
今日仕上がってきた新型ポラリエ雲台ベースです。どんな姿になるのか楽しみにされていた方々もおられるかと思いますが、この画像を見てがっかりされるかもしれません。
”初期タイプと同じだな~”と思われるはずです。しかし前Type-EQとほとんど同じようにスムーズに回転してくれるように内部構造で工夫しています。要するに”初期タイプとEQタイプを合体してコンパクトにしたもの”と考えていただければ結構です。
今回のモデルは、これまでのタイプと違って、その都度着脱して使うことを想定しておりません。基本的には取り付けた状態で持ち運びしていただくように考えています。もちろん着脱は従来品とおりに可能ですが、これまでの方法とちょっと違っており、若干の注意が必要です。これについては、マニュアルに明記しますので、よろしくご留意ください。

このタイプを製作するまでにはいろいろ試行錯誤を繰り返して悩みました。この雲台ベースをデザインするにあたり、絶対に譲れない部分は”極軸望遠鏡を装着したままポラリエを使える”というところです。この部分は最も重要度が高いもので、これができなければポラリエ雲台ベースも製作する意味がありません。
また、Type-EQからそうしていますが、”スムーズな極軸フリー回転ができる”という部分もそのまま残しながらコンパクトにすること、軽量化することを目指しました結果がこの新型のPCB-EQ2です。

自由雲台を取り付けるためのローレットネジですが、上下2箇所ある雲台ベースの片側のみ標準で付属していますが、このネジもベースから飛び出さないようにデザインしました。一見回しにくい感じに見えますが、十分指でつまめるだけのサイズですので、問題はないはずです。どうしても強固に固定したいような機材を搭載する場合には、市販されている1/4オスオスネジなどを併用すれば十分でしょう。
前Type-EQよりは180gほど減量した上にサイズも6割程度になりました。初期タイプよりは僅かに重量がありますが、機能を考えた場合にはこれがベストだと思います。

今回販売分より、PCB-EQ2とウェイトセット(ウェイト-700g、シャフト-150mm)は別売りとなります。画像のような使い方では両端にカメラを取り付けたりする場合には不要でも構わないからです。ただしバランスをきっちりとるために、補助的なウェイトとなるものをカメラにぶら下げるなどしてください。簡単な方法としては、コンビニの袋に石ころを入れるなどして方々にぶらさげるなどすれば、ウェイト無しでもバランスがとれるようになるはずです。まぁ、見た目格好良いものではありませんが・・・

今週末6月15日から手前の青と赤2種類を販売いたします。もちろん即納品としてです。商品は既に完成して手元にあります。ただし、ウェイトセットは全てにいきわたるほどご用意しておりません。もし数量を超えてご注文があった場合には、今月末くらいまでお待ちいただくようになりますので、予めご了承ください。なお、画像に付いているシルバーのローレットネジは片側1個しか付属しません。2個必要な方はご注文時に御知らせください。
また、画像上に写っている新型極軸調整台「P-Cube」は、今日全ての加工を終了して明日から最終処理に入ります。予定では、PCB-EQ2に1週間遅れること来週末6月22日からの発売となります。こちらも青と赤の2色展開での販売となります。もちろん即納品です。
最後に、今回はPCB-EQ2、P-Cubeのいずれも即納品として販売となりますが、販売状況を見て、次回からはまたご予約扱いとなるかもしれません。もしご要望とおりに購入できなかった方はお手数ですが、次回のご予約でご注文ください。