おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

PCB-EQ2、P-Cubeは仕上がりましたが・・・

2013-07-31 19:08:14 | ご来訪者様への御知らせ

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長らくお待たせしている商品ですが、一部の方は今日から発送をしております。しかし、まだ予定数量の半数しか仕上がっておりませんので、今週お届けできるのはご注文者様の6-7割程度です。先週末に当方より商品完成のご案内をさせていただいていない方は、来週末近くの納期となります。明日できれば、全ての方へお支払いのご案内共々メールいたしますので、いま少しお付き合いをお願いいたします。

なお、今週は再三御知らせしているように、2日からの原村星まつりへの参加のために、8月2日~5日までは発送業務等が一切できません。従いまして、明日8月1日にPCB-EQ2、ウェイトセット同時ご注文の方へ発送させていただきます。この中にはお支払い完了をされた一部の方、完成の御知らせをしていない方も含まれております。当方より発送後のご連絡はいたしますので、突然商品が届くことは基本的にはありません。

また、もしお時間指定等のご要望をご注文時後にされている場合には、設定していない可能性がありますので、申し訳ないとは思いますが、不在票等によりクロネコヤマトへご連絡の上でお荷物を受け取ってください。この件や細かい個別のご要望は、今後お受けできるように準備しているところですので、不便かとは思いますが、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。商品到着までいま少しお待ちください。

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P-Cubeですが、現在在庫品としてあります。数は少ないですが、ご要望の方はオンラインショップよりご注文いただくか、週末の原村星まつり会場へ御越しください。現物を見て触って購入できる年に一度のチャンスです。

これ以降、しばらくは製作する予定はありません。代わりにこれまでも大好評だった、「TK-ALZM 微動調整経緯台」を新たに製作していきます。機能や汎用性はこちらのほうが高いですが、お値段も相応です。自分で言うのもなんですが、PSTを乗せて太陽観測をしたり、ポータブル赤道儀で極軸合わせをしたり、バードウォッチングに使ったりと重宝しています。ご要望の方は今しばらくお待ちください。


それから、以前からもご要望が多く、完売してしまっている「簡易赤緯軸ユニット」ですが、こちらも来月から製作をしていきます。現行品のPCB-EQ2にも使えるタイプも製作するかもしれませんが、まだ未定です。ベース部がφ30しかないので、これに適合するように作るのは簡単ではありません。また新たなことが分かり次第御知らせいたします。

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先日のブログでもご紹介したToast Pro用のスライディングカメラアームの新型です。今日完成しました。4台のみありますが、星まつりの会場で販売しますので、ご要望の方は御越しください。以前に製作したプロトタイプよりさらに170gほど軽量化して、480gまで落としました。強度的にも十分ですので、使いやすさ、汎用性、軽量コンパクトを考えるとこれが今考えうるベストの形です。今後はオンラインショップで販売していきます。


まもなく完成です!

2013-07-29 18:02:45 | ブログ

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まだ引き続き製作中ですが・・・、先日仕上がった分をアルマイト処理分とは別に塗装用のした処理をしました。明日一日かけて丁寧に塗装し、高温で焼き上げて仕上がります。最初のロット分は明後日から発送を開始します。アルマイト処理分も明後日上がってくる予定です。しかし、ウェイトセットがまだ製作中ですので、まずは単体でのご注文の一部の方へお届けし、追ってセット品の発送をしていく予定です。たぶん全てのご注文者様への発送が終わるのが来週以降になる見込みです。お待ちいただいているところ、大変申し訳ありませんが、今しばらくお待ちくださいませ。

P-Cubeユニットについては、単体でのご注文の方へは概ね今週末お届けできる見込みです。いま少しお待ちください。


今週は、週末からの星まつり等の準備がありますので、大変忙しいです。これが終わればまた少し落ち着いていきます。PCB-EQ2についての御知らせがあります。これまでご予約での販売が主でしたが、来月からは常時在庫できるように、準備手配しているところです。また販売の準備が整いましたら御知らせいたします。

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こんなものを見たことがあるかもしれませんが、富山製作所のMini Art STANDです。中古品で安かったこともあり、衝動買いしました。届いてからその重量にまず驚きました。何と、17kgもありました。中央ポールは伸縮して120cmくらいの高さまで伸びます。雲台が2台付いているので、ポータブル赤道儀用としても使えますし、お気軽観望としても役立ちそうです。

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これを買ったのは、そのまま使う訳ではなく、分解して塗装部分をサンドブラストで剥離させてから再塗装して綺麗に生き返らせるためです。今日、分解してみたら案外すんなりいったので、何とかなりそうです。後の問題は雲台部分だけで、それが綺麗に分解できれば直ぐに作業に入れます。

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さすがに、Art Panorama 170などのカメラ機材を製作している会社だけあって、細かい部分のつくりがしっかりしています。安価で見てくれだけ重視して作っている海外製品とは間違いなく一線を隔する製品です。当時の販売価格は分かりませんが、たぶん数万円以上は確実にしていたと思います。

これから機会があれば、こういった古い製品をリストアして生き返らせていきたいと思います。そのためには工場にもう少し道具や機械を増やす必要があります。工場が益々手狭になりますが、何とかしたいところです。


新型 Toast Pro TPSCB type-2

2013-07-27 19:36:54 | ポータブル赤道儀用改造改良

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これで2世代目となる「Toast Pro スライディング・カメラアーム」ですが、今日加工が終わりました。この後最終処理に入って完成となります。下にプロトタイプの画像をアップしておりますので、その違いを確認されてください。

プロトタイプとは、レール幅が65-50mmに変わっています。これにより、重量が650g-500gに軽量化されています。旧タイプではこれよりさらに100gほど軽かったですが、使用に際して工具が必要となるケースがあったりと幾分使いづらいところもあったようなので、そういった部分を改良してこの新型となりました。

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こちらが初期型となりますが、スライドレールの固定を中央のローレットネジでやっておりましたが、指で十分固定できないことを考えて敢えて2個取り付けてあります。それでも不十分な場合には、レンチで固定できるように既製品を使わずにこのネジも作っています。これはこれで軽量だったので良かったですが、やはりもう少し使いやすくしたかったので、新たなモデルを製作した次第です。

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最終的には「赤アルマイト」処理をして完成します。今回数台製作しましたが、いずれも来週末の「原村星まつり」にて販売いたします。その後継続的に販売するかどうかは、現状未定です。また今年からは胎内へは出展しないつもりですので、現物を見てご購入できるのは、この原村だけとなります。秋口の福島等へも行く予定はたてておりません。正直なところ、原村も見送るつもりでしたが・・・、唯一お客様とお会いしてお話ができる唯一の場でもありますので、原村だけは参加することにいたしました。

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こちらが、先日オンラインショップにて販売したプロトタイプです。ここからさらにスリムにしたのが、今回製作した新たなTPSCB type-2です。ご購入いただいた方が、直接お引取りをされたいとのことで、取り付けて撮影させていただきました。通常は直接のお引取りは特別な場合を除いてはお断りしております。しかし、いずれはご要望があれば、対応ができるようにはしようと準備しているところです。


ところで、PCB-EQ2は本日無事に加工が終了しました。これ以降最終処理へ入っていきますが、ご注文いただいた方で、後よりの方々につきましては、納期が来週末以降となりますことを予めご了承ください。また、原村星まつりでの直接お渡しは、特別な場合を除いてはお断りしております。すみませんが、発送にて対応とさせてください。また、P-Cubeについてですが、現在ご注文の方全てには、来週末にはお届けできるように準備しております。本日~明日にかけてご注文の方々にご案内をさせていただきますので、いま少しお待ちください。


世紀の大彗星「アイソン」を捉えるには・・・

2013-07-25 09:20:50 | ご来訪者様への御知らせ

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昨日の夕焼けです。久しぶりに綺麗なものを見ました。しかし、今日はまた昨日に引き続き”雨”です。”戻り梅雨”だそうですが・・・、まるでインドネシアの雨季のような日々です。最近良くテレビで言っている”ゲリラ豪雨”=”スコール”だと感じます。かなり以前に長期滞在していた時には毎日のようにこのスコールに苦労しておりました。一度振り出すと道が川になってしまい、あちらこちらで車がスタッキングを起こしていました。しかし、降り止むと何事もなかったように普段どおりの生活に戻ります。たぶん日本が気象変動により亜熱帯化しているのではないかと考えております。それが正しいかどうかは別ですが・・・


本題のアイソン彗星ですが、予想とおりの大彗星になりそうです。今朝、Explore Scientificからメールマガジンが届いて、そのことに触れておりましたのでご紹介します。興味のある方は下記アドレスへ訪問してみてください。

http://www.astronomyoutreach.net/skysup/CometISON.html

ちょっと画像類が沢山あるので、重たいですが、美しい画像と詳細なデーターを見ることができるでしょう。何時どのようにアイソン彗星が見えるのか画像等で紹介しています。全て英語ですが、翻訳サービスを利用すればある程度は理解できるでしょう。

アイソン彗星は、私も楽しみにしております。予想通りの姿になれば、ヘールボップ彗星の時以上のフィーバーになるでそう。あの時は望遠鏡ショップから望遠鏡が売り切れてしまって凄いことになっていましたが、今回はそれ以上かもしれません。しかし、メーカーさんはその時のことを経験として持っていますので、現在それに向けて増産体制をとっているでしょう。

当店で販売しているポラリエ雲台ベースも、ポラリエ本体が今後さらに売れていくものと予想しておりますので、できる範疇で製作数量を増やしていくつもりです。それに従い、新たな商品の開発もしていくつもりです。その一部は来週の星まつりでご覧いただけるでしょう。

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それから、お待たせしているPCB-EQ2、P-Cubeについてですが、P-Cubeは、予定通りに昨日アルマイト処理へ旅立ちました。今週末には仕上がる予定ですが、その他の小さなパーツが月末にならないと仕上がらないので、お届けはそれ以降となります。

また、PCB-EQ2ですが、今週末には全ての加工が終了し、以降アルマイト処理へ入っていきます。こちらも予定通りなら月末に仕上がるかもしれませんが、全てではありません。先日御知らせしましたように、来週末8月2日前後から遠征をされる方を優先で発送できるように準備しております。申し訳ありませんが、一部の方々へのお届けは8月5日以降となる可能性が高いことを予めお知りおきください。もし、お急ぎのご予定等ありましたら、メールで直接ご相談ください。ただし、数が多いと全てに対応できません。

いずれにせよ、今週末に上記商品の全てのご注文者様へ個別にお支払い等のご案内共々御知らせいたしますので、メール等のチェックをお願いいたします。


夏の銀河には、CLSフィルターが役立ちます!

2013-07-24 08:52:22 | ブログ

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今週から夏休みに入り、夏の暑さと共に夏最盛期に入っていきます。夜空も夏の大三角~天の川も夜半前には南中して夏の夜空のクライマックスになります。しかし、夏の銀河とその周辺の天体をカメラレンズで撮影しても、多くの地域が光害のためにその輝きを失っています。それを取り戻すには、少なからず機材の助けが必要です。Astronomik CLSフィルターをご存知無い方はぜひ一度使ってみてください。画像はEOS 60DにクリップONして撮影したもので、ノーマルカメラでは、光害に埋もれて天の川の細部や赤系の星雲星団も表現しにくいはずです。CLSフィルターは、先日入荷したばかりです。オンラインショップへお越しください。


昨日は、東京方面同様にこちらでも物凄い豪雨でした。しかし、驚くことに佐久穂町ではほとんど降らなかったのに対し、小海町では午後から延々降っていました。工場で仕上げ処理の作業をしながら猫御殿を作っていますが、屋外の作業がはかどりません。週末になるとポラリエ雲台ベースの仕上げにも入っていかないといけないので、それまでに何とかしたいところです。


来週末からいよいよ「原村星まつり」ですが、出展用の準備が着々と進んでいます。販促用の印刷物も入稿が全て完了し、今週中に全て届きます。商品に貼るラベルも仕上がりましたので、今後製作する品物には一部商品を除いては貼付して出荷します。以前から気になっていたものですが、やっと自社商品らしくなります。やはり商売をしている限りは小さくともこういったことにも気をくばっていくべきでしょう。もちろん、それ以上に気配りが必要な事柄があることは理解しております。

以前からもありましたが、忘れ物などが時折ありまして、ご注文の方には大変ご迷惑をおかけしており、大変申し訳ないことと思っております。秋口には新たな地へ移動するとともに、きちんとした管理運営システムを構築しながら、皆様にご迷惑をおかけしないように努力してまいります。


まもなく完成します!

2013-07-22 19:24:23 | ブログ

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P-Cubeの加工が終盤に入っております。後は細かい部品類を製作して、画像の部品類を仕上げ処理をすれば完成です。ポラリエ雲台ベース PCB-EQ2も終盤に入っており、一部来週末にはお届けできるように鋭意製作中です。

来週末は、月齢的にも良いので、あちらこちらへお出かけになられる方もいらっしゃるようですので、それには間に合うようにはしたいところですが、全ての方には無理かもしれません。もしそういったご事情がある方は、今週末までにメールで御知らせください。ただし、現状では必ずしもご要望にお答えできるか確約はできません。

テレスコ工作工房で製作している商品について、海外から良くお問い合わせがあります。米国の大手ディーラーからも発注を受けておりますが、まだどのような形で販売するか思案中です。しかし、そろそろ何とかしないといけないと思いますので、来月くらいをメドに海外でも販売ができるようにするつもりです。


今日は、土用の丑の日ですが・・・、なかなかスーパーで売っているウナギには手が出ません。国産だと高価な上に、見た目美味しく見えません。かといってわざわざ炎天下並んでまで3-5千円もするようなものを食べられるほどでもありません。しかし、たまには美味しいものを食べたいので、早く焼き窯を完成させて、炭火で美味しい肉でも焼いて食べたいものです。

最近は、かなり涼しくて過ごしやすいです。ここでは夜は毛布が必要なくらい気温が下がってくれるので、心地よい睡眠が得られています。先日のような猛暑がずっと続くと思っていたので、ちょっと安心しております。


久しぶりのSolar Maxですが・・・

2013-07-19 18:00:50 | Hα太陽望遠鏡関係

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今日、米国から長いこと待って届いた「Solar Max II 60DS-10」ですが、天候が午後から良くなってきたので早速2度目の検品作業を行いました。米国から出される前に一度検品をしており、移送中に問題が起こるといけないので、日本到着後に再度の検品をしております。これについては、自分で米国で検品をして持ち帰る場合でも必ず帰国後に再度の検品をしています。Solar Maxに限らずですが、このくらいしないと安心して使っていただけません。

しかし、今日無事に検品をして、その見え味の素晴らしさに安心いたしました。ご依頼者様も喜んでいただけるでしょう。

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このPSTは、双眼仕様にするために発注したもので、もう1本は既に手元にあります。それと組み合わせてオリジナルのBino Platformに乗せて納品します。ただ、一つ問題があり、接眼部のサイズが違っています。これからそれを補うためのアダプターを製作し、きちんと機能することを確認してお届けすることになります。このPSTも無事に良く見えて問題ないことを確認いたしました。

手元の1本と見え方を比較しましたが、大きく違わずにいずれも良く見えます。双眼仕様とするので、片方が良く見えて、もう片方が良く見えなかったりするのは組み合わせとしては適さないので、双方バランス良く見えるのがベストです。

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先日、製作したオリジナルの「Bino Platform for PST」ですが、今日やっと実際に見ることができました。調整も非常に楽で、覗いてから直ぐにアライメントが完了しました。工具も不要で簡単に調整ができるので、需要があれば販売してもいいですが、上記のこともあるので、簡単には売れる商品ではないでしょう。

しかし、双眼で見た太陽のHαイメージは立体的に見えて素晴らしいの一言です。

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アイピースも重要ですので、何種類か候補を出して、米国の友人に頼んでどれが良いか選択して欲しいと言ったら、このMeade UWA8.8mmを送ってきました。まだ日本では新しい製品ですが、製造元がJOCで、Explore ScientificのES8.8mmとほぼ同じ商品だと思います。ウォータープルーフの82度仕様です。ES8.8mmと違って接眼部が伸縮するので使う際には便利です。実際に覗いてみましたが、太陽像が視野一杯に広がって圧倒されます。

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このテレスコ工作工房オリジナルのBino Platformに乗せたTwin PSTは、来月の原村星まつりへ持っていきます。当日までにはさらにダブルスタック仕様にしていきます。興味のある方はぜひ当ブースへ御越しください。


P-Cube Unitのご予約受付中です!

2013-07-18 17:55:12 | ポータブル赤道儀関連

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前回は、初回での販売をして直ぐに完売してしまいました、このP-Cubeですが、現在新たに製作しております。それに伴い若干数量ですが、ご予約としてご注文をオンラインショップよりお受けしております。現物を実際に見てご購入されたい方は、来月の「原村星まつり2013」の会場へ御越しください。ただしご予約数量よりさらに数が少ないので直ぐに売り切れてしまうかもしれませんが、その場合にはご容赦ください。合わせて当日は「ポラリエ雲台ベース PCB-EQ2」もスペシャルバージョンの販売も行います。後2週間ほどのことですので、今しばらくお待ちください。

なお、PCB-EQ2、P-Cubeをネット上からご注文の方は、一通りの加工が来週終了します。それ以降最終仕上げ処理に入り、後に組み立て調整をしてお渡しとなります。いま少しの間お付き合いをお願いいたします。

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先日御知らせした「極軸調整支援装置」なるものですが、このように使います。ポラリエやポータブル赤道儀と自由雲台の間に入るもので、大まかな調整は自由雲台で行い、後の微調整をこの極軸調整支援装置にて行います。サイズ的にワンタッチ・シューと大差ないものなので、荷物の持っていけないような場所でも活躍してくれるはずですし、低重心なので、バランス的にも良いでしょう。画像のタイプは初期タイプなので、それからさらに大きく形を変えています。そのために図面を書いては捨てて、作っては変更して・・・という作業を日々続けています。

来月の星まつりに間に合うか分かりませんが、今週末から製作に入り、月末には仕上げたいと考えて準備しております。現在、最終のデザイン調整などを行っているので、場合によっては間に合わないかもしれませんが、その場合でもプロトタイプは持って行くつもりです。


梅雨は明けましたが・・・、夜の天候が今一つスッキリしません。良い天候を待っている間に、また月が大きくなってきました。この分だとまた秋口まで待って透明度が最高に良くなった時を見計らっての撮影となるでしょう。ここ数年は秋から冬にかけて素晴らしく天気が良いです。


スカイメモでも使える”極軸調整支援装置”

2013-07-16 19:00:55 | ポータブル赤道儀関連

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猫の家ばかりに手を焼いていられないので・・・、こんなものを作っています。お堅い名前ですが、上下左右の調整域が5度程度あります。調整は2本のネジだけで行いますので、これまでの微動マウントにあるような2本X2本ではありません。見た目シンプルですが、細かい部分で手がかかっています。

もちろん5度の調整範囲だけでは極軸合わせには不十分ですので、この調整装置をパンヘッド型のカメラ用自由雲台に乗せてあげる必要があります。予め自由雲台を操作して、極軸望遠鏡の視野内に北極星を入れて、後はこの支援装置を微調整することで極軸合わせが完了します。スカイメモの極軸望遠鏡の視野は8度ですので、その視野内に入っていれば自由雲台をがっちり固定してから、この極軸調整装置を使って極軸合わせを行います。

まだプロトタイプなので、このままの形になるかどうか分かりませんが、その調整機構はそのまま活かして作っていきます。


何でこんなものを作っているか・・・と申しますと、微動マウントをもっとシンプルにして、必要な調整幅を持たせて且つリーズナブルな価格を実現するために考えてみました。この調整装置は、オートガイダー用のベースとしても使うことができるので、その使い方によっては多くの用途を満足させられるものと期待しているところです。

以前から、スカイメモ用の微動マウントを作って欲しいというご要望がありますが、まだ確実な形にはなっておりません。とりあえず、月末までにある程度の数量を製作して、来月の「原村星まつり」にて先行販売を行う予定でおります。その後、良ければこちらでも販売するつもりです。数量的にはそれほど多くは作りません。興味のある方は当日当方のブースへ御越しください。


ここ数日前から、テレスコ工作工房のロゴデザインをしています。今週中に概ねのデザインが仕上がりますので、以降は印刷会社へデーター入稿をして、商品に貼付するシールや封筒などを印刷してもらいます。売り上げには直接結びつかない地味な仕事ですが、商売をしている以上は、大切なことです。昔からイラストレーター使いでしたので、こういう事には慣れているので、人様へ頼まずに自分でできるので費用の節約にもなります。


すっきりしません

2013-07-15 09:44:38 | ブログ

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連休最終日ですが、今一つ天候がよろしくなかったです。今日は晴れていますが、また夜になると曇って星も見えずでしょう。ここ数年前くらいから、梅雨明け直後の天候が良くありません。もちろん私の感じた範疇でのことです。夏も日中快晴で素晴らしい天気でも夜になると雲が出てきて観測もできません。

連休に入ってから猛暑がいくぶん和らいでいる感じです。小海町の高地では割合涼しくて、扇風機も使っていません。ただし直射日光はかなり強いので、日焼け対策は都会より必要かもしれません。


昨夜見たナショジオチャンネルで、地球上の氷河が異常な早さで溶けているというのをやっていましたが、私自身ニュージーランドへ度々訪れているので、実感しているところです。20年以上前に登ったタスマン氷河やフッカーバレーの姿が全然違っています。この異常な暑さは日本だけではないそうです。

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連休に入ってからは、お付き合いしている関連会社や金融機関などもお休みなので、ちょっとした休みになっています。こんな時にしかできないこともありますので、炎天下工作仕事をやります。といっても、猫の家づくりですが・・・。