずですが、ゲストサービスの一環として行っている部分もあるので、それ以上は取らない方針のようです。だからと言って参加人数が少ないから「赤字です」とホテルスタッフに言われるのも困りますので、色々と趣向を凝らしたスターウォッチングを行っています。



今日の日中は、いつも宇宙観測車を止めてある駐車場でイベントがあったので、太陽を見せてあげました。その際にたまたま車椅子のお子さんが来られたので、これは絶好の機会と思って電動リフトを初稼働させました。当初上手く動きませんでしたが、しばらく操作してコツが分かって無事に車内に車椅子で入れました。ただお子さんが小さすぎて車椅子のままでは覗けませんでしたので、お母さんが抱っこして太陽を見せていました。宇宙観測車は、お年寄りや子供さん身障者には大変優しい装備を持った移動天文台です。クーデ式である事もその理由の一つです。今日初めてそれが稼働できたので良かったです。リフトを上げる場合には、車椅子だけでなく、サポートをされている人も一緒に上げる事ができるので非常にパワフルです。

星フェスの準備が佳境に入っています。今は最後の当日配布チラシを作っています。チラシにはタイムスケジュールと会場マップが入っていますので、当日はそれをみながら講習会やその他のプログラムへの参加の仕方を検討できるので、役立ってくれると思います。今年はどうやらもう台風シーズンは終わったようで、これからしばらくは好天に恵まれます。ただあまり今から天気が良すぎると11月に入ってから心配です。心配なのは雨と風だけですが、この時期の雨は下手をすると雪になりますし、屋外でのイベントではその強さによっては致命的ダメージをもたらすので、今はそれだけが心配です。

実は、今日は店舗営業日だったのですが、お客さんが突然来られて展示していた「セレストロンNexstar evolution+HD800」を欲しがって根負けして販売しました。喜んで持ち帰ってもらいましたが、スペースがちょっと寂しくなったので、新たな機材を設置しようと考えています。実際販売していない商品だったので、これはあっても仕方ないので買っていただいて正解でした。昨日もお二人の来店がありましたが、いずれも長野県内の方々でした。近くに天体望遠鏡販売店が無いので、近場にあるのはうちくらいなので、実機を見たいとの事で来店されました。多分、星フェスでどこかのブースで機材を買ってくれると思います。

太陽が爆発しています!. . .?

2022-10-20 16:17:54 | ブログ


今朝、いつものように良く晴れていたのでSolar Max90DSで太陽を見てみました。それがこの画像ですが、全方面からプロミネンスが上がっています。中々これは見ものです。巨大なのも2箇所見えていますので、如何に今の太陽活動が活発なのかを物語っている画像です。もちろん、この映像を見るには、高価なHα太陽望遠鏡を持っている必要があります。PSTでも分かりますが、SM90との差は歴然です。特に高倍率でプロミネンスを見れば良く分かりますが、それがダブルスタックだと余計に全体のコントラストが上がって細部まで良く見えるようになります。近いうちに当店へSM90のダブルスタックフィルターが入りますが、そのままでは使えないのでブロッキングフィルターを別途持っている必要があります。



今週月曜日に今年最後の乗鞍エコーラインをe-Bikeで上がって来ました。今年4回目ですが、何でこんなにも行っているのか良く分かりませんが、乗鞍高原自体が好きなのかもしれません。



三本滝のゲートのオヤジさんに「紅葉はどこまで下っていますか?」と聞いたら、摩利支天から冷泉小屋あたりだと言っていましたが、その付近の紅葉を見るとほとんど終わっているような感じでした。というより、今年の紅葉自体が綺麗でないという事だと思います。赤と黄色が色づく前に枯れて茶色くなっているので、紅葉全体が色褪せてしまっています。



ここ数年乗鞍の紅葉を見ていますが、全然ダメです。夏から秋にかけての雨が多かった事や気温が下がらなかった事などが主な要因ですが、多分、今は地球温暖化の影響が大きいので、多分来年もその先も紅葉は良くないかもしれません。ただ、乗鞍や立山の紅葉がダメだから他もそうだとは言い切れないと思うので、必ずしも他もダメという事ではないのだろうと思っています。



ところで、今朝があまりに寒かったので外へ出てみてびっくりでした。霜が降りていました。水たまりも凍結していたので、昨夜はかなり寒かったと思います。だいたい10月下旬には霜が降りるので、驚くことはないのかもしれませんが、これまでが暖かかったので体がそれに慣れていません。来月の星フェスに来られる方々は、厳重増備で防寒対策をしっかりやってお越しください。会場の標高は、1,450メートルです。雨が降れば雪になることもありますが、まだ11月のこの時期に根雪になることは無かったので、車で来られる方は心配いらないとは考えています。何れにせよ天気が晴れるとさらに寒くなるので、今からその対策をしっかりやってください。

今朝のワイドショーで「海外移住7年にして年収8,000万円」という特集をやっていましたが、他にもワーホリで日本の倍の収入がある。と自慢していましたが、あのタイトルだと多くの若い人が勘違いして安易に海外へ出稼ぎに行くのではないかと、危惧しています。私も海外経験は普通の天文ファンが考えるよりは遥かに長いこと海外におりましたので、それがどんな意味を持つのか理解しています。例えば、ニュージーランドだと最低賃金がNZ$20くらいに上がっており、日本の倍くらいですが、昔と違って物価が日本より高いこともあって、逆にそれだけの収入が無いと生活ができません。テレビでは、その大きな魅力的な収入ばかりが注目していましたが、実際に移住してみると分かりますが、特にオセアニアではアジア人に対する偏見や差別が相当あります。特に年配の方で戦争を体験した現地人が日本人に対する感情は決して良くありませんし、若い世代でも道を歩いているだけで罵声を浴びせたりと普通にあります。それ以外でも実際に住んで見れば分かりますが、ニュースなどだけでは知り得ない多くの問題が海外移住には潜んでいます。私も若い時は移住を考えたことはありましたが、今のようにたま〜に旅行などで渡航するだけで十分です。

しかし、来年の春ころから4年ぶりにニュージーランドへ行こうかな〜と航空券の値段を調べましたが、エアーNZの直行便で15-6万円くらいしていました。サーチャージが含んだ値段ですが、コロナ前なら9万円台くらいでオークランドへ行けました。たま〜に使っていたシンガポール航空はもっと高く30万円くらいしていましたので、もうここまでくると無理です。おまけに1ドル=150円にもなる驚異の円安です。仮に行くとしても、ホテルなどは利用せずにキャンピングカーを使って移動と宿泊を兼ねた旅にした方が安くつきます。食事も全て自炊で済ませれば、30万円くらいで収まるかもしれません。まぁ、私は一人なので家族やグループで行けばさらに安くはなるでしょう。何れにせよ、まだ来年も海外へは行くことは無いでしょう。

Vixen SX2-WL+大型システマティックカーボン三脚

2022-10-15 15:10:53 | ブログ


今日、納品したビクセンSX2-WL赤道儀と大型カーボン三脚のセットです。脚径が40mmあるので、かなり頑丈です。ビクセン純正のASG-CB90三脚でも36mmなので、それより4mm太いのでしっかりしています。おまけにシステマティック方式なので、着脱がとっても簡単でワンタッチです。純正だとその都度下部固定ボルトを緩めないと着脱できないので、それを考えると大変優秀で使いやすい仕様です。



当然の事ですが、アダプターは当店で製作しているので、基本的にどのような赤道儀に対してもマッチするアダプターが作れます。一度カーボンシステマティック仕様の三脚を使うようになると、天体用の三脚には戻れないと思います。



このシステマティック大型カーボン三脚の利点は、ズバリ、カメラ三脚として使える事です。つまりツーインワンなのです。トップベースを交換するだけですぐに写真用として使えるので、天体観測から星空撮影に移る場合には、とっても簡単に移行できます。私は常に撮影や観測には1本のカーボン三脚で両方ができるように持っていきます。GITZO製品は、とても優秀ですが、このサイズになると20万円を超える価格になるので、誰でも買えるとは言えません。とにかく、ビクセンなどの赤道儀をご注文の際にはぜひご相談ください。

ところで、今日の午後4時からテレビ放映される「ガイアの夜明け」ですが、本来なら出演となっていました。7月にシャトレーゼが新たにOPENするホテルでスターウォッチングをしたいとの事で、その際の打ち合わせなどがテレビ取材されていました。撮影は結構長かったので、ある程度編集されても映るとは思っていましたが、取材撮影の過程で、他に面白いテーマが出てきたので、結果的にシャトレーゼのホテルで撮影された内容は全てカットされてしまったそうです。後から関係者に聞いた話ですが、元々テレ東の番組なのですが、長野では1ヶ月遅れくらいで再放送されます。まぁ、テレビでは良くある事なので、正直なところ編集の段階で相当カットはされるとは考えていましたが、流石に全カットとは思いませんでした。とにかく残念ではありますが、次回にまたその機会があるかもしれません。一応その事ではテレ東のディレクターから謝罪の電話をもらいました。

この件に関係することでもありますが、近い将来にスターウォッチングのガイドをプロ化したいと考えて動いています。星のソムリエという良い養成プログラムがありますが、実際にこれを生活の糧としていきていけている方はほとんどいらっしゃらないと思います。いても僅かです。私も一応はガイドをやっていますが、それだけで. . .というのには程遠いです。まだかなりの時間がかかりますが、細々と活動していこうとは考えています。

店が壊れます!. . .PSTの修理不可能品

2022-10-15 10:03:27 | ブログ


今朝、店舗の方で作業をしていると、壁の外から”コンコンコン”とけたたましい音がするので、もしかして、いつもの奴が来たのか?と思って外へ出てみたら、この有様でした。アオゲラくんが家をまた壊しに来ていました。以前にも何度か二階の通気口を壊されていたので用心はしていましたが、今度は店の外の柱にアタックして来ました。外に出て初めてその大きさが分かったのですが、鳩くらいの大きさがありました。ふっくらとしていて、目が合うとすぐに逃げて行きました。うちの集落は、良く来てくれるので、時折その音がコダマしています。



見た目はとても綺麗な色の鳥ですので、できれば次は機材を用意しておいてしっかりその姿を捉えたいと思います。当店の裏山は野鳥の宝庫でもあるので、庭には普通に野鳥が飛んできますし、時折カワセミなどもやって来ます。いつも写真は撮りたいと思うのですが、その都度カメラを持ち出していては撮れないので、庭にカメラなどを設置しておいた方が高い確率で野鳥の撮影ができそうです。それかどこかに野鳥観察小屋みたいなのを作ったらいいかもしれません。



ところで、最近お預かりした修理品のPSTですが、色々と調べたところ、この個体はエタロンユニットに問題がある事が分かりました。他にも数台のPSTを修理でお預かりしておりますが、この個体だけはどうやってもイメージが良くならず、彩層面の状態がほとんど見えなかったのです。従って、残念ながらこの個体はお返しとなります。これまで多くのPSTを見て修理対応してきましたが、ブロッキングフィルターで改善しなかったのは初めてです。中古品として購入されたようですが、イメージが既に暗くて黒点さえもあまり良く分からない末期的な症状でした。エタロンユニットも修理できなくはないですが、相当費用と手間がかかるので、これにブロッキングフィルターの交換と合わせると新品が買える程度になるので現実的ではありません。

大変気の毒だとは思いますが、ここまで状態が悪いと実用もできないので、使い道も閉ざされた感じです。ヤフオクなどで中古品を落札して当店で修理等をされるにしても、元の状態かそれ以上に戻せればいいですが、今回のようなケースもありますので、例えば望遠鏡販売店が販売している商品でも迂闊には手を出されないのが賢明です。

今日は、久しぶりに小海リエックスホテルでスターウォッチングがあります。考えてみると、志賀高原の天空フェス以来の事ですが、天候が微妙なところです。しかし、晴れる可能性も高いので、晴れたら「ハイブリッド型スターウォッチング」が出来ればと考えています。今の所参加者は少ないですが、晴れると当日参加が増えるので、一気に定員に達する事があります。ただホテル側の設定料金が安いので、そこは今後の展開で改定されていくでしょう。参加料金である程度の線引きをしている部分があるので、安いとそれほど興味の無い方でも申し込んできてその方々が全体の雰囲気を壊してしまう可能性もあるので、やはりネイチャーアクティビティーには、それなりの料金設定が必要だと考えています。日本のネイチャーアクティビティーでも特にスターウォッチングの料金設定は、海外などから考えても安すぎると思います。料金を上げるならそれなりのサービスも提供すべきと考えるのが普通ですが、海外ではガイドの話だけで大きな料金を取るところが多くあります。私がやっているSWでは、常に色々とゲストサービスを考えていますので、他ではやっていない事が多いです。それでもまだ満足はしていないので、より高みを目指して展開を今後もしていこうと準備しています。

星フェス開催まで1ヶ月になりました

2022-10-12 17:23:51 | 八ヶ岳 星と自然のフェスタ in こうみ


今年の星フェスには、10店のフリーマーケット店がOPENします。去年の倍の数字です。これだけあるとかなり盛り上がります。海外のSWAP&MEETは、スターパーティーでは一般的にありますが、参加者が多いものでは、もう終わってしまった北米カリフォルニアのRTMCがありました。最初に行った時は、出店数も多く、フリマだけで20店くらいはありました。また企業出店もかなりあり盛り上がっていましたが、年々細々となってきて、しまいには終わってしまいました。入場料を2日で50ドル取っていた割には、ほとんどプログラムも無かったので、終わって当然だと思いました。それを改善すべく、元Meadeの副社長のスコットロバート氏が新たなスターパーティーを立ち上げましたが、それも一度きりで終わってしまいました。内容が非常に充実していて、良かったのですが、お金をかけ過ぎて採算が合わなかった事が続かなかった理由だと思います。

日本の星イベントは、海外のものから考えると楽しめる上に充実していると思います。それで入場料を一切とらないのが、人が集まりやすくて続いている理由だと思います。しかし、それもいつまでも続かないので、どこかでその体勢を改善していく必要があるかもしれません。今後星フェスが大きく成長していくためには、安定した資金源の確保も必要となるかもしれません。



話は逸れましたが、今年のキャンプ場は、完全にオートキャンプ場になった事で利用料も値上げとなっています。車の乗り入れも可能ですし、自分のサイトであれば、車の横に機材を出しておいても文句も言われません。一部パワーサイトもありますので、寒い夜には電気毛布なども使えるので、快適なキャンプが可能です。



利用するには、ホテルフロントからの予約ではなく、民間のキャンプ場予約サイト「なっぷ」からの予約となります。口コミも多く入っていますが、リエックスのキャンプ場がいかに人気かが分かります。星フェスの日が今年の最後の営業日ともなっているので、一般のキャンパーも予約しています。多分当日はもう予約できないと思うので、ご利用予定の方はお早めにご予約ください。



冬はパトロールステーションとなっているこの建物ですが、キャンプ場の受付事務所になります。中には売店もあるようですが、何を販売しているのかは見ていません。

今日は午後から実行委員会の会議が役場でありました。開催まで一ヶ月ともなると話し合いにも熱が入って活発な討議ができました。今年はこれまでとは大分勝手が違うので、色々と大変なところはありますが、何とか今年をしっかりやり遂げて次へ活かしていきたいものです。

とっても綺麗なTSA-120N鏡筒あります. . .太陽望遠鏡としても

2022-10-08 11:15:13 | ブログ


先日から販売しているとっても綺麗な「タカハシTSA-120N鏡筒」のused品ですが、画像では分かりにくかったので、再度撮り直してアップしました。私もお引き取りしてからきちんと見ていなかったのですが、まず対物レンズが新品と言っても差し支えない状態でホコリ一つ付着していません。



また付属している鏡筒バンド125Sも赤道儀との装着部に傷一つありません。



接眼部のファインダーベースには、FQRが付いており、これも当然綺麗です。ファインダーは完全未使用品です。





TSA-120と120Nの違いは、フードが伸縮できるか出来ないかの違いですので、その際の長さの違いが150mmです。ただし重量がその分軽量化されているので、良い事もあります。光学系はどちらも同じですので、それで現在のTSA-120が税込430,000万円です。当店のは税込で360,000円ですので、その差90,000円です。元々のTSA-120Nの価格が税込で380,000円ですので価格差は小さいですが、鏡筒バンドとFQRを入れるとその差も大きくなります。純粋にTSA-120の光学系を重視される方には、待たずともすぐに入手できる上にお安いので良いかと思います。必要とされている方は今一度ご検討ください。

なお、元々このTSA-120NにCORONADO Solar Max90を取り付けて使うアダプターがありますが、それはご要望に応じて10,000円でお付けします。またSol-Seacherファインダーも合わせてお付けしますので、トータルで30,000円以上さらにお得です。Solar Max90とブロッキングフィルターをお持ちの方には優秀な太陽望遠鏡に生まれ変わります。ぜひご検討ください。

八ヶ岳クラフトフェアへ行ってきました

2022-10-08 10:30:42 | 国内イベント


昨日は、原村の自然文化園でやっている八ヶ岳クラフトフェアへ行ってきました。雨模様の最中にわざわざ行ったのは、人が少ないので出店者と話ができるので、敢えて天気が悪い時の初日に行きました。本来なら今日行けば晴れていたので良かったですが、人も多いのでコロナの心配もあるので土日は避けて初日にしました。

10時30分頃に会場に到着しましたが、幸いにも文化園前のアスファルトの駐車場が空いていたので、そこに駐車できました。



到着した時はまだ雨も小降りだったのですが、午後になると徐々に雨脚が強くなり、そのせいで人もいなくなってきてご覧の状態になっていました。八ヶ岳クラフトには、毎回5-600人の応募者がいるそうですが、出店できるのはその1/4程度ですので、相当狭き門ですが、毎年見ていると同じ出店者に出会います。選考の基準は、本当にオンリーワンの作品をしっかり作って、作家さんのポリシーがその作品に込められている事でないかと考えています。既製品を組み合わせたり適当に作っていたりするところは、選考の時点でけられてしまうのでしょう。小海の星フェスはまだそこまではやっていませんが、来年からは自然の植物や生き物などをモチーフにした作品作りをしている作家さんを中心に来てもらえるように選考していこうと考えています。



会場では、そんな事も考えて星や自然の生き物を表現しているような作家さんを探しましたが、それほどはいませんでした。その中でも唯一星のデザインの陶器を作っている方を見つけましたが、11月は既に予定があるとの事で星フェスには来てもらえませんでした。



こちらもバードコールを作って販売している作家さんですが、11月のJBFや大阪の自然史博物館のイベントには出店されるそうです。野鳥画家の谷口先生も良く知っているそうで、まさに星フェスにはピッタリだと思ったのですが、残念ながら予定があるそうでダメでした。しかし来年なら出てくれそうなのでチラシを渡してきました。



130ほどある出店者の中で最も注目を浴びていたブースがありましたが、こんな形です。メリーゴーランドを小さくしたような形ですが、中の狭い空間に一人作家さんがいて対応していますが、食事をしている時も皆から大注目を浴びていて、作家さんも作品の一部と化していました。販売しているのはウニの殻で作ったライトですが、一つのお値段が3万円弱程度となかなかのお値段です。それで気になったのは、このブースをどうやって持ち運びしているのかでしたが、作家さんは本業が大工さんでステージの小道具なども作ったりしているそうです。なのでこのブースはユニック車を使って設置などを行なっているそうで、そのユニック車も持ってきているそうです。クラフト作家さんとしては異色の存在ですが、星フェスにも来ても大人気になってくれそうです。ただし外に飾るのはウニではなく、星を使ったライトでも飾って欲しいものです。



ここんところ、毎週末は方々のクラフトフェアへ出かけていますが、出店者を探すのも目的の一つですが、どんな風に入場管理をしているのか、またコロナ対策はどうやっているのか、などを見て歩いています。原村のは驚いたことに、去年のような入り口で記帳させて検温をしてシールを貼ってというのは今年は一切ありませんでした。文化園の通常の入場方法とほとんど同じ感染対策のようでした。先週末の黒姫高原のも受付はありましたが、そちらの方がまだ検温をしてもらい、消毒をしてというのが感染対策でした。これらを見た限りでは、星フェスもそれほど神経質にならずに、受付で検温と消毒くらいしてもらうようにすれば良いかと考えています。

また来週末は長野県内のクラフトフェアへ出かけますので、お店の方は特にご要望が無い限りは閉めていますがご容赦ください。とにかく星フェスが終わるまではやる事が山のようにあり、日々その準備をやっています。私自身は元々このフェスタを立ち上げた人間ですので当然詳しいですが、周囲のスタッフが全く初めてなので、当日混乱しないようにマニュアルを作ってそれに従い動いてもらえるように準備しています。ですから、お店へのご訪問については、どうしても必要なご相談などがあっての事であれば事前にスケジュールを確認して対応しますのでお問い合わせください。