おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

最高のBlue Sky です!

2016-07-31 18:14:22 | Hα太陽望遠鏡関係


今朝一番の八ヶ岳です。早朝から素晴らしい青空で夏らしい天気になりました。こんな青空は数ヶ月ぶりです。日中はちょっと暑かったですが、この時間はもう涼しくなっています。午後6時現在も綺麗に晴れ渡っています。星の撮影に来るなら今夜がチャンスです。明日から3連チャンでスターウォッチングなので、機材のチェックなどを今晩のうちにやっておきます。晴れが続いているようなら久しぶりに撮影します。



赤岳の頂上小屋です。人が居るのが見えるほどです。Canon SX60HSの60倍で撮っています。たぶん山小屋は満杯状態で賑やかでしょう。



こちらは本沢温泉から1時間ほどで上がれる「やまびこ荘」です。やまね、モモンガ、リスが遊びにくる大人気の山小屋です。過去に1度だけ泊まりましたが、それだけです。



硫黄岳山荘です。早朝の光が反射して山小屋がはっきり見えています。ご来光を見終わって朝食を食べているところでしょう。山小屋の朝食は5時くらいから始まるので、朝寝坊すると食べれません。この夏は上がりたいと思っていましたが、8月に行けるかどうかです。家に居ても山小屋に居るようなものなので、わざわざ行く必要もないかもしれませんが、あの雰囲気が好きなので行きたいところです。



今朝、UPS便で届いたSolar Max II 90-BF30ダブルスタックHα太陽望遠鏡です。早速チェックしてみましたがとても良く見えます。このSMT90は今週末の原村星まつりへ持っていってデモ用として皆さんに見て楽しんでもらうためのものです。
販売用としては、PSTを数本、PST用のダブルスタックSME40フィルター、used SMF40-BF5などを持っていきます。良く見えるSMT60も一本ありますが、持って行くかどうか分かりません。



先日から販売しているポルタII経緯台をコンパクトにした新商品ですが、Solar Max 90ダブルスタックを乗せて使いましたが、安定感は抜群にいいです。たぶん純正のアームが付いた状態では高倍率での観測では振動が気になって撮影などは難しいと思います。この商品もデモ用と販売用を持っていきます。いろいろなパターンでの使い方の展示をしますので、興味のある方はぜひお越しください。写真で見るのと現物を見て触るのとでは大きく違います。他にもこのTK-PLT Alt-Azマウントに写真レンズやBORGを乗せてバードウォッチングをするための部品も製作中で、週末までに完成するのでそれも持っていきます。

このコンパクト経緯台の部品だけを欲しい方がおられるようですが、どのくらいの方が必要なのか全く分かりません。もしご要望があれば検討いたしますのでご質問からでも構いませんのでお知らせください。



タカハシFC-100DCにSolar Max II 90を取り付けて欲しいとのことでご依頼をお受けいたしました。鏡筒は新品で送ってこられましたので扱いに神経を使いますが、これまで全く作ったことの無い新しい機種ですので興味もあります。実際に仕上がってから検査も兼ねて見てみたいと思います。

いろいろとやっていますが • • •

2016-07-29 18:50:50 | ブログ


当店で使っている印刷物は、全て自分でイラストレーターで原稿を作って入稿して印刷会社に依頼して作ってもらっています。当店のロゴデザインもマスコットキャラの「おやじねこ」も私が自分で描いています。こういった作業は業者に依頼すれば簡単ですが、費用が相当かかります。それを少しでも節約することで商品の販売コストを低く抑えることができます。

当店の商品の多くは、世界でも当店でしか販売していないもので、そのほとんどが自分で考えて図面を書いて熟練の製作者に作ってもらっています。ただし中には試作段階等で自分でやらないといけないこともあるので、それについては自分で旋盤などを使って作っています。またPCB-EQの塗装作業も外注すると単価が高い上に思ったとおりに仕上がらないので自分でやっています。その設備には相当投資していますが、そのくらい投資しないと満足いくものが作れないからです。個人の小さな会社であっても、そういった専門外のことについては業者に頼んでやってもらうのが普通ですが、当店では自分でできることは自分でやっています。

また当店には営業時間というのがありません。気がつかない方はそれが当たり前と思われているかもしれませんが、早朝6時にメールすることもあれば、午後11時過ぎにすることもあります。つまり寝ている時間以外はできるかぎりメールなどのご返答はさせていただいております。そんなことがいつまで続けられるかは分かりませんが、可能な限りはそのように対応させていただくつもりです。



この春から小海町で「町づくり協議会」なるものが発足して、そのメンバーの中に私も入っています。これからどうやって小海町をアピールして良い町づくりをしていくかという取り組みです。メンバーの中には町役場の方や宿泊営業の方、また農業従事者、移住者なども入っています。それぞれの知恵と経験を活かして新たな町づくりをしていくということですが、なかなか思ったようには機能していきません。それをするにはまず自分の町を良く知ることですが、生まれ育った地元の方々は意外にも自分の町の魅力を知りません。故に外からの風が必要になり、私たちのような移住者が必要となるのです。これからことあるごとに町のイベントなどのお手伝いをしていくようになりますが、移住して3ー4年目でやっとこの町の一員になれた感じです。


夏の銀河はCLSフィルターがベストチョイス

2016-07-27 16:40:28 | ブログ


もう夏休みに突入しましたが、松原湖周辺はいつも通りに静かです。お隣の野辺山清里へは沢山人が行きますが、ここには観光の目玉があっても目立たないので、141号線で上には来ずに素通りです。

これから夏の銀河の撮影シーズンですが、無改造カメラで撮った夏の銀河です。普通は写ることが無い赤い星雲がハッキリ写っています。EOS 6DにAstronomik CLSフィルターを装着しているのでここまで赤いのが写ります。夏の銀河をノーマルカメラで撮ると真っ白く銀河が光害とともに写るだけで、どこに赤い星雲があるのかさえ分からないほどです。CLSフィルターは本来は光害カットフィルターなのですが、何故か赤い星雲などが良く写ります。これからしばらくはまたこのフィルターが活躍してくれます。

来月末のニュージーランド遠征にもいつものように装着してEOS M3と一緒に持っていきます。南天のエータカリーナ星雲や大マゼランの中にあるタランチュラを狙うには最高の組み合わせです。



昨日初回分の発送が終わりましたが、知らない方はジョイントキットを微動部品に装着して終わりだと考えておられるかもしれませんが、実際には微動部品の調整もやっています。微動部品の組み立てが若干雑なところがあるので、それをきちんとやってから組み立てています。大したことではありませんが、やらないよりはやったほうが良いといった程度のことです。買っていただいた方からは良い評価をいただいておりますが、純正状態で使っておられる方が改めて買っていただくのは難しいかもしれません。

そんな方のために「TK-PLT Joint Kit」を販売するかどうか考えております。まだ決めかねておりますが、ご要望が多ければ販売の方向へいきたいと思っております。

来週からいよいよ8月です。前半はメチャクチャ多忙です。小海リエックスホテルでのスターウォッチングが連続であり、その後に原村星まつりがあります。しかし天気が良くありません。梅雨あけ宣言がまだ出ておらず、このまま梅雨が明けずに夏真っ盛りです。ここんところ真夏の天気が最悪で、まるでインドネシアの雨期のような気候です。天気が良くなければ星を観測する商品も売れにくくなります。天体望遠鏡は星を見るための道具です。星が見えなければ持っている意味もなくなるほどなので、早く好天になって夏らしいスカッとした天気になって欲しいものです。

遠征にとても便利な3way ユニバーサルウェイトアダプター

2016-07-25 17:03:45 | 新製品等のご紹介


ポラリエほどヒットはしなかったAP赤道儀ですが、その軽さと使いやすさでは今のところ右に出るものはありません。その軽さをさらに活かすために考えたのがこのAP赤道儀用のユニバーサルウェイト軸ユニットです。当方で製作販売している2軸駆動仕様のTK-VXEQ-DAポータブル赤道儀に使うことで最大限その威力を発揮してくれます。



実はこの商品は販売後も改良を3度繰り返して現在の姿になりました。ですからとても使いやすくなっているはずです。通常はウェイトをこの状態で使います。シャフトは当店で販売している12mmのステンレスシャフトで、ウェイトも1kgを使っています。シャフトはまるごとワンタッチで着脱することが可能です。



こうして自由雲台を取り付けてカメラを乗せて撮影に使えます。赤緯軸ヘッドに大きな望遠レンズや望遠鏡を乗せて、シャフト側には広角レンズのカメラを乗せて使います。カメラの取り付けは良くあるウェイトシャフトに取り付けるタイプではなく、赤緯軸のユニバーサル雲台ヘッドにダイレクトに取り付けられるようにしています。もしバランス的に合わない場合には、中間にウェイトシャフトを入れて自由雲台を取り付けることも可能です。



こちらはおなじみの当店の大ヒット商品のペットボトルアダプターですが、これも装着できます。海外遠征では間違いなく必需品となります。実際に当店のお客様でこのペットボトルアダプターをお使いの方は沢山いらっしゃいますが、とても役立っているようです。私自身も今や海外遠征には必ず持っていきます。

シャフトが取り付く雲台コマ部品はステンレス製で耐久性も高く、中央のw1/4インチネジはオスメスいずれも選択可能で、工具で簡単に交換できます。この雲台コマ部品をいくつか持っていれば機材などをまるごと交換できるのでスピーディーに仕様変更が可能です。

AP赤道儀のウェイト軸はウェイトを乗せてバランスをとるためだけに使われますが、とてももったいないと考えてこんなものを作りました。これから夏の南天遠征にAP赤道儀をお持ちになる方や来年の北米皆既日食へ行かれる方には確実に役立つアイテムとなるはずです。合わせて使っていただきたいのが、先に発売している「Vixen AP赤道儀用 ユニバーサル赤緯軸ヘッド」です。両方使うことでさらに機能的になるはずです。



こちらは、先日ケース付きのused PSTを買っていただいたお客様から送っていただいたHα太陽望遠鏡の画像です。
その撮影コメントですが「カメラは、ASI174MMで撮影しております。残念ながら単体ではピントがでないので、2倍バーローを使用し、2コマモザイク合成しております。」とのことです。
この方は太陽望遠鏡をいろいろとお使いになられており、とても眼が肥えた方でその撮影技術もハイクラスの
ものをお持ちです。そのいろいろと見ておられる中でもこのPSTは良く見えるとのコメントをいただきました。しかしPSTに限らずHα太陽望遠鏡を初めて買われる方は、どういう見え方がベストなのか知る由もありません。初めて手にしたHα太陽望遠鏡がベストなものであることを願って日々地道に検品等を行っております。

New TK-PLT Alt-Az コンパクト経緯台を販売します

2016-07-23 16:46:48 | 新製品等のご紹介


また新たなオリジナル商品を製作しました。ポルタII経緯台の微動体を使って製作しています。タカハシTG-Lコンパクト強化型経緯台とそのコンセプトは同じです。本体からアームを取り去って高倍率時の対振動性能を向上させるために2個の微動部品を最短距離でジョイントして且つ強度もはかっています。



この商品自体は以前から特注製作などで時折作っておりましたが、商品として販売するのは今回が初めてです。この状態でカメラ三脚に乗りますし、別売りのSXG三脚アダプターを使うことでビクセンSXG三脚に乗せることが可能です。サイズ的にも大変コンパクトで、カメラバックなどにも簡単に収納して持ち運べます。



標準仕様でアリガタベースが付いているので、ビクセン規格のアリガタがついている鏡筒であれば搭載できます。ただし重量的にはシュミカセ20cm程度か無理してC-9.25くらいまででしょう。



アリガタベースを外せばタカハシ鏡筒(M8-P35)をバンドを介して乗せることが可能です。この搭載ベースには鏡筒バンド用の凹みを作ってあるので、ジャストフィットします。



カメラ三脚用ベースですが、ビクセン標準品では1/4インチ細ネジ仕様ですが、それを敢えて3/8インチにしてアダプターを挿入して1/4インチとしてあります。従って使用する三脚のいずれにも適合します。



カメラ三脚に搭載した場合には三脚との干渉が気になりますが、鏡筒搭載ベース部が外側へ飛び出している分干渉をしにくくしてあります。屈折鏡筒でもそれほどF値が長いものでなければ三脚との位置関係によりその干渉を最小限度におさえられます。カメラ三脚でもセンターポールがあるものでしたらそれほど気にすることもないと思います。



固定用のクランプは、最近天文用に良く使われているL型クランプネジを2カ所に使っており、締め付け力も使い勝手も良くなっています。純正品ではレンチが付属するだけでクランプは元々付いていません。見た目がやや大きいので飛び出して不格好かもしれませんが、暗い所で使うものなのでこのくらい大きいほうが探さなくても直ぐに分かるので使いやすいと思ってこのサイズにしました。



この新商品は、既に部品類は全て仕上がっているので基本的には在庫品として販売いたしますが、発送前に微動部品のメンテナンスが必要なので、それを行ってから組み上げてお届けとなります。ポルタを作っているのは中国なので、細かいところで雑な部分があり、僅かに手を加える必要があるので数日はお待たせすることになります。この商品は来月の原村星まつりでも店頭で販売しますので、現物を見たい方は当店のブースへお越しください。

APユニバーサルユニットは明日発送です

2016-07-21 18:00:36 | Hα太陽望遠鏡関係


しばらくぶりにSolar Max 60用のアダプターを製作しました。取り付け鏡筒は「BORG 89ED、90FL、71FL、FS60CB」の4種類ですが、71FLについてはピッチ変換アダプターを製作してステップダウンリングで対応してもらいました。このSolar Maxをご注文された方々は来年の北米皆既日食へお持ちになるそうです。20年前の海外日食では考えられませんが、今は海外日食でHα太陽望遠鏡を持っていくことはそれほど珍しいことではなくなりました。私も3月のインドネシア日食に持っていきました。Solar Max 40でしたが、北米日食には60を持っていくつもりです。

現在お店の在庫としては"SOLD OUT"にしてありますが、実際にはいくつかフィルターセットがあります。これについては来月の星まつりにてお安く販売いたします。天気さえ良ければ実際に見ていただくこともできますので、導入を悩んでおられる方は当日当店ブースへお越しください。

それから一つお知らせがあります。
長い事お待たせしております「Vixen AP赤道儀用 ユニバーサルウェイト軸ユニット」ですが、明日ご注文の方全てに発送させていただきます。本日無事に仕上がっております。今少しだけお待ちください。

2017年北米日食ガイドブックをお届けいたしました!

2016-07-20 16:50:04 | ブログ


大変ご好評いただいている「2017年北米皆既日食マップ&ガイドブック」ですが、本日でご注文いただいたほぼ全ての方への発送が無事に終わりました。今回もそうですが、この定形外郵便の発送作業はことのほか面倒です。普通の部品をクロネコヤマトで発送するのは物によっては数分で終わりますが、このマップの梱包には全ての作業が終わるのにほぼまる一日かかってしまいます。作業の手間などを考えたらもう少し値段に反映させても良さそうですが、基本的に自分の人件費は無くても良いと考えているので、ほとんどただ働きです。店舗のあるショップでこのマップセットを販売すれば5000円くらいにしないと合わないと思います。しかし一人でも多くの方々が当店を利用して喜んでいただければそれで十分元をとっていると考えて地道に作業をしています。

マップセットはまだありますので、もし行かれる方でまだご予定もたてられていない方はぜひお早めにお買い求めいただき来月のスタートに間に合うようにされたらいいでしょう。



先日、アナウンスさせていただいたポルタ経緯台をコンパクト化した新商品ですが、明日くらいに全ての部品が仕上がります。以降組み立てに入っていきますが、今回より在庫品として販売いたします。これまでは特注製作でしかお受けしていなかった商品ですが、タカハシTG-Lに変わる商品としてそのラインナップに加えることにいたしました。詳しいことについてはまた近々お知らせいたします。



それから先日のオセアニア遠征のお話の続きですが、ニュージーランドへ行くことになりました。既にチケット手配も終わりましたので100%行きます。今回はいろいろとやることがあるので現地に11日間滞在の合計12日間の旅行です。普通の会社員ではあり得ない長さですが、オーストラリアと違って天気の問題があるので5日では心配で、7日で何とか撮影ができそうで、10日間なら十分晴れてくれると思うのでこの長さになりました。

今回はNZでは初めてキャンピングカーを借ります。借りたところは、BritsというNZではMauiと並んで有名なキャンパーバンのレンタル会社です。夏の最盛期なら2000ドル以上ですが、8-9月なら800ドル程度で借りることが可能です。この価格には免責分が7000ドル程度の保証が入っており、それが必要なければ400ドル程度で11日間借りることが可能です。ほとんどレンタカーのエコノミータイプの費用です。

これまではモーテルを利用して夜間の撮影などをしていましたが、撮影地からモーテルまでの行程が結構長かったりするので無駄が多かったですが、キャンピングカーを使えば撮影地でそのまま休むことができるのでとても楽です。いずれにせよ出発まで1ヶ月ほどしかないので、これから少しづつ機材を揃えて準備していこうと思っています。ここしばらく星の撮影をしていなかったので、その思いを一気にNZで発散してきます。

北米皆既日食ガイドブック入荷しました!

2016-07-18 17:35:36 | ご来訪者様への御知らせ


お待たせいたしました!
今日やっと北米皆既日食ガイドブックが入荷しました。これにともない本日以降在庫品となります。ただしその前に多くのお待ちの方々へお届けするのが先です。明日から順次発送していきますが、梱包が意外にも面倒で発送するのに郵便局へ行かないといけないので、全ての方はお届けが終わるのに数日はかかりますので、もう少しの間お待ちください。



商品の入荷にともない新たな商品としてこの商品を10セット分を一つのセットにしたものを販売いたします。グループなどで北米日食へ行かれるご予定の方には大変お得なセットとなっております。こちらは数はありませんので、直ぐに売り切れになってしまうかもしれません。その際にはご容赦ください。



来月の原村星まつりで販売するためにいくつかのPSTを発注しました。それが今日届きましたのでこれから少しづつ検品していきます。星まつりでの出展内容については今月末くらいにこのブログよりお知らせいたします。この星まつりで販売するために敢えて売らずに保管してある商品もいろいろとあります。ぜひお楽しみにお待ちください。



ところでまた海外のお話で恐縮ですが、そろそろ次の海外遠征を考える時がきまして、地図のオーストラリアかニュージーランドで迷っています。去年の9月はオーストラリアへ初めて星の撮影にでかけましたが、今年はどうするか悩んでいます。本当は6月に行く予定を去年からたてていましたが、5月の渡米が6月まで伸びてしまったので行くチャンスがなくなってしまいました。

南天遠征のシーズンは6〜8月なのですが、9月もギリギリセーフです。天の川銀河が天頂を横切って見れるのが9月がギリギリでそれ以降になると夏に近づいて夜も短くなってくるので星の撮影には適さなくなります。ここ数年は9月に出かけているので、今年もそうするつもりです。

タカハシ赤道儀には AP-130TL三脚がベストマッチ?

2016-07-16 17:40:34 | 新製品等のご紹介


ビクセンのAP-130TL三脚にSXP赤道儀を乗せてみました。見た感じも乗せた感じも悪くなくて使えそうです。この三脚については今更書く事もないとは思いますが、最初に見た時からとても良く作られており、赤道儀を乗せて海外遠征などで使うには最適なものだと関心を持っていました。



実は最初にこの三脚を見た時から考えていたのですが、タカハシEM系赤道儀をこの三脚に乗せるための改造をしようと思っています。わざわざそんなことをせずとも純正品で立派なメタル三脚があるのですが、アダプターを併用すると高価なものになってしまいます。

当方ではこれまでにタカハシ赤道儀をビクセン三脚やGITZO三脚に乗せるアダプターを数多く作ってきましたが、GITZO三脚に乗せる場合にはそれ相応の高価なカーボン三脚を使うというのが多くあり、もう少しリーズナブルで海外遠征などに使える三脚があれば良いと考えていたところ、このビクセンのAP-130TLが発売されました。そこで今回はこの三脚を改造してタカハシ赤道儀を乗せられるようにしようと考えました。



どのように改造するか悩むところですが、三脚の構造がこれまでのものとちょっと違っているので、それを他社製品用にするにはひと苦労しそうです。この特製三脚については、今後当店の新たなオリジナル商品にしたいと考えており、来年の北米皆既日食にはベストマッチとなるような商品になればと思います。肝心なお値段についてはより導入しやすいものにするためにリーズナブルなものにするつもりです。



2017年北米皆既日食のガイドブックがようやく成田空港へ到着しました。現在通関処理が終わって宅配業者に引き渡しが行われているようです。このガイドブックのセットを販売していて分かったのですが、当店のお客様だけでも北米日食へ行かれる方が相当いらっしゃるということです。たぶんそれは氷山の一角で、実際に渡米する人数は数万人は少なくても居ると考えています。これは過去の海外日食では史上最高の人数になると考えています。しかしながらネットを見ても何故かツアーの発表がとても大人しく、天文雑誌でいくつか見かける程度です。

3月のインドネシア日食のほうがまだ賑やかだったような気がしています。たぶん皆既帯の宿泊施設が米国のツアー会社で押さえられてしまって日本の業者が入れないのがその理由のような気がしています。それがどうかは8月に入れば分かるとは思います。

2017年北米皆既日食マップは近日入荷が確定しました!

2016-07-14 15:35:43 | ブログ


大変ご好評いただいていた「2017年北米日食ガイドブック&マップ」ですが、来週18日頃の入荷予定です。本日やっと米国販売店から他に荷物と一緒にUPS便にて発送されましたので、ほぼ確実に入荷します。つきましては本日より再度ご注文をお受けいたします。お待ちいただいた方はぜひご注文ください。このマップとガイドブックはネットでも買うことができますが、直接注文すると高額な送料と消費税が加算されて当店販売価格の倍以上の高価なものとなってしまいます。来年の北米日食へ行かれる方は今後の計画をたてるにも必ずや役立つアイテムとなるはずです。

マップについては、皆既帯全域が入った広域なものですが、ガイドブックにはさらに皆既帯中心部に位置する町の地図などがあるので、一つもっていても損はないと思います。北米日食については、1年前の8月に入ってから旅行会社各社のツアーと料金などが発表されるとともに個人旅行の航空券の予約が可能となってきます。その前に予定をしっかりたてて行動にうつしていくにはこのマップとガイドブックが役立つはずです。このマップを扱っているのは日本では当店だけだと思います。もちろん私の知る限りですが。



またいつもの本沢温泉へ飛んで行ってきました。お昼前に出かけて午後早い時間に戻ってくるので丁度良い腹減らしになります。いつものことですが、誰も入っておらず貸し切りでした。外気温が高かったこともあり、湯温は高めです。10分入っているとのぼせてしまいます。高温の湯につかった後に直ぐ登山歩行をすると危険ですので、かならず体をある程度冷やしてから動いたほうがいいでしょう。



帰りに本沢温泉の小屋へ行って入湯料600円を支払いつつ「こけももジュース」を飲みます。小屋番のおやじさんの愛想の無さには笑ってしまいます。人が嫌いなのか寝ているのを邪魔されて機嫌が悪いのか分かりませんが、顔には「何でこんな時に来たの」って書いてあるようでした。たまたまタイミングが悪かったのだろうと考えています。



来週末頃から八ヶ岳も少しづつ賑やかになってくるでしょう。夏前にもう一度くらいは行けるかもしれませんが、8月に入るともう行けません。人が多過ぎて心安らかに楽しめなくなるので夏は行きません。