本日ご注文の方々へ納品した当店オリジナル品「お気軽撮影ズームアイピース」です。数年前にCanonのPower Shot S90用を製作して、今はPower Shot G9X、G7XやSONY DSC RX100用など多くの種類を製作しました。この商品はカメラとアイピースをジョイントしたもので、汎用性はありませんが、コンデジで最も苦労する光軸の調整が不要となるために、アイピースを接眼部へ差し込む気軽さで天体の撮影が可能となります。
小口径望遠鏡でもこれまで難しかった星雲星団の撮影がコンデジでスナップ的な撮影方法で撮れてしまうこと、またより大きなシュミットカセグレンなどでは豊富な光量を活かしてワンショットで驚くような撮影ができるようになります。つまりこの商品は誰でも気軽に天体の姿を撮れることをその目的としています。本日以降いくつかの商品が在庫品となりますが、ズームアイピースの入荷を待ってからの発送となります。
今日で最後の発送を終えた当店オリジナル「TG-Lコンパクト3 way 経緯台セット」です。販売終了後にご要望がありましたので、1台だけとってあったものを販売いたしました。本来ならもっと製作したかったのですが、部品供給の問題でやむなく製作終了となりました。しかしまだご要望の方がおられると考えて、TG-L経緯台をお持ちの方のために部品供給できるように製作しております。
これに代わって新たに製作しているのが「TG-Sm コンパクト経緯台」です。基本的な形はTG-Lと同じですが、この商品は用途がちょっと違ってくると思っています。この経緯台は赤道儀に複数の望遠鏡を搭載して同一天体を観測撮影をするような場面やPSTなどの太陽望遠鏡で観測したり、ポータブル赤道儀で構図決めをスムーズにしたりとその用途が少なくないと思います。まだこれから作っていきますが、詳しいことが分かり次第お知らせいたします。
今日はニュースでも流れているように、あちこちで雪が降っています。標高1150メートルある当家でも夕方の外気温は1度です。たぶん夜になれば零下になると思います。雨が降れば当然雪になりますが、今は快晴の空です。日中は台風並みの風が吹いていましたが、今は静かになっています。ただし上空の風は強いままだと思うので惑星の撮影には向きません。火星が接近中ですが、山岳地帯なのでシーイングが良くありません。やはり南の島へ行くのが一番ですが、残念ながらその暇はありません。しかし2018年の大接近は、2003年と同じくインドネシアへ行きます。火星が天頂で最高の条件で撮影できるので、その予定を今からたてています。