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おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

Celestron/ Imaging source "Skylis Astronomy CCD Camera"

2013-07-03 17:25:08 | ニュース

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今朝、米国から入ってきた新情報です。

驚かないかもしれませんが、CelestronとImaging Source社が業務提携して新たな製品を開発発売されることになったようです。上の画像がその新製品ですが、「Skylis」という月惑星専用のCCDカメラです。最大120fpsのシャッターが切れるそうで、CCD等の電子部品はImaging Source社から供給を受けて、全体のデザインや販売等はCelestronがやるようです。

たぶん、これまでImaging Source社のカメラを使われた方には、違和感なく導入できると思いますし、これから使ってみたい方にとっても手を出しやすくなることは確かでしょう。付属CD-ROMには、キャプチャーソフトとスタッキングソフトが入っていますので、購入して直ぐに使うことができるように考えられているようです。

カメラの品番等見た限りでは、IM社のカメラそのものといった感じですが、問題は、そのお値段でしょう。Celestronが販売するかぎり、当然のことながら初心者なども対象に販売戦略を考えているはずですので、IM社の価格よりはリーズナブルになるような気がします。そうあって欲しいものです。当然のことながら国内代理店のシュミットさんなどでも販売開始されるはずです。

たぶん、販売開始は秋頃ではないかと予想しています。いずれにせよ、楽しみなニュースです。

http://www.celestron.com/astronomy/series/skyris/

http://www.astronomycameras.com/blog/archive/20130702/the-imaging-source-partners-with-celestron-for-new-line-of-advanced-astroimaging-cameras/


新型ポラリエ雲台ベース PCB-EQ2

2013-06-12 17:59:48 | ニュース

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今日仕上がってきた新型ポラリエ雲台ベースです。どんな姿になるのか楽しみにされていた方々もおられるかと思いますが、この画像を見てがっかりされるかもしれません。

”初期タイプと同じだな~”と思われるはずです。しかし前Type-EQとほとんど同じようにスムーズに回転してくれるように内部構造で工夫しています。要するに”初期タイプとEQタイプを合体してコンパクトにしたもの”と考えていただければ結構です。


今回のモデルは、これまでのタイプと違って、その都度着脱して使うことを想定しておりません。基本的には取り付けた状態で持ち運びしていただくように考えています。もちろん着脱は従来品とおりに可能ですが、これまでの方法とちょっと違っており、若干の注意が必要です。これについては、マニュアルに明記しますので、よろしくご留意ください。

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このタイプを製作するまでにはいろいろ試行錯誤を繰り返して悩みました。この雲台ベースをデザインするにあたり、絶対に譲れない部分は”極軸望遠鏡を装着したままポラリエを使える”というところです。この部分は最も重要度が高いもので、これができなければポラリエ雲台ベースも製作する意味がありません。

また、Type-EQからそうしていますが、”スムーズな極軸フリー回転ができる”という部分もそのまま残しながらコンパクトにすること、軽量化することを目指しました結果がこの新型のPCB-EQ2です。

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自由雲台を取り付けるためのローレットネジですが、上下2箇所ある雲台ベースの片側のみ標準で付属していますが、このネジもベースから飛び出さないようにデザインしました。一見回しにくい感じに見えますが、十分指でつまめるだけのサイズですので、問題はないはずです。どうしても強固に固定したいような機材を搭載する場合には、市販されている1/4オスオスネジなどを併用すれば十分でしょう。

前Type-EQよりは180gほど減量した上にサイズも6割程度になりました。初期タイプよりは僅かに重量がありますが、機能を考えた場合にはこれがベストだと思います。

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今回販売分より、PCB-EQ2とウェイトセット(ウェイト-700g、シャフト-150mm)は別売りとなります。画像のような使い方では両端にカメラを取り付けたりする場合には不要でも構わないからです。ただしバランスをきっちりとるために、補助的なウェイトとなるものをカメラにぶら下げるなどしてください。簡単な方法としては、コンビニの袋に石ころを入れるなどして方々にぶらさげるなどすれば、ウェイト無しでもバランスがとれるようになるはずです。まぁ、見た目格好良いものではありませんが・・・

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今週末6月15日から手前の青と赤2種類を販売いたします。もちろん即納品としてです。商品は既に完成して手元にあります。ただし、ウェイトセットは全てにいきわたるほどご用意しておりません。もし数量を超えてご注文があった場合には、今月末くらいまでお待ちいただくようになりますので、予めご了承ください。なお、画像に付いているシルバーのローレットネジは片側1個しか付属しません。2個必要な方はご注文時に御知らせください。

また、画像上に写っている新型極軸調整台「P-Cube」は、今日全ての加工を終了して明日から最終処理に入ります。予定では、PCB-EQ2に1週間遅れること来週末6月22日からの発売となります。こちらも青と赤の2色展開での販売となります。もちろん即納品です。


最後に、今回はPCB-EQ2、P-Cubeのいずれも即納品として販売となりますが、販売状況を見て、次回からはまたご予約扱いとなるかもしれません。もしご要望とおりに購入できなかった方はお手数ですが、次回のご予約でご注文ください。


TAU CETI社のX-Y Finder

2011-06-05 19:41:54 | ニュース

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OrionのX-Y Guiderとは違う米国「TAU CETI社」の「X-Y Finder」です。両者似た作りで用途も同じですが、後者のほうがややコンパクトで細かい部分で精度良く作られています。Orion社のものはかなり以前に使ったことがありますが、作りが大雑把な感じです。TAU CETI社ではST-4用のフリップミラーも作っているので、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。

先日のRTMCのスワップミートでたまたま入手しましたものです。これを若干改造して、ミードのフリップミラーを取り付けてオートガイダー用に使用する予定です。また製作しましたら、こちらでご紹介いたします。

商品の詳細は、以下のHPをご参照ください。http://www.us-astro.com/XYF.htm


Losmandy Portable EQの続報

2011-06-02 08:30:30 | ニュース

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どうやら新型ポタ赤は、システム化された赤道儀のようで、使用スタイルによって多種多用なパーツ類を用意しているそうです。シングルアクシスではポタ赤として、ダブルアクシスでは赤道儀として機能し、オートガイダーも使用可能だそうです。これまで販売されていたパーツ類はそのまま使えるようなので、GOTO仕様にもなるようです。できれば海外に先駆けて日本のメーカーでこういった製品を作ってほしかったところですが、先を越されてしまった感じです。


タカハシのPM-1は、先日スターベースへ行った際に現物を見ましたが、これもある意味システム赤道儀です。しかし、ポータブル赤道儀として使うには、ちょっときびしい仕様です。どうせつくるなら、完全にシステム化して、ポタ赤にも、赤道儀にも、またGOTO仕様にもなる新たなコントローラーを開発して、オプションでもいいから装着できるようにして欲しかったです。米国のショップなどでも画像を見せて意見を聞きましたが・・・、いずれも否定的なものでした。


このLosmandyのポタ赤は、たぶん7月に一般向けのイベント等でお披露目をするようなので、その時に現物を見ることができるでしょう。またその時はこちらにてアナウンスいたします。その時に発売されていれば、もちろん購入して使ってみます。


Big News ? Losmandy Potable Equatorial Mount

2011-06-01 11:35:31 | ニュース

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現地で聞いた話ですが・・・、あのLosmandy社から新型赤道儀が出るそうです。それも、ポータブル赤道儀です。価格は600ドル程度だそうですが、まだ出るまでは確定していないみたいです。驚くことにベースとなっているのは高精度で定評のあるGM-8赤道儀だそうです。これを小さくして赤緯ユニットが無く、脚取り付け部がカメラ三脚が取り付くような形状を想像すれば、だいたい形が見えてきます。


春先にLosmandy社がショップにデモのために持ってきた時に現物を見たそうですが、格好良くて精度も期待できるそうです。Polar FinderもKenkoパターンが別売りで従来品が使えるようです。他にも、赤緯軸などのユニットも取り付けて赤道儀として機能する上に、オートガイダーも装着できるみたいです。各パーツはユニット化されて、多種多用な用途に答えることができるようです。いずれにせよ、凄いものがやってきそうな予感です。


発売は夏以降になるのでは?・・・とのことです。実際に発売されれば国内ポタ赤市場にも多大な影響を及ぼすでしょう。日本でもビクセンが夏以降くらいに新型ポタ赤を発売するようですが、価格が6万円弱くらいのようで、極望も別売りですので、そうなると形状からそれほどの精度は期待できないので、海外での販売は苦戦するでしょう。


RTMCでWilliam Optecsと話しましたが、ポタ赤の開発はしたいところだが・・・、台湾での生産ではコストが日本並みかそれ以上にかかるので、中国生産ができれば別だが、現状では難しいと言ってました。iOptronの下位機種が100ドル程度で生産できるのですから、ポタ赤ならもっと安価にできるでしょう。いずれ、そういったことも含めて中国へ行ってみようと考えています。ただし、言葉が全くダメなので行くだけでも大変です。2009年の時は本当に参りました。


クライストチャーチの大地震(2)

2011-02-23 18:07:03 | ニュース

連日ニュースで報道されていますが、扱いがかなり大きくなっています。理由は日本人が被害にあっていることなどですが・・・、元々治安が良く、語学学習やワーキングホリデー、或いは旅行で訪問する方が非常に多く、そんな国で起こったことも扱いが大きい理由でしょう。ニュースを見て情報を得ているところですが、時間が経過するにつれて被害の凄さが段々伝わってきています。まさに直下型地震の怖さでしょう。


今日もクライストチャーチのレンタカー会社へ連絡したところ、貸し出しには問題ないが、市内への乗り入れはできない状態だと言ってました。このレンタカー会社のオーナー夫婦の娘さんは日本への留学経験があり、それを生かして現地の学校で日本語を教えているそうです。それもあって、日本人が数多く被害にあっていることに心を痛めておりました。


現在ニュージーランドへは渡航自粛するように外務省やNZ政府から通達が出ておりますが、とりあえず私が行く先は被害も出ていないので、予定通りに渡航するつもりです。ただし、出国前夜はクライストチャーチへ泊まらないといけないので、現状況からして空港近くのホテルへ泊まることになるでしょう。去年の6月に泊まったホテルへは規制で入れないそうです。ただし、それほど長くは続かないでしょう。


クライストチャーチが大地震です!

2011-02-22 18:39:22 | ニュース

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今朝、ニュースを見て「NZでマグニチュード6.3の地震」とありましたが、去年の9月にも同じような地震がありましたので、大したことはないだろ~と思っておりましたら・・・、お昼のニュース映像から大変な大地震だったことが分かりました。早速現地のニュージーランド人の友人に電話をしたところ、クライストチャーチは震源地から10kmほど離れているので、まだマシであると言っておりました。実際に大変なのは震源地に近い「リトルトン ハーバー」らしいです。クライストチャーチからリトルトンへ入るトンネルがあるのですが、これが通行止めになっているようです。現地のテレビ局でも地上からアクセスができないので、情報が伝えられないそうです。友人が言うには、相当な被害が出ているのではないか?ということです。


私も28日からクライストチャーチへ入りますので、人事ではありません。現地の空港も閉鎖されているようです。心配だったのでエア・ニュージーランドへ聞いてみたところ、現在はキャンセル(フライトの)はないそうで、28日なら日が少し経っているので万が一、チャーチの空港が使えなくてもその近辺の空港へ降りるので問題ないそうです。たぶん当日のフライトは日本から現地へ家族の安否を確認するために渡航する方やニュージーランドから日本へ仕事や旅行等で来ている方々が利用するので満席になるでしょう。私的には空いているフライトでのんびり行きたいところですが、仕方ありません。


私も過去に大地震を2度経験しているので、その怖さは良く分かっていますが、ニュージーランドでこんな大地震が起こるとは想像もできませんでした。これまで何度と無く中に入ったり外から写真を撮ったあの大聖堂が破壊されてしまっているのには、大変複雑な心境です。クライストチャーチには歴史的に価値のある古い教会などが数多くあります。そういう建物は当然のことながら、耐震措置などはされていなかったでしょう。こういった歴史ある建造物は一度壊れると復元するには大変な労力と時間がかかるものです。今はとにかく早く現地へ行ってどのような状況になっているのか自分の眼で確認したいところです。それと、まだ多くの200名を超える方々が建物の中に取り残されているそうですが、早く安全に救出されることを願うのみです。


ニュージーランドは洪水と酷暑で大変!

2011-02-06 12:44:18 | ニュース

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ブログでもアナウンスしていますように、月末からニュージーランドへ遠征しますが・・・、そのNZが今大変なことになっています。今朝、Webニュースを見て驚きました。隣が南極の暑さとはご縁が無さそうな国なのに、連日猛暑で30度を超える暑さだそうです。ニュースを見てから直ぐに現地の知人へ電話したところ、その暑さは半端じゃなくて、午後1時過ぎで36度もあるそうです。去年の日本の夏も猛暑で40度というのもありましたが・・・、日本の夏が30度を超えるのは珍しいことではありません。しかし、NZで30度オーバーの36度というのは、どう考えても異常です。


元々そんなに暑くなる国ではありませんし、私が初めて行った頃は真夏でも20度を少し越えればいいくらいの気候でした。しかし、それが36度・・・というのは全く考えられません。それだけでなく、連日オーストラリアの洪水についてニュースで放送されていますが、お隣のNZでも洪水で大きな被害が出ているそうです。知人は南島北端に住んでいますが、床上まで浸水したそうで、”庭に舟があったら海へ直接出れたよ!”と笑っていたくらいです。現地では今も大雨洪水警報が各地で出ているようで、日本のように気候の変化に慣れていない部分もあるので、かなり大変のようです。とりあえず、暑さについては後3週間あるので、少しは収まって欲しいところです。


地球外生命の可能性・・・モノレイク

2010-12-03 16:08:52 | ニュース

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昨日から天文界に限らず、世間を騒がしているNASAによる公式声明ですが、その大きな発見をしたのが、カリフォルニア州北東部の「モノレイク」です。実は、私がこれまで何度か撮影に行っているところで、星の撮影地としてはとても気に入っている場所でもあります。


今回声明を発表した時の会場がモノレイクのビジターズセンターで、モノレイクの生い立ちや湖には太古からの未知の微生物が生息しているのではないか・・ということで生物学者などから注目されていた場所でした。それが結果として今回の大発見に至ったわけでしょう。残念ながら宇宙人との共同会見というわけにはいかなかったようですが、宇宙生物学的には大発見と言えるのでしょう。いずれにせよ、早く地球外知的生命体というものにお眼にかかりたいものです。

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このモノレイクへはロスアンゼルスから車で約6~7時間くらいのロングドライブです。ここからさらにR120を上がっていくとタイオガ峠を越えて、あの有名な「ヨセミテ国立公園」に入ります。タイオガパスは標高3000m近い高所を越えていきますので、途中いくつもの絶景が眼に入ります。日本人にはなじみの薄い場所ですが、このモノレイクも含めて、R395沿いには数多くの絶景ポイントがあります。星景写真を撮るにも、天体写真を撮るにも標高が高く最高の星空が期待できるところですので、一度は訪れてもいいでしょう。


といっても、星景写真を撮る方は、こんなところへは来ずに、一路グランドサークルを目指すでしょうね。ちなみに、私は一度も行ったことがありません。理由の一つは遠いからです。それともう一つは、公園が広すぎてポイントが絞りきれないことと、あまりに有名になりすぎて、写真を撮りたいという意欲が今ひとつ沸かないからでしょう。まあ、そんなわけで未だに行ってません。しかし、機会があれば一度は行ってみたいと思います。

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Nikon NAV-HWアイピースがやって来ました!

2010-11-02 22:09:02 | ニュース

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ちょっと遅くなりましたが、Nikonの新型アイピースがやって来ました。NAV-17HWと12.5HWです。大変高価なアイピースですが、最初に驚いたのは元箱の大きさです。BORG45EDくらいが入っていそうな大きさで、とてもアイピースが入っているとは思えませんでした。8月の星祭りで何度か使わせてもらいましたが、その時はそれほど感じませんでしたが、本日手にとってみると、102度のアイピースだけあって大きいです。

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私も使っている話題の「Exploler Scientific」のES-20mm100度のアイピースと比較してみました。大きさはそれほど変わりません。若干ES-20mmが太いですが、長さはほとんど同じです。重量はES-20mmが少し重たいです。見え味はどちらが良いかはまだ比較しておりませんが、天候が良かったらNikon 10cmEDで試してみたいと思います。

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コーティングカラーは類似しています。レンズ径はHWのほうが若干大きいです。ES-20mmはN2窒素ガス封入しているので、ウォータープルーフ仕様ですが、HWは全くノーマルです。日本のような高温多湿な気候では、N2仕様は必需的スペックでしょう。ES社がこの仕様にしたのはアジア圏での販売も見込んでのことでしょう。同社の新型82度タイプもN2仕様にしています。まだ入手しておりませんが、近日中に入手する予定です。余談でしたが・・・、まずはこのHWアイピースをNikon 10cmEDで使ってみるつもりです。