おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

小海星フェスは無事に終わりました

2017-10-30 16:20:13 | 国内イベント


まずはご来場の方々や出展社さんらを歓迎するための「鏡開き」から始まりました。幸いにも小降りの時だったので、これで無事に始まりました。

台風22号の影響が大きくて、その情報だけで来られなかった方々が沢山いらっしゃったと思いますが、その分「抽選会」は大盛況で、ハズレ無しで小学生には相当高い確立で数万円の双眼鏡や顕微鏡が当っていました。それ以外全ての方々にも町の特産品詰め合わせや野菜、パンなどが配られてとても喜んでおられました。抽選会で一番の目玉だったのはBORG 77EDII-BU-1のセットでした。これはBORGの中川さん個人からのご好意で提供された商品で、ご訪問の予定がご事情によりキャンセルとなったことでご提供いただきました。幸運にも良く原村や胎内にいらっしゃる当店のお客様が当選されました。この抽選会も出展社様からのご協力により集まった商品で成り立っておりますので、それにはお客様共々感謝しております。この場を借りて改めて御礼申し上げます。実は翌日分として残してあった商品がありまして、それは来年まで大切に保管して次回の抽選会等にて使わせていただきます。



商工会等の有志と小海リエックスホテルでのキノコ汁や焼きたてのソーセージ、ホテル特製カレーライス、ホットワイン、コーヒーなどもありました。キノコ汁や特製カレーライスは大好評でした。本当ならまだ沢山の地元からの出展者が出るはずでしたが、この最悪の天候でキャンセルとなったりしたことがとても残念でした。



それでも数百名の方々が遠方からやってきてくれたのは、主催者の一人として大変嬉しかったです。星まつりなので星が見えないと参加する意味が無いのかもしれませんが、20以上の遠くから参加していただいている出展企業さんや町の主催者はお客様を暖かくお迎えするために多くの時間と費用、そして人を使ってこのイベントを催しています。しかしそれも人が来なければ無駄になってしまうことが多くあります。



イベントは結局、土曜日一日だけで中止となってしまいましたが、日曜日の午前中に来られたお客様にホテル前でキノコ汁を振る舞って「中止になってしまい申し訳ありません!」と頭を下げていたのには素直に感動しました。たとえ台風の影響だったとしても、わざわざこのために遠方から来ていただいたお客様のことを一番に考えた故の行動ですので、結果は満足なものではありませんでしたが、これを側で見て来年は必ずしっかりとやり遂げたいと気持ちを切り替えることにしました。



出展ブースには、常連さんなどが結構いらっしゃって、出展者と楽しく話して買い物もされていました。実際、全然売れていなかったと思ったら、そうでもなく、来られた方がそれを買うために来ていたそうで、購買率はとても高かったようです。実はこういう時に来ればいつもの星まつりの時よりさらにお安く買えることもあります。そういうことを知っている人は実にスマートです。



テントブースでお客さんらと話しておりましたが、あるお客さんからは「この場所は素晴らしいし、天気さえ良ければ沢山人が来ますよ!」と心強いお言葉をいただきました。この場所の良さは出展社さんの皆さんにも言われました。他にも会場がリゾートホテルで、スキー場とゴルフ場と広大な敷地を持っているので、星を見るには全く問題ありませんし、駐車場もゲレンデなども入れると1000台ほどの駐車能力があります。ホテルでの食事も朝〜夜まで出来る上に天然温泉「星空の湯」もあります。年配の方にはホテルに滞在してじっくり楽しむスタイルが適しています。



今回はホテルの宴会場を講習会場にしたのは大正解でした。外が雨で寒くても一日中何らかの講習会がやっているので、中には5-6講座を受けていた方もいらっしゃいました。アストロアーツさんの上山さんの講習会もこの悪天候でもこれだけ入っていました。たぶん晴れていれば80席は全てうまっていたと思います。この他にも朝10時過ぎから夜の10時まで延々講習会をやっていましたが、初回からずっと最後までお客さんが入っていたのは驚きました。
講習会を担当したある企業の方が「これだけの揃った施設で講座ができるのは素晴らしいですね」と絶賛しておりました。星まつりでは通常屋外で講座を行いますが、時期が寒い時期でもありますし、悪天候のことを考えて室内にしましたが、これは正解でした。



こちらは三脚メーカーのベルボンの又平さんの講習会ですが、カメラ三脚の選び方から使い方まで親切丁寧に教えてくれました。こういう講座は通常の星まつりではやりませんが、CP+や都内ので写真関係のイベントでは良く行われているものです。三脚の使い方は意外と知らなかったり、その重要性を認識されていなかったりするので、こういう講座は喜ばれます。時間が午前中の早い時間だったので人は少なめでしたが、それでも又平さんが一生懸命お話されている姿は感動します。

他にも日曜日に開講するはずだった、ミザールの伊藤さんの「古き良き時代のMIZAR望遠鏡」講座やスコープテックの大沼さんの「正しい望遠鏡の選び方」講座もぜひ多くの方々に聞いて欲しい講座でした。素晴らしい双眼鏡を作られている日の出光学の宮野さんの講座も光学製品を作り販売している方でないと知らない多くの事を教えてくれます。興和光学の角井さんも同じ双眼鏡のお話ですが、同じ物作りをしていても、物を作り世に出す苦労は全く違います。これらの講座は、主催者の一人として私が強く望んで実現したものですが、それには企業の皆さんのご協力があって実現しています。

残念ながら今年は素晴らしい講座を皆さんに聞いていただくことなく終わってしまいましたが、来年はこれに自然写真の写真家や野鳥のイラストレーターや自然や星の造形作家さんらにもこの講座に加わっていただき、さらに幅広く多くの方々に楽しんでいただけるよう今から準備していきます。今年は星フェスでしたが、来年は「星と自然のフェスタ2018」になります。今年残念なことに来られなかった方々は、ぜひ来年はお越しください。皆さんの心に一つの小さな感動を残すお手伝いをさせていただきます。

最後に、今回ご来場いただいた数少ない皆様と悪天候の中ビチャビチャになりながら出展していただいた企業の皆様に感謝いたします。ありがとうございました!

小海星フェスは明日開催です!

2017-10-27 16:33:39 | 国内イベント


多くの方々の熱意とご協力により、明日無事に初回の「北八ヶ岳小海 星と自然のフェスタ2017」が開催されます。このイベントを計画してから5年経ちましたが、ようやく日の目を見ることができます。

今日無事にテントブースが完成して、後は明日お客様をお迎えするだけになりました。既にいくつかの出展社がホテルに到着しております。明日午前10時からなので、東京を朝出ても10時にはOPENできないことから、前泊されるところが結構あります。

台風22号の動きが気になるところですが、午後5時前でもまだ快晴です。雨が降る気配は全くありません。ただ明日になってみないと分かりませんが、仮に台風の影響があるとしても、週明けになると考えています。運良く予報が外れてくれれば、明日も何とか天気が持つかもしれません。元々この小海沿線は「晴天率が日本一」と呼ばれている地域です。大きな電波望遠鏡が2台もあるのがその証拠だとは思います。明日一日何とかもって星が見えてくれればこのイベントはさらに盛り上がってくれるでしょう。



テントの設営をしている最中には既に何台かの車中泊組が駐車場に入ってきています。たぶん今晩は星空を堪能して明日天候が崩れたら帰られるのだと思いますが、聞いた訳ではないので分かりません。もしかしたら二泊するのかもしれません。たぶん明日の朝には結構な台数の車が駐車場に入っているでしょう。

心配していた麦草峠への道R299は、現在は峠までは通しているようです。ただし茅野方面へは抜けられないようです。紅葉は既に峠では終わっておりますが、リエックスホテル会場周辺はこれからが最盛期です。明日は紅葉ウォーキングなども楽しみながらお越しください。

今日は快晴です!

2017-10-27 09:14:32 | ブログ


星フェスは、明日の午前10時からですが、今のところ快晴です。天気予報だけを信じていると、明日の天候は星を見るのには厳しそうですが、今の天気を見た限りでは明日まで持ちこたえてくれそうな感じです。仮に太平洋側が悪くても八ヶ岳の東側の松原湖高原は、意外にも晴れてくれるかもしれません。

行動のベストなパターンとしては、土日がお休みの方は今日の夕方以降に出発して夜半過ぎにこちらへ入って夜に星空の撮影をしてそのまま車中泊で明日は出展ブースを見て掘り出し物を探したり講座に参加したりして、明日の夜が良く無さそうならそのまま帰るというのもありかもしれません。



できれば日曜日まで泊まっていただいて、十分に堪能されてお帰りいただくのがベストですが、日曜日の天候はさすがに良くても曇りだと思います。もちろん台風22号は予想よりずっと遅くて30日にやっと九州以南に来そうな感じなので、イベントには全く影響はありません。

松原湖の紅葉は今が最盛期になっています。水面に映り込む紅葉と遠くに見える八ヶ岳のコンビネーションが絶妙にいいです。夜晴れていれば星空が反射して見えると思います。

今日は、これからテントの設営などがありますし、夜はホテルで明日の食事を兼ねた打ち合わせなどがあるので、一日外へ出ています。これからお越しになる方はくれぐれも道中お気をつけてお越しください。より多くの皆様のお越しをお待ちしております。

八ヶ岳は初冠雪ですが…まもなく星フェスです!

2017-10-26 14:56:29 | 国内イベント


昨日、ついにR299麦草峠への道路が雪のためにクローズされました。これで白駒池への無料シャトルバスも終了となったようです。そこで今朝朝霧が切れたところで八ヶ岳を見たら真っ白でした。



ちなみに当家の今朝の気温はマイナス3度でした。これだけ気温が低くなると台風も接近できなくなると思います。



その台風22号の発生を全く感じない今日の抜けるような青空です。明日も概ね好天になるそうで、何とか28日もこの天候が維持してくれそうです。仮に台風が近づくにしても週明けになるようで、まずは一安心です。



今日は、テントブースに明日張るテントの準備をしました。このエリアに企業ブースが出展します。地面は砂利になっているので仮に雨が降ってもぬかるようなことはありません。星空サイトへもこのブースエリアから最短ルートで徒歩10分ほどで行くことができます。天体望遠鏡を設置される方は星空サイトに車を置いて、そこからブースエリアへお越しください。
日中は晴れていればとても暖かく、半袖でも大丈夫なくらいです。その分夜は冷え込みます。薄手のダウンジャケットなどを着用してお楽しみください。



今回のイベントの目玉ともなっている企業各社が行う講習会やプロの写真家などが行う講習会は、全て小海リエックスホテルの2階宴会場で行います。暖房も完備で椅子にこしかけてじっくり講習を受けられるようになっています。もちろん雨が降っても大丈夫です。これまでどの星まつりでもやらなかったメーカーのエキスパートが自社機材について教えてくれるので、とても興味深く面白いこと間違いありません。また企業の中にはミザール望遠鏡の昔話をしてくれる講座もあり、学生時代お世話になった方も多いはずです。普段決して聞く事のできない貴重なお話をしてくれるはずです。
いずれにせよ、どの講座も魅力的なお話ばかりですので、可能な限り多くの講座へ参加されて楽しまれてください。

これから冬にかけてオーロラや星空の撮影に出かける方には、田中雅美氏、飯島裕氏の講習会があります。この両氏の講習会は都内で有料で開講されているもので、いずれも大変人気の講座です。無料でじっくり聞けるまたとないチャンスです。田中雅美氏は富士フイルムイメージングさんのブースで実地のレクチャーもしてくれるようです。それについては当日同社のブースでご確認ください。飯島裕氏はアストロアーツ、オリンパスのブースにいらっしゃると思うので、ご質問などがあればお答えいただけるかと思います。書籍などの販売もあります。

他にも業界の先駆者でプロで活躍されているSKYPIX JAPANの岡氏によるタイムラプス講座があります。これも室内で開講しますので、時間が許す限りしっかり聞いて学んでいただければと思います。RICOHイメージングの山本勝也氏のTHETA 360による全天星空撮影講座も見逃せません。山本勝也氏は長野県の星空を数多く撮影されており、その作品は多くのメディアに使われています。ご自身でも星景写真を撮りながら、カメラを作る側の人間でもあるので、技術的な側面から星空撮影を語ってくれるので、初心者だけでなく、ハイアマチュアにとっても貴重なお話になるかと思います。



ご来場の皆様はこの第四、第三、第二駐車場へお車を駐車してください。ホテル前にある駐車場は、ホテルの宿泊者専用でその一部を出展社用として使わせていただいております。このエリアには駐車票の貼付が必要となり、それがなされていない場合には移動をお願いするようになりますので、くれぐれもご注意ください。



この第四、第三駐車場からブースエリアまでは徒歩5分ほどですので、遠くはありませんので、ご面倒でもここより徒歩で移動をお願いいたします。車中泊については人様に迷惑とならない限りは特別禁止しておりませんが、常識の範疇でマナーを重視してご利用をお願いいたします。



天体望遠鏡は、この駐車場でも設置して観測していただけますが、夜間に出入りがあったりすると危険ですので、設置する場合には車が通らないところへ設置してください。ただしこのエリアは一晩中街灯がついています。より暗いところでの観測や撮影を希望される方は、ホテル北側にある「星空サイト」をご利用ください。



画像は星空サイトで数日前に撮影したものですが、時間が早かったので周辺部が明るいですが、当日夜半前には月が沈んだ後にはこれより暗い星空となります。星空サイトでは午後10時以降の出入りは原則禁止とさせていただいておりますが、やむなく出る場合には、レストハウスを左から時計回りになるようにゲレンデ側にライトを照射しないように歩行者などに十分気をつけて車を出してください。

星フェスの「星空サイト」の星空について

2017-10-24 14:31:09 | 国内イベント


今週末の小海星フェスの星空を見るために環境を整えた「星空サイト」のまずは「北」の空です。露出時間は30秒で14mmで撮っています。他の方角も全て同一条件です。



こちらは「東」の空です。撮影時間は午後7時過ぎの早い時間なので、光害の影響が大きく出ていますが、夜半を過ぎると一気にダークスカイになります。



こちらは「南」になりますが、小海リエックスホテルの灯りが若干気になりますが、こちら側を照らす強い灯りが無いので、肉眼で見た限りでは足下が良く見えないほど暗いです。写真だと明るく見えますが、この時期と時間帯には真南で撮る被写体はそれほど無いはずなので、影響はほとんどありません。また当日はホテルの照明でサイトを照らしているものは全て消してくれます。



最後に「西」の空です。方角的に八ヶ岳がありますが、その先には茅野や諏訪方面があるので、肉眼では僅かに明るく感じるほどです。この写真は昨日撮ったものですが、撮影中ひっきりなしに雲が流れてきて空の透明度はベストとは言えない状態でした。本当に良い時には以前にブログでもアップした魚眼で撮った極上の星空となります。



天頂付近にある夏の大三角と銀河を撮ったものですが、このレベルの星空が撮れるので、環境としてはとても良いはずです。おまけに標高1400メートルもあるので、星まつりの会場としてはトップクラスです。

地上の障害物は、西側のゲレンデが地平高度15-20度くらいまでありますが、それ以外はほぼ10度以下に森林やホテルの建物があるだけなので、この時期に観測撮影対象となる主な天体は全て見えていると思います。北極星も当然良く見える環境です。まぁ、星景写真を撮るほどの地上風景はありませんが、星野写真や星雲、星団の撮影や天体観望にはとても良い環境です。

足場は、レストハウスの入り口に広いスペースがあり、そこは舗装されており、木製のテーブルもあるので、そこで談笑しながら星を眺めたり、撮影したり自由にできます。このスペースに思い思いの機材を設置して、機材自慢をしていただければと思います。当日ご自慢の機材で星を見せていただける方は、ぜひ受付で「ボランティア」の登録をお願いいたします。僅かながら食事券などのお礼をさせていただきます。

台風一過でGood Dealなお知らせ

2017-10-23 16:07:29 | ブログ


21日は、ビクセンさんが協賛出展している、手ぶらで星空観測におじゃましてきました。生憎の雨で全然人が居なかったのが残念ですが、野辺山天文台の方々と少しお話ができたので良かったです。



ビクセンブースでは、アウトレットの双眼鏡があったのでSW用に数台買わせていただきました。女性スタッフが2名で雨の中忙しそうに頑張っておられました。出展ブースは、ビクセン以外は全て食事の販売だったので、人が居ない割には何故か人がたかっていました。屋外で星を見せるイベントは、やはり天候が全てです。室内で楽しめるものがあっても、屋外プログラムがメインのイベントでは、雨が降ったりすると劇的に来場者が減少します。

いよいよ今週末に迫った小海町の星フェスですが、幸いというかラッキーなことに台風一過で概ね良好のようです。前日にならないとはっきりしませんが、とりあえず雨は無さそうな気がします。



ところで、一つお店からGood Dealなお知らせがあります。今週末の星フェスで太陽観測にこの2台の太陽望遠鏡と100mmの太陽望遠鏡、双眼望遠鏡を展示して見ていただきますが、このPSTのケース付きとまだ日本で販売されていない「Solar Max 3」については、29日のイベント終了後に格安で販売いたします。お値段はSM3は19◎◎◎◎円、PSTは8◎◎◎◎円(諸税込み)にて販売いたします。希望者が複数名いらっしゃった場合には、じゃんけんで決めていただきます。商品はいずれもほぼ新品状態です。見え味も抜群に良いものです。特にSM3の見え味は、これまで見たどのSM2より良いものです。ご来場の際に実際に太陽を見てお決めいただくのもいいでしょう。このイベントでは当店の出展はありません。詳しいお値段については、当日イベントの閉会後に当方より口頭にてお知らせいたします。



台風が全ての雲を引き連れていってくれましたので、この時間帯は抜けるような空一面青空です。これだけ悪天候が続くと天文ショップでも売り上げが大きく落ちるそうです。今年の10月は去年の9月と似たような天候で、日照時間が異常に少なかったようです。この反動で今週末から来月にかけてはすっきりした秋晴れが続いてくれそうです。元々この時期に星のイベントを町と一緒に考えたのは、台風の影響や近年の夏から秋口まで続く悪天候の影響も考えて、敢えて人でが少ないかもしれないこの時期になりました。しかし、幸いにもその目論みはあたりそうな感じです。



八ヶ岳の八千穂高原から白駒池の紅葉は終わりつつありますが、松原湖周辺の紅葉はこれからが最盛期となります。特に今週末くらいがそのクライマックスとなってくるので、単に星空だけでなく、紅葉も合わせて楽しめるので、自然と芸術、科学を楽しむには最高のタイミングです。

各社よりイベント告知がされています

2017-10-20 16:59:42 | 国内イベント


小海町初めての星まつり「北八ヶ岳小海星と自然のフェスタ2017」まで後1週間となりました。これに伴い出展企業各社よりイベント告知が始まっておりますが、そのいくつかをご紹介いたします。
一般社団法人 日本望遠鏡工業会
http://www.jtmas.jp/event/hoshifes2017.html
㈱ビクセン
https://www.vixen.co.jp/post/171013a-2/
㈱ケンコー • トキナー
http://www.kenko-tokina.co.jp/blog/2017/10/1028292017.html
アストロショップ スカイバード
http://www.skybird.jp
㈱興和光学
http://www.kowa-prominar.ne.jp/archive/event/event_171028-2/
㈱ニコンビジョン
http://www.nikonvision.co.jp
SKYPIX JAPAN
http://www.skypix.jp/news51.html
㈱サイトロンジャパン シュミット
http://www.syumitto.jp
㈱ミザールテック
http://d.hatena.ne.jp/MIZAR/
㈱リコーイメージング
http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/index.html
RICOH 360.com
https://theta360.com/ja/info/event_touchtry/2017-10-28/

その他各社でもFacebook,Twitterなどでもイベント広報していただいております。大変有り難いことです。今は、一人でも多くの方々に来ていただき楽しんで学んでいただける初めての星と自然のイベントになるよう小海町を上げて皆様のおもてなしをさせていただく所存です。当日の天候も、台風一過できっと好天に恵まれて多くの方々に来ていただけるものと考えて、日々その準備に追われております。

それで一つ嬉しいお知らせがあります。現在も開催されている連日大入りの「新海誠」展ですが、当日会場にお越しの方で受付をしていただいた方には、もれなく先着300枚の半額入場券を差し上げます。通常は大人500円、子供250円が、それぞれ250円、100円でイベント期間中ご入場いただけます。その他にも無料で商品がもらえる抽選会などもありますので、講習会やメーカーブースでのアウトレット品などの販売、カメラの無料レンタルなど、盛りだくさんの内容となっております。他にも特別ブースとして「天文ファンのたまり場」的な談話スペースもご用意するつもりです。そこでコーヒーなどを飲みながら星仲間同士会話を弾ませてください。当日は、あのBORGのカリスマ伝道師の中川さんも会場にいらっしゃいます。機材も展示しますので、ファンの方々はぜひお越しいただき、楽しんでください。今年はJBFでの出展は無いそうですので、直接会ってお話できる貴重なチャンスです。



先日行ったホテルでのスターウォッチングですが、4日間連続で行って最終日だけ晴れて星空を堪能していただきました。しかし当日は、結露がもの凄くて参りました。望遠鏡の何もかもがべちゃべちゃでした。露除けヒーターなど役にたたないほど酷かったです。雨上がりだったので仕方ないですが、日本は本当に湿度が高くて参ります。毎年この時期だけやっているクラブツーリズム主催のツアープログラムのスターウォッチングですが、来年からは定着させたプログラムとして開催していきたいと考えています。スターウォッチングの内容については常に疑問と悩みがありますが、今の時代にあった新たな内容を考えているところです。

ところで、現在製作中の新商品「TK-ALZM Jr 微動雲台」は既に製作に入っております。来月中旬くらいには仕上がって、その後仕上げ処理をしてから組み立て調整を経て完成します。また、同じく新商品となる「TK-ALZM4 中型微動雲台」ですが、今日で全ての図面が仕上がって試作へ入っています。最初に製作するものは、スカイメモR/RSを登載するもので、プレートがそれに合わせて作っています。もちろんスカイメモ純正の微動マウントよりコンパクトですが、高い汎用性も強度も併せ持っています。長い事作りたいと悩んでいたスカイメモが登載できる微動雲台がようやく日の目を見ます。まだ仕上がっても実際に使っていろいろな検証をする必要があるので、販売するにはまだ先のことです。間に合えば、来週末のイベントの共有ブースに展示しておきます。

今夜は久しぶりにSW Nightになりそうです

2017-10-17 15:50:06 | ブログ


今日、三脚側の仕上げが終わって無事に発送いたしました。ビクセンAPP-TL130三脚をタカハシEM用に改造した当店のオリジナル商品ですが、たまにご注文をいただきます。今回は1本だけ即納でお届けできます。



この三脚のEM化改造はアダプターを作るだけでなく、三脚側の改造が必要なので、結構面倒です。メーカー側ではこういった改造はしてほしくないと考えているので、各部の作りが簡単には改造ができない仕組みになっています。まぁ、実際にそこまで考えているかは分かりませんが、自分で作ったものを否定するような改造はどこでも嫌われるとは思います。しかし、ユーザーサイドにたってみると、こういった軽量で持ち運びも便利な三脚は他社メーカー品を使っていても欲しいものです。



この三脚の強度を心配される方はおられると思いますが、EMクラスなら一段引き出すくらいで不動点が腰より高い位置にくるので、それで十分使えます。3段伸縮式ですが、通常は2段で留めておいて、軽量な機材の時には3段で使っても特に問題は無いと考えています。2段でEM10を乗せてみましたが、安定感も良くて三脚に付けた状態でも移動が楽です。海外遠征などで持って行くには最適ですが、カメラ三脚としての機能も併せ持っていれば、さらにGoodです。



ホテルで毎晩やっているスターウォッチングも今日で4日目の最終日です。昨日まで3日連続で雨で室内レクチャーで終わっているので今晩だけは何とか屋外で星空を見て欲しいと機材の準備をしています。いつも20名程度ですが、スカイウォッチャーの20cmドブが2台、SXP赤道儀とタカハシミューロン180にビクセンBT125A双眼望遠鏡の計4台を一人で扱いながらスターウォッチングをしています。SXPだけは自動導入で追尾してくれますが、2台のドブはお客さんに自由に使ってもらうように置いてあります。BT125Aは、双眼で天の川を見てもらうために使っています。他にもまだMeadeのLX200GPSを3台使うことがありますが、さすがに手が回らないので人数や季節に応じた機材構成を考えています。

こんばんは、今のところ晴れ間が見えてきていますので、何とか屋外でできそうです。室内でお客さんと話すのも楽しいですが、星を見に来ているので、やはり星を見せて上げたいものです。

冷たい雨が降っていますが . . .

2017-10-16 14:51:36 | ブログ


昨日は小海町の紅葉ウォーキングでしたが、参加者は天気も雨だったので100名ほどにとどまりました。私も天気が良ければ太陽望遠鏡や双眼鏡を持って出展することになっておりましたが、雨ではさすがに何もできません。よってビジターとして様子を見にいっただけに終わりました。屋外のイベントは天気が全てですので、曇りはまだいいですが、雨はいただけません。

今週はずっと雨模様の天候で、太平洋にある前線が移動しない限り好天には恵まれません。今晩も来週のイベント会場となっている「小海リエックスホテル」でスターウォッチングの講師を務めますが、今日で3日目ですが、また室内講習で終わりそうです。参加者は20名ほどで全員女性です。東京からクラブツーリズムのツアーで秋の紅葉と星空を楽しむ目的で4日連続で毎年来られています。本来なら屋外で天体望遠鏡を使って八ヶ岳の星空を堪能していただくのですが、天気次第では室内になります。しかし今年だけは全滅しそうです。参加者様には気の毒かとは思いますが、こればかりは仕方ありません。



当家では既に薪ストーブのお世話になっております。そのおかげで外は10度程度の気温ですが、室内は常に20度以上あります。もちろん薪ストーブだけの暖かさです。石油ストーブと違って暖かさが心地よく、湿度も低いので洗濯物もあっと言う間に乾燥します。薪ストーブを使うまでは、室内の湿度が80%-90%ありましたが、今は40-50%程度に押さえられています。今年はもう十分な薪材を確保しましたので、去年よりは少し楽です。まだ寒さは始まったばかりなので、来年5月頃まではお世話になります。



外は寒いので、「猫だんご」になって暖まっています。私も仲間に入れて欲しいものですが、そばに寄ると逃げてしまいます。猫は猫同士協力しあって寒い日々を生き抜いています。時にけんかもしますが、この子達は仲良くしています。選挙で争っている人間達とは大違いです。

日々イベントの事で多忙を極めておりますが、大きな作業がやっと片付いてきましたので、新たな物作りのために図面を書いたり、製作所と打ち合わせをしたりしています。年内には数点の新商品が販売となりますが、数年かかって思い描いてきたものがやっと形になることは嬉しいことです。これを年内に終わらせて来年からはさらに大きな物作りに関わっていきます。作るべき物はイメージとして頭の中にはありますが、それをどう形作っていくかが困難を極めます。大企業では、多くの知恵を出し合って物作りをしていますが、そが逆に障壁となって作れないこともあります。そんな時には私のように一人でやっているほうが気が楽です。しかし、形にするまでにはより多くの時間がかかります。

小海星フェスまで2週間に迫りました!

2017-10-14 10:37:13 | 国内イベント


星フェスまで2週間を切りましたが、その準備が着々と進行しております。もうあちらこちらの企業ページから告知の情報がアップされています。それに伴い徐々に盛り上がってきております。今回の星フェスの大きな特徴は、著名な講師の他に出展企業のエキスパートが講師を務める無料講習会があることです。これまでの星イベントでは無かった新たなプログラムです。この企業が行う講習会は、天文ファンが対象というより、これから星や自然に興味を持っていただける方々を対象にしたもので、レベル的には初心者を対象にしています。初心者と言っても、既に星の観測や撮影を初めておられる方々もその中には含まれております。

もちろん、初級以上の方々は除外している訳ではなく、著名な講師の方々がお話される内容は既に仕事として写真を撮っておられる方々にも有益な内容にはなると考えております。またブースではこれまでの星まつり同様にメーカーのエキスパートと直接お話して情報交換したり、商品についての質問なども可能です。当然のことながら、物品販売もありますし、普段買えない星フェス特価もあります。またアウトレット品の販売もあります。直接メーカーからお話を聞いて商品を買える数少ないチャンスです。講習会でしっかり学んでから新たな機材を購入されるのもいいでしょう。

親子連れの方々にも楽しんでいただけるよう、「天文宇宙検定3級」から講師が出題されるクイズ大会や抽選会、親子で楽しめる星空観測会などもあり、幅広い年齢層に楽しんでいただけるプログラムとなっております。この他日中は地元の写真家とカメラメーカー(富士フイルムイメージング、リコーイメージング)のご協力による写真撮影会などもあり、野鳥観察から自然観察、星空撮影まで幅広いファンの方々にも楽しんでいただける内容です。富士フイルムイメージングでは、最新のデジカメの貸し出しサービスも行う予定ですが、詳しいことは当日そのブースへ直接お問い合わせください。



ところで天文ファンが心配なのは、夜間の星空環境だと思いますが、この画像の「星空サイト」を敷地内に設けてあります。周囲には街灯などは一切ありませんので、標高1400メートルの星空を心ゆくまで堪能していただけます。敷地内にはレストハウスがあり、そのトイレを開放する予定ではありますが、灯の問題やセキュリティーの問題からまだ確定しておりません。



レストハウスの奥側が30台ほど駐車できるスペースがありますが、一杯になればその手前のゲレンデにも駐車できるようになります。レストハウス前にはベンチや舗装部分がありますので、大きな機材や赤道儀などはここに設置して安定した観測や撮影が可能です。AC電源は使えませんので、電源類は車から取るか、携帯バッテリーをお使いください。発電機の使用は禁止となりますのでご注意ください。この星空サイトではオールナイトで使っていただけますが、天体観測をしない車中泊だけの方はご入場いただけません。

また敷地内での火を使ったバーベキューなども秋の空気が乾燥している時期で大変危険ですので、禁止しております。ただし小さなキャンプ用コンロでお茶を湧かしたり、コーヒーを同好の方々と飲んで談笑されたりして楽しんでいただくことまでは制限しておりませんので、周囲へのお気遣いだけは忘れずにお楽しみください。ただし火の扱いなどによる事故等については主催者は元より会場ホテル側では一切責任を負いかねますので、その扱いにはくれぐれもご注意ください。

もう一つ大事なお知らせがありますが、この星空サイトでは午後10時から翌朝まで車での出入りは原則禁止となります。理由は、サイト内では至るところで星の観測や撮影を行っており、走行に危険であることや、ヘッドライトが撮影や観測の妨げとなるからです。従いまして、この時間以降にやむなく出られる場合には、観測者の妨げにならないよう十分安全等にお気遣いの上でお願いいたします。機材が軽量なものである場合には、できるだけ一般訪問客用駐車場に駐車してカートなどを使って上手に機材などを運び込むようにしてください。朝に関しては、天文薄明が始まる午前5時以降から出入り可能となります。やむを得ないご事情がある場合には、周囲の方々に十分お気遣いいただき安全に移動をお願いいたします。



星空サイトの上には北の空が見えており、北極星も見えておりますので極軸合わせには問題ありません。ただし一部の場所で北の森に近いところでは遮蔽されて見えません。周囲の状況は、西側にはゲレンデがありますので、そちらは30度以上まで空が見えませんが、それ以外は地平線から10度くらいより上から空が見えています。



サイトからホテルへは徒歩で登って10分ほどかかります。サイトのトイレが開放できない場合には、ホテルまで上がっていただくようになります。下からホテルの灯は見えますが、撮影に支障を来すほどのものではありません。



それから今も問い合わせが多い、車中泊やキャンプについてですが、会場内には「星空キャンプ場」を設けております。テントサイトは最近になって綺麗に整備してゴルフ場の芝生のようになっています。フラットで地面も固いのでテント設営にはベストな状態です。まるでニュージーランドのキャンプ場のようになっています。テントはお一人500円でご利用いただけます。この時期は寒いですが、北アルプスの稜線でテントを張ったことがあれば、同じくらいの気温ですので、それほどではないと思います。

モーターキャンプについては、このキャンプ場のレストハウスの裏手に舗装した駐車場があります。キャンピングカーの方やオートキャンプされる方はそちらをご利用いただくか、芝生内でのご利用は当日受付にてご確認ください。オートキャンプは1000円となっております。残念ながらパワーサイトではありませんので、電源はとれません。ホテルでは来シーズン以降にその整備をするそうです。

車中泊についてですが、基本的には可能です。チラシには車中泊を認めないように書いておりますが、観測などでお疲れになりやむなく車中でお休みになるのは構いません。ただし駐車場でバーベキューやパーティーを開いて大騒ぎされるのは禁止となっておりますので、周囲の方々にご迷惑とならないようマナーにお気遣いいただき、楽しく安全にご利用いただければと思います。



こちらは出展ブース会場になります。地面が舗装されておりませんが、砂利を撒いているので地面はしっかりしています。舗装面にテントを設営も考えたのですが、万が一の突風などでテントが飛んで危ないので、こちらでペグをしっかり打ち込んで設営することにしました。この場所と隣に40以上のテントブースが設置されます。場所的にホテルの真横ですので、講習会などへ行くにはとても近くて便利な場所です。また星空サイトからホテルの横を通って最短でブースに来られます。



毎日多くの方々から町の観光課に問い合わせがあるそうですが、その多くがお泊まりについてのことだそうです。町の案内所や観光課で分からない専門的な事については、私の方でご回答いたしますので、お店の問い合わせではなく、特定商取引に載っているメールアドレスよりお問い合わせください。

いずれにせよ、また日が近づいてきましたら新たな情報をお知らせいたします。