おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

GWへ入りましたが

2016-04-29 18:05:17 | コンデジのお気軽天体撮影


本日ご注文の方々へ納品した当店オリジナル品「お気軽撮影ズームアイピース」です。数年前にCanonのPower Shot S90用を製作して、今はPower Shot G9X、G7XやSONY DSC RX100用など多くの種類を製作しました。この商品はカメラとアイピースをジョイントしたもので、汎用性はありませんが、コンデジで最も苦労する光軸の調整が不要となるために、アイピースを接眼部へ差し込む気軽さで天体の撮影が可能となります。

小口径望遠鏡でもこれまで難しかった星雲星団の撮影がコンデジでスナップ的な撮影方法で撮れてしまうこと、またより大きなシュミットカセグレンなどでは豊富な光量を活かしてワンショットで驚くような撮影ができるようになります。つまりこの商品は誰でも気軽に天体の姿を撮れることをその目的としています。本日以降いくつかの商品が在庫品となりますが、ズームアイピースの入荷を待ってからの発送となります。



今日で最後の発送を終えた当店オリジナル「TG-Lコンパクト3 way 経緯台セット」です。販売終了後にご要望がありましたので、1台だけとってあったものを販売いたしました。本来ならもっと製作したかったのですが、部品供給の問題でやむなく製作終了となりました。しかしまだご要望の方がおられると考えて、TG-L経緯台をお持ちの方のために部品供給できるように製作しております。



これに代わって新たに製作しているのが「TG-Sm コンパクト経緯台」です。基本的な形はTG-Lと同じですが、この商品は用途がちょっと違ってくると思っています。この経緯台は赤道儀に複数の望遠鏡を搭載して同一天体を観測撮影をするような場面やPSTなどの太陽望遠鏡で観測したり、ポータブル赤道儀で構図決めをスムーズにしたりとその用途が少なくないと思います。まだこれから作っていきますが、詳しいことが分かり次第お知らせいたします。

今日はニュースでも流れているように、あちこちで雪が降っています。標高1150メートルある当家でも夕方の外気温は1度です。たぶん夜になれば零下になると思います。雨が降れば当然雪になりますが、今は快晴の空です。日中は台風並みの風が吹いていましたが、今は静かになっています。ただし上空の風は強いままだと思うので惑星の撮影には向きません。火星が接近中ですが、山岳地帯なのでシーイングが良くありません。やはり南の島へ行くのが一番ですが、残念ながらその暇はありません。しかし2018年の大接近は、2003年と同じくインドネシアへ行きます。火星が天頂で最高の条件で撮影できるので、その予定を今からたてています。

PCB-EQ3へのPolar Master装着について

2016-04-27 16:15:26 | ポータブル赤道儀用改造改良


この取り付け製作をせざるをえなくなることは感じておりましたが、今手元にそのPolar Masterがあります。今日届いたばかりです。これをポラリエ雲台ベースPCB-EQ3への取り付け製作をこれからやります。私個人としてはあまり興味が無いというかやることは無いと考えておりましたが、今の天文業界の動向を見ているとやったほうがいいと考えて本体を取り寄せました。もちろん国内販売店から買っておりますが、おつきあいしている海外ディーラーから買ったほうが安いのですが、日本語に対応したソフトも付属しているので、とりあえずこれを使いながらいろいろと考えていこうと思っています。



Polar Masterの取り付けには当然のことながらアダプターが必要です。各社赤道儀用は販売されているのですが、さすがにPCB-EQ3用は当店で作らない限り無いので作るしかありません。

取り付けにはアダプターをPCB-EQ3本体に取り付ける必要がありますが、何らかのネジ加工をする必要がありますが、既に塗装してあるものには、それ以外の方法を考える必要があります。とりあえず未塗装のものが手元にあるので、そこに3カ所のネジ穴をあけてからアダプターを取り付けます。そしてそのアダプターにPolar Masterを装着します。



このアダプターを作って欲しい方がいらっしゃるかどうか分かりませんが、いるようならアダプター単体で製作して継続販売をすることも考えておりますが、原状では未定です。とりあえず自分で使ってみたいので、それをまずは製作します。仕上がりましてからこのブログで紹介いたしますが、その際にご要望があればある程度の数は製作しようかと考えております。

このPolar Masterは、極軸合わせを正確にするための支援装置ですが、PCを使うことになるので、ちょっと気軽さからはほど遠くなります。また仮にきちんと極軸合わせができたとしても、ポラリエ本体のギア精度の問題もあるので、果たしてそれがどの程度活かせるものなのか使ってみないと分かりません。一つの極軸望遠鏡として考えた時に、ポラリエ本体と同じ価格なので、それに見合った効果があるのかがいささか疑問です。

海外メーカーの高価な赤道儀にはPCから極軸合わせができるシステムを組み込まれてあるものが今やスタンダードですが、それは赤道儀自体がそれだけの精度と機能を持っているので、極軸合わせを正確にする意味がありますが、気軽に使えるポータブル赤道儀で高機能な赤道儀と同様な極軸合わせが必要かどうかです。いずれにせよ実際に使ってみればその答えはでるでしょう。

PSTがこんな形にアップグレード

2016-04-22 16:32:15 | Hα太陽望遠鏡関係


Denkmeier Spectrum 60を装着してアップグレードしたPSTです。たぶん国内で使っている方は極僅かで、ほとんど普及していないと思います。



この形にするには、Denkmeierのアップグレードキットを取り付けるだけなのですが、PSTを預かってDenkmeier社へ送ってインストールしてもらう必要があるようです。先端に60mm対物レンズが付いており、PSTの50mmを外して付け替えるだけですが、間違った作業をしてしまうと太陽望遠鏡なので危険です。しかしこのPSTは、アップグレードされた状態で米国より送ってもらったので特に問題なく使えます。



今日初めて使って太陽を見てみましたが、イメージ的にはSolar Max 60のシングルに近いものです。光量も大きくなるのでPSTより明るく見えます。ただ焦点距離が600mm/F10なので5mmしかないブロッキングフィルターで見るとギリギリ太陽全面が見える感じですが、周辺部が暗くなったりはせずに全面見えています。使用するアイピースは、20mm以下が推奨です。ペンタックスXW20mmで見るとちょうどいい感じです。このスペシャルPSTについては後日販売するかもしれませんが、まだ決めておりません。その時がきたらお知らせいたします。

R299 メルヘン街道がOPENしました!

2016-04-21 16:00:52 | ブログ


高品質アイピースで人気のExplore Scientific社の超広角82度アイピースを1本限りでお安く販売しております。1kg弱もある巨大なアイピースですが、暗いところで覗きこむのに苦労せずに使うことが可能です。一般の方々に星を見せてあげるのに役立つ観望会必須アイテムです。



今日の午前11時にメルヘン街道R299が開通しました。それにともない早速上がってきました。白駒池への入り口はこんな感じです。



森の中はこんな感じですが、残雪はとても少なくて拍子抜けしました。ただし雪というより氷に近い状態なので、とてもすべりやすく危険です。この土日に天気が良ければ沢山人がやってくると思いますが、転倒者続出なので要注意です。ほとんど氷の上を歩いている感じです。しかしそれもGWまでで、その頃には溶けてしまうでしょう。



白駒池はこんな感じです。凍結はしていますが、湖面を歩くのはちょっと勇気がいります。今日は雨が降っていることもあり余計に危険でした。去年は完全に雪の中だったのでその違いに驚きました。今年のGWは月齢的に星の撮影に良いのでこられる方も多いはずです。場所取りなどでくれぐれも争わないように仲良くやってください。



今日やっとCanonからG9Xの景品が届きました。1月末のキャンペーンに応募して3ヶ月もかかりました。バッテリーとチャージャーのケースですが、このケースは良くできているのですが、チャージャーに使うのはもったいないのでカメラが修理から戻ってきたらそれを入れて使います。G9XはCCD面にゴミらしきものが付着して撮影画像に常にそれが写るので修理に出しました。デジタル一眼とかなら自分で掃除できますが、コンデジはそれができないので修理に出すしかありません。幸い保証期間内なので無償修理となりましたが、1年過ぎて修理となると1万円以上かかるようです。S110もつい先日壊れましたが、修理費用を聞いて断念しました。しかし、カメラの価格の50%以上にもなる修理費用は何とかして欲しいものです。

Vixen HRアイピースが凄いです!

2016-04-20 09:39:14 | 新製品等のご紹介


今話題のビクセンHRアイピースですが、昨夜初めて使ってみました。結果はタイトルのとおりです。

これまで国内外の多くのアイピースを使ってきましたが、これほど凄いものは久しぶりです。当店がビクセン商品を扱っているから過大に評価している訳ではなく、実際に使って最初に視野を覗いた瞬間素直にそう感じたからです。この商品は既に販売されているので使っている方も多いと思いますので、同様な環境で使っている方なら同意していただけるかと思います。

このHRアイピースは1.6mmから2.4mmまで3本のラインナップとなっておりますが、それぞれ近似した数値となっているので、基本的には1本あれば楽しめると思います。今使っているものはお借りしたデモ品ですのでお返ししないといけませんが、自分で1本買うとしたら間をとって2.0mmとなるでしょう。



使用した機材はいつものポラリエによるお気軽観測撮影セットです。FS60CBは焦点距離が355mmですので、1.6mmを使うと221倍もの超高倍率となります。一般的には口径の倍=120倍が適正倍率となりますが、その倍にもなるので、ちょっと無茶苦茶な感じはします。しかし実際に月面と木星を見たところ、とても明るく表面の縞模様がはっきり見えました。通常倍率を上げていくと暗くてコントラストも低くなるイメージですが、全くそんな感じはなく、私がいつも見ているセレストロンのC-11で見たイメージに近いものです。またさらに驚くのはアイピースの中央部と周辺部の光量の落ちを感じない上に像が端へいっても歪んだりボケたりしないことです。

元々このFS60CBは、ポラリエを使ったお気軽星雲星団撮影と観望用に買ったので月を見ることがあっても惑星を見ることはそれほどありませんでした。しかしこのHRアイピースのおかげでさらに観測用途が増えたことは喜ぶべきことです。何せこんな小さな望遠鏡で土星や木星、或は接近中の火星まで良く見ることができるのですから驚くしかありません。昔は6cm口径のミザールの屈折望遠鏡で木星や土星を見ていましたが、焦点距離がFS60の倍以上あっても今ほどは良くみえませんでした。



まぁ、若干の個人主観は入っておりますが、とても良い製品には変わりないと思っています。3万円もする高価なアイピースですが、1本あればその楽しみも倍加するはずですので、当方と同様な小口径で単焦点の望遠鏡をお持ちの方はぜひご検討ください。当店でも本日よりこの商品を扱いますが、若干の納期が必要なことはご理解ください。ただし今ご注文いただきますと、画像のビクセンオリジナルのLEDライト付きコンパスと天文カレンダーをお付けいたします。カレンダーは既に4月となっておりますが、まだ8ヶ月は使えますし、その日の月齢や天文現象も記載しているので便利です。カレンダーとコンパスを入れるとかなり御安いはずですし、このREDレッドライト付きコンパスは天体観測の必需品ですので、あって邪魔になるようなものではありません。ぜひこのチャンスにご注文をお願いいたします。



昨日はいつも依頼している製作所へ用事があったので途中「佐久穂町げんでる公園」で桜を撮ってきました。ほぼ満開の桜を見ることができました。この公園には昼間になるとお年寄りなどがお弁当を持って花見にやってきます。とてものどかで静かな花見ができる隠れたスポットです。



都会の桜と違って鯉のぼりが一緒に空に舞っているのは長野県ならではの風景です。桜と空の青さのコントラストがとても美しいです。まさにここでしか見られないオンリーワンの風景です。



中部横断道路の八千穂インターの工事が急ピッチで進んでいます。つまり高速道路が佐久穂町と小海町の中間にある八千穂高原の入り口に完成します。たぶん後2-3年以内には開通すると思いますが、これができると家から佐久平まで40分以上かかっていたものが、20分ほどで行けるようになります。そのまま走って関東や日本海方面へ高速でアクセスできるようになり、新幹線もさらに利用しやすくなります。それでも小海町は全国で過疎地指定された町で人口も減っています。晴天率も全国で一番と言っても良く、夏の猛暑でも涼しく過ごせるので、田舎暮らしをスタートさせるにはこれ以上ない環境です。まぁ、冬の寒さだけはいただけないですが、それを除けばとても住みやすいところです。

今日は東京から大事なお客様がみえるので、夕食をホテルで摂りながらゆっくりとビジネストークをしようと思っています。その後夜半過ぎに昇ってくる火星と土星をHRアイピースで見てみようと思っています。

やっと桜が咲き始めました

2016-04-18 17:49:16 | ブログ


こんなものが沢山出てきました。タカハシのTG-L微動体に付いていた金属シールです。本体から剥がしたものではなく、両面テープが貼ってあるので他のものにも貼付けられます。大きさは測っていませんが、上のモノキュラーと比較していただければだいたいのサイズは分かると思います。このシールはご要望があれば、300円/枚にて販売いたします。ただし当店の商品を何かご注文の際に一緒にご注文いただいたほうが送料の追加がないのでいいでしょう。タカハシ製品のアルミケースなどに貼付けてもいいでしょう。ご要望の方はご注文時にお知らせください。



やっとこの辺も桜が咲き始めました。都会の桜はもう散って葉が生えてきていると思いますが、ここはまだつぼみか咲き始めです。桜が入った星の撮影もしたいですが、近くに良い桜がありません。星が綺麗なところで人知れず咲いているような桜が最も良い被写体になります。山桜以外は人が植えたものなので、誰も居ないところには無いものです。



ここんところ毎日図面やスケッチブックと格闘しております。良く考えるとしばらく新しい商品を作っていなかったので、そろそろ何か面白いものを作らないといけないと考えて日々イラストレーターと格闘しております。時間的には余っているくらいで余裕はあるのですが、だからといってまた個人の特注製作をお受けるすることは考えておりません。ただし当店で以前に製作したもので図面などが残っているものについてはこの限りではありません。

それからAstronomikの当店だけで販売しているCanon EOS M/M3用CLSフィルターですが、通常よりかなりお安く販売しております。EOS Mをお持ちで一度も使われたことの無い方はぜひこの機会に使ってみてください。きっとその効果に驚かれるはずですし、そのお値段以上の効果をもたらしてくれるはずです。今月一杯くらいはセール価格で販売するつもりですが、その前に終わることもありますので、今一度ご検討いただければと思います。

これが本当のラストです!

2016-04-16 12:42:39 | ご来訪者様への御知らせ


製作終了後に何度かお問い合わせをいただきました「テレスコ工作工房 / タカハシTG-L コンパクト強化型 3Way経緯台」ですが、1台分だけ手元に保管してあった分を最後の1台として販売いたします。ただし原状この画像の状態ですので、ジョイント部品を作ってからお届けいたしますので少しお待たせいたします。



この分は自分でイベントなどで太陽望遠鏡を乗せて使うために純正クランプをこの長くてより強固に締め付けられるタイプに交換してあります。もちろんオリジナルで作った1点ものです。このクランプの必要性は使った人でないと思い浮かばないものです。4カ所にネジを切ってあるので、架台等に干渉する場合にはその方向を変えることができます。



また3Wayとなっているので、ビクセンGP赤道儀、SXG赤道儀、カメラ三脚(太ネジ3/8)と3種類の架台を使い分けることができるので、来年の北米日食などでも軽量コンパクトで且つガッチリしているのでいろいろなシーンで役立つはずです。基本部品はタカハシのTG-L微動体を使っているので、かなり頑丈で全周微動となっています。もちろんフリー回転もします。

以上ですが、本当にラストチャンスですので、できればお問い合わせをされた方にお買い上げいただきたいですが、たぶん土日でご覧になられていないかもしれないので、ご要望の方はぜひご注文ください。


最強の光害カットCLSフィルターをお安くしています!

2016-04-16 09:56:51 | Australia


本日より上記の機種用を通常よりお安く販売しております。ただしいずれも数点だけです。売り切れたら終わりです。このGWで撮影を予定されておられる方はぜひ一度使ってみてください。



画像は無改造のノーマルカメラです。この構図で撮った事がある方はその違いが一目瞭然だと思いますが、撮影直後の画像でも赤い星雲の存在が分かります。画像処理も特殊なコンポジットなどしていません。単画像です。



EOS M3と200mmレンズで撮っています。追尾はポラリエでPCB-EQ3セットに乗せています。ノーマルカメラでは完全にお手上げの北アメリカ星雲ですが、驚くべき写り方をします。

今月末からのゴールデンウィークは月齢的に最高ですので、使われたことの無い方はぜひ一度お試しください。



AP赤道儀のコンパクト2軸化ユニットをご注文の方へお知らせいたしますが、今月末くらいには仕上がる見込みです。長らくお待たせしておりますが、今少しだけお待ちください。また現在この赤緯軸のウェイト軸用のフレキシブル雲台ユニットを新たに作り直しています。より汎用性が高くなるように改良を加えました。これによりウェイトシャフトの代わりに微動雲台などを介してもう1本の鏡筒などを取り付けて使うこともできます。これにより海外日食撮影などでも大きく役立つはずです。

他にも、長年考え続けている「Kenko スカイメモR/RS」用の大型でコンパクトな微動雲台をデザインしています。これもこの夏までには完成させて商品化する予定です。微動雲台は専用の三脚など不要で、折り畳んだ状態でバックに収納して持ち運ぶことができる上に対荷重も10kg以上なので利用価値も高いと思います。

ところで今日の深夜遅くにまた大地震が熊本県周辺でありました。最初の震度7が本震かと思いきや、数日後に本震が起こるという驚くようなものです。このブログを書いている間にも震度6弱の大地震が起こっていますが、結果的に阪神大震災と同レベルの大地震となったそうです。規模とその被害は比較にはなりませんが、被害状況が全く見えないという意味では阪神大震災の時と同じだと思います。今日も全てのテレビ局が震災のニュースオンリーです。震源地が海にあったらさらに大変な被害になっていたかもしれません。とにかく今は被災者の無事とこれ以上被害が広がらないことを願いましょう。

肉眼黒点が見えています

2016-04-15 17:11:47 | ブログ


今日の肉眼黒点です。意外と知らない方も多いと思いますが、望遠鏡を使わなくてもその存在が分かるほどのものです。白色光で見ても黒点が出ていないとただののっぺらぼうです。厳密には白色光でも分かるものがあるのですが、普通に撮ってみても分からないと思います。

この太陽面はいつものお気軽撮影ズームアイピースで撮っていますが、スマホを接眼部に押し付けて撮るより遥かに簡単で良く写ります。スマホで撮るためのアイテムが海外品などで出ていますが、スマホは所詮スマホです。デジタルカメラにはかないません。しかしいずれはデジカメにスマホ機能がついたものが出て来るかもしれません。



昨夜のスターウォッチングは予想外の好天に恵まれて参加者に堪能していただきました。不思議なことに参加者全てが女性で、ガイドの私だけが男性という、普通の観望会ではあり得ないものとなりました。女性と言っても私と同年代かそれ以上の方々ばかりだったので、あまり気を使うことなく楽しくやらせていただきました。

昨晩は月もあり、木星もありで星もそこそこ見えていたので十分に楽しめたと思っています。これに土星が入ってくれば文句無しでした。町のど真ん中でスターウォッチングをやっても月があると星がたいして見えませんが、ここでは天の川も見えます。それだけ空気が澄んでいる上に光害が少ないということですが、その事をお話すると皆さん理解していただいてました。

次は5月のGWにやりますが、それは宿泊者対象なので天気さえ良ければ参加者は多いはずです。しかし安全等も考えて定員は設定します。大分前からホテル等でのスターウォッチングをやっていますが、年数が経っていても回数としては少ないので、まだまだ経験が足りないと思っています。私にとってのスターウォッチングは、一種のエンタテインメントと考えているので、星の知識は当然必要ですが、それと同じかそれ以上に必要なのが、ゲストを楽しませる話術や接客についての経験です。そういう意味でもまだまだ経験と勉強が必要です。

ところで、昨夜SWから戻ってきてテレビを見ていたら、いきなり警報が鳴って九州熊本で震度7の大地震が起こったとアナウンスが流れました。まるで311の時を彷彿させるタイミングでした。311の時はニュージーランドに居て撮影からホテルに戻った直後に東北で大震災が起こったことがテレビを見て分かりました。311ほどの被害は出ていませんが、それでも昨日から今日にかけてほとんどの放送局が延々と地震のニュースを流していました。熊本では相当数の家屋が倒壊しているそうですが、これが他のアジア圏の国だったらもっと大きな被害になっていたと思います。いずれにせよ、まだまだ被害の全容が掴めていないので、これから徐々に明らかになってくるでしょう。

TK-PPF ポラリエ専用極軸望遠鏡がお安いです!

2016-04-14 15:18:01 | ご来訪者様への御知らせ


今日はグッドなお知らせが一つあります。

本日よりポラリエ専用の極軸望遠鏡TK-PPFを通常価格の20%オフで販売しております。ただし数点だけですので、売り切れれば終わりです。またTK-PPFとPCB-EQ3セットの同時購入特典でPCB-EQ3セットも20%オフとさせていただきます。同時購入されることで、通常より1万円以上お得に買うことができます。ぜひこの機会にご注文ください。



今晩はここより上にある「小海リエックスリゾートホテル」にていつものスターウォッチングがあります。朝は雨でダメかと思っていたら午後から突然晴れてきて、この分なら何とかできそうです。このスターウォッチングは、東京の大手旅行会社が催行するバスツアーのスケジュールの一環としてやっているもので、去年から何度かやっています。この後にも5月のGWにも何回かありますが、それはホテルゲスト用に開催するものです。

スターウォッチングは、ボランティアでやっているだけならそれほど気も使うことはありませんが、代金をいただいている場合には、最大限ゲストを楽しませることを考える必要があります。これはボランティアだから適当にやれば良いという意味ではありませんが、無料のものとそうでないものではその受け入れ態勢には大きな違いがあります。基本的に私のやっているスターウォッチングは一種の接客業と考えてゲストさんらの対応をしています。言葉遣いから細かい気遣いなど、やっていることはホテルスタッフと同じです。ですから、これが終わるとホッとすると同時に疲れがどっと出てきます。

機材はいつも使っているビクセンSXP赤道儀とセレストロンC-11鏡筒です。今晩は月があるので星を見るには適さないですが、都会の空と違って満月でも結構星が見えるので、それなりに楽しめます。また木星も好機なのでそれも見せてあげられます。通常は望遠鏡1台につき10名を考えており、20名ならLX200-25GPSを使います。さらに10名増えるとLX200-20GPSという感じですが、一人で操作するのに3台の自動導入機は忙し過ぎて大変です。私の記録では一晩に200人を案内したのが最高ですが、二度とやりたくないものです。